JPH07298681A - 回診用x線装置の走行用モーター回路 - Google Patents

回診用x線装置の走行用モーター回路

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JPH07298681A
JPH07298681A JP6091267A JP9126794A JPH07298681A JP H07298681 A JPH07298681 A JP H07298681A JP 6091267 A JP6091267 A JP 6091267A JP 9126794 A JP9126794 A JP 9126794A JP H07298681 A JPH07298681 A JP H07298681A
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JP
Japan
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motor
circuit
braking
current
switching elements
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Application number
JP6091267A
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English (en)
Inventor
Osamu Sasaki
理 佐々木
Hisao Tsuji
久男 辻
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回診用X線装置を小型化し、モーターの制動
力を容易に変化させることができるようにする。 【構成】 定速走行しているときにはスイッチング素子
Q1、Q4はオンとなっているが、減速・停止動作に移
るとスイッチング素子駆動回路3が働き、Q1、Q4を
オフとし、同時にパルス発生回路4が働いてパルス信号
がスイッチング素子駆動回路3へ送られ、このパルス信
号がQ2をオン、オフさせる。Q1、Q4がオフとなっ
ているので、モーターの駆動電流Iは流れないが、DC
モーター2の両端には逆起電圧が発生するので、Q2が
オンとなっている期間は、制動電流Ib が駆動電流Iと
は逆方向に流れてDCモーターを減速させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DCモーターで走行す
る回診用X線装置に関するもので、特にその走行用モー
ターの駆動回路の改良に係る。
【0002】
【従来の技術】回診用X線装置は病院施設内を移動させ
て診断・撮影を行うために小型化されているとともに、
自走用のモーターを備え、どこへでも簡単に移動できる
ようになっている。
【0003】自走用のモーターとしては通常DCモータ
ーが使用されておりそのDCモーターの制御回路は図3
に示すような構成となっている。31は直流電源、32
〜35はスイッチング素子、36はDCモーター、38
はスイッチまたはリレー、39は制動用抵抗、40はス
イッチング素子駆動回路である。
【0004】例えば回診用X線装置を前進させる場合に
は、スイッチング素子駆動回路40によりスイッチング
素子32、35だけを導通させて図の矢印の方向に電流
Iを流しDCモーター36を正回転させる。
【0005】また、装置を後方に移動させる場合には、
スイッチング素子駆動回路40によりスイッチング素子
33、34だけを導通させて上記とは逆方向に電流を流
してDCモーター36を逆方向に回転させる。
【0006】ところで、装置を前進させているときに途
中で停止・減速等の制動操作を行う場合にはスイッチン
グ素子32、35をオフとし、同時にスイッチ38を閉
じる。 これによりモーター36の付勢は停止される
が、モーターは慣性により回転しているので逆起電圧が
発生し、DCモーター36、スイッチ38、抵抗39か
らなる閉回路内に図4に示すように駆動電流Iとは逆方
向の制動電流Ib が流れ、これによってモーターが制動
される。
【0007】図において破線内の部分はDCモーター3
6の等価回路であり、rはモーターの巻線抵抗を、Vは
逆起電圧を示している。制動電流Ib は逆起電圧Vを抵
抗39と巻線抵抗rとの和で除したものであり、この制
動電流Ib が大きい程制動力も大きい。
【0008】したがって、制動力を変えたい場合には、
制動抵抗39の抵抗値を変化させていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
ではモーターの制動動作を行うために、制動用抵抗3
9、スイッチまたはリレー38等が必要となり、装置の
大型化、コストアップを招いていた。
【0010】また、制動力を変化させるためには制動用
抵抗39の抵抗値をその都度変更しなければならないな
ど操作も面倒であった。
【0011】本発明は、上記課題を解決するために創案
されたもので、装置の小型化を実現するとともに、モー
ターの制動力を簡便かつ機動的に変化させることができ
る回診用X線装置の走行用モーター回路を提供するもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回診用X線装置の走行用モーター回路は、
各辺にスイッチング素子を接続したブリッジ回路の一方
の対向接続点間に、回診用X線装置を走行させるための
DCモーターを、他方の対向接続点間にモーター駆動電
源を、それぞれ接続し、前記各スイッチング素子に並列
にダイオードを接続するとともに、これらスイッチング
素子の制御部にパルス発生回路を併せ設けようにし、モ
ーターの付勢を遮断したときに前記スイッチング素子の
少なくとも一つ以上をパルス発生回路のパルスによって
周期的にオン・オフ制御することにより、モーターの慣
性回転に基づく逆起電圧をパルス状に短絡させるように
したことを特徴としている。
【0013】
【作用】本発明の回診用X線装置の走行用モーター回路
によれば、走行用DCモータが定常回転に達して装置が
移動している場合に、走行用DCモータに流れる駆動電
流を遮断し、スイッチング素子の一部をパルス発生回路
からの信号でオン、オフしDCモータの両端子間をパル
ス状に短絡すると、DCモータに発生する逆起電圧によ
る制動電流が流れる。
【0014】この制動電流は先の駆動電流とは逆方向で
ありモーターの回転を阻止するように働くので、モータ
ーは減速される。逆起電圧はモーターの回転数に比例す
るので、モーターが減速されると制動電流も減少し、最
後にはモーターが停止する。また、スイッチング素子を
オン、オフするパルスのデューティ比を変化させること
により制動力を変えることができる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を、以下、図面に基づいて
説明する。
【0016】図1は本発明による回診用X線装置の走行
用モーター付勢回路図、図2はそのタイムチャート図を
示す。
【0017】1は直流電源、2は装置を走行させるため
のDCモーター、Q1〜Q4はトランジスタ等のスイッ
チング素子、D1〜D4は各スイッチング素子Q1〜Q
4に並列に接続されたダイオード、3は各スイッチング
素子Q1〜Q4をオン、オフするためのスイッチング素
子駆動回路、4はスイッチング素子駆動回路3を介して
各スイッチング素子Q1〜Q4にパルス信号を与えるパ
ルス発生回路、5はパルスのデューティ比を変更する回
路である。
【0018】例えば、装置を前進させたい場合にはX線
装置の操作パネルにある前進スイッチ等を押すと、スイ
ッチング素子駆動回路3から駆動信号が発せられてQ1
とQ4がオンとなり、直流電源1、スイッチング素子Q
1、DCモーター2、スイッチング素子Q4とで閉回路
が形成されるのでモーターの駆動電流Iが流れてDCモ
ーター2が正回転して装置が前進する。
【0019】DCモーターが定常回転に達すると装置は
定速走行することになる。
【0020】一方、装置を後方へ走行させたい場合には
同様に装置の操作スイッチ等を押すとスイッチング素子
駆動回路3から駆動信号が発せられてQ2とQ3がオン
となり、上記駆動電流Iとは逆方向の駆動電流が流れて
DCモーター2が逆回転して装置が後方へ移動する。
【0021】ところで、操作者が例えば前方に定速走行
している装置を停止・減速させたい場合には停止ボタン
等を押すことにより、スイッチング素子駆動回路3が働
き、図2に示すように今までオンとなっていたスイッチ
ング素子Q1、Q4をオフとし、同時にパルス発生回路
4が働いてパルス信号がスイッチング素子駆動回路3へ
送られ、このパルス信号がQ2のオン、オフ信号とな
る。
【0022】Q1、Q4がオフとなっているので、モー
ターの駆動電流Iは流れないが、既に図4で説明したよ
うにDCモーター2の両端には逆起電圧が発生するの
で、Q2がオンとなっている期間は、DCモーター2、
Q2、D4(Ib は順方向電流となる)とで形成された
閉回路に制動電流Ib が駆動電流Iとは逆方向に流れて
DCモーターを減速させる。
【0023】制動電流Ib は逆起電圧をDCモーターの
巻線抵抗rで除したものである。
【0024】また、逆起電圧はモーターの回転数に比例
するので、モーターの回転数が最も大きいQ2の最初の
オンの期間では、制動電流Ib が最も大きくなり、制動
力は大きいが、その後のQ2のオンの期間では前の周期
における制動によりモーターの回転数が落ちてくるの
で、制動電流Ib は図2に示すように漸近的に0に近付
く。
【0025】このようにして最後にはモーターの回転が
止まり、装置の走行が停止する。
【0026】また、パルス発生回路4のパルスの周期を
変化させたり、デューティ比変更回路5によりデューテ
ィ比(パルス1周期分におけるオン期間とオフ期間の割
合)を変化させることによって制動が開始してから停止
するまでの時間t(制動力すなわち制動電流Ib の実効
値)を変えることができるので、従来技術のようにスイ
ッチや制動用抵抗の切り換えは不要である。
【0027】さらに、従来技術のように連続的に制動力
を与えるのではなく、図2に示すようにQ2がオンして
いる期間だけ制動力が働き、Q2がオフしている期間は
モーターはフリーとなっているので、車輪のタイヤロッ
クなどによるスリップなども防止することができる。
【0028】上記の実施例では、制動電流Ib を得るた
めにQ2をオン、オフし、DCモーター2、Q2、D4
で閉回路を形成するようにしたが、Q2ではなくQ3を
オン、オフし、DCモーター2、Q3、D1で閉回路を
形成するようにしても良い。
【0029】この場合には制動電流Ib はD1からQ3
を通りDCモーター2へ向かう方向へ流れる。
【0030】次に、装置を後方へ移動させているときに
途中で制動を行う場合には、既にオンとなっているスイ
ッチング素子Q2、Q3をオフとし、同時にパルス発生
回路4からのパルス信号がスイッチング素子駆動回路3
へ送られ、このパルス信号によりQ1またはQ4のいず
れか一方がオン、オフされれば上述と同様の作用により
装置を減速・停止させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回診用X線装置を小型にすることができるとともに、モ
ーターの制動機能が極めて円滑となる。
【0032】また、パルスの周期を変更することにより
制動力を簡単に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回診用X線装置のモーター
駆動回路図である。
【図2】本発明の一実施例のモーター制御電流のタイム
チャート図である。
【図3】従来の回診用X線装置のモーター駆動回路を示
す図である。
【図4】モーターに発生する逆起電圧による等価回路図
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各辺にスイッチング素子を接続したブリ
    ッジ回路の一方の対向接続点間に、回診用X線装置を走
    行させるためのDCモーターを、他方の対向接続点間に
    モーター駆動電源を、それぞれ接続し、各スイッチング
    素子をオン・オフ制御することによって前記DCモータ
    ーを正方向または逆方向に駆動する装置において、 前記各スイッチング素子に並列にダイオードを接続する
    とともに、これらスイッチング素子の制御部にパルス発
    生回路を併せ設け、モーターの付勢を遮断したとき前記
    スイッチング素子の少なくとも一つ以上を前記パルスに
    よって周期的にオン・オフ制御することにより、モータ
    ーの慣性回転に基づく逆起電圧をパルス状に短絡させる
    ようにしたことを特徴とする回診用X線装置の走行用モ
    ーター回路。
JP6091267A 1994-04-28 1994-04-28 回診用x線装置の走行用モーター回路 Pending JPH07298681A (ja)

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