JPH0729574Y2 - 蓄電池 - Google Patents
蓄電池Info
- Publication number
- JPH0729574Y2 JPH0729574Y2 JP1989074664U JP7466489U JPH0729574Y2 JP H0729574 Y2 JPH0729574 Y2 JP H0729574Y2 JP 1989074664 U JP1989074664 U JP 1989074664U JP 7466489 U JP7466489 U JP 7466489U JP H0729574 Y2 JPH0729574 Y2 JP H0729574Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- splash
- view
- storage battery
- cap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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-
- Y02E60/12—
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- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、液口栓を有する蓄電池に関するものである。
従来技術とその問題点 蓄電池には充電中に発生するガス抜け通路用及び充電に
より消費した電解液の補充用として蓋面に液口栓が備え
られている。この液口栓には、充電中に発生するガスと
一緒に蒸気となった電解液が外部に流出しないよう液口
栓ガス抜け通路及び液口栓キャップに障壁用防沫部が設
けられている。
より消費した電解液の補充用として蓋面に液口栓が備え
られている。この液口栓には、充電中に発生するガスと
一緒に蒸気となった電解液が外部に流出しないよう液口
栓ガス抜け通路及び液口栓キャップに障壁用防沫部が設
けられている。
この防沫部は第8図、第9図に示す如く、液口栓ガス抜
け通路部に舌状の障壁14を設けて電解液の飛沫や蒸気の
漏出を防止しているもの、又は第10図に示す如く、別個
の成型部品15を液口栓キャップに熱融着して同様の効果
を有するもの、等が提案されている。
け通路部に舌状の障壁14を設けて電解液の飛沫や蒸気の
漏出を防止しているもの、又は第10図に示す如く、別個
の成型部品15を液口栓キャップに熱融着して同様の効果
を有するもの、等が提案されている。
前者に関するものとして実公昭57-41948号、実公昭57-4
1949号、実公昭57-41951号などがあるが、隣接する舌状
の障壁14の間隙が比較的大きいため、ガスと一緒に蒸気
となった電解液が舌状防沫部を通過しやすく、蒸気が液
口栓キャップの隙間より外部流出するか、又はキャップ
の裏側に水滴となって溜り、キャップの開閉時に外部へ
流出するなどの漏液現象を起こすという欠点がある。
1949号、実公昭57-41951号などがあるが、隣接する舌状
の障壁14の間隙が比較的大きいため、ガスと一緒に蒸気
となった電解液が舌状防沫部を通過しやすく、蒸気が液
口栓キャップの隙間より外部流出するか、又はキャップ
の裏側に水滴となって溜り、キャップの開閉時に外部へ
流出するなどの漏液現象を起こすという欠点がある。
また、後者に関するものは、別部品15を取付ける等、液
口栓の加工に手間がかかる上、防沫部に電解液の水滴が
溜り、キャップの開閉時に外部へ流出するという漏液現
象を起こす欠点がある。
口栓の加工に手間がかかる上、防沫部に電解液の水滴が
溜り、キャップの開閉時に外部へ流出するという漏液現
象を起こす欠点がある。
考案の目的 本考案は上記欠点を解消したもので、充電時に発生する
ガスのガス抜け通路を確保すると共に、ガスと一緒に流
出する電解液を障壁などの防沫部を改良、工夫して電解
液の外部への流出を防止するものである。
ガスのガス抜け通路を確保すると共に、ガスと一緒に流
出する電解液を障壁などの防沫部を改良、工夫して電解
液の外部への流出を防止するものである。
考案の構成 本考案は、遮閉部と防沫筒とを有し、該遮閉部は薄肉部
を有し、該薄肉部には放射状の切り目を備え、前記遮閉
部は前記防沫筒の内部に配置されている液口栓を備えて
いることを特徴とする蓄電池である。
を有し、該薄肉部には放射状の切り目を備え、前記遮閉
部は前記防沫筒の内部に配置されている液口栓を備えて
いることを特徴とする蓄電池である。
実施例 本考案の一実施例を図面に基づき詳述する。第1図は本
考案に用いる液口栓の要部断面図、第2図は防沫筒及び
キャップの要部断面図、第3図は遮閉部の平面図、第4
図は遮閉部の断面図である。
考案に用いる液口栓の要部断面図、第2図は防沫筒及び
キャップの要部断面図、第3図は遮閉部の平面図、第4
図は遮閉部の断面図である。
本考案に用いる液口栓1は、遮閉部2と防沫筒3とキャ
ップ4とから形成されている。遮閉部2は、薄肉部5を
有し、薄肉部5には該薄肉部5を6等分から8等分した
放射状の切り目6を備えている。また、薄肉部5の中心
部にはガス抜け通路用の小孔7が設けられている。遮閉
部2、防沫筒3、キャップ4は合成樹脂で形成されてお
り、薄肉部5は弾性を有する合成樹脂、例えばポリプロ
ピレン等で形成されている。
ップ4とから形成されている。遮閉部2は、薄肉部5を
有し、薄肉部5には該薄肉部5を6等分から8等分した
放射状の切り目6を備えている。また、薄肉部5の中心
部にはガス抜け通路用の小孔7が設けられている。遮閉
部2、防沫筒3、キャップ4は合成樹脂で形成されてお
り、薄肉部5は弾性を有する合成樹脂、例えばポリプロ
ピレン等で形成されている。
遮閉部2は、防沫筒3とは別部品として形成されてお
り、防沫筒3の内径に圧装着嵌合されるように遮閉部2
の外径を設定してある。8は遮閉部2の離脱防止用の突
起である。この様な構造のため、液口栓1の製造がきわ
めて容易となる。
り、防沫筒3の内径に圧装着嵌合されるように遮閉部2
の外径を設定してある。8は遮閉部2の離脱防止用の突
起である。この様な構造のため、液口栓1の製造がきわ
めて容易となる。
キャップ4は、開閉自在に形成され、電解液補充時又は
温度測定時等に開閉される。
温度測定時等に開閉される。
切り目6は通常は閉塞しており、充電時発生するガスは
小孔7から排出されるが、殆んどの蒸気化した電解液は
遮閉部2の薄肉部5の下面に付着して水滴となって落下
するため、外部への電解液流出による漏液は防止でき
る。
小孔7から排出されるが、殆んどの蒸気化した電解液は
遮閉部2の薄肉部5の下面に付着して水滴となって落下
するため、外部への電解液流出による漏液は防止でき
る。
また、切り目6は温度計又は電解液補充容器等の棒状器
具9の挿入時には第5図の如く開き、棒状器具9を抜く
ことにより遮閉復元される。
具9の挿入時には第5図の如く開き、棒状器具9を抜く
ことにより遮閉復元される。
第6図は本考案蓄電池の平面図、第7図は同要部側面図
である。蓋10は電槽11と溶着密封されている。極柱12は
下方で極板群(図示せず)と接続しており、その上端部
は本考案蓄電池13の陽極端子及び陰極端子となってい
る。前記液口栓1は蓋10の中央部に配置されている。
である。蓋10は電槽11と溶着密封されている。極柱12は
下方で極板群(図示せず)と接続しており、その上端部
は本考案蓄電池13の陽極端子及び陰極端子となってい
る。前記液口栓1は蓋10の中央部に配置されている。
考案の効果 本考案は、その実用新案登録請求の範囲に記載した通り
の構成であるため、下記の効果がある。
の構成であるため、下記の効果がある。
(1)電解液の外部への流出を防止することができる。
(2)液口栓の製造が簡単になる。
(3)遮閉部を防沫筒の上部に配置すると更に電解液の
漏液防止効果が高まる。
漏液防止効果が高まる。
第1図は本考案に用いる液口栓の要部断面図、第2図は
防沫筒及びキャップの要部断面図、第3図は遮閉部の平
面図、第4図は遮閉部の断面図、第5図は切り目が開い
た状態の遮閉部の断面図、第6図は本考案蓄電池の平面
図、第7図は同要部側面図、第8図は従来の液口栓の断
面図、第9図は同平面図、第10図は他の従来の液口栓の
要部断面図である。 1:液口栓、2:遮閉部、3:防沫筒 5:薄肉部、6:切り目
防沫筒及びキャップの要部断面図、第3図は遮閉部の平
面図、第4図は遮閉部の断面図、第5図は切り目が開い
た状態の遮閉部の断面図、第6図は本考案蓄電池の平面
図、第7図は同要部側面図、第8図は従来の液口栓の断
面図、第9図は同平面図、第10図は他の従来の液口栓の
要部断面図である。 1:液口栓、2:遮閉部、3:防沫筒 5:薄肉部、6:切り目
Claims (1)
- 【請求項1】遮閉部と防沫筒とを有し、 前記遮閉部は、薄肉部を有し、該薄肉部には放射状の切
り目を備え、 前記遮閉部は、前記防沫筒の内部に配置されている、 液口栓を、 備えていることを特徴とする蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989074664U JPH0729574Y2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989074664U JPH0729574Y2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 蓄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0313665U JPH0313665U (ja) | 1991-02-12 |
JPH0729574Y2 true JPH0729574Y2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=31614552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989074664U Expired - Fee Related JPH0729574Y2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729574Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS576666Y2 (ja) * | 1974-12-25 | 1982-02-08 | ||
JPS5837322U (ja) * | 1981-09-07 | 1983-03-11 | 積水化学工業株式会社 | 合成樹脂製波板 |
JPS5992127U (ja) * | 1982-12-13 | 1984-06-22 | タキロン株式会社 | 屋根材 |
JP4982955B2 (ja) * | 2005-03-11 | 2012-07-25 | 横浜ゴム株式会社 | ゴムホース加硫用の樹脂被覆部材の供給処理装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5752208Y2 (ja) * | 1980-08-25 | 1982-11-13 | ||
JPS6020282U (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-12 | オムロン株式会社 | 連続放出装置 |
-
1989
- 1989-06-26 JP JP1989074664U patent/JPH0729574Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0313665U (ja) | 1991-02-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |