JPH07298842A - コンニャクを素材とした飲食材料と、その製法 - Google Patents
コンニャクを素材とした飲食材料と、その製法Info
- Publication number
- JPH07298842A JPH07298842A JP6117541A JP11754194A JPH07298842A JP H07298842 A JPH07298842 A JP H07298842A JP 6117541 A JP6117541 A JP 6117541A JP 11754194 A JP11754194 A JP 11754194A JP H07298842 A JPH07298842 A JP H07298842A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- konjak
- food
- acid
- raw material
- drink
- Prior art date
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- Pending
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- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
- Confectionery (AREA)
- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンニャクを素材とした主として嗜好性飲食
品を得るための材料を提供するものである。 【構成】 コンニャク原料中に石灰乳を常法より30〜
50%多目に混入して後のpH降下の際のゲル崩壊を防
止し、これを粒状に成形ないし粗片に破砕した後ジュ−
サ−により液化し、さらにこれにリンゴ酸,クエン酸,
メタリン酸等のpH降下剤を添加してpH5以下とし、
液状そのまま、又はこれを脱水処理して餡状物ないし繊
維状物にして成る、コンニャクを素材とした飲食材料
と、その製法。
品を得るための材料を提供するものである。 【構成】 コンニャク原料中に石灰乳を常法より30〜
50%多目に混入して後のpH降下の際のゲル崩壊を防
止し、これを粒状に成形ないし粗片に破砕した後ジュ−
サ−により液化し、さらにこれにリンゴ酸,クエン酸,
メタリン酸等のpH降下剤を添加してpH5以下とし、
液状そのまま、又はこれを脱水処理して餡状物ないし繊
維状物にして成る、コンニャクを素材とした飲食材料
と、その製法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンニャクを素材と
した主として嗜好性飲食品を得るための材料に関する。
した主として嗜好性飲食品を得るための材料に関する。
【0002】
【従来技術】これまでに、不揃いの粗片に破砕したコン
ニャク(即ち板コンヤクのちぎり片)や製造段階で粒化
した粒コンニャクが見られるが、コンニャクの組成は変
らず、所謂変形コンニャクとして食品の混入素材に供さ
れている。
ニャク(即ち板コンヤクのちぎり片)や製造段階で粒化
した粒コンニャクが見られるが、コンニャクの組成は変
らず、所謂変形コンニャクとして食品の混入素材に供さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コンニャク
を液状(より正確にはコンニャク細粒子の浮遊攪拌液)
又は餡状物ないし繊維状物とするとともに酸性化を図
り、各種エステル等の合成香料又は天然香料や甘味料を
添加することにより、嗜好性に富む飲料ないし食品を得
るためのコンニャクを素材とした飲食材料を提供しよう
とするものである。
を液状(より正確にはコンニャク細粒子の浮遊攪拌液)
又は餡状物ないし繊維状物とするとともに酸性化を図
り、各種エステル等の合成香料又は天然香料や甘味料を
添加することにより、嗜好性に富む飲料ないし食品を得
るためのコンニャクを素材とした飲食材料を提供しよう
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、コンニャク原料中に石灰乳を常法より3
0〜50%多目に混入して後のpH降下の際のゲル崩壊
を防止する。次いで、これを粒コンニャク製造機により
粒状に成形、あるいは固化後破砕機により粗片に破砕す
る。次いで、上記粒あるいは粗片をジュ−サ−により液
状化する。次いで、これにリンゴ酸,クエン酸,メタリ
ン酸等のpH降下剤を添加してpH5以下とする。即ち
酸性化を図る。そして液状そのまま、又はこれを脱水処
理して餡状物ないし繊維状物にして得る、コンニャクを
素材とした飲食材料と、その製法である。
め、本発明は、コンニャク原料中に石灰乳を常法より3
0〜50%多目に混入して後のpH降下の際のゲル崩壊
を防止する。次いで、これを粒コンニャク製造機により
粒状に成形、あるいは固化後破砕機により粗片に破砕す
る。次いで、上記粒あるいは粗片をジュ−サ−により液
状化する。次いで、これにリンゴ酸,クエン酸,メタリ
ン酸等のpH降下剤を添加してpH5以下とする。即ち
酸性化を図る。そして液状そのまま、又はこれを脱水処
理して餡状物ないし繊維状物にして得る、コンニャクを
素材とした飲食材料と、その製法である。
【0005】
【実施例】コンニャク原料中に石灰乳を、常法より40
%多目に混入して、後のPH降下の際のゲル崩壊を防止
する。次いで、これを粒コンニャク製造機、例えば特許
第1796218号の粒コンニャクの製造装置により、
米粒大の粒状に成形する。このように粒化したのは、後
のジュ−サ−掛けに際し、水と混合しての攪拌作用を円
滑促進せしめて均一液状化を助け、飲食品としての素地
をつくるためである。次いで、これを所定量の水と混合
してジュ−サ−に掛け液状化を図る。この液状は、コン
ニャク粒が水に溶解するのではないから完全液化ではな
く、あくまでもコンニャク細粒子の浮遊攪拌液である。
次いで、これにリンゴ酸を適量添加してpH値を4に降
下させる。即ち酸性化を図り、後の飲食品としての保存
性、殺菌性を保持させる。そして液状そのままで、又は
これを脱水処理して餡状物に、あるいは完全脱水して繊
維状物にして、コンニャクを素材とした飲食材料を得
る。
%多目に混入して、後のPH降下の際のゲル崩壊を防止
する。次いで、これを粒コンニャク製造機、例えば特許
第1796218号の粒コンニャクの製造装置により、
米粒大の粒状に成形する。このように粒化したのは、後
のジュ−サ−掛けに際し、水と混合しての攪拌作用を円
滑促進せしめて均一液状化を助け、飲食品としての素地
をつくるためである。次いで、これを所定量の水と混合
してジュ−サ−に掛け液状化を図る。この液状は、コン
ニャク粒が水に溶解するのではないから完全液化ではな
く、あくまでもコンニャク細粒子の浮遊攪拌液である。
次いで、これにリンゴ酸を適量添加してpH値を4に降
下させる。即ち酸性化を図り、後の飲食品としての保存
性、殺菌性を保持させる。そして液状そのままで、又は
これを脱水処理して餡状物に、あるいは完全脱水して繊
維状物にして、コンニャクを素材とした飲食材料を得
る。
【0006】
(イ)清涼飲料として 上記製法によって得たコンニャク細粒子の浮遊攪拌液
に、各種エステルの合成香料と甘味料を添加することに
より、リンゴ、ナシ、パイナップル、バナナ等の香りを
呈した嗜好性に富むネクタ−状の清涼飲料を製すること
ができる。 (ロ)餡状食品として 上記製法によって得たコンニャク細粒子の浮遊攪拌液を
適宜脱水すると餡状物が得られるので、これに甘味料と
食用色素を加えて、各種和え物、菓子の餡代替物などと
して利用することができる。 (ハ)食物繊維に富む食品材料として 上記製法によって得たコンニャク細粒子の浮遊攪拌液を
完全脱水(残存水分僅少)して繊維状物とし、これをハ
ンバ−ク、シュウマイ、ギョウザ、サラダ等に混入する
ことにより、食物繊維に富んだカロリ−調整食が得られ
る。
に、各種エステルの合成香料と甘味料を添加することに
より、リンゴ、ナシ、パイナップル、バナナ等の香りを
呈した嗜好性に富むネクタ−状の清涼飲料を製すること
ができる。 (ロ)餡状食品として 上記製法によって得たコンニャク細粒子の浮遊攪拌液を
適宜脱水すると餡状物が得られるので、これに甘味料と
食用色素を加えて、各種和え物、菓子の餡代替物などと
して利用することができる。 (ハ)食物繊維に富む食品材料として 上記製法によって得たコンニャク細粒子の浮遊攪拌液を
完全脱水(残存水分僅少)して繊維状物とし、これをハ
ンバ−ク、シュウマイ、ギョウザ、サラダ等に混入する
ことにより、食物繊維に富んだカロリ−調整食が得られ
る。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上のようで、コンニャクを一
旦粒状ないし粗片としたうえ、ジュ−サ−に掛けて均一
したコンニャク細粒子の浮遊攪拌液を得、これにpH降
下剤を添加してpH5以下(即ち酸性)に調整して飲食
品としての保存性、殺菌性に適合させ、これを液状その
ままで又は適宜脱水して餡状物にあるいは完全脱水して
繊維状物にして成るものであるから、これらと合成香
料、甘味料、食用色素とのの適宜組合わせにより各種嗜
好性飲食品その他一般飲食品の材料、混ぜ物として利用
できる。そしてコンニャクの保有する食物繊維素、低カ
ロリ−性から、健康食としても注目に値するものであ
る。
旦粒状ないし粗片としたうえ、ジュ−サ−に掛けて均一
したコンニャク細粒子の浮遊攪拌液を得、これにpH降
下剤を添加してpH5以下(即ち酸性)に調整して飲食
品としての保存性、殺菌性に適合させ、これを液状その
ままで又は適宜脱水して餡状物にあるいは完全脱水して
繊維状物にして成るものであるから、これらと合成香
料、甘味料、食用色素とのの適宜組合わせにより各種嗜
好性飲食品その他一般飲食品の材料、混ぜ物として利用
できる。そしてコンニャクの保有する食物繊維素、低カ
ロリ−性から、健康食としても注目に値するものであ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23L 2/52
Claims (2)
- 【請求項1】 コンニャク原料中に石灰乳を常法より3
0〜50%多目に混入して後のpH降下の際のゲル崩壊
を防止し、これを粒状に成形ないし粗片に破砕した後ジ
ュ−サ−により液化し、さらにこれにリンゴ酸,クエン
酸,メタリン酸等のpH降下剤を添加してpH5以下と
し、液状そのまま、あるいはこれを脱水処理して餡状物
ないし繊維状物にして得る、コンニャクを素材とした飲
食材料。 - 【請求項2】 コンニャク原料中に石灰乳を常法より3
0〜50%多目に混入して後のPH降下の際のゲル崩壊
を防止し、これを粒コンニャク製造機により粒状に成形
しあるいは固化後破砕機により粗片に破砕し、これをジ
ュ−サ−により液化し、さらにこれにリンゴ酸,クエン
酸,メタリン酸等のpH降下剤を添加してpH5以下と
し、液状そのまま、又はこれを脱水機により脱水処理し
て餡状物ないし繊維状物にして成る、コンニャクを素材
とした飲食材料の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6117541A JPH07298842A (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | コンニャクを素材とした飲食材料と、その製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6117541A JPH07298842A (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | コンニャクを素材とした飲食材料と、その製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07298842A true JPH07298842A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14714357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6117541A Pending JPH07298842A (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | コンニャクを素材とした飲食材料と、その製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07298842A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100727251B1 (ko) * | 2006-06-19 | 2007-06-11 | 주식회사오뚜기 | 바로 먹을 수 있는 저칼로리 레토르트 곤약면의 제조방법 |
US7749550B2 (en) * | 2006-01-11 | 2010-07-06 | Seiya Sakurai | Fluid konjak material and its production and use |
JP5136796B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2013-02-06 | ライオン株式会社 | 液体経口用組成物 |
-
1994
- 1994-05-06 JP JP6117541A patent/JPH07298842A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7749550B2 (en) * | 2006-01-11 | 2010-07-06 | Seiya Sakurai | Fluid konjak material and its production and use |
JP5136796B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2013-02-06 | ライオン株式会社 | 液体経口用組成物 |
KR100727251B1 (ko) * | 2006-06-19 | 2007-06-11 | 주식회사오뚜기 | 바로 먹을 수 있는 저칼로리 레토르트 곤약면의 제조방법 |
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