JPH07295003A - 振れ補正機能を有するカメラ - Google Patents

振れ補正機能を有するカメラ

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JPH07295003A
JPH07295003A JP9032394A JP9032394A JPH07295003A JP H07295003 A JPH07295003 A JP H07295003A JP 9032394 A JP9032394 A JP 9032394A JP 9032394 A JP9032394 A JP 9032394A JP H07295003 A JPH07295003 A JP H07295003A
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JP
Japan
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shake
focusing
camera
switch
circuit
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Application number
JP9032394A
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English (en)
Inventor
Hidenori Miyamoto
英典 宮本
Hiroshi Wakabayashi
央 若林
Toshiyuki Nakamura
敏行 中村
Sueyuki Ooishi
末之 大石
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】合焦動作の異常が検出されても、振れ補正装置
のシーケンスを止めないようになして、合焦動作が復帰
した場合には、すぐにカメラのシーケンスを続けること
を可能とする。 【構成】振れ状態を検出する振れ検出装置と、該振れ検
出装置の出力に基づく制御装置の指示によって撮影時の
振れを補正する振れ補正装置と、測距装置と、該測距装
置の出力に基く制御装置の指示によって合焦レンズを合
焦位置に駆動する合焦装置とを有するカメラにおいて、
合焦装置の動作異常時でも、振れ検出装置の作動を継続
する手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振れ補正機構を有する
カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の振れ補正装置を備えたカメラにお
いては、カメラの揺れ、特にカメラが傾いたりすること
によって生じる像振れを補正しようとして、カメラの揺
れや振動等を検出する揺れ検出手段として角速度センサ
を用い、カメラの特定の軸回りの振れ角速度を求めるこ
とによって振れ状況を検出し、且つ、その検出結果に応
じて振れ補正手段を駆動し、主光学系として撮影レンズ
系又はこの撮影レンズ系の一部の振れ補正光学系を光軸
に直交する方向にシフト駆動させるようにした像振れ補
正可能な構成をもつ振れ補正装置が種々提案されてい
る。
【0003】そして、このような触れ補正機構を備えた
カメラでは、撮影レンズ系又はその一部を振れ補正光学
系として可動制御することによって像振れを解消し、た
とえ通常撮影よりも遅いシャッター速度の露出であって
も像振れのない状態での写真撮影が行われるものであ
る。そして、振れ補正装置の振れ検出回路の停止を行う
方法としては、振れ検出回路に供給する電源をカットす
ることでこれをおこなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
においては、合焦動作の異常が検出された場合にはカメ
ラのシーケンスを一旦停止させて再度実行する如く構成
されている。しかしながら、振れ検出装置は再起動させ
るために要する復帰時間が長いために、カメラのシーケ
ンスの再度実行への対応が遅れるという問題点があっ
た。
【0005】本発明はこの様な従来の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、フォーカ
シングレンズが所定時間内に所定位置へ繰り出さないよ
うな合焦動作の異常が検出されて振れ検出以外のカメラ
シーケンスは停止しても、振れ検出装置のシーケンスは
止めないようになして、合焦動作が復帰した場合には、
すぐに正確な振れ補正撮影を実行することができる振れ
補正機能を有するカメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的のために本発明で
は、振れ状態を検出する振れ検出装置と、該振れ検出装
置の出力に基づく制御装置の指示によって撮影時の振れ
を補正する振れ補正装置と、測距装置と、該測距装置の
出力に基く前記制御装置の指示によって合焦レンズを合
焦位置に駆動する合焦装置とを有するカメラにおいて、
前記合焦装置の動作異常時でも、前記振れ検出装置の作
動を継続する手段を有することを課題解決の手段とする
ものである。
【0007】
【作用】本発明においては、フォーカシングレンズが所
定時間内に所定位置に繰り出さないような合焦装置の動
作異常時でも、振れ検出装置の作動を継続する如く構成
したので、合焦動作が復帰した場合には、すぐにカメラ
のシーケンスを続けることができる。また、角速度ゼロ
検出をやり直す必要もなく、カメラのシーケンス復帰が
早くできる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明によるカメラの一実施例を示すブ
ロック結線図である。図1において、撮影レンズ1aは
単焦点レンズ又は複数のレンズ群を有する変倍レンズで
構成され、レンズ枠5に保持されている。レンズ枠5の
上端部にはガイド穴5aと雌ネジ穴5bが形成されてい
る。ガイド穴5aは、ロッド4と摺動することでレンズ
枠5の光軸方向(図1の左右方向)への移動をガイド
し、雌ネジ穴5bは送りネジ3と螺合してレンズ枠5を
光軸方向に駆動する。レンズ枠5の撮影フィルム16側
には絞り兼用シャッタ2が併設され、下端部には摺動ブ
ラシ6が取り付け固定されている。これ等のレンズ枠
5、絞り兼用シャッタ2及び摺動ブラシ6は一体として
光軸方向に移動する。
【0009】送りネジ3の右端には、送りネジ3と同軸
状にギア3aが固定されている。ギア3aはピニオンギ
ア9aと螺合しており、ピニオンギア9aはフォーカシ
ングモータ9の回転軸9bに固定されている。従って、
フォーカシングモータ9が回転することによって送りネ
ジ3を回転駆動し、レンズ枠5を光軸方向に移動させ
る。フォーカシングモータ9の回転は、モータ駆動回路
10を介してCPU回路14によって制御される。ま
た、フォーカシングモータ9の回転量は、回転軸9bに
取り付けられた回転板8とフォトインタラプタ7の組み
合わせによって検出され、フォトインタラプタ7の出力
パルス信号としてCPU回路14に供給される。
【0010】レンズ枠5の下端部に取り付けられた摺動
ブラシ6は、導体パターン6a及び6bと共に鏡筒スイ
ッチS3を形成する。即ち、摺動ブラシ6は鏡筒スイッ
チS3の可動子を形成し、導体パターン6a及び6bは
鏡筒スイッチS3の固定子を形成する。導体パターン6
a及び6bの長さには差が設けられており、摺動ブラシ
6が導体パターン6a及び6bの双方に接触する領域A
と、導体パターン6bにのみ接触する領域Bとに分けら
れる。
【0011】鏡筒スイッチS3は、摺動ブラシ6が領域
Aに在るときはL状態となり、摺動ブラシ6が領域Bに
在るときはH状態になる。これによりCPU回路14
は、レンズ枠5が領域Aに在るか領域Bに在るかを検出
することができる。レンズ枠5等をフォーカシング動作
させる前のリセット状態においては、摺動ブラシ6は領
域Bに置かれる。フォーカシングモータ9の正転によっ
て摺動ブラシ6が領域Aに移動したときから、CPU回
路14はフォトインタラプタ7の出力パルス信号のカウ
ントを開始し、所定値までカウントしたときにフォーカ
シングモータ9を停止させる。
【0012】露出制御回路11は、測光回路12からの
測光値に基づき、CPU回路14からの制御信号により
絞り兼用シャッタ2を制御する。測距回路13は、被写
体距離を測定して測距信号をCPU回路14に供給す
る。CPU回路14は、この測距信号に基づいて撮影レ
ンズ1aの合焦位置を算出して、モータ駆動回路10を
介して、フォーカシングモータ9を正転させる。これに
よりレンズ枠5は図1の左方向に移動を開始する。CP
U回路14は、フォトインタラプタ7の出力パルス信号
のカウント値が所定値に一致したときにフォーカシング
モータ9の回転を停止させる。
【0013】なお、CPU回路14に接続されたスイッ
チS1は、測光回路12による測光と測距回路13によ
る測距を指示する半押しスイッチである。また、スイッ
チS2はフォーカシングモータ9の回転制御と絞り兼用
シャッタ2による露出(撮影フィルム16の露光)を指
示する全押しスイッチである。共に撮影者によって押圧
される操作スイッチである。フィルム給送回路15は、
CPU回路14に制御されて、撮影(撮影フィルム16
の露光)の後に撮影フィルム16を1駒巻き上げて次の
撮影の準備を行うと共に、全部の撮影フィルム16の撮
影が終了したときには撮影フィルム16の巻き戻しを行
う。
【0014】CPU回路14には、レリーズボタンの半
押しでオンする半押しスイッチS1と、レリーズボタン
の全押しでオンするレリーズスイッチS2と、カメラの
動作を開始するメインスイッチS4が接続されている。
メインスイッチS4は、オン位置とオフ位置を持つ状態
スイッチで、使用者が一旦オン位置にセットすると、再
度オフ位置に戻されるまでオン位置を保持する。
【0015】また、CPU回路14には、撮影レンズ1
aを含むレンズ枠5(以下、鏡筒と言う。)の基準位置
を認識するための鏡筒スイッチS3と、フォトインタラ
プタ7が接続されている。さらに、モータ駆動回路10
も接続されている。鏡筒スイッチS3は、鏡筒が初期位
置に停止しているときはH状態で、鏡筒が繰り出し方向
に移動するとL状態になるスイッチである。さらに、露
出制御回路11、測光回路12、測距回路13およびフ
ィルム給送回路15が接続されている。
【0016】CPU回路14はワンチップマイクロコン
ピュータであり、カメラの全シーケンスを制御してい
る。図2〜図5のフローチャートに示した処理は、CP
U回路14に内蔵されているプログラムのうち、本実施
例に関わる部分を示したものである。また、フローチャ
ートに記載されているタイマやカウンタ等はすべてCP
U回路14に内蔵されている。
【0017】モータ駆動回路10は、CPU回路14か
らの制御信号によりモータ9を制御する。モータ9は鏡
筒を駆動する。モータ9の正転で鏡筒は繰り出し(フォ
ーカシング)、逆転で繰り込む(フォーカシング復帰)
ように構成されている。モータ9の通電により鏡筒が移
動すると、鏡筒の移動をフォトインタラプタ7が検出す
る。フォトインタラプタ7は、鏡筒が所定量移動するご
とに出力信号(LPI)を反転し、その出力をCPU回
路14に供給する。その結果、パルス数が鏡筒移動量に
対応したパルス列をフォトインタラプタ7が出力するこ
とになる。CPU回路14は、鏡筒スイッチS3がHか
らLに切り替わった位置を基準位置として、鏡筒スイッ
チS3が反転した後にLPI端子に入力したパルス数を
カウントする。その後、所定数のパルス数をカウントし
たときにモータ9の通電を停止することで鏡筒を所定位
置へ駆動する。なお、このパルス数は測距回路13によ
る測距結果に応じて決まり、測距により求められた目的
パルス数になるまで鏡筒を駆動することでフォーカシン
グが完了する。
【0018】振れ検出装置20はカメラの振れ量のY軸
を中心としたX軸方向の角速度を検出する回路である。
振れ検出装置21はX軸を中心としたY軸の角速度を検
出する回路である。モータ駆動回路23は、振れ補正レ
ンズ1bをX軸方向に駆動するモータ24を制御するで
ある。モータ駆動回路25は、振れ補正レンズ1bをY
軸方向に駆動するモータ26を制御する回路である。
【0019】レンズ検出回路27は、振れ補正レンズ1
bのX軸方向の位置(移動量)を検出する回路である。
レンズ位置検出回路28は、振れ補正レンズ1bのY軸
方向の位置(移動量)を検出する回路である。振れ検出
装置20と振れ検出装置21とはカメラの振れを補正す
るための回路である。振れ検出装置20と振れ検出装置
21とは、カメラの振れにより生じた角速度に応じて出
力値が変化する。CPU14は、この出力値をA/D変
換して振れの角速度を検出する。振れ検出装置21はX
軸を中心としたY方向の角速度を検出する。
【0020】モータ駆動回路23はモータ24をデュー
ティ駆動する。モータ駆動回路25はモータ26をデュ
ーティ駆動する。CPU14はモータ駆動回路23、2
5へ駆動方向信号を出力し、モータ24、25の駆動方
向を支持する。またCPU14はモータ駆動回路23、
25へ駆動デューティ信号を出力しモータ24、25の
駆動速度を指示する。モータ駆動回路23、25はこれ
らの信号にしたがって、指定の方向に任意のデューティ
でモータ24、25を通電することで、振れ補正レンズ
1bを任意の速度で制御する。
【0021】図2は、本発明のメインフローを示したフ
ローチャートである。電源はすでに投入され、メインス
イッチS4はすでにオンとなっており、S200から処
理を開始しているものとする。まず、S201でCPU
14の内部を初期化する。次に、S202、S203の
ループを回り、S202で半押しスイッチS1がオンす
るか、S203でメインスイッチS4がオフするのを待
つ。S203でメインスイッチS4がオフだったら、S
205に進み処理を終了する。その後、再度メインスイ
ッチS4がオンするのを待つ。メインスイッチS4がオ
ンしたら、S200から再度処理を開始する。S202
で半押しスイッチS1がオンしたら、S204に進み、
撮影処理をコールする。
【0022】図3、図4、および図5は、本発明の実施
例の撮影処理を示したフローチャートである。半押しス
イッチS1のオンを確認すると、図3のS300から処
理を開始する。まず、S301で振れ検出装置20、振
れ検出装置21を起動する。S301で起動した振れ検
出装置20、振れ検出装置21はS516で停止するま
で作動し続ける。また、一旦起動された場合にはフォー
カシンク異常が発生しても停止させることなくそのまま
駆動を続行する。
【0023】次の、S302でタイマーA(角速度ゼロ
検出時間で本実施例では900ms)をスタートさせ、
S303でフラグAを0にセットする。次にS304で
測光処理を実行しS305で測距処理を実行する。その
後、S306でS304で実行した測光結果をAE演算
し、S307ではS305で実行した測距結果を利用し
てFM演算を実行する。次のS308ではT1のウエイ
ト時間は振れ検出装置の回路安定時間の確保のために必
要である。
【0024】本実施例では振れ検出回路安定時間300
msから測距時間0〜300ms及び測光時間50ms
を減算した0〜250msのため250msをT1とす
る。S309ではS305でセットした測距値にしたが
ってフォーカスレンズ1bを所定の駆動先に駆動する。
次のS310ではフォーカシング駆動が正常に行われた
か否かを確認し、正常に行われていないと判断された場
合はS311に進み、正常に行われたと判断された場合
にはS315に進む。S315では振れ検出装置20、
21からの出力、つまり振れ量が所定値Cよりも小さい
かどうかの判断をする。S315で振れ量が所定値Cよ
りも小さいと判断したならば、S317で振れ表示器2
9の表示を点灯表示にして図4のS401に進む。振れ
表示器22の点灯表示は検出された振れ量が補正可能範
囲である事を示す。
【0025】S315で振れ量が所定値より大きいと判
断したならば、S316で振れ表示器29の表示を2H
z点滅表示にして図4のS401に進む。振れ表示器2
9の2Hz点滅表示は検出された振れ量が大きくて振れ
補正ができるかどうかわからないことを示す。S311
では、フォーカスモータ9に強制的に通電するとか、パ
ルス通電するなどのフォーカシング復帰駆動処理を行
う。その後、再度S312でフォーカシング駆動が行わ
れたかどうか確認し、行われていないと判断された場合
にはS313に進み異常表示点灯を行いフォーカシング
駆動が行われたかどうか再確認する。行われたと判断さ
れた場合には、S314に進み異常表示がされているか
どうかを確認し、異常表示がされていない場合はS31
5に進み、正常動作を再開する。異常表示がされている
場合はS314aに進み異常表示を消灯する。S314
aで異常表示消灯後S315に進み、正常動作を再開す
る。
【0026】図4のS401ではフラグAの確認を行
い、S303で実施したフラグAが0ならばS402に
進む。S401でフラグAが1にセットされていると判
断した場合には、S404に進む。S402でタイマー
Aのタイムアップ(角速度ゼロ検出時間で本実施例では
900msが経過したとき)を確認すると、S403で
フラグAを1にセットしてからS404に進む。
【0027】S404では、レリーズスイッチS2のオ
ンを確認し、オンならば図5のS501に進む。S40
4でレリーズスイッチS2がオフならば次のS405で
半押しスイッチS1のオンを確認する。S405で半押
しスイッチS1のオフを確認すると、S406で、振れ
検出装置20、21を停止する。その後S407でフラ
グAを確認し、1の場合にはS409に進み、0の場合
にはS408でタイマーAをストップさせてからS40
9に進む。S409では振れ表示器29の表示を消灯に
し、その後、S410から図2のフローチャートに戻
る。この場合、撮影は行われない。
【0028】S405で半押しスイッチS1のオンを確
認すると、次のS411で振れ検出装置20、21から
の出力、つまり振れ量が所定値より小さいと判断したな
らば、S412で振れ表示器22の表示を点灯表示にし
てS401に戻る。S411で振れ量が所定値Cより大
きいと判断したならば、S413で振れ表示器29の表
示を2Hz点滅表示にしてS401に戻る。
【0029】図5のS501ではセルフモ−ドかどうか
の判断をし、YESの場合はS505でセルフタイマー
(例えば10秒)経過後S506に進む。S501でN
oの場合にはS504でT2のウエイト時間(レリーズ
時のショック回避時間で本実施例は50ms)を待った
後S506に進む。S506では、S311、S31
2、S412又はS413で表示した振れ表示器29の
表示を消灯し、S507に進む。
【0030】S507は、フラグAの状態を確認し、1
であるならばS509に進む。S507の判断で0なら
ば次のS508でS302でスタートしたタイマーAが
タイムアップするまで待ち、時間経過後S509に進
む。S509では、振れ補正レンズ1bを初期リセット
の位置から光軸のセンター位置に振れ補正レンズ1bの
中心を移動させる。S510で振れ補正を開始し、S5
11でT3のウエイト時間(振れ補正制御安定のための
助走制御時間で、本実施例では20ms)を待った後S
512に進む。
【0031】S512では、シャッタが開き始める。振
れ補正処理は、シャッタが開き始める前のS510か
ら、シャッタが閉じきった直後のS514まで継続す
る。S512でS306で求めたAE演算値にしたがっ
たEV値で所定秒時の開口をする。その後、S513で
シャッタ閉じ処理を実行し、S514で振れ補正処理を
停止する。次に、S515で振れ検出装置20、21を
停止する。次にS516で振れ補正レンズ1bを初期位
置に戻し、S517でフォーカスレンズ1aを所定のリ
セット位置に駆動する。次にS518でフィルム巻上げ
を行い、S519から図2のフローチャートに戻る。
【0032】なお、撮影開始準備の為のスイッチは半押
しスイッチ以外に、撮影者の体の一部が振れたことを検
知するスイッチや、撮影者がカメラに近づいたことを検
知する接近検知センサーや、撮影者の視線を検知するセ
ンサーを用いても良い。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フォーカ
シングレンズが所定時間内に所定位置に繰り出さないよ
うな合焦装置の動作異常時でも、振れ検出装置の作動を
継続する如く構成したので、合焦動作が復帰した場合に
は、すぐにカメラのシーケンスを続けることができる効
果を奏するものである。また、角速度ゼロ検出をやり直
す必要もなく、カメラのシーケンス復帰が早くできる効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの一実施例を示すブロック
結線図である。
【図2】本発明のメインフローを示したフローチャート
である。
【図3】本発明の実施例の撮影処理を示したフローチャ
ートである。
【図4】本発明の実施例の撮影処理を示したフローチャ
ートである。
【図5】本発明の実施例の撮影処理を示したフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1a 変倍レンズ 1b 振れ補正レンズ 10 モータ駆動回路 11 露出制御回路 12 測光回路 13 測距回路 14 CPU回路 15 フィルム給送回路 20 振れ検出装置(X軸) 21 振れ検出装置(Y軸) 23 モータ駆動回路(X軸) 25 モータ駆動回路(X軸) 27 レンズ位置検出回路(X軸) 28 レンズ位置検出回路(Y軸) 29 振れ表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 末之 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振れ状態を検出する振れ検出装置と、該振
    れ検出装置の出力に基づく制御装置の指示によって撮影
    時の振れを補正する振れ補正装置と、測距装置と、該測
    距装置の出力に基く前記制御装置の指示によって合焦レ
    ンズを合焦位置に駆動する合焦装置とを有するカメラに
    おいて、 前記合焦装置の動作異常時でも、前記振れ検出装置の作
    動を継続する手段を有することを特徴とする振れ補正機
    能を有するカメラ。
JP9032394A 1994-04-27 1994-04-27 振れ補正機能を有するカメラ Pending JPH07295003A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002258149A (ja) * 2001-02-12 2002-09-11 Thomson Licensing Sa 接近検出器を具える、指で作動される装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002258149A (ja) * 2001-02-12 2002-09-11 Thomson Licensing Sa 接近検出器を具える、指で作動される装置

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