JPH07295711A - 操作ガイダンス提示方法とその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、各入力端末において、個別に用意
されたマニュアルを読んで操作したり、ガイダンスを個
別に設けられた装置によって表示することのない簡易な
ガイダンスによって操作可能にする方法と装置の提供を
目的とする。 【構成】 入力端末１に操作開始と端末情報を送出する
操作開始起動部９と、操作結果を検出する操作結果検出
部８と、ガイダンスを表示する表示装置１１と、入力装
置１２と、回線を接続する送受信装置６を有し、ガイダ
ンスセンタ２に、ガイダンス要求端末の識別をする端末
識別起動部１３と、端末の操作結果を解析する操作結果
解釈部２１と、データベースアクセス部２２と、ガイダ
ンス要求端末のガイダンス情報を格納して出力するガイ
ダンス編集部１０と、送受信装置７と、各種入力端末の
ガイダンス情報を蓄積しているデータベース３を有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ端末の操
作説明等、操作ガイダンスの提示方法とその装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、端末の操作は、操作者が取扱マニ
ュアルを読みながら端末独自の操作方法に従って操作す
る必要があった。例えば、ファクシミリで通信履歴を印
刷する場合に、「１．機能ボタンを押す」、「２．プリ
ントボタンを押す」と言ったような操作指示を読みなが
ら操作する必要があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の操作ガ
イダンス提示方法は、入力端末個々に添付されているマ
ニュアル、あるいはオーデイオで行うか、最もよい場合
でも端末毎に装置されているデイスプレーに表示するも
のであり、下記の欠点を有している。

【０００４】１．端末個々の操作がそれぞれ別々で、マ
ニュアルを読まなければ操作がわからない。

【０００５】２．端末個々に、操作に対応する処理部を
搭載する必要がある。例えば機能ボタンが押されたと
き、つぎのガイダンスを表示する機能を端末が搭載して
いなければならない。

【０００６】３．操作マニアルが端末毎に専用に必要に
なる。

【０００７】本発明の目的は上記の欠点を回避し、各種
の入力端末について操作者が操作の都度マニュアルを読
まなくても操作ガイダンスが表示される操作ガイダンス
提示方法とその装置を提案することである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の操作ガイアンス
提示方法は、入力端末が、入力端末の操作ガイダンス情
報に関するデータベースを有するガイダンスセンタに対
して通信回線を接続するステップと、入力端末が、前記
ガイダンスセンタに対して入力操作ガイダンスの提示を
要求するステップと、該ガイダンス提示要求に対し前記
ガイダンスセンタが、ガイダンス提示要求入力端末の端
末情報を確認するステップと、ガイダンスセンタが、確
認された前記入力端末に関するガイダンス情報を検索す
るステップと、前記ガイダンスセンタが当該入力端末の
操作ガイダンスの第１の操作を指示するステップと、前
記入力端末が、ガイダンスセンタから受信した第１の操
作ガイダンスを表示するステップと、前記入力端末から
操作者の第１の操作結果を送信するステップと、ガイダ
ンスセンタが前記第一の操作結果を受信すると該操作結
果に対応した次の操作を指示するステップと、入力端末
が、ガイダンスセンタからの操作ガイダンス受信毎に該
操作ガイダンスを表示するステップと、入力端末が、操
作者の操作毎に該操作結果をガイダンスセンタに送信す
るステップと、ガイダンスセンタが、入力端末からの操
作結果を受信する都度対応する次の操作を指示するステ
ップを有している。

【０００９】また、前記入力操作のガイダンス提示を要
求するステップが、操作者が入力端末の操作開始動作に
よって前記ガイダンスセンタに対して公衆通信回線を接
続し、該通信回線を介して自動的に伝達するステップを
含む者であってもよい。

【００１０】また、本発明の操作ガイダンス提示装置
は、各種データ入力端末の操作ガイダンス情報に関する
データベースを有するガイダンスセンタと、該ガイダン
スセンタに対して通信回線を接続可能な少なくとも１つ
の入力端末とからなり、入力端末には入力操作のガイダ
ンス提示を要求する手段と、ガイダンスセンタから受信
した操作ガイダンスの受信毎に該操作ガイダンスを表示
する手段と、操作者によって操作された操作結果を送信
する手段を有し、ガイダンスセンタには、入力端末から
送信された、該ガイダンス提示要求に対して該入力端末
の種類を確認する手段と、確認された前記入力端末に関
するガイダンス情報を検索する手段と、当該入力端末に
操作ガイダンスの第１の操作を指示する手段と、前記入
力端末から受信した操作者の操作結果毎に該操作結果を
確認して該操作結果に対応する次の操作を指示する手段
を有している。

【００１１】また、前記入力操作のガイダンス提示を要
求する手段が、操作者が入力端末の操作開始動作によっ
て前記ガイダンスセンタに公衆通信回線を接続し、該通
信回線を介して自動的に伝達する手段を含むものであっ
てもよい。

【００１２】

【作用】入力端末がガイダンスセンタに接続されると、
端末から端末の装置種別に関する情報がガイダンスセン
タに送信され、ガイダンスセンタは、当該入力端末の種
別に従ってデータベースからガイダンス情報を検索し、
最初のガイダンスを送出する。端末では操作者の操作結
果をガイダンスセンタへ送信する。ガイダンスセンタで
は受信した操作結果に基づいて該操作結果に続く操作を
検索して端末に対してガイダンスするので、操作者は正
当な操作が可能となる。

【００１３】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【００１４】図１は本発明の操作ガイダンス提示方法が
適用された操作ガイダンス提示装置の一実施例のブロッ
ク図、図２は図１に示す操作ガイダンス提示装置の動作
に関する信号のシーケンスチャートである。

【００１５】この操作ガイダンス装置は、複数の入力端
末１と、ガイダンスセンタ２とからなり、入力端末１
は、表示装置１１と、本来の入力装置１２と、操作結果
検出部８と、操作開始検出部９と、送受信装置６を有
し、また、ガイダンスセンタ２は、操作結果解釈部２１
と、データベースアクセス部２２と、ガイダンス編集部
１０と、端末識別起動部１３と、送受信装置７と、デー
タベース３を有している。表示装置は液晶によるデイス
プレー装置であり送受信装置６で受信したガイダンスを
表示し、操作結果検出部８は、操作者が実際に操作した
結果を検出して送出する。送受信装置６は、操作者が操
作開始することを検出する装置でスイッチに連動し検出
すると送受信装置を介して当該入力端末の識別信号とと
もにガイダンスセンタに送出する。

【００１６】操作結果解釈部２１は、受信した操作結果
を分析してガイダンス編集部１０へ出力する。端末識別
起動部１３は、入力端末１からのガイダンス要求信号受
信により該入力端末１の種類を識別しデータベースアク
セス部２２を介してデータベース３から当該入力端末に
関するガイダンス情報をガイダンス編集部１０へ出力さ
せる。ガイダンス編集部１０は、当該入力端末のガイダ
ンス情報を格納し、最初のガイダンスを送出するととも
に、操作結果解釈部２１からの分析結果から次のガイダ
ンスを出力する。

【００１７】次に、本実施例の動作について説明する。

【００１８】段階１：操作者が入力端末１からガイダン
スセンタ２への回線接続を行う。この時、入力端末１で
は空き状況を表示装置１１に表示しており、操作者の操
作開始スイッチＩＮにより、入力装置１２を起動すると
同時に操作開始検出部９が送受信装置６を起動し、ワン
タッチダイヤルにより電話交換網を介して回線４をガイ
ダンスセンタ２へ接続する。

【００１９】段階２：接続が完了すると、入力端末１が
入力装置から操作開始起動部９を介してガイダンスセン
タ２に対して入力ガイダンスの提示を要求する。

【００２０】段階３：入力端末１からガイダンスセンタ
２へ端末装置情報を送出する。

【００２１】このとき、操作開始検出部９から端末情報
として、入力端末１の種類および表示装置１１の解像度
や、キースイッチの個数などを送出する。また、個々の
装置の情報の代りに、機種を示す記号をガイダンスセン
タ２に登録しておいてそれを送出することも可能であ
る。

【００２２】段階４：ガイダンスセンタ２は、送受信装
置７を介して受信した端末装置情報に基ずいて端末識別
起動部１３がガイダンス要求元の入力端末１を識別し、
データベースアクセス部２２を介してデータベース３を
検索し、当該入力端末１のガイダンス情報をガイダンス
編集部１０に格納し、該ガイダンス編集部１０から最初
のガイダンスを返送する。この場合、端末の表示装置１
１の仕様例えば解像度によって送信すべき表示情報が異
なることもあり、装置情報に基づいて送信条件の制御も
必要となる場合もある。最初のガイダンスを受信すると
入力端末１は該ガイダンスを表示装置１１に表示する。

【００２３】段階５：入力端末１で操作者が最初のガイ
ダンスにしたがって操作すると、入力装置１２が対応し
た動作をし、同時に操作結果検出部８がその動作結果を
検出してガイダンスセンタ２へ送出する。このときの操
作結果は操作者による実際の動作結果であり、表示され
たガイダンスそのものの応答ではない。例えば、図３に
示すように、表示されたガイダンスの内容は「機能を選
択してください。」とあり、操作者がボタン１で「確
認」を、ボタン２で「中止」を選択する局面である。こ
こで操作者がボタン１を押したとするとガイダンスセン
タ２には、「ボタン１が押された」ことが送られる。す
なわち、「確認が選択された」ことを送るのではない。
ガイダンスセンタ２では、操作結果解釈部２１におい
て、送られてきた操作結果が意味的にどのような内容な
のかを、現在ガイダンスしている内容と、段階３で送ら
れてきた端末情報とから判断する。例えば、「ボタン１
が操作された」との操作結果に対して、「確認が選択さ
れた」と解釈する。端末情報を判断材料とするのは、端
末によって、送られてくる操作結果が異なる場合がある
からである。例えば別の入力端末では、「ボタン３が操
作された」が「確認が選択された」に相当することがあ
るからである。

【００２４】段階６：ガイダンスセンタ２は、段階５で
解釈された意味的な操作内容と、段階３の端末装置情報
に基づいて、操作結果が解釈されその結果をガイダンス
編集部１０に転送し、ガイダンス編集部１０が、次に操
作すべきボタンに関するガイダンスを送受信装置７を介
して入力端末１に送出する。入力端末１では、送られて
きたガイダンスを表示装置１１に表示する。

【００２５】段階７〜段階８：段階５〜段階６と同じで
ある。操作者の操作に応じて、次のガイダンスが順次提
示される。

【００２６】段階９：入力端末１で操作が行われ、ガイ
ダンスセンタ２に操作結果が送信され、操作結果解釈部
２１で、意味的な操作内容が解釈されるまでは、段階５
と同じである。違いは、段階９は、意味的な操作内容を
解釈により、ガイダンス編集部１０において「操作ガイ
ダンスの終了」となった場合を示している。

【００２７】段階１０：ガイダンスセンタ２は、「操作
ガイダンスの終了」ということから送受信部７により通
信を閉塞する。

【００２８】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、入力端末
の操作ガイダンスをガイダンスセンタで各種の入力端末
に対して集中的に行うので、以下のような効果がある。

【００２９】（１）．操作者は個々の端末毎にマニュア
ルを読みながら操作する必要がなく、ガイダンスセンタ
から送られてくるガイダンスにしたがって操作すればよ
くなる。

【００３０】（２）．入力端末毎にマニュアルを作成し
て添付する必要がなくなる。

【００３１】（３）．入力端末には汎用化されたガイダ
ンスセンタ対応の処理部を搭載するだけですみ、端末個
々のガイダンス表示処理部の設計および搭載が不要とな
る。

【００３２】（４）．ガイダンス内容がガイダンスセン
タのデータベースで管理されるのみなのでその保守性が
向上する。すなわち、ガイダンス内容の誤字等は簡単に
処理される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の操作ガイダンス提示方法が適用された
操作ガイダンス提示装置の一実施例のブロック図であ
る。

【図２】図１に示す操作ガイダンス提示装置の動作のシ
ーケンスチャートである。

【図３】ガイダンス中における、表示の例を示す図であ
る。

【符号の説明】

１ 入力端末 ２ ガイダンスセンタ ３ データベース ４ 回線 ６ 送受信装置 ７ 送受信装置 ８ 操作結果検出部 ９ 操作開始検出部 １０ ガイダンス編集部 １１ 表示装置 １２ 入力装置 １３ 端末識別起動部 ２１ 操作結果解釈部 ２２ データベースアクセス部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 データを入力する入力端末の操作ガイダ
   ンス提示方法であって、 各入力端末から、入力端末の操作ガイダンス情報に関す
   るデータベースを有するガイダンスセンタに対して通信
   回線を接続するステップと、 入力端末が、前記ガイダンスセンタに対して入力操作ガ
   イダンスの提示を要求するステップと、 該ガイダンス提示要求に対し前記ガイダンスセンタが、
   ガイダンス提示要求入力端末の端末情報を確認するステ
   ップと、 ガイダンスセンタが、確認された前記入力端末に関する
   ガイダンス情報を検索するステップと、 前記ガイダンスセンタが当該入力端末の操作ガイダンス
   の第１の操作を指示するステップと、 前記入力端末が、ガイダンスセンタから受信した第１の
   操作ガイダンスを表示するステップと、 前記入力端末から操作者の第１の操作結果を送信するス
   テップと、 ガイダンスセンタが前記第一の操作結果を受信すると該
   操作結果に対応した次の操作を指示するステップと、 入力端末が、ガイダンスセンタからの操作ガイダンス受
   信毎に該操作ガイダンスを表示するステップと、 入力端末が、操作者の操作毎に該操作結果をガイダンス
   センタに送信するステップと、 ガイダンスセンタが、入力端末からの操作結果を受信す
   る都度対応する次の操作を指示するステップを有する操
   作ガイダンス提示方法。
2. 【請求項２】 前記入力操作のガイダンス提示を要求す
   るステップが、操作者が入力端末の操作開始動作によっ
   て前記ガイダンスセンタに対して公衆通信回線を接続
   し、該通信回線を介して自動的に伝達するステップを含
   む請求項１記載の操作ガイダンス提示方法。
3. 【請求項３】 データを入力する入力端末の操作ガイダ
   ンス提示装置であって、 各種入力端末の操作ガイダンス情報に関するデータベー
   スを有するガイダンスセンタと、該ガイダンスセンタに
   対して通信回線を接続可能な少なくとも１つの入力端末
   とからなり、 入力端末には入力操作のガイダンス提示を要求する手段
   と、ガイダンスセンタから受信した操作ガイダンスの受
   信毎に該操作ガイダンスを表示する手段と、操作者によ
   って操作された操作結果を送信する手段を有し、 ガイダンスセンタには、入力端末から送信された、該ガ
   イダンス提示要求に対して該入力端末の種類を確認する
   手段と、確認された前記入力端末に関するガイダンス情
   報を検索する手段と、当該入力端末に操作ガイダンスの
   第１の操作を指示する手段と、前記入力端末から受信し
   た操作者の操作結果毎に該操作結果を確認して該操作結
   果に対応する次の操作を指示する手段を有する操作ガイ
   ダンス提示装置。
4. 【請求項４】 前記入力操作のガイダンス提示を要求す
   る手段が、操作者が入力端末の操作開始動作によって前
   記ガイダンスセンタに公衆通信回線を接続し、該通信回
   線を介して自動的に伝達する手段を含む請求項１記載の
   操作ガイダンス提示装置。