JPH0729316A - データ記録再生装置 - Google Patents

データ記録再生装置

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Publication number
JPH0729316A
JPH0729316A JP17397993A JP17397993A JPH0729316A JP H0729316 A JPH0729316 A JP H0729316A JP 17397993 A JP17397993 A JP 17397993A JP 17397993 A JP17397993 A JP 17397993A JP H0729316 A JPH0729316 A JP H0729316A
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JP
Japan
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signal
data
ambient temperature
circuit
window signal
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JP17397993A
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English (en)
Inventor
Takeo Iwai
丈夫 岩井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ディスク装置に関し、周辺温度に起因す
る再生データ信号の位相マージンのずれを補正して、デ
ータ再生エラーの発生率を低減させることにより、デー
タ再生の安定性を向上させる。 【構成】 磁気ディスク装置から読みだされた再生デー
タ信号を弁別してデータ信号を復元するデータ弁別回路
において、マイコンは温度センサから出力される装置の
周辺温度に応じてDATA SS信号3のパルス幅を設定する
ことにより、DLYDATA信号5の立上りエッジ9が常に弁
別ウィンドウTW8の中心に位置するように調整する。
これにより、再生データ信号の位相マージンの中心位置
のずれを補正し、データ再生エラーの発生率を低減させ
ることでデータ再生の安定性を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ記録再生装置に係
り、特に記録されたデータ信号を再現するデータ記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ記録再生装置の一種である
磁気ディスク装置では、例えば特開平2−12670号
公報に記載されているように、再生信号周波数の変化に
応じて、磁気ディスク装置のデータ弁別回路がVARIABLE
FREQUENCY OSCILATOR回路(以下、VFO回路と略す)
のフェーズロック範囲を変化させることによって、安定
なフェーズロック動作を行っている。
【0003】図6は、従来の磁気ディスク装置の一例に
よる再生データ信号を示す図である。同図中、磁気ディ
スク表面から、磁化反転に対応するPEAK DETECT信号1
が再生されてデータ弁別回路(図示なし)に入力され
る。データ弁別回路内では、PEAK DETECT信号1からRA
W DATA信号2が生成され、さらにRAW DATA信号2の立上
りから時間t2 から一定のパルス幅ts を有するDATA
SS信号3が生成される。データ弁別回路内のVFO回路
(図示なし)は、入力されたDATA SS信号3からVCO
(可変クロック)信号4を生成する。このとき、DATA
SS信号3の立上りエッジ6と、VCO信号4の立下りエ
ッジ7の位相が一致するように、同期調整されている。
また、RAW DATA信号2を所要時間t3 だけ遅延させて得
られるDLYDATA信号5の立上りエッジ9は、VCO信号
4のデータ弁別ウィンドウTW8の中心に位置するよう
に、あらかじめその遅延時間の調整が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデータ記録再生装置の一種である磁気ディスク装置
においては、装置が実際に稼働しているときの周辺温度
が設計時に想定した標準温度と異なったとき、データ弁
別時の位相マージンの中心がずれてしまう、すなわち、
DLY DATA信号5の立上りエッジ9がVCO信号4のデー
タ弁別ウィンドウTW8の中心に位置しなくなり、デー
タ再生エラーの発生率が高くなってしまうという問題点
があった。
【0005】特に小型の磁気ディスク装置では、消費電
力の低減を図るために、データ弁別回路を構成する素子
として周辺温度による遅延時間の変動の幅が比較的大き
いCMOS LSIを使用している。したがって、磁気ディスク
装置の高記録密度化およびデータ転送レートの高速化に
伴ってデータ弁別回路におけるデータ弁別ウィンドウが
狭くなると、装置の周辺温度の標準温度からのずれに起
因する上記遅延時間の変動によって、データ弁別時の位
相マージンの中心位置のずれが発生し、磁気ディスクか
らのデータ再生エラーの発生率が高くなってしまうとい
う問題点があった。
【0006】したがって本発明の目的は、上記の問題点
を解決して、周辺温度に起因する再生データ信号の位相
マージンのずれを補正して、データ再生エラーの発生率
を低減させることにより、データ再生の安定性を向上さ
せたデータ記録再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のデータ記録再生装置は、再生データ信号か
ら弁別ウィンドウ信号を生成する弁別ウィンドウ信号生
成回路と、前記弁別ウィンドウ信号を用いて再生データ
信号を弁別するデータ弁別論理回路とを具備するデータ
記録再生装置において、装置本体の周辺温度を検出する
周辺温度検出手段と、前記周辺温度が変化しても常に前
記再生データ信号に対する前記弁別ウィンドウ信号の中
心位置が一定になるように、検出された前記周辺温度に
応じて前記弁別ウィンドウ信号を制御する弁別ウィンド
ウ信号補正手段とを具備する構成としたものである。
【0008】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0009】本発明のデータ記録再生装置では、再生デ
ータ信号から弁別ウィンドウ信号を生成する弁別ウィン
ドウ信号生成回路と、前記弁別ウィンドウ信号を用いて
再生データ信号を弁別するデータ弁別論理回路とを具備
するデータ記録再生装置において、装置本体の周辺温度
を検出する周辺温度検出手段と、前記周辺温度が変化し
ても常に前記再生データ信号に対する前記弁別ウィンド
ウ信号の中心位置が一定になるように、検出された前記
周辺温度に応じて前記弁別ウィンドウ信号を制御する弁
別ウィンドウ信号補正手段とを具備する構成とした。
【0010】この構成によると、設計時に決めた周辺温
度(標準温度、例えば常温)と装置稼働時の実際の周辺
温度との相違による弁別ウィンドウ信号生成回路(VC
O回路)の構成素子の特性の変化に対応して弁別ウィン
ドウ信号の発生タイミングが変化し、再生データ信号に
対する弁別ウィンドウ信号の位相マージンの中心位置が
ずれようとしたとき、再生データ信号が常に弁別ウィン
ドウ信号の中心位置となるように、この位相ずれを補正
して弁別ウィンドウ信号幅の調整を行う。これにより、
データ再生エラーの発生率を低減させることでデータ再
生の安定性を向上させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のデータ記録再生装置の一種で
ある磁気ディスク装置の一実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0012】図1は、本発明の磁気ディスク装置の一実
施例におけるデータ再生部の全体構成を示す図である。
同図中、10はREADプリアンプ、11はAGCアン
プ、12はLPF(ローパスフィルタ)、13は読出し
波形ピーク検出器、14はデータ弁別回路、15はRL
L→NRZ符号変換器、16はVFO回路である。
【0013】図1において、磁気ディスクより読出され
たデータは、READプリアンプ10を通過して増幅さ
れた後、AGCアンプ11によって一定の振幅を有する
読出し波形に変換される。そして読み出し波形は、LP
F12および読出し波形ピーク検出器13によってPEAK
DETECT信号1に変換される。データ弁別回路14は、
入力されたPEAK DETECT信号1からVCO信号4および
DLY DATA信号5を生成する。RLL(例えば1−7符
号)→NRZ符号変換器15は、入力されたVCO信号
4およびDLY DATA信号5から最終的なデータ信号である
READ DATA信号およびREAD CLOCK信号を生成する。
【0014】図2は、図1におけるデータ弁別回路14
内のVFO回路16を詳細に示す図である。同図中、1
7は可変型ワンショットパルス回路、18は位相比較
器、19は位相電流変換器、20はVCO信号生成回路
(電圧制御発振器)、21は周辺温度検出手段である温
度センサ、22は弁別ウィンドウ信号補正手段であるマ
イコンである。
【0015】図2において、マイコン22は温度センサ
21から出力される装置の周辺温度を取り込んで、周辺
温度と設計時の標準温度との相対温度差に応じて可変型
ワンショツトパルス回路17を制御する。これにより、
可変型ワンショツトパルス回路17から出力されるDATA
SS信号3のパルス幅を相対温度差に応じて変化させ
る。位相比較器18,位相電流変換器19,VCO信号
生成回路20は、DATASS信号3後縁エッジ6とVCO信
号4の立下りエッジ7の位相が一致するようにVCO信
号4を生成する。
【0016】図3および図4は、本発明のディスク装置
の一実施例の効果を示す図であり、図3は高温時におけ
る効果を、図4は低温時における効果を、それぞれ示
す。なお、周辺温度が標準温度に等しいときは、図6と
同じ結果となる。また、Δt,Δt′,Δt″の値は常
に正であるものとする。
【0017】図3(a)は高温時に信号の補正を行わな
い場合(すなわち従来の場合)の各信号を示しており、
この場合にはデータ弁別回路を構成する例えばCMOS
回路のゲート遅延時間が長くなるため、ゲート段数の差
により、DLY DATA信号5の立上りエッジ9が弁別ウィン
ドウTW8の中心位置から、Δt′=(t′2−t2)−
(t′3−t3)だけ前方にずれてしまう。そこで、図3
(b)のように、DATASS信号3のパルス幅ts′が(t
s−Δt′)に等しくなるように信号を補正することに
より、DLY DATA信号5の立上りエッジ9が弁別ウィンド
ウTW8の中心に位置するように調整することができ
る。
【0018】図4(a)は低温時に信号の補正を行わな
い場合(すなわち従来の場合)の各信号を示しており、
この場合にはゲート遅延時間が短くなるため、ゲート段
数の差により、DLY DATA信号5の立上りエッジ9が弁別
ウィンドウTW8の中心位置から、Δt″=(t″2
2)−(t″3−t3)だけ後方にずれてしまう。そこ
で、図4(b)のように、DATA SS信号3のパルス幅t
s″が(ts+Δt″)と等しくなるように信号を補正
することにより、DLY DATA信号5の立上りエッジ9が弁
別ウィンドウTW8の中心に位置するように調整するこ
とができる。
【0019】図5は、本発明の磁気ディスク装置におけ
る信号補正の処理フローを示す図である。同図中、ステ
ップ101で磁気ディスクの読み出し動作が行われてい
ないときに信号の補正が行われる。すなわち、ステップ
102において、図2中の温度センサ21によって検出
される周辺温度に応じて、マイコン22がDATA SS信号
3のパルス幅を決定する。そして、周辺温度が標準温度
より高いときには、ステップ103でDATA SS信号3の
パルス幅に対して、ts−Δt′をセットする。また、
周辺温度が標準温度より高いときには、ステップ104
でDATA SS信号3のパルス幅に対して、ts+Δt″を
セットする。また、周辺温度が標準温度に一致するとき
には、ステップ105でDATA SS信号3のパルス幅に対
して、tsをセットする。なお、tsは周辺温度が標準
温度に一致するときのDATA SS信号3の基準パルス幅で
ある。また、ts,ts−Δt′,ts+Δt″の値
は、あらかじめ各周辺温度において位相マージンが最大
となるように決定し、マイコン22に記憶させておく。
【0020】以上のように本実施例によれば、ディスク
装置の周辺温度を検出する温度センサ21と、検出され
た周辺温度に応じてVCO信号を制御するマイコン22
によって、標準温度と実際の周辺温度との相違に起因す
る再生データ信号に対するVCO信号の位相マージンの
中心位置の位相ずれを補正してVCO信号幅の調整を行
う。これにより、データ再生エラーの発生率を低減させ
ることでデータ再生の安定性を向上させることができ
る。
【0021】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明のデ
ィスク装置によれば、再生データ信号から弁別ウィンド
ウ信号を生成する弁別ウィンドウ信号生成回路と、前記
弁別ウィンドウ信号を用いて再生データ信号を弁別する
データ弁別論理回路とを具備するデータ記録再生装置に
おいて、装置本体の周辺温度を検出する周辺温度検出手
段と、前記周辺温度が変化しても常に前記再生データ信
号に対する前記弁別ウィンドウ信号の中心位置が一定に
なるように、検出された前記周辺温度に応じて前記弁別
ウィンドウ信号を制御する弁別ウィンドウ信号補正手段
とを具備する構成とした。
【0022】この構成によると、設計時に決めた周辺温
度(標準温度、例えば常温)と装置稼働時の実際の周辺
温度との相違による弁別ウィンドウ信号生成回路(VC
O回路)の構成素子の特性の変化に対応して弁別ウィン
ドウ信号の発生タイミングが変化し、再生データ信号に
対する弁別ウィンドウ信号の位相マージンの中心位置が
ずれようとしたとき、再生データ信号が常に弁別ウィン
ドウ信号の中心位置となるように、この位相ずれを補正
して弁別ウィンドウ信号幅の調整を行う。これにより、
データ再生エラーの発生率を低減させることでデータ再
生の安定性を向上させることができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ディスク装置の一実施例における
データ再生部の全体構成を示す図である。
【図2】図1におけるデータ弁別回路内のVFO回路を
詳細に示す図である。
【図3】本発明のディスク装置の一実施例の高温時にお
ける効果を示す図である。
【図4】本発明のディスク装置の一実施例の低温時にお
ける効果を示す図である。
【図5】本発明の磁気ディスク装置における信号補正の
処理フローを示す図である。
【図6】従来の磁気ディスク装置の一例による再生デー
タ信号を示す図である。
【符号の説明】
3 DATA SS信号 4 VCO(可変クロック)信号 5 DLY DATA信号 10 READプリアンプ 11 AGCアンプ 12 LPF(ローパスフィルタ) 13 ピーク検出器 14 データ弁別回路 15 RLL→NRZ変換器 16 VFO回路 17 可変型ワンショットパルス回路 18 位相比較器 19 位相−電流変換器 20 VCO信号生成回路(電圧制御発振器) 21 温度センサ 22 マイコン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生データ信号から弁別ウィンドウ信号
    を生成する弁別ウィンドウ信号生成回路と、 前記弁別ウィンドウ信号を用いて再生データ信号を弁別
    するデータ弁別論理回路とを具備するデータ記録再生装
    置において、 装置本体の周辺温度を検出する周辺温度検出手段と、 前記周辺温度が変化しても常に前記再生データ信号に対
    する前記弁別ウィンドウ信号の中心位置が一定になるよ
    うに、検出された前記周辺温度に応じて前記弁別ウィン
    ドウ信号を制御する弁別ウィンドウ信号補正手段とを具
    備する構成としたことを特徴とするデータ記録再生装
    置。
JP17397993A 1993-07-14 1993-07-14 データ記録再生装置 Pending JPH0729316A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17397993A JPH0729316A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 データ記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17397993A JPH0729316A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 データ記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0729316A true JPH0729316A (ja) 1995-01-31

Family

ID=15970563

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17397993A Pending JPH0729316A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 データ記録再生装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0729316A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5941355A (en) * 1996-12-25 1999-08-24 Koyo Seiko Co., Ltd. One-way clutch

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5941355A (en) * 1996-12-25 1999-08-24 Koyo Seiko Co., Ltd. One-way clutch

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