JPH1012200A - 電 池 - Google Patents
電 池Info
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- JPH1012200A JPH1012200A JP8156499A JP15649996A JPH1012200A JP H1012200 A JPH1012200 A JP H1012200A JP 8156499 A JP8156499 A JP 8156499A JP 15649996 A JP15649996 A JP 15649996A JP H1012200 A JPH1012200 A JP H1012200A
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- battery
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電池内部の有効容積を小さくすること無く、
十分な接着幅を確保し、かつ接着不良の発生を極力抑え
ることを目的とするものである。 【構成】 １枚のフィルムから成り、該フィルムの一端
の内面と他端の外面が接する状態に重ね合わされ、該重
ね合わせ部が接合され、且つ両側面の内面同志が接合さ
れて成る電池とすることで、上記目的を達成できる。
十分な接着幅を確保し、かつ接着不良の発生を極力抑え
ることを目的とするものである。 【構成】 １枚のフィルムから成り、該フィルムの一端
の内面と他端の外面が接する状態に重ね合わされ、該重
ね合わせ部が接合され、且つ両側面の内面同志が接合さ
れて成る電池とすることで、上記目的を達成できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電池のパッケージに
関するもので、主として合成樹脂と金属で構成され、特
に小形偏平形電池に適したパッケージに関するものであ
る。
関するもので、主として合成樹脂と金属で構成され、特
に小形偏平形電池に適したパッケージに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、携帯機器の小型化が益々進むに伴
い、その電源として使用される電池に対しても小型軽量
化の要求が高まっている。また、機器の高機能化が進む
に伴い、消費電力が増大し電池に対して益々高容量化の
要求が高まっている。さらには、電池の使用期間も数年
〜１０年と長期間使用する用途が増える傾向にあり、こ
れに適応可能な信頼性の高い封口機能も要求されてい
る。前記機器側の要求を満たす為に、電池に於いては無
論のこと、電極の材料やセパレータ、電解液等で様々な
改良がなされてきている。一方、電池のパッケージにお
いても薄型化、軽量化の提案が出されている。その１つ
は従来一般的であった絞り加工によって作製された厚手
の金属や、成形によって作製された合成樹脂製パッケー
ジに替えて、金属箔や合成樹脂フィルムを採用せんとす
るものである。
い、その電源として使用される電池に対しても小型軽量
化の要求が高まっている。また、機器の高機能化が進む
に伴い、消費電力が増大し電池に対して益々高容量化の
要求が高まっている。さらには、電池の使用期間も数年
〜１０年と長期間使用する用途が増える傾向にあり、こ
れに適応可能な信頼性の高い封口機能も要求されてい
る。前記機器側の要求を満たす為に、電池に於いては無
論のこと、電極の材料やセパレータ、電解液等で様々な
改良がなされてきている。一方、電池のパッケージにお
いても薄型化、軽量化の提案が出されている。その１つ
は従来一般的であった絞り加工によって作製された厚手
の金属や、成形によって作製された合成樹脂製パッケー
ジに替えて、金属箔や合成樹脂フィルムを採用せんとす
るものである。
【０００３】具体例を示すと、特公昭５９ー３８７０８
号公報には、発電要素を外装フィルム内に収納し、該外
装フィルムの周縁部を加熱シールによってパックする構
造が開示されている。また、実開昭５９ー２６７号公報
には、大小２枚の外装材を対向配置し、寸法大の外装材
で寸法小の外装材を包み込み接着封止する構造が開示さ
れている。更に、特開昭４９ー１２８２３２号公報に
は、正極および負極の端子を兼ねる２枚の金属封口板の
間に発電要素を狭持し、周縁部を接着剤でシールするこ
とによってパックする構造が開示されている。
号公報には、発電要素を外装フィルム内に収納し、該外
装フィルムの周縁部を加熱シールによってパックする構
造が開示されている。また、実開昭５９ー２６７号公報
には、大小２枚の外装材を対向配置し、寸法大の外装材
で寸法小の外装材を包み込み接着封止する構造が開示さ
れている。更に、特開昭４９ー１２８２３２号公報に
は、正極および負極の端子を兼ねる２枚の金属封口板の
間に発電要素を狭持し、周縁部を接着剤でシールするこ
とによってパックする構造が開示されている。
【０００４】これらに開示されている例を図面によって
示すと図２、図３、図４および図５の如くである。図
２、図３で（１）は斜視図、（２）は断面図である。外
装フィルムはフィルムを通して水分や酸素等の物質の透
過が起きないよう、合成樹脂と金属箔のラミネートフィ
ルムが使用される。ラミネートフィルムの構成はアルミ
ニウム等の金属箔を中にして、外面には傷が付かない等
のためにナイロンやポリエチレンテレフタレート（ＰＥ
Ｔ）などの機械的強度の強い樹脂、内面には変性ポリプ
ロピレン（ＰＰ）やポリエチレン等の融着性に富み、水
分や酸素の透過しにくい樹脂が配置される。
示すと図２、図３、図４および図５の如くである。図
２、図３で（１）は斜視図、（２）は断面図である。外
装フィルムはフィルムを通して水分や酸素等の物質の透
過が起きないよう、合成樹脂と金属箔のラミネートフィ
ルムが使用される。ラミネートフィルムの構成はアルミ
ニウム等の金属箔を中にして、外面には傷が付かない等
のためにナイロンやポリエチレンテレフタレート（ＰＥ
Ｔ）などの機械的強度の強い樹脂、内面には変性ポリプ
ロピレン（ＰＰ）やポリエチレン等の融着性に富み、水
分や酸素の透過しにくい樹脂が配置される。
【０００５】図２、図３に示した如く、パッケージフィ
ルムは内面同士が接するように重ね合わされて、融着ま
たは接着される。端子はパッケージフィルムを通して外
へ導かれる。図４で（１）は断面図、（２）は円形電池
の上面図、（３）は矩形電池の上面図である。寸法的に
大きい外装材が端部で折り曲げられ、小さい外装材の外
側に接着されている。図５では、正極および負極端子を
兼ねるステンレス（ＳＵＳ）の如き２枚の金属箔の間に
発電要素を収納し、周縁部に融着性もしくは接着性樹脂
を配置してシールされている。
ルムは内面同士が接するように重ね合わされて、融着ま
たは接着される。端子はパッケージフィルムを通して外
へ導かれる。図４で（１）は断面図、（２）は円形電池
の上面図、（３）は矩形電池の上面図である。寸法的に
大きい外装材が端部で折り曲げられ、小さい外装材の外
側に接着されている。図５では、正極および負極端子を
兼ねるステンレス（ＳＵＳ）の如き２枚の金属箔の間に
発電要素を収納し、周縁部に融着性もしくは接着性樹脂
を配置してシールされている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記に図示した従来提
案に係るパッケージの欠点を述べることによって、本発
明が解決せんとする課題を説明する。従来提案は、パッ
ケージの厚みを小さくできる点においては、小型化、軽
量化に有効なものである。しかし、ある種の電池、例え
ばリチウム電池に於いては、外部からの水分や酸素の侵
入を極端に嫌い、また外部に向かって電解液が逸散して
はならない。更に、パッケージは電池の内と外の間の物
質の透過を阻止し得る十分な機能を有していなければな
らない。
案に係るパッケージの欠点を述べることによって、本発
明が解決せんとする課題を説明する。従来提案は、パッ
ケージの厚みを小さくできる点においては、小型化、軽
量化に有効なものである。しかし、ある種の電池、例え
ばリチウム電池に於いては、外部からの水分や酸素の侵
入を極端に嫌い、また外部に向かって電解液が逸散して
はならない。更に、パッケージは電池の内と外の間の物
質の透過を阻止し得る十分な機能を有していなければな
らない。
【０００７】前記の図２、図３、図５に示した構造例の
場合、物質の透過が起きるのは、接着部分の合成樹脂そ
のものか、接着部の微細な孔を通してである。合成樹脂
を通しての物質の透過を極力抑制するためには、合成樹
脂の材質の選択は無論であるが、それのみでは不十分で
あり、それに加えて接着部の合成樹脂層をできるだけ薄
くするか、または接着部の幅を大きく取るかの方策が必
要となるが、薄くするのは限界があり、結局幅を大きく
取らざるを得ない。即ち、発電要素を収納出来る有効容
積がその分小さくなる。その結果電池の放電容量が小さ
くなる欠点があった。
場合、物質の透過が起きるのは、接着部分の合成樹脂そ
のものか、接着部の微細な孔を通してである。合成樹脂
を通しての物質の透過を極力抑制するためには、合成樹
脂の材質の選択は無論であるが、それのみでは不十分で
あり、それに加えて接着部の合成樹脂層をできるだけ薄
くするか、または接着部の幅を大きく取るかの方策が必
要となるが、薄くするのは限界があり、結局幅を大きく
取らざるを得ない。即ち、発電要素を収納出来る有効容
積がその分小さくなる。その結果電池の放電容量が小さ
くなる欠点があった。
【０００８】また、正極及び負極の端子をパッケージを
通して外部へ導く必要があるが、電池のサイズが小さい
場合、シールの幅が十分に取れないため、端子とパッケ
ージの界面の接合の信頼性が不十分であった。
通して外部へ導く必要があるが、電池のサイズが小さい
場合、シールの幅が十分に取れないため、端子とパッケ
ージの界面の接合の信頼性が不十分であった。
【０００９】接着部分の微細な孔の生成等、接着不良の
発生を防止するには、被接着面が平滑でなければならな
い。この点で図４に示した従来提案の構造では、図４の
（２）および（３）の矢印に示す如く、寸法大の外装材
の折り曲げ部にしわが生じる欠点があった。このしわに
よって生じた凹凸が接着不良の原因になる恐れが大であ
った。
発生を防止するには、被接着面が平滑でなければならな
い。この点で図４に示した従来提案の構造では、図４の
（２）および（３）の矢印に示す如く、寸法大の外装材
の折り曲げ部にしわが生じる欠点があった。このしわに
よって生じた凹凸が接着不良の原因になる恐れが大であ
った。
【００１０】本発明は電池内部の有効容積を小さくする
こと無く、十分な接着幅を確保し、かつ接着不良の発生
を極力抑えるもので、前記従来提案の電池用パッケージ
の欠点を解消せんとするものである。
こと無く、十分な接着幅を確保し、かつ接着不良の発生
を極力抑えるもので、前記従来提案の電池用パッケージ
の欠点を解消せんとするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】フィルム状パッケージの
端部の内面と外面が接するように重ね合わされ、該重な
った部分を接合してシールする。これにより電池の有効
内容積を小さくすることなく、十分なシール幅を確保す
ることができる。即ち、同一サイズの電池で比較した場
合、従来構造のパッケージを採用したものと比べ放電容
量が大きく、且つ信頼性の高いシールが確保出来る。な
お、重ね合わせ部分はパッケージフィルムの内面と外面
が融着されている。
端部の内面と外面が接するように重ね合わされ、該重な
った部分を接合してシールする。これにより電池の有効
内容積を小さくすることなく、十分なシール幅を確保す
ることができる。即ち、同一サイズの電池で比較した場
合、従来構造のパッケージを採用したものと比べ放電容
量が大きく、且つ信頼性の高いシールが確保出来る。な
お、重ね合わせ部分はパッケージフィルムの内面と外面
が融着されている。
【００１２】パッケージフィルムの折り曲げ部分のしわ
の発生を防止するため、パッケージフィルムは所定の形
状に予め型付けされている。しわの発生を防止するもう
１つの方法として折り曲げられるパッケージフィルムの
端部に切り欠きが設けられている。
の発生を防止するため、パッケージフィルムは所定の形
状に予め型付けされている。しわの発生を防止するもう
１つの方法として折り曲げられるパッケージフィルムの
端部に切り欠きが設けられている。
【００１３】内面と外面の融着を可能にする為、パッケ
ージフィルムは内面と外面の両面の表面に融着性の樹脂
層が配置されている。正極および負極の端子は、前記重
ね合わせ部を通ってパッケージフィルムの外に出てい
る。該端子は重ね合わせ部でパッケージフィルムに融着
されている。この場合シールの幅を大きく取れるため、
端子とパッケージフィルムの界面のシールの信頼性が向
上した。また、パッケージフィルム同志の界面のシール
の信頼性が向上した。
ージフィルムは内面と外面の両面の表面に融着性の樹脂
層が配置されている。正極および負極の端子は、前記重
ね合わせ部を通ってパッケージフィルムの外に出てい
る。該端子は重ね合わせ部でパッケージフィルムに融着
されている。この場合シールの幅を大きく取れるため、
端子とパッケージフィルムの界面のシールの信頼性が向
上した。また、パッケージフィルム同志の界面のシール
の信頼性が向上した。
【００１４】
【発明の実施の形態】図１の（１）は本発明に係る電池
用パッケージの１例を示す斜視図である。同じく（２）
は同パッケージの断面図である。尚、本発明はパッケー
ジの内面と外面が接合されておれば宜く、図示した形に
限定されるものでは無い。
用パッケージの１例を示す斜視図である。同じく（２）
は同パッケージの断面図である。尚、本発明はパッケー
ジの内面と外面が接合されておれば宜く、図示した形に
限定されるものでは無い。
【００１５】パッケージの材質構成の１例を記述する
と、内面がポリプロピレン（ＰＰ）、その外がアルミニ
ウム箔、その外がナイロン、外側表面がＰＰの４層から
成る。図に示す如く、パッケージフィルムは１枚のフィ
ルムから成り、パッケージの重なり合った部分で内面と
外面が接し、加熱融着により接合されている。端子は接
合部を通ってパッケージの内部から外部へと導かれてい
る。端子は重ね合わせ部でパッケージの内面および外面
と融着されている。また、両側面はフィルムの内面同志
が接合されている。
と、内面がポリプロピレン（ＰＰ）、その外がアルミニ
ウム箔、その外がナイロン、外側表面がＰＰの４層から
成る。図に示す如く、パッケージフィルムは１枚のフィ
ルムから成り、パッケージの重なり合った部分で内面と
外面が接し、加熱融着により接合されている。端子は接
合部を通ってパッケージの内部から外部へと導かれてい
る。端子は重ね合わせ部でパッケージの内面および外面
と融着されている。また、両側面はフィルムの内面同志
が接合されている。
【００１６】図２、図３は比較の為に示した従来のパッ
ケージの例である。図２、図３はラミネートフィルムを
パッケージに用いた例で、周縁部に於いてパッケージの
端部が内面同士で接触し接合されている。内面にのみ融
着性樹脂の層が配置され、外面には機械的強度の強い樹
脂の層が配置されている。
ケージの例である。図２、図３はラミネートフィルムを
パッケージに用いた例で、周縁部に於いてパッケージの
端部が内面同士で接触し接合されている。内面にのみ融
着性樹脂の層が配置され、外面には機械的強度の強い樹
脂の層が配置されている。
【００１７】図５は集電体を兼ねる金属箔の間に発電要
素を収納し、周縁部を接着性の樹脂でシールしたもので
ある。
素を収納し、周縁部を接着性の樹脂でシールしたもので
ある。
【００１８】図１の本発明と図２、図３及び図５の従来
例を比較して明かな如く、本発明では接合部は周縁部に
限定されずに幅広く取ることが可能である。また、接合
部のフィルムの内面と外面が接合している幅が大きくて
も、電池内部の有効体積が小さくなることは無い。電池
のサイズが小さい場合程、従来パッケージとの差は一層
顕著になる。前記の如くシール幅が大きく取れるので、
シール部分を通っての物質の透過を極力抑制することが
できる。また、端子との界面でも高い信頼性が得られ
る。
例を比較して明かな如く、本発明では接合部は周縁部に
限定されずに幅広く取ることが可能である。また、接合
部のフィルムの内面と外面が接合している幅が大きくて
も、電池内部の有効体積が小さくなることは無い。電池
のサイズが小さい場合程、従来パッケージとの差は一層
顕著になる。前記の如くシール幅が大きく取れるので、
シール部分を通っての物質の透過を極力抑制することが
できる。また、端子との界面でも高い信頼性が得られ
る。
【００１９】図４は比較のために示した従来のパッケー
ジの例である。この例では外装材の折り曲げられた部分
が絞られるために、しわが発生する。しわによる表面の
凹凸のために外装材同志の接合が不十分となり不良が発
生し易い欠点があった。一方、図１に示した本発明に係
る電池用パッケージではしわが生じる恐れがない。
ジの例である。この例では外装材の折り曲げられた部分
が絞られるために、しわが発生する。しわによる表面の
凹凸のために外装材同志の接合が不十分となり不良が発
生し易い欠点があった。一方、図１に示した本発明に係
る電池用パッケージではしわが生じる恐れがない。
【００２０】以下に実施例により本発明の詳細を記述す
るが、形状、材質は以下の例に限定されるものでは無
い。 （実施例１）図６の（１）は本発明に係る電池用パッケ
ージの１例を示す斜視図である。同じく（２）は同パッ
ケージの構造を示す断面図である。図６の（１）に於い
て、１と２はフィルム状のパッケージである。パッケー
ジフィルムは、内面が厚さ３０〜５０μｍのポリエチレ
ン（ＰＥ）の層、次に厚さ約５０μｍのアルミニウム
箔、その外に厚さ約４０μｍのナイロンの層、外表面に
内面と同じＰＥの層を配した４層から成るラミネートフ
ィルムである。
るが、形状、材質は以下の例に限定されるものでは無
い。 （実施例１）図６の（１）は本発明に係る電池用パッケ
ージの１例を示す斜視図である。同じく（２）は同パッ
ケージの構造を示す断面図である。図６の（１）に於い
て、１と２はフィルム状のパッケージである。パッケー
ジフィルムは、内面が厚さ３０〜５０μｍのポリエチレ
ン（ＰＥ）の層、次に厚さ約５０μｍのアルミニウム
箔、その外に厚さ約４０μｍのナイロンの層、外表面に
内面と同じＰＥの層を配した４層から成るラミネートフ
ィルムである。
【００２１】パッケージは３つの部分から成っている。
１は内容物（発電要素）を取り巻く部分で図６（１）の
斜線部分でパッケージの内面と外面が接するように重な
っている。２は側面をカバーする部分で皿状の形状をし
ており、パッケージ１の側面にあって図６（１）の斜線
部分で内面がパッケージ１の外面に接触するように重な
っている。何れの重ね合わせ部もインパルスシーラーま
たは超音波シーラーにより加熱されることにより融着さ
れている。２は加熱しながら金型でプレスして予めキャ
ップ状に型付けされており、しわの発生は無い。３は端
子で内部の発電要素からパッケージの融着部を通って外
部に露出している。端子はパッケージの融着時にパッケ
ージ１に融着される。図６の（２）は断面を示したもの
で、パッケージ１と端子３および発電要素４の関係を示
したものである。
１は内容物（発電要素）を取り巻く部分で図６（１）の
斜線部分でパッケージの内面と外面が接するように重な
っている。２は側面をカバーする部分で皿状の形状をし
ており、パッケージ１の側面にあって図６（１）の斜線
部分で内面がパッケージ１の外面に接触するように重な
っている。何れの重ね合わせ部もインパルスシーラーま
たは超音波シーラーにより加熱されることにより融着さ
れている。２は加熱しながら金型でプレスして予めキャ
ップ状に型付けされており、しわの発生は無い。３は端
子で内部の発電要素からパッケージの融着部を通って外
部に露出している。端子はパッケージの融着時にパッケ
ージ１に融着される。図６の（２）は断面を示したもの
で、パッケージ１と端子３および発電要素４の関係を示
したものである。
【００２２】（実施例２）図７は本発明の他の実施例を
示す図である。パッケージは容器と蓋の２つの部分から
成り各々前記の方法により予め皿状に成形されている。
図７の（２）の断面図に示す如く、容器と蓋は嵌合され
側面が接合される。端子は側面の接合部を通って外へ導
かれる。図で明かな如く、本発明は従来例に比べ、内容
積を犠牲にすること無く、接合幅を大きく取ることが可
能である。
示す図である。パッケージは容器と蓋の２つの部分から
成り各々前記の方法により予め皿状に成形されている。
図７の（２）の断面図に示す如く、容器と蓋は嵌合され
側面が接合される。端子は側面の接合部を通って外へ導
かれる。図で明かな如く、本発明は従来例に比べ、内容
積を犠牲にすること無く、接合幅を大きく取ることが可
能である。
【００２３】（実施例３）図８は本発明の他の実施例を
示す図である。パッケージは箱形の容器と平面状の蓋の
２つの部分から成る。図９は容器の形状を示す図であ
る。通常開口端部を折り曲げる工程で絞り加工により４
隅にしわが発生するのであるが、本発明では図の如く隅
に切り欠きが設けられており、この切り欠きがしわ発生
防止の役目を果たす。従って従来例に認められた接合不
良を大幅に低減することが可能である。
示す図である。パッケージは箱形の容器と平面状の蓋の
２つの部分から成る。図９は容器の形状を示す図であ
る。通常開口端部を折り曲げる工程で絞り加工により４
隅にしわが発生するのであるが、本発明では図の如く隅
に切り欠きが設けられており、この切り欠きがしわ発生
防止の役目を果たす。従って従来例に認められた接合不
良を大幅に低減することが可能である。
【００２４】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る電池用パ
ッケージは、軽量で内部有効容積が大きく且つシールの
信頼性が高いところから、小型軽量で高放電容量を有
し、且つ長期信頼性の高い電池の提供を可能にするもの
で、工業的価値の高いものである。
ッケージは、軽量で内部有効容積が大きく且つシールの
信頼性が高いところから、小型軽量で高放電容量を有
し、且つ長期信頼性の高い電池の提供を可能にするもの
で、工業的価値の高いものである。
【図１】本発明に係る電池用パッケージの形状例を示す
斜視図および断面図である。
斜視図および断面図である。
【図２】従来の電池用パッケージの形状を示す斜視図お
よび断面図である。
よび断面図である。
【図３】従来の電池用パッケージの形状を示す斜視図お
よび断面図である。
よび断面図である。
【図４】従来の電池用パッケージの形状を示す平面図お
よび断面図である。
よび断面図である。
【図５】従来の電池用パッケージの形状を示す断面図で
ある。
ある。
【図６】本発明の１実施例を示す電池用パッケージの斜
視図および断面図である。
視図および断面図である。
【図７】本発明の１実施例を示す電池用パッケージの斜
視図および断面図である。
視図および断面図である。
【図８】本発明の１実施例を示す電池用パッケージの斜
視図および断面図である。
視図および断面図である。
【図９】容器の形状を示す斜視図である。
Claims (8)
- 【請求項１】 １枚のフィルムから成り、該フィルムの
一端の内面と他端の外面が接する状態に重ね合わされ、
該重ね合わせ部が接合され、且つ両側面の内面同志が接
合されて成ることを特徴とする電池。 - 【請求項２】 一端の内面と他端の外面が接合されて成
る筒状のフィルムとその両側面を塞ぐキャップ状のフィ
ルムから成ることを特徴とする電池。 - 【請求項３】 キャップ状のフィルムが予め型付けされ
て成る請求項２記載の電池。 - 【請求項４】 皿状に型付けされたフィルム製の容器と
蓋から成り、容器と蓋が側面に於て接合されて成る電
池。 - 【請求項５】 形状寸法的に大小２枚のフィルムから成
り、寸法大のフィルムは端部に切り欠き部を有し、且つ
該寸法大のフィルムの端部が折れ曲がって容器状を成
し、該容器状フィルムの開口部に寸法小のフィルムが接
合することで塞がれて成る電池。 - 【請求項６】 重ね合わせ部が融着により接合されて成
る請求項１、２、４又は５記載の電池。 - 【請求項７】 フィルムの内面と外面、又はフィルムの
両面の表面に融着性の樹脂層を配した請求項１〜６記載
の電池。 - 【請求項８】 正極および負極端子がフィルムの重ね合
わせ部でフィルムに挟持され、且つフィルムに融着され
ることにより封止されて成る請求項１、２、４又は５記
載の電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8156499A JPH1012200A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 電 池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8156499A JPH1012200A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 電 池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1012200A true JPH1012200A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15629105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8156499A Pending JPH1012200A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 電 池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1012200A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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