JPH07291954A - 2−アシルイミノチアゾリン誘導体の製造法 - Google Patents
2−アシルイミノチアゾリン誘導体の製造法Info
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- JPH07291954A JPH07291954A JP8966894A JP8966894A JPH07291954A JP H07291954 A JPH07291954 A JP H07291954A JP 8966894 A JP8966894 A JP 8966894A JP 8966894 A JP8966894 A JP 8966894A JP H07291954 A JPH07291954 A JP H07291954A
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- JP
- Japan
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- halogen
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Abstract
(57)【要約】
【構成】一般式 化1
【化1】R4 −COOH
〔式中、R4 はC1 −C6 アルキル基等を表わす。〕で
示されるカルボン酸化合物を、3級アミンおよびハロゲ
ン化剤と反応させて反応性誘導体としたのち、該反応性
誘導体と、一般式 化2 【化2】 〔式中、R1 はハロゲン原子等を表わし、R2 は水素原
子等を表わし、R3 はメチル基等を表わす。〕で示され
る2−イミノチアゾリン誘導体とを反応させることを特
徴とする、一般式 化3 【化3】 〔式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は前記と同じ意味
を表わす。〕で示される2−アシルイミノチアゾリン誘
導体の製造法。
示されるカルボン酸化合物を、3級アミンおよびハロゲ
ン化剤と反応させて反応性誘導体としたのち、該反応性
誘導体と、一般式 化2 【化2】 〔式中、R1 はハロゲン原子等を表わし、R2 は水素原
子等を表わし、R3 はメチル基等を表わす。〕で示され
る2−イミノチアゾリン誘導体とを反応させることを特
徴とする、一般式 化3 【化3】 〔式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は前記と同じ意味
を表わす。〕で示される2−アシルイミノチアゾリン誘
導体の製造法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、後記一般式 化6で示
される2−アシルイミノチアゾリン誘導体の製造法に関
する。
される2−アシルイミノチアゾリン誘導体の製造法に関
する。
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】後記
一般式 化6で示される2−アシルイミノチアゾリン誘
導体が優れた除草活性を有することは、米国特許第 5,2
44,863号明細書やヨーロッパ特許出願公開明細書 EP052
9482A1等に記載されており、該誘導体の有利な製造法が
望まれていた。
一般式 化6で示される2−アシルイミノチアゾリン誘
導体が優れた除草活性を有することは、米国特許第 5,2
44,863号明細書やヨーロッパ特許出願公開明細書 EP052
9482A1等に記載されており、該誘導体の有利な製造法が
望まれていた。
【0002】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、後記一般
式 化6で示される2−アシルイミノチアゾリン誘導体
の有利な製造法を見い出すべく鋭意検討した結果、一般
式 化4
式 化6で示される2−アシルイミノチアゾリン誘導体
の有利な製造法を見い出すべく鋭意検討した結果、一般
式 化4
【化4】R4 −COOH 〔式中、R4 は、各々、ハロゲン原子、C1 −C3 アル
キル基、C1 −C3 アルコキシ基、C3 −C6 シクロア
ルキル基もしくはC3 −C6 シクロアルコキシ基で置換
されていてもよい、C1 −C6 アルキル基またはC3 −
C6 シクロアルキル基を表わすか、あるいはフェニル基
を表わす。〕で示されるカルボン酸化合物を、3級アミ
ンおよびハロゲン化剤と反応させて反応性誘導体とした
のち、該反応性誘導体と、一般式 化5
キル基、C1 −C3 アルコキシ基、C3 −C6 シクロア
ルキル基もしくはC3 −C6 シクロアルコキシ基で置換
されていてもよい、C1 −C6 アルキル基またはC3 −
C6 シクロアルキル基を表わすか、あるいはフェニル基
を表わす。〕で示されるカルボン酸化合物を、3級アミ
ンおよびハロゲン化剤と反応させて反応性誘導体とした
のち、該反応性誘導体と、一般式 化5
【化5】 〔式中、R1 はハロゲン原子、ハロゲン置換C1 −C6
アルキル基またはハロゲン置換C1 −C6 アルコキシ基
を表わし、R2 は水素原子またはハロゲン原子を表わ
し、R3 はメチル基、エチル基、塩素原子または臭素原
子を表わす。〕で示される2−イミノチアゾリン誘導体
とを反応させることにより、一般式 化6
アルキル基またはハロゲン置換C1 −C6 アルコキシ基
を表わし、R2 は水素原子またはハロゲン原子を表わ
し、R3 はメチル基、エチル基、塩素原子または臭素原
子を表わす。〕で示される2−イミノチアゾリン誘導体
とを反応させることにより、一般式 化6
【化6】 〔式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は前記と同じ意味
を表わす。〕で示される2−アシルイミノチアゾリン誘
導体が容易に得られることを見い出し本発明を完成し
た。即ち、本発明は、一般式 化4で示されるカルボン
酸化合物を、3級アミンおよびハロゲン化剤と反応させ
て反応性誘導体としたのち、該反応性誘導体と一般式
化5で示される2−イミノチアゾリン誘導体とを反応さ
せることを特徴とする、一般式 化6で示される2−ア
シルイミノチアゾリン誘導体の製造法を提供する。本発
明において、通常、3級アミンとハロゲン化剤とを反応
させた後、その生成物とカルボン酸化合物とを反応させ
て該カルボン酸の反応性誘導体とする。
を表わす。〕で示される2−アシルイミノチアゾリン誘
導体が容易に得られることを見い出し本発明を完成し
た。即ち、本発明は、一般式 化4で示されるカルボン
酸化合物を、3級アミンおよびハロゲン化剤と反応させ
て反応性誘導体としたのち、該反応性誘導体と一般式
化5で示される2−イミノチアゾリン誘導体とを反応さ
せることを特徴とする、一般式 化6で示される2−ア
シルイミノチアゾリン誘導体の製造法を提供する。本発
明において、通常、3級アミンとハロゲン化剤とを反応
させた後、その生成物とカルボン酸化合物とを反応させ
て該カルボン酸の反応性誘導体とする。
【0003】本発明において用いられる原料化合物であ
る一般式 化5で示される2−イミノチアゾリン誘導体
は、米国特許第 5,244,863号明細書、ヨーロッパ特許出
願公開明細書 EP0529482A1や特願平4-325259号出願明細
書等に記載の方法によって得ることができる。一般式
化5において、“ハロゲン”としては、例えばフッ素、
塩素、臭素等があげられ、ハロゲン置換C1 −C6 アル
キル基としては、例えばトリフルオロメチル基等があげ
られ、ハロゲン置換C1 −C6 アルコキシ基としては、
例えばジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ
基、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基、2,
2,2−トリフルオロエトキシ基等があげられる。一般
式 化5で示されるイミノチアゾリン誘導体としては、
例えば、 2−イミノ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニ
ル)−5−メチルチアゾリン 2−イミノ−3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−
メチルチアゾリン 2−イミノ−3−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニ
ル)−5−メチルチアゾリン 2−イミノ−3−(3−クロロフェニル)−5−メチル
チアゾリン 2−イミノ−3−(3−(トリフルオロメトキシ)フェ
ニル)−5−メチルチアゾリン 2−イミノ−3−(4−フルオロ−3−(トリフルオロ
メチル)フェニル)−5−メチルチアゾリン 2−イミノ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニ
ル)−5−エチルチアゾリン 2−イミノ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニ
ル)−5−クロロチアゾリン 2−イミノ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニ
ル)−5−ブロモチアゾリン等があげられる。
る一般式 化5で示される2−イミノチアゾリン誘導体
は、米国特許第 5,244,863号明細書、ヨーロッパ特許出
願公開明細書 EP0529482A1や特願平4-325259号出願明細
書等に記載の方法によって得ることができる。一般式
化5において、“ハロゲン”としては、例えばフッ素、
塩素、臭素等があげられ、ハロゲン置換C1 −C6 アル
キル基としては、例えばトリフルオロメチル基等があげ
られ、ハロゲン置換C1 −C6 アルコキシ基としては、
例えばジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ
基、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基、2,
2,2−トリフルオロエトキシ基等があげられる。一般
式 化5で示されるイミノチアゾリン誘導体としては、
例えば、 2−イミノ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニ
ル)−5−メチルチアゾリン 2−イミノ−3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−
メチルチアゾリン 2−イミノ−3−(3−(ジフルオロメトキシ)フェニ
ル)−5−メチルチアゾリン 2−イミノ−3−(3−クロロフェニル)−5−メチル
チアゾリン 2−イミノ−3−(3−(トリフルオロメトキシ)フェ
ニル)−5−メチルチアゾリン 2−イミノ−3−(4−フルオロ−3−(トリフルオロ
メチル)フェニル)−5−メチルチアゾリン 2−イミノ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニ
ル)−5−エチルチアゾリン 2−イミノ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニ
ル)−5−クロロチアゾリン 2−イミノ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニ
ル)−5−ブロモチアゾリン等があげられる。
【0004】一般式 化4において、ハロゲン原子、C
1 −C3 アルキル基、C1 −C3 アルコキシ基、C3 −
C6シクロアルキル基もしくはC3 −C6 シクロアルコ
キシ基で置換されていてもよいC1 −C6 アルキル基と
しては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、te
rt−ブチル基、 sec−ブチル基、ブチル基、イソブチル
基、ネオペンチル基、イソプロピル基、ペンチル基、ヘ
キシル基、ジフルオロメチル基、フルオロメチル基、ト
リフルオロメチル基、2−クロロエチル基、ペンタフル
オロエチル基、ヘプタフルオロプロピル基、メトキシメ
チル基、2−メトキシエチル基、2−ブロモエチル基、
3−クロロプロピル基、シクロペンチルオキシメチル基
等があげられる。ハロゲン原子、C1 −C3 アルキル
基、C1 −C3 アルコキシ基、C3 −C6シクロアルキ
ル基もしくはC3 −C6 シクロアルコキシ基で置換され
ていてもよいC3 −C6 シクロアルキル基としては、例
えば、、シクロプロピル基、2−メチルシクロプロピル
基、1−クロロ−1−シクロプロピルメチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基、3,5−ジメチルシク
ロヘキシル基等があげられる。本発明に用いられる一般
式 化4で示されるカルボン酸化合物の例としては、例
えば、酢酸、トリフルオロ酢酸、ジフルオロ酢酸、シク
ロプロパンカルボン酸、シクロヘキサンカルボン酸、安
息香酸等が挙げられる。
1 −C3 アルキル基、C1 −C3 アルコキシ基、C3 −
C6シクロアルキル基もしくはC3 −C6 シクロアルコ
キシ基で置換されていてもよいC1 −C6 アルキル基と
しては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、te
rt−ブチル基、 sec−ブチル基、ブチル基、イソブチル
基、ネオペンチル基、イソプロピル基、ペンチル基、ヘ
キシル基、ジフルオロメチル基、フルオロメチル基、ト
リフルオロメチル基、2−クロロエチル基、ペンタフル
オロエチル基、ヘプタフルオロプロピル基、メトキシメ
チル基、2−メトキシエチル基、2−ブロモエチル基、
3−クロロプロピル基、シクロペンチルオキシメチル基
等があげられる。ハロゲン原子、C1 −C3 アルキル
基、C1 −C3 アルコキシ基、C3 −C6シクロアルキ
ル基もしくはC3 −C6 シクロアルコキシ基で置換され
ていてもよいC3 −C6 シクロアルキル基としては、例
えば、、シクロプロピル基、2−メチルシクロプロピル
基、1−クロロ−1−シクロプロピルメチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基、3,5−ジメチルシク
ロヘキシル基等があげられる。本発明に用いられる一般
式 化4で示されるカルボン酸化合物の例としては、例
えば、酢酸、トリフルオロ酢酸、ジフルオロ酢酸、シク
ロプロパンカルボン酸、シクロヘキサンカルボン酸、安
息香酸等が挙げられる。
【0005】用いられる3級アミンとしては、例えば、
ピリジン、エチルジイソプロピルアミン、トリエチルア
ミン等が挙げられる。ハロゲン化剤としては、例えば、
塩化チオニル、ホスゲン等が挙げられる。本発明は、必
要に応じて溶媒を加えて行なうこともでき、用いられる
溶媒としては、例えばヘプタン、ヘキサン等の炭化水素
溶媒、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、モノク
ロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素溶媒、ベンゼン、
トルエン等の芳香族炭化水素溶媒、テトラヒドロフラ
ン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル溶媒などが
挙げられる。反応温度は、通常−20℃〜40℃の範囲
内であり、反応時間は、反応条件によっても異なるが、
通常1〜24時間である。用いる反応試剤の量は、前記
一般式 化5の2−イミノチアゾリン誘導体1モルに対
して、一般式 化4のカルボン酸化合物は、通常1〜5
モルの割合であり、ハロゲン化剤は、通常、1〜5モル
の割合で、一般式 化4のカルボン酸化合物の割合を越
えない割合である。3級アミンはハロゲン化剤1モルに
対して2モル以上の割合であれば特に限定されないが、
経済的観点から、通常2〜10モルの割合である。
ピリジン、エチルジイソプロピルアミン、トリエチルア
ミン等が挙げられる。ハロゲン化剤としては、例えば、
塩化チオニル、ホスゲン等が挙げられる。本発明は、必
要に応じて溶媒を加えて行なうこともでき、用いられる
溶媒としては、例えばヘプタン、ヘキサン等の炭化水素
溶媒、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、モノク
ロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素溶媒、ベンゼン、
トルエン等の芳香族炭化水素溶媒、テトラヒドロフラ
ン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル溶媒などが
挙げられる。反応温度は、通常−20℃〜40℃の範囲
内であり、反応時間は、反応条件によっても異なるが、
通常1〜24時間である。用いる反応試剤の量は、前記
一般式 化5の2−イミノチアゾリン誘導体1モルに対
して、一般式 化4のカルボン酸化合物は、通常1〜5
モルの割合であり、ハロゲン化剤は、通常、1〜5モル
の割合で、一般式 化4のカルボン酸化合物の割合を越
えない割合である。3級アミンはハロゲン化剤1モルに
対して2モル以上の割合であれば特に限定されないが、
経済的観点から、通常2〜10モルの割合である。
【0006】本発明の製造法の好ましい一態様を下記反
応スキーム 化7に示す。
応スキーム 化7に示す。
【化7】 即ち、3級アミンを、溶媒で希釈するかまたはそのまま
で、望ましくは−20℃〜5℃で、ハロゲン化剤を滴下
してAを得る。これに、望ましくは−20℃〜5℃で前
記一般式 化4のカルボン酸を滴下して該カルボン酸の
反応性誘導体Bを得る。さらに、これに前記一般式 化
5の2−イミノチアゾリン誘導体を滴下して、望ましく
は0℃〜40℃で反応させ、目的とする化6を得る。
で、望ましくは−20℃〜5℃で、ハロゲン化剤を滴下
してAを得る。これに、望ましくは−20℃〜5℃で前
記一般式 化4のカルボン酸を滴下して該カルボン酸の
反応性誘導体Bを得る。さらに、これに前記一般式 化
5の2−イミノチアゾリン誘導体を滴下して、望ましく
は0℃〜40℃で反応させ、目的とする化6を得る。
【0007】反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃
縮等の通常の後処理を行って、目的とする一般式 化6
の2−アシルイミノチアゾリン誘導体を単離することが
できる。必要に応じ、再結晶やクロマトグラフィー等に
よりさらに精製することもできる。
縮等の通常の後処理を行って、目的とする一般式 化6
の2−アシルイミノチアゾリン誘導体を単離することが
できる。必要に応じ、再結晶やクロマトグラフィー等に
よりさらに精製することもできる。
【0008】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。 実施例1 ピリジン4.36g(54mmol) をトルエン10mlに溶かし
た溶液を0℃に冷却し、撹拌下にこれに塩化チオニル1.
32g(11mmol) をトルエン2mlに溶かした溶液を10
分間で滴下した。次に、冷却(0℃)、撹拌下に、ジフ
ルオロ酢酸1.06g(11mmol) をトルエン5mlに溶かし
た溶液を15分間で滴下した。これに、冷却(0℃)、
撹拌下に、2−イミノ−3−(3−(トリフルオロメチ
ル)フェニル)−5−メチルチアゾリン2.58g(10mm
ol) をトルエン15mlに溶かした溶液を20分間で滴下
した。室温で一夜撹拌した後、反応液を10%塩酸水5
0mlで2回洗浄し、さらに1%水酸化ナトリウム水50
ml及び飽和食塩水50mlで順次洗浄した。有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮して、 1H-NMR
的に純粋な2−ジフルオロアセチルイミノ−3−(3−
(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチルチアゾ
リン2.87gを得た。 収 率 85%1 H-NMR (CDCl 3 , TMS) δ (ppm) : 2.39(s, 3H)、5.89 (t, 1H, J=54.9Hz)、6.
97 (s, 1H)、7.6〜7.8 (m, 4H)
明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。 実施例1 ピリジン4.36g(54mmol) をトルエン10mlに溶かし
た溶液を0℃に冷却し、撹拌下にこれに塩化チオニル1.
32g(11mmol) をトルエン2mlに溶かした溶液を10
分間で滴下した。次に、冷却(0℃)、撹拌下に、ジフ
ルオロ酢酸1.06g(11mmol) をトルエン5mlに溶かし
た溶液を15分間で滴下した。これに、冷却(0℃)、
撹拌下に、2−イミノ−3−(3−(トリフルオロメチ
ル)フェニル)−5−メチルチアゾリン2.58g(10mm
ol) をトルエン15mlに溶かした溶液を20分間で滴下
した。室温で一夜撹拌した後、反応液を10%塩酸水5
0mlで2回洗浄し、さらに1%水酸化ナトリウム水50
ml及び飽和食塩水50mlで順次洗浄した。有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮して、 1H-NMR
的に純粋な2−ジフルオロアセチルイミノ−3−(3−
(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチルチアゾ
リン2.87gを得た。 収 率 85%1 H-NMR (CDCl 3 , TMS) δ (ppm) : 2.39(s, 3H)、5.89 (t, 1H, J=54.9Hz)、6.
97 (s, 1H)、7.6〜7.8 (m, 4H)
【0009】実施例2 トルエンにかえて1,2−ジクロロエタンを用いる他は
実施例1と同じ操作を繰り返して、 1H-NMR的に純粋
な2−ジフルオロアセチルイミノ−3−(3−(トリフ
ルオロメチル)フェニル)−5−メチルチアゾリン3.14
gを得た。収 率 93%
実施例1と同じ操作を繰り返して、 1H-NMR的に純粋
な2−ジフルオロアセチルイミノ−3−(3−(トリフ
ルオロメチル)フェニル)−5−メチルチアゾリン3.14
gを得た。収 率 93%
【0010】実施例3 ピリジン5.89g(72.9mmol) をトルエン15mlに溶かし
た溶液を0℃に冷却し、撹拌下にこれにホスゲンの1M
トルエン溶液15ml(15mmol) を10分間で滴下し
た。次に、冷却(0℃)、撹拌下にジフルオロ酢酸1.44
g(15 mmol) をトルエン10 ml に溶かした溶液を15
分間で滴下した。これに、冷却(0℃)、撹拌下に、2
−イミノ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニ
ル)−5−メチルチアゾリン3.48g(13.5mmol) をトル
エン20mlに溶かした溶液を20分間で滴下した。室温で
一夜撹拌した後、反応液を10%塩酸水70mlで2回洗
浄し、さらに1%水酸化ナトリウム水70ml及び飽和食
塩水50mlで順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、濃縮して、 1H-NMR的に純粋な2
−ジフルオロアセチルイミノ−3−(3−(トリフルオ
ロメチル)フェニル)−5−メチルチアゾリン4.13gを
得た。 収 率 91%
た溶液を0℃に冷却し、撹拌下にこれにホスゲンの1M
トルエン溶液15ml(15mmol) を10分間で滴下し
た。次に、冷却(0℃)、撹拌下にジフルオロ酢酸1.44
g(15 mmol) をトルエン10 ml に溶かした溶液を15
分間で滴下した。これに、冷却(0℃)、撹拌下に、2
−イミノ−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニ
ル)−5−メチルチアゾリン3.48g(13.5mmol) をトル
エン20mlに溶かした溶液を20分間で滴下した。室温で
一夜撹拌した後、反応液を10%塩酸水70mlで2回洗
浄し、さらに1%水酸化ナトリウム水70ml及び飽和食
塩水50mlで順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、濃縮して、 1H-NMR的に純粋な2
−ジフルオロアセチルイミノ−3−(3−(トリフルオ
ロメチル)フェニル)−5−メチルチアゾリン4.13gを
得た。 収 率 91%
【発明の効果】本発明方法によれば、一般式 化6で示
される2−アシルイミノチアゾリン誘導体を容易に得る
ことができる。
される2−アシルイミノチアゾリン誘導体を容易に得る
ことができる。
Claims (2)
- 【請求項1】一般式 化1 【化1】R4 −COOH 〔式中、R4 は、各々、ハロゲン原子、C1 −C3 アル
キル基、C1 −C3 アルコキシ基、C3 −C6 シクロア
ルキル基もしくはC3 −C6 シクロアルコキシ基で置換
されていてもよい、C1 −C6 アルキル基またはC3 −
C6 シクロアルキル基を表わすか、あるいはフェニル基
を表わす。〕で示されるカルボン酸化合物を、3級アミ
ンおよびハロゲン化剤と反応させて反応性誘導体とした
のち、該反応性誘導体と、一般式 化2 【化2】 〔式中、R1 はハロゲン原子、ハロゲン置換C1 −C6
アルキル基またはハロゲン置換C1 −C6 アルコキシ基
を表わし、R2 は水素原子またはハロゲン原子を表わ
し、R3 はメチル基、エチル基、塩素原子または臭素原
子を表わす。〕で示される2−イミノチアゾリン誘導体
とを反応させることを特徴とする一般式化3 【化3】 〔式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は前記と同じ意味
を表わす。〕で示される2−アシルイミノチアゾリン誘
導体の製造法。 - 【請求項2】3級アミンとハロゲン化剤とを反応させた
後、その生成物とカルボン酸化合物とを反応させて該カ
ルボン酸の反応性誘導体とする、請求項1に記載の製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8966894A JPH07291954A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 2−アシルイミノチアゾリン誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8966894A JPH07291954A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 2−アシルイミノチアゾリン誘導体の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07291954A true JPH07291954A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=13977130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8966894A Pending JPH07291954A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 2−アシルイミノチアゾリン誘導体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07291954A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001010853A1 (de) * | 1999-08-10 | 2001-02-15 | Bayer Aktiengesellschaft | Substituierte 2-imino-thiazoline |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP8966894A patent/JPH07291954A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001010853A1 (de) * | 1999-08-10 | 2001-02-15 | Bayer Aktiengesellschaft | Substituierte 2-imino-thiazoline |
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