JPH07292238A - 弾性舗装材 - Google Patents
弾性舗装材Info
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- JPH07292238A JPH07292238A JP11368194A JP11368194A JPH07292238A JP H07292238 A JPH07292238 A JP H07292238A JP 11368194 A JP11368194 A JP 11368194A JP 11368194 A JP11368194 A JP 11368194A JP H07292238 A JPH07292238 A JP H07292238A
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- Japan
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- urethane resin
- elastic
- aggregate
- particle size
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 廃タイヤゴムチップ等から成る弾性骨材を配
合した弾性舗装材において、弾性骨材とバインダーであ
るウレタン樹脂との接着性を改善して弾性舗装材の耐久
性を向上させる。 【構成】 水性ウレタン樹脂を用いて、粒径が0.5〜
8mmの範囲にある弾性骨材の表面をコーティングし、
これをバインダーであるウレタン樹脂に配合した。
合した弾性舗装材において、弾性骨材とバインダーであ
るウレタン樹脂との接着性を改善して弾性舗装材の耐久
性を向上させる。 【構成】 水性ウレタン樹脂を用いて、粒径が0.5〜
8mmの範囲にある弾性骨材の表面をコーティングし、
これをバインダーであるウレタン樹脂に配合した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、弾性に富み、歩行
感、走行感に優れたゴルフ場、ジュギングコース、公
園、病院、校庭等に有用な弾性舗装材に関するものであ
り、特に鏝塗り作業により施工可能な弾性舗装材を提供
するものである。
感、走行感に優れたゴルフ場、ジュギングコース、公
園、病院、校庭等に有用な弾性舗装材に関するものであ
り、特に鏝塗り作業により施工可能な弾性舗装材を提供
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の弾性舗装材料として、特公昭5
5−23965号公報には、廃タイヤの有効利用として
廃タイヤチップ等を液状エラストマー性重合体に配合し
た弾性舗装材が開示されている。また、特開昭60−8
5103号公報には、ゴムチップ等の弾性骨材をウレタ
ン樹脂に配合したり、着色する場合には、予めウレタン
樹脂に所望の顔料を加える等した弾性舗装材が開示され
ている。
5−23965号公報には、廃タイヤの有効利用として
廃タイヤチップ等を液状エラストマー性重合体に配合し
た弾性舗装材が開示されている。また、特開昭60−8
5103号公報には、ゴムチップ等の弾性骨材をウレタ
ン樹脂に配合したり、着色する場合には、予めウレタン
樹脂に所望の顔料を加える等した弾性舗装材が開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、廃タイ
ヤチップを舗装材として利用する際に、これを直かに塗
材バインダーであるウレタン樹脂に配合した場合、廃タ
イヤチップが様々なタイヤの混成物であることから、こ
れらに含まれる添加剤、老化防止剤、天然ゴム等の組成
物が個々に異なり、廃タイヤチップとウレタン樹脂との
接着性にバラツキが生じて安定した接着強度が得られ
ず、耐久性のある舗装面を施すことができなかった。
ヤチップを舗装材として利用する際に、これを直かに塗
材バインダーであるウレタン樹脂に配合した場合、廃タ
イヤチップが様々なタイヤの混成物であることから、こ
れらに含まれる添加剤、老化防止剤、天然ゴム等の組成
物が個々に異なり、廃タイヤチップとウレタン樹脂との
接着性にバラツキが生じて安定した接着強度が得られ
ず、耐久性のある舗装面を施すことができなかった。
【0004】また、破砕した廃タイヤチップをそのまま
利用したのでは、破砕面が丸みを帯びていないので、鏝
塗りによる施工作業には適さないものであった。
利用したのでは、破砕面が丸みを帯びていないので、鏝
塗りによる施工作業には適さないものであった。
【0005】また、弾性舗装材を着色する際に、塗材バ
インダーであるウレタン樹脂に着色トナー等の顔料を配
合するものにあっては、現場で鏝や熱ローラーを用いて
施工する場合、既に施工された舗装面との色合わせが困
難となり、これが正確に成されないと舗装面に色ムラが
発生することとなる。一方、予め工場等で加熱加圧成型
した着色された成型板を施工面に貼着する場合、現場で
の色合わせの作業は必要ないものの、予め作製された成
型板を使用するものであるから、単色の舗装面しか得ら
れないものであった。
インダーであるウレタン樹脂に着色トナー等の顔料を配
合するものにあっては、現場で鏝や熱ローラーを用いて
施工する場合、既に施工された舗装面との色合わせが困
難となり、これが正確に成されないと舗装面に色ムラが
発生することとなる。一方、予め工場等で加熱加圧成型
した着色された成型板を施工面に貼着する場合、現場で
の色合わせの作業は必要ないものの、予め作製された成
型板を使用するものであるから、単色の舗装面しか得ら
れないものであった。
【0006】さらに、弾性骨材の表面に被着した顔料が
摩耗して弾性骨材の地肌が露出する等、長期の使用に耐
え難いものであった。本発明の目的は、弾性骨材と塗材
バインダーであるウレタン樹脂との接着強度を向上させ
ると共に、長期にわたって美観を維持し且つその施工に
当たって鏝塗りが可能な弾性舗装材を提供することにあ
る。
摩耗して弾性骨材の地肌が露出する等、長期の使用に耐
え難いものであった。本発明の目的は、弾性骨材と塗材
バインダーであるウレタン樹脂との接着強度を向上させ
ると共に、長期にわたって美観を維持し且つその施工に
当たって鏝塗りが可能な弾性舗装材を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な問題を解決するために鋭意検討を加えた結果、水性ウ
レタン樹脂を用いて粒径が0.5〜8mmの範囲にある
弾性骨材の表面をコーティングし、これをウレタン樹脂
に配合したことにより所期の課題を解決したものであ
る。
な問題を解決するために鋭意検討を加えた結果、水性ウ
レタン樹脂を用いて粒径が0.5〜8mmの範囲にある
弾性骨材の表面をコーティングし、これをウレタン樹脂
に配合したことにより所期の課題を解決したものであ
る。
【0008】本発明の実施に当たっては、弾性骨材とバ
インダーであるウレタン樹脂との配合割合を、弾性骨材
100重量部に対し、ウレタン樹脂10〜50重量部、
好ましくは15〜45重量部にすべきである。バインダ
ーであるウレタン樹脂は、常温硬化型のものを使用する
ことにより、鏝塗り作業に適した弾性舗装材が得られ
る。また、バインダーであるウレタン樹脂として熱硬化
型ウレタン樹脂を使用し、加熱加圧(120℃、100
kg/cm2)成型することにより弾性舗装体成型板の製造が
可能である。
インダーであるウレタン樹脂との配合割合を、弾性骨材
100重量部に対し、ウレタン樹脂10〜50重量部、
好ましくは15〜45重量部にすべきである。バインダ
ーであるウレタン樹脂は、常温硬化型のものを使用する
ことにより、鏝塗り作業に適した弾性舗装材が得られ
る。また、バインダーであるウレタン樹脂として熱硬化
型ウレタン樹脂を使用し、加熱加圧(120℃、100
kg/cm2)成型することにより弾性舗装体成型板の製造が
可能である。
【0009】弾性骨材としては、天然ゴム、スチレンブ
タジエンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、エチレ
ンプロピレンゴム、アクリルニトリルブタジエンゴム、
ウレタンゴム等のゴムチップまたはスチレン発泡ビーズ
等が用いられる。
タジエンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、エチレ
ンプロピレンゴム、アクリルニトリルブタジエンゴム、
ウレタンゴム等のゴムチップまたはスチレン発泡ビーズ
等が用いられる。
【0010】弾性骨材の粒度は粒径が0.5〜8mmの
範囲であり、粒径が8mmを上廻ると、鏝塗りによる施
工作業が著しく悪化し、粒径が0.5mm未満となる
と、仕上り面の美装性が著しく低下するものである。
範囲であり、粒径が8mmを上廻ると、鏝塗りによる施
工作業が著しく悪化し、粒径が0.5mm未満となる
と、仕上り面の美装性が著しく低下するものである。
【0011】弾性舗装材を着色するに当たっては、顔料
及び無機質粉末を配合した水性ウレタン樹脂を用いて粒
径が0.5〜8mmの範囲にある弾性骨材の表面をコー
ティングすることによって、予め弾性骨材の表面を着色
し、施工の際に着色弾性骨材をウレタン樹脂に配合する
だけであるから、施工現場で色合わせを行う必要がな
く、色ムラの発生を防止し得るものである。弾性骨材
は、水性ウレタン樹脂によりコーティングされ、その表
面には着色された無機質粉末が被着しているので、摩耗
による色落ちが皆無となる。さらに、単一または複数の
色の着色された弾性骨材を使用することにより、単色あ
るいは多彩色の弾性舗装材料が得られる。
及び無機質粉末を配合した水性ウレタン樹脂を用いて粒
径が0.5〜8mmの範囲にある弾性骨材の表面をコー
ティングすることによって、予め弾性骨材の表面を着色
し、施工の際に着色弾性骨材をウレタン樹脂に配合する
だけであるから、施工現場で色合わせを行う必要がな
く、色ムラの発生を防止し得るものである。弾性骨材
は、水性ウレタン樹脂によりコーティングされ、その表
面には着色された無機質粉末が被着しているので、摩耗
による色落ちが皆無となる。さらに、単一または複数の
色の着色された弾性骨材を使用することにより、単色あ
るいは多彩色の弾性舗装材料が得られる。
【0012】本発明の実施に当たっては、顔料は無機ま
たは有機、粉末または液体の何れでも良く、無機質粉末
は炭酸カルシウム、マイカ、クレー等の粉末が用いられ
る。無機質粉末は、好ましくは250ミクロン以下の粒
度にすべきである。弾性骨材、着色顔料及び無機質粉末
を水溶性ウレタン樹脂によって湿潤させながら攪拌混合
して、弾性骨材表面に着色顔料及び無機質粉末を被着
し、これを80〜100℃の温度で1〜2時間加熱して
固着させ、乾燥後篩分けして粉体を除去すれば良い。
たは有機、粉末または液体の何れでも良く、無機質粉末
は炭酸カルシウム、マイカ、クレー等の粉末が用いられ
る。無機質粉末は、好ましくは250ミクロン以下の粒
度にすべきである。弾性骨材、着色顔料及び無機質粉末
を水溶性ウレタン樹脂によって湿潤させながら攪拌混合
して、弾性骨材表面に着色顔料及び無機質粉末を被着
し、これを80〜100℃の温度で1〜2時間加熱して
固着させ、乾燥後篩分けして粉体を除去すれば良い。
【0013】弾性骨材として廃タイヤゴムチップを使用
することにより、安価な弾性舗装材料が提供できるもの
となる。また、廃タイヤゴムチップの個々の材質が相違
しても、廃タイヤゴムチップの表面は水性ウレタン樹脂
によりコーティングされているので、ウレタン樹脂と常
に所定の接着力が発現され、耐久性に富む舗装膜が得ら
れる。
することにより、安価な弾性舗装材料が提供できるもの
となる。また、廃タイヤゴムチップの個々の材質が相違
しても、廃タイヤゴムチップの表面は水性ウレタン樹脂
によりコーティングされているので、ウレタン樹脂と常
に所定の接着力が発現され、耐久性に富む舗装膜が得ら
れる。
【0014】水性ウレタン樹脂を用いて粒径が0.5〜
8mmの範囲にある廃タイヤゴムチップ100重量部
と、粒径が0.5〜8mmの範囲にある硅砂10〜30
0重量部から成る骨材の表面をコーティングし、これを
ウレタン樹脂に配合することにより、舗装面に弾力性を
付与し且つ耐摩耗性を向上させ、硅砂の量を調製して弾
力性を変えることができる。
8mmの範囲にある廃タイヤゴムチップ100重量部
と、粒径が0.5〜8mmの範囲にある硅砂10〜30
0重量部から成る骨材の表面をコーティングし、これを
ウレタン樹脂に配合することにより、舗装面に弾力性を
付与し且つ耐摩耗性を向上させ、硅砂の量を調製して弾
力性を変えることができる。
【0015】水性ウレタン樹脂を用いて粒径が0.5〜
8mmの範囲にある廃タイヤゴムチップ100重量部
と、粒径が0.5〜8mmの範囲にある木粉または籾殻
10〜100重量部から成る骨材の表面をコーティング
し、これをウレタン樹脂に配合することにより、舗装面
の弾力性を向上させ、木粉または籾殻の量を調整して弾
力性を変えることができる。
8mmの範囲にある廃タイヤゴムチップ100重量部
と、粒径が0.5〜8mmの範囲にある木粉または籾殻
10〜100重量部から成る骨材の表面をコーティング
し、これをウレタン樹脂に配合することにより、舗装面
の弾力性を向上させ、木粉または籾殻の量を調整して弾
力性を変えることができる。
【0016】このように、着色弾性骨材の他に粒径、色
または材質の異なる他の着色骨材を10〜300重量部
の割合で混合することにより、風合いの異なった、多彩
色の弾性舗装材料が得られる。
または材質の異なる他の着色骨材を10〜300重量部
の割合で混合することにより、風合いの異なった、多彩
色の弾性舗装材料が得られる。
【0017】
【作用】この発明によれば、弾性骨材として使用するゴ
ムチップ等の表面が水性ウレタン樹脂膜で覆われている
ため、バインダーとなるウレタン樹脂と弾性骨材との接
着性が改善され、強靱な舗装面が得られる。また、弾性
骨材の粒度範囲を規制し、予めこれらの表面を水性ウレ
タン樹脂を用いてコーティングしているので、これを含
む舗装材を鏝塗りした場合、鏝伸び、鏝離れ等の作業性
が極めて良好である。
ムチップ等の表面が水性ウレタン樹脂膜で覆われている
ため、バインダーとなるウレタン樹脂と弾性骨材との接
着性が改善され、強靱な舗装面が得られる。また、弾性
骨材の粒度範囲を規制し、予めこれらの表面を水性ウレ
タン樹脂を用いてコーティングしているので、これを含
む舗装材を鏝塗りした場合、鏝伸び、鏝離れ等の作業性
が極めて良好である。
【0018】
(実施例1)粒径が1〜3mmの廃タイヤチップ95重
量部と着色顔料1.5重量部を混合機に投入して攪拌混
合し、次いで水性ウレタン樹脂〔商品名:RL−06、
カネボウNSC製〕を加え、内容物を湿潤させた状態で
攪拌を継続して廃タイヤチップの表面に顔料と水性ウレ
タン樹脂を被着させ、これを80〜100℃の温度で1
〜2時間加熱し、篩分けにより粉体を除去して弾性骨材
である着色ゴムチップを調製した。
量部と着色顔料1.5重量部を混合機に投入して攪拌混
合し、次いで水性ウレタン樹脂〔商品名:RL−06、
カネボウNSC製〕を加え、内容物を湿潤させた状態で
攪拌を継続して廃タイヤチップの表面に顔料と水性ウレ
タン樹脂を被着させ、これを80〜100℃の温度で1
〜2時間加熱し、篩分けにより粉体を除去して弾性骨材
である着色ゴムチップを調製した。
【0019】この着色ゴムチップ9.5kgに塗材用バ
インダー常温硬化型ウレタン樹脂〔商品名:タケネート
F−179.4、武田薬品工業(株)製〕を2.5kg
加え充分に混練りし、プライマー〔商品名:タケネート
F−523、武田薬品工業(株)製〕を塗布したセメン
トモルタル下地に鏝塗りしたところ、作業性は良好であ
り、床面1m2 に15mm厚で舗装できた。常温硬化型
ウレタン樹脂の硬化完了後は、弾性及び美装性に富み且
つ強靱な弾性舗装材であった。
インダー常温硬化型ウレタン樹脂〔商品名:タケネート
F−179.4、武田薬品工業(株)製〕を2.5kg
加え充分に混練りし、プライマー〔商品名:タケネート
F−523、武田薬品工業(株)製〕を塗布したセメン
トモルタル下地に鏝塗りしたところ、作業性は良好であ
り、床面1m2 に15mm厚で舗装できた。常温硬化型
ウレタン樹脂の硬化完了後は、弾性及び美装性に富み且
つ強靱な弾性舗装材であった。
【0020】次に、前記と同様の方法で色合の異なる2
色以上の着色ゴムチップを調製し、多彩色の舗装材料を
施工した。色合の異なる着色ゴムチップ各3.2kg
(合計6.4kg)に塗材用バインダーに常温硬化型ウ
レタン樹脂〔商品名:タケネートF−179.4、武田
薬品工業(株)製〕1.7kgを加え充分に混練りし、
プライマー〔商品名:タケネートF−523、武田薬品
工業(株)製〕を塗布したセメントモルタル下地に鏝塗
りしたところ、作業性は良好であり、床面1m2 に10
mm厚で舗装できた。常温硬化型ウレタン樹脂の硬化完
了後は、弾性及び美装性に富み且つ強靱な多彩色の弾性
舗装材であった。
色以上の着色ゴムチップを調製し、多彩色の舗装材料を
施工した。色合の異なる着色ゴムチップ各3.2kg
(合計6.4kg)に塗材用バインダーに常温硬化型ウ
レタン樹脂〔商品名:タケネートF−179.4、武田
薬品工業(株)製〕1.7kgを加え充分に混練りし、
プライマー〔商品名:タケネートF−523、武田薬品
工業(株)製〕を塗布したセメントモルタル下地に鏝塗
りしたところ、作業性は良好であり、床面1m2 に10
mm厚で舗装できた。常温硬化型ウレタン樹脂の硬化完
了後は、弾性及び美装性に富み且つ強靱な多彩色の弾性
舗装材であった。
【0021】(実施例2)粒径が1〜3mmの硅砂90
重量部と250ミクロン以下の炭酸カルシウム5重量部
及び少量の着色顔料を混合機に投入して攪拌混合し、次
いで水性ウレタン樹脂〔商品名:RL−06、カネボウ
NSC製〕を加え、内容物を湿潤させた状態で攪拌を継
続して硅砂の表面に炭酸カルシウム、顔料及び水性ウレ
タン樹脂を被着させ、これを80〜100℃の温度で2
時間加熱し、篩分けにより粉体を除去して着色硅砂を調
製した。実施例1で調製した着色ゴムチップ3.5kg
と前記着色硅砂7.5kgを混合し、これに塗材用バイ
ンダーの常温硬化型ウレタン樹脂〔商品名:タケネート
F−179.4、武田薬品工業(株)製〕を1.5kg
加え充分に混練りし、プライマー〔商品名:タケネート
F−523、武田薬品工業(株)製〕を塗布したセメン
トモルタル下地に鏝塗りしたところ、作業性は良好であ
り、床面1m2 に10mm厚で舗装できた。常温硬化型
ウレタン樹脂の硬化完了後は、弾性及び美装性に富み且
つ強靱な弾性舗装材であった。
重量部と250ミクロン以下の炭酸カルシウム5重量部
及び少量の着色顔料を混合機に投入して攪拌混合し、次
いで水性ウレタン樹脂〔商品名:RL−06、カネボウ
NSC製〕を加え、内容物を湿潤させた状態で攪拌を継
続して硅砂の表面に炭酸カルシウム、顔料及び水性ウレ
タン樹脂を被着させ、これを80〜100℃の温度で2
時間加熱し、篩分けにより粉体を除去して着色硅砂を調
製した。実施例1で調製した着色ゴムチップ3.5kg
と前記着色硅砂7.5kgを混合し、これに塗材用バイ
ンダーの常温硬化型ウレタン樹脂〔商品名:タケネート
F−179.4、武田薬品工業(株)製〕を1.5kg
加え充分に混練りし、プライマー〔商品名:タケネート
F−523、武田薬品工業(株)製〕を塗布したセメン
トモルタル下地に鏝塗りしたところ、作業性は良好であ
り、床面1m2 に10mm厚で舗装できた。常温硬化型
ウレタン樹脂の硬化完了後は、弾性及び美装性に富み且
つ強靱な弾性舗装材であった。
【0022】(比較例1)粒径が1〜3mmの廃タイヤ
チップ100重量部と塗材用バインダー常温硬化型ウレ
タン樹脂〔商品名:タケネートF−179.4、武田薬
品工業(株)製〕を26.3重量部加え充分に混練り
し、幅3cm、長さ11cm、厚さ1cmの型枠内に鏝
塗り後、20℃、50%RHの雰囲気下で7日間養生し
て試験片を作製して引張り試験(JIS K 6301
に準拠)を行ったところ、測定結果は表1に示すとおり
であった。
チップ100重量部と塗材用バインダー常温硬化型ウレ
タン樹脂〔商品名:タケネートF−179.4、武田薬
品工業(株)製〕を26.3重量部加え充分に混練り
し、幅3cm、長さ11cm、厚さ1cmの型枠内に鏝
塗り後、20℃、50%RHの雰囲気下で7日間養生し
て試験片を作製して引張り試験(JIS K 6301
に準拠)を行ったところ、測定結果は表1に示すとおり
であった。
【0023】(比較例2)粒径が1〜3mmの廃タイヤ
チップ100重量部、硅砂107重量部及び塗材用バイ
ンダー常温硬化型ウレタン樹脂〔商品名:タケネートF
−179.4、武田薬品工業(株)製〕21.4重量部
を加え充分に混練りし、比較例1と同じ方法で試験片を
作製して引張り試験を行ったところ、測定結果は表1に
示すとおりであった。
チップ100重量部、硅砂107重量部及び塗材用バイ
ンダー常温硬化型ウレタン樹脂〔商品名:タケネートF
−179.4、武田薬品工業(株)製〕21.4重量部
を加え充分に混練りし、比較例1と同じ方法で試験片を
作製して引張り試験を行ったところ、測定結果は表1に
示すとおりであった。
【0024】(実施例1及び実施例2による試験片の作
製)実施例1と同様の処理方法で着色ゴムチップ100
重量部を作製し、これを塗材用バインダー常温硬化型ウ
レタン樹脂〔商品名:タケネートF−179.4、武田
薬品工業(株)製〕26.3重量部に加え充分に混練り
し、比較例1と同じ方法で試験片を作製して引張り試験
を行ったところ、測定結果は表1に示すとおりであっ
た。実施例2と同様の処理方法で着色ゴムチップ50重
量部及び着色硅砂107重量部を作製し、これを塗材用
バインダー常温硬化型ウレタン樹脂〔商品名:タケネー
トF−179.4、武田薬品工業(株)製〕21.4重
量部に加え充分に混練りし、比較例1と同じ方法で試験
片を作製して引張り試験を行ったところ、測定結果は表
1に示すとおりであった。
製)実施例1と同様の処理方法で着色ゴムチップ100
重量部を作製し、これを塗材用バインダー常温硬化型ウ
レタン樹脂〔商品名:タケネートF−179.4、武田
薬品工業(株)製〕26.3重量部に加え充分に混練り
し、比較例1と同じ方法で試験片を作製して引張り試験
を行ったところ、測定結果は表1に示すとおりであっ
た。実施例2と同様の処理方法で着色ゴムチップ50重
量部及び着色硅砂107重量部を作製し、これを塗材用
バインダー常温硬化型ウレタン樹脂〔商品名:タケネー
トF−179.4、武田薬品工業(株)製〕21.4重
量部に加え充分に混練りし、比較例1と同じ方法で試験
片を作製して引張り試験を行ったところ、測定結果は表
1に示すとおりであった。
【0025】
【表1】
【0026】表1に記載したとおり、予め廃タイヤゴム
チップの表面を水性ウレタン樹脂を用いてコーティング
処理した本発明に係る弾性舗装材は、無処理の廃タイヤ
ゴムチップを骨材として使用した比較例1及び2に比
べ、明らかに引張強度が向上しており、耐久性に優れた
舗装材であることが確認できた。
チップの表面を水性ウレタン樹脂を用いてコーティング
処理した本発明に係る弾性舗装材は、無処理の廃タイヤ
ゴムチップを骨材として使用した比較例1及び2に比
べ、明らかに引張強度が向上しており、耐久性に優れた
舗装材であることが確認できた。
【0027】
【発明の効果】本発明の弾性舗装材は、弾性骨材の表面
に水性ウレタン樹脂を用いてコーティング処理し、これ
をウレタン樹脂に配合しているので、弾性骨材の材質に
関わらず所定の強度の弾性舗装材が得られると共に、耐
久性、耐候性、耐摩耗性に富み且つ長期にわたって美観
を維持し得る弾性舗装材が得られる。
に水性ウレタン樹脂を用いてコーティング処理し、これ
をウレタン樹脂に配合しているので、弾性骨材の材質に
関わらず所定の強度の弾性舗装材が得られると共に、耐
久性、耐候性、耐摩耗性に富み且つ長期にわたって美観
を維持し得る弾性舗装材が得られる。
Claims (5)
- 【請求項1】 水性ウレタン樹脂を用いて粒径が0.5
〜8mmの範囲にある弾性骨材の表面をコーティング
し、これをウレタン樹脂に配合したことを特徴とする弾
性舗装材。 - 【請求項2】 顔料及び無機質粉末を配合した水性ウレ
タン樹脂を用いて粒径が0.5〜8mmの範囲にある弾
性骨材の表面をコーティングしたことを特徴とする請求
項1に記載の弾性舗装材。 - 【請求項3】 弾性骨材が廃タイヤゴムチップから成る
ことを特徴とする請求項1または2に記載の弾性舗装
材。 - 【請求項4】 水性ウレタン樹脂を用いて粒径が0.5
〜8mmの範囲にある廃タイヤゴムチップ100重量部
と、粒径が0.5〜8mmの範囲にある硅砂10〜30
0重量部から成る骨材の表面をコーティングし、これを
ウレタン樹脂に配合したことを特徴とする弾性舗装材。 - 【請求項5】 水性ウレタン樹脂を用いて粒径が0.5
〜8mmの範囲にある廃タイヤゴムチップ100重量部
と、粒径が0.5〜8mmの範囲にある木粉または籾殻
10〜100重量部から成る骨材の表面をコーティング
し、これをウレタン樹脂に配合したことを特徴とする弾
性舗装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11368194A JPH07292238A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 弾性舗装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11368194A JPH07292238A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 弾性舗装材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07292238A true JPH07292238A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14618484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11368194A Pending JPH07292238A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 弾性舗装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07292238A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007131657A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Chugai Shoko Kk | 舗装材 |
KR100788743B1 (ko) * | 2006-09-24 | 2008-01-02 | 김동현 | 폐기물 탄성재를 이용한 친환경 탄성칩의 제조 방법 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP11368194A patent/JPH07292238A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007131657A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Chugai Shoko Kk | 舗装材 |
KR100788743B1 (ko) * | 2006-09-24 | 2008-01-02 | 김동현 | 폐기물 탄성재를 이용한 친환경 탄성칩의 제조 방법 |
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