JPH0729492Y2 - 液体検出装置 - Google Patents

液体検出装置

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JPH0729492Y2
JPH0729492Y2 JP4183491U JP4183491U JPH0729492Y2 JP H0729492 Y2 JPH0729492 Y2 JP H0729492Y2 JP 4183491 U JP4183491 U JP 4183491U JP 4183491 U JP4183491 U JP 4183491U JP H0729492 Y2 JPH0729492 Y2 JP H0729492Y2
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JP
Japan
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pressure
liquid
detector
column
pressure gauge
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Application number
JP4183491U
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English (en)
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JPH04126160U (ja
Inventor
三之助 讃岐
Original Assignee
サヌキ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、液体クロマトグラフ等
の主としてフローセルからなる検出器を用いた液体検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液体検出装置には、図3
に示す如く、主流路配管1中に送液ポンプ2、サンプラ
ー3、カラム4、反応コイル5、検出器6、及び抵抗コ
イル7を直列に順次設け、カラム4と反応コイル5間に
試薬ポンプ8をもって試薬bを注入する試薬注入機構を
備えるとともに、送液ポンプ2の上流側に流路切換弁9
を介して別々の溶媒からなるキャリヤー溶液a1,a
2,a3を送り込むキャリヤー流路10,10,10を
連通させるようにしたものや、図4に示すようにカラム
を使用せず、かつ、一種類のキャリヤー溶液aを送るよ
うにしたものがある。なお図4中、図3と同一部分につ
いては同一符号を付し、説明を省略する。
【0003】これらの従来装置は、いずれも送液ポンプ
2とサンプラー3との間の流路内圧を計測するように圧
力計11が設けられており、この圧力計によって通常時
は送液ポンプ2からカラム4もしくは抵抗コイル7まで
の流路内圧が計測される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】通常、流路内圧を計測
するための圧力計は、流路を分岐させてセンサー部に導
入する分岐式のものと、流路の一部にセンサー部を露出
させた流通式のものとがあるが、どちらも内部液の置換
が困難な、所謂デッドボリュームがあり、複数の種類の
キャリヤー溶液を送り込むタイプの場合には液の置換に
長時間を要するという問題があった。
【0005】また、圧力計の取り付け位置が送液ポンプ
2とサンプラー3との間であるため、その計測値が異常
に高くなった場合、流路の詰りがカラム、検出器、抵抗
コイルのいずれなのかの判別ができない。一方カラム4
を使用した装置の場合、カラム4の送液圧が通常の検出
器6の耐圧力よりも高圧の場合があり、この場合、抵抗
コイル7に詰りが生じてもこれが判別できず、検出器6
内がその耐圧力より高くなり、損傷してしまう場合があ
る。このため高圧のカラムを使用した場合には、耐圧力
の高い高価な検出器を使用せざるを得ず、同様に圧力計
も測定範囲の大きい高価なものとなり、コスト高となる
という問題があった。
【0006】本考案の目的はこのような従来の問題を解
決することにある。
【0007】
【課題を達成するための手段】上述の如き従来のも問題
を解決するための本考案の特徴は、各種のキャリヤー溶
液を送る送液ポンプと、サンプル液を注入するサンプラ
ーと、試薬を送り込む試薬注入部と、反応コイルと、フ
ローセルからなる検出器と、抵抗コイルとを一つの流路
に順次備えてなる液体検出装置において、前記検出器と
抵抗コイルとの間に、流路内圧を計測する圧力計を備え
たことにある。
【0008】なお、サンプラーの下流側にカラムを有す
るものであってもよい。
【0009】
【作用】本考案においては、カラムを使用した装置の場
合には、カラムへの送液圧が高い場合であっても、その
下流側の検出器部分の圧力は低くなるため、圧力計には
抵抗コイルとカラム間の圧力、即ち検出器部分の圧力が
計測される。
【0010】一方、カラムを使用しない装置の場合は、
ポンプから抵抗コイル間の圧力が計測される。
【0011】またいずれの装置であっても抵抗コイルに
詰りが生じると圧力計の計測値が所定の値より高くな
り、検出器に詰りが生じると、圧力計の計測値は逆に所
定の値より低くなる。従って、圧力計の計測値の高低異
常によって詰り部分が判別できる。
【0012】
【実施例】次に本考案の実施例を図1,図2について説
明する。なお、前述した従来例と同一部分には同一符号
を付して説明を省略する。
【0013】図1は、従来例の図3と同じくカラム4を
使用した液体検出装置を示しており、図2は従来例の図
4と同じくカラム及び切換弁を使用しない液体検出装置
を示している。
【0014】いずれの考案のおいても、圧力計11は検
出器6と抵抗コイル7との間の流路内圧を計測するよう
に設けられている。
【0015】図1の装置では、カラム4への送液圧が低
圧である場合には、送液ポンプ2から抵抗コイル7間は
等しい圧力となり、圧力計11にてその内圧が計測され
る。一方、カラム4への送液が高圧を要する場合には、
カラム4の上流側が高圧となり、下流側が低圧となって
圧力計11にはカラム4の出口から抵抗コイル7間の圧
力が計測される。
【0016】またいずれの場合も、圧力計11は検出器
6の下流側にあるため、検出流路中のデッドボリューム
を生じさせず、しかも液体の検出が終った液が流れるの
みであり、溶媒やサンプルの変更の際にも内容液の変換
を要しない。
【0017】更に、検出器6及び抵抗コイル7のいずれ
にも異常な詰まりが生じていない状態から検出器6に詰
まりを生じると、その下流側の圧力が低下するため、圧
力計11の計測値が低下し、逆に抵抗コイル7が詰まる
と、その上流側の圧力が上昇するため、圧力計11の計
測値が上昇する。
【0018】従って、通常の状態から圧力計11の計測
値の上下によって検出器6及び抵抗コイル7の詰りが判
別できる。
【0019】
【考案の効果】上述したように本考案の装置において
は、圧力計によって検出器と抵抗コイルとの間の内圧を
計測するようにしたことにより、圧力計の内容量は液体
の検出のための流路内の容量に影響を及ぼさず、デッド
ボリュームがなくなり、しかも内部の液の変換の必要も
なく、従って分岐式、流通式のいずれの型式の圧力計を
も使用することができる。更に、圧力計は、その耐圧性
能を検出器に合わせればよく、計測範囲の小さいもので
よくなり、装置のコスト減が計られる。
【0020】更にまた、本考案においては、一つの圧力
計によって詰りが検出器か抵抗コイルかのいずれである
かの判別ができることとなり、詰りが生じた際の対応が
迅速にできる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例のフローダイヤグラムであ
る。
【図2】本考案の第二実施例のフローダイヤグラムであ
る。
【図3】従来装置の一例のフローダイヤグラムである。
【図4】従来装置の他の例のフローダイヤグラムであ
る。
【符号の説明】
1 主流路配管 2 送液ポンプ 3 サンプラー 4 カラム 5 反応コイル 6 検出器 7 抵抗コイル 8 試薬ポンプ 9 切換弁 10 キャリヤー流路 11 圧力計

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種のキャリヤー溶液を送る送液ポンプ
    と、サンプル液を注入するサンプラーと、試薬を送り込
    む試薬注入部と、反応コイルと、フローセルからなる検
    出器と、抵抗コイルとを一つの流路に順次備えてなる液
    体検出装置において、前記検出器と抵抗コイルとの間
    に、流路内圧を計測する圧力計を備えたことを特徴とし
    てなる液体検出装置。
  2. 【請求項2】 サンプラーと、試薬ポンプとの間にカラ
    ムを有する請求項1に記載の液体検出装置。
JP4183491U 1991-05-09 1991-05-09 液体検出装置 Expired - Lifetime JPH0729492Y2 (ja)

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JP4183491U JPH0729492Y2 (ja) 1991-05-09 1991-05-09 液体検出装置

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JP4183491U JPH0729492Y2 (ja) 1991-05-09 1991-05-09 液体検出装置

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JPH04126160U JPH04126160U (ja) 1992-11-17
JPH0729492Y2 true JPH0729492Y2 (ja) 1995-07-05

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ID=31922507

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JP4183491U Expired - Lifetime JPH0729492Y2 (ja) 1991-05-09 1991-05-09 液体検出装置

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JP2824443B2 (ja) * 1994-05-12 1998-11-11 ティ・エフ・シィ株式会社 分取用液体クロマトグラフィ装置

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Publication number Publication date
JPH04126160U (ja) 1992-11-17

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