JPH07293004A - 身障者のための自立ハウス - Google Patents

身障者のための自立ハウス

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JPH07293004A
JPH07293004A JP6082794A JP8279494A JPH07293004A JP H07293004 A JPH07293004 A JP H07293004A JP 6082794 A JP6082794 A JP 6082794A JP 8279494 A JP8279494 A JP 8279494A JP H07293004 A JPH07293004 A JP H07293004A
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unit
toilet
bathroom
self
living
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Michihiro Sasaki
通博 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 身障者が家族等の手助けを受けながら自立の
ための訓練に適する部屋を確保できるものであり、しか
も無駄なスペースを取ることなく、また、ユニットによ
る組立てで簡単かつ安価に施工できる。 【構成】 浴室・便所・洗面ユニット1とリビング・ダ
イニングユニット2と寝室ユニット3とからなり、これ
ら各ユニットはそれぞれの開口11を併合させて、かつ開
口床面に段差を設けずに連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、身障者のための自立ハ
ウスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】健常者が何等かの理由で、身体の一部に
障害が発生し、四肢の一部が不自由になった場合に、家
族等の助けを借りながら一人で生活が出来るようになる
ための場所が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、このような身障
者の自立のためのルームを家の中に設けることが行われ
ているが、健常者が生活している家の中には段差や障害
物が多く、これらを身障者用に合わせて改造することは
非常な手数と費用を要するものである。また、改造後の
設備は健常者にとっても決して使い易いものとは言えな
い。
【0004】そこで、身障者の自立のために特別なルー
ムもしくはハウスを敷地内等に建てることが検討される
が、従来、それに相応しいプレハブ等の建築設備は存在
していなかった。
【0005】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、身障者が家族等の手助けを受けながら自立のための
訓練に適する部屋を確保できるものであり、しかも無駄
なスペースを取ることなく、また、簡単かつ安価に施工
できる身障者のための自立ハウスを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に浴室・便所・洗面ユニットとリビング
・ダイニングユニットと寝室ユニットとからなり、これ
ら各ユニットはそれぞれの開口を併合させて、かつ開口
床面に段差を設けずに連結したこと、第2にリビング・
ダイニングユニットには出入口用扉を設け、このリビン
グ・ダイニングユニットを中央に浴室・便所・洗面ユニ
ットと寝室ユニットとをその左右に配置したこと、第3
に浴室・便所・洗面ユニットの便座を別置きの蓋と交換
可能とし、この蓋で閉塞した便器上も浴室洗い場の一部
とすること、第4に各ユニットは天井パネル・壁パネル
・床パネルによるボックスタイプのものであり、パネル
相互の接合部では上下に突出する接合用フランジを形成
し、この接合用フランジ同士をボルトで締結することで
ユニット相互を結合することを要旨とするものである。
【0007】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、各ユニットを
組み合わせて組立てるので、このユニットを工場製作品
とすれば、施工現場では簡単かつ短時間で組立てること
ができる。また、完成したハウスは浴室・便所・洗面の
区画、リビング・ダイニングの区画、および寝室の区画
の生活に必要な区画の最低限を備え、これらのユニット
で形成される区画は開口を介して床面に段差を設けずに
連結されるので、車椅子等でも自由に行き来できる。
【0008】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、外部との出入りは中央に配置したリビング・
ダイニングユニットの出入口用扉を介して行い、その隣
に寝室が、また、反対側の隣に浴室・便所・洗面所が位
置して、出入口用扉を開けても外部からは直接これらが
覗けないような配置が採用でき、また、一番多くの時間
を過ごすリビング・ダイニングと寝室とが隣合わせとな
り使い勝手のよいものとなる。
【0009】請求項3記載の本発明によれば、浴室は洋
バスを主体とするが、便器上も浴室洗い場の一部とする
ことで、浴槽内でも洗い場でも体を洗うことができる。
これにより、日本人にはあまり好まれていない浴槽内で
の身体洗いが避けられ、また、入浴剤を楽しみながらの
入浴等ができる。
【0010】請求項4記載の本発明によれば、各ユニッ
ト接合用フランジ同士をボルトで締結することで相互を
簡単に結合することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について詳細に
説明する。図1は本発明の身障者のための自立ハウスの
1実施例を示す平面図、図2は図1のA−A′線矢視
図、図3は同上B−B′線矢視図、図4は同上C−C′
線矢視図である。
【0012】本発明は、浴室・便所・洗面ユニット1と
リビング・ダイニングユニット2と寝室ユニット3とか
らなる。
【0013】図7、図8に各ユニットの構造の一例を示
すと、天井パネル4と壁パネル5と床パネル6とを組合
せてなるボックスタイプのものであり、これら天井パネ
ル4・壁パネル5・床パネル6はプレキャストコンクリ
ート製のものでもよいが、本実施例ではスタイロフォー
ム等の断熱材7を内部に挟み込んだ木質系合板8を使用
し、これを枠材9に取り付けてボックスに組立てた。
【0014】そして、枠材9はその一部が上方もしくは
下方に突出し、この突出部が接合用フランジ9aとして
構成される。
【0015】また、天井パネル4や壁パネル5は室内側
の木質系合板8の表面をビニルクロス貼とし、壁パネル
5は屋外側の木質系合板8の表面をカラー鉄板張とし
た。
【0016】床パネル6の床面はリビング・ダイニング
ユニット2と寝室ユニット3ではカーペットタイル貼、
浴室・便所・洗面ユニット1の洗面所部分では長尺塩ビ
シート貼とする。これらはカーペットタイルをビニタイ
ル、じゅうたん、フローリング等に変更することも可能
であり、また、長尺塩ビシートをタイル等に変更するこ
とも可能である。
【0017】各浴室・便所・洗面ユニット1とリビング
・ダイニングユニット2と寝室ユニット3は、必要に応
じてそれぞれ窓10を設け、また、通行可能な開口11を形
成する。本実施例はリビング・ダイニングユニット2を
中央に、寝室ユニット3と浴室・便所・洗面ユニット1
とをそれぞれ左右に配置すべく、リビング・ダイニング
ユニット2は左右に前記開口11を形成し、寝室ユニット
3と浴室・便所・洗面ユニット1とはこのリビング・ダ
イニングユニット2の開口11に見合う開口11を有するも
のである。
【0018】さらに、リビング・ダイニングユニット2
に出入口用扉29を設ける。
【0019】さらに、各ユニット内の家具等について説
明すると、寝室ユニット3はベット12、テーブル13、タ
ンス、クローク等の収納用キャビネット14等が造り付け
で、または運び入れで置けるようになる。
【0020】リビング・ダイニングユニット2では食卓
15、キッチン16、冷蔵庫25等が配設される。なお、前記
テーブル13や食卓15は折り畳みタイプが望ましい。
【0021】浴室・便所・洗面ユニット1では、浴槽17
と便器18、および洗面台19が配置されるが、本実施例で
は浴槽17の外の浴室洗い場20は便器18の便座21の高さと
し、この便座21を取り外しできるようにして別置きの蓋
(図示せず)と交換可能とし、この蓋で閉塞した便器18
上も前記浴室洗い場20の一部とするようにした。
【0022】さらに、便座21や蓋をしない状態で便器18
内に浴室洗い場20からの排水を流し、処理させるような
ことも考えられる。
【0023】便器18の脇には固定的な手摺22や先端にキ
ャスター23a付きの可動手摺23を設けるものとし、ま
た、洗面台19がある洗面所に浴室洗い場20から水が流れ
込まないように止水縁24を形成する。
【0024】図11〜図13に示すように、各ユニットは内
装や家具等を完備していない状態で、トラック等で現地
に搬入され、基礎26上にそれぞれの開口11を併合させ
て、かつ開口11の床面に段差を設けずに載置する。そし
て、接合用フランジ9a同士をボルト27で締結してユニ
ット相互を結合する。
【0025】また、上には長尺カラー鋼板による重ね折
版葺で屋根28を構成し、リビング・ダイニングユニット
2と寝室ユニット3では床パネル6の床面にカーペット
タイル貼を行ったり、(これは工場製作時にすでにセッ
トすることも可能)、設備、配線、配管を接続してハウ
スを完成させる。
【0026】前記リビング・ダイニングユニット2の出
入口用扉29の前には車椅子で出入り可能なように斜路30
を設ける。
【0027】リビング・ダイニングユニット2内は簡単
な調理と食事ができ、趣味の手芸や絵画等なんでもここ
でこなせる部屋であり、寝室ユニット3と浴室・便所・
洗面ユニット1とは開口11を介して行き来できるが、床
面に段差を設けずに連結してあるので車椅子等でも自由
に行動できる。
【0028】以上の実施例では浴室・便所・洗面ユニッ
ト1とリビング・ダイニングユニット2と寝室ユニット
3の3ユニットからなるものとしたが、これ以外のユニ
ットを付加して部屋数を増やすことも可能であり、さら
に、屋根や内装等も前記実施例に限定されず、種々の変
形例が適用できる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明の身障者のため
の自立ハウスは、身障者が家族等の手助けを受けながら
自立のための訓練に適する部屋を確保できるものであ
り、しかも無駄なスペースを取ることなく、また、ユニ
ットによる組立てで簡単かつ安価に施工できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の身障者のための自立ハウスの1実施例
を示す平面図である。
【図2】図1のA−A′線矢視図である。
【図3】図1のB−B′線矢視図である。
【図4】図1のC−C′線矢視図である。
【図5】本発明の身障者のための自立ハウスの1実施例
を示す平面図である。
【図6】本発明の身障者のための自立ハウスの1実施例
を示す側面図である。
【図7】本発明の身障者のための自立ハウスの1実施例
を示す要部の縦断側面図である。
【図8】本発明の身障者のための自立ハウスの1実施例
を示す接続部分の縦断正面図である。
【図9】浴室・便所・洗面ユニットの平面図である。
【図10】便器付近の側面図である。
【図11】組立て方法の第1工程を示す正面図である。
【図12】組立て方法の第2工程を示す正面図である。
【図13】組立て方法の第3工程を示す正面図である。
【符号の説明】
1…浴室・便所・洗面ユニット 2…リビング・
ダイニングユニット 3…寝室ユニット 4…天井パネル 5…壁パネル 6…床パネル 7…断熱材 8…木質系合板 9…枠材 9a…接合用フ
ランジ 10…窓 11…開口 12…ベッド 13…テーブル 14…収納用キャビネット 15…食卓 16…キッチン 17…浴槽 18…便器 19…洗面台 20…浴室洗い場 21…便座 22…手摺 23…可動手摺 23a…キャスター 24…止水縁 25…冷蔵庫 26…基礎 27…ボルト 28…屋根 29…出入口用扉 30…斜路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室・便所・洗面ユニットとリビング・
    ダイニングユニットと寝室ユニットとからなり、これら
    各ユニットはそれぞれの開口を併合させて、かつ開口床
    面に段差を設けずに連結したことを特徴とした身障者の
    ための自立ハウス。
  2. 【請求項2】 リビング・ダイニングユニットには出入
    口用扉を設け、このリビング・ダイニングユニットを中
    央に浴室・便所・洗面ユニットと寝室ユニットとをその
    左右に配置した請求項1記載の身障者のための自立ハウ
    ス。
  3. 【請求項3】 浴室・便所・洗面ユニットの便座を別置
    きの蓋と交換可能とし、この蓋で閉塞した便器上も浴室
    洗い場の一部とする請求項1および請求項2記載の身障
    者のための自立ハウス。
  4. 【請求項4】 各ユニットは天井パネル・壁パネル・床
    パネルによるボックスタイプのものであり、パネル相互
    の接合部では上下に突出する接合用フランジを形成し、
    この接合用フランジ同士をボルトで締結することでユニ
    ット相互を結合する請求項1乃至請求項3記載の身障者
    のための自立ハウス。
JP6082794A 1994-04-21 1994-04-21 身障者のための自立ハウス Expired - Lifetime JP2652134B2 (ja)

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JP2652134B2 JP2652134B2 (ja) 1997-09-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006183243A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Cleanup Corp バス・キッチン一体構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48101715A (ja) * 1972-04-06 1973-12-21
JPH03287987A (ja) * 1990-04-04 1991-12-18 Misawa Homes Co Ltd ユニット化住宅

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