JPH0729497U - 電波時計のアンテナ構造 - Google Patents
電波時計のアンテナ構造Info
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- JPH0729497U JPH0729497U JP6043793U JP6043793U JPH0729497U JP H0729497 U JPH0729497 U JP H0729497U JP 6043793 U JP6043793 U JP 6043793U JP 6043793 U JP6043793 U JP 6043793U JP H0729497 U JPH0729497 U JP H0729497U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、時計ケースの受信機の入力部とアン
テナの接続端子との接続部の構造を簡単に、且つ防水性
を持たせるようにするものである。 【構成】アンテナ5は、非導電性材料からなるの時計バ
ンド2内に配設され、前記時計バンド2の先カン部2a
には、前記アンテナ5に接続されたリンクコイル4が埋
設され、一方、内部に受信装置1を有する時計ケース3
のバンド取付用のカン部3aには、前記受信装置1に接
続されたリンクコイル6が配設されており、前記時計ケ
ース3のカン部3aに前記時計バンド2の先カン部2a
を取り付けた時、前記先カン部2aのリンクコイル4と
前記カン部3aのリンクコイル6とが同軸上に配設され
る。 【効果】時計バンドと時計ケースとの連結構造が簡単構
造となると共に、防水性も向上する。
テナの接続端子との接続部の構造を簡単に、且つ防水性
を持たせるようにするものである。 【構成】アンテナ5は、非導電性材料からなるの時計バ
ンド2内に配設され、前記時計バンド2の先カン部2a
には、前記アンテナ5に接続されたリンクコイル4が埋
設され、一方、内部に受信装置1を有する時計ケース3
のバンド取付用のカン部3aには、前記受信装置1に接
続されたリンクコイル6が配設されており、前記時計ケ
ース3のカン部3aに前記時計バンド2の先カン部2a
を取り付けた時、前記先カン部2aのリンクコイル4と
前記カン部3aのリンクコイル6とが同軸上に配設され
る。 【効果】時計バンドと時計ケースとの連結構造が簡単構
造となると共に、防水性も向上する。
Description
【0001】
本考案は電波時計のアンテナ構造に関するものである。
【0002】
従来、電波を受信するアンテナを有する腕時計においては、アモルファス合金 コアにエナメル線を巻き付けたもの、又は導電性の金属エレメントをゴムやウレ タンからなるバンド内部に配設したものがある。 又、実開昭59ー37584号公報や実開昭59ー37586号公報に開示され ているアンテナは、コイルをガラス内部又は、ガラス下面に装着したものである 。これらのアンテナで受信された電波は、接続端子を介して時計ケース内部に配 設された受信機の入力部に接続されている。
【0003】
前記従来のアモルファス合金コアにエナメル線を巻き付けたものやループ状の ものをゴムバンド内部に配設したものは、バンドの一部を構成する接続端子によ り時計ケースの内部に設けられている受信機に接続されているが、構造的問題が 多い。例えば、一般的にバンドは、時計ケースに対して回動自在に取り付けられ ており、腕にバンドの着脱を繰り返し行うことにより、接続端子に常に曲げ力が 繰り返し加わり、この結果、接続端子の一部が切断する事故が起こっていた。又 、時計ケースの受信機の入力部とアンテナの接続端子との接続部に防水性を持た せると、構造上複雑な構造となり、時計ケース及びバンドの加工上の問題はもと よりデザイン上の制約もあった。
【0004】 本考案の目的は、上記問題点を解決し、特に、時計ケースの受信機の入力部と アンテナの接続端子との接続部の構造を簡単に、且つ防水性を持たせ、その上デ ザインバリエーションの拡大が図れる電波時計のアンテナ構造を提供するもので ある。
【0005】
本考案の構成は下記の通りである。電波を受信するアンテナが時計バンドに配 設された電波時計のアンテナ構造において、前記アンテナは、ゴム、プラスチッ ク、セラミックス等の非導電性材料の時計バンド内に配設され、前記時計バンド の先カン部には、前記アンテナに接続されたリンクコイルが埋設され、一方、内 部に受信装置を有する時計ケースのバンド取付用のカン部には、前記受信装置に 接続されたリンクコイルが配設されており、前記時計ケースのカン部に前記時計 バンドの先カン部を取り付けた時、前記先カン部のリンクコイルと前記カン部の リンクコイルとが同軸上に配設される事を特徴とするものである。
【0006】
以下図面により本考案の一実施例を詳述する。 図1はアンテナと受信装置の接続を示し、一部破断した要部平面図、図2は図1 の側面図である。
【0007】 電波を受信するアンテナ5は、時計バンド2に配設されている。この時計バン ド2は、ゴム、プラスチック、セラミックス等の非導電性材料からなり、アンテ ナ5の表面を覆っている。アンテナ5は、時計バンド2内にジグザグ状に配設さ れている。これは、電波時計で使用される電波が一般的に長波帯であるため、ア ンテナ5の長さが必要であること、時計バンド2の長さに限界があることによる ためで、本考案の配設構造により電波をより良く受信することができる。また、 必要におおじてアンテナ5の構造は、時計バンド2内にソレノイド状に配設した り、フェライトコアに銅線を巻きインダクタンスの向上を計り、アンテナ5の共 振周波数を下げる構造を使用しても良いことは言うまでもない。
【0008】 前記時計バンド2の先カン部2aには、中央部に時計ケース3のカン部3aが 入る切欠部が形成され、その両サイドに、前記アンテナ5に接続されたリンクコ イル4が同軸上に埋設されている。一方、内部に受信装置1を有する時計ケース 3のバンド取付用のカン部3aには、前記受信装置1に接続されたリンクコイル 6が配設されており、前記時計ケース3のカン部3aに前記時計バンド2の先カ ン部2aの切欠部を取り付けた時、前記先カン部2aのリンクコイル4と前記カ ン部3aのリンクコイル6とが同軸上に配設される。この時、時計ケース3のカ ン部3aと時計バンド2の先カン部2aとの連結は、通常使用されている連結構 造で、カン部3aと先カン部2aのそれぞれのバンド短手方向に明いた貫通穴に 連結ピン7やバネ棒等を挿入固定することでなされている。また、リンクコイル 6の周り、リンクコイル6が配設されているカン部3a又は時計ケース3全体( カン部3aも含む)は、ゴム、プラスチック、セラミックス等の非導電性材料で できている。
【0009】 次に、電波が受信装置1に伝達されるまでについて説明する。 空中に浮遊する電波は、前記アンテナ5により捕捉され、時計バンド2の先カン 部2aに埋設されるリンクコイル4に導かれ、この電波が電磁誘導作用により、 時計ケース3のカン部3aに配設されているリンクコイル6に伝達され、この結 果、リンクコイル6に生じた受信信号が前記受信装置1に伝達されることでなさ れている。又、前記時計ケース3と時計バンド2の結合に前記リンクコイル4、 6の中心を貫通する連結ピン7を使うが、材質を磁性材にすることで電波の伝達 効率が向上する。
【0010】 尚、アンテナ5と受信装置1のインピーダンス整合は、リンクコイル4とリン クコイル6の巻き数比により可能で、特別な整合回路を必要としない為、受信損 失が軽減出来る。また、上記実施例においては、時計ケース3のカン部3aを中 央部に1つ設け、このカン部3aに、時計バンド2の先カン部2aの切欠部を取 り付けたが、時計ケースの一端にカン部を2つ設け(間隔をあけて)、このカン 部に、時計バンドの先カン部の両サイドに設けた切欠部を取り付けても良い。即 ち、リンクコイル4とリンクコイル6とが同軸上に配設されればよく、リンクコ イル4とリンクコイル6とがバンド短手方向、バンド長手方向又は斜め方向で向 かい合っても良い。
【0011】
上記のごとく本考案によれば、バンド内部に配設したアンテナと受信装置とが 線により接続する必要がないので、受信装置が配設された時計ケースとアンテナ が配設された時計バンドとの連結が、従来から使用している構造の使用ができる と共に、従来の電波時計に使用されている構造に比べ簡単構造となる。また、ア ンテナと受信装置との切断が防げ、その上、特別な防水構造を必要としないので 、防水性も向上する。
【0012】 また、時計ケースと時計バンドとの連結部の構造は、一般の時計と同じ構造を 使用できるので、デザイン表現の巾が大きく広げることができる。この結果、時 計の機能を低下させずに一般の時計同様な性能を確保出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電波時計のアンテナと受信装置の接続構造を示
し、一部破断した要部平面図である。
し、一部破断した要部平面図である。
【図2】図1の側面図である。
1 受信装置 2 時計バンド 2a 先カン部 3 時計ケース 3a カン部 4 リンクコイル 5 アンテナ 6 リンクコイル 7 連結ピン
Claims (1)
- 【請求項1】 電波を受信するアンテナが時計バンドに
配設された電波時計のアンテナ構造において、前記アン
テナは、ゴム、プラスチック、セラミックス等の非導電
性材料の時計バンド内に配設され、前記時計バンドの先
カン部には、前記アンテナに接続されたリンクコイルが
埋設され、一方、内部に受信装置を有する時計ケースの
バンド取付用のカン部には、前記受信装置に接続された
リンクコイルが配設されており、前記時計ケースのカン
部に前記時計バンドの先カン部を取り付けた時、前記先
カン部のリンクコイルと前記カン部のリンクコイルとが
同軸上に配設される事を特徴とする電波時計のアンテナ
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6043793U JP2601045Y2 (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 電波時計のアンテナ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6043793U JP2601045Y2 (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 電波時計のアンテナ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729497U true JPH0729497U (ja) | 1995-06-02 |
JP2601045Y2 JP2601045Y2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=13142250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6043793U Expired - Fee Related JP2601045Y2 (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 電波時計のアンテナ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601045Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015179929A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | カシオ計算機株式会社 | アンテナ装置及び電子機器 |
JP2017157555A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-09-07 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 接続部材、電源装置、電子機器、及びシステム |
WO2017191958A1 (en) * | 2016-05-02 | 2017-11-09 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device including antenna |
-
1993
- 1993-11-10 JP JP6043793U patent/JP2601045Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015179929A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | カシオ計算機株式会社 | アンテナ装置及び電子機器 |
JP2017157555A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-09-07 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 接続部材、電源装置、電子機器、及びシステム |
JP2022000589A (ja) * | 2016-02-26 | 2022-01-04 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 電源装置 |
WO2017191958A1 (en) * | 2016-05-02 | 2017-11-09 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device including antenna |
KR20170124338A (ko) * | 2016-05-02 | 2017-11-10 | 삼성전자주식회사 | 안테나를 포함하는 전자 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2601045Y2 (ja) | 1999-11-02 |
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