JPH07296541A - 記録媒体収納カートリッジ - Google Patents

記録媒体収納カートリッジ

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JPH07296541A
JPH07296541A JP6089538A JP8953894A JPH07296541A JP H07296541 A JPH07296541 A JP H07296541A JP 6089538 A JP6089538 A JP 6089538A JP 8953894 A JP8953894 A JP 8953894A JP H07296541 A JPH07296541 A JP H07296541A
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cartridge
recording medium
recording
disc
disk
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Etsuko Aizawa
悦子 相澤
Kenji Takahashi
賢二 高橋
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 記録媒体1を収納するカートリッジ5を構成
する上ハーフ5aが透明材料よりなり下ハーフ5bが不
透明材料よりなる。上ハーフ5aにおいて、記録媒体1
に対応する領域の一部5cは平坦でクリヤな面であり、
他の部分5dはシボ処理により不透明となっている。カ
ートリッジ5内に配設されるロック部材等は、上または
下ハーフ5a,5bと同材料または同色材料で形成され
ている。 【効果】 記録媒体1を外方から見えるようにしつつ、
ロック部材等を見難くして、誤操作や悪戯を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報信号の記録がなさ
れる記録ディスクや記録テープの如き記録媒体を、この
記録媒体に対する情報信号の記録や再生が可能である状
態にて収納する記録媒体収納カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク、磁気ディスク、また
は、光磁気ディスクの如き記録ディスク、あるいは、磁
気テープの如き記録テープ、すなわち、記録媒体を、こ
の記録媒体に対する情報信号の記録及び再生が可能な状
態となして収納する記録媒体収納カートリッジが提案さ
れている。上記記録媒体とこの記録媒体を収納した記録
媒体収納カートリッジとは、ディスクカートリッジ、ま
たは、テープカートリッジを構成する。
【0003】上記記録媒体収納カートリッジは、上記記
録媒体を収納する筐体状のカートリッジと、このカート
リッジの外面部上に移動可能に配設され該カートリッジ
に形成された開口部を開閉蓋するシャッタ部材とを有し
て構成されている。
【0004】上記カートリッジは、上記記録媒体が上記
記録ディスクである場合にあっては、一辺の長さが該記
録ディスクの直径に略々等しい矩形状の主面部を有する
薄い筐体状に形成され、該記録ディスクを回転可能に収
納する。そして、この記録媒体収納カートリッジは、上
記記録ディスクとともに、ディスクカートリッジを構成
する。
【0005】また、上記カートリッジは、上記記録媒体
が上記記録テープである場合にあっては、この記録テー
プが巻装されたサプライリール及びこの記録テープを巻
き取るテイクアップリールの2個のテープリールを並列
させて収納し得る筐体状に形成され、該各テープリール
を回転可能に収納する。そして、この記録媒体収納カー
トリッジは、上記記録テープとともに、テープカートリ
ッジを構成する。
【0006】上記ディスクカートリッジにおいては、上
記開口部は、上記記録ディスクの信号記録領域の一部を
外方側に臨ませるものとして、上記カートリッジの主面
部に形成されている。この開口部は、上記カートリッジ
の主面部の略々中央部よりこのカートリッジの一側縁部
近傍に亘る長方形状に形成されている。
【0007】また、上記開口部は、上記テープカートリ
ッジにおいては、上記記録テープのうちの上記サプライ
リールより上記テイクアップリールに亘る部分を外方側
に臨ませるものとして、上記カートリッジの側面部に形
成されている。
【0008】上記シャッタ部材は、薄い金属板材料によ
り形成されている。すなわち、このシャッタ部材は、上
記金属板材料を所定形状に打ち抜き加工し、次いで、こ
の金属板材料を屈曲加工することにより形成される。こ
のシャッタ部材は、上記カートリッジにより移動可能に
支持される被支持板部と、上記開口部を閉蓋するための
蓋板部とを有して形成されている。
【0009】すなわち、上記ディスクカートリッジにお
いては、上記シャッタ部材は、略々長方形状に形成され
た上記被支持板部と、この被支持板部の両側縁部、すな
わち、長辺部より、互いに同一方向に垂設された一対の
蓋板部とを有して形成されている。このシャッタ部材
は、上記被支持板部を上記カートリッジの一側面部に設
けられた支持溝に係合させて該一側面部に沿って移動可
能に支持され、上記各蓋板部を該カートリッジの両主面
部上に沿わせている。上記各蓋板部は、上記被支持板部
が上記カートリッジの一側面部に沿って移動操作される
ことにより、上記開口部を開閉蓋する。
【0010】そして、上記カートリッジ内には、上記シ
ャッタ部材を閉蓋状態にて掛止するためのロック部材が
配設されている。このロック部材は、ポリアセタール樹
脂(polyacetal,POM)の如き弾性を有す
る合成樹脂材料により形成されている。
【0011】このロック部材は、上記シャッタ部材が上
記開口部を閉蓋する位置である閉蓋位置にあるときに、
このシャッタ部材に係合し、このシャッタ部材が該開口
部を開蓋させる方向へ移動することを阻止する。そし
て、このロック部材は、このロック部材の弾性力に抗し
て変位されると、上記シャッタ部材への係合を解除し、
このシャッタ部材の移動を可能となす。また、このロッ
ク部材は、上記シャッタ部材が上記開口部を開蓋させる
開蓋位置より上記閉蓋位置に移動されると、このロック
部材の弾性力により、再び該シャッタ部材に係合する。
【0012】上記ディスクカートリッジが、上記記録デ
ィスクに対する情報信号の記録及び再生を行うディスク
ドライブ装置に装着されるとき、上記ロック部材は、こ
のディスクドライブ装置が有するシャッタ開蓋部材によ
り弾性変位され、上記シャッタ部材への係合を解除す
る。そして、上記シャッタ部材は、上記シャッタ開蓋部
材により上記被支持板部の前端部を当接され、該ディス
クカートリッジの装着位置への移動に伴って開蓋操作さ
れる。
【0013】そして、上記ディスクカートリッジは、上
記ディスクドライブ装置より排出されるとき、このディ
スクドライブ装置の閉蓋操作部材により、上記シャッタ
部材をこのディスクドライブ装置に対する停止状態に保
持され、排出方向への移動に伴って該シャッタ部材を閉
蓋操作された後、該ディスクドライブ装置より排出され
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な記録媒体収納カートリッジにおいては、上記記録媒体
の状態の上記カートリッジの外方側よりの確認を可能と
なすため、上記カートリッジを透明な材料で形成したも
のがある。
【0015】上記ディスクカートリッジにおいても、上
記カートリッジを透明な材料により形成し、このカート
リッジの外方側より、上記記録ディスクが透視できるよ
うになされたものが提案されている。
【0016】ところで、上記ロック部材は、摺動摩耗特
性、バネ特性、耐クリープ特性等の諸特性が良好な材料
で形成する必要がある。このような特性を満足する材料
として、上述したように、ポリアセタール樹脂(pol
yacetal,POM)が挙げられる。
【0017】しかしながら、上記カートリッジを透明な
材料により形成した場合、上記ポリアセタール樹脂は乳
白色であるため、上記ロック部材は、該カートリッジの
外方側より容易に透視できることとなる。上記カートリ
ッジの外方側より上記ロック部材が透視できると、この
ロック部材が上記シャッタ部材を掛止している状態が明
瞭となってしまい、このディスクカートリッジを上記デ
ィスクドライブ装置に装着しない状態において、誤操作
により、あるいは興味本意や悪戯により、該ロック部材
を変位させて該シャッタ部材を開蓋させてしまうことが
生じ易くなる。
【0018】このようにして上記シャッタ部材が開蓋さ
れてしまうと、上記開口部を介しての上記カートリッジ
内への塵挨や手指の進入が生じ、上記記録媒体の傷損や
汚損が生じ易くなる。
【0019】また、上記カートリッジを透明な材料によ
り形成した場合には、このカートリッジの機械的強度を
維持するためのリブやボス、あるいは、このカートリッ
ジの形成時に金型より押し出すときに生じる突き出しピ
ンの跡等、このカートリッジの内側面部にある全ての凹
凸が外方側より透視できる状態となり、このカートリッ
ジの質感や商品価値を低下させるという問題もある。
【0020】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、収納した記録媒体の状態の外方
側よりの確認が行えるとともに、誤操作や悪戯等によ
り、上記記録媒体の一部を外方側に臨ませる開口部を開
閉するシャッタ部材が開蓋されてしまうことが防止され
た記録媒体収納カートリッジを提供することを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係る記録媒体収納カート
リッジは、上ハーフと下ハーフとが突き合わせ結合され
て筐体状に形成され記録媒体を収納し該記録媒体の信号
記録領域の一部を外方側に臨ませる開口部を有するカー
トリッジと、このカートリッジの外面部上に移動可能に
取り付けられ移動操作されることにより上記開口部を開
閉蓋するシャッタ部材と、上記カートリッジ内に配設さ
れ上記開口部を閉蓋する閉蓋位置にあるシャッタ部材を
解除可能に掛止するロック部材と備え、上記上ハーフ
は、透明材料により形成され、上記下ハーフは、不透明
材料により形成され、上記ロック部材は、上記上ハーフ
及び上記下ハーフのいずれか一方と同色の材料により形
成されていることとなされたものである。
【0022】また、本発明は、上記記録媒体収納カート
リッジにおいて、上記上ハーフは、少なくとも上記ロッ
ク部材が配設された位置に対応する領域の外側面部が、
粗面部となされていることとしたものである。
【0023】
【作用】本発明に係る記録媒体収納カートリッジにおい
ては、記録媒体を収納しこの記録媒体の信号記録領域の
一部を外方側に臨ませる開口部を有する上ハーフと下ハ
ーフとからなるカートリッジは、該上ハーフが透明材料
により形成され、該下ハーフが不透明材料により形成さ
れ、該開口部を開閉するシャッタ部材を閉蓋位置にて解
除可能に掛止するロック部材が該上ハーフ及び該下ハー
フのいずれか一方と同色の材料により形成されているの
で、上記上ハーフを介しての透視による上記ロック部材
の認識を困難となし、このロック部材に対する誤操作を
防止する。
【0024】また、上記記録媒体収納カートリッジにお
いて、上記上ハーフは、少なくとも上記ロック部材が配
設された位置に対応する領域の外側面部が、粗面部とな
されていることとした場合には、上記上ハーフを介して
の透視による上記ロック部材の認識を一層困難となし、
このロック部材に対する誤操作を防止する。
【0025】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。この例は、本発明に係る記録媒体収
納カートリッジを、図1及至図3、並びに、図8及び図
9に示すように、記録ディスク1としていわゆる光磁気
ディスク光ディスク、または、光ディスクを収納してデ
ィスクカートリッジを構成するものとして使用した例で
ある。
【0026】上記光磁気ディスクは、直径が例えば64
mm程度、あるいは、これより大径の、ポリカーボネイ
ト(polycarbonate,PC)、アクリル
(メタクリル樹脂、polymethylmethac
rylate,PMMA)の如き透明合成樹脂材料、ま
たは、硝子材料よりなる円盤状のディスク基板に、磁性
材料からなる信号記録層が被着形成されて構成されてい
る。
【0027】上記信号記録層は、集光されたレーザビー
ムの照射等の手段により局所的にいわゆるキュリー温度
以上に加熱され、この加熱された部分に外部磁界が印加
されることにより、情報信号の書き込みをなされる。こ
のように書き込まれた情報信号は、上記信号記録層にレ
ーザビームの如き直線偏光光束を照射し、この光束の反
射光束についての該記信号記録層におけるいわゆるカー
効果による偏光方向の回転角度を検出することにより、
読み出すことができる。
【0028】また、上記光ディスクは、上記光磁気ディ
スクのディスク基板と同様のディスク基板に、アルミニ
ウムの如き金属材料よりなる反射層が被着形成されて構
成されている。
【0029】この光ディスクのディスク基板には、射出
成形等の手段により、情報信号に対応した微細なピット
列が形成されている。この光ディスクに書き込まれてい
る情報信号は、上記ピット列にレーザビームの如きコヒ
ーレント光光束を照射し、この光束の反射光束について
の該記信号記録層における拡散や干渉による光量の変化
量を検出することにより、読み出すことができる。
【0030】上記光磁気ディスク、または、上記光ディ
スクである記録ディスク1の中央部分には、円形のチャ
ッキング用透孔4が開設されている。そして、上記記録
ディスク1には、上記チャッキング用透孔4を上方側よ
り閉蓋するようにして、このチャッキング用透孔4に略
々対応した直径の円盤状のチャッキングプレート2が取
り付けられている。このチャッキングプレート2は、
鉄、ステンレスの如き磁性を有する金属材料により形成
されている。
【0031】上記記録ディスク1は、ディスクドライブ
装置の如き、この記録ディスク1に対して情報信号の記
録、または、再生を行うディスクドライブ装置におい
て、回転操作されるディスクテーブルの上面部に形成さ
れた円錐台状の突起部により、上記チャッキング用透孔
4を基準として、ディスク基板の主面部に沿う方向の位
置決め、すなわち、センタリングをなされる。また、上
記記録ディスク1は、上記ディスクテーブルに内蔵され
たマグネットにより、上記チャッキングプレート2を吸
引され、該ディスクテーブル上に保持される。このと
き、上記ディスクテーブルの上記突起部の周囲部分は、
上記記録ディスク1の上記チャッキング用透孔4の周囲
部分を当接支持し、上記ディスク基板の主面部に垂直な
方向、すなわち、高さ位置の位置決めを行う。
【0032】そして、上記光磁気ディスクは、図1及至
図3に示すように、カートリッジ5に回転可能に収納さ
れて、情報信号の記録再生兼用のディスクカートリッジ
20を構成する。また、上記光ディスクは、図8及び図
9に示すように、カートリッジ16に回転可能に収納さ
れて、情報信号の再生専用のディスクカートリッジ21
を構成する。
【0033】上記光磁気ディスクを収納して記録再生兼
用のディスクカートリッジ20を構成する上記カートリ
ッジ5は、上ハーフ5a及び下ハーフ5bが突き合わせ
結合されることにより、一辺の長さが該光磁気ディスク
の直径に略々対応した矩形状の主面部を有する薄い筐体
状に構成されている。
【0034】上記カートリッジ5は、図3に示すよう
に、上面側の主面部に、上記光磁気ディスクの信号記録
面の一部を外方に臨ませるための磁気ヘッド用開口部2
3を有している。この磁気ヘッド用開口部23は、上記
上ハーフ5aの主面部の略々中央部分より、この主面部
の一側縁部近傍に亘って、長方形状に形成されている。
【0035】上記上ハーフ5aは、ポリカーボネイト
(polycarbonate,PC)の如き、透明な
合成樹脂材料により形成されている。この上ハーフ5a
を構成する材料としては、光透過性が高く、機械的特性
に優れたものが好適であり、例えば、以下に示す如きポ
リカーボネイトが挙げられる。
【0036】 パンライトL−1225(商品名:帝人化成) パンライトL−1250(商品名:帝人化成) ノバレックス7022R(商品名:三菱化成) ユーピロンS−2000(商品名:三菱化成) ユーピロンS−3000(商品名:三菱化成) ユーピロンH−3000(商品名:三菱化成) タフロンIR1900H(商品名:出光石油化学) タフロンIR1700H(商品名:出光石油化学) レキサン100(商品名:GEPlastics) レキサン120(商品名:GEPlastics) レキサン130(商品名:GEPlastics) レキサン140(商品名:GEPlastics) マクロロン2405(商品名:Bayer)
【0037】また、上記カートリッジ5は、下面側の主
面部の上記磁気ヘッド用開口部23に対向する位置に光
学ピックアップ用開口部22を有し、この下面側の主面
部の略々中央部分にチャッキング用開口部13を有して
いる。すなわち、この光学ピックアップ用開口部22
は、上記下ハーフ5bの主面部の略々中央部分より、こ
の主面部の一側縁部近傍に亘って、長方形状に形成され
ている。また、上記チャッキング用開口部13は、上記
下ハーフ5bの主面部の略々中央部分に形成され、図2
に示すように、上記チャッキング用透孔4及び上記チャ
ッキングプレート2を外方に臨ませている。
【0038】上記下ハーフ5bは、種々の色を有する不
透明な合成樹脂材料により形成されている。
【0039】この記録再生兼用のディスクカートリッジ
20は、ディスクドライブ装置の如きディスクドライブ
装置に対して、図1及び図2中矢印Aで示すように、前
方方向に挿入されて装着される。
【0040】上記記録再生兼用のディスクカートリッジ
20のカートリッジ5において、上記磁気ヘッド用開口
部23及び上記光学ピックアップ用開口部22は、シャ
ッタ部材6に依って開閉可能となされている。このシャ
ッタ部材6は、これら開口部23,22に対応した互い
に平行に相対向された上側及び下側蓋板部6a,6b
と、これら各蓋板部6a,6bの一端側同士間を連結す
る被支持板部6cとを有して、薄い金属板材料により、
一体的に構成されている。
【0041】上記シャッタ部材6は、上記被支持板部6
cを、上記カートリッジ5の一側部に前後方向に亘って
形成されたガイド溝部7に沿って摺動可能に支持されて
いる。すなわち、上記シャッタ部材6は、上記被支持板
部6cの前端側に第1及び第2のガイド爪39,38を
有し、該被支持板部6cの後端側に第3のガイド爪40
を有している。これらガイド爪39,38,40は、上
記被支持板部6cに対して、上記各蓋板部6a,6bと
同方向に垂設され、これら蓋板部6a,6bに平行とな
されている。これらガイド爪39,38,40は、上記
ガイド溝部7に進入されている。そして、上記下側蓋板
部6bの上記被支持板部6c側である基端側には、前方
側及び後方側に係合爪が突設されている。これら係合爪
は、上記下ハーフ5bの下側主面部の一側縁部近傍に、
該縁部に沿って形成された係合溝27に進入している。
【0042】上記シャッタ部材6は、上記カートリッジ
5の一側縁部に沿って後方にスライドされることにより
上記各開口部23,22を開蓋し、後方側より前方にス
ライドされて初期位置に復帰されると上記各蓋板部6
a,6bにより該各開口部23,22を閉蓋する。な
お、上記カートリッジ5の上下主面部において、上記各
蓋板部6a,6bが移動する領域には、該各蓋板部6
a,6bの厚さに対応した深さの凹部26が形成されて
いる。したがって、上記各蓋板部6a,6bは、上記凹
部26内に位置することによって、上記カートリッジ5
の主面部に対して面一な状態となされている。また、上
記カートリッジ5の上側の主面部には、上記凹部26が
形成された領域の外に、ラベル貼付領域15が形成され
ている。このラベル貼付領域15は、貼付されるラベル
の厚さに対応した深さを有し該ラベルの形状に対応した
形状の凹部として形成されている。
【0043】そして、上記上ハーフ5aの外側面部は、
上記記録ディスク1に対応する領域の一部である滑面部
5cを除いて、粗面部5dとなされている。この粗面部
5dは、いわゆるシボ処理や梨地処理ともいわれるもの
を施されたかの如き状態となっている。この粗面部5d
は、表面部が粗面であることにより、透過する光線を不
規則に拡散させ、この粗面部5dを介しての透視を阻止
する。この粗面部5dは、少なくとも後述するロック部
材30に対応する領域を含む領域に形成されており、こ
の例では、上記記録ディスク1に対応する領域の一部で
ある滑面部5cを除いた領域となっている。
【0044】なお、上記粗面部5dの粗度は、例えば、
Z=15±2μm、Rmax≦25μm程度が適当と思わ
れるが、本発明に係る記録媒体収納カートリッジは、こ
の数値に限定されることなく、該粗面部5dの粗度につ
いては、広範囲の粗度において、構成することができ
る。
【0045】上記滑面部5cは、表面部が滑面となされ
ていることにより、この滑面部5cを介しての透視を可
能となしている。この滑面部5cは、上記記録ディスク
1の周縁部分の一部に対応する円弧形状の領域に形成さ
れており、上記シャッタ部材6が設けられた側の反対側
に位置している。
【0046】そして、上記光ディスクを収納して再生専
用のディスクカートリッジ21を構成する上記カートリ
ッジ16は、上ハーフ16a及び下ハーフ16bが突き
合わせ結合されることにより、一辺の長さが該光磁気デ
ィスクの直径に略々対応した矩形状の主面部を有する薄
い筐体状に構成されている。
【0047】上記上ハーフ16aは、上記記録再生兼用
のディスクカートリッジ20用のカートリッジ5を構成
する上ハーフ5aと同様に、ポリカーボネイトの如き、
透明な合成樹脂材料により形成されている。また、上記
下ハーフ16bは、上記記録再生兼用のディスクカート
リッジ20用のカートリッジ5を構成する下ハーフ5b
と同様に、種々の色を有する不透明な合成樹脂材料によ
り形成されている。
【0048】上記カートリッジ16は、下面側の主面部
に、上記光ディスクの信号記録面の一部を外方に臨ませ
るための光学ピックアップ用開口部22を有している。
この光学ピックアップ用開口部22は、上記下ハーフ5
bの主面部の略々中央部分より、この主面部の一側縁部
近傍に亘って、長方形状に形成されている。また、この
カートリッジ5は、下面側の主面部の略々中央部分にチ
ャッキング用開口部13を有している。このチャッキン
グ用開口部13は、図9に示すように、上記チャッキン
グ用透孔4及び上記チャッキングプレート2を外方に臨
ませている。この再生専用のディスクカートリッジ21
は、ディスクドライブ装置の如きディスクドライブ装置
に対して、図8及び図9中矢印Aで示すように、前方方
向に挿入されて装着される。
【0049】上記再生専用のディスクカートリッジ21
のカートリッジ16において、上記上記光学ピックアッ
プ用開口部22は、シャッタ部材17に依って開閉可能
となされている。このシャッタ部材17は、上記開口部
22に対応した下側蓋板部17bと、この下側蓋板部1
7bの一端側に連設された被支持板部17cとを有し
て、薄い金属板材料により、一体的に構成されている。
【0050】上記シャッタ部材17は、上記被支持板部
17cを、上記カートリッジ16の一側部に前後方向に
亘って形成されたガイド溝部7に沿って摺動可能に支持
されている。すなわち、上記シャッタ部材17は、上述
した記録再生兼用のディスクカートリッジ20における
シャッタ部材6と同様に、上記被支持板部17cの前端
側に第1及び第2のガイド爪を有し、該被支持板部17
cの後端側に第3のガイド爪を有している。これらガイ
ド爪は、上記被支持板部17cに対して、上記下側蓋板
部17bと同方向に垂設され、この下側蓋板部17bに
平行となされている。これらガイド爪は、上記ガイド溝
部7に進入されている。そして、上記下側蓋板部17b
の上記被支持板部17c側である基端側には、前方側及
び後方側に係合爪が突設されている。これら係合爪は、
上記下ハーフ5bの下側主面部の一側縁部近傍に、該縁
部に沿って形成された係合溝27に進入している。
【0051】上記シャッタ部材17は、上記カートリッ
ジ5の一側縁部に沿って後方にスライドされることによ
り上記光学ピックアップ用開口部22を開蓋し、後方側
より前方にスライドされて初期位置に復帰されると上記
下側蓋板部17bにより該光学ピックアップ用開口部2
2を閉蓋する。なお、上記カートリッジ16の下側主面
部において、上記下側蓋板部17bが移動する領域に
は、該下側蓋板部17bの厚さに対応した深さの凹部2
6が形成されている。したがって、上記下側蓋板部17
bは、上記凹部26内に位置することによって、上記カ
ートリッジ16の下側の主面部に対して面一な状態とな
されている。また、上記カートリッジ5の上側の主面部
には、略々全面に亘って、ラベル貼付領域19が形成さ
れている。このラベル貼付領域19は、貼付されるラベ
ルの厚さに対応した深さを有し該ラベルの形状に対応し
た形状の凹部として形成されている。
【0052】そして、上記上ハーフ16aの外側面部
は、上記記録ディスク1に対応する領域の一部である滑
面部16cを除いて、上記記録再生兼用のディスクカー
トリッジ20における粗面部5dと同様の粗面部16d
となされている。この粗面部16dは、表面部が粗面で
あることにより、透過する光線を不規則に拡散させ、こ
の粗面部16dを介しての透視を阻止する。この粗面部
16dは、少なくとも後述するロック部材30に対応す
る領域を含む領域に形成されており、この例では、上記
記録ディスク1に対応する領域の一部である滑面部16
cを除いた領域となっている。
【0053】上記滑面部16cは、表面部が滑面となさ
れていることにより、この滑面部16cを介しての透視
を可能となしている。この滑面部16cは、上記記録デ
ィスク1の略々半分に対応する半円形領域に形成されて
おり、上記シャッタ部材17が設けられた側の反対側に
位置している。
【0054】上記各シャッタ部材6,17には、上記被
支持板部6c,17cの略々中央位置に、側方側に向け
て、閉蓋操作孔8が開設されている。この閉蓋操作孔8
は、上記ディスクドライブ装置において上記各シャッタ
部材6,17を閉蓋操作するための部材が係合するため
の透孔である。
【0055】なお、上記ガイド溝部7は、上記カートリ
ッジ5,17の前端面部にまで亘って形成され、この前
端面部対し開放されている。
【0056】上記カートリッジ5,16内には、前方側
の一側側部分に位置して、ロック部材30が配設されて
いる。このロック部材30は、支軸部31と、この支軸
部31より突出形成された支持腕部33及びロック腕部
32とを有して、弾性を有する合成樹脂材料により、一
体的に形成されている。このロック部材を形成する材料
としては、ポリアセタール樹脂(polyaceta
l,POM)が好適である。
【0057】上記ロック部材30は、上記支軸部31
を、上記カートリッジ5,16内の嵌合凹部36に嵌合
させて配設されている。そして、このロック部材30
は、上記支持腕部33を上記カートリッジ5,16内に
突設された壁部に当接させて上記支軸部31回りの回動
を阻止された状態で、上記ロック腕部32を上記ガイド
溝部7内に内側側より臨ませている。このロック腕部3
2は、上記ロック部材30の弾性力により、外方側に弾
性付勢されている。
【0058】上記ロック腕部32は、上記シャッタ部材
6,17が上記各開口部23,22を閉蓋する位置であ
る閉蓋位置にあるときに、上記第1のガイド爪39に係
合し、このシャッタ部材6,17が後方側、すなわち、
上記各開口部23,22を開蓋させる方向へ移動するこ
とを阻止する。そして、このロック腕部32は、上記ロ
ック部材30の弾性力に抗して内方側に変位されると、
上記シャッタ部材6,17の第1のガイド爪39への係
合を解除し、このシャッタ部材6,17が後方側へ移動
することを可能となす。また、このロック腕部32は、
上記シャッタ部材6,17が後方の開蓋位置より前方側
に移動されて上記閉蓋位置に至ると、上記ロック部材3
0の弾性力により、上記第1のガイド爪39に係合す
る。
【0059】上記ロック部材30は、上記下ハーフ5
b,16bと略々同色の材料により形成されている。な
お、このロック部材30は、適当な弾性を有する材料で
あれば、上記上ハーフ5a,16aと同色、すなわち、
透明な材料により形成してもよい。上記上ハーフ5a,
16aにおいて、上記ロック部材30が配設された位置
に対応する領域は、上記粗面部5d,16dとなってい
る。
【0060】そして、上記各カートリッジ5,16の下
側主面部には、対をなす前方側及び後方側位置決め穴
9,10が形成されている。上記前方側位置決め穴9
は、上記光学ピックアップ用開口部22の前方側の主面
部の縁部近傍に位置しており、長径方向が前後方向とな
された長円形に形成されている。また、上記後方側位置
決め穴10は、上記光学ピックアップ用開口部22の後
方側の主面部の縁部近傍に位置しており、円形に形成さ
れている。
【0061】また、上記各カートリッジ5,16の下側
主面部後方側の他側側の縁部近傍には、複数の識別用穴
24が形成されている。これら識別用穴24は、これら
カートリッジ5,16が収納している記録ディスク1の
種別や状態、例えば情報信号の記録が可能か否かを識別
するためのものである。
【0062】上記記録再生兼用のディスクカートリッジ
20のカートリッジ5内には、上記識別用穴24に対応
して、セーブノッチ29が配設されている。このセーブ
ノッチ29は、上記カートリッジ5の後面部に開設され
た操作孔14を介して、後方側の外方に臨んでいる。こ
のセーブノッチ29は、上記操作孔14を介して移動操
作されることにより、上記識別用穴24のうちの一の内
方位置に対して進退し、この識別用穴24の深さを変え
て、情報信号の記録可否の識別状態を切り換える。さら
に、これら各カートリッジ5,16の下側主面部前方側
の両側側の縁部には、一対の係合凹部12,12が形成
されている。
【0063】上記セーブノッチ29は、上記下ハーフ5
b,16bと略々同色の材料により形成されている。な
お、このセーブノッチ29は、適当な弾性を有する材料
であれば、上記上ハーフ5a,16aと同色、すなわ
ち、透明な材料により形成してもよい。上記上ハーフ5
a,16aにおいて、上記セーブノッチ29が配設され
た位置に対応する領域は、上記粗面部5d,16dとな
っている。
【0064】上記記録再生兼用のディスクカートリッジ
20のカートリッジ5においては、下側主面部の前方側
縁部に、光磁気ディスク識別凹部11が形成されてい
る。また、上記再生専用のディスクカートリッジ21の
カートリッジ16においては、下側主面部の前方側縁部
に、光ディスク識別凹部18が形成されている。これら
光磁気ディスク識別凹部11と光ディスク識別凹部18
とは、互いに下側主面部よりの深さが異なっており、こ
の深さの違いにより、収納されている記録ディスク1が
上記光磁気ディスクか上記光ディスクかを識別できるよ
うになされている。
【0065】上述のように構成されたディスクカートリ
ッジ20,21においては、上記ディスクドライブ装置
に装着されるために、このディスクドライブ装置内に挿
入操作されるとき、上記シャッタ部材6,17の被支持
板部6c,17cの前端部に、このディスクドライブ装
置内に配設された閉蓋操作バネが当接される。この閉蓋
操作バネは、基端側を固定され、先端側が上記ディスク
カートリッジ20,21側に膨出されるように「く」の
字状に屈曲形成された屈曲部となされている。このシャ
ッタ閉蓋バネは、上記シャッタ部材6,17に当接され
て、上記ディスクカートリッジ20,21より離間する
側に弾性変位され、該シャッタ部材6,17の被支持板
部6c,17cに弾性的に押接しつつ、該ディスクカー
トリッジ20,21の移動に伴って該被支持板部6c,
17cに摺接する。そして、上記屈曲部は、上記ディス
クカートリッジ20,21が所定位置に至ると、上記閉
蓋操作孔8に嵌入係合する。
【0066】また、上記ディスクドライブ装置内には、
上記シャッタ閉蓋バネよりもさらに内方側に、シャッタ
開蓋ピンが固定して配設されている。このシャッタ開蓋
ピンは、上記ディスクカートリッジ20,21が上記デ
ィスクドライブ装置内に挿入操作されるとき、このディ
スクカートリッジ20,21の移動に伴って、上記ガイ
ド溝部7内に進入することとなり、上記ロック部材30
のロック腕部32をカートリッジ5,17の内方側に弾
性変位させる。そして、このシャッタ開蓋ピンは、上記
屈曲部が上記閉蓋操作孔8に嵌入係合したときに、上記
ロック腕部32を弾性変位させたまま、上記被支持板部
6c,17cの前端部に当接される。この状態におい
て、さらに、上記ディスクカートリッジ20,21が上
記ディスクドライブ装置の内方側に移動されると、上記
シャッタ部材6,17は、上記被支持板部106cの前
端部を上記シャッタ開蓋ピンにより当接されていて移動
できないため、上記カートリッジ6,17に対しては後
方側に移動されることとなり、上記各開口部23,22
を開蓋する。
【0067】そして、上記ディスクカートリッジ20,
21が、上記ディスクドライブ装置より排出されるとき
には、上記シャッタ部材6,17は、上記閉蓋操作バネ
によって、上記カートリッジ6,17の移動によって上
記各開口部23,22を閉蓋することとなるまで、この
ディスクドライブ装置に対する停止状態に保持される。
そして、上記シャッタ部材6,17が上記各開口部2
3,22を閉蓋した後、上記ディスクカートリッジ2
0,21がさらに排出方向に移動されると、上記閉蓋操
作バネは、該ディスクカートリッジ20,21より離間
する方向に弾性変位されて、上記屈曲部を上記閉蓋操作
孔8より抜け出させる。上記ディスクカートリッジ2
0,21は、このように、上記シャッタ部材6,17の
閉蓋操作をなされた後、上記ディスクドライブ装置より
排出される。
【0068】なお、本発明に係る記録媒体収納カートリ
ッジを有して構成されたディスクカートリッジにおいて
は、上記滑面部5cは、図4に示すように、上記シャッ
タ部材6が設けられた側の反対側に位置して、上記記録
ディスク1の周縁部分の一部に対応する三日月型の領域
に形成してもよい。
【0069】また、本発明に係る記録媒体収納カートリ
ッジを有して構成されたディスクカートリッジにおいて
は、上記滑面部5cは、図5に示すように、上記シャッ
タ部材6が設けられた側の反対側に位置して、上記上側
蓋板部6aの延長線上となる領域であって上記記録ディ
スク1に対応する領域である略々矩形状の領域に形成し
てもよい。
【0070】さらに、本発明に係る記録媒体収納カート
リッジを有して構成されたディスクカートリッジにおい
ては、上記滑面部5cは、図6に示すように、上記シャ
ッタ部材6が設けられた側の反対側に位置して、上記記
録ディスク1の略々半分に対応する半円形の領域に形成
してもよい。
【0071】そして、本発明に係る記録媒体収納カート
リッジを有して構成されたディスクカートリッジにおい
ては、上記滑面部5cは、図7に示すように、上記記録
ディスク1の全域に対応する円形の領域に形成してもよ
い。
【0072】本発明に係る記録媒体収納カートリッジを
有して構成されたディスクカートリッジ20,21にお
いては、上述したいずれの例においても、上記上ハーフ
5aの滑面部5c,16cを介して、上記記録ディスク
1の状態を透視することができる。そして、このディス
クカートリッジ20,21においては、上記粗面部5
d,16dにより、上記上ハーフ5a,16aを介して
の上記ロック部材30及び上記セーブノッチ29に対す
る透視が阻止されている。
【0073】したがって、このディスクカートリッジ2
0,21においては、上記ロック部材30が上記シャッ
タ部材6,17を掛止している状態が、上記カートリッ
ジ5,16の外方側より明瞭に認識されることがなく、
このディスクカートリッジ20,21を上記ディスクド
ライブ装置に装着しない状態において、誤操作により、
あるいは興味本意や悪戯により、該ロック部材30を変
位させて該シャッタ部材6,17を開蓋させてしまうこ
とが生じ難い。
【0074】なお、本発明に係る記録媒体収納カートリ
ッジは、磁気テープの如き記録テープが巻装された一対
のテープリールを収納しテープカートリッジを構成する
ものとして使用してもよい。
【0075】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る記録媒体収
納カートリッジにおいては、記録媒体を収納しこの記録
媒体の信号記録領域の一部を外方側に臨ませる開口部を
有する上ハーフと下ハーフとからなるカートリッジは、
該上ハーフが透明材料により形成され、該下ハーフが不
透明材料により形成され、該開口部を開閉するシャッタ
部材を閉蓋位置にて解除可能に掛止するロック部材が該
上ハーフ及び該下ハーフのいずれか一方と同色の材料に
より形成されている。
【0076】したがって、この記録媒体収納カートリッ
ジにおいては、上記上ハーフを介しての透視による上記
ロック部材の認識を困難となし、このロック部材に対す
る誤操作や悪戯を防止することができる。
【0077】また、上記記録媒体収納カートリッジにお
いて、上記上ハーフは、少なくとも上記ロック部材が配
設された位置に対応する領域の外側面部が、粗面部とな
されていることとした場合には、上記上ハーフを介して
の透視による上記ロック部材の認識を一層困難となし、
このロック部材に対する誤操作や悪戯を防止することが
できる。
【0078】すなわち、本発明は、収納した記録媒体の
状態の外方側よりの確認が行えるとともに、誤操作や悪
戯等により、上記記録媒体の一部を外方側に臨ませる開
口部を開閉するシャッタ部材が開蓋されてしまうことが
防止された記録媒体収納カートリッジを提供することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体収納カートリッジを有し
て構成された記録再生兼用のディスクカートリッジの上
面側の構成の第1の例を示す斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジの底面側の構成を示
す斜視図である。
【図3】上記ディスクカートリッジの構成を示す分解斜
視図である。
【図4】本発明に係る記録媒体収納カートリッジを有し
て構成された記録再生兼用のディスクカートリッジの上
面側の構成の第2の例を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る記録媒体収納カートリッジを有し
て構成された記録再生兼用のディスクカートリッジの上
面側の構成の第3の例を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る記録媒体収納カートリッジを有し
て構成された記録再生兼用のディスクカートリッジの上
面側の構成の第4の例を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る記録媒体収納カートリッジを有し
て構成された記録再生兼用のディスクカートリッジの上
面側の構成の第5の例を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る記録媒体収納カートリッジを有し
て構成された再生専用のディスクカートリッジの上面側
の構成を示す斜視図である。
【図9】上記図8に示したディスクカートリッジの底面
側の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 記録ディスク 5 カートリッジ 5a 上ハーフ 5b 下ハーフ 5c 滑面部 5d 粗面部 6 シャッタ部材 6a 上側蓋板部 6b 下側蓋板部 6c 被支持板部 30 ロック部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ハーフと下ハーフとが突き合わせ結合
    されて筐体状に形成され、記録媒体を収納し、該記録媒
    体の信号記録領域の一部を外方側に臨ませる開口部を有
    するカートリッジと、 上記カートリッジの外面部上に移動可能に取り付けら
    れ、移動操作されることにより上記開口部を開閉蓋する
    シャッタ部材と、 上記カートリッジ内に配設され、上記開口部を閉蓋する
    閉蓋位置にあるシャッタ部材を解除可能に掛止するロッ
    ク部材と備え、 上記上ハーフは、透明材料により形成され、 上記下ハーフは、不透明材料により形成され、 上記ロック部材は、上記上ハーフ及び上記下ハーフのい
    ずれか一方と同色の材料により形成されていることとな
    された記録媒体収納カートリッジ。
  2. 【請求項2】 上ハーフは、少なくともロック部材が配
    設された位置に対応する領域の外側面部が、粗面部とな
    されていることとなされた請求項1記載の記録媒体収納
    カートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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