JPH0729553A - 密閉形鉛蓄電池 - Google Patents
密閉形鉛蓄電池Info
- Publication number
- JPH0729553A JPH0729553A JP5194176A JP19417693A JPH0729553A JP H0729553 A JPH0729553 A JP H0729553A JP 5194176 A JP5194176 A JP 5194176A JP 19417693 A JP19417693 A JP 19417693A JP H0729553 A JPH0729553 A JP H0729553A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit cell
- battery
- side plate
- box body
- sealed lead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電槽による素電池の保護を長期にわたって維
持すると共に、衝撃等の外部応力が加わっても気密性が
損なわれない密閉形鉛蓄電池を提供する。 【構成】 電池要素５の側面周囲を合成樹脂製の枠体１
で囲み、該要素５の両平面からフィルム２、２’を対面
させ、該フィルム２、２’と枠体１を接着してなる素電
池６と、下面が開口した箱体３’と上面が開口した箱体
３”とからなる電槽３とを有するものである。
持すると共に、衝撃等の外部応力が加わっても気密性が
損なわれない密閉形鉛蓄電池を提供する。 【構成】 電池要素５の側面周囲を合成樹脂製の枠体１
で囲み、該要素５の両平面からフィルム２、２’を対面
させ、該フィルム２、２’と枠体１を接着してなる素電
池６と、下面が開口した箱体３’と上面が開口した箱体
３”とからなる電槽３とを有するものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、密閉形鉛蓄電池に係
り、特にその電槽に関する。
り、特にその電槽に関する。
【０００２】
【従来の技術】密閉形鉛蓄電池を小形化するために、電
槽材として合成樹脂より曲げ強度の大きい金属を使用し
たものが特開昭６２−１６８３４０号公報などで開示さ
れている。前記公報で開示されているものは、図４のよ
うに合成樹脂製の枠体７に熱溶着フィルム８，８′をラ
ミネートした厚さ約０．２〜１．０mmの金属板９，９′
を熱溶着して形成されている。なお、１０は端子であ
る。
槽材として合成樹脂より曲げ強度の大きい金属を使用し
たものが特開昭６２−１６８３４０号公報などで開示さ
れている。前記公報で開示されているものは、図４のよ
うに合成樹脂製の枠体７に熱溶着フィルム８，８′をラ
ミネートした厚さ約０．２〜１．０mmの金属板９，９′
を熱溶着して形成されている。なお、１０は端子であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような電池は、電
池内圧が上昇して金属板９，９′がふくれるのを防止す
るため、バネ性を有した金属板９，９′を用いた場合、
長期にわたって使用していると、金属板９，９′と枠体
７との溶着部に応力を受け続け、ついには溶着部が破損
するという問題点を有していた。また、電池が落下して
衝撃を受けると前記溶着部に応力が直接加わり、該溶着
がはがれ、電池の気密性が損なわれるという問題点も有
していた。
池内圧が上昇して金属板９，９′がふくれるのを防止す
るため、バネ性を有した金属板９，９′を用いた場合、
長期にわたって使用していると、金属板９，９′と枠体
７との溶着部に応力を受け続け、ついには溶着部が破損
するという問題点を有していた。また、電池が落下して
衝撃を受けると前記溶着部に応力が直接加わり、該溶着
がはがれ、電池の気密性が損なわれるという問題点も有
していた。
【０００４】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、電槽による素電池
の保護を長期にわたって維持すると共に、衝撃等の外部
応力が加わっても気密性が損なわれない密閉形鉛蓄電池
を提供することにある。
であって、その目的とするところは、電槽による素電池
の保護を長期にわたって維持すると共に、衝撃等の外部
応力が加わっても気密性が損なわれない密閉形鉛蓄電池
を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は素電池６と電槽３とを有する密閉形鉛蓄電
池であって、前記素電池６は、正極板５ａと負極板５ｂ
と電解質５ｃとからなる電池要素５の側面周囲を合成樹
脂製の枠体１で囲み、該電池要素５の両平面からフィル
ム２，２’を対面させ、該フィルム２，２’を枠体１に
接着してなるものであり、前記電槽３は、下面が開口し
た金属製の箱体３’と、上面が開口した金属製の箱体
３”とを有するものであり、一方の前記箱体３”は、側
板３”ｂの高さが前記素電池６の厚さ以上であり、該側
板３”の外面が他方の前記箱体３’の側板３’ｂと当接
しているものであり、前記素電池６は、前記電槽３内に
収納されていることを特徴とする。
に、本発明は素電池６と電槽３とを有する密閉形鉛蓄電
池であって、前記素電池６は、正極板５ａと負極板５ｂ
と電解質５ｃとからなる電池要素５の側面周囲を合成樹
脂製の枠体１で囲み、該電池要素５の両平面からフィル
ム２，２’を対面させ、該フィルム２，２’を枠体１に
接着してなるものであり、前記電槽３は、下面が開口し
た金属製の箱体３’と、上面が開口した金属製の箱体
３”とを有するものであり、一方の前記箱体３”は、側
板３”ｂの高さが前記素電池６の厚さ以上であり、該側
板３”の外面が他方の前記箱体３’の側板３’ｂと当接
しているものであり、前記素電池６は、前記電槽３内に
収納されていることを特徴とする。
【０００６】
【作 用】電槽３は、箱体３’，３”の側板３’ｂ，
３”ｂ同士を当接して形成され、側板３’ｂ，３”ｂの
一方が素電池６の厚さと同等またはそれより高いので、
該電槽３内に収納された素電池６の枠体１とフィルム
２，２’との溶着部に外力が加わらず、該溶着部が破損
するのを防止できる。
３”ｂ同士を当接して形成され、側板３’ｂ，３”ｂの
一方が素電池６の厚さと同等またはそれより高いので、
該電槽３内に収納された素電池６の枠体１とフィルム
２，２’との溶着部に外力が加わらず、該溶着部が破損
するのを防止できる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は、電槽を素電池へ取り付ける前の状態を
示す本発明電池の斜視図、図２は本発明の平面図、図３
は図２のＡ−Ａ’断面図であり、１はポリプロピレン樹
脂等からなる合成樹脂製の厚さ２mmの枠体であり、正極
板５ａと負極板５ｂとそれらの間に介在する電解質５ｃ
とからなる電池要素５の側面周囲を囲んでいる。２，
２′は枠体１と熱溶着可能な厚さ３０μｍのポリプロピ
レン樹脂フィルムを含む厚さ１００μｍのラミネートフ
ィルムであり、前記電池要素５の両平面から枠体１に熱
溶着されている。こうして素電池６が形成され、内部の
気密性が保たれている。この状態では、素電池６の内圧
上昇及び取扱いに対する外壁の機械的強度が不足してい
るので、厚さ０．０５〜０．２mmのステンレススチー
ル、鉄、アルミニウムなどの剛性のある金属板からなる
電槽３内に素電池６を収納する。該電槽３は、下面が開
口し、端子４を露出させるために上板３’ａと側板３’
ｂの一部が切り欠かれた箱体３’と、上面が開口し端子
４を露出させるために下板３”ａと側板３”ｂの一部が
切り欠かれた箱体３”とを有し、一方の箱体３”は他方
の箱体３’の横寸法より大であり、一方の箱体３”の開
口面に他方の箱体３’の開口面を対面させ、側板３’
ｂ，３”ｂ同士が当接するように重ね合わされスポット
溶接、レーザー溶接等で溶接されている。
明する。図１は、電槽を素電池へ取り付ける前の状態を
示す本発明電池の斜視図、図２は本発明の平面図、図３
は図２のＡ−Ａ’断面図であり、１はポリプロピレン樹
脂等からなる合成樹脂製の厚さ２mmの枠体であり、正極
板５ａと負極板５ｂとそれらの間に介在する電解質５ｃ
とからなる電池要素５の側面周囲を囲んでいる。２，
２′は枠体１と熱溶着可能な厚さ３０μｍのポリプロピ
レン樹脂フィルムを含む厚さ１００μｍのラミネートフ
ィルムであり、前記電池要素５の両平面から枠体１に熱
溶着されている。こうして素電池６が形成され、内部の
気密性が保たれている。この状態では、素電池６の内圧
上昇及び取扱いに対する外壁の機械的強度が不足してい
るので、厚さ０．０５〜０．２mmのステンレススチー
ル、鉄、アルミニウムなどの剛性のある金属板からなる
電槽３内に素電池６を収納する。該電槽３は、下面が開
口し、端子４を露出させるために上板３’ａと側板３’
ｂの一部が切り欠かれた箱体３’と、上面が開口し端子
４を露出させるために下板３”ａと側板３”ｂの一部が
切り欠かれた箱体３”とを有し、一方の箱体３”は他方
の箱体３’の横寸法より大であり、一方の箱体３”の開
口面に他方の箱体３’の開口面を対面させ、側板３’
ｂ，３”ｂ同士が当接するように重ね合わされスポット
溶接、レーザー溶接等で溶接されている。
【０００８】また、一方の箱体３”は、側板３”ｂの高
さが素電池６の厚さ以上に形成され、図３の上下方向に
加わる外力を側板３”ｂで受け、素電池６に外力が加わ
らないようにしている。尚、上記のように側板３’ｂ，
３”ｂ同士を溶接して接合してもよいが、図３のように
外側の側板３’ｂを９０度以上に曲げ加工し、内側の側
板３”ｂに当接させるだけでもよい。
さが素電池６の厚さ以上に形成され、図３の上下方向に
加わる外力を側板３”ｂで受け、素電池６に外力が加わ
らないようにしている。尚、上記のように側板３’ｂ，
３”ｂ同士を溶接して接合してもよいが、図３のように
外側の側板３’ｂを９０度以上に曲げ加工し、内側の側
板３”ｂに当接させるだけでもよい。
【０００９】このようにして作製した電圧２Ｖ、容量５
００ｍＡｈの図２のような本発明電池Ａと、本発明電池
と同一電圧、同一容量の図４のような従来電池Ｂとの容
積及び重量エネルギー効率を調べたところ略同等であっ
た。次に、本発明品Ａと従来品Ｂとをそれぞれ１０個作
製し、１．５ｍの高さから落下させる衝撃試験を行っ
た。その結果、本発明品Ａはフィルム２，２′と電槽枠
体１との溶着部が良好に保たれたまゝであったが、従来
品Ｂの８個は、前記接着部の一部がはがれていた。な
お、本実施例の電池要素５は、正極板５ａと負極板５ｂ
を積層した構造のものを示したが、平面上に配置した電
池要素にも適用できることは言うまでもない。
００ｍＡｈの図２のような本発明電池Ａと、本発明電池
と同一電圧、同一容量の図４のような従来電池Ｂとの容
積及び重量エネルギー効率を調べたところ略同等であっ
た。次に、本発明品Ａと従来品Ｂとをそれぞれ１０個作
製し、１．５ｍの高さから落下させる衝撃試験を行っ
た。その結果、本発明品Ａはフィルム２，２′と電槽枠
体１との溶着部が良好に保たれたまゝであったが、従来
品Ｂの８個は、前記接着部の一部がはがれていた。な
お、本実施例の電池要素５は、正極板５ａと負極板５ｂ
を積層した構造のものを示したが、平面上に配置した電
池要素にも適用できることは言うまでもない。
【００１０】
【発明の効果】本発明の上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。 （１）長期にわたり、金属板と枠体との接合を維持でき
密閉化の信頼性を向上できる。 （２）衝撃等の外部応力が加わっても内部の気密性が損
なわれない密閉形鉛蓄電池を提供することができる。
で、次に記載する効果を奏する。 （１）長期にわたり、金属板と枠体との接合を維持でき
密閉化の信頼性を向上できる。 （２）衝撃等の外部応力が加わっても内部の気密性が損
なわれない密閉形鉛蓄電池を提供することができる。
【図１】本発明に係る電槽を素電池に取り付ける前の状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図２】本発明の密閉形鉛蓄電池の平面図である。
【図３】従来の密閉形鉛蓄電池の斜視図である。
１ 枠体 ２，２’ フィルム ３ 電槽 ３’，３” 箱体 ３’ｂ，３”ｂ 側板 ５ 電位要素 ５ａ 正極板 ５ｂ 負極板 ５ｃ 電解質 ６ 素電池
【手続補正書】
【提出日】平成６年４月１４日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る電槽を素電池に取り付ける前の状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図２】本発明の密閉形鉛蓄電池の平面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ’断面図である。
【図４】従来の密閉形鉛蓄電池の斜視図である。
【符号の説明】 １ 枠体 ２，２’ フィルム ３ 電槽 ３’，３” 箱体 ３’ｂ，３”ｂ 側板 ５ 電池要素 ５ａ 正極板 ５ｂ 負極板 ５ｃ 電解質 ６ 素電池
Claims (1)
- 【請求項１】 素電池（６）と、電槽（３）とを有する
密閉形鉛蓄電池であって、 前記素電池（６）は、正極板（５ａ）と負極板（５ｂ）
と電解質（５ｃ）とからなる電池要素（５）の側面周囲
を合成樹脂製の枠体（１）で囲み、該電池要素（５）の
両平面からフィルム（２，２’）を対面させ、該フィル
ム（２，２’）を枠体（１）に接着してなるものであ
り、 前記電槽（３）は、下面が開口した金属製の箱体
（３’）と、上面が開口した金属製の箱体（３”）とを
有するものであり、 一方の前記箱体（３”）は、側板（３”ｂ）の高さが前
記素電池（６）の厚さ以上であり、該側板（３”）の外
面が他方の前記箱体（３’）の側板（３’ｂ）と当接し
ているものであり、 前記素電池（６）は、前記電槽（３）内に収納されてい
ることを特徴とする、 密閉形鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5194176A JPH0729553A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 密閉形鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5194176A JPH0729553A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 密閉形鉛蓄電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0729553A true JPH0729553A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=16320199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5194176A Pending JPH0729553A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 密閉形鉛蓄電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729553A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006104331A1 (en) * | 2005-04-01 | 2006-10-05 | Lg Chem, Ltd. | Battery pack having very thin thickness |
| KR101243569B1 (ko) * | 2006-05-09 | 2013-03-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 파우치형 리튬 이차 전지 |
| JP2014063750A (ja) * | 2008-04-11 | 2014-04-10 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 密閉式角形電池およびこれを用いた電池モジュール |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP5194176A patent/JPH0729553A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006104331A1 (en) * | 2005-04-01 | 2006-10-05 | Lg Chem, Ltd. | Battery pack having very thin thickness |
| KR101243569B1 (ko) * | 2006-05-09 | 2013-03-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 파우치형 리튬 이차 전지 |
| JP2014063750A (ja) * | 2008-04-11 | 2014-04-10 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 密閉式角形電池およびこれを用いた電池モジュール |
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