JPH07293963A - 空気調和装置の室内空気排気装置 - Google Patents
空気調和装置の室内空気排気装置Info
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- JPH07293963A JPH07293963A JP8946894A JP8946894A JPH07293963A JP H07293963 A JPH07293963 A JP H07293963A JP 8946894 A JP8946894 A JP 8946894A JP 8946894 A JP8946894 A JP 8946894A JP H07293963 A JPH07293963 A JP H07293963A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 室内の熱負荷の高い部分を効率よく、かつ容
易に空気調和させる。 【構成】 室内1のペリメーターゾーン1aに設置され
た日除け部材収納部であるブラインドボックス6の側壁
6aに、天井ふところ内2に連通するような略矩形の開
口5aを設け、その開口5aに、開口5aを塞ぐ蓋5c
を、下端をひんじ5dにより取り付け、上端よりも下側
とブラインドボックス6の上面との間に形状記憶合金か
らなる開閉ばね5bを取り付けて、温度により自動的に
開閉する開閉装置5とし、温められた室内1の空気によ
り蓋5cを開放させて、温められた室内1の空気を開口
5aを介して天井ふところ内2に排気させ、空気調和の
効率を良くした。
易に空気調和させる。 【構成】 室内1のペリメーターゾーン1aに設置され
た日除け部材収納部であるブラインドボックス6の側壁
6aに、天井ふところ内2に連通するような略矩形の開
口5aを設け、その開口5aに、開口5aを塞ぐ蓋5c
を、下端をひんじ5dにより取り付け、上端よりも下側
とブラインドボックス6の上面との間に形状記憶合金か
らなる開閉ばね5bを取り付けて、温度により自動的に
開閉する開閉装置5とし、温められた室内1の空気によ
り蓋5cを開放させて、温められた室内1の空気を開口
5aを介して天井ふところ内2に排気させ、空気調和の
効率を良くした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置の室内空
気排気装置に関するものである。
気排気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物の内部の室内空間は、東西
南北等の、その建物の建築方向による日射量の違いや、
窓の位置及び室内の使用用途等を考慮して空気調和装置
の設計がなされている。
南北等の、その建物の建築方向による日射量の違いや、
窓の位置及び室内の使用用途等を考慮して空気調和装置
の設計がなされている。
【0003】図6は、一般的な建物における室内1の空
間が、ペリメーターゾーン1aとインテリアゾーン1b
とに分けられたものを示しており、建物内の外周部近傍
であって、窓際等から幅寸法Aが一般的には略4m程度
以内の空間がペリメーターゾーン1aと呼ばれ、その内
側がインテリアゾーン1bと呼ばれて、その熱負荷の違
いを考慮して、空気調和装置の系統の区分け(ゾーニン
グ)が行われている。なお、図6において、建物の幅寸
法Bが10m以下の場合には、上述のようなインテリア
ゾーン1aを設けない場合も多い。
間が、ペリメーターゾーン1aとインテリアゾーン1b
とに分けられたものを示しており、建物内の外周部近傍
であって、窓際等から幅寸法Aが一般的には略4m程度
以内の空間がペリメーターゾーン1aと呼ばれ、その内
側がインテリアゾーン1bと呼ばれて、その熱負荷の違
いを考慮して、空気調和装置の系統の区分け(ゾーニン
グ)が行われている。なお、図6において、建物の幅寸
法Bが10m以下の場合には、上述のようなインテリア
ゾーン1aを設けない場合も多い。
【0004】図7は、従来の空気調和装置における室内
1からの一般的な空気の排気(リターン)方式である室
内空気排気装置を示すもので、天井ふところ内2に、吸
気用ファン3を設けると共に、天井4に複数の開口4a
を設けて、天井4の近傍に上昇してきた室内1の温まっ
た空気を、その開口4aから天井ふところ内2に吸い込
んで排気させる、天井チャンバー方式と呼ばれるもので
ある。
1からの一般的な空気の排気(リターン)方式である室
内空気排気装置を示すもので、天井ふところ内2に、吸
気用ファン3を設けると共に、天井4に複数の開口4a
を設けて、天井4の近傍に上昇してきた室内1の温まっ
た空気を、その開口4aから天井ふところ内2に吸い込
んで排気させる、天井チャンバー方式と呼ばれるもので
ある。
【0005】一方、冷房空気の室内1への吹き出しは、
インテリアゾーン1bでは、空調機(図示せず)から天
井ふところ内2をダクト(図示せず)を介して導かれ、
そのダクトにつながった天井4の開口から吹き出し、ペ
リメーターゾーン1aでは、インテリアゾーン1bと同
様に天井4の開口から吹き出す方法によったり、外周部
に設けられたファンコイルユニット(図示せず)から吹
き出す方式がとられていた。
インテリアゾーン1bでは、空調機(図示せず)から天
井ふところ内2をダクト(図示せず)を介して導かれ、
そのダクトにつながった天井4の開口から吹き出し、ペ
リメーターゾーン1aでは、インテリアゾーン1bと同
様に天井4の開口から吹き出す方法によったり、外周部
に設けられたファンコイルユニット(図示せず)から吹
き出す方式がとられていた。
【0006】一般に、上述のような空気調和装置が設置
される事務所等では、建物の外周部に窓面が多く、ペリ
メーターゾーン1aの空気が日射により温められ易く、
また、人やOA機器等の熱負荷も多いために、年間を通
じて2/3以上の期間、冷房を必要とするものが多い。
される事務所等では、建物の外周部に窓面が多く、ペリ
メーターゾーン1aの空気が日射により温められ易く、
また、人やOA機器等の熱負荷も多いために、年間を通
じて2/3以上の期間、冷房を必要とするものが多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように構成された従来の空気調和装置の室内空気排気装
置においては、室内1の人やOA機器等が、事務所の開
設時から徐々に増加していくのが普通であるため、空調
容量が当初設定していた容量では不足することも発生
し、特に、熱負荷の高いペリメーターゾーン1aの温度
や、OA機器等が増設された部分では、その温度が、そ
の他の部分に比べて高くなり、その温度の高い部分の温
度を下げるためには、新たに空気調和装置を設置する必
要が生ずる等、コストが高くつくという問題点があり、
また、空調容量不足を生じない場合であって、温度の高
い部分を適度に冷房しようとすると、他の部分が寒くな
り過ぎる等、効率の良い空気調和ができず、さらには、
室内1のレイアウト変更等により熱負荷の位置が変更さ
れた場合にも、その対応が容易には行えないという問題
点があった。
ように構成された従来の空気調和装置の室内空気排気装
置においては、室内1の人やOA機器等が、事務所の開
設時から徐々に増加していくのが普通であるため、空調
容量が当初設定していた容量では不足することも発生
し、特に、熱負荷の高いペリメーターゾーン1aの温度
や、OA機器等が増設された部分では、その温度が、そ
の他の部分に比べて高くなり、その温度の高い部分の温
度を下げるためには、新たに空気調和装置を設置する必
要が生ずる等、コストが高くつくという問題点があり、
また、空調容量不足を生じない場合であって、温度の高
い部分を適度に冷房しようとすると、他の部分が寒くな
り過ぎる等、効率の良い空気調和ができず、さらには、
室内1のレイアウト変更等により熱負荷の位置が変更さ
れた場合にも、その対応が容易には行えないという問題
点があった。
【0008】本発明は、上記の問題点を改善するために
なされたもので、その目的とするところは、室内の熱負
荷の高い部分を効率よく、かつ容易に空気調和させる空
気調和装置を提供することにある。
なされたもので、その目的とするところは、室内の熱負
荷の高い部分を効率よく、かつ容易に空気調和させる空
気調和装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、天井ふ
ところ内2に設けた吸気用ファン3により、室内の空気
を天井ふところ内2に排気させる天井チャンバー方式の
空気調和装置の室内空気排気装置において、天井4に、
温度により開閉すると共に、開放時に室内1と天井ふと
ころ内2とを連通させる開口5aを形成する開閉装置5
を設けたことを特徴とするものである。
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、天井ふ
ところ内2に設けた吸気用ファン3により、室内の空気
を天井ふところ内2に排気させる天井チャンバー方式の
空気調和装置の室内空気排気装置において、天井4に、
温度により開閉すると共に、開放時に室内1と天井ふと
ころ内2とを連通させる開口5aを形成する開閉装置5
を設けたことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項2記載の発明にあっては、前
記開閉装置5を、ペリメーターゾーン1aの天井4に設
けたことを特徴とするものでる。
記開閉装置5を、ペリメーターゾーン1aの天井4に設
けたことを特徴とするものでる。
【0011】また、請求項3記載の発明にあっては、
前記開閉装置5を、日光遮蔽部材収納部6内に設けたこ
とを特徴とするものである。
前記開閉装置5を、日光遮蔽部材収納部6内に設けたこ
とを特徴とするものである。
【0012】さらには、請求項4記載の発明にあって
は、前記開閉装置5を、形状記憶合金からなる開閉ばね
5bにより開閉させたことを特徴とするものである。
は、前記開閉装置5を、形状記憶合金からなる開閉ばね
5bにより開閉させたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】以上のように本発明は、請求項1記載の発明に
あっては、天井ふところ内2にに設けた吸気用ファン3
により、室内の空気を天井ふところ内2に排気させる天
井チャンバー方式の空気調和装置の室内空気排気装置に
おいて、天井4に、温度により開閉すると共に、開放時
に室内1と天井ふところ内2とを連通させる開口5aを
形成する開閉装置5を設けたため、室内1の温度の高い
部分では、その空気は上昇して天井4近傍に到達し、そ
の温度により開閉装置5が開放作動して開口5aが形成
され、このとき、天井ふところ内2は吸気用ファン3に
より室内1よりも負圧になっているため、室内1の温め
られた空気は天井ふところ内2に吸引されて排気され、
空気調和の効率が良くなる。また、開閉装置5は、容易
に天井4に設置できるため、室内1の熱負荷の高い部分
が変更された場合にも容易に対応できる。
あっては、天井ふところ内2にに設けた吸気用ファン3
により、室内の空気を天井ふところ内2に排気させる天
井チャンバー方式の空気調和装置の室内空気排気装置に
おいて、天井4に、温度により開閉すると共に、開放時
に室内1と天井ふところ内2とを連通させる開口5aを
形成する開閉装置5を設けたため、室内1の温度の高い
部分では、その空気は上昇して天井4近傍に到達し、そ
の温度により開閉装置5が開放作動して開口5aが形成
され、このとき、天井ふところ内2は吸気用ファン3に
より室内1よりも負圧になっているため、室内1の温め
られた空気は天井ふところ内2に吸引されて排気され、
空気調和の効率が良くなる。また、開閉装置5は、容易
に天井4に設置できるため、室内1の熱負荷の高い部分
が変更された場合にも容易に対応できる。
【0014】また、請求項2記載の発明にあっては、前
記開閉装置5を、ペリメーターゾーン1aの天井4に設
けたため、日射により温度が高くなるペリメーターゾー
ン1aの温められた空気は上昇して、開閉装置5を開放
させて開口5aを形成し、その開口5aを介して天井ふ
ところ内2に吸引されて排気され、室内1の常時熱負荷
の大きくなるペリメーターゾーン1aの温められた空気
が効率良く排気されて空気調和の効率が良くなる。
記開閉装置5を、ペリメーターゾーン1aの天井4に設
けたため、日射により温度が高くなるペリメーターゾー
ン1aの温められた空気は上昇して、開閉装置5を開放
させて開口5aを形成し、その開口5aを介して天井ふ
ところ内2に吸引されて排気され、室内1の常時熱負荷
の大きくなるペリメーターゾーン1aの温められた空気
が効率良く排気されて空気調和の効率が良くなる。
【0015】また、請求項3記載の発明にあっては、
前記開閉装置5を、日光遮蔽部材収納部6内に設けたた
め、ペリメーターゾーン1aの温められた空気は、日光
遮蔽部材に沿って上昇して天井ふところ内2に排気され
易くなり、空気調和の効率がさらに良くなる。
前記開閉装置5を、日光遮蔽部材収納部6内に設けたた
め、ペリメーターゾーン1aの温められた空気は、日光
遮蔽部材に沿って上昇して天井ふところ内2に排気され
易くなり、空気調和の効率がさらに良くなる。
【0016】さらには、請求項4記載の発明にあって
は、前記開閉装置5を、形状記憶合金からなる開閉ばね
5bにより開閉させたため、上昇して天井4に到達した
空気の温度により自動的に開閉装置5の開口5aが開口
して、効率の良い空気調和が容易に行える。
は、前記開閉装置5を、形状記憶合金からなる開閉ばね
5bにより開閉させたため、上昇して天井4に到達した
空気の温度により自動的に開閉装置5の開口5aが開口
して、効率の良い空気調和が容易に行える。
【0017】
【実施例】図1乃至図5は、本発明の空気調和装置の室
内空気排気装置の一実施例を示すものであり、この室内
空気排気装置は、室内1のペリメーターゾーン1aであ
る窓1c際の天井4近傍に設置されたもので、日光遮蔽
部材収納部であるブラインドボックス6に設けられた開
閉装置5を有して構成されたものである。
内空気排気装置の一実施例を示すものであり、この室内
空気排気装置は、室内1のペリメーターゾーン1aであ
る窓1c際の天井4近傍に設置されたもので、日光遮蔽
部材収納部であるブラインドボックス6に設けられた開
閉装置5を有して構成されたものである。
【0018】開閉装置5は、日光遮蔽部材であるブライ
ンド7を収納するブラインドボックス6の側壁6aに設
けられてなり、側壁6aを略矩形に切りとって天井ふと
ころ内2に連通するような開口5aを設け、その開口5
aに、開口5aを塞ぐ蓋5cを、下端をひんじ5dによ
り取り付け、上端よりも下方とブラインドボックス6の
上面との間に、形状記憶合金からなるコイル状の開閉ば
ね5bを取り付けて構成したものである。
ンド7を収納するブラインドボックス6の側壁6aに設
けられてなり、側壁6aを略矩形に切りとって天井ふと
ころ内2に連通するような開口5aを設け、その開口5
aに、開口5aを塞ぐ蓋5cを、下端をひんじ5dによ
り取り付け、上端よりも下方とブラインドボックス6の
上面との間に、形状記憶合金からなるコイル状の開閉ば
ね5bを取り付けて構成したものである。
【0019】なお、この開閉装置5の開口5aは、蓋5
cの開放時に室内1の空気を排気させるために、できる
だけ大きくすることが望ましいが、ブラインドボックス
6の強度との関係から、側壁6aの全面を開口すること
はできず、したがって、開閉装置5は、建築の柱スパン
の 3.2mに合うように 1.6mとし、開口5aは 1.5m程
度とすることが望ましい。また、開閉ばね5bは、図3
乃至図5に示すように、24°C以下では図3のように
蓋5cを閉じ、25°Cでは、図4に示すように、蓋5
cが約15度開いて開口5aを形成するものと、26°
C以上で図5に示すように約75度開き、それ以下では
開口5aを閉じるものとを、それぞれ別の開口5aに装
着して構成されている。つまり、1つのブラインドボッ
クス6には、少なくとも2つの開閉装置5が設けられて
おり、それらはそれぞれ、異なる温度で開閉動作するよ
うにされているのである。
cの開放時に室内1の空気を排気させるために、できる
だけ大きくすることが望ましいが、ブラインドボックス
6の強度との関係から、側壁6aの全面を開口すること
はできず、したがって、開閉装置5は、建築の柱スパン
の 3.2mに合うように 1.6mとし、開口5aは 1.5m程
度とすることが望ましい。また、開閉ばね5bは、図3
乃至図5に示すように、24°C以下では図3のように
蓋5cを閉じ、25°Cでは、図4に示すように、蓋5
cが約15度開いて開口5aを形成するものと、26°
C以上で図5に示すように約75度開き、それ以下では
開口5aを閉じるものとを、それぞれ別の開口5aに装
着して構成されている。つまり、1つのブラインドボッ
クス6には、少なくとも2つの開閉装置5が設けられて
おり、それらはそれぞれ、異なる温度で開閉動作するよ
うにされているのである。
【0020】このように構成されているため、本実施例
における空気調和装置の室内空気排気装置においては、
室内1で日射により常時温度が高くなるペリメーターゾ
ーン1aでは、その温められた空気はブラインド7に沿
って上昇して、天井4近傍のブラインドボッス6に到達
し、その温度により形状記憶合金製の開閉ばね5bが、
記憶された寸法に伸びて開閉装置5の蓋5cが開放さ
れ、開口5aが形成される。このとき、天井ふところ内
2は吸気用ファン3により室内1よりも負圧になってい
るため、室内1の温められた空気は、天井ふところ内2
に吸引されて容易に排気され、空気調和の効率が良くな
る。また、開閉装置5は、比較的容易に天井4に設置で
きるため、室内1で熱負荷の高い部分が変更されても容
易に対応でき、その真上に設置されて、室内1の温めら
れた空気が効率良く排気できて、室内1の空気調和が効
率良く行える。
における空気調和装置の室内空気排気装置においては、
室内1で日射により常時温度が高くなるペリメーターゾ
ーン1aでは、その温められた空気はブラインド7に沿
って上昇して、天井4近傍のブラインドボッス6に到達
し、その温度により形状記憶合金製の開閉ばね5bが、
記憶された寸法に伸びて開閉装置5の蓋5cが開放さ
れ、開口5aが形成される。このとき、天井ふところ内
2は吸気用ファン3により室内1よりも負圧になってい
るため、室内1の温められた空気は、天井ふところ内2
に吸引されて容易に排気され、空気調和の効率が良くな
る。また、開閉装置5は、比較的容易に天井4に設置で
きるため、室内1で熱負荷の高い部分が変更されても容
易に対応でき、その真上に設置されて、室内1の温めら
れた空気が効率良く排気できて、室内1の空気調和が効
率良く行える。
【0021】なお、本実施例においては、開閉ばね5b
として2種類のものを使用し、1つのブラインドボック
ス6に少なくとも2つの開閉装置5を設けたものを例示
したが,本発明はこれに限らず、何種類の開閉ばねを用
いたものであっても良く、また、開閉装置は1つのブラ
インドボックスに、1つ、3つ等の幾つ設けたものであ
っても良い。さらには、開閉装置5は、形状記憶合金製
の開閉ばね5bに代えて、天井4に温度センサーを設置
し、その出力によりモーター等の駆動装置を用いて開口
の蓋の開閉を行わせたようなものであっても良く、ま
た、その開閉が手動により行われるものであっても良
い。
として2種類のものを使用し、1つのブラインドボック
ス6に少なくとも2つの開閉装置5を設けたものを例示
したが,本発明はこれに限らず、何種類の開閉ばねを用
いたものであっても良く、また、開閉装置は1つのブラ
インドボックスに、1つ、3つ等の幾つ設けたものであ
っても良い。さらには、開閉装置5は、形状記憶合金製
の開閉ばね5bに代えて、天井4に温度センサーを設置
し、その出力によりモーター等の駆動装置を用いて開口
の蓋の開閉を行わせたようなものであっても良く、ま
た、その開閉が手動により行われるものであっても良
い。
【0022】また、本実施例においては、開閉装置5を
ブラインドボッス6に設けたものを例示したが、本発明
はこれに限らず、天井4に直接設けたものであっても良
く、さらには、日光遮蔽部材7としてブラインドを、日
光遮蔽部材収納部6としてブラインドボックスを例示し
たが、日光遮蔽部材7としてカーテンを、日光遮蔽部材
収納部6としてカーテンレール収納ボックスとしたよう
な、ペリメーターゾーンの天井側に設置されるどのよう
なものを利用したものであっても良い。
ブラインドボッス6に設けたものを例示したが、本発明
はこれに限らず、天井4に直接設けたものであっても良
く、さらには、日光遮蔽部材7としてブラインドを、日
光遮蔽部材収納部6としてブラインドボックスを例示し
たが、日光遮蔽部材7としてカーテンを、日光遮蔽部材
収納部6としてカーテンレール収納ボックスとしたよう
な、ペリメーターゾーンの天井側に設置されるどのよう
なものを利用したものであっても良い。
【0023】
【発明の効果】このように本発明は、請求項1記載の発
明にあっては、天井ふところ内に設けた吸気用ファンに
より、室内の空気を天井ふところ内に排気させる天井チ
ャンバー方式の空気調和装置の室内空気排気装置におい
て、天井に、温度により開閉すると共に、開放時に室内
と天井ふところ内とを連通させる開口を形成する開閉装
置を設けたため、室内の温度の高い部分では、その空気
は上昇して天井近傍に到達し、その温度により開閉装置
が開放作動して開口が形成され、このとき、天井ふとこ
ろ内は吸気用ファンにより室内よりも負圧になっている
ため、室内の温められた空気は天井ふところ内に吸引さ
れて排気され、空気調和の効率が良くなる。また、開閉
装置は、容易に天井に設置できるため、室内での熱負荷
の高い部分の変更にも容易に対応できる。
明にあっては、天井ふところ内に設けた吸気用ファンに
より、室内の空気を天井ふところ内に排気させる天井チ
ャンバー方式の空気調和装置の室内空気排気装置におい
て、天井に、温度により開閉すると共に、開放時に室内
と天井ふところ内とを連通させる開口を形成する開閉装
置を設けたため、室内の温度の高い部分では、その空気
は上昇して天井近傍に到達し、その温度により開閉装置
が開放作動して開口が形成され、このとき、天井ふとこ
ろ内は吸気用ファンにより室内よりも負圧になっている
ため、室内の温められた空気は天井ふところ内に吸引さ
れて排気され、空気調和の効率が良くなる。また、開閉
装置は、容易に天井に設置できるため、室内での熱負荷
の高い部分の変更にも容易に対応できる。
【0024】また、請求項2記載の発明にあっては、前
記開閉装置を、ペリメーターゾーンの天井に設けたた
め、日射により温度が高くなるペリメーターゾーンの温
められた空気は上昇して、開閉装置開放させて開口を形
成し、その開口を介して天井ふところ内に吸引されて排
気され、室内の常時熱負荷の大きくなるペリメーターゾ
ーンの温められた空気が効率良く排気されて、請求項1
記載の発明の効果に加えて、空気調和の効率がさらに良
くなる。
記開閉装置を、ペリメーターゾーンの天井に設けたた
め、日射により温度が高くなるペリメーターゾーンの温
められた空気は上昇して、開閉装置開放させて開口を形
成し、その開口を介して天井ふところ内に吸引されて排
気され、室内の常時熱負荷の大きくなるペリメーターゾ
ーンの温められた空気が効率良く排気されて、請求項1
記載の発明の効果に加えて、空気調和の効率がさらに良
くなる。
【0025】また、請求項3記載の発明にあっては、
前記開閉装置を、日光遮蔽部材収納部部内に設けたた
め、ペリメーターゾーンの温められた空気は、日光遮蔽
部材に沿って上昇し易くなり、請求項2記載の発明の効
果に加えて、空気調和の効率がさらに良くなる。
前記開閉装置を、日光遮蔽部材収納部部内に設けたた
め、ペリメーターゾーンの温められた空気は、日光遮蔽
部材に沿って上昇し易くなり、請求項2記載の発明の効
果に加えて、空気調和の効率がさらに良くなる。
【0026】さらには、請求項4記載の発明にあって
は、前記開閉装置を、形状記憶合金からなる開閉ばねに
より開閉させたため、請求項1乃至請求項3記載の発明
の効果に加えて、上昇して天井近傍に到達した空気の温
度により自動的に開閉装置の開口が開口して、効率の良
い空気調和が容易に行える。
は、前記開閉装置を、形状記憶合金からなる開閉ばねに
より開閉させたため、請求項1乃至請求項3記載の発明
の効果に加えて、上昇して天井近傍に到達した空気の温
度により自動的に開閉装置の開口が開口して、効率の良
い空気調和が容易に行える。
【図1】本発明の空気調和装置の室内空気排気装置の一
実施例を示す要部断面側面図である。
実施例を示す要部断面側面図である。
【図2】同上の要部斜視図である。
【図3】同上の開閉装置の開口が閉鎖された状態の要部
側面図である。
側面図である。
【図4】同上の開閉装置の蓋が約15度開放されて開口
が形成された状態の要部側面図である。
が形成された状態の要部側面図である。
【図5】同上の開閉装置の蓋が約75度開放されて開口
が形成された状態の要部側面図である。
が形成された状態の要部側面図である。
【図6】室内の空間のペリメーターゾーンとインテリア
ゾーンの関係を示す平面図である。
ゾーンの関係を示す平面図である。
【図7】従来の空気調和装置の室内空気排気装置を示す
要部断面側面図である。
要部断面側面図である。
1 室内 1a ペリメーターゾーン 2 天井ふところ内 3 吸気用ファン 4 天井 5 開閉装置 5a 開口 5b 開閉ばね 6 日光遮蔽部材収納部
Claims (4)
- 【請求項1】 天井ふところ内に設けた吸気用ファンに
より、室内の空気を天井ふところ内に排気させる天井チ
ャンバー方式の空気調和装置の室内空気排気装置におい
て、天井に、温度により開閉すると共に、開放時に室内
と天井ふところ内とを連通させる開口を形成する開閉装
置を設けたことを特徴とする空気調和装置の室内空気排
気装置。 - 【請求項2】 前記開閉装置を、ペリメーターゾーンの
天井に設けたことを特徴とする請求項1記載の空気調和
装置の室内空気排気装置。 - 【請求項3】 前記開閉装置を、日光遮蔽部材収納部内
に設けたことを特徴とする請求項2記載の空気調和装置
の室内空気排気装置。 - 【請求項4】 前記開閉装置を、形状記憶合金からなる
開閉ばねにより開閉させたことを特徴とする請求項1乃
至請求項3のうち1つの請求項記載の空気調和装置の室
内空気排気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8946894A JPH07293963A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 空気調和装置の室内空気排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8946894A JPH07293963A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 空気調和装置の室内空気排気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07293963A true JPH07293963A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=13971551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8946894A Withdrawn JPH07293963A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 空気調和装置の室内空気排気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07293963A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1420624A2 (en) * | 2002-11-14 | 2004-05-19 | C.R.F. Società Consortile per Azioni | A shielding device |
AU2009100910B4 (en) * | 2009-09-09 | 2012-12-13 | Starmix Holdings Pty Ltd | Pelmet |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP8946894A patent/JPH07293963A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1420624A2 (en) * | 2002-11-14 | 2004-05-19 | C.R.F. Società Consortile per Azioni | A shielding device |
EP1420624A3 (en) * | 2002-11-14 | 2005-08-03 | C.R.F. Società Consortile per Azioni | A shielding device |
AU2009100910B4 (en) * | 2009-09-09 | 2012-12-13 | Starmix Holdings Pty Ltd | Pelmet |
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