JPH03192901A

JPH03192901A - アンテナ装置

Info

Publication number: JPH03192901A
Application number: JP33309089A
Authority: JP
Inventors: Takahiro Yokota; 横田　恭弘
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1989-12-22
Filing date: 1989-12-22
Publication date: 1991-08-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［Ｗ１要］ページング受信機あるいは微小電力形無線機などの小型
化、軽量化が望まれる無線機に用いられるアンテナ装置
に関し、例えば腕時計型無線機などのように小型化された無線機
に適したアンテナ装置を提供することを目的とし。

人体に捕捉、された無線電力を検出して容量性結合ある
いは誘導性結合などにより無線回路のアンテナ入力端に
与える結合回路を備えてなる。

［産業上の利用分野１本発明は、ページング受信機あるいは微小電力形無線−
機などの小型化、軽量化が望まれる無線機に用いられる
アンテナ装置に関する。

近年、無線装置を構成する各部品中、アンテナを除いた
電気回路については、集積回路化の技術により小型化、
低消費電力化が著しく、ページング受信機などについて
は腕時計型のものの製品化が語られる時代になった。

しかしながら、アンテナは小型化することができず、こ
のため無線機全体を小型化するうえでの障害となってい
る。

このため、腕時計型無線機などに適応可能なアンテナ装
置の開発が必要とされている。

ジング受信機を腕時計サイズに小型化しようとする場合
などにこのアンテナの取り扱いが問題となってくる。

したがって本発明の目的は、例えば腕時計型などのよう
に小型化された無線機に適したアンテナ装置を提供する
ことにある。

［従来の技術］従来、小型無線機に利用されるアンテナ装置としては、
例えば第５図に示されるようなホイップ型アンテナ、第
６図に示されるようなループ型アンテナ、第７図に示さ
れるようなバー型アンテナなどがある。

［発明が解決しようとする課題］近年の電気回路の集積回路化技術の著しい進歩により、
無線機の電気回路部分の小型化が著しく進んでいる。し
かしながらアンテナ部分は集積化技術による小型化が望
めないので、超小型無線機を実現するうえでの障害とな
っている。特にバー［課題を解決するための手段］第１図は本１発明に係る原理説明図である。

本発明に係るアンテナ装置は、人体３０に捕捉された無
線電力を検出して無線回路３２のアンテナ入力端に与え
る結合回路３１を備えてなる。

この結合回路３１は、人体と接触する電極板と、この電
極板と無線回路のアンテナ入力端との間を容量性結合さ
せる手段とからなる容量結合回路で構成することができ
る。

またこの結合回路３１は、人体の一部に巻回されるルー
プ状導体に誘起される誘起電力を無線回路のアンテナ入
力端に導くようになっている誘導結合回路で構成するこ
とができる。

［作用Ｊ人体は数％の塩分を含んだ水柱と見なせることが知られ
ており、人体を１．６メ一トル程度の長さで、太さ２０
センチメートル程度の導体と同じように取り扱うことが
できる。この導体としての人体は無線電波を捕捉するこ
とができるので、本発明のアンテナ装置では、この人体
に受信された無線電力を結合回路で検出し、無線回路の
アンテナ入力端に与えることによりアンテナ機能を実現
している。

結合回路としては、人体に受信されている無線電力を容
量性結合回路で検出して無線回路のアンテナ入力端に導
いてもよい。

また、例えば人の腕などにループ状導体を巻回してこの
ループ状導体に体に受信された無線電力を誘起させ、こ
れを無線回路のアンテナ入力端に導いてもよい。

［実施例］以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第２図には本発明の一実施例としてのアンテナ装置を利
用した腕時計型受信機が示され、第３図にはこの実施例
装置を人間に装着した時の状態が示される。第３図に示
されるように、この実施例装置は、人間２０の腕２１に
受信１ｌｌｌをバンド６により取り付けるものである。

第２図において、バンド６で受信機１を腕にはめた時に
、導体電極板からなる接触板２が腕２１に接触するよう
に構成されており、この接触板２に対向して電極板４が
誘電体３を間に挟んで配置される。したがってこの接触
板２．誘電体３．？ｌｉ極板４によりキャパシタが構成
されている。また電極板４は受信ｌｉｔの無線回路５の
アンテナ入力端にシールド線を介して電気的に接続され
ており、このシールド線の外側導体は筐体アースされて
いる。

かかる構成とすることにより、人間に誘起された受信電
力を、接触板２、誘電体３、電極板４からなるキャパシ
タ回路の容量性結合で検出し、この検出電力を無線回路
５のアンテナ入力端に与えることができ、アンテナの機
能が実現される。

このアンテナ装置は従来の小型アンテナよりも大きい面
積で空中の電波を捕らえることができるので、結合回路
の結合効率を考慮しても従来のものと遜色ない受信性能
を得ることができる。

本発明の実施にあたっては種々の変形形態が可能である
。例えば上述の実施例では、容量性結合により人体に誘
起された受信電力を検出したが、本発明はこれに限られ
ず、誘導性結合によっても受信電力の検出を行うことが
できる。

かかる誘導性結合による結合回路を用いた場合のアンテ
ナ装置の構成例が第４図に示される。この変形例は、腕
２１に巻くバンド７の内部にコイル線８を静電シールド
しつつ配線し、バンド７を腕２１に巻いた時にこのコイ
ル＃ｇ８が腕２１をループ状に巻回するようにし、この
コイル１１８の両端には受信信号の同調用キャパシタ１
１が接続される。このコイル線８の中間タップ８ａはシ
ールド線を介して無線回路９のアンテナ入力端に接続さ
れ、このシールド線の外側導体はキャパシタ１１の一端
に接続されると共に筐体アースされる。

このように構成すると、人間２０に受信された無線電力
を、腕２１を介してコイル線８により誘起電力として検
出し、この誘起電力をシールド線を介して無線回路９の
アンテナ入力端に与えることができ、アンテナの機能が
実現される。

なおこのコイル線８などのループ線は、静電シールドを
施すなど電流結合の効果をあげる他の対策をも併用して
実施することができる。

以上の実施例では、本発明を腕時計型無線機として実施
した場合についてのみ述べたが、もちろん本発明はこれ
に限られず、人体の他の部分、例えば胴体や足などから
結合回路により受信電力を検出するように構成すること
もできる。

［発明の効果］以上に説明したように、本発明によれば人体の特性を利
用してアンテナ機能を実現しているので、ハードウェア
のアンテナ回路を単体として特別に用意する必要がな（
、したがって無線機の全体の大きさの小型化に寄与する
ところが大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る原理説明図、第２図は本発明の一実施例としての容量結合型のアンテ
ナ装置を示す図、第３図は実施例装置を人間に装着した状態を説明する図
、第４図は本発明の変形例としての誘導結合型のアンテナ
装置を示す図、第５図〜第７図はそれぞれ従来の小型アンテナの例を示
す図である。図において。１、ｌＯ・・・受信機２・・・接触機３・・・誘電体４・・・″７Ｈ極扱５．９・・・無線回路６．７・・・バンド８・・・コイル線２０・・・人間２１・・・腕

Claims

【特許請求の範囲】１）人体（３０）に捕捉された無線電力を検出して無線
回路（３２）のアンテナ入力端に与える結合回路（３１
）を備えてなるアンテナ装置。２）結合回路（３１）は、人体と接触する電極板と、こ
の電極板と無線回路のアンテナ入力端との間を容量性結
合させる手段とからなる容量結合回路である請求項１記
載のアンテナ装置。３）結合回路（３１）は、人体の一部に巻回されるルー
プ状導体に誘起される誘起電力を無線回路（３２）のア
ンテナ入力端に導くよう構成された誘導結合回路である
請求項１記載のアンテナ装置。