JPH072933U - 半導体レ−ザ信頼性試験装置 - Google Patents

半導体レ−ザ信頼性試験装置

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JPH072933U
JPH072933U JP036903U JP3690393U JPH072933U JP H072933 U JPH072933 U JP H072933U JP 036903 U JP036903 U JP 036903U JP 3690393 U JP3690393 U JP 3690393U JP H072933 U JPH072933 U JP H072933U
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photo diode
light
photodiode
lens
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学 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1.0μm〜1.6μmの発光波長の半導体
レ−ザは、従来Geホトダイオ−ドによって信頼性試験
されていた。Geホトダイオ−ドは受光面積が広いので
あるが、高温時の暗電流が大きいので、半導体レ−ザの
恒温槽と、ホトダイオ−ドの恒温槽を別にしなければな
らない。ために半導体レ−ザ信頼性試験装置が大きい容
積を必要としていた。より小さくて、より多くの半導体
レ−ザを同時に試験できる装置を提供する。 【構成】 受光素子としてInGaAsホトダイオ−ド
を用いる。これは高温でも暗電流は小さいので、半導体
レ−ザと同じ恒温槽に入れて、半導体レ−ザとホトダイ
オ−ドを近接させることができる。収納スペースを大幅
に節減でき、より多くの半導体レ−ザを同時に信頼性試
験することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光通信システムなどに用いられる半導体レ−ザの信頼性試験装置に 関する。光通信用の半導体レ−ザは波長が1.0〜1.6μmの程度であり、I nP系の半導体により構成される。信頼性試験というのは、長時間にわたる半導 体レ−ザの発光特性の変化を調べることである。試験すべき半導体レ−ザに駆動 電流を流して、一定温度の環境に置き、受光素子により光量をモニタする。
【0002】
【従来の技術】
従来の発光量測定のための素子はGeのホトダイオ−ドであった。これは比較 的広い面積の受光面を持つ受光素子であり、半導体レ−ザの光量の全体を受光す るのに適している。しかしGeホトダイオ−ドは暗電流が大きく温度特性が悪い という難点があった。
【0003】 図1によりGeホトダイオ−ドを用いた、従来例に係る半導体レ−ザの信頼性 試験装置の構成を説明する。二つの恒温槽1、2が用いられる。第1の恒温槽1 は試験すべき半導体レ−ザ11が複数個収納される。第2の恒温槽2は受光素子 として同数のGeホトダイオ−ド21が収納される。被試験体である半導体レ− ザ11の発光面と、ホトダイオ−ドの受光面とは、ファイバロッド3によって光 学的に結合されている。二つの恒温槽は、温度制御ユニット4によって個別に温 度制御されている。二つの恒温槽を用いるのは、半導体レ−ザとGeホトダイオ −ドを同じ温度環境下におくことができないからである。半導体レ−ザ11はレ −ザ用恒温槽の中で半導体レ−ザ用基板6に取り付けられる。これらは、半導体 レ−ザ制御ユニット5によって電流制御されている。Geホトダイオ−ド21は ホトダイオ−ド用恒温槽2の中にあり、ダイオ−ド用基板7に取り付けられてい る。これも半導体レ−ザ制御ユニット5に接続される。
【0004】 半導体レ−ザに電流を流すことにより、半導体レ−ザを発光させ、この光をフ ァイバロッド3を通してGeホトダイオ−ド21に導き光量をモニタする。光量 を一定にするように半導体レ−ザの駆動電流を調整するか、あるいは、電流を一 定にして光量を測定する。いずれかの方法で半導体レ−ザの長時間にわたる発光 特性の変化を調べることができる。
【0005】 一般に、半導体レ−ザの信頼性試験は、高温環境下で、半導体レ−ザを駆動し 、駆動電流を一定に保った場合の光出力の変化、あるいは光出力を一定に保つよ うにした時の駆動電流の変化を評価することによりなされている。前者をACC 試験(Automatic Current Control )という。後者をAPC試験(Automatic Po wer Control )という。高温にするのは劣化を早めて試験の期間を短縮するため である。ACC、APC、いずれの場合でも半導体レ−ザの光出力をモニタし、 数%以下の光出力変化を正確にモニタできるホトダイオ−ドが必要である。
【0006】 ホトダイオ−ドは光出力をモニタするのであるから、半導体レ−ザの出力光の 全部を受光しなければならない。半導体レ−ザのビ−ム径は出射面から離れるに 従い、拡がってゆく。広がり角がかなり大きいので、半導体レ−ザとホトダイオ −ドが離れるとビ−ム径が大きいものになる。ビ−ム径は、半導体レ−ザのFF P(遠視野像;Far Field Pattern )の広がり角と、半導体レ−ザチップ面から の距離の積に等しい。半導体レ−ザの光のビ−ム径を小さくするためには、ホト ダイオ−ドを半導体レ−ザに接近させれば良いはずである。しかし、半導体レ− ザもホトダイオ−ドもパッケ−ジに収容されており、両者を幾ら接近させても、 チップ間の距離が3mm程度にはなる。
【0007】 一般に半導体レ−ザのFFPは30°程度の場合が多い。半導体レ−ザの出射 面での広がりが0としても、3mm離れた地点での広がりが約3mmになる。も しも半導体レ−ザの出力の70%以上をホトダイオ−ドで受光しようとすると、 3mmの受光面積を持つホトダイオ−ドが要求される。
【0008】 次にホトダイオ−ドの問題について述べる。1.0〜1.6μmの発振波長の 半導体レ−ザの試験をするのであるから、この波長の光に対して充分な感度のあ るホトダイオ−ドを使用しなければならない。Geホトダイオ−ドはこの波長帯 の光に対して感度がある。また、広い受光面のホトダイオ−ドを作ることができ る。半導体レ−ザから出た全ての光を受光するには広い受光面を持つということ が一番重要である。このため、1.0〜1.6μmの半導体レ−ザの試験のため には、従来Geホトダイオ−ドのみが用いられた。これは受光面の直径が3〜1 0mmの大きいものが容易に製作でき、そのまま用いて(レンズを使わず)も、 半導体レ−ザの光を全て受光することができた。Geホトダイオ−ドは、広い受 光面を持つという点で他にない優れた特徴を持っている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、Geホトダイオ−ドは暗電流が大きい。また、暗電流の温度変 化も大きい。特に高温では、暗電流が著しく増加する。暗電流は、入射光に比例 する光電流と区別できないので、暗電流が大きいと、半導体レ−ザの光量変化を 正確にモニタできなくなる。例えば、受光径が3mmのGeホトダイオ−ドを、 半導体レ−ザの代表的な試験温度である85℃で使用すると、逆バイアス電圧が 1Vの時の暗電流が数mAにも達する。数mAといえば、半導体レ−ザからの入 射光による光電流と同じレベルである。これでは、ホトダイオ−ドの電流から半 導体レ−ザの光強度を求めることができない。つまりこのような高温下で、Ge ホトダイオ−ドを使用してはならないということである。暗電流を少なくするた めには、Geホトダイオ−ドは、室温または室温以下に冷却しながら用いる必要 がある。であるから、図1のホトダイオ−ド用恒温槽2の温度は室温かそれ以下 である。しかも、温度変動がないように温度を精密にコントロ−ルしなければな らない。
【0010】 ところが、半導体レ−ザの方は、試験時間を節約し、信頼性試験の結果を早く 出すために、加速試験をしなければならない。つまり温度を上げて悪条件下で試 験をする必要がある。このために70℃〜100℃に加熱した状態で半導体レ− ザの試験をする。例えば半導体レ−ザの温度を85℃に保って試験する。図1で 半導体レ−ザ用恒温槽1はこのような高温状態にある。
【0011】 恒温槽がふたつ必要な理由はここにある。半導体レ−ザは高温に、ホトダイオ −ドは低温にしなければならないからである。恒温槽が二つ必要であるから、こ れでコスト高になる。また半導体レ−ザとホトダイオ−ドの収容される恒温槽が 別々になるので、両者を結ぶためのファイバロッド3が要る。これは直径が5m m程度のファイバである。ファイバロッドは半導体レ−ザの数だけ必要である。 ファイバロッドのために信頼性試験装置のコストが上昇するという問題もある。
【0012】 もう一つの問題は、被試験体の収納個数、密度が低いということである。第1 の恒温槽には半導体レ−ザが2次元的に分布している。第2の恒温槽にはホトダ イオ−ドが2次元的に分布し、ファイバロッドも2次元的分布をしている。図1 で紙面に垂直な方向にも並べることができる。xz面方向の配列のピッチは20 mm〜30mmである。しかし、ファイバロッドで二つの恒温槽を接続しなけれ ばならないので、ファイバロッドの方向には、半導体レ−ザを重ねて配置するこ とができない。図1で下向きにX軸、横向きにY軸をとり、紙面に垂直な方向を Z軸とする。半導体レ−ザはX軸方向と、Z軸方向に並べることができる。X軸 方向の個数をM、Z軸方向の個数をNとすると、全部でMN個の半導体レ−ザの 信頼性試験を同時に実行することができる。これを増やすには、恒温槽のXZ壁 面の面積を広くすれば良い。しかしこれではY軸方向の容積が有効に利用されな い。Y軸方向には常に1列しか半導体レ−ザを設置することができない。ファイ バロッド3の長さは30〜50mmある。Y方向の、二つの恒温槽の端から端ま での長さは例えば500mm程度にもなる。試験体数は、恒温槽のXZ壁面積に よって制約される。大きい恒温槽を二つ使っても、一台の試験装置で試験できる 半導体レ−ザの数は少ない。
【0013】 本考案はこれらの従来技術の難点を克服し、コストを削減でき、試験体の密度 を高揚できるような半導体レ−ザ信頼性試験装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案の半導体レ−ザ信頼性試験装置は、InGaAsホトダイオ−ドを受光 素子として用い、InGaAsホトダイオ−ドは半導体レ−ザと同じ恒温槽に互 いに対向するように接近させて収容する。ホトダイオ−ドと半導体レ−ザを結合 するためのファイバロッドは用いない。代わりに半導体レ−ザの出射面とホトダ イオ−ドの受光面の間にレンズを入れると集光性が良くなる。しかしホトダイオ −ドの受光領域が広ければレンズを用いなくても良い。つまり本考案は、
【0015】 受光素子として、Geホトダイオ−ドではなく、InGaAsホトダイオ−ド を用いる。 ホトダイオ−ドは半導体レ−ザと同じ恒温槽内に接近して設ける。 ファイバロッドは用いない。 半導体レ−ザとホトダイオ−ドの間にレンズを入れるのが望ましい。 という特徴を備えている。
【0016】
【作用】
1.0〜1.6μmの波長の光に対して、感度のあるホトダイオ−ドとしては 、Geの他に、InGaAsのホトダイオ−ドもある。しかし従来InGaAs ホトダイオ−ドは、半導体レ−ザ信頼性試験のモニタ用には用いられなかった。 半導体レ−ザ信頼性試験用のホトダイオ−ドは広い受光面積を要し、この要求を 満たすことができるのは、Geホトダイオ−ドだけであった。InGaAsは混 晶であるし、欠陥のない広い面積の結晶を成長させることが難しいために、広い 受光面のホトダイオ−ドをつくることができなかった。
【0017】 しかし近年結晶成長技術が進歩し、InGaAsホトダイオ−ドでも、1〜3 mmの直径の受光面のものが製作できるようになってきた。3mm直径というと 、必要な最少受光面積にかろうじて達している。3mm直径のInGaAsホト ダイオ−ドを、半導体レ−ザ信頼性試験のモニタとして利用できる可能性が生じ た。Geの場合は、受光面の径を3〜10mmにすることができる。受光面の点 では、InGaAsはGeに及ばない。しかし受光面積が狭くても、半導体レ− ザに接近させれば、半導体レ−ザの光の大部分を受光できる。Geの場合は、異 なる恒温槽に入れるので、半導体レ−ザに接近させるということが不可能であっ た。InGaAsホトダイオ−ドの場合は、同一の恒温槽に入れることができる ので、半導体レ−ザにホトダイオ−ドを接近させて配置できる。受光面積が不足 する場合は、間にレンズを入れて集光するようにする。
【0018】 InGaAsのホトダイオ−ドの良い点は、暗電流が極めて小さいということ である。また暗電流の温度変化も小さい。半導体レ−ザ試験の標準的な温度であ る85℃において、逆バイアス1Vでの、InGaAsホトダイオ−ドの暗電流 は数百nAに過ぎない。Geホトダイオ−ド(数mA)の10-4程度である。暗 電流が光電流に対して充分に小さく、しかも温度による暗電流の変化が小さいの で、InGaAsホトダイオ−ドは、半導体レ−ザと同じ恒温槽に入れることが できる。同じ恒温槽に入れるので、半導体レ−ザとホトダイオ−ドを接近対向さ せることができる。恒温槽は一つで済む。また、ファイバロッドは不要になる。 これだけでもコストを削減する上で効果がある。
【0019】 しかし本考案の利点はそれだけではない。半導体レ−ザとホトダイオ−ドを対 にして、短い空間に収容できるので、軸方向に幾つものホトダイオ−ドと半導体 レ−ザの対を並べることができる。つまり配置が3次元的になり、同じ容積の恒 温槽でも、収容できる半導体レ−ザとホトダイオ−ドの数が何倍にもなる。同時 試験可能な試験体の数を増やすことができる。信頼性試験そのもののコストを低 減することができる。
【0020】
【実施例】
図2、図3によって本考案の実施例に係る半導体レ−ザ信頼性試験装置を説明 する。図2に示すように、この試験装置は一つの恒温槽1を持つ。恒温槽1は温 度制御ユニット4により、半導体レ−ザの試験温度に保持される。例えば、50 ℃〜100℃の範囲のある値に保たれる。恒温槽1の中には、複数の半導体レ− ザ11が半導体レ−ザ用基板6に取り付けられて配置される。これと同数のIn GaAsホトダイオ−ド21が受光素子用基板7に取り付けられ、半導体レ−ザ と接近対向して設けられる。InGaAsホトダイオ−ドは高温でも暗電流が小 さいので恒温槽に一緒に入れることができる。
【0021】 半導体レ−ザ11の発光面と、InGaAsホトダイオ−ド21の受光面が対 向しているが。この間にはレンズホルダ8によって支持されるレンズ9が設けら れる。半導体レ−ザの光がレンズによって集光されてホトダイオ−ドの受光面に 入る。半導体レ−ザ制御ユニット5は、半導体レ−ザに電流を流し、ホトダイオ −ドの光電流を検出する。ACC試験の場合は、半導体レ−ザの駆動電流を一定 にして、ホトダイオ−ドの電流つまり光量を測定することにより信頼性試験を行 う。APC試験の場合は、ホトダイオ−ド電流を一定にするように駆動電流を調 整し、駆動電流の変化を見ることにより信頼性試験を行う。
【0022】 半導体レ−ザとホトダイオ−ドの組みが対向接近して設けられるので、これら が並ぶ面(XZ面)と垂直な方向(軸方向)にも幾つかの組みを並べることがで きる。ここに図示したものであれば、軸方向に3組みの半導体レ−ザ・ホトダイ オ−ドが並べられている。一対の半導体レ−ザ、基板、レンズ、ホトダイオ−ド 、基板の組みでy方向の長さは約100mm程度である。図1のものがY方向に は500mm必要としたのに比較して、極めて高密度に配置できるということを 意味している。
【0023】 X軸方向の数をM、Z軸方向の数をNとし、Y軸方向の数をSとすると、半導 体レ−ザ・ホトダイオ−ドの対の数が、MNSとなる。図1のものはMNにしか ならない。本考案は同じ広さのXZ面を持つ恒温槽であっても、Y方向にも素子 対を収容できるので、試験体の数をS倍に増やすことができる。
【0024】 図3は一対の半導体レ−ザ・ホトダイオ−ドの拡大図である。半導体レ−ザも 、ホトダイオ−ドもパッケ−ジの中に封止されるので、チップ同士はあまり接近 させることができない。InGaAsホトダイオ−ドの受光面は狭くて充分に半 導体レ−ザの光を捕集できないので、レンズで集光している。
【0025】 一例を述べる。恒温槽の温度は85℃に設定する。これは半導体レ−ザ信頼性 試験の標準的な温度である。InGaAsホトダイオ−ドの受光面の直径は2m mである。球レンズ9は、直径6mmのTaF−3レンズである。ホトダイオ− ドのモニタ電流を検出し、半導体レ−ザの光出力が5mWになるように、半導体 レ−ザの駆動電流を制御する。そしてある時間毎に、半導体レ−ザの駆動電流を 測定する。半導体レ−ザの出射面とレンズ間距離L1 と、レンズとホトダイオ− ド受光面距離L2 の最適値は、ホトダイオ−ドの受光径と、レンズの屈折率、曲 率半径により異なる。L1 =1〜5mm、L2 =1〜10mmとすることにより 、半導体レ−ザの光の70%以上を、ホトダイオ−ドに入射することが出来る。
【0026】 例えば、L1 =2.0mm、L2 =3.5mmとすると、軸ずれのない場合、 結合効率が80%になる。これは試験のためには充分な比率である。また半導体 レ−ザに対してホトダイオ−ドの軸ずれのある場合に結合効率の低下がどれほど になるかを調べた。結果を図4に示す。横軸は軸ずれ量(mm)である。縦軸は 結合効率である。軸ずれが0.5mmまでの範囲であれば、半導体レ−ザとホト ダイオ−ドの結合効率が80%程度を維持することが出来る。これはレンズで集 光しているからである。もしもレンズがないと、もっと結合効率が低くなるし、 また軸ずれに対する余裕も少なくなる。図4はホトダイオ−ドの受光径が2mm の場合である。これがもしも3mmであると、もっと結合効率も高くなり、軸ず れに対する余裕も増える。
【0027】 図5、図6は他の実施例を示す。これの一つの恒温槽1の中に、半導体レ−ザ 11と、ホトダイオ−ド21の対を、レンズ9を介し対向するように配置してい る。レンズはここでは球レンズではない凸レンズになっている(非球レンズ)。 恒温槽1の温度は60℃である。InGaAsホトダイオ−ドの受光径は1mm である。ここでは半導体レ−ザの駆動電流が50mAで一定になるようにしてい る。ある一定の時間ごとにホトダイオ−ドのモニタ電流を検出し、半導体レ−ザ の光出力を観測する。この実施例においても、半導体レ−ザ・ホトダイオ−ドの 対は3次元的に配置され、同一の恒温槽でより多くの半導体レ−ザ信頼性試験を 行うことができる。この例ではy軸方向に3列になっているから、図1の装置に 比較して3倍の収容能力を持つ。恒温槽が一つで、ファイバが不要であるから、 装置のコストを低減できる。
【0028】 レンズとしては、球レンズ、非球レンズの他に、セルフォックレンズをも用い ることができる。レンズの使用は本考案の要件ではない。
【0029】 本考案は半導体レ−ザとホトダイオ−ドの間にレンズを用いない事も可能であ る。この場合は恒温槽をより小さくできるし、恒温槽内部の構造もより簡単にな る。図7はレンズのない場合の本考案の実施例を示す拡大図である。全体図は省 略した。図2や図5のように、半導体レ−ザとホトダイオ−ドの対が三次元的に 配置されている。間にレンズがないので、両者をぴったりと接触させることがで きる。InGaAsホトダイオ−ドの受光面積が広ければ(径が3mm程度)こ のような簡単な構造が適する。
【0030】
【考案の効果】
本考案の半導体レ−ザ信頼性試験装置は、受光素子としてGeホトダイオ−ド ではなく、InGaAsホトダイオ−ドを用いるので、ホトダイオ−ドを半導体 レ−ザと同じ恒温槽内に設けることができる。半導体レ−ザとホトダイオ−ドの 対を、軸方向にも並べることができるようになり、半導体レ−ザとホトダイオ− ドの収納密度を大幅に高揚することができる。一つの装置で同時に試験すること のできる半導体レ−ザの個数を増やすことができるので、信頼性試験のコストを 下げることができる。また恒温槽が一つでよく、ファイバロッドも不要であるか ら装置コストも削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例に係る半導体レ−ザ信頼性試験装置の概
略断面図。
【図2】本考案の実施例に係る半導体レ−ザ信頼性試験
装置の概略断面図。
【図3】図2の内、半導体レ−ザとホトダイオ−ドの対
の拡大断面図。
【図4】本考案の実施例において半導体レ−ザに対して
ホトダイオ−ドが軸ずれしている場合の、結合効率の変
化を示すグラフ。
【図5】本考案の第2の実施例に係る半導体レ−ザ信頼
性試験装置の概略断面図。
【図6】図5の内、半導体レ−ザとホトダイオ−ドの対
の部分の拡大断面図。
【図7】本考案の第3の実施例に係る半導体レ−ザ信頼
性試験装置の半導体レ−ザ・ホトダイオ−ドの対の部分
の拡大断面図。
【符号の説明】
1 恒温槽 2 恒温槽 3 ファイバロッド 4 温度制御ユニット 5 半導体レ−ザ制御ユニット 6 半導体レ−ザ用基板 7 受光素子用基板 8 レンズホルダ 9 レンズ 11 半導体レ−ザ 21 ホトダイオ−ド

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長が1.0μm〜1.6μmの光を発
    生する半導体レ−ザの信頼性を試験するための装置であ
    って、試験すべき半導体レ−ザを収容すべき恒温槽と、
    同じ恒温槽の中に、半導体レ−ザと対向して設けられる
    InGaAsホトダイオ−ドと、恒温槽の温度を一定に
    保持するための温度制御装置と、半導体レ−ザに駆動電
    流を流す装置と、ホトダイオ−ドの光電流を監視する装
    置を含み、半導体レ−ザで発生した光をInGaAsホ
    トダイオ−ドに入射させ、半導体レ−ザの発光強度ある
    いは半導体レ−ザの駆動電流を監視するようにした事を
    特徴とする半導体レ−ザ信頼性試験装置。
  2. 【請求項2】 波長が1.0μm〜1.6μmの光を発
    生する半導体レ−ザの信頼性を試験するための装置であ
    って、試験すべき半導体レ−ザを収容すべき恒温槽と、
    同じ恒温槽の中に、半導体レ−ザと対向して設けられる
    InGaAsホトダイオ−ドと、半導体レ−ザの光の出
    射面とInGaAsホトダイオ−ドの受光面の間に設け
    られるレンズと、恒温槽の温度を一定に保持するための
    温度制御装置と、半導体レ−ザに駆動電流を流す装置
    と、ホトダイオ−ドの光電流を監視する装置を含み、半
    導体レ−ザで発生した光をレンズで集光して、InGa
    Asホトダイオ−ドに入射させ、半導体レ−ザの発光強
    度あるいは半導体レ−ザの駆動電流を監視するようにし
    た事を特徴とする半導体レ−ザ信頼性試験装置。
  3. 【請求項3】 波長が1.0μm〜1.6μmの光を発
    生する半導体レ−ザの信頼性を試験するための装置であ
    って、試験すべき半導体レ−ザを収容すべき恒温槽と、
    同じ恒温槽の中に、半導体レ−ザと対向して設けられる
    InGaAsホトダイオ−ドと、半導体レ−ザの光の出
    射面とInGaAsホトダイオ−ドの受光面の間に設け
    られるレンズと、恒温槽の温度を一定に保持するための
    温度制御装置と、半導体レ−ザに駆動電流を流す装置
    と、ホトダイオ−ドの光電流を監視する装置を含み、半
    導体レ−ザとホトダイオ−ドは基板上に二次元的に配置
    され、レンズはレンズホルダにより二次元的に配置さ
    れ、これらの二次元配置した半導体レ−ザ・ホトダイオ
    −ド・レンズの集合が、基板面と垂直な方向に複数個配
    置されており、ホトダイオ−ドは半導体レ−ザで発生し
    た光をレンズで集光して、InGaAsホトダイオ−ド
    に入射させ、半導体レ−ザの発光強度あるいは半導体レ
    −ザの駆動電流を監視するようにした事を特徴とする半
    導体レ−ザ信頼性試験装置。
  4. 【請求項4】 波長が1.0μm〜1.6μmの光を発
    生する半導体レ−ザの信頼性を試験するための装置であ
    って、試験すべき半導体レ−ザを収容すべき恒温槽と、
    同じ恒温槽の中に、半導体レ−ザと対向して設けられる
    InGaAsホトダイオ−ドと、恒温槽の温度を一定に
    保持するための温度制御装置と、半導体レ−ザに駆動電
    流を流す装置と、ホトダイオ−ドの光電流を監視する装
    置を含み、半導体レ−ザとホトダイオ−ドは基板上に二
    次元的に配置され、これらの二次元配置した半導体レ−
    ザ・ホトダイオ−ドの集合が、基板面と垂直な方向に複
    数個配置されており、半導体レ−ザで発生した光をIn
    GaAsホトダイオ−ドに入射させ、半導体レ−ザの発
    光強度あるいは半導体レ−ザの駆動電流を監視するよう
    にした事を特徴とする半導体レ−ザ信頼性試験装置。
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