JPH07291945A - 新規環状ジアミン誘導体及びその製造法 - Google Patents

新規環状ジアミン誘導体及びその製造法

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JPH07291945A
JPH07291945A JP6110360A JP11036094A JPH07291945A JP H07291945 A JPH07291945 A JP H07291945A JP 6110360 A JP6110360 A JP 6110360A JP 11036094 A JP11036094 A JP 11036094A JP H07291945 A JPH07291945 A JP H07291945A
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JP
Japan
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lower alkyl
group
hydrogen atom
alkyl group
different
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Application number
JP6110360A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Miyaji
弘幸 宮地
Osamu Sugimoto
収 杉本
Takashi Okazaki
敬 岡崎
Hiromi Kiyota
博己 清田
Mitsuru Segawa
満 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 心臓性のムスカリン受容体よりも、他の平滑
筋のムスカリン受容体に対する選択性が高く、強力な拮
抗作用を有する薬物を提供する。 【構成】 下記式(1) (式中、R1 、R2 は無置換又は置換基を有していても
良いフェニル基、ピリジル基、R3 は水素原子、低級ア
ルキル基、R4 、R5 は水素原子、低級アルキル基な
ど、R6 、R7 は水素原子、低級アルキル基、無置換又
は置換基を有していても良いフェニル基、R8 は水素原
子、ハロゲン、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ア
ルキレンジオキシ基、R9 は−NR1011基など(但
し、R10、R11は水素原子、低級アルキル基などを表
す。)mは1から4、nは1から3、pは0から3を表
す)で表される環状ジアミン誘導体及びその薬剤上許容
される塩、並びにその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な環状ジアミン誘
導体に関する。更に特定すれば、本発明は選択的ムスカ
リン受容体拮抗物質としての環状ジアミン誘導体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】抗コリン作動薬は鎮痙作用及び抗分泌作
用を有し、腸や膀胱等の機能障害の治療薬としての有用
性を有している。現在抗コリン作動薬としては、アトロ
ピンのようなアルカロイド類、オキシブチニンや臭化プ
ロパンテリンのようなアミノアルカノールエステル類及
びその四級アンモニウム塩などが知られており、これら
はアセチルコリン受容体の遮断薬である。しかし、これ
ら化合物の拮抗作用には臓器選択性が乏しいために副作
用の発現が問題となっており、臨床の場においては、選
択性の高い抗コリン作動薬の開発が望まれている。抗コ
リン作用を有する環状ジアミン誘導体としては、特開平
5−125068号公報等があるが、本発明の新規化合
物とは構造的に異なるものであり、効力的にも満足でき
るものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、心臓性のム
スカリン受容体よりも、他の平滑筋のムスカリン受容体
に対する選択性が高く、強力な拮抗作用を有する薬物を
提供するためのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の目
的のため環状ジアミン誘導体に着目し、鋭意研究を重ね
た結果、一般式(1) (式中、R1 、R2 は同一もしくは相異なって無置換又
は置換基を有していても良いフェニル基、ピリジル基を
表し、R3 は水素原子、低級アルキル基を表し、R4
5 は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
基を表し、更にR4 、R5 は結合して環を成していても
良く、R6 、R7 は同一もしくは相異なってそれぞれ水
素原子、低級アルキル基、無置換又は置換基を有してい
ても良いフェニル基を表し、R8 は水素原子、ハロゲ
ン、低級アルキル基、低級アルコキシ基、アルキレンジ
オキシ基を表し、R9 は−NR1011基(但し、R10
11は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
基を表し、更にR10とR11が共に水素原子でない場合に
は、単結合或いはヘテロ原子を介して環を形成しても良
い)、−OR12基(但し、R12は水素原子、低級アルキ
ル基を表す)を表し、mは1から4を表し、nは1から
3を表し、pは0から3を表す)で表される環状ジアミ
ン誘導体及びその塩が強い抗コリン作用、そして高い選
択性を有することを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
【0005】そのため、本発明化合物は、過敏性腸症候
群、機能性下痢、食道無弛緩症、噴門痙攣等の消化管自
動運動性障害治療、胆道、尿道の痙攣、尿失禁等の治
療、慢性気道閉塞性疾患の治療等の医薬用途に有用であ
る。
【0006】本発明において示されるフェニル基の「置
換基」としてはハロゲン、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基、水酸基等が挙げられる。「ハロゲン」とはフッ
素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。「低級アルキル
基」とはメチル、エチル、イソプロピル等の直鎖又は枝
分れ状の炭素数1から6のものが挙げられる。「低級ア
ルコキシ基」とはメトキシ基、エトキシ基、イソプロポ
キシ基等酸素原子に直鎖又は枝分れ状の炭素数1から6
のアルキル基が結合したものが挙げられる。「アルキレ
ンジオキシ基」とはメチレンジオキシ、エチレンジオキ
シ等2つの酸素原子間に炭素数1から3の直鎖状アルキ
レン基を含む物が挙げられる。「ヘテロ原子」とは、酸
素原子、硫黄原子、窒素原子が挙げられる。
【0007】本発明において、一般式(2) (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
8 、m、n、及びpは前述の通り)で示される化合物
は一般式(3) (式中、R1 、R2 、R3 、mは前述の通りであり、X
は脱離基を表す)で表される化合物に一般式(4) (式中、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 、n、pは前述
の通り)で表される化合物を、塩基の存在下又は非存在
下に反応させることにより製造することができる一般式
(5) (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
8 、m、n、pは前述の通りである)の化合物を部分
加水分解することにより製造することができる。
【0008】一般式(5)の化合物の製造において、
「脱離基」としてはハロゲン、メタンスルホニルオキシ
基等の脂肪族スルホニルオキシ基又はトルエンスルホニ
ルオキシ基等のアリールスルホニルオキシ基等が挙げら
れる。
【0009】反応は、ジメチルホルムアミド、N−メチ
ルピロリドン、N,N′−ジメチルイミダゾリジノン、
ジメチルスルホキシド、キシレン等の有機溶媒中或いは
無溶媒で、塩基として水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
等の無機塩基又はトリエチルアミン、ピリジン等の有機
塩基の存在下或いは非存在下に0から 200℃で、好まし
くは60から 150℃で実施され得る。
【0010】一般式(5)の化合物の部分加水分解は硫
酸等の含水酸性溶液中又はポリリン酸中で0から 150℃
で、好ましくは 100から 150℃で実施され得る。
【0011】また、本発明において、一般式(2) (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
8 、m、n、及びpは前述の通り)で示される化合物
は一般式(6) (式中、R1 、R2 は前述の通り)で表される化合物に
一般式(7) (式中、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 、m、
n、p、Xは前述の通り)で表される化合物を、好まし
くは塩基の存在下に反応させることにより製造すること
ができる一般式(5)の化合物を部分加水分解すること
により製造することができる。
【0012】この場合の一般式(5)の化合物の製造に
おいては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の不活性有
機溶媒中で、塩基としてナトリウムアミド、リチウムア
ミド、水素化ナトリウム等の存在下に0から 200℃で、
好ましくは 100から 150℃で実施され得る。
【0013】また本発明において一般式(8) (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
8 、R10、R11、m、n、pは前述の通り)で示され
る化合物は一般式(9) (式中、R1 、R2 、R10、R11は前述の通り)で表さ
れる化合物に一般式(7) (式中、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 、m、
n、p、Xは前述の通り)で表される化合物を、好まし
くは塩基の存在下に反応させることにより製造すること
ができる
【0014】この場合反応は、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の不活性有機溶媒中で、塩基としてナトリウム
アミド、リチウムアミド、水素化ナトリウム等の存在下
に0から 200℃で、好ましくは 100から 150℃で実施さ
れ得る。
【0015】更に本発明において、一般式(10) (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
8 、R12、m、n、及びpは前述の通り)で表される
化合物は一般式(11) (式中、R1 、R2 、R12は前述の通り)で表される化
合物に一般式(7) (式中、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 、m、
n、p、Xは前述の通り)で表される化合物を、好まし
くは塩基の存在下に反応させることにより製造すること
ができる
【0016】この場合反応は、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の不活性有機溶媒中で、塩基としてナトリウム
アミド、リチウムアミド、水素化ナトリウム等の存在下
に0から 200℃で、好ましくは 100から 150℃で実施さ
れ得る。
【0017】更に本発明において、一般式(12) (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
8 、m、n、pは前述の通り)で表される化合物に一
般式(2) (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
8 、m、n、pは前述の通り)で表される化合物を、
完全加水分解することにより製造することができる。
【0018】反応は濃塩酸、濃臭化水素酸中0から 200
℃で、好ましくは50から 150℃で実施され得る。
【0019】また本発明において、一般式(8) (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
8 、R10、R11、m、n、pは前述の通り)で表され
る化合物は一般式(12) (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
8 、m、n、pは前述の通り)で表される化合物をカ
ルボン酸の反応性誘導体とした後一般式(13) (式中、R10、R11は前述の通り)で表される化合物と
反応させることでも製造することができる。ここで、カ
ルボン酸の反応性誘導体としては、酸塩化物、酸臭化
物、酸無水物、活性エステル等が挙げられる。
【0020】反応はまず、塩化チオニル、臭化チオニ
ル、塩化オキザリル等を用いてカルボン酸の反応性誘導
体とした後、一般式(13)の化合物と必要とあれば塩
基の存在下に反応させることにより製造することができ
る。
【0021】この反応は、クロロホルム、ジメチルホル
ムアミド、N−メチルピロリドン、N,N′−ジメチル
イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド、ベンゼン、
トルエン等の有機溶媒中で、塩基として水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等の無機塩基、又はトリエチルアミ
ン、ピリジン等の有機塩基の存在下或いは非存在下に−
50から 200℃で、好ましくは0から 150℃で実施され得
る。
【0022】また本発明において一般式(14) (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
8 、m、n、pは前述の通りであり、R13は低級アル
キル基を表す)で表される化合物は一般式(12) (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
8 、m、n、pは前述の通り)で表される化合物をカ
ルボン酸の反応性誘導体とした後一般式(15) (式中、R13は前述の通り)で表される化合物と反応さ
せることでも製造することができる。ここで、カルボン
酸の反応性誘導体としては、酸塩化物、酸臭化物、酸無
水物、活性エステル等が挙げられる。
【0023】反応はまず、塩化チオニル、臭化チオニ
ル、塩化オキザリル等を用いてカルボン酸の反応性誘導
体とした後、一般式(14)の化合物と必要とあれば塩
基の存在下に反応させることにより製造することができ
る。
【0024】この反応は、クロロホルム、ジメチルホル
ムアミド、N−メチルピロリドン、N,N′−ジメチル
イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド、ベンゼン、
トルエン等の有機溶媒中で、塩基として水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等の無機塩基、又はトリエチルアミ
ン、ピリジン等の有機塩基の存在下或いは非存在下に0
から 200℃で、好ましくは60から 150℃で実施され得
る。
【0025】なお、本発明の環状ジアミン誘導体におい
ては、不斉炭素を有する化合物については光学異性体が
存在するが、これらの異性体及び混合物はいずれも本発
明に包含されるものである。
【0026】本発明の新規化合物は薬学的に許容しうる
無機塩、例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸、リン酸、或い
は有機酸、例えばマレイン酸、フマル酸、酢酸、シュウ
酸、酒石酸、ベンゼンスルホン酸等を常法に従って作用
させることにより酸付加塩とすることができる。
【0027】更に本発明の新規化合物の投与形態として
は、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、又はシロ
ップ剤等による経口投与又は注射剤若しくは座剤等によ
る非経口投与を挙げることができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。
【0029】(参考例1) 4−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−2,2−ジ
フェニルブチロニトリル
【0030】4−ブロモ−2,2−ジフェニルブチロニ
トリル(7.00g,23.3mmol)、1−ベンジルピペラジン
(8.22g,46.6mmol)、トリエチルアミン(3.25ml,2
3.3mmol)及びN−メチルピロリドン(70ml)を混合
し、封管中 150℃にて27時間加熱攪拌した。次に反応液
を水中に移し、ベンゼン抽出し、抽出液を無水硫酸ナト
リウムを用いて乾燥後濃縮し、残渣をシリカゲルクロマ
トグラフィー(溶離液;ジクロロメタン:エタノール=
10:1)にて精製し、8.00gの標題化合物を褐色油状物
として得た。収率87%
【0031】(参考例2〜15)参考例1の方法に準じ、
以下の化合物を合成した(表1、表2、表3)。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】(実施例1) 4−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−2,2−ジ
フェニル酪酸アミド
【0036】4−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)
−2,2−ジフェニルブチロニトリル(16.0g,40.5mm
ol)、70%硫酸(60ml)を混合し、 140〜150 ℃にて40
分攪拌後、反応液をアルカリ性とし、クロロホルムとエ
タノールの混合溶媒(5:1)で抽出した。抽出液を無
水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、残渣を酢酸エチル−
エタノールから再結晶化し、8.44gの標記化合物を無色
粉末として得た。収率44%
【0037】融点 145〜148 ℃ 元素分析値 C27313 O・1/5H2 Oとして 計算値 C:77.74 H:7.59 N:10.07 実測値 C:77.61 H:7.64 N: 9.85
【0038】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ)
7.24−7.31(15H,m)、7.04(1H,s)、5.56(1
H,s)、3.48(2H、s)、2.59−2.62(2H,t,
J=7.1Hz)、2,46(8H,brs)、2.26−2.29(2
H,t,J=7.1Hz)
【0039】(実施例2〜15)実施例1の方法に準じ、
以下の化合物を合成した(表4、表5、表6)
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】
【表6】
【0043】(実施例16) 4−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−2,2−ジ
フェニル酪酸・2塩酸塩
【0044】4−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)
−2,2−ジフェニル酪酸アミド(2.80g,6.77mmo
l)、濃塩酸(60ml)を混合し、 140〜150 ℃にて13時
間攪拌後、反応液を約1/3にまで濃縮した。一晩放置
後、析出した沈澱を濾過、乾燥し、2.61gの標記化合物
を無色粉末として得た。収率79%
【0045】融点 217〜220 ℃ 元素分析値 C27302 2 ・2HClとして 計算値 C:66.53 H:6.62 N:5.75 実測値 C:66.46 H:6.62 N:5.77
【0046】1H−NMR(400MHz,d6 −DMSO,
δ)7.24−7.51(15H,m)、4.28(2H,s)、3.31
(8H,brs)、2.76−2.80(4H,m)
【0047】(実施例17) 4−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−2,2−ジ
フェニル酪酸エチル
【0048】4−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)
−2,2−ジフェニル酪酸・二塩酸塩(2.00g,4.10mm
ol)、塩化チオニル(50ml)を混合し、2時間加熱還流
した。大部分の塩化チオニルを減圧留去した後残渣に氷
冷下、 150mlのエタノールを加え、6時間加熱還流し
た。エタノールを留去した後2(N)水酸化ナトリウム
水溶液を加え、塩化メチレンにて抽出した。抽出液を無
水硫酸ナトリウムを用いて乾燥後濃縮し、残渣をクーゲ
ルロール蒸留し、 540mgの標題化合物を無色油状物とし
て得た。収率30%
【0049】沸点 250℃(0.7mmHg) 元素分析値 C29342 2 ・3/10H2 Oとして 計算値 C:77.75 H:7.79 N:6.25 実測値 C:77.75 H:7.66 N:6.81
【0050】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ)
7.23−7.35(15H,m)、4.12−4.17(2H,q,J=
7.0Hz)、3.50(2H,s)、2.16−2.62(12H,m)、
1.13−1.16(3H,t,J=7.0Hz)
【0051】(実施例18) N−メチル−4−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)
−2,2−ジフェニル酪酸アミド
【0052】4−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)
−2,2−ジフェニル酪酸・二塩酸塩(3.00g,6.15mm
ol)、塩化チオニル(30ml)を混合し、2時間加熱還流
した。大部分の塩化チオニルを減圧留去した後残渣をク
ロロホルム(100ml) に溶かし、−50℃に冷却した後メチ
ルアミンのメタノール溶液(30ml)を滴下し、0℃以下
にて6時間攪拌後放置し、反応液を水中にあけ塩化メチ
レンにて抽出後濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィー(塩化メチレン:エタノール=10:1)にて精製
し、更にクーゲルロール蒸留を行い、 500mgの標題化合
物を得た。収率19%
【0053】沸点 295℃(0.7mmHg) 元素分析値 C28333 O・1/5H2 Oとして 計算値 C:78.00 H:7.81 N:9.75 実測値 C:77.98 H:7.80 N:9.87
【0054】1H−NMR(400MHz,CDCl3 ,δ)
7.21−7.32(15H,m)、6.05(1H,brs)、3.50
(2H,s)、2.77−2.78(3H,d,J=4.4Hz)、2.
59−2.62(2H,t,J=6.8Hz)、2.47(8H,br
s)、2.30(2H,m)
【0055】(実施例19、20)実施例18の方法に準じ、
以下の化合物合成した(表7)。
【0056】
【表7】
【0057】
【発明の効果】
1:摘出モルモット回腸及び心房に対する抗コリン作用 Hartley 系雄性モルモットの後頭部を打撲後、頸動静脈
より脱血し、直ちに心臓及び盲腸直近の回腸部を摘出し
た。回腸は、長さ3cmの小片としてマグヌス管に1gの
負荷をかけて懸垂し、標本の反応を等張性に記録した。
栄養液はタイロード液を用い、O2 :95%、CO2:5
%の混合ガスを通気し、液温は32℃とした。アセチルコ
リン(ACh)は累積的に投与し、試験化合物は5分間
前処理した。試験化合物の親和性は(pA2)シルド法
(Arunlakshana, O. and Schild, H.O. (1959) Brit.
J. Pharmacol., 14 48〜58)により求めた。分離した心
房をマグヌス管に 0.5gの負荷をかけて懸垂し、標本の
反応を等尺性に記録した。栄養液はタイロード液用い、
2 :95%、CO2 :5%の混合ガスを通気し、液温は
32℃とした。アセチルコリンは累積的に投与し、試験化
合物は10分間前処理した。試験化合物の親和性は回腸の
場合と同様にして求めた。結果を表8に示す。
【0058】
【表8】
【0059】2:律動的膀胱収縮に対する作用 ウイスター系の雄性ラットをハロタン麻酔下、背位に固
定し、腹部正中切開により露出させた膀胱の頂部からバ
ルーン付きカテーテルを挿入し、巾着縫合した。縫合し
た上位腹部からカテーテルを導出し、三方活栓を連結、
一方にはシリンジを、他方には膀胱内圧測定用の圧トラ
ンスデューサーを連結した。バルーン内には約 0.1〜0.
3ml の蒸留水を注入し、惹起された律動的膀胱収縮が安
定した振幅を示すことを確認した後、試験化合物を予め
留置したカテーテルを介して、十二指腸内に投与した。
抑制効果は律動的膀胱収縮の振幅の減少から評価した。
本発明化合物は 1.2mg/kgで抑制作用を示した。
【0060】3:ベサネコール誘発の下痢に対する作用 ICR系雄性マウスに試験化合物を経口投与し、 0.5時
間後ベサネコール20mg/kgを皮下投与した。このとき発
現する下痢症状を 0.5時間後まで観察した。本発明化合
物は4mg/kgで下痢の発現を抑制した。
【0061】本発明の化合物は、心臓性のムスカリン受
容体に対する他の平滑筋のムスカリン受容体の選択性が
従来の抗コリン薬に比べて優れていた。特に実施例1、
2、4、5、6、9等の化合物は、10倍以上の選択性を
示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 295/18 Z 471/08 (72)発明者 清田 博己 栃木県下都賀郡野木町友沼6096 南友沼寮 (72)発明者 瀬川 満 埼玉県大宮市中川594−5

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) (式中、R1 、R2 は同一もしくは相異なって無置換又
    は置換基を有していても良いフェニル基、ピリジル基を
    表し、R3 は水素原子、低級アルキル基を表し、R4
    5 は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
    基を表し、更にR4 、R5 は結合して環を成していても
    良く、R6 、R7 は同一もしくは相異なってそれぞれ水
    素原子、低級アルキル基、無置換又は置換基を有してい
    ても良いフェニル基を表し、R8 は水素原子、ハロゲ
    ン、低級アルキル基、低級アルコキシ基、アルキレンジ
    オキシ基を表し、R9 は−NR1011基(但し、R10
    11は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
    基を表し、更にR10とR11が共に水素原子でない場合に
    は、単結合或いはヘテロ原子を介して環を形成しても良
    い)、−OR12基(但し、R12は水素原子、低級アルキ
    ル基を表す)を表し、mは1から4を表し、nは1から
    3を表し、pは0から3を表す)で表される環状ジアミ
    ン誘導体及びその薬剤上許容される塩。
  2. 【請求項2】 一般式(2) (式中、R1 、R2 は同一もしくは相異なって無置換又
    は置換基を有していても良いフェニル基、ピリジル基を
    表し、R3 は水素原子、低級アルキル基を表し、R4
    5 は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
    基を表し、更にR4 、R5 は結合して環を成していても
    良く、R6 、R7 は同一もしくは相異なってそれぞれ水
    素原子、低級アルキル基、無置換又は置換基を有してい
    ても良いフェニル基を表し、R8 は水素原子、ハロゲ
    ン、低級アルキル基、低級アルコキシ基、アルキレンジ
    オキシ基を表し、mは1から4を表し、nは1から3を
    表し、pは0から3を表す)で表される化合物及びそれ
    らの塩を製造するにあたり、一般式(3) (式中、R1 、R2 、R3 、mは前述の通りであり、X
    は脱離基を表す)で表される化合物に一般式(4) (式中、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 、n、pは前述
    の通りである)で表される化合物を反応させて得られた
    一般式(5)の化合物 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
    8 、m、n、pは前述の通りである)を部分加水分解
    することを特徴とする製造法。
  3. 【請求項3】 一般式(2) (式中、R1 、R2 は同一もしくは相異なって無置換又
    は置換基を有していても良いフェニル基、ピリジル基を
    表し、R3 は水素原子、低級アルキル基を表し、R4
    5 は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
    基を表し、更にR4 、R5 は結合して環を成していても
    良く、R6 、R7 は同一もしくは相異なってそれぞれ水
    素原子、低級アルキル基、無置換又は置換基を有してい
    ても良いフェニル基を表し、R8 は水素原子、ハロゲ
    ン、低級アルキル基、低級アルコキシ基、アルキレンジ
    オキシ基を表し、mは1から4を表し、nは1から3を
    表し、pは0から3を表す)で表される化合物及びそれ
    らの塩を製造するにあたり、一般式(6) (式中、R1 、R2 は前述の通り)で表される化合物に
    一般式(7) (式中、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 、m、n
    及びpは前述の通りであり、Xは脱離基を表す)で表さ
    れる化合物を反応させて得られた一般式(5)の化合物 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
    8 、m、n、pは前述の通りである)を部分加水分解
    することを特徴とする製造法。
  4. 【請求項4】 一般式(8) (式中、R1 、R2 は同一もしくは相異なって無置換又
    は置換基を有していても良いフェニル基、ピリジル基を
    表し、R3 は水素原子、低級アルキル基を表し、R4
    5 は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
    基を表し、更にR4 、R5 は結合して環を成していても
    良く、R6 、R7 は同一もしくは相異なってそれぞれ水
    素原子、低級アルキル基、無置換又は置換基を有してい
    ても良いフェニル基を表し、R8 は水素原子、ハロゲ
    ン、低級アルキル基、低級アルコキシ基、アルキレンジ
    オキシ基を表し、R10、R11は同一もしくは相異なって
    水素原子、低級アルキル基を表し、更にR10とR11が共
    に水素原子でない場合には、単結合或いはヘテロ原子を
    介して環を形成していても良く、mは1から4を表し、
    nは1から3を表し、pは0から3を表す)で表される
    化合物及びそれらの塩を製造するにあたり、一般式
    (9) (式中、R1 、R2 、R10、R11は前述の通り)で表さ
    れる化合物に一般式(7) (式中、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 、m、n
    及びpは前述の通りであり、Xは脱離基を表す)で表さ
    れる化合物を反応させることを特徴とする製造法。
  5. 【請求項5】 一般式(10) (式中、R1 、R2 は同一もしくは相異なって無置換又
    は置換基を有していても良いフェニル基、ピリジル基を
    表し、R3 は水素原子、低級アルキル基を表し、R4
    5 は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
    基を表し、更にR4 、R5 は結合して環を成していても
    良く、R6 、R7 は同一もしくは相異なってそれぞれ水
    素原子、低級アルキル基、無置換又は置換基を有してい
    ても良いフェニル基を表し、R8 は水素原子、ハロゲ
    ン、低級アルキル基、低級アルコキシ基、アルキレンジ
    オキシ基を表し、R12は水素原子、低級アルキル基を表
    し、mは1から4を表し、nは1から3を表し、pは0
    から3を表す)で表される化合物及びそれらの塩を製造
    するにあたり、一般式(11) (式中、R1 、R2 、R12は前述の通り)で表される化
    合物に一般式(7) (式中、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 、m、n
    及びpは前述の通りであり、Xは脱離基を表す)で表さ
    れる化合物を反応させることを特徴とする製造法。
  6. 【請求項6】 一般式(12) (式中、R1 、R2 は同一もしくは相異なって無置換又
    は置換基を有していても良いフェニル基、ピリジル基を
    表し、R3 は水素原子、低級アルキル基を表し、R4
    5 は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
    基を表し、更にR4 、R5 は結合して環を成していても
    良く、R6 、R7 は同一もしくは相異なってそれぞれ水
    素原子、低級アルキル基、無置換又は置換基を有してい
    ても良いフェニル基を表し、R8 は水素原子、ハロゲ
    ン、低級アルキル基、低級アルコキシ基、アルキレンジ
    オキシ基を表し、mは1から4を表し、nは1から3を
    表し、pは0から3を表す)で表される化合物及びそれ
    らの塩を製造するにあたり、一般式(2) (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
    8 、m、n、pは前述の通り)で表される化合物を完
    全加水分解することを特徴とする製造法。
  7. 【請求項7】 一般式(8) (式中、R1 、R2 は同一もしくは相異なって無置換又
    は置換基を有していても良いフェニル基、ピリジル基を
    表し、R3 は水素原子、低級アルキル基を表し、R4
    5 は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
    基を表し、更にR4 、R5 は結合して環を成していても
    良く、R6 、R7 は同一もしくは相異なってそれぞれ水
    素原子、低級アルキル基、無置換又は置換基を有してい
    ても良いフェニル基を表し、R8 は水素原子、ハロゲ
    ン、低級アルキル基、低級アルコキシ基、アルキレンジ
    オキシ基を表し、R10、R11は同一もしくは相異なって
    水素原子、低級アルキル基を表し、更にR10とR11が共
    に水素原子でない場合には、単結合或いはヘテロ原子を
    介して環を形成していても良く、mは1から4を表し、
    nは1から3を表し、pは0から3を表す)で表される
    化合物及びそれらの塩を製造するにあたり、一般式(1
    2) (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
    8 、m、n、pは前述の通り)で表される化合物をカ
    ルボン酸の反応性誘導体とした後一般式(13) (式中、R10、R11は前述の通り)で表される化合物と
    反応させることを特徴とする製造法。
  8. 【請求項8】 一般式(14) (式中、R1 、R2 は同一もしくは相異なって無置換又
    は置換基を有していても良いフェニル基、ピリジル基を
    表し、R3 は水素原子、低級アルキル基を表し、R4
    5 は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
    基を表し、更にR4 、R5 は結合して環を成していても
    良く、R6 、R7 は同一もしくは相異なってそれぞれ水
    素原子、低級アルキル基、無置換又は置換基を有してい
    ても良いフェニル基を表し、R8 は水素原子、ハロゲ
    ン、低級アルキル基、低級アルコキシ基、アルキレンジ
    オキシ基を表し、R13は低級アルキル基を表し、mは1
    から4を表し、nは1から3を表し、pは0から3を表
    す)で表される化合物及びそれらの塩を製造するにあた
    り、一般式(12) (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
    8 、m、n、pは前述の通り)で表される化合物をカ
    ルボン酸の反応性誘導体とした後一般式(15) (式中、R13は前述の通り)で表される化合物と反応さ
    せることを特徴とする製造法。
  9. 【請求項9】 一般式(1) (式中、R1 、R2 は同一もしくは相異なって無置換又
    は置換基を有していても良いフェニル基、ピリジル基を
    表し、R3 は水素原子、低級アルキル基を表し、R4
    5 は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
    基を表し、更にR4 、R5 は結合して環を成していても
    良く、R6 、R7 は同一もしくは相異なってそれぞれ水
    素原子、低級アルキル基、無置換又は置換基を有してい
    ても良いフェニル基を表し、R8 は水素原子、ハロゲ
    ン、低級アルキル基、低級アルコキシ基、アルキレンジ
    オキシ基を表し、R9 は−NR1011基(但し、R10
    11は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
    基を表し、更にR10とR11が共に水素原子でない場合に
    は、単結合或いはヘテロ原子を介して環を形成しても良
    い)、−OR12基(但し、R12は水素原子、低級アルキ
    ル基を表す)を表し、mは1から4を表し、nは1から
    3を表し、pは0から3を表す)で表される化合物及び
    薬剤上許容される担体を含有するコリン作動性受容体拮
    抗薬として有用な薬剤組成物。
  10. 【請求項10】 一般式(1) (式中、R1 、R2 は同一もしくは相異なって無置換又
    は置換基を有していても良いフェニル基、ピリジル基を
    表し、R3 は水素原子、低級アルキル基を表し、R4
    5 は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
    基を表し、更にR4 、R5 は結合して環を成していても
    良く、R6 、R7 は同一もしくは相異なってそれぞれ水
    素原子、低級アルキル基、無置換又は置換基を有してい
    ても良いフェニル基を表し、R8 は水素原子、ハロゲ
    ン、低級アルキル基、低級アルコキシ基、アルキレンジ
    オキシ基を表し、R9 は−NR1011基(但し、R10
    11は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
    基を表し、更にR10とR11が共に水素原子でない場合に
    は、単結合或いはヘテロ原子を介して環を形成しても良
    い)、−OR12基(但し、R12は水素原子、低級アルキ
    ル基を表す)を表し、mは1から4を表し、nは1から
    3を表し、pは0から3を表す)で表される化合物及び
    薬剤上許容される担体を含有する排尿障害治療用の薬剤
    組成物。
  11. 【請求項11】 一般式(1) (式中、R1 、R2 は同一もしくは相異なって無置換又
    は置換基を有していても良いフェニル基、ピリジル基を
    表し、R3 は水素原子、低級アルキル基を表し、R4
    5 は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
    基を表し、更にR4 、R5 は結合して環を成していても
    良く、R6 、R7 は同一もしくは相異なってそれぞれ水
    素原子、低級アルキル基、無置換又は置換基を有してい
    ても良いフェニル基を表し、R8 は水素原子、ハロゲ
    ン、低級アルキル基、低級アルコキシ基、アルキレンジ
    オキシ基を表し、R9 は−NR1011基(但し、R10
    11は同一もしくは相異なって水素原子、低級アルキル
    基を表し、更にR10とR11が共に水素原子でない場合に
    は、単結合或いはヘテロ原子を介して環を形成しても良
    い)、−OR12基(但し、R12は水素原子、低級アルキ
    ル基を表す)を表し、mは1から4を表し、nは1から
    3を表し、pは0から3を表す)で表される化合物及び
    薬剤上許容される担体を含有する過敏性腸症候群治療用
    の薬剤組成物。
JP6110360A 1994-04-26 1994-04-26 新規環状ジアミン誘導体及びその製造法 Pending JPH07291945A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107602445A (zh) * 2016-07-12 2018-01-19 中国科学院上海药物研究所 咯哌丁胺衍生物及其在制备治疗混合谱系白血病的药物中的应用

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