JPH07297859A - デジタル変調解析装置 - Google Patents

デジタル変調解析装置

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JPH07297859A
JPH07297859A JP6107940A JP10794094A JPH07297859A JP H07297859 A JPH07297859 A JP H07297859A JP 6107940 A JP6107940 A JP 6107940A JP 10794094 A JP10794094 A JP 10794094A JP H07297859 A JPH07297859 A JP H07297859A
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昌生 長野
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • H04L27/2649Demodulators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、変調信号の解析を短時間で解析で
きるようにし、かつ小型安価な測定装置を構成すること
を目的とする。 【構成】 DUTの信号を中間周波数に変換する周波数
変換部190を設け、さらに低い中間周波数に変換しA
D変換してメモリに保存するサンプリング部250を設
け、直交検波してI成分とQ成分に変換するヒルベルト
変換部310を設け、キャリア中心周波数Ωf0と、スロ
ットの同期アドレスdly0を求める初期同期部740を設
け、変調誤差εが最小となる最適パラメータ(ゲイン定
数、初期位相、キャリア周波数、バースト・ドループ・
ファクタ)を求め、全シンボルの復調データ(振幅値A
[n]、位相角θ[n])を復調し、全シンボルの理想
データ(振幅値Ar[n]、位相角値θr[n])を特
定する全シンボル復調/パラメータ推定部400を設
け、変調精度εデータや各シンボル毎の変調誤差データ
を求める変調精度演算部900を設ける手段。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタル通信方式の
1つであるデジタル・マルチ・チャンネル・アクセス
(DMCA=Digital Multi Channel Acces)等の、デ
ジタル方式変調の変調度の測定に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル通信方式の中の民間業務用移動
体通信システムは、DMCAの変調方式であるM16Q
AM(Multi Subcarrier 16 Quadrature Amplitude Mod
ulation,M=4)が採用されている。このM16QAM
は、16QAM信号を4つの副搬送波(サブキャリア)
で同時に送信するマルチ・キャリア方式である。この通
信方式によって、送信データの伝送速度は、64Kbp
s(ビット/秒)のデータを4Kシンボル/秒の伝送速
度にしている。これについての文献は、財団法人電波シ
ステム開発センター発行のデジタル方式MCAシステム
標準規格(RCRーSTDー32)があり、この文献中
には、変調方式や、符号化や、同期/パイロット挿入
や、下り・上りスロットの構成図や、測定法や、変調精
度の定義等の詳細が説明されている。
【0003】情報データは、図14に示すように、16
ビットを単位として符号化して送信する。この16ビッ
トデータは、4ビット4組に分割して、4つのサブキャ
リアch1〜ch4に乗せて伝送する。各サブキャリア
は、ロールオフ=0.2のルート・ナイキスト・フィル
タ(帯域圧縮フィルタ)で帯域を圧縮して、各サブキャ
リアの間隔は4.5KHzにし、この4チャンネルで1
8KHzの帯域を使用している。この4chサブキャリ
アの送信系統図を図15に参考に示す。
【0004】4ビット単位データは、図12に示すよう
に、2ビットのI成分と2ビットのQ成分に分けて、こ
れを直交符号化して16値符号の組み合わせで4ビット
情報を表現している。以後このシンボルのことを理想情
報シンボル(Reference Information Symbol=RIS)
と称す。送信側では、この情報シンボル以外に図17に
示すように、各サブチャンネル毎に所定のシンボル番号
位置に同期シンボルとパイロットシンボルが挿入されて
いる。この理想同期/パイロットシンボル(Reference
Pilot Symbol=RPS)は、図12に示すように振幅値
が一定の√18の値として√18の円周上に配置され、
かつ図16に示すようにシンボル番号毎に規定された位
相角が与えられている。これにより受信側のI成分とQ
成分から同期/パイロットデータと情報データの復調が
可能になっている。通常、受信側で復調した場合には、
情報シンボル(Information Symbol=IS)や同期/パ
イロットシンボル(Pilot Symbol=PS)の位置は、各
理想シンボル点の位置から外れていて誤差を持ってい
る。
【0005】スロット構成は、図17に示すように15
msec時間を基本としていて、下り基本スロットの構
成では、60シンボルで構成していて、この60シンボ
ルの中には、3同期シンボルと7パイロットシンボルと
50情報シンボルとで構成している。また、上り基本ス
ロットの構成では、53シンボルとAGCプリアンブル
とRampで構成していて、この53シンボルの中に
は、3同期シンボルと7パイロットシンボルと43情報
シンボルとで構成している。また、上りサブスロットの
構成では、基本スロット20シンボルとAGCプリアン
ブルとRampで構成していて、この20シンボルの中
には、3同期シンボルと3パイロットシンボルと14情
報シンボルとで構成している。これらの同期シンボルと
パイロットシンボルは、図16に示すように、スロット
の先頭シンボルをシンボル番号1から始まる連続番号と
して、個々の同期シンボルとパイロットシンボル番号毎
に位相角度が決められている。またフレーム構成は、9
0msecを基本にしていて、6スロットを基本単位構
成している。これは、6チャンネル多重の上り用の時分
割多重接続方式、すなわちTDMA(Time Division Mu
ltiple Acces)で通信する場合に使われる。
【0006】
【数1】
【0007】この数1は、変調誤差εの計算式31であ
る。本デジタル通信方式における変調精度は、変調誤差
計算式31の式に示すように定義されている。この計算
式で、i:観測ベクトル番号、N:総観測ベクトル、r
0:信号空間ダイヤグラムの最大半径(√18)、Vm
i:i番目の観測ベクトル、Vri:i番目の観測ベクト
ルの理想ベクトル、V0:原点オフセット・ベクトル、
α:ゲインパラメータ(スカラ量)、φ:位相パラメー
タ(スカラ量)、としていて、V0、α、φの各パラメ
ータは変調精度εが最小となるように選択するものとす
る。図13の変調誤差εiは、1個のi番目の観測ベク
トルについての変調誤差を示した図である。
【0008】従来の実施例について、図10と図11を
参照して、DMCAの変調精度の測定を説明する。本装
置の構成は、図10に示すように、デジタル変換部19
0と、信号発生器183と、ワークステーション184
と、解析ソフト170とで構成している。このデジタル
変換部190は、周波数変換器192と、LPF193
と、AD変換器194と、バッファメモリ195と、制
御部196と、GPIBインターフェイス197とで構
成している。また、この解析ソフト170は、図11に
示すように、チャンネル分離部172と、IQ変換部1
73a〜173dと、ルート・ナイキスト・フィルタ部
174a〜174dと、クロック推定部175a〜17
5dと、キャリア・オフセット推定部176a〜176
dと、変調精度誤差演算部177とで構成している。
【0009】被試験器からの被測定信号191は、周波
数変換器192の一方に入力し、高確度の信号発生器1
83の信号を他方の入力に与えて目的の中間周波数、例
えば100KHzに変換した後、次のローパス・フィル
タLPF193で低域周波数信号を通過させた後、AD
変換器194に供給する。AD変換器194では、この
信号を受けて、12ビットのデジタル信号に変換した
後、バッファメモリ195に記憶する。このメモリ容量
は1Mワードあり、90msecであるフレームを複数
記録することができる。このAD変換器194によるサ
ンプリングと記録は、ワークステーションのGPIBイ
ンターフェイス197のコマンドを制御部196が受け
て実行制御する。また、サンプリングされたデータは、
バッファメモリ195からGPIBインターフェイス1
97を経由してワークステーション184の記憶部に転
送される。この転送されたDMCAデータに対して以後
解析処理を実行して変調精度を求めている。
【0010】ワークステーション側では、上記の転送デ
ータを受けて、解析ソフト170により解析処理を実行
する。まず、チャンネル分離部172では、DMCAデ
ータを高速フーリエ変換(FFT)して周波数軸上に変
換し、M16QAM信号を4チャンネルのサブチャンネ
ル信号(16QAM)に分離する。次に、IQ変換部1
73a〜173dでは各チャンネル毎に直交変換してI
Q信号に変換する。ルート・ナイキスト・フィルタ部1
74a〜174dでは、この信号を受けてロールオフ率
0.2のルート・ナイキスト・フィルタ処理をした後、
クロック推定部175a〜175dに供給する。
【0011】クロック推定部175a〜175dでは、
この信号を受けて各サブチャンネルのIQ信号に対して
非直線性処理を施すと、変調信号のクロック周波数のス
ペクトルが得られ、このスペクトルからクロックの周波
数及び位相の推定を行う。キャリア・オフセット推定部
176a〜176dでは、上記でシンボル点が判明して
いるので、予め定められている同期シンボルやパイロッ
トシンボルの位相とシンボル点での位相差から、キャリ
アオフセットの推定を1バースト毎に行う。
【0012】変調精度誤差演算部177では、上記のシ
ンボル点からベクトル計算して、図13に示す理想ベク
トル点の位置からの誤差ベクトルから変調精度(Vector
Error)、クロック位相誤差(Clock Alignment)、周
波数誤差(Carrier FrequencyOffset)が求まる。この
各種誤差データから、ベクトル誤差の振幅・位相波形、
ベクトル誤差のFFT、アイパターン、コンスタレーシ
ョン(Constellation)等を画面に表示する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記説明の構成による
実現手段において、FFT演算処理等、汎用のワークス
テーションのCPUによる演算の為に処理速度が遅い点
や、大量のAD変換データをそのままGPIBで転送す
る為に時間がかかる欠点の為に、1回の処理時間が、分
単位の頻度でしか測定できないという不便があった。ま
た、外部に信号発生器183と、ワークステーション1
84とが必要であり、装置が大型になり高価なシステム
構成となっていて好ましくない。
【0014】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、変調信号の解析を短時間で解析できるようにし、か
つ小型安価な測定装置を構成することを目的とする。
【0015】
【課題を解決する為の手段】第1図は、本発明による第
1の解決手段を示している。上記課題を解決するため
に、本発明の構成では、DUTの信号を受けて、一定の
中間周波数に変換する周波数変換部190を設け、周波
数変換部190からの信号を受けて、さらに低い中間周
波数信号に変換した後AD変換してメモリに保存するサ
ンプリング部250を設け、直交検波してI成分とQ成
分に変換するヒルベルト変換部310を設け、I成分と
Q成分信号を受けて、キャリア中心周波数Ωf0と、スロ
ットの同期アドレスdly0を求める初期同期部740を設
ける。そして、初期同期部740の信号とI成分とQ成
分信号を受けて、変調誤差εが最小となる最適パラメー
タ(ゲイン定数Ax、初期位相θx、キャリア周波数Ω
x、バースト・ドループ・ファクタσx)を求め、かつ、
全シンボルの復調データ(シンボル番号nの振幅値A
[n]、位相角θ[n])を復調し、全シンボルの理想
データ(理想シンボルの振幅値Ar[n]、理想シンボ
ルの位相角値θr[n])を特定する全シンボル復調/
パラメータ推定部400を設け、 全シンボル復調/パ
ラメータ推定部400の信号を受けて、変調精度εデー
タや各シンボル毎の変調誤差データを求める変調精度演
算部900を設ける構成手段である。これにより、デジ
タル通信システムでDUTが出力するデジタル方式のM
CA信号の変調精度を測定する変調解析手段としてい
る。
【0016】第12図は、本発明による第2の解決手段
を示している。上記課題を解決するために、本発明の構
成では、スペクトラムアナライザ110内に、DUTの
信号を受けて、一定の中間周波数信号に変換する周波数
変換部111を設け、測定部200からの信号を受け
て、変調誤差の画面表示用データに変換する表示制御部
115を設け、スペクトラムアナライザ110からの周
波数変換信号を受けて、さらに低い中間周波数信号に変
換した後AD変換してメモリに保存するサンプリング部
250を設け、直交検波してI成分とQ成分に変換する
ヒルベルト変換部310を設け、I成分とQ成分信号を
受けて、キャリア中心周波数Ωf0と、スロットの同期ア
ドレスdly0を求める初期同期部740を設ける。そし
て、初期同期部740の信号とI成分とQ成分信号を受
けて、変調誤差εが最小となる最適パラメータ(ゲイン
定数Ax、初期位相θx、キャリア周波数Ωx、バースト
・ドループ・ファクタσx)を求め、かつ、全シンボル
の復調データ(シンボル番号nの振幅値A[n]、位相
角θ[n])を復調し、全シンボルの理想データ(理想
シンボルの振幅値Ar[n]、理想シンボルの位相角値
θr[n])を特定する全シンボル復調/パラメータ推
定部400を設け、全シンボル復調/パラメータ推定部
400の信号を受けて、変調精度εデータや各シンボル
毎の変調誤差データを求める変調精度演算部900を設
ける構成手段である。これにより、デジタル通信システ
ムでDUTが出力するデジタル方式のMCA信号の変調
精度を測定する変調解析手段としている。
【0017】
【作用】最適パラメータ推定の計算式は、最適パラメー
タの初期値Ain、θin、Ωin、Bin、σinを使うことに
より、近似計算により高速に計算できる作用がある。初
期同期部740のキャリア中心周波数検出部700で
は、概略キャリア中心周波数Ω値を求めている。これに
より、例えば±10KHz程度の中間周波数のずれがあ
った場合でも、支障なく、以後のシンボル復調や最適パ
ラメータ推定を正常に実施できる作用がある。初期同期
部740の周波数エラー検出部760は、概略キャリア
中心周波数Ω値を受けて、更に正確なキャリア中心周波
数Ωf0が得られる。
【0018】
【実施例】
(実施例1)本発明の実施例は、周波数変換部190を
用いた場合の例である。これについて、図1と図2
(a)、(b)と図3(a)、(b)、(c)と図4と
図5と図6と図7(a)〜(e)と図8を参照して以下
に説明する。最初にシステム構成を説明する。システム
構成は、図1に示すように、周波数変換部190と、測
定部200とでシステムを構成している。周波数変換部
190は、信号発生器103と、第1ミキサ102とで
構成している。測定部200の内部構成は、サンプリン
グ部250と、ヒルベルト(Hilbert)変換部310
と、初期同期部740と、全シンボル復調/パラメータ
推定部400と、変調精度演算部900と、出力部23
0と制御部280とで構成している。サンプリング部2
50は、第2ミキサ202と、第1発振器203と、第
1LPF(ローパス・フィルタ)210と、AD変換器
220と、クロック221と、ADバッファメモリ24
0とで構成している。
【0019】次に、変調精度の測定全体の動作概要を説
明する。周波数変換部190は、被測定信号101の周
波数を所定の周波数f202=21.42MHzにダウ
ンコンバート(Down Convert)するものである。この為
に、信号発生器103は、所定の周波数f202にする
為の周波数信号を第1ミキサ102に供給する。第1ミ
キサ102は、被測定信号101と、信号発生器103
の両信号を受けて、所定の周波数にダウンコンバートし
て、測定部200の第2ミキサ202に供給する。第2
ミキサ202は、上記信号と第1発振器203の21.
2MHzの両信号を受けて、220KHzの信号にダウ
ンコンバートする。この出力信号は、第1LPF210
でローパス・フィルタした後、AD変換器220に供給
する。
【0020】AD変換器220は、制御部280からの
サンプリング指令により、クロック221の1008K
Hzのサンプリング・クロックを受けて、上記信号を1
0ビットのワードデータに量子化した後、ADバッファ
メモリ240に格納保存する。これにより、このADバ
ッファメモリには、1シンボル時間が4KHzであるか
ら1008KHz/4KHz=252ワード/シンボル
の分解能で格納される。ここで、測定に必要なデータの
格納容量は、TDMA通信信号の場合でも有効な1スロ
ットが確保できるようにする為に、9スロット時間分以
上の格納容量を持たせておく。
【0021】以上説明の動作は、回路で実現している。
以後の動作は、このメモリに格納されたスロットデータ
を順次読みだしてソフト的に解析処理している。本実施
例では、この解析処理を高速にする為にDSP(Digita
l Signal Processor)を用いている。無論、DSPの代
わりに、他の高速演算するCPU等を使用しても良い。
【0022】次に、ヒルベルト変換部310は、ADバ
ッファメモリ240より読みだした220KHz中間周
波数信号のデジタルデータ240aを直交検波(Quadra
nt Modurate Detector)してI成分とQ成分に変換した
IQデータ300aを初期同期部740と全シンボル復
調/パラメータ推定部400とに供給する。初期同期部
740は、このIQデータ300aを受けて、キャリア
中心周波数Ωf0と、スロットの同期アドレスdly0を求め
て次段に供給する。全シンボル復調/パラメータ推定部
400は、この信号を受けて、内部で複数回推定演算し
て、変調誤差εが最小となる最適パラメータAx、θx、
Ωx、σxを求め、かつ、全シンボルデータを復調して次
段に供給する。変調精度演算部900は、このデータを
受けて、変調精度誤差εや各シンボル毎の変調誤差やそ
の他の情報データを求めて次段に出力する。ここで、初
期同期部740で求めたスロット先頭アドレスdly0によ
る変調精度誤差ε値は、本当に最小値かを確認したい場
合がある。この場合には、スロット先頭アドレスdly0前
後の位置Δdlyに変えたスロット先頭アドレス値を全シ
ンボル復調/パラメータ推定部400に供給して変調精
度誤差εを求めて、その最小の変調精度誤差εを出力と
しても良い。出力部230では、これら解析結果の情報
から各種出力形式に応じたデータに加工変換した後、外
部に出力している。これらの測定全体の制御は、制御部
280が行っている。上記説明概要の全体の測定動作を
1サイクルとして、本測定システムの変調精度の測定
は、被測定信号101を間欠的にサンプリングして実施
している。
【0023】以上で、変調精度の測定全体の動作概要を
説明した。次に、各部分の詳細説明をする。この中で、
周波数変換部190と、第2ミキサ202と、第1発振
器203と、第1LPF210と、AD変換器220
と、クロック221と、ADバッファメモリ240とで
構成するサンプリング部250と、制御部280の説明
は、上記の動作概要で容易に理解できるので省略する。
以下に説明するものは、ヒルベルト変換部310と、初
期同期部740と、全シンボル復調/パラメータ推定部
400と、変調精度演算部900と、出力部230であ
る。
【0024】最初に、ヒルベルト変換部310の説明を
する。ヒルベルト変換部310の内部構成は、図2
(a)に示すように、バースト検出部302と、BPF
303と、ヒルベルト変換器304と、IQ保存メモリ
300とで構成している。
【0025】バースト検出部302は、解析に必要な連
続したスロットのデータ部分を取り出して次段に出力す
るものである。ADバッファメモリ240に格納されて
いる252ワード/シンボル分解能のADメモリデータ
240aを読み出し、解析に必要な連続した2.4スロ
ット時間以上の有効データとして出力する。TDMA通
信信号の場合には、6スロット時間毎の時分割の間欠信
号である為に、9スロット時間のデータの中から解析に
必要な有効スロットデータ部分を検出して出力する。B
PF303は、上記有効スロットデータを受けて不用な
周波数成分を除去する為帯域フィルタした後、ヒルベル
ト変換器304に供給する。
【0026】ヒルベルト変換器304の内部構成は、図
2(b)に示すように、第1周波数311と、90度位
相シフタ312と、第3ミキサ313と、第4ミキサ3
14と、第3LPF315と、第4LPF316とで構
成している。ヒルベルト変換器304は、I/Q情報を
取り出す為に直交検波を行う部分であり、実数部と虚数
部がヒルベルト(Hilbert)変換対である複素数の信号
に変換して出力する。この為に、図2(b)に示すよう
に、第3ミキサ313は、BPF303からの220K
Hzの周波数信号303aと、第1周波数311の25
2KHz信号sinωtを受けて、混合して直交検波信
号に変換して出力する。第3LPF315は、この信号
を受けて高域をフィルタしたI成分(又はQ成分の何れ
か)信号315aとして再生出力する。こちら側の信号
315aは、便宜上I成分データと仮定する。
【0027】他方、第4ミキサ314は、周波数信号3
03aと、第1周波数311の252KHz信号を90
度位相シフタ312で90度の位相をずらした252K
Hzコサイン信号cosωtを受けて、混合して直交検
波信号に変換して出力する。第4LPF316は、この
信号を受けて高域をフィルタしたQ成分(又はI成分の
何れか)信号315bとして再生出力する。こちら側の
信号315bは、便宜上Q成分データと仮定する。これ
らI成分/Q成分信号は、252KHz−220KHz
=32KHzの中間周波数信号であり、4chのサブキ
ャリア情報を持つている252ワード/シンボルの分解
能のデータである。
【0028】次に、IQ保存メモリ300は、上記ヒル
ベルト変換器304からの両出力信号を受けてメモリに
格納する。以後、初期同期部740と全シンボル復調/
パラメータ推定部400が、このIQデータ300aを
読み出して使用する。
【0029】次に、初期同期部740の説明をする。初
期同期部740では、上記IQ保存メモリ300からI
Qデータ300aを読みだして、キャリア中心周波数Ω
f0と、スロット先頭アドレスdly0を求めて出力する。初
期同期部740の内部構成は、図3(a)に示すよう
に、キャリア中心周波数検出部700と、ch1のIQ
抽出部710と、スロット同期検出部720と、周波数
エラー検出部760とで構成している。
【0030】まず、概略キャリア中心周波数Ωを求める
為に、キャリア中心周波数検出部700では、図3
(b)に示すように、複素FFT処理702と、トータ
ルパワー計算部704と、キャリア中心周波数Ω計算部
705とで構成している。概略キャリア中心周波数Ωの
概算値の求め方は、FFT−OBW法によるキャリア周
波数の推定手段を用いて求める。複素FFT処理702
は、IQ保存メモリ300からIQデータ300aを読
み出して周波数スペクトラムに変換する。次に、トータ
ルパワー計算部704は、この周波数成分の累積スペク
トラムを求めてトータルパワーを求める。次に、キャリ
ア中心周波数Ω計算部705は、トータルパワーの1/
2の点となる周波数として概略キャリア中心周波数Ωを
求め、これをch1のIQ抽出部710に供給する。
【0031】次に、ch1のIQ抽出部710では、上
記概略キャリア中心周波数Ω信号と32KHzのIQデ
ータ300aを受けて、ch1のIQ非同期再生データ
714aを求める。ch1のIQ抽出部710の内部構
成は、図3(c)に示すように、第5ミキサ712と、
ルート・ナイキスト・フィルタ713と、非同期再生メ
モリ714とで構成している。ch1のサブキャリア周
波数は、f1c=Ω−6.75KHzから求まる。これ
から第5ミキサ712は、この周波数f1cと、32K
HzのIQデータ300aを受けて、ダウンコンバート
してch1のベースバンド信号に変換した後、次段のル
ート・ナイキスト・フィルタ713に供給する。ルート
・ナイキスト・フィルタ713は、この信号を受けてフ
ィルタしたch1の再生データを、非同期再生メモリ7
14に格納保存する。このch1非同期再生データ71
4aは、スロット同期検出部720と周波数エラー検出
部760が読み出して使用する。
【0032】スロット同期検出部720では、上記非同
期再生データ714aを読みだして、この中から同期/
パイロットシンボル(PS)を検出してスロット先頭ア
ドレスdly0を求める。即ち、スロットの同期位置を検出
する。スロット先頭アドレスdly0の検出手段は、第1に
同期/パイロットシンボル(RPS)の大きさ(Magnit
ude)が常に√18値の円周上に配置されている点と、
第2に決められたシンボル番号位置に各同期/パイロッ
トシンボル(RPS)が配置されている点に着目して検
出する。
【0033】この同期/パイロットシンボル(PS)の
検出の説明は、1スロット構成が60シンボルの下りの
基本スロット構成で、その中のサブチャンネル1の場合
の例で説明する。この場合の同期/パイロットシンボル
(PS)番号は、1、2、3、6、14、22、30、
38、46、54である。最初は、1スロット分の同期
/パイロットシンボル点の振幅値の分散を求める。この
為に、図7(a)に示すように、シンボル番号1のアド
レス値は、非同期再生メモリ714の開始アドレスを起
点アドレスdlyxとする。次のシンボル番号2のアドレス
値は、252ワード/シンボル単位であるから、起点ア
ドレスdlyx+252のアドレス位置として求まる。以後
同様にして各同期/パイロットシンボル点のアドレス値
が求まる。
【0034】次に、上記の各アドレス値のシンボルの振
幅値は、読みだしたI成分とQ成分のデータから計算で
求まる。もし真の基本スロットの先頭シンボルアドレス
dly0であれば、これらの振幅値は、図7(b)に示すベ
クトル値推移図の720a点のように全てが√18上の
同一振幅値に存在することになり、このときの分散は、
最小の値を示す。逆に真の基本スロットの先頭シンボル
位置から外れている場合は、図7(c)に示すベクトル
値推移図の720b点のように√18の位置から離散し
て存在し、このときの分散は、大きな値を示すことにな
る。このことから、真のスロットの先頭アドレスdly0を
求めるには、起点アドレス位置を増加しながら分散を求
めて、これらの分散データ群の中から分散が最小となる
アドレス位置を求めれば良いことがわかる。
【0035】本実施例では、処理時間を軽減する為に、
2回に分けて実施している。すなわち、図7(d)に示
す分散推移図ように、1回目は、アドレスを+9ピッチ
毎にサンプルデータ間隔を間引いて粗く(Coarce)デー
タを読みだして粗分散を求める。この分散値の中から分
散が最小となるアドレス値720cが求まる。次に、図
7(e)に示す分散推移図ように、2回目は、この分散
が最小となったアドレス値の前後領域720dについて
のみ、今度は細かく(Fine)分散を求める。この結果、
分散が最も極小となるアドレス値720eが得られる。
このアドレス値がスロットの先頭アドレスdly0として求
まる。これを、周波数エラー検出部760と、全シンボ
ル復調/パラメータ推定部400に供給する。また、ス
ロット同期が求まった結果、図16の標準規格の各同期
/パイロットシンボル(RPS)毎の公称位相値から、
今まで便宜上のI成分データ315aと便宜上Q成分デ
ータ316aが何れであるかが仮の状態であったが、こ
こで判断されて確定する。
【0036】周波数エラー検出部760では、キャリア
中心周波数の誤差周波数値Δfを求めた後、真のキャリ
ア中心周波数Ωf0を出力する。この為には、上記スロッ
ト先頭アドレスdly0を受け、非同期再生メモリ714か
ら同期/パイロットシンボル(PS)のI成分とQ成分
データを読みだして、各々のシンボルの位相角を計算す
る。各シンボルの誤差位相データθ[i]値は、上記計
算の位相角と、図16に示す標準規格の各シンボル(R
PS)毎の公称位相角との差から求まる。これをプロッ
トすると、図8に示すプロット図が得られる。ここでθ
[i]とは、i番目のシンボルの位相角で、公称位相値
からの差分の角度とする。これらθ[i]のデータは離
散している為、位相直線761は、分散を最小とする計
算(最小二乗法)によって求める。求めた位相直線76
1からキャリア中心周波数Ωとの差、即ちエラー周波数
Δfが、Δf=ε[(Δθ/(t[54]−t
[1])]として求まる。これから、真のキャリア中心
周波数Ωf0は、Ω+Δfで求まる。これを、全シンボル
復調/パラメータ推定部400に供給する。
【0037】次に、全シンボル復調/パラメータ推定部
400を説明する。全シンボル復調/パラメータ推定部
400の内部構成は、図4に示すように、全chの同期
IQ初期値復調部401と、初期値抽出部402と、最
適パラメータ推定部800と、全シンボル復調部500
と、理想データ推定部600とで構成している。全シン
ボル復調/パラメータ推定部400は、初期同期部74
0からのスロット先頭アドレスdly0と、キャリア中心周
波数Ωf0を受け、IQ保存メモリ300からIQデータ
300aを読みだして、変調精度εが最小となるAx、
Ωx、Bx、σxを求める。また、変調精度εが最小とな
る全chの全シンボルの復調データA[n]、θ[n]
を求める。また、このときの全シンボルの理想データA
r[n]、θr[n]を特定する。これらのデータを変
調精度測定部に供給する。ここでnは、全シンボル個数
とする。
【0038】まず全シンボル復調/パラメータ推定部4
00の各部説明の前に、変調精度εを最小とするパラメ
ータの計算式(1)〜(23)を以下に示す。この計算
結果の中で、計算式(14)、(15)、(21)、
(23)は、初期値抽出部402又は、最適パラメータ
推定部800で使用する。
【0039】
【数2】
【0040】
【数3】
【0041】
【数4】
【0042】
【数5】
【0043】
【数6】
【0044】
【数7】 この数2〜数7は、シンボルの最適パラメータの計算式
(1)〜(23)と近似計算の手順を説明している。
【0045】まず、全chの同期IQ初期値復調部40
1を説明する。全chの同期IQ初期値復調部401の
構成は、図5に示すように、ch1ミキサ421と、c
h2ミキサ422と、ch3ミキサ423と、ch4ミ
キサ424と、ルート・ナイキストフィルタ431〜4
34とで構成している。ここでは、スロット先頭アドレ
スdly0と、キャリア中心周波数Ωf0を受け、IQ保存メ
モリ300からIQデータ300aを読みだして、4c
hの各同期/パイロットシンボル(PS)のI成分とQ
成分に変換した後、振幅値Ai[n]と位相角θi[n]
を復調する。
【0046】この為に、ch1では、Ωf0−6.75K
Hzの周波数と、32KHzのIQデータ300aか
ら、ch1ミキサ421でダウンコンバートしてベース
バンドに変換した後ルート・ナイキストフィルタ431
でフィルタする。これにより得たI成分とQ成分データ
から、振幅値Ai[n]と位相角θi[n]を計算して初
期値抽出部402に供給する。同様に、ch2では、Ω
f0−2.25KHzの周波数と、32KHzのIQデー
タ300aから、ch2ミキサ422でダウンコンバー
トしてベースバンドに変換した後ルート・ナイキストフ
ィルタ432でフィルタする。これにより得たI成分と
Q成分データから、振幅値Ai[n]と位相角θi[n]
を計算して初期値抽出部402に供給する。同様に、c
h3では、Ωf0+2.25KHzの周波数と、32KH
zのIQデータ300aから、ch3ミキサ423でダ
ウンコンバートしてベースバンドに変換した後ルート・
ナイキストフィルタ433でフィルタする。これにより
得たI成分とQ成分データから、振幅値Ai[n]と位
相角θi[n]を計算して初期値抽出部402に供給す
る。同様に、ch4では、Ωf0+6.75KHzの周波
数と、32KHzのIQデータ300aから、ch4ミ
キサ424でダウンコンバートしてベースバンドに変換
した後ルート・ナイキストフィルタ434でフィルタす
る。これにより得たI成分とQ成分データから、振幅値
Ai[n]と位相角θi[n]を計算して初期値抽出部4
02に供給する。
【0047】次に、初期値抽出部402では、上記で求
めた各chの同期/パイロットシンボル(PS)の振幅
値Ai[n]と位相角θi[n]を受けて、計算式(1
5)、(23)から初期値データAin、θin、Ωin、σ
inを求める。ここで、Ainはゲイン定数であり、同期/
パイロットシンボル(PS)が√18上に配置されてい
ることから求める。θinは初期位相であり、図16のシ
ンボル番号1の公称位相値を使用する。Ωinは、初期キ
ャリア周波数であり、初期値は、初期同期部740から
のキャリア中心周波数Ωf0とする。σinはバースト・ド
ループ・ファクタ(Burst Droop Factor)で初期値は0
とする。これら初期値データは、変調精度εを最小とす
る計算の初回のパラメータとして最適パラメータ推定部
800に供給する。
【0048】次に、全シンボル復調部500を説明す
る。全シンボル復調部500の構成は、図6に示すよう
に、ch1ミキサ521と、ch2ミキサ522と、c
h3ミキサ523と、ch4ミキサ524と、ルート・
ナイキストフィルタ531〜534と、ch1復調メモ
リ741と、ch2復調メモリ742と、ch3復調メ
モリ743と、ch4復調メモリ744で構成してい
る。全シンボル復調部500は、スロット先頭アドレス
dly0と、最適パラメータ推定部800からの復調周波数
関数Ωf(x)を受け、IQ保存メモリ300からIQデー
タ300aを読みだして、4chの全シンボルの振幅値
A[n]と位相角θ[n]を復調して復調メモリ741
〜744に格納する。ここで、各ミキサに与える復調周
波数関数Ωf(x)については、初回実行時のみ、初期同期
部740からのキャリア中心周波数Ωf0を使用する。2
回目以後は、最適パラメータ推定部800からの復調周
波数関数Ωf(x)を用いて復調する。
【0049】この為に、図6に示すように、ch1で
は、ch1ミキサ521とルート・ナイキストフィルタ
531で再生して求めた振幅値A[n]と位相角θ
[n]をch1復調メモリ741に格納する。同様にし
て、ch2では、ch2ミキサ522とルート・ナイキ
ストフィルタ532で復調してch2復調メモリ742
に格納する。ch3では、ch3ミキサ523とルート
・ナイキストフィルタ533で復調してch3復調メモ
リ743に格納する。ch4では、ch4ミキサ524
とルート・ナイキストフィルタ534で復調してch4
復調メモリ744に格納する。そして、これら復調メモ
リの振幅値A[n]と位相角θ[n]データは、読み出
されて最適パラメータ推定部800と理想データ推定部
600と変調精度演算部900で使用される。
【0050】次に、理想データ推定部600を説明す
る。理想データ推定部600では、上記の全シンボル復
調部500で求めた振幅値A[n]と位相角θ[n]を
使って、基準のシンボル点のどれに対応するかを判定し
又は与える。つまり、情報シンボル(IS)の場合に
は、図12に示す16種の基準のシンボル(RIS)点
位置の何れかに最適判定をして判定する。一方、同期/
パイロットシンボル(PS)の場合には、Ar[n]=
√18の公称値を与え、また、θ[n]は、各シンボル
番号に対応した同期/パイロットシンボル(RPS)の
公称位相値を与える。これらで得た理想シンボルデータ
Ar[n]、θr[n]は、最適パラメータ推定部80
0と、変調精度演算部900に供給する。ここで、この
情報シンボル(IS)の最適判定手段は、多値の変調信
号の復調として知られている最尤(さいゆう)判定方法
を使用して判定する。
【0051】次に、最適パラメータ推定部800を説明
する。最適パラメータを推定する為には、複数回推定し
て集束させる。最小の変調精度ε値に集束する為には、
最適パラメータ推定を3回程度繰り返すことで集束す
る。1回目の最適パラメータの推定では、初期値として
初期値抽出部402からの初期値データAin、θin、Ω
in、Bin、σinを使う。これと理想データ推定部600
からの理想データAr[n]、θr[n]と、全シンボル
復調部500からの全chの全シンボルの復調データ7
41a〜744aを受けて、変調精度εが最小となる最
適パラメータAx、θx、Ωx、Bx、σxを計算式(1
4)、(15)、(21)から求め、また、この最適パ
ラメータから復調周波数関数Ωf(x)を求めて、全シンボ
ル復調部500に供給する。ここで、復調周波数関数Ω
f(x)は、ゲイン定数Axと、初期位相θxと、キャリア周
波数Ωxと、バースト・ドループ・ファクタσxのパラメ
ータを関数とする32KHz相当の周波数信号である。
【0052】2回目以後の最適パラメータを推定する場
合は、初期値として前回自身が求めた最適パラメータA
x、θx、Ωx、Bx、σxを使う。これと、前回の復調周
波数関数Ωf(x)を全シンボル復調部500に供給して復
調した新たな復調データA[n]、θ[n]を受け、ま
た、新たに理想データ推定部600に供給して特定した
新たな理想データAr[n]、θr[n]を受けて、前回
と同様にして、変調精度εが最小となる新たな最適パラ
メータAx、θx、Ωx、Bx、σxを計算式(14)、
(15)、(21)から求める。また、この最適パラメ
ータから復調周波数関数Ωf(x)を求めて、全シンボル復
調部500に再び供給する。
【0053】この推定を、通常3回繰り返すことで変調
精度εの値は集束する。この結果、変調精度εが最小と
なる最適パラメータAx、θx、Ωx、Bx、σxが最終的
に求まる。これらの最適パラメータを次段の変調精度演
算部900に供給する。この最適パラメータを求める手
段は、特願平5ー12305のDQPSK変調信号評価
装置の線型回帰法の手段を応用して求めている。
【0054】次に、変調精度演算部900を説明する。
変調精度演算部900は、上記理想データ推定部600
で特定した理想データAr[n]、θr[n]と、全シン
ボル復調部500からの各chの全シンボルの復調デー
タA[n]、θ[n]を受けて、変調誤差計算式31に
基づき変調精度εを求め、また、各シンボル毎の誤差を
求めて出力部230に供給する。ここで、計算式31の
パラメータの記号は、V0=Bx、α=A0、φ=θxとお
く。
【0055】また、必要により、図1に示すように、ス
ロット先頭アドレスdly0にΔdlyを加算して前後の±1
アドレス位置にスロット先頭位置を変えて、全シンボル
復調/パラメータ推定部400に供給して再度復調す
る。そして、変調精度εが最小となるデータを選択して
出力部230への出力データにしても良い。
【0056】最後に、出力部230の説明をする。出力
部230では、これら解析結果の情報から各種出力形式
に応じたデータに加工変換した後、外部に出力してい
る。これらの測定全体の制御は、制御部280が行って
いる。出力部230は、変調精度εの値を外部に出力す
る。また、必要により、理想データAr[n]、θr
[n]や、全シンボルの復調データA[n]、θ[n]
の情報データから、各種出力形式に応じたデータに加工
変換した後出力しても良い。例えば、ベクトル誤差の振
幅・位相波形、ベクトル誤差のFFT、アイパターン、
コンスタレーション等の画面表示形式のデータ等であ
る。
【0057】(実施例2)本発明の実施例は、周波数変
換部190と表示手段をスペクトラムアナライザで実現
した場合である。これについて、図9を参照して以下に
説明する。システム構成は、スペクトラムアナライザ1
10と、測定部200と、SPAーI/F235と、外
部インターフェィス部113と、表示制御部115とで
構成している。接続としては、DUT100の出力端子
をスペクトラムアナライザ110の周波数変換部111
の入力端子に接続し、周波数変換部111の出力端子を
測定部200の入力端子に接続し、測定部200の出力
端子をSPAーI/F235の入力端子に接続し、SP
AーI/F235の出力端子をスペクトラムアナライザ
110の外部インターフェィス部113の入力端子に接
続し、外部インターフェィス部113の出力端を表示制
御部115の入力端に接続している。
【0058】スペクトラムアナライザ110は、DUT
100からの信号をスペクトラムアナライザの入力端子
で受けて、スペクトラムアナライザ内蔵の周波数変換部
111の機能により所定の周波数f202=21.42
MHzにダウンコンバートした後、この信号を出力端子
から出力して測定部200に供給する。測定部200
は、実施例1と同様の構成であり、変調精度εデータ
や、その他の測定データを出力部230から出力してS
PAーI/F235に供給する。SPAーI/F235
は、これを受けて、スペクトラムアナライザ110の外
部インターフェィス部113に対応する信号に変換した
後外部インターフェィス部113に供給する。スペクト
ラムアナライザ110側の外部インターフェィス部11
3は、SPAーI/F235からの信号を受けて、表示
制御部115に供給する。表示制御部115は、この信
号を受けてDMCA変調精度の各種表示用に変換した後
表示画面116に各種表示形態に応じて表示する。これ
により、一連の測定と表示を実現している。
【0059】(応用例)上記実施例1の説明(12c)
では、スロット同期検出部720のスロット同期点を検
出する手段において、高速にスロット同期点を求める為
に、粗分散と細かい分散の2回に分けて実施していた。
これに対して、全データに対して間引かずに直接1回で
分散を求めて、この分散が最も極小となるアドレス値、
即ち、スロットの先頭アドレスdly0として求める手段と
しても良い。
【0060】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、下記に記載されるような効果を奏する。変
調精度εに集束する迄の繰り返しの最適パラメータ推定
回数は、予め全chの同期IQ初期値復調部401と初
期値抽出部402を最適パラメータ推定部800に、概
略の初期値として最適パラメータAin、θin、Ωin、B
in、σinを供給して計算することで軽減される。この結
果、測定解析のサイクル時間は、短時間で解析できる効
果がある。また、初期同期部740で、ch1の同期/
パイロットシンボルのデータから、より誤差の少ないキ
ャリア中心周波数Ωf0を求めることにより、以後の計算
時間短縮の向上をもたらす。また、最適パラメータ推定
計算の計算時間は、最適パラメータの初期値Ain、θi
n、Ωin、Bin、σinを与えて、計算式(14)(1
5)(21)(23)で近似計算することにより、短縮
できる効果が得られる。AD変換器220でサンプリン
グした大量のデータは、直接測定部200内部で処理
し、解析した結果を外部に出力すれば良い利点が得られ
る。
【0061】実施例2の場合は、スペクトラムアナライ
ザ110が標準で装備している周波数変換機能を利用
し、これに、表示制御部115と、SPAーI/F23
5を設けることで容易に小型安価にシステムを構成でき
る利点が得られる。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の測定部200のデジタル変
調解析装置である。
【図2】(a)本発明のヒルベルト変換部310の構成
図である。 (b)本発明のヒルベルト変換部310のヒルベルト変
換器304の構成図である。
【図3】(a)本発明の初期同期部740の構成図であ
る。 (b)本発明のキャリア中心周波数検出部700の構成
図である。 (c)本発明のch1のIQ抽出部710の構成図であ
る。
【図4】本発明の全シンボル復調/パラメータ推定部4
00の構成図である。
【図5】本発明の全chの同期IQ初期値復調部401
の構成図である。
【図6】本発明の全シンボル復調部500の構成図であ
る。
【図7】(a)非同期再生メモリ714から起点アドレ
スと同期/パイロットシンボル(PS)のアドレスを説
明する図である。 (b)基本スロットに一致した場合のベクトル値推移図
である。 (c)基本スロットから外れた場合のベクトル値推移図
である。 (d)1回目の粗分散を求める場合を説明する分散推移
図である。 (e)2回目の狭い領域を細かく分散を求める場合を説
明する分散推移図である。
【図8】各シンボルの公称位相値を減算した位相データ
をプロットした図である。
【図9】本発明の実施例2で、スペクトラムアナライザ
で構成した場合のデジタル変調解析装置である。
【図10】従来の測定システムの構成図である。
【図11】従来の測定システムの解析ソフト170の構
成ブロック図である。
【図12】I成分とQ成分による16のシンボル点と円
周上の同期/パイロットシンボル(PS)を説明する図
である。
【図13】観測ベクトルの変調誤差を説明する図であ
る。
【図14】4chサブキャリア周波数を説明する図と、
中心周波数Ωと、IとQ成分のビットストリームとを説
明する図である。
【図15】DMCAの4chサブキャリアの送信系統図
である。
【図16】標準規格のスロット構成と各サブチャンネル
毎の各同期/パイロットシンボルの公称位相値を示す図
である。
【図17】標準規格のスロット構成と各サブチャンネル
毎のシンボル配置を示す図である。
【符号の説明】
100 DUT(被試験器) 101 被測定信号 102 第1ミキサ 103 信号発生器 110 スペクトラムアナライザ 111 周波数変換部 113 外部インターフェィス部 115 表示制御部 116 表示画面 170 解析ソフト 172 チャンネル分離部 173a〜173d IQ変換部 174a〜174d ルート・ナイキスト・フィルタ
部 175a〜175d クロック推定部 176a〜176d キャリア・オフセット推定部 177 変調精度誤差演算部 183 信号発生器 184 ワークステーション 190 デジタル変換部 191 被測定信号 192 周波数変換器 193、210 LPF(ローパス・フィルタ) 194、220 AD変換器 195 バッファメモリ 196 制御部 197 GPIBインターフェイス 200 測定部 202 第2ミキサ 203 第1発振器 210 第1LPF 221 クロック 230 出力部 235 SPAーI/F 240 ADバッファメモリ 240a ADメモリデータ 250 サンプリング部 280 制御部 300 IQ保存メモリ 300a IQデータ 302 バースト検出部 303 BPF 304、310 ヒルベルト変換部 311 第1周波数 312 90度位相シフタ 313 第3ミキサ 314 第4ミキサ 315 第3LPF 316 第4LPF 400 全シンボル復調/パラメータ推定部
400 401 全chの同期IQ初期値復調部40
1 402 初期値抽出部 421、521 ch1ミキサ 422、522 ch2ミキサ 423、523 ch3ミキサ 424、524 ch4ミキサ 431、432、433、434 ルート・ナイキス
トフィルタ 531、532、533、534、713 ルート・
ナイキストフィルタ 500 全シンボル復調部 600 理想データ推定部 700 キャリア中心周波数検出部 702 複素FFT処理 704 トータルパワー計算部 705 キャリア中心周波数Ω計算部 710 ch1のIQ抽出部 712 第5ミキサ 714 非同期再生メモリ 720 スロット同期検出部 740 初期同期部 741 ch1復調メモリ 742 ch2復調メモリ 743 ch3復調メモリ 744 ch4復調メモリ 760 周波数エラー検出部 800 最適パラメータ推定部 900 変調精度演算部 Ωf0 キャリア中心周波数 dly0 スロット先頭アドレス Ain 初期値ゲイン定数 θin 初期値位相角 Ωin 初期値キャリア周波数 Bin 初期値原点オフセット σin 初期値バースト・ドループ・ファク
タ Ai[n] ch1の振幅値(n=シンボル番
号) θi[n] ch1の位相角値(n=シンボル番
号) Ar[n] 理想シンボルの振幅値(n=シンボ
ル番号) θr[n] 理想シンボルの位相角値(n=シン
ボル番号) A[n] 測定振幅値(n=シンボル番号) θ[n] 測定位相角(n=シンボル番号) Ax ゲイン定数 θx 初期位相 Ωx キャリア周波数 Bx 原点オフセット σx バースト・ドループ・ファクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル通信システムで被試験器(DU
    T)が出力するデジタル方式のMCA(Multi Channel
    Acces)信号の変調精度の測定において、 DUTの信号を受けて、一定の中間周波数に変換する周
    波数変換部(190)を設け、 周波数変換部(190)からの信号を受けて、さらに低
    い中間周波数信号に変換した後AD変換してメモリに保
    存するサンプリング部(250)を設け、 直交検波(Quadrant Modurate Detector)してI成分と
    Q成分に変換するヒルベルト変換部(310)を設け、 I成分とQ成分信号を受けて、キャリア中心周波数(Ω
    f0)と、スロットの同期アドレス(dly0)を求める初期
    同期部(740)を設け、 初期同期部(740)の信号とI成分とQ成分信号を受
    けて、変調誤差εが最小となる最適パラメータ(ゲイン
    定数Ax、初期位相θx、キャリア周波数Ωx、バースト
    ・ドループ・ファクタσx)を求め、かつ、全シンボル
    の復調データ(シンボル番号nのベクトル値A[n]、
    位相角θ[n])を復調し、全シンボルの理想データ
    (理想シンボルのベクトル値Ar[n]、理想シンボル
    の位相角値θr[n])を特定する全シンボル復調/パ
    ラメータ推定部(400)を設け、 全シンボル復調/パラメータ推定部(400)の信号を
    受けて、変調精度εデータや各シンボル毎の変調誤差デ
    ータを求める変調精度演算部(900)を設け、 以上を具備していることを特徴としたデジタル変調解析
    装置。
  2. 【請求項2】 デジタル通信システムで被試験器が出力
    するデジタル方式のMCA信号の変調精度の測定におい
    て、 スペクトラムアナライザ(110)内に、DUTの信号
    を受けて、一定の中間周波数信号に変換する周波数変換
    部(111)を設け、測定部(200)からの信号を受
    けて、変調誤差の画面表示用データに変換する表示制御
    部(115)を設け、 測定部(200)としては、請求項1記載の、サンプリ
    ング部(250)と、ヒルベルト変換部(310)と、
    初期同期部(740)と、全シンボル復調/パラメータ
    推定部(400)と、変調精度演算部(900)とを設
    けて構成し、 以上を具備していることを特徴としたデジタル変調解析
    装置。
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