JPH07298277A - 補正電流出力回路 - Google Patents
補正電流出力回路Info
- Publication number
- JPH07298277A JPH07298277A JP6083093A JP8309394A JPH07298277A JP H07298277 A JPH07298277 A JP H07298277A JP 6083093 A JP6083093 A JP 6083093A JP 8309394 A JP8309394 A JP 8309394A JP H07298277 A JPH07298277 A JP H07298277A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- correction
- circuit
- operational amplifier
- amplified
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Television Scanning (AREA)
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- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低スルーレートのオペアンプを用いて大電
流、高帯域の電流出力を得るCRTディスプレイのコン
バーゼンスまたは電磁フォーカスの補正電流出力回路。 【構成】 補正信号源2より補正信号Viがオペアンプ
1に加えられるとViに比例した電流出力I1がオペア
ンプ出力より流れる。オペアンプの+−電源電流をI
2、及びI4とすると、I1≒I2−I4が成り立つ。I2を
D1、Tr3で、I4をD2、Tr4でそれぞれ電流増
幅し、Tr3、Tr4のコレクタを接続することにより
両電流増幅出力の差が得られ、補正信号Viに比例した
電流の増幅が可能となる。さらに正電流成分はD3、T
r5により、負電流成分はD4、Tr6によりそれぞれ
電流増幅されて補正コイル5に入力され、補正が行われ
る。
流、高帯域の電流出力を得るCRTディスプレイのコン
バーゼンスまたは電磁フォーカスの補正電流出力回路。 【構成】 補正信号源2より補正信号Viがオペアンプ
1に加えられるとViに比例した電流出力I1がオペア
ンプ出力より流れる。オペアンプの+−電源電流をI
2、及びI4とすると、I1≒I2−I4が成り立つ。I2を
D1、Tr3で、I4をD2、Tr4でそれぞれ電流増
幅し、Tr3、Tr4のコレクタを接続することにより
両電流増幅出力の差が得られ、補正信号Viに比例した
電流の増幅が可能となる。さらに正電流成分はD3、T
r5により、負電流成分はD4、Tr6によりそれぞれ
電流増幅されて補正コイル5に入力され、補正が行われ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCRTディスプレイのコ
ンバーゼンスまたは電磁フォーカス補正における補正電
流出力回路についてのものであり、特に補正に高精度、
比較的多くの電流を必要とする投写型CRTプロジェク
ターに有効である。
ンバーゼンスまたは電磁フォーカス補正における補正電
流出力回路についてのものであり、特に補正に高精度、
比較的多くの電流を必要とする投写型CRTプロジェク
ターに有効である。
【0002】
【従来の技術】投写型CRTプロジェクターにおいて
は、投写光学系の光学歪、及び赤、緑、青3色のCRT
の幾何学的位置の差から発生する幾何学歪の補正を偏向
ヨークのサブヨーク(コンバーゼンスコイル)に補正電
流を流すことにより行っている。従って高精度の補正を
行うには高帯域で大出力、すなわち高スルーレートな補
正電流出力回路が必要である。
は、投写光学系の光学歪、及び赤、緑、青3色のCRT
の幾何学的位置の差から発生する幾何学歪の補正を偏向
ヨークのサブヨーク(コンバーゼンスコイル)に補正電
流を流すことにより行っている。従って高精度の補正を
行うには高帯域で大出力、すなわち高スルーレートな補
正電流出力回路が必要である。
【0003】また通常投写型CRTプロジェクターにお
いては、高精度のCRT管面フォーカスを得るため、C
RTに外付けした電磁フォーカスコイルに補正電流を流
すことにより電子レンズをCRTアノードカソード間に
形成し、CRT管面の蛍光体にカソード電流を集束させ
る方式としている。CRTは画面中央と周辺部ではカソ
ードとの距離差がある。そのため垂直及び水平偏向のタ
イミングに合わせて補正電流量を変調することにより、
CRT管面各点でフォーカスを合わせている。また電磁
フォーカスコイルは通常2系統で、垂直周期及び水平周
期の補正電流をそれぞれに入力しフォーカス補正を行っ
ている。そのうち画面水平方向のフォーカス補正を高精
度に行うには高帯域で大出力、すなわち高スルーレート
な補正電流出力回路が必要である。
いては、高精度のCRT管面フォーカスを得るため、C
RTに外付けした電磁フォーカスコイルに補正電流を流
すことにより電子レンズをCRTアノードカソード間に
形成し、CRT管面の蛍光体にカソード電流を集束させ
る方式としている。CRTは画面中央と周辺部ではカソ
ードとの距離差がある。そのため垂直及び水平偏向のタ
イミングに合わせて補正電流量を変調することにより、
CRT管面各点でフォーカスを合わせている。また電磁
フォーカスコイルは通常2系統で、垂直周期及び水平周
期の補正電流をそれぞれに入力しフォーカス補正を行っ
ている。そのうち画面水平方向のフォーカス補正を高精
度に行うには高帯域で大出力、すなわち高スルーレート
な補正電流出力回路が必要である。
【0004】従来、コンバーゼンス、及び電磁フォーカ
ス補正回路では以上に述べた高スルーレートな補正電流
出力を得るために図2のような高スルーレートなオペア
ンプ20を使用する方式が取られていた。
ス補正回路では以上に述べた高スルーレートな補正電流
出力を得るために図2のような高スルーレートなオペア
ンプ20を使用する方式が取られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の方式で
は、コンピュータ、ワークステーションなどのように映
像信号の水平周波数が高いために高帯域、高精度の補正
が必要な場合、オペアンプのみでは必要とされる高スル
ーレートな電流出力が得るのが難しい。
は、コンピュータ、ワークステーションなどのように映
像信号の水平周波数が高いために高帯域、高精度の補正
が必要な場合、オペアンプのみでは必要とされる高スル
ーレートな電流出力が得るのが難しい。
【0006】本発明は上記の課題を鑑み、必要とされる
高スルーレートな補正電流を出力する補正電流出力回路
を提供することを目的とする。
高スルーレートな補正電流を出力する補正電流出力回路
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の問題点解決のた
め、本発明は補正電流出力回路を、オペアンプと、前記
オペアンプの正電源電流を増幅する正電流増幅回路と、
前記オペアンプの負電源電流を増幅する負電流増幅回路
と、前記正電流増幅回路の電流出力から前記負電流増幅
回路の電流出力を減算する電流差出力回路と、前記電流
差出力回路の出力電流を増幅して補正コイルに出力する
電流ドライブ回路により構成する。また前記電流ドライ
ブ回路は、正電流の増幅回路と、負電流の増幅回路とに
より構成する。
め、本発明は補正電流出力回路を、オペアンプと、前記
オペアンプの正電源電流を増幅する正電流増幅回路と、
前記オペアンプの負電源電流を増幅する負電流増幅回路
と、前記正電流増幅回路の電流出力から前記負電流増幅
回路の電流出力を減算する電流差出力回路と、前記電流
差出力回路の出力電流を増幅して補正コイルに出力する
電流ドライブ回路により構成する。また前記電流ドライ
ブ回路は、正電流の増幅回路と、負電流の増幅回路とに
より構成する。
【0008】
【作用】補正信号がオペアンプ1に加えられると比例す
る電流出力がオペアンプ出力より流れるが、これがオペ
アンプの正負電源電流の差となる。正負電源電流をそれ
ぞれ正電流増幅回路及び負電流増幅回路で増幅し、両電
流増幅出力の差を電流差出力回路で得れば、前記補正信
号に比例した電流の増幅が可能となる。さらに得られた
電流増幅出力を電流ドライブ回路において正電流成分、
負電流成分それぞれごとに電流増幅して出力し、補正コ
イルにおいて補正が行われる。
る電流出力がオペアンプ出力より流れるが、これがオペ
アンプの正負電源電流の差となる。正負電源電流をそれ
ぞれ正電流増幅回路及び負電流増幅回路で増幅し、両電
流増幅出力の差を電流差出力回路で得れば、前記補正信
号に比例した電流の増幅が可能となる。さらに得られた
電流増幅出力を電流ドライブ回路において正電流成分、
負電流成分それぞれごとに電流増幅して出力し、補正コ
イルにおいて補正が行われる。
【0009】
【実施例】 本発明の実施例を図面を用いて説明する。
図1に本発明の構成を示す。まずコンバーゼンス補正の
場合を例に挙げて説明する。図1はオペアンプ1,補正
信号源2、直流電圧源3、4、コンバーゼンスコイル
5、CRT6、抵抗R1〜R8、ダイオードD1〜D
4、トランジスタTr1〜Tr6等により構成される。
図1に本発明の構成を示す。まずコンバーゼンス補正の
場合を例に挙げて説明する。図1はオペアンプ1,補正
信号源2、直流電圧源3、4、コンバーゼンスコイル
5、CRT6、抵抗R1〜R8、ダイオードD1〜D
4、トランジスタTr1〜Tr6等により構成される。
【0010】次に実施例の動作説明を行う。補正信号源
2よりコンバーゼンス補正信号Viがオペアンプ1に加
えられるとViに比例した電流出力I1がオペアンプ出
力より流れる。オペアンプの+−電源電流をI2、及び
I4とすると、キルヒホッフの法則より、
2よりコンバーゼンス補正信号Viがオペアンプ1に加
えられるとViに比例した電流出力I1がオペアンプ出
力より流れる。オペアンプの+−電源電流をI2、及び
I4とすると、キルヒホッフの法則より、
【0011】
【数1】
【0012】が成り立つ。D1、Tr3及びD2、Tr
4はカレントミラー回路を応用した電流増幅回路であ
り、I2はD1、Tr3により、I4はD2、Tr4によ
りそれぞれ電流増幅される。また、それぞれの電流増幅
率はR2/R3、及びR4/R5であり、R2とR4、
及びR3とR5を等しくすればI2、I4の電流増幅率を
等しくすることができる。Tr3、Tr4のコレクタを
図1のようにD3、D4をはさんで接続され、R6には
4はカレントミラー回路を応用した電流増幅回路であ
り、I2はD1、Tr3により、I4はD2、Tr4によ
りそれぞれ電流増幅される。また、それぞれの電流増幅
率はR2/R3、及びR4/R5であり、R2とR4、
及びR3とR5を等しくすればI2、I4の電流増幅率を
等しくすることができる。Tr3、Tr4のコレクタを
図1のようにD3、D4をはさんで接続され、R6には
【0013】
【数2】
【0014】の電流が流れ、オペアンプ出力電流I1が
電流増幅される。さらにD3、Tr5及びD4、Tr6
もカレントミラー回路を応用した電流増幅回路であり、
I6のうち正電流成分はD3、Tr5により、負電流成
分はD4、Tr6によりそれぞれ電流増幅されてコンバ
ーゼンスコイル5に入力され、コンバーゼンス補正が行
われる。
電流増幅される。さらにD3、Tr5及びD4、Tr6
もカレントミラー回路を応用した電流増幅回路であり、
I6のうち正電流成分はD3、Tr5により、負電流成
分はD4、Tr6によりそれぞれ電流増幅されてコンバ
ーゼンスコイル5に入力され、コンバーゼンス補正が行
われる。
【0015】なお、本発明は当実施例に限定されるもの
ではなく、発明の主旨に基ずいてさまざまな変形が可能
であり、それらを発明の範囲から除外するものではな
い。例えば実施例ではコンバーゼンス補正の場合を例に
挙げて説明したが電磁フォーカス回路の場合も回路出力
段のコンバーゼンスコイル5を電磁フォーカスコイルに
置き換えればそのまま使えること、電流ドライブ回路は
トランジスタ(Tr5、Tr6)を使用しているがFE
Tを使用しても可能なこと、等である。
ではなく、発明の主旨に基ずいてさまざまな変形が可能
であり、それらを発明の範囲から除外するものではな
い。例えば実施例ではコンバーゼンス補正の場合を例に
挙げて説明したが電磁フォーカス回路の場合も回路出力
段のコンバーゼンスコイル5を電磁フォーカスコイルに
置き換えればそのまま使えること、電流ドライブ回路は
トランジスタ(Tr5、Tr6)を使用しているがFE
Tを使用しても可能なこと、等である。
【0016】
【発明の効果】 以上、詳細に説明したように本発明に
より、コンピュータ、ワークステーションなどのように
映像信号の水平周波数が高く高帯域、高精度の補正が必
要な場合でも、必要とされる高スルーレートな補正電流
出力を得ることができる。
より、コンピュータ、ワークステーションなどのように
映像信号の水平周波数が高く高帯域、高精度の補正が必
要な場合でも、必要とされる高スルーレートな補正電流
出力を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例である補正電流出力回路のブ
ロック図
ロック図
【図2】従来技術の一例である補正電流出力回路ブロッ
ク図
ク図
1 オペアンプ 2 補正信号源 3 直流電圧源 4 直流電圧源 5 コンバーゼンスコイル 6 CRT
Claims (2)
- 【請求項1】 CRTディスプレイにおいて、オペアン
プと、前記オペアンプの正電源電流を増幅する正電流増
幅回路と、前記オペアンプの負電源電流を増幅する負電
流増幅回路と、前記正電流増幅回路の電流出力から前記
負電流増幅回路の電流出力を減算する電流差出力回路
と、前記電流差出力回路の出力電流を増幅して出力する
電流ドライブ回路により構成される補正電流出力回路。 - 【請求項2】 電流ドライブ回路は、正電流の増幅回路
と、負電流の増幅回路とにより構成される請求項1記載
の補正電流出力回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6083093A JPH07298277A (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 補正電流出力回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6083093A JPH07298277A (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 補正電流出力回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07298277A true JPH07298277A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=13792573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6083093A Pending JPH07298277A (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 補正電流出力回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07298277A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6734720B2 (en) | 2001-08-20 | 2004-05-11 | Denso Corporation | Operational amplifier in which the idle current of its output push-pull transistors is substantially zero |
-
1994
- 1994-04-21 JP JP6083093A patent/JPH07298277A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6734720B2 (en) | 2001-08-20 | 2004-05-11 | Denso Corporation | Operational amplifier in which the idle current of its output push-pull transistors is substantially zero |
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