JPH07295292A - 2成分現像剤及び製造方法 - Google Patents
2成分現像剤及び製造方法Info
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- JPH07295292A JPH07295292A JP6090039A JP9003994A JPH07295292A JP H07295292 A JPH07295292 A JP H07295292A JP 6090039 A JP6090039 A JP 6090039A JP 9003994 A JP9003994 A JP 9003994A JP H07295292 A JPH07295292 A JP H07295292A
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Abstract
現像剤を提供する。 【構成】 少なくとも結着樹脂,着色剤,離型剤をふく
むトナー原料成分を機械的に混合する工程,溶融混練す
る工程、粉砕する工程、分級する工程を経て製造するト
ナーであってトナーの軟化点TspとメルトインデクスMI
が下記関係にあるトナーと、キャリアを混合してなるこ
とを特徴とする2成分現像剤。 120℃<Tsp<140℃ ただし120℃<Tsp<125℃で −2Tsp+250<MI(mg/10分)<−2Tsp+280 125℃≦Tsp<140℃で 0<MI(mg/10分)<−2Tsp+280
Description
磁性現像剤に関するものである。
は、モノクロ・カラー複写機、プリンター、簡易印刷等
に画像形成法として最も広く用いられている。
も盛んに研究開発が行われているいくつかの課題があ
り、その中に熱定着時の問題がある。例えば、特開昭57
-158658号などにおいて定着率と耐ホットオフセット性
の両立が検討されてきたが、未だ充分な効果を挙げるに
至っていない。
定着性、耐ホットオフセット性に優れた現像剤を提供す
ることにある。
成のいずれかを採ることによって達成される。
型剤をふくむトナー原料成分を機械的に混合する工程,
溶融混練する工程、粉砕する工程、分級する工程を経て
製造するトナーであってトナーの軟化点Tspとメルトイ
ンデクスMIが下記関係にあるトナーと、キャリアを混合
してなることを特徴とする2成分現像剤。
料成分から構成される体積平均粒径が2〜15μmの着色
粒子を全トナー原料の4〜40重量%加えて、トナー原料
と共に混合することを特徴とする第(1)項記載の2成
分現像剤。
て、トナー原料成分から構成される体積平均粒径が2〜
15μmの着色粒子を、全トナー原料の4〜40重量%加え
て、トナー原料と共に混合することを特徴とする第
(1)項1記載の2成分現像剤の製造方法。
特性の検討の結果、軟化点(Tsp)とメルトインデクス(M
I)の関係を特定の範囲に制御すれば、定着可能温度域を
最も拡大出来るという新たな知見を得、これに基づいて
鋭意検討した結果なされたものである。
+250>MI(mg/10分)では低温定着性が不充分であり、T
sp<120℃、又は、MI(mg/10分)>−2Tsp+280では耐ホ
ットオフセット性に劣る。
程においてトナー原料成分から構成される体積平均粒径
が2〜15μmの着色粒子を全トナー原料の4〜40重量%
に成るように加えて混合することが好ましい。前記着色
粒子は、粉砕工程以後に得られる着色粒子を用いる。
剤に使用するトナーと同じ範囲のものを使用する。通
常、着色粒子は混練時の分子鎖切断のために、Tspが 低
下、MIが上昇し、結果的に分級微粉を加えて製造したト
ナーは着色剤の分散性と帯電性が向上するが、耐オフセ
ット性の低下を誘発する。しかしながら、本発明の2成
分現像剤及び製造方法によれば混練時の分子鎖切断を最
小限に抑制することが出来るため分級微粉を加えても耐
オフセット性は低下すること無く、トナーの着色剤の分
散性と帯電性が向上する。着色粒子は全原料の4〜40重
量%の間に制御することで、トナーの着色剤の分散性と
帯電性と耐オフセット性に優れた2成分現像剤が得られ
る。
る樹脂のTsp,MIの制御、混練時の温度制御によって達
成される。
囲は 130℃<Tsp<150℃ ただし、130℃<Tsp<140℃において −0.8Tsp+112<MI(mg/10分)<−0.8Tsp+120 140℃≦Tsp<150℃において 0<MI(mg/10分)<−0.8Tsp+120 混練はスクリュー及びニーディングディスク部を有する
2軸押し出し混練機が好ましく用いられ、ニーディング
ディスク部を通過時の温度は、 (結着樹脂Tsp+10℃)〜(結着樹脂Tsp+50℃) で溶融混練、次いで冷却し、その後粉砕、分級を経て所
定の平均粒径を有するトナーを得るのがよい。
ナーまたは原材料となる樹脂を20℃相対湿度50%に2時
間放置した後、メルトインデクサー1203型(宝工業社
製)を用いてJISK-7210記載の方法に従い、温度150℃、
荷重2160gを加えて、5分間予熱し、その後10分間の押
し出し量を測定しMI値とする。
を0.05torr.で1時間放置その後、20℃相対湿度50%に
2時間放置した後、高化式フローテスタ「CFT-500型」
(島津製作所製)を用いて測定した。測定条件を,荷重
20kg/cm2,ノズルの直径1mm,ノズルの長さ1mm,予備
加熱80℃で10分間,昇温速度6℃/分とし、サンプル量
1cm3(真比重×1cm3で表される重量)として測定記録
したとき、フローテスタのプランジャ降下量−温度曲線
(軟化流動曲線)におけるS字曲線の高さをhとすると
き、h/2の高さをもってTspとした。
定装置「HEROS」(日本電子製)により測定された
値である。
脂として用いられる樹脂でよく、スチレン・アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂
などが使用される。特に低温での定着性から、ポリエス
テル樹脂が好ましく用いられるが、特に好ましくは下記
成分T1,T2,T3を含む単量体組成物を縮重合させ
て得られるポリエステルが用いられる。
ばカーボンブラック、クロムイエロー、デュポンオイル
レッド、キノリンイエロー、フタロシアニンブルー、マ
ラカイトグリーンオクサレートなどを用いることができ
る。この着色剤の使用量は、通常、バインダー樹脂100
重量部に対して0.1〜20重量部である。
のためワックスが含有されることが多い。このワックス
としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどの
ポリオレフィン、脂肪酸エステル系ワックス、高級アル
コール、パラフィンワックス、ビスアミド系ワックスな
どの環球法(JIS K2531)による軟化点が60〜150℃であ
るワックスが好適に用いられる。
化剤として無機微粉末を添加する。この無機微粉末とし
ては、例えばシリカ微粉末、アルミナ、酸化チタン、チ
タン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸化カ
ルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、珪砂、
クレイ、雲母、珪灰石、珪藻土、酸化クロム、酸化セリ
ウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウ
ム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、
炭酸カルシウム、炭化珪素、窒化珪素などを挙げること
ができるが、特にシリカ微粉末が好ましい。ここに、無
機微粒子の粒径は、その1次粒子の平均粒径が2〜100n
mの範囲内のものであることが好ましい。この無機微粒
子の含有割合は、トナーに対して0.1〜5重量%である
ことが好ましい。
に限定されるものではないが、例えばボールミル、V型
混合機、特に回転羽を有する混合機などの各種の混合機
が有効に使用することができる。
2成分現像剤として用いる。
そのまま用いることができる。例えば鉄、ニッケル、コ
バルトなどの強磁性金属、これらの金属を含む合金、フ
ェライト、マグネタイトなどの強磁性金属の化合物の粒
子、並びにこのような粒子をフッ化ビニリデン-四フッ
化エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン、1,1,1-
トリフルオロエチルメタクリレート、ペンタフルオロ-n
-プロピルメタクリレートなどのフッ素樹脂、あるいは
シリコーン樹脂によって被覆したものなどを挙げること
ができる。あるいは体積平均粒径0.1〜1μmの磁性粒子
を結着樹脂に分散した樹脂分散型キャリアが用いられ
る。このキャリアの平均粒径は20〜200μmであることが
好ましく、特に30〜150μmであることが好ましい。
るが、本発明の態様はこれに限定されない。なお、本実
施例、比較例において「部」とは、「重量部」を表す。
合しながら90℃迄加熱し40分間混合しキャリアC−1を
得た。
ラス製窒素導入管、および流下式コンデンサをそなえた
容量2リットルのガラス製4つ口フラスコに入れ、マン
トルヒータ中で窒素雰囲気下中において常圧下170℃
ASTM E28-51Tに準ずる軟化点の値に変化が認め
られなくなった時点で、1,2,4-ベンゼントリカルボン酸
無水物108gを添加し、210℃にて反応を続行させ、AS
TM E28-51Tに準ずる軟化点より反応の進行を追跡
し軟化点が所定の温度に達した時点で反応を停止し、室
温まで冷却し結着樹脂A−1を得た。
着樹脂A−1と同一組成で下記「表1」のごとき軟化点
TspとメルトインデクスMIを有する原材料となる結着樹
脂を得た。
「着色粒子B−1」を製造した。
は同様にして着色粒子B−2を製造した。
た。この着色粒子100重量部と疎水性シリカ1.0重量部を
ヘンシェルミキサで混合し、これをキャリアC−1とト
ナー濃度5重量%となるよう混合し本発明の2成分現像
剤を得た。
0℃とした以外は実施例1と同様にして本発明の2成分
現像剤を得た。
0℃とした以外は実施例1と同様にして本発明の2成分
現像剤を得た。
B−1を4重量部(3重量%)とした以外は、実施例1
と同様にして本発明の2成分現像剤を得た。
B−1を5重量部(4重量%)とした以外は、実施例1
と同様にして本発明の2成分現像剤を得た。
B−1を74重量部(40重量%)とした以外は、実施例1
と同様にして本発明の2成分現像剤を得た。
B−1を80重量部(42重量%)とした以外は、実施例1
と同様にして本発明の2成分現像剤を得た。
B−1を120重量部(52重量%)とした以外は、実施例
1と同様にして本発明の2成分現像剤を得た。
5℃とした以外は実施例1と同様にして比較用の2成分
現像剤を得た。
5℃とした以外は実施例1と同様にして比較用の2成分
現像剤を得た。
5℃とした以外は実施例1と同様にして比較用の2成分
現像剤を得た。
例1と同様にして比較用の2成分現像剤を得た。 〈比較例5〉結着樹脂A−5,以外は実施例1と同様に
して比較用の2成分現像剤を得た。 〈比較例6〉結着樹脂A−6,以外は実施例1と同様に
して比較用の2成分現像剤を得た。 〈比較例7〉実施例1において、結着樹脂をA−5,着
色粒子B−1を4重量部(3重量%)にした以外は実施
例1と同様にして比較用の2成分現像剤を得た。
A−4とした以外は同様にして比較用の2成分現像剤を
得た。
をA−6,着色粒子B−1を78重量部(41重量%)とし
た以外は同様にして比較用の2成分現像剤を得た。
複写機U-BIX5082(コニカ(株)社製)に負帯電の有機感
光体を搭載した改造機で白地に対する相対濃度1.0,1.5
cm×1.5cmのソリッド画像を150〜200℃形成し、荷重211
5g,接触面積6.5cm×100cmの金属板の表面にサラシを
巻き付けた重りを長手方向に15回擦った後、サクラデン
シトメーター(コニカ(株)社製)で白地に対する相対濃
度を測定し、下式のとおり定着率を測定した。
〈擦る前の画像濃度〉×100 定着率が70%となる温度を「最低定着温度」とした。
(定着率が低いほど定着強度が弱い。) <高温オフセット発生温度の測定>同じく市販の電子写
真式複写機U-BIX5082(コニカ(株)社製)に負帯電の有
機感光体を搭載した改造機で白地に対する相対濃度1.
3,7.5cm×22.5cmのソリッド画像を形成し、定着ローラ
ー温度180〜240℃で定着して、目視でオフセット発生が
認められた温度を「高温オフセット発生温度」とした。
0.1μmの切片を作製し光学顕微鏡で観察した。200μm
×200μmの領域に直径1μm以上の着色剤の凝集体の
個数で評価した。
に負帯電型有機感光体を搭載した改造機で実写テストを
行い、非画像部の汚れが、白地に対する相対濃度0.01以
上になった枚数で評価した。
フセット性共に優れた現像剤を提供する事が出来る。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも結着樹脂,着色剤,離型剤を
ふくむトナー原料成分を機械的に混合する工程,溶融混
練する工程、粉砕する工程、分級する工程を経て製造す
るトナーであってトナーの軟化点Tspとメルトインデク
スMIが下記関係にあるトナーと、キャリアを混合してな
ることを特徴とする2成分現像剤。 120℃<Tsp<140℃ ただし120℃<Tsp<125℃で −2Tsp+250<MI(mg/10分)<−2Tsp+280・・・・・(1) 125℃≦Tsp<140℃で 0<MI(mg/10分)<−2Tsp+280 ・・・・・(2) - 【請求項2】 前記機械的に混合する工程において、ト
ナー原料成分から構成され、前記(1)式及び(2)式
を満たす体積平均粒径が2〜15μmの着色粒子を全トナ
ー原料の4〜40重量%加えて、トナー原料と共に混合す
ることを特徴とする請求項1記載の2成分現像剤。 - 【請求項3】 前記機械的に混合する工程において、ト
ナー原料成分から構成される体積平均粒径が2〜15μm
の着色粒子を、全トナー原料の4〜40重量%加えて、ト
ナー原料と共に混合することを特徴とする請求項1記載
の2成分現像剤の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09003994A JP3757424B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 2成分現像剤及び製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09003994A JP3757424B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 2成分現像剤及び製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07295292A true JPH07295292A (ja) | 1995-11-10 |
JP3757424B2 JP3757424B2 (ja) | 2006-03-22 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP09003994A Expired - Fee Related JP3757424B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 2成分現像剤及び製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3757424B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000305309A (ja) * | 1999-04-19 | 2000-11-02 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 電子写真用トナー |
US11143041B2 (en) | 2017-01-09 | 2021-10-12 | General Electric Company | Turbine have a first and second rotor disc and a first and second cooling fluid conduit wherein the second cooling fluid conduit is extended through an annular axially extended bore having a radially outer extent defined by a radially innermost surface of the rotor discs |
US11499479B2 (en) | 2017-08-31 | 2022-11-15 | General Electric Company | Air delivery system for a gas turbine engine |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP09003994A patent/JP3757424B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000305309A (ja) * | 1999-04-19 | 2000-11-02 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 電子写真用トナー |
US11143041B2 (en) | 2017-01-09 | 2021-10-12 | General Electric Company | Turbine have a first and second rotor disc and a first and second cooling fluid conduit wherein the second cooling fluid conduit is extended through an annular axially extended bore having a radially outer extent defined by a radially innermost surface of the rotor discs |
US11499479B2 (en) | 2017-08-31 | 2022-11-15 | General Electric Company | Air delivery system for a gas turbine engine |
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