JPH0729688Y2 - 塔路進入阻止具 - Google Patents

塔路進入阻止具

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JPH0729688Y2
JPH0729688Y2 JP1990001299U JP129990U JPH0729688Y2 JP H0729688 Y2 JPH0729688 Y2 JP H0729688Y2 JP 1990001299 U JP1990001299 U JP 1990001299U JP 129990 U JP129990 U JP 129990U JP H0729688 Y2 JPH0729688 Y2 JP H0729688Y2
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JP
Japan
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shaped display
display piece
strip
attached
rotary shaft
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990001299U
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English (en)
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JPH0393573U (ja
Inventor
武夫 佐藤
睦人 北山
Original Assignee
株式会社オオタケ産業
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は送電線工事或は保守点検等の際に感電等の事
故がないようにするための塔路進入阻止具に関する。
[従来技術] 従来送電線等の工事の際に用いられる危険を防止するた
めの塔路進入阻止具には電柱等に簡単に取付けるように
した桿に危険を表示した旗等を取付けるものが多かった
が、工事の都度一一持運んで取付けたり外したりするこ
とが面倒であるため、鉄塔の上部へ水平方向に取付けら
れたL字状断面の型材等に危険を表示した旗等を巻きつ
けた桿を型材の長さ方向に沿わせて取付けておき、必要
な時には外方へ方向を変換して桿を突出させ、旗等を引
出して危険を表示するようにしたものが用いられてい
た。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記の塔路進入阻止具は危険を表示した旗
等よりなる帯状表示片を単に巻き付けているだけであっ
て、風雨に晒されるため傷みが早く不経済であり、又取
替えの手間を要する等の問題があり、旗等の帯状表示片
を持って行き、使用の都度桿に取付けるのと大差がない
状態であった。
この考案は上記の問題点に鑑み、鉄塔に取付けたケース
内に収納しておき、必要な時にケースから引出して使用
するようにし、帯状表示片が傷まないようにした塔路進
入阻止具の提供を目的としている。
[課題を解決するための手段] この考案は上記の目的を達成するために塔路進入阻止具
を送電線の鉄塔枠部に取付けられ、水平方向に方向変換
自在とされた筒体内に回転軸が設けられ、該回転軸には
帯状表示片が取付けられていると共に該回転軸は常時前
記帯状表示片の巻取り方向に回転付勢されており、該回
転軸が前記帯状表示片の繰出し終端で前記筒体に係脱自
在に係止される構成としたものである。
[作用] 送電線の鉄塔の枠部に取付けておき感電のおそれのある
危険な工事の場合には帯状表示片を筒体内から引出せば
帯状表示片が取付けられている回転軸が回転付勢に抗し
て回転し、帯状表示片が引出され帯状表示片の繰出し終
端で前記筒体に係止され引出された状態で停止する。
又、係止を外すことにより前記回転軸の付勢方向に回転
されるので、帯状表示片は前記回転軸に巻かれて筒体内
に収納され使用時以外は風雨や太陽光線に晒されないの
で傷みもない。
[実施例] 以下この考案にかかる塔路進入阻止具の一実施例につい
て図面により説明する。
1は筒体であって旗、網等よりなる帯状表示片2が長さ
方向に設けられたスリット1aから一端を覗かせて収納さ
れており、この筒体1はアルミ材等により形成され、一
端を保持フレーム3から突設された桿体9へ脱着可能に
嵌挿されており、又前記保持フレーム3はクランプ4の
下面に垂設された支軸5へ保持フレーム3の軸受筒部
3′を嵌挿して支承されており、クランプ4が鉄塔の水
平方向に設けられた枠材Aに取付固定されることによ
り、筒体1がスリット1aを下側にして水平状態で旋回で
きるようになっている。20はクランプ取付部を覆うカバ
ーを示す。
又、保持フレーム3には支軸5の軸線に対して直交方向
の係止桿6がコイルばね7により支軸5方向に弾発付勢
されて設けられており、保持フレーム3における支軸5
の軸受筒部3′に開けた孔3′aを介して支軸5に先端
を圧接している。
この係止桿6は保持フレーム3に突設されたピン8aを支
点として揺動自在に設けられたレバー8により、係止桿
6の側面に設けた突起6aを押して係止桿6を弾発付勢に
抗して支軸5と反対方向へ押動できるようになってい
る。
又、支軸5の周面には軸周を4等分する位置に前記係止
桿6の先端が係入する凹部5aが設けられ、筒体1が水平
方向に90°旋回した時点で停止するようになっており、
次の旋回にはレバー8を揺動させ、ピン6の先端を凹部
5aへの係入から外すことにより、筒体1を自在に旋回さ
せることができるようになっている。
10は筒体1内に設けられた中空の回転軸であり、一端に
固着された支軸11を前記フレーム3から一体に突設され
た桿体9の自由端の軸孔11aに回転自在に支承され、他
端から突出する方形断面の支軸12を筒体1の自由端に閉
塞状に止着した仕切板13の方形断面の支軸孔12aに嵌入
させて筒体1内に支持されている。
回転軸10は回転軸本体10aの周壁に長さ方向のスリット1
0bが設けられ、前記帯状表示片2(本実施例では旗とな
っている)の一方の端部2aに沿って設けられた折返しの
袋状部分に、細い金属芯等が挿入された装着部分を回転
軸10の支軸11側の一端から回転軸本体10a内へ挿入可能
となっており、帯状表示片2をスリット10bを介して外
方に出した状態で回転軸10に取付けることができるよう
になっており、帯状表示片2は上記のようにして取付け
られている。
又、回転軸10は回転軸本体10aの端部に設けられた軸受1
0′aにより回転軸本体10aが前記支軸12に対して回転自
在となっており、支軸12は回転軸本体10a内に延長軸部1
2′を有している。この延長軸部12′の先端側には回転
軸本体10a内に係止される仕切駒12′aを有し、延長軸
部12′の仕切駒12′aと前記支軸12の軸受10′a手前迄
の間に亘ってコイルばね14が挿入され、一端を仕切駒1
2′aに他端を延長軸12′に止着されている。
又回転軸10の支軸12側の端部外周面には一方の側面が帯
状表示片2の巻込方向へ弛い傾斜状に浅くなり、他方の
側面が略半径方向に急傾斜状の係止段部となっている軸
線方向の溝15が設けられている。
又、筒体1の保持フレーム3と反対側の端部にキャップ
状の蓋16が装着されており、この蓋15には直角に折曲さ
れた形状のストッパー17が一方の端部側を筒体1と平行
方向に向け、仕切板13に設けられた支軸孔12aの上方に
開けられた長孔13aに挿入し、他方の端部側を筒体1の
スリット1a側にして蓋16に設けられた孔16aから突出さ
せており、孔16aの両側にはストッパー17のガイド18が
蓋16と一体に設けられており、ストッパー17は長孔13a
の長さの範囲で昇降可能とされていると共にガイド18の
側方に一端を取付けられ、ストッパー17の上部側面に他
端を取付けられたコイルばね19により下方へ弾発付勢さ
れている。
そしてストッパー17の長孔13a内に挿入された一端は下
面を前記回転軸10の溝15が設けられている外周面に常時
圧接するようになっている。
又、前記帯状表示片2の回転軸10に取付けられている側
と反対側の端部2bにも袋状の折返し部が設けられて、こ
の折返し部に前記筒体1のスリット1a幅よりも太径の塩
化ビニール等よりなるロッドが挿入され、帯状表示片2
の巻込時に端部2bが筒体1のスリット1aの入口で係止さ
れるようになっていると共に、この端部2bには鳩目を有
する係止片2cが設けられており、帯状表示片2の引出時
に鉄塔から前記枠材Aと平行に設けられる突設桿aにフ
ック等により係止されることもできるようになってい
る。
そして回転軸10は帯状表示片2が回転軸10に巻込まれ、
尚巻込方向に稍回転付勢された状態で支軸12を支軸孔12
aに挿入して筒体1内に支持されている。
従って帯状表示片2の端部2bを持って引出すと、コイル
ばね14は一端を筒体1と一体に止着されている仕切板13
に保持されて回転不能とされた延長軸部12′に固着され
ているので帯状表示片2の引出しによる回転軸10の回転
により、コイルばね14は他端を回転軸10と共に回転する
仕切駒12′aにより捩られる。
このためコイルばね14には元の状態に戻ろうとする反発
力を生じ、回転軸10を帯状表示片2の巻込方向に回転さ
せようにする。
そして回転軸10の支軸12側の端部外周面に設けられた溝
15部分は回転軸10と共に回転し、ストッパー17は溝15へ
の落込と傾斜面によっての脱出とを繰返し、帯状表示片
2の繰出しが終る時点で溝15にストッパー17が係入した
時に係止段部によりストッパー17が回転軸10を係止し、
前記コイルばね14の反発力による帯状表示片2の巻込を
防止し、帯状表示片2は繰出された状態で保持される。
そして塔路への進入阻止の必要がなくなった時には、ス
トッパー17を上昇させればストッパー17の先端が溝15か
ら脱出して係止が解除されるので回転軸10はコイルばね
14の反発力により回転し、帯状表示片2は回転軸10に巻
取られ、スリット1aを介して筒体1内に収納される。
[効果] この考案にかかる塔路進入阻止具は上記のように送電線
の鉄塔枠部に取付けられ、水平方向に方向変換自在とさ
れた筒体内に回転軸が設けられ、該回転軸には帯状表示
片が取付けられていると共に該軸は常時前記帯状表示片
の巻取り方向に回転付勢されており、該軸が前記帯状表
示片の繰出し終端で前記筒体に係脱自在に係止される構
成とされているのでこれを鉄塔枠部に取付け、筒体を水
平方向に旋回させて塔路に突出させ、帯状表示片の端部
を持って引出すことにより繰出し終端で回転軸が筒体に
係止され、危険表示或は進入禁止をすることができる。
又、危険表示の必要がなくなった時には回転軸の係止を
外すことにより帯状表示片は筒体内に自動的に巻込まれ
るので操作が極めて簡単である。
更に帯状表示片は筒体内に巻込まれるので塔路進入阻止
具を常時鉄塔に取付けておいても風雨や太陽光線等によ
って損傷することがない。
又、筒体は送電線によって色分けして使用することが多
いので、実施例のように筒体を保持フレーム3から取外
し可能とすることにより筒体への色塗りがマスキングテ
ープ等を使用することなく行えるので非常に便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかゝる塔路進入阻止具の正面図、第
2図は同平面図、第3図は帯状表示片を省略して示す同
縦断面図、第4図は同分解斜視図、第5図は第3図にお
けるx−x線断面図、第6図は蓋の内面側を示す正面
図、第7図は帯状表示片の回転軸への取付方法を示す斜
視図である。 1……筒体、2……帯状表示片、3……保持フレーム、
4……クランプ、5……支軸、6……係止桿、10……回
転軸、11、12……支軸、14……コイルばね、15……溝、
17……ストッパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送電線の鉄塔枠部に取付けられ、水平方向
    に方向変換自在とされた筒体内に回転軸が設けられ、該
    回転軸には帯状表示片が取付けられていると共に該回転
    軸は常時前記帯状表示片の巻取り方向に回転付勢されて
    おり、該回転軸が前記帯状表示片の繰出し終端で前記筒
    体に係脱自在に係止されることを特徴とする塔路進入阻
    止具。
JP1990001299U 1990-01-12 1990-01-12 塔路進入阻止具 Expired - Lifetime JPH0729688Y2 (ja)

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JP1990001299U JPH0729688Y2 (ja) 1990-01-12 1990-01-12 塔路進入阻止具

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JPH0393573U JPH0393573U (ja) 1991-09-24
JPH0729688Y2 true JPH0729688Y2 (ja) 1995-07-05

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