JPH0729790U - 多芯ケーブルの芯線供給装置 - Google Patents

多芯ケーブルの芯線供給装置

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JPH0729790U
JPH0729790U JP5872893U JP5872893U JPH0729790U JP H0729790 U JPH0729790 U JP H0729790U JP 5872893 U JP5872893 U JP 5872893U JP 5872893 U JP5872893 U JP 5872893U JP H0729790 U JPH0729790 U JP H0729790U
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core
strip
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田 初 雄 山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、多芯ケーブルおける各芯線のスト
リップに端子を圧着して取付ける端子圧着装置における
多芯ケーブルの芯線供給装置に係り、不揃いの圧着端子
を解消すると共に品質の向上や量産による省力化を図る
ものである。 【構成】 本考案は、電線にストリップを形成するスト
リップ機構を備える共にそのストリップに端子を圧着し
て取付ける端子圧着装置10において、この端子圧着装
置10の前面側の基板11に一対のガイドレール12を
前後方向に並設し、この両ガイドレールに移動体13を
前後方向へ摺動可能に跨がって設け、この移動体にケー
ブル把持具18を備えたブラケット17を立設し、この
ブラケットに芯線保持部材19を間欠的に回動可能に軸
装し、上記ブラケットより前方の移動体に芯線倒伏装置
23を起立芯線を倒伏するように設け、上記ブラケット
より後方の移動体に芯線起立装置26を倒伏芯線を起立
するように設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多芯ケーブルおける各芯線のストリップに端子を圧着して取付ける 端子圧着装置における多芯ケーブルの芯線供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、端子圧着装置は電線の端部の被覆を剥離してストリップを形成し、こ のストリップに端子を圧着して取付けている。
【0003】 しかし、最近では、例えば、自動車の配線に多芯ケーブルが使用され始めてお り、この多芯ケーブルはその端部に外被覆を剥離して複数の被覆芯線を形成し、 この各被覆芯線に各ストリップを形成し、この各ストリップに各端子を圧着して 取付けるものが既に提案されているけれども、多芯ケーブルの各芯線に各端子を 圧着する端子圧着手段は手作業で行われている。
【0004】 既に提案されているこの種の端子圧着装置は、図4に示されるように構成され ている。
【0005】 図4において、端子圧着装置における扁平な機台1の頂面1aには、端子圧着 装置2の本体3が設置されており、この本体3の下部には、アンビル4が設けら れており、このアンビル4の直上の本体3には、圧着機構を備えた昇降体5が電 線wのストリップw0 に連鎖端子nのブリッジを切り離しながら端子tを圧着す るように取付けられている。また、上記本体3の上部3aには、取付ベース6a と一体のスタンド6が設けられており、このスタンド6の上部には、支軸7のボ ス部7aが回動可能に軸装されている。さらに、この支軸7には、連鎖端子nを 備えた端子リール8が着脱可能に軸装されており、この端子リール8の連鎖端子 nは上記アンビル4上へ移送されている。
【0006】 したがって、上述した端子圧着装置は、予め、圧着機構を備えた昇降体5が電 線wのストリップw1 に連鎖端子nのブリッジを切り離しながら、端子tをアン ビル4の上に載置し、昇降体5とアンビル4との共動作用によりストリップw0 に端子tを圧着している。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した多芯ケーブルの各芯線に各端子を圧着する端子圧着装 置は、手作業で行われている関係上、不揃いの圧着端子となり易く、品質を損な い、量産による省力化が困難である。
【0008】 本考案は、上述した問題を解消するために、不揃いの圧着端子を解消すると共 に品質の向上や量産による省力化を図るようにした多芯ケーブルの芯線供給装置 を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、電線にストリップを形成するストリップ機構を備える共にそのスト リップに端子を圧着して取付ける端子圧着装置において、この端子圧着装置の前 面側の基板に一対のガイドレールを前後方向に並設し、この両ガイドレールに移 動体を前後方向へ摺動可能に跨がって設け、この移動体にケーブル把持具を備え たブラケットを立設し、このブラケットに芯線保持部材を間欠的に回動可能に軸 装し、上記ブラケットより前方の移動体に芯線倒伏装置を起立芯線を倒伏するよ うに設け、上記ブラケットより後方の移動体に芯線起立装置を倒伏芯線を起立す るように設けたものである。
【0010】
【作用】
本考案は、予め、外被覆を剥離して各芯線を剥きだした多芯ケーブルの端部を ケーブル把持具に把持し、この各芯線を上記芯線保持部材の各挿着溝にそれぞれ 差込んで置き、しかる後、芯線倒伏装置で起立した芯線を水平に倒伏しながら、 移動体を端子圧着装置側へ所定の位置まで前進して停止し、この端子圧着装置で ストリップを形成する共にそのストリップに端子を圧着して取付け、次に、芯線 起立装置で倒伏した芯線を起立して他の圧着動作の邪魔にならないようにし、上 記上記芯線保持部材を一ピッチづつ間欠的に回動して上記芯線倒伏装置で起立し た次の芯線を水平に倒伏しながら反復継続してストリップを形成する共にそのス トリップに端子を圧着して取付け、不揃いの圧着端子を解消して、品質の向上や 量産による省力化を図るものである。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を図示のー実施例について説明する。 図1乃至図3において、符号10は、電線wにストリップを形成するストリッ プ機構を備える共にそのストリップに端子tを圧着して取付ける端子圧着装置で あって、この端子圧着装置10はストリップ機構(図示されず)で電線の外覆を 一対のストリップ刃で剥離してストリップを形成し、このストリップをアンビル 上に予め載置された端子tに乗せて、アンビルと昇降体の圧着子とで圧着してス トリップに端子を取付けている。
【0012】 他方、上記端子圧着装置10の前面側10aの基板11には、一対のガイドレ ール12が前後方向に並設されており、この両ガイドレール12には、扁平な移 動体13がその摺動部13aで前後方向へ摺動可能に跨がって設けられている。 また、上記基板11の前端部11aには、取付金具14が立設されており、この 取付金具14の内側面には、進退シリンダ装置15が取付られている。さらに、 この進退シリンダ装置15の出力軸15aには、上記移動体13の前端部13b がピン軸16で連結されており、この進退シリンダ装置15は上記移動体13を 上記端子圧着装置10のストリップ機構及び昇降体に付設した圧着子の動作位置 まで進退するようにしている。さらにまた、上記移動体13の奥端部13cには 、ブラケット17が立設されており、このブラケット17には、ケーブル把持具 18が外被覆を剥離して複数(7本)の芯線w1 、w2 、w3 、…wn を剥きだ した多芯ケーブルwの端部を着脱可能に把持されている。また、上記ブラケット 17の裏面には、扇型をした芯線保持部材19が支軸20で間欠的に回動可能に 軸装されており、この芯線保持部材19の外周には、各挿着溝21が一定のピッ チ間隔で各芯線w1 、w2 、w3 、…wn をそれぞれ差込んで把持するように形 成されている。さらに、上記ブラケット17より前方の移動体13には、保持部 材22が立設されており、この保持部材22には、芯線倒伏装置23が所定の起 立芯線w1 を倒伏するように設けられている。すなわち、この芯線倒伏装置23 は押動シリンダ装置24の出力軸24aに倒伏片25を付設し、この倒伏片25 が所定の起立芯線w1 を倒伏するようにしている。
【0013】 又一方、図3に示されるように、上記ブラケット17より後方の上記移動体1 3には、芯線起立装置26が倒伏した芯線w1 を起立するように立設されており 、この芯線起立装置26の出力片26aは倒伏した芯線w1 を起立するように形 成されている。また、図3に示すように、上記芯線起立装置26の取付位置は、 進退シリンダ装置15が上記移動体13を押動したときに邪魔にならない位置に 設置されている。さらに、上記芯線保持部材19の支軸20には、従動輪27が 軸着されており、この従動輪27には、例えば、可逆回転するパルスモータのよ うな駆動モータ28の出力軸28aがタイミングベルトのような伝動帯29を介 して連結されており、この駆動モータ28は上記移動体13に設置されており、 しかも、上記芯線保持部材19を一ピッチづつ間欠的に回動するようにしている 。
【0014】 以下、本考案の作用について説明する。 従って、予め、外被覆を剥離して各芯線w1 、w2 、w3 、…wn を剥きだし た多芯ケーブルwの端部をケーブル把持具18に把持し、この各芯線w1 、w2 、w3 、…wn を上記芯線保持部材19の各挿着溝21にそれぞれ差込んで置く 。
【0015】 しかる後、芯線倒伏装置23の押動シリンダ装置24が駆動されて、この押動 シリンダ装置24の倒伏片25が起立した芯線w1 を水平に倒伏しながら、上記 進退シリンダ装置15が駆動されて、この進退シリンダ装置15の出力軸15a が上記移動体13を上記端子圧着装置10のストリップ機構及びアンビルと昇降 体の圧着子の動作位置まで前進して停止する。
【0016】 次に、上記端子圧着装置10が芯線w1 にストリップを形成する共にそのスト リップに端子を圧着して取付ける。しかる後、上記芯線起立装置26が駆動して 、この芯線起立装置26の出力片26aで端子tを圧着した倒伏芯線w1 を起立 して次の倒伏芯線w2 の圧着動作の邪魔にならないようにする共に、上記駆動モ ータ28が駆動され、この駆動モータ28の出力軸28aが伝動帯29を介して 従動輪27を一ピッチづつ間欠的に回動するとことにより、上記芯線保持部材1 9を一ピッチづつ回動する。
【0017】 このようにして本考案は、上記芯線保持部材19を一ピッチづつ間欠的に回動 しながら上記芯線倒伏装置23で起立した次の芯線w2 、w3 、…wn を水平に 倒伏しながら反復継続してストリップに端子を圧着して取付けている。
【0018】 なお、本考案は、多芯ケーブルの端子圧着する際の複数の芯線供給装置につて い説明したけれども、本考案の要旨を変更しない範囲内で、例えば、2芯コード の電線に適用するように設計変更することは自由である。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように本考案は、端子圧着装置の前面側の基板に一対のガイドレー ルを前後方向に並設し、この両ガイドレールに移動体を前後方向へ摺動可能に跨 がって設け、この移動体にケーブル把持具を備えたブラケットを立設し、このブ ラケットに芯線保持部材を間欠的に回動可能に軸装し、上記ブラケットより前方 の移動体に芯線倒伏装置を起立した芯線を倒伏するように設け、上記ブラケット より後方の移動体に芯線起立装置を倒伏した芯線を起立するように設けているの で、不揃いの圧着端子を解消することができるばかりでなく、品質の向上や量産 による省力化を図ることができると共に、そのまま既設の端子圧着装置に利用で きる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の多芯ケーブルの芯線供給装置の斜視
図。
【図2】同上側面図。
【図3】同上要部の背面図。
【図4】既に提案されている端子圧着装置の正面図。
【符号の説明】
10 端子圧着装置 11 基板 12 ガイドレール 13 移動体 18 ケーブル把持具 19 芯線保持部材 23 芯線倒伏装置 26 芯線起立装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線にストリップを形成するストリップ機
    構を備える共にそのストリップに端子を圧着して取付け
    る端子圧着装置において、この端子圧着装置の前面側の
    基板に前後方向に並設された一対のガイドレールと、こ
    の両ガイドレールに前後方向へ摺動可能に跨がって設け
    られた移動体と、この移動体に立設されたケーブル把持
    具を備えたブラケットと、このブラケットに間欠的に回
    動可能に軸装された芯線保持部材と、上記ブラケットよ
    り前方の移動体に起立芯線を倒伏するように設けられた
    芯線倒伏装置と、上記ブラケットより後方の移動体に倒
    伏芯線を起立するように設けられた芯線起立装置とを具
    備したことを特徴とする多芯ケーブルの芯線供給装置。
JP1993058728U 1993-10-29 1993-10-29 多芯ケーブルの芯線供給装置 Expired - Lifetime JP2604234Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014203724A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 株式会社日成電機製作所 芯線加工準備装置
JP2017084824A (ja) * 2017-01-18 2017-05-18 株式会社日成電機製作所 芯線加工準備装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014203724A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 株式会社日成電機製作所 芯線加工準備装置
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