JP2601045Y2 - 電波時計のアンテナ構造 - Google Patents

電波時計のアンテナ構造

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JP2601045Y2
JP2601045Y2 JP6043793U JP6043793U JP2601045Y2 JP 2601045 Y2 JP2601045 Y2 JP 2601045Y2 JP 6043793 U JP6043793 U JP 6043793U JP 6043793 U JP6043793 U JP 6043793U JP 2601045 Y2 JP2601045 Y2 JP 2601045Y2
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band
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益嗣 安藤
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Citizen Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電波時計のアンテナ構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電波を受信するアンテナを有する
腕時計においては、アモルファス合金コアにエナメル線
を巻き付けたもの、又は導電性の金属エレメントをゴム
やウレタンからなるバンド内部に配設したものがある。
又、実開昭59ー37584号公報や実開昭59ー37
586号公報に開示されているアンテナは、コイルをガ
ラス内部又は、ガラス下面に装着したものである。これ
らのアンテナで受信された電波は、接続端子を介して時
計ケース内部に配設された受信機の入力部に接続されて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来のアモルファ
ス合金コアにエナメル線を巻き付けたものやループ状の
ものをゴムバンド内部に配設したものは、バンドの一部
を構成する接続端子により時計ケースの内部に設けられ
ている受信機に接続されているが、構造的問題が多い。
例えば、一般的にバンドは、時計ケースに対して回動自
在に取り付けられており、腕にバンドの着脱を繰り返し
行うことにより、接続端子に常に曲げ力が繰り返し加わ
り、この結果、接続端子の一部が切断する事故が起こっ
ていた。又、時計ケースの受信機の入力部とアンテナの
接続端子との接続部に防水性を持たせると、構造上複雑
な構造となり、時計ケース及びバンドの加工上の問題は
もとよりデザイン上の制約もあった。
【0004】本考案の目的は、上記問題点を解決し、特
に、時計ケースの受信機の入力部とアンテナの接続端子
との接続部の構造を簡単に、且つ防水性を持たせ、その
上デザインバリエーションの拡大が図れる電波時計のア
ンテナ構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の構成は下記の通
りである。電波を受信するアンテナが時計バンドに配設
された電波時計のアンテナ構造において、前記アンテナ
は、ゴム、プラスチック、セラミックス等の非導電性材
料の時計バンド内に配設され、前記時計バンドの先カン
部には、前記アンテナに接続されたリンクコイルが埋設
され、一方、内部に受信装置を有する時計ケースのバン
ド取付用のカン部には、前記受信装置に接続されたリン
クコイルが配設されており、前記時計ケースのカン部に
前記時計バンドの先カン部を取り付けた時、前記先カン
部のリンクコイルと前記カン部のリンクコイルとが同軸
上に配設される事を特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下図面により本考案の一実施例を詳述す
る。図1はアンテナと受信装置の接続を示し、一部破断
した要部平面図、図2は図1の側面図である。
【0007】電波を受信するアンテナ5は、時計バンド
2に配設されている。この時計バンド2は、ゴム、プラ
スチック、セラミックス等の非導電性材料からなり、ア
ンテナ5の表面を覆っている。アンテナ5は、時計バン
ド2内にジグザグ状に配設されている。これは、電波時
計で使用される電波が一般的に長波帯であるため、アン
テナ5の長さが必要であること、時計バンド2の長さに
限界があることによるためで、本考案の配設構造により
電波をより良く受信することができる。また、必要にお
おじてアンテナ5の構造は、時計バンド2内にソレノイ
ド状に配設したり、フェライトコアに銅線を巻きインダ
クタンスの向上を計り、アンテナ5の共振周波数を下げ
る構造を使用しても良いことは言うまでもない。
【0008】前記時計バンド2の先カン部2aには、中
央部に時計ケース3のカン部3aが入る切欠部が形成さ
れ、その両サイドに、前記アンテナ5に接続されたリン
クコイル4が同軸上に埋設されている。一方、内部に受
信装置1を有する時計ケース3のバンド取付用のカン部
3aには、前記受信装置1に接続されたリンクコイル6
が配設されており、前記時計ケース3のカン部3aに前
記時計バンド2の先カン部2aの切欠部を取り付けた
時、前記先カン部2aのリンクコイル4と前記カン部3
aのリンクコイル6とが同軸上に配設される。この時、
時計ケース3のカン部3aと時計バンド2の先カン部2
aとの連結は、通常使用されている連結構造で、カン部
3aと先カン部2aのそれぞれのバンド短手方向に明い
た貫通穴に連結ピン7やバネ棒等を挿入固定することで
なされている。また、リンクコイル6の周り、リンクコ
イル6が配設されているカン部3a又は時計ケース3全
体(カン部3aも含む)は、ゴム、プラスチック、セラ
ミックス等の非導電性材料でできている。
【0009】次に、電波が受信装置1に伝達されるまで
について説明する。空中に浮遊する電波は、前記アンテ
ナ5により捕捉され、時計バンド2の先カン部2aに埋
設されるリンクコイル4に導かれ、この電波が電磁誘導
作用により、時計ケース3のカン部3aに配設されてい
るリンクコイル6に伝達され、この結果、リンクコイル
6に生じた受信信号が前記受信装置1に伝達されること
でなされている。又、前記時計ケース3と時計バンド2
の結合に前記リンクコイル4、6の中心を貫通する連結
ピン7を使うが、材質を磁性材にすることで電波の伝達
効率が向上する。
【0010】尚、アンテナ5と受信装置1のインピーダ
ンス整合は、リンクコイル4とリンクコイル6の巻き数
比により可能で、特別な整合回路を必要としない為、受
信損失が軽減出来る。また、上記実施例においては、時
計ケース3のカン部3aを中央部に1つ設け、このカン
部3aに、時計バンド2の先カン部2aの切欠部を取り
付けたが、時計ケースの一端にカン部を2つ設け(間隔
をあけて)、このカン部に、時計バンドの先カン部の両
サイドに設けた切欠部を取り付けても良い。即ち、リン
クコイル4とリンクコイル6とが同軸上に配設されれば
よく、リンクコイル4とリンクコイル6とがバンド短手
方向、バンド長手方向又は斜め方向で向かい合っても良
い。
【0011】
【考案の効果】上記のごとく本考案によれば、バンド内
部に配設したアンテナと受信装置とが線により接続する
必要がないので、受信装置が配設された時計ケースとア
ンテナが配設された時計バンドとの連結が、従来から使
用している構造の使用ができると共に、従来の電波時計
に使用されている構造に比べ簡単構造となる。また、ア
ンテナと受信装置との切断が防げ、その上、特別な防水
構造を必要としないので、防水性も向上する。
【0012】また、時計ケースと時計バンドとの連結部
の構造は、一般の時計と同じ構造を使用できるので、デ
ザイン表現の巾が大きく広げることができる。この結
果、時計の機能を低下させずに一般の時計同様な性能を
確保出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電波時計のアンテナと受信装置の接続構造を示
し、一部破断した要部平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【符号の説明】
1 受信装置 2 時計バンド 2a 先カン部 3 時計ケース 3a カン部 4 リンクコイル 5 アンテナ 6 リンクコイル 7 連結ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を受信するアンテナが時計バンドに
    配設された電波時計のアンテナ構造において、前記アン
    テナは、ゴム、プラスチック、セラミックス等の非導電
    性材料の時計バンド内に配設され、前記時計バンドの先
    カン部には、前記アンテナに接続されたリンクコイルが
    埋設され、一方、内部に受信装置を有する時計ケースの
    バンド取付用のカン部には、前記受信装置に接続された
    リンクコイルが配設されており、前記時計ケースのカン
    部に前記時計バンドの先カン部を取り付けた時、前記先
    カン部のリンクコイルと前記カン部のリンクコイルとが
    同軸上に配設される事を特徴とする電波時計のアンテナ
    構造。
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DE112017001004T5 (de) * 2016-02-26 2018-11-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Verbindungselement, Leistungsversorgungsvorrichtung, elektronisches Gerät und System
KR102595113B1 (ko) * 2016-05-02 2023-10-30 삼성전자주식회사 안테나를 포함하는 전자 장치

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