JPH07296088A - 疾病予防カウンセリングシステム - Google Patents

疾病予防カウンセリングシステム

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JPH07296088A
JPH07296088A JP8511594A JP8511594A JPH07296088A JP H07296088 A JPH07296088 A JP H07296088A JP 8511594 A JP8511594 A JP 8511594A JP 8511594 A JP8511594 A JP 8511594A JP H07296088 A JPH07296088 A JP H07296088A
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nutrient
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symptom
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芳夫 米本
Akio Sano
晃生 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】医師等の専門家が診断を下すに至る点検や考察
過程をモデル化する。 【構成】病状、薬品、生理作用、栄養素、外的要因、食
品、献立、自覚症状、栄養素別症状、運動強度、生活活
動強度計算式、エネルギー所要量及び栄養所要量等の各
マスターを備え、基礎項目、運動内容、食事内容、自覚
症状及び毛髪検査等の各データを入力とし、上記各マス
ターと関連付けて個人別ファイルを作成するファイル作
成部3と、個人別ファイルのデータに従い、上記各マス
ターに基づいて個人毎に栄養素別の所要量を算出する所
要量算出部5と、上記各マスターに基づき、個人毎に栄
養素別の摂取量を算出する摂取量算出部6と、算出され
た所要量と摂取量との差異を求めて、個人毎に栄養素別
の過不足度を算出する過不足度算出部7と、過不足状態
が人体に与える影響を類推して、自覚症状の原因を推定
する自覚症状原因推定部8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、栄養士や医師等の専門
家が診断を下すに至る点検や考察過程をモデル化し、こ
れに準じた処理過程を実現した疾病予防カウンセリング
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近時のコンピュータ技術の急速な進歩に
より、医療技術の分野においても、その膨大な診察資料
の管理や診察料の計算等にコンピュータが使用されてい
る。
【0003】また、このような事務処理的なものの他に
も、近時では病院の給食の献立を作ってコンピュータに
搭載したものもある。すなわち、6000種類以上ある
各食品のカロリー計算に基づいて、病状にあった食事の
献立を立案するといったシステムとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、医師の診
断とは直接関係の無い分野でのコンピュータ化は進んで
いるものの、医師等の専門家が診断を下すに至る点検や
考察過程を考慮したシステムは現在のところ全く提供さ
れていない。
【0005】これは、診断を下すに至る点検や考察過程
というものが、人間の生理作用に関わる複雑なものであ
って、かつ処理すべきデータ数も膨大なものとなるから
である。また、人間の生理作用は、ビタミン、必須ミネ
ラル、必須アミノ酸、その他多量栄養素等の各栄養素
が、人体の細胞単位に作用する複雑な働きを考慮する必
要があるため、このような生理作用を、どのようにして
コンピュータ上で処理できる形に置き換えるかといった
極めて専門的かつ困難な問題が存在するためである。
【0006】人間の生命活動を維持するうえで必須栄養
素は必要不可欠であり、これらのいずれかが決定的に欠
乏した場合に、生命維持活動に深刻な影響が現れること
が生科学上検証されている。
【0007】近時では、わが国においてもこれら必須栄
養素の存在及びその必要性は認められているものの、米
国等と比べた場合、その指導体制、対応体制は遅れてい
るのが現状である。また、実際の栄養指導の現場におい
て、ほとんどの場合その内容はカロリー計算を中心とし
た指導であり、微量栄養素に関しては、詳細な指導を実
施している現場においても10種類前後の範囲に留まっ
ているのが現状である。
【0008】本発明はこのような問題点を解決すべく創
案されたもので、その目的は、医師等の専門家が診断を
下すに至る点検や考察過程をモデル化し、これに準じた
処理過程を実現することにより、疾病予防のより的確な
判断を可能にするとともに、日常的な健康管理を対象と
して、当事者の意思によって実行される栄養管理のため
に必要となる栄養学、分子矯正医学、生科学等の検証結
果をきめ細かく検索し、とりまとめた情報として提供す
ることを可能とした疾病予防カウンセリングシステムを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の疾病予防カウンセリングシステムは、疾病
名、症状、合併症、処方薬、関与生理作用と栄養素との
関係等の各データを格納した病状マスターと、薬剤名、
表示記号、効能、対象症状、副作用、対象疾病名、服用
制限条件、阻害栄養素等の各データを格納した薬品マス
ターと、生理作用名、関与栄養素名、生成酵素名、作用
原理、自覚症状、発生範囲、疾病症、拮抗比率等のデー
タを格納した生理作用マスターと、栄養素名、摂取基準
量、過剰危険値、危険値症状、過不足原因、欠乏原因、
関与生理作用、補給源食物、摂取制限等のデータを格納
した栄養素マスターと、外的栄養状態影響項目、被影響
栄養素名、被影響生理作用名等のデータを格納した外的
要因マスターと、食品名、含有栄養素名、栄養素含有
量、エネルギー量、摂取制限条件等の各データを格納し
た食品マスターと、献立名、使用食品名、使用食品量、
食品別調理法、食品別調理時間、標準エネルギー量、標
準栄養量等の各データを格納した献立マスターと、発生
対象範囲、自覚症状等の各データを格納した自覚症状マ
スターと、栄養素の不足時と過剰時との調整及び関与生
理作用等の各データを栄養素別に格納した栄養素別症状
マスターと、運動の種類に応じたエネルギー代謝率(R
MR)の値を格納した運動強度マスターと、RMR総量
計算式、生活活動強度指数計算式、生活活動強度分類等
の各データを格納した生活活動強度計算マスターと、基
礎代謝量、エネルギー所要量、基礎代謝基準値、体重当
たりエネルギー所要量等の各データを格納したエネルギ
ー所要量マスターと、生活活動強度分類に応じた各栄養
素の所要量を格納した栄養所要量マスターと、身長、体
重、年齢、疾病状況、服用薬等の基礎項目データ、運動
内容データ、食事内容データ、自覚症状データ及び毛髪
検査データを入力することにより、前記各マスターと関
連付けて個人別ファイルを作成する個人別ファイル作成
部と、この個人別ファイル作成部で作成された個人別フ
ァイルに記入されたデータに従い、前記生活活動強度計
算マスター、前記エネルギー所要量マスター、前記栄養
所要量マスター及び前記栄養素マスターに基づいて、個
人毎に栄養素別の所要量を算出する所要量算出部と、前
記食品マスター、前記栄養素マスター、前記栄養素別症
状マスター及び前記薬品マスターに基づいて個人毎に栄
養素別の摂取量を算出する摂取量算出部と、前記所要量
算出部により算出された所要量とこれに対応する前記摂
取量算出部により算出された摂取量との差異を求めるこ
とにより、個人毎に栄養素別の過不足度を算出する過不
足度算出部と、前記自覚症状マスターに基づいて自覚症
状の発生している体内の場所と範囲とを求め、この求め
た場所と範囲とに関与している栄養素群を前記栄養素別
症状マスターから抽出し、この抽出した栄養素群につい
て体内の貯蔵機能と調整機能との分析を行うことによ
り、前記過不足度算出部により算出された各栄養素の過
不足度と合わせて自覚症状の原因を推定する自覚症状原
因推定部とを備えた構成とする。
【0010】
【作用】個人別ファイル作成部では、身長、体重、年
齢、疾病状況、服用薬等の基礎項目データ、運動内容デ
ータ、食事内容データ、自覚症状データ及び毛髪検査デ
ータを入力することにより、病状マスター、薬品マスタ
ー、生理作用マスター、栄養素マスター、外的要因マス
ター、食品マスター、献立マスター、自覚症状マスタ
ー、栄養素別症状マスター、運動強度マスター、生活活
動強度計算マスター、エネルギー所要量マスター及び栄
養所要量マスターと関連付けて個人別ファイルを作成す
る。
【0011】所要量算出部では、この個人別ファイル作
成部で作成された個人別ファイルに記入されたデータに
従い、生活活動強度計算マスター、エネルギー所要量マ
スター、栄養所要量マスター及び栄養素マスターに基づ
いて、個人毎に栄養素別の所要量を算出する。また、所
要量算出部では、この算出した所要量に一定の補正を加
えた補正所要量を算出する。
【0012】摂取量算出部では、食品マスター、栄養素
マスター、栄養素別症状マスター及び薬品マスターに基
づいて、個人毎に栄養素別の摂取量を算出する。また、
摂取量算出部では、この算出した摂取量に一定の補正を
加えた補正摂取量を算出する。
【0013】過不足度算出部では、所要量算出部により
算出された所要量(補正所要量)と、これに対応する摂
取量算出部により算出された摂取量(補正摂取量)との
差異を求めることにより、個人毎に栄養素別の過不足度
を算出する。
【0014】一方、自覚症状原因推定部では、自覚症状
マスターに基づいて自覚症状の発生している体内の場所
と範囲とを求め、この求めた場所と範囲とに関与してい
る栄養素群を栄養素別症状マスターから抽出する。そし
て、この抽出した栄養素群について体内の貯蔵機能と調
整機能との分析を行うことにより、過不足度算出部によ
り算出された各栄養素の過不足度と合わせて自覚症状の
原因を推定する。
【0015】すなわち、本発明の疾病予防カウンセリン
グシステムは、栄養素の過不足を算出(推定)する部分
と、過不足状態が人体に与える影響を類推して、自覚症
状の原因を推定する部分との2段構造となっており、人
間の生理作用を考慮することにより、疾病発生のより的
確な判断を可能としたものである。
【0016】つまり、現状における対象者の栄養素過不
足状態を、個人別に各栄養素の所要量と摂取量との対比
による過不足度といったレベルで把握可能とし、また、
過不足状態の栄養素を元として、充足されている栄養素
の機能領域をも含めた影響範囲を分析し、過不足状態の
意味するところを推定するとともに、細胞レベルにおけ
る生理作用全体の状態を推定可能としたものである。
【0017】また、本システムでは、微量栄養素の潜在
性欠乏状態についても推定する。ここで、微量栄養素の
潜在性欠乏状態とは、該当する自覚症状は健在化してい
ないものの欠乏状態が推定されることを意味している。
つまり、そのまま放置された場合には、やがて何らかの
症状又は疾病につながる状態であることを意味してお
り、予防医学としての検証も可能なシステムとなってい
る。
【0018】すなわち、潜在性欠乏状態は、まず入手可
能な範囲における個人データから推定した栄養素の欠乏
状態と関連が考えられる自覚症状を照合し、推定欠乏状
態にある栄養素が、自覚症状との照合において格納され
ているデータの範囲に無かった場合に、潜在性欠乏状態
と推定するものである。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0020】図1は、本発明の疾病予防カウンセリング
システムの電気的構成を示すブロック図である。
【0021】同図において、基礎項目データ、運動内容
データ、食事内容データ、自覚症状データ及び毛髪検査
データ等を入力するデータ入力部1の出力は、個人別に
管理ファイルを作成するファイル作成部2に導かれてお
り、ファイル作成部2の出力は、作成されたファイルを
格納するファイル格納部3に導かれている。
【0022】また、ファイル作成部2は、後述する病状
マスター、薬品マスター、生理作用マスター、栄養素マ
スター、外的要因マスター、食品マスター、献立マスタ
ー、自覚症状マスター、栄養素別症状マスター、運動強
度マスター、生活活動強度計算マスター、エネルギー所
要量マスター及び栄養所要量マスター等の各種のマスタ
ーが格納された各種マスター格納部4と双方向に接続さ
れている。
【0023】また、各種マスター格納部4には、個人毎
に栄養素別の所要量を算出する所要量算出部5、個人毎
に栄養素別の摂取量を算出する摂取量算出部6、所要量
と摂取量との差異を求めることにより、個人毎に栄養素
別の過不足度を算出する過不足度算出部7及び自覚症状
の原因を推定する自覚症状原因推定部8がそれぞれ双方
向に接続されている。
【0024】また、ファイル格納部3には、所要量算出
部5、摂取量算出部6及び自覚症状原因推定部8がそれ
ぞれ双方向に接続されており、所要量算出部5の出力
と、摂取量算出部6の出力とが、過不足度算出部7に導
かれている。そして、過不足度算出部7の出力は、自覚
症状原因推定部8とデータ出力部9とに導かれており、
自覚症状原因推定部8の出力は、データ出力部9に導か
れた構成となっている。
【0025】ファイル作成部2は、データ入力部1から
入力される各種データに基づき、各種マスター格納部4
に格納された各種のマスターを参照しながら、個人別に
ファイルを作成するブロックである。ここで作成された
個人別のファイルは、その後1〜3カ月程度保管され、
その後に順次更新するようになっている。これは、常に
最新のデータによって管理することにより、疾病予防の
より的確な判断を行うためである。
【0026】所要量算出部5は、このファイル作成部2
で作成された個人別ファイルに記入されたデータに従
い、各種マスター格納部4に格納された生活活動強度計
算マスター、エネルギー所要量マスター、栄養所要量マ
スター及び栄養素マスターに基づいて、個人毎に栄養素
別の所要量を算出するとともに、この算出した所要量に
一定の補正を加えた補正所要量を算出するブロックであ
る。
【0027】摂取量算出部6は、各種マスター格納部4
に格納された食品マスター、栄養素マスター、栄養素別
症状マスター及び薬品マスターに基づいて、個人毎に栄
養素別の摂取量を算出するとともに、この算出した摂取
量に一定の補正を加えた補正摂取量を算出するブロック
である。
【0028】過不足度算出部7は、所要量算出部5によ
り算出された所要量(補正所要量)と、これに対応する
摂取量算出部6により算出された摂取量(補正摂取量)
との差異を求めることにより、個人毎に栄養素別の過不
足度を算出するブロックである。
【0029】また、自覚症状原因推定部8は、各種マス
ター格納部4に格納された自覚症状マスターに基づい
て、自覚症状の発生している体内の場所と範囲とを求
め、この求めた場所と範囲とに関与している栄養素群を
栄養素別症状マスターから抽出する。そして、この抽出
した栄養素群について体内の貯蔵機能と調整機能との分
析を行うことにより、過不足度算出部7により算出され
た各栄養素の過不足度と合わせて自覚症状の原因を推定
するブロックである。
【0030】次に、各種マスター格納部4に格納されて
いる各種のマスターについて説明する。
【0031】各種マスター格納部4には、上述した如
く、病状マスター、薬品マスター、生理作用マスター、
栄養素マスター、外的要因マスター、食品マスター、献
立マスター、自覚症状マスター、栄養素別症状マスタ
ー、運動強度マスター、生活活動強度計算マスター、エ
ネルギー所要量マスター及び栄養所要量マスター等の各
種のマスターが格納されている。
【0032】病状マスターは、図2に示す如く、疾病
名、症状、合併症、処方薬、関与生理作用と栄養素との
関係等を示すデータを格納している。ここで、図中のカ
ッコ内に記入された3〜5桁の連続数字は、任意に付さ
れるコード番号であることを意味している。このこと
は、以下に示すマスターについても同様である。
【0033】図2において、症状、合併症の各欄は、そ
の具体的症状と発生範囲とが関連付けられた記載となっ
ており、関与生理作用と栄養素の欄は、必要栄養素と関
与生理作用とが関連付けられた記載となっている。この
ように、各症状を発生範囲と関連付けている点、及び必
要栄養素を関与生理作用と関連付けている点に病状マス
ターの特徴がある。
【0034】薬品マスターは、図3に示す処方薬品マス
ターと、図示しない市販薬品マスターとに分類されてい
る。
【0035】処方薬品マスターは、薬剤名、各種表示記
号、効能、対象症状、副作用、対象疾病名、服用制限条
件、阻害栄養素等を示すデータを格納している。また、
市販薬品マスターも、処方薬品マスターと同様の分類に
よるデータ構成となっている。
【0036】生理作用マスターは、図示は省略している
が、生理作用名、関与栄養素名、生成酵素名、作用原
理、自覚症状、発生範囲、疾病症、拮抗比率等を示すデ
ータを格納している。
【0037】栄養素マスターは、図4に示す如く、栄養
素名、摂取基準量、過剰危険値(過剰症注意摂取量)、
危険値症状、摂取制限(摂取禁止条件)、過不足原因
(主に欠乏原因)、補給源食物、関与生理作用(吸収条
件、貯蔵場所)等を示すデータを格納している。
【0038】外的要因マスターは、図5にその一部を示
すように、コード番号と具体的状態とが関連付けられた
データ(外的栄養状態影響項目)、及び図示しない被影
響栄養素名、被影響生理作用名等を示すデータを格納し
ている。
【0039】食品マスターは、図6に示す如く、食品
名、含有栄養素名、栄養素含有量、エネルギー量、摂取
制限条件等を示すデータを格納しており、本実施例で
は、1600種類以上ある各食品の全てのデータを格納
している。
【0040】献立マスターは、図示は省略しているが、
献立名、使用食品名、使用食品量、食品別調理法、食品
別調理時間、標準エネルギー量、標準栄養量等を示すデ
ータを格納している。また、自覚症状マスターも、図示
は省略しているが、発生対象範囲と自覚症状とを関連付
けたデータを格納している。
【0041】栄養素別症状マスターは、図7に示す如
く、栄養素の不足時と過剰時との調整及び関与生理作用
等を示すデータが、栄養素別に格納されている。図7に
はカルシウムが例示されている。
【0042】運動強度マスターは、図8及び図9に示す
如く、運動の種類に応じたエネルギー代謝率(RMR)
の値を格納している。
【0043】生活活動強度計算マスターは、図10に示
す如く、RMR総量計算式、生活活動強度指数計算式、
生活活動強度分類等を示す各データを格納している。
【0044】エネルギー所要量マスターは、図11に示
す如く、基礎代謝量、エネルギー所要量、基礎代謝基準
値、体重当たりエネルギー所要量等を示すデータを格納
している。
【0045】栄養所要量マスターは、図12に示す如
く、生活活動強度分類(図11に示す4種類)に応じた
各栄養素の所要量を示すデータを格納しており、図12
には、そのうちの〔1〕〔軽い〕を示すデータが一例と
して示されている。
【0046】次に、上記構成の疾病予防カウンセリング
システムによる処理動作を、(1)個人別ファイルの作
成処理、(2)検討対象データの分析処理に分けて説明
する。
【0047】(1)個人別ファイルの作成処理 上記した(2)の処理を行う前提として、まず個人別フ
ァイルを作成する必要がある。そのため、オペレータ
は、データ入力部1から基礎項目データ、運動内容デー
タ、食事内容データ、自覚症状データ及び毛髪検査デー
タ等の分析に必要なデータの入力を行う。
【0048】基礎項目データの入力に際しては、図13
に示す基礎項目入力表(基礎項目)が画面表示され、次
に図14に示す基礎項目入力表(外的要因)が画面表示
されることから、オペレータは、対象者が予め基礎項目
入力用紙に記入した内容に従って、キーボードやマウス
等により各項目の入力を行う。その入力内容は、身長、
体重、年齢、疾病状況、服用薬の有無等の内容となって
いる。
【0049】これらの入力データに基づき、病状マスタ
ー(図2)を参照して疾患疾病ファイルが作成され、処
方薬品マスター(図3)を参照して服用薬ファイルが作
成され、外的要因マスター(図5)を参照して外的要因
ファイルが作成され、それぞれ基礎項目データファイル
として個人ファイルに格納される。このような基礎項目
データの入力処理手順を図15及び図16に示す。
【0050】この基礎項目データが入力されていること
は、以後のデータ(運動内容データ、食事内容データ、
自覚症状データ、毛髪検査データ)を入力する際の前提
条件となる。
【0051】次に、運動内容データの入力に際しては、
図17に示す基礎項目入力表(運動内容)が画面表示さ
れることから、オペレータは、対象者が予め運動内容入
力用紙に記入した日常生活における運動内容に従って、
キーボードやマウス等により各項目の入力を行う。その
入力内容は、睡眠、休息、談話、教養・・・等と続く各
項目に対する頻度、運動時間、1回当たりの運動時間等
となっている。
【0052】また、対象者がスポーツを行っている場合
には、図18に示す基礎項目入力表(スポーツ内容)が
画面表示されることから、オペレータは、対象者が予め
運動内容入力用紙に記入したスポーツ内容に従って、キ
ーボードやマウス等により各項目の入力を行う。その入
力内容は、日常生活における運動内容の場合と同様であ
る。
【0053】これらの入力データに基づき、運動強度マ
スター(図8)を参照して日常運動ファイルが作成さ
れ、運動強度マスター21(図9)を参照して実施スポ
ーツファイルが作成され、それぞれ基礎項目データファ
イルとして個人ファイルに格納される。このような運動
内容データの入力処理手順を図19に示す。
【0054】次に、食事内容データの入力に際しては、
図20に示す食事内容入力表が画面表示されることか
ら、オペレータは、対象者が予め食事内容入力用紙に記
入した食事内容(最低でも過去1週間程度が必要であ
る)に従って、キーボードやマウス等により各項目の入
力を行う。その入力内容は、食材(食品)番号、食材
(食品)名、摂取量、調理方法等となっている。
【0055】これらの入力データに基づき、図21に示
す2系統の食品群コードと、献立マスターとを参照して
食事内容ファイルが作成され、次に、食品マスター(図
6)の栄養素別含有量を参照して栄養素別摂取量ファイ
ルが作成され、それぞれ基礎項目データファイルとして
個人ファイルに格納される。このような食事内容データ
の入力処理手順を図22に示す。
【0056】次に、自覚症状データの入力に際しては、
まず図23に示す自覚症状入力表範囲指定が画面表示さ
れることから、オペレータはこの画面表示された中か
ら、予め自覚症状入力用紙に記入した1つの自覚症状を
選択する。本実施例では、精神状態が選択されている。
そのため、表示画面には、図24に示す自覚症状入力表
(精神状態)が表示されるので、オペレータは、対象者
が予め自覚症状入力用紙に記入した自覚症状の内容に従
って、キーボードやマウス等により各項目の入力を行
う。この場合、自覚症状マスターについては、該当する
項目が比較的少ないことから、画面上に予めコードを付
して表示するものとする。
【0057】これらの入力データに基づいて自覚症状フ
ァイルが作成され、基礎項目データファイルとして個人
ファイルに格納される。このような自覚症状データの入
力処理手順を図25に示す。
【0058】次に、毛髪検査データの入力に際しては、
図26に示す毛髪検査結果入力表が画面表示されること
から、オペレータは、対象者が予め受けた毛髪検査の毛
髪検査報告書の内容に従って、キーボードやマウス等に
より各項目の入力を行う。その入力内容は、各ミネラル
の検出量及びその評価等の内容となっている。
【0059】毛髪検査報告書は、例えば図27に示す形
で示される。すなわち評価は、「基準値」を中心として
「やや低値」「要改善低値」「極低」及び「やや高値」
「要改善高値」「極高」の7段階評価となっている。
【0060】これらの入力データに基づき、栄養素マス
ター(図4)を参照して毛髪検査ファイルが作成され、
基礎項目データファイルとして個人ファイルに格納され
る。このような毛髪検査データの入力処理手順を図28
に示す。
【0061】以上の処理により、個人別ファイルの作成
を完了する。
【0062】(2)検討対象データの分析処理 次に、オペレータは、検討対象者を選択する。すなわ
ち、検討の対象となる人のコード番号を入力する等し
て、図29に示すような検討対象データを選択する。
【0063】この検討対象データは、上記(1)の処理
で入力した5つの項目(基礎項目、運動項目、食事内
容、自覚症状、毛髪検査)がセットになっており、その
中からいずれか一つの組み合わせを選択するようになっ
ている。ここで、各項目に記入された数値は、それぞれ
桁数を示しており、4桁/2桁/2桁の表示であること
を示している。
【0064】この検討対象データの中から一つが選択さ
れると、所要量算出部5では、生活活動強度計算マスタ
ー(図10)、エネルギー所要量マスター(図11)、
栄養所要量マスター(図12)及び栄養素マスター(図
4)を参照して、図30及び図31に示す過不足推定処
理イメージデータファイルを作成する。
【0065】具体的には、図32及び図33に処理手順
を示すように、まず生活活動強度計算マスターの生活活
動強度指数計算式と、個人ファイルに格納されている日
常運動ファイル及び実施スポーツファイルとから、運動
項目別にRMRの総量計算と生活活動強度分類の判定を
行う(ステップS1〜S4)。次に、判定された生活活
動強度分類に該当するエネルギー所要量マスター(図1
1)と、基礎項目データファイルに格納されている対象
者の年齢、体重、性別等のデータとを参照して、基礎代
謝量E所要量を算出し(ステップS5)、その算出結果
を中間ファイルとして作成する(ステップS6)。
【0066】この後、栄養所要量マスター(図12)の
生活活動強度別栄養所要量と、栄養素マスター(図4)
の基準所要量とから、栄養所要量補正計数を算出し(ス
テップS7)、その補正計数により栄養素別所要量を算
出して(ステップS8)、図30及び図31に示す過不
足推定処理イメージデータファイルを作成する(ステッ
プS9)。図30に示す過不足推定処理イメージデータ
ファイルでは、最終的に(6)1日当たり消費Eで示さ
れる値(対象者の1日当たりの平均エネルギー消費量)
が最も重要な値となる。
【0067】ただし、図31に示す過不足推定処理イメ
ージデータファイルは、栄養素毎の平均所要量と、予め
分かっている体内構成比とから、按分によって所要量を
求めている。また、平均所要量の低値は、本実施例で
は、欠乏症状が出ないための最低必要所要量としてい
る。また、中位値は、平均所要量の低値と高値の中間値
を示している。
【0068】また、所要量算出部5では、上記ステップ
S1〜S9で求めた所要量に一定の補正を加える処理を
行う。すなわち、栄養所要量マスター(図12)及び生
活活動強度計算マスター(図10)を参照して、図34
に示す過不足推定処理イメージデータファイルを作成す
る。
【0069】具体的には、図35に処理手順の一例を示
すように、まず個人ファイルから対象者の性別を照合し
(ステップS11)、女性の場合には妊娠の有無、授乳
状態の有無等を判別し(ステップS12〜S14)、栄
養素マスター(図4)の妊娠時、授乳時の補正係数を用
いて、所要量の補正を行う(ステップS15)。次に、
生活活動強度計算マスター(図10)と個人ファイルの
体重、年齢、身長等のデータとを参照して、推定基準体
重を算出し(ステップS16)、現在体重との比較を行
う(ステップS17)。そして、推定基準体重と現在体
重との比較結果が基準内体重でない場合には、栄養所要
量マスター(図12)の生活活動強度別栄養所要量を参
照して、基準値による所要量を個人ファイルに記録する
(ステップS19)。
【0070】なお、上記の補正処理は、妊娠時、授乳時
についての補正について説明しているが、この他にも、
スポーツ量による補正、スポーツ選手に対する補正、疾
患状態による補正、服用中の薬物の点検と補正、肥満度
による補正等が必要に応じて実行される。
【0071】以上が所要量算出部5での処理動作であ
る。
【0072】次に、摂取量算出部6の処理動作について
説明する。
【0073】摂取量算出部6では、食品マスター(図
6)、栄養素マスター(図4)及び処方薬品マスター
(図3)を参照して、図36に示す過不足推定処理イメ
ージデータファイルを作成する。
【0074】具体的には、図37及び図38に処理手順
を示すように、まず食品マスター(図6)のエネルギー
量、栄養素量と、個人ファイルに格納されている食事内
容ファイルとから、栄養素別の含有量を算出し(ステッ
プS21)、次に、栄養素マスター(図4)の調理方法
別損失率を参照して、栄養素毎に調理方法別の損失補正
を行って、栄養素別総摂取量を算出する(ステップS2
2〜S25)。
【0075】次に、栄養素マスター(図4)の吸収率を
参照して、栄養素別に吸収率による補正を行って、1日
当たりの平均摂取量を計算し、個人ファイルに格納する
(ステップS26〜S28)。この後、個人ファイルに
格納されている服用薬ファイルの服用処方薬品を参照し
て、服用薬品の有無を照合した後(ステップS29,S
30)、服用薬がある場合には、処方薬品マスターを参
照して、被阻害栄養素を検索する(ステップS31)。
そして、該当する被阻害栄養素がある場合には、その栄
養素を被阻害栄養素として個人ファイルに格納する(ス
テップS32〜S34)。
【0076】以上が摂取量算出部6での処理動作であ
る。
【0077】次に、過不足度算出部7の処理動作につい
て説明する。
【0078】過不足度算出部7では、所要量算出部5で
算出された栄養素別の補正所要量と、摂取量算出部6で
算出された栄養素別の摂取量との差異を求めることによ
り、図39に示す過不足推定処理イメージデータファイ
ルを作成する。図39において、所要量の値は、図31
に示す平均所要量の低値(すなわち、欠乏症状が出ない
ための最低必要所要量)としている。
【0079】図39に示す過不足推定処理イメージデー
タファイルにより、各栄養素の過不足状態を知ることが
可能となる。これらのデータは、自覚症状原因推定部8
に与えられる。
【0080】次に、自覚症状原因推定部8の処理動作に
ついて説明する。
【0081】自覚症状原因推定部8では、個人ファイル
に格納されている自覚症状データファイル、栄養素マス
ター(図4)、栄養素別症状マスター(図7)、病状マ
スター(図2)及び薬品マスター(図3)を参照して、
図40及び図41に示す自覚症状分析イメージデータフ
ァイルを作成する。
【0082】具体的には、図42乃至図44に処理手順
を示すように、まず個人ファイルに格納されている自覚
症状データファイルに基づいて、発生範囲別に症状を分
類すし(ステップS41)、分類した分だけ発生範囲別
の中間データファイルを作成する(ステップS42〜S
45)。次に、この作成した発生範囲別の自覚症状デー
タと、栄養素別症状マスター(図7)のミネラルの分類
を参照して、発生範囲別の症状に関与している生理作用
を検索する(ステップS46)。そして、その関与して
いる生理作用から、栄養素別症状マスター(図7)のミ
ネラルの分類を参照して、該当するミネラル名を抽出
し、これにコードを付加して中間データファイルに追加
する(ステップS47,S48)。
【0083】次に、栄養素マスター(図4)の体内構成
比を参照して、構成比の大きい順にミネラルを選択し
(ステップS49)、その選択したミネラルの分析を行
う(ステップS50)。
【0084】ミネラル分析では、吸入場所調査ルーチン
(ステップS51)、貯蔵場所調査ルーチン(ステップ
S52)、不足調整機能調査ルーチン(ステップS5
3)、過剰調整機能調査ルーチン(ステップS54)、
拮抗関係調査ルーチン(ステップS55)、過不足度検
証ルーチン(ステップS56)を順次行い、連鎖要因デ
ータ整理を行って、該当ビタミンの有無を判別する(ス
テップS7,S58)。その結果、該当ビタミンがある
場合には、次にビタミン分析に移行する(ステップS5
9)。
【0085】ビタミン分析は、上記したミネラル分析と
同様にして行う(ステップS60〜S66)。
【0086】一方、ステップS58において該当するビ
タミンがない場合には、次に該当する多量栄養素の有無
を判別し(ステップS67)、該当する多量栄養素があ
る場合には、ステップS68,S69へと動作を進め
て、多量栄養素調査ルーチンを実行する(ステップS6
8,S69)。
【0087】また、ステップS67において該当する多
量栄養素がない場合には、次の調査結果集約ルーチンを
実行し(ステップS70)、全てのミネラルについての
分析を終了すると(ステップS71)、最後に調査漏れ
点検ルーチンを実行して(ステップS72)、全ての処
理を終了する。因みに、ステップS51〜S57及びス
テップS70での各処理手順を、図45乃至図53に示
す。
【0088】以上の処理により、図40及び図41に示
す自覚症状分析イメージデータファイルが作成される。
【0089】すなわち、上記した自覚症状原因推定部8
での処理過程を概略すると、次の様になる。
【0090】自覚症状原因推定部8では、自覚症状の発
生場所に直接的に作用している栄養素を、栄養素別症状
マスター(図7)を参照して抽出し、その抽出した栄養
素を、多量栄養素とビタミンとミネラルとに分類する。
そして、所要量の多いミネラルから順にその貯蔵場所の
疾患の有無を対象者データで点検し、疾患があった場合
には、関係栄養素の貯蔵場所機能不全を自覚症状の原因
のひとつとして記録する。
【0091】また、対象となっている自覚症状が関連す
るミネラルの過剰時の症状なのか、又は不足時の症状な
のかを照合し、次に、すでに作成されている個人別/栄
養素別/過不足度データとの一致を点検する。そして、
一致する場合には、該当ミネラルの不足を対象自覚症状
の原因として記録する。
【0092】次に、使用量の多いミネラルから順にその
過剰時調整ホルモン名及び不足時調整ホルモン名を抽出
し、この抽出された調整ホルモンの分泌器官の疾患の有
無を対象者データで点検する。そして、疾患があった場
合には、ミネラル調整ホルモン分泌場所機能不全を自覚
症状の原因のひとつとして記録するものである。
【0093】このように、自覚症状原因推定部8におい
て、現状における対象者の過不足状態の栄養素を元とし
て、充足されている栄養素の機能領域をも含めた影響範
囲を分析することにより、過不足状態の意味するところ
を推定することが可能になるとともに、細胞レベルにお
ける生理作用全体の状態を推定することも可能となるも
のである。
【0094】つまり、自覚症状原因推定部8は、自覚症
状の原因を単なる栄養素の過不足とはせず、直接的な原
因を生命活動を維持する生理作用のいずれかの作用不全
として、概念的には設定された仮説を検証していく思考
経路を構築した内部処理過程となっている。また、感染
病を含めた疾病症状マスターを内蔵しているため、栄養
素の過不足以外の原因による可能性をも推測可能となっ
ている。また、生理作用レベルでのデータ処理を行う結
果、自覚症状の原因として推定された生理作用に直接に
関与している栄養素と、それらの栄養素が正常に働くた
めに必要な間接的に関与している栄養素とを含めた因果
関係を類推可能となっている。また、自覚書状の原因と
して調査の対象となったそれぞれの栄養素は、その吸収
機能、貯蔵機能、調整機能の不全をも過不足の原因とし
て調査可能となっているものである。
【0095】データ出力部9では、所要量算出部5での
処理結果を、例えば個人毎の栄養素別所要量リスト、運
動量不足度合い推定表、肥満度合い推定表等の形で出力
し、摂取量算出部6での処理結果を、例えば個人毎の栄
養素別推定摂取量リストの形で出力し、過不足度算出部
7での処理結果を、例えば個人毎の栄養素別過不足度グ
ラフの形で出力する。また、食事提案、運動提案とし
て、一般健常者及びスポーツ選手と疾患者とに区別し、
摂取推奨食品及び推奨摂取量リスト、運動種目別実施推
奨量リスト、推奨献立表等の形で出力する。
【0096】さらに、これら所要量算出部5、摂取量算
出部6及び過不足度算出部7での処理結果をも考慮した
自覚症状原因推定部8での処理結果を、図54に示すデ
ータ処理結果報告書、図55に示す栄養素別推定過不足
度リスト、図56に示す今後の疾病予防リスト等の形で
出力する。
【0097】ここで、図55に示すリストの中の推定過
不足状態の欄に記入されている潜在性欠乏状態とは、該
当する自覚症状は健在化していないものの欠乏状態が推
定されることを意味している。つまり、そのまま放置さ
れた場合には、やがて何らかの症状又は疾病につながる
状態であることを意味している。この潜在性欠乏状態
は、まず個人データから推定した栄養素の欠乏状態と関
連が考えられる自覚症状を照合し、推定欠乏状態にある
栄養素が、自覚症状との照合において格納されているデ
ータの範囲に無かった場合に、潜在性欠乏状態と推定す
るものである。
【0098】
【発明の効果】本発明の疾病予防カウンセリングシステ
ムは、病状マスター、薬品マスター、生理作用マスタ
ー、栄養素マスター、外的要因マスター、食品マスタ
ー、献立マスター、自覚症状マスター、栄養素別症状マ
スター、運動強度マスター、生活活動強度計算マスタ
ー、エネルギー所要量マスター及び栄養所要量マスター
等の各種マスターと、基礎項目データ、運動内容デー
タ、食事内容データ、自覚症状データ及び毛髪検査デー
タ等の各種データを入力することにより、前記各種マス
ターに基づいて個人別ファイルを作成する個人別ファイ
ル作成部と、作成された個人別ファイルに記入されたデ
ータに従い、前記各マスターに基づいて個人毎に栄養素
別の所要量を算出する所要量算出部と、前記各マスター
に基づいて個人毎に栄養素別の摂取量を算出する摂取量
算出部と、算出された所要量とこれに対応する算出され
た摂取量との差異を求めることにより、個人毎に栄養素
別の過不足度を算出する過不足度算出部と、自覚症状マ
スターに基づいて自覚症状の発生している体内の場所と
範囲とを求め、この求めた場所と範囲とに関与している
栄養素群を栄養素別症状マスターから抽出し、この抽出
した栄養素群について体内の貯蔵機能と調整機能との分
析を行うことにより、過不足度算出部により算出された
各栄養素の過不足度と合わせて自覚症状の原因を推定す
る自覚症状原因推定部とを備えた構成としている。つま
り、栄養素の過不足状態を推定して、ビタミン、ミネラ
ル等が人体の細胞レベルに作用するいわゆる生理作用を
モデル化するとともに、自覚症状と栄養素の過不足状態
との因果関係を推定できるシステムを構築したので、医
師等の専門家が診断を下すに至る点検や考察過程に準じ
た処理過程により、疾病予防のためのより的確な提言が
可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の疾病予防カウンセリングシステムの電
気的構成を示すブロック図である。
【図2】病状マスターのデータ内容の一例を示す表であ
る。
【図3】処方薬品マスターのデータ内容の一例を示す表
である。
【図4】栄養素マスターのデータ内容の一例を示す表で
ある。
【図5】外的要因マスターのデータ内容の一例を示す表
である。
【図6】食品マスターのデータ内容の一例を示す表であ
る。
【図7】栄養素別症状マスターのデータ内容の一例を示
す表である。
【図8】運動強度マスターのデータ内容の一例を示す表
である。
【図9】運動強度マスターのデータ内容の一例を示す表
である。
【図10】生活活動強度計算マスターのデータ内容の一
例を示す表である。
【図11】エネルギー所要量マスターのデータ内容の一
例を示す表である。
【図12】栄養所要量マスターのデータ内容の一例を示
す表である。
【図13】画面表示された基礎項目入力表(基礎項目)
を示す図である。
【図14】画面表示された基礎項目入力表(外的要因)
を示す図である。
【図15】基礎項目データの入力処理手順を示すフロー
チャートである。
【図16】基礎項目データの入力処理手順を示すフロー
チャートである。
【図17】画面表示された基礎項目入力表(運動内容)
を示す図である。
【図18】画面表示された基礎項目入力表(スポーツ内
容)を示す図である。
【図19】運動内容データの入力処理手順を示すフロー
チャートである。
【図20】画面表示された食事内容入力表を示す図であ
る。
【図21】食品群コード表を示す図である。
【図22】食事内容データの入力処理手順を示すフロー
チャートである。
【図23】画面表示された自覚症状入力表範囲指定を示
す図である。
【図24】画面表示された自覚症状入力表(精神状態)
を示す図である。
【図25】自覚症状データの入力処理手順を示すフロー
チャートである。
【図26】画面表示された毛髪検査結果入力表を示す図
である。
【図27】毛髪検査結果報告書の一例を示す図である。
【図28】毛髪検査データの入力処理手順を示すフロー
チャートである。
【図29】検討対象データを示す図である。
【図30】過不足推定処理イメージデータファイルを示
す図である。
【図31】過不足推定処理イメージデータファイルを示
す図である。
【図32】過不足推定処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図33】過不足推定処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図34】過不足推定処理イメージデータファイルを示
す図である。
【図35】過不足推定処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図36】過不足推定処理イメージデータファイルを示
す図である。
【図37】過不足推定処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図38】過不足推定処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図39】過不足推定処理イメージデータファイルを示
す図である。
【図40】自覚症状分析イメージデータファイルを示す
図である。
【図41】自覚症状分析イメージデータファイルを示す
図である。
【図42】自覚症状分析処理手順を示すフローチャート
である。
【図43】自覚症状分析処理手順を示すフローチャート
である。
【図44】自覚症状分析処理手順を示すフローチャート
である。
【図45】吸収場所調査ルーチンを示す図である。
【図46】貯蔵場所調査ルーチンを示す図である。
【図47】薬品影響調査ルーチンを示す図である。
【図48】拮抗関係調査ルーチンを示す図である。
【図49】過不足度検証ルーチンを示す図である。
【図50】過不足度検証ルーチンを示す図である。
【図51】連鎖要因調査ルーチンを示す図である。
【図52】連鎖要因調査ルーチンを示す図である。
【図53】調査結果集約ルーチンを示す図である。
【図54】データ出力部から出力されるデータ処理結果
報告書の一例を示す図である。
【図55】データ出力部から出力される栄養素別推定過
不足度リストの一例を示す図である。
【図56】データ出力部から出力される今後の疾病予防
リストの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 データ入力部 2 ファイル作成部 3 ファイル格納部 4 各種マスター格納部 5 所要量算出部 6 摂取量算出部 7 過不足度算出部 8 自覚症状原因推定部 9 データ出力部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疾病名、症状、合併症、処方薬、関与生
    理作用と栄養素との関係等の各データを格納した病状マ
    スターと、 薬剤名、表示記号、効能、対象症状、副作用、対象疾病
    名、服用制限条件、阻害栄養素等の各データを格納した
    薬品マスターと、 生理作用名、関与栄養素名、生成酵素名、作用原理、自
    覚症状、発生範囲、疾病症、拮抗比率等のデータを格納
    した生理作用マスターと、 栄養素名、摂取基準量、過剰危険値、危険値症状、過不
    足原因、欠乏原因、関与生理作用、補給源食物、摂取制
    限等のデータを格納した栄養素マスターと、 外的栄養状態影響項目、被影響栄養素名、被影響生理作
    用名等のデータを格納した外的要因マスターと、 食品名、含有栄養素名、栄養素含有量、エネルギー量、
    摂取制限条件等の各データを格納した食品マスターと、 献立名、使用食品名、使用食品量、食品別調理法、食品
    別調理時間、標準エネルギー量、標準栄養量等の各デー
    タを格納した献立マスターと、 発生対象範囲、自覚症状等の各データを格納した自覚症
    状マスターと、 栄養素の不足時と過剰時との調整及び関与生理作用等の
    各データを栄養素別に格納した栄養素別症状マスター
    と、 運動の種類に応じたエネルギー代謝率(RMR)の値を
    格納した運動強度マスターと、 RMR総量計算式、生活活動強度指数計算式、生活活動
    強度分類等の各データを格納した生活活動強度計算マス
    ターと、 基礎代謝量、エネルギー所要量、基礎代謝基準値、体重
    当たりエネルギー所要量等の各データを格納したエネル
    ギー所要量マスターと、 生活活動強度分類に応じた各栄養素の所要量を格納した
    栄養所要量マスターと、 身長、体重、年齢、疾病状況、服用薬等の基礎項目デー
    タ、運動内容データ、食事内容データ、自覚症状データ
    及び毛髪検査データを入力することにより、前記各マス
    ターに基づいて個人別ファイルを作成する個人別ファイ
    ル作成部と、 この個人別ファイル作成部で作成された個人別ファイル
    に記入されたデータに従い、前記生活活動強度計算マス
    ター、前記エネルギー所要量マスター、前記栄養所要量
    マスター及び前記栄養素マスターに基づいて、個人毎に
    栄養素別の所要量を算出する所要量算出部と、 前記食品マスター、前記栄養素マスター、前記栄養素別
    症状マスター及び前記薬品マスターに基づいて個人毎に
    栄養素別の摂取量を算出する摂取量算出部と、前記所要
    量算出部により算出された所要量とこれに対応する前記
    摂取量算出部により算出された摂取量との差異を求める
    ことにより、個人毎に栄養素別の過不足度を算出する過
    不足度算出部と、 前記自覚症状マスターに基づいて自覚症状の発生してい
    る体内の場所と範囲とを求め、この求めた場所と範囲と
    に関与している栄養素群を前記栄養素別症状マスターか
    ら抽出し、この抽出した栄養素群について体内の貯蔵機
    能と調整機能との分析を行うことにより、前記過不足度
    算出部により算出された各栄養素の過不足度と合わせて
    自覚症状の原因を推定する自覚症状原因推定部とを備え
    たことを特徴とする疾病予防カウンセリングシステム。
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