JPH07291824A - グリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシラート)を含有する化粧品用および/または皮膚病用の組成物 - Google Patents
グリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシラート)を含有する化粧品用および/または皮膚病用の組成物Info
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- JPH07291824A JPH07291824A JP7091173A JP9117395A JPH07291824A JP H07291824 A JPH07291824 A JP H07291824A JP 7091173 A JP7091173 A JP 7091173A JP 9117395 A JP9117395 A JP 9117395A JP H07291824 A JPH07291824 A JP H07291824A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 皮膚に潤いを与え、皮膚を柔軟にするための
化粧品用および/または皮膚病用の組成物を提供する。 【構成】 皮膚に潤いを与え、皮膚を柔軟にするため
に、酵素反応を経て、皮膚上にグリセロールおよびヒド
ロキシ酸を放出することのできるグリセロールとヒドロ
キシ酸の唯一の先駆物質として、グリセリル=トリ(α
−ヒドロキシアシラート)を使用する。
化粧品用および/または皮膚病用の組成物を提供する。 【構成】 皮膚に潤いを与え、皮膚を柔軟にするため
に、酵素反応を経て、皮膚上にグリセロールおよびヒド
ロキシ酸を放出することのできるグリセロールとヒドロ
キシ酸の唯一の先駆物質として、グリセリル=トリ(α
−ヒドロキシアシラート)を使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顔と体の両方の皮膚、
または頭皮に潤いを与え、および/または皮膚を柔らか
くするための化粧品用および/または皮膚病用組成物に
おけるグリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシラート)
の使用に関する。
または頭皮に潤いを与え、および/または皮膚を柔らか
くするための化粧品用および/または皮膚病用組成物に
おけるグリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシラート)
の使用に関する。
【0002】また、本発明は、皮膚に潤いを与え、およ
び/または皮膚を柔らかくするための、局所的な美容処
理方法に関する。
び/または皮膚を柔らかくするための、局所的な美容処
理方法に関する。
【0003】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】空気や太
陽にさらされることによって、皮膚は乾燥する傾向にあ
り、表面における水分の喪失により、角質層中の水分が
喪失することが知られている。このために、皮膚を十分
に湿潤させることは重要であり、また皮膚に衰えを生じ
させ、時期早尚の老化、乾燥、落屑を誘発する危険を生
じる水分の喪失を被らないようにすることが重要であ
る。したがって、化粧品の分野では保湿剤、すなわち大
気中の水分を取り込み、皮膚に水分を保持させることに
よって、皮膚の再水和作用をもたらす吸湿性物質を使用
組成物中に含有させるのが一般的である。
陽にさらされることによって、皮膚は乾燥する傾向にあ
り、表面における水分の喪失により、角質層中の水分が
喪失することが知られている。このために、皮膚を十分
に湿潤させることは重要であり、また皮膚に衰えを生じ
させ、時期早尚の老化、乾燥、落屑を誘発する危険を生
じる水分の喪失を被らないようにすることが重要であ
る。したがって、化粧品の分野では保湿剤、すなわち大
気中の水分を取り込み、皮膚に水分を保持させることに
よって、皮膚の再水和作用をもたらす吸湿性物質を使用
組成物中に含有させるのが一般的である。
【0004】多くの保湿剤があるが、多価アルコール
類、特に、ヒドロキシル基により水分を捕獲するグリセ
ロールが最もよく使用されており、例えば、1分子のグ
リセロールで、6分子の水を吸収する。さらに、グリセ
ロール分子はあまり大きくないため、グリセロールは皮
膚中に浸透することができる。この主題については、R.
G.Harryによる「現代化粧品の基本と実際(The Princip
les and Practice of Modern Cosmetics)」(196
3年,第2巻,202ページから205ページ)中のグ
リセリンに関する記載を挙げることができる。
類、特に、ヒドロキシル基により水分を捕獲するグリセ
ロールが最もよく使用されており、例えば、1分子のグ
リセロールで、6分子の水を吸収する。さらに、グリセ
ロール分子はあまり大きくないため、グリセロールは皮
膚中に浸透することができる。この主題については、R.
G.Harryによる「現代化粧品の基本と実際(The Princip
les and Practice of Modern Cosmetics)」(196
3年,第2巻,202ページから205ページ)中のグ
リセリンに関する記載を挙げることができる。
【0005】グリセロールの唯一の欠点は、それを多量
に含有する組成物に粘着性の性質を付与することであ
る。
に含有する組成物に粘着性の性質を付与することであ
る。
【0006】さらに、ヒドロキシ酸およびその塩、特に
乳酸と乳酸ナトリウムを使用することが知られている。
これらは、NMF(自然保湿因子)の成分の一つとし
て、皮膚に存在しており、実際、乳酸またはその塩は角
質層中のタンパク質の空間配座を変えると考えられる。
そして、結果として、皮膚の柔軟性および弾力性を改善
する。このことは、コスメチックとトイレタリー(Cosm
etics & Toiletries)(1992年,vol.107,pp.89-9
0)のM.Riegerの論文に記載されている。
乳酸と乳酸ナトリウムを使用することが知られている。
これらは、NMF(自然保湿因子)の成分の一つとし
て、皮膚に存在しており、実際、乳酸またはその塩は角
質層中のタンパク質の空間配座を変えると考えられる。
そして、結果として、皮膚の柔軟性および弾力性を改善
する。このことは、コスメチックとトイレタリー(Cosm
etics & Toiletries)(1992年,vol.107,pp.89-9
0)のM.Riegerの論文に記載されている。
【0007】しかしながら、ヒドロキシ酸とその塩は、
特に、組成物を安定させるために通常使用されるゲル化
剤の大部分と融和しないため、それらを多量に使用した
い場合は、化粧品用および/または皮膚病用の組成物に
含有させることが困難であるという欠点を有する。この
不融和性は、それらを含有する組成物を不安定にする。
エマルションの場合は水相と油相との分離が生じ、ゲル
の場合は壊れる。
特に、組成物を安定させるために通常使用されるゲル化
剤の大部分と融和しないため、それらを多量に使用した
い場合は、化粧品用および/または皮膚病用の組成物に
含有させることが困難であるという欠点を有する。この
不融和性は、それらを含有する組成物を不安定にする。
エマルションの場合は水相と油相との分離が生じ、ゲル
の場合は壊れる。
【0008】この問題を克服するために、それらを極く
少量含有させるか、あるいはそれらと融和するかなり特
殊なビヒクルを使用することが可能であるが、いずれの
場合でも、処方の自由度を減じる。したがって、乳酸ま
たは乳酸ナトリウムは、今だに、同じ種類のゲル化剤と
乳化剤と一緒に使用されており、通常脂肪性でロウ性
の、同様の手触りの組成物が得られる。
少量含有させるか、あるいはそれらと融和するかなり特
殊なビヒクルを使用することが可能であるが、いずれの
場合でも、処方の自由度を減じる。したがって、乳酸ま
たは乳酸ナトリウムは、今だに、同じ種類のゲル化剤と
乳化剤と一緒に使用されており、通常脂肪性でロウ性
の、同様の手触りの組成物が得られる。
【0009】このように、ヒドロキシ酸とその塩をいか
なる種類の組成物にも使用することは非常に困難であ
る。特に、ミルク類およびローション類を得ることは不
可能である。
なる種類の組成物にも使用することは非常に困難であ
る。特に、ミルク類およびローション類を得ることは不
可能である。
【0010】本発明は、厳密には、上述した問題を解決
することを可能にする化粧品用および/または皮膚病用
の組成物を提供する。
することを可能にする化粧品用および/または皮膚病用
の組成物を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本出願人は、驚くべきこ
とに、化粧品用および/または皮膚病用の組成物にグリ
セリル=トリ(α−ヒドロキシアシリラート)を使用す
ることで、皮膚に対して、グリセロールと対応するヒド
ロキシ酸と、少なくとも同様の効果を得ることが可能に
なり、同時に、いずれの種類のゲル化剤および乳化剤の
使用をも可能にし、したがって、ヒドロキシ酸の存在下
において従来では安定化させることが不可能であった、
水性ゲルおよび流動性のエマルションのような新規の調
剤形態を得ることが可能になることを見い出した。
とに、化粧品用および/または皮膚病用の組成物にグリ
セリル=トリ(α−ヒドロキシアシリラート)を使用す
ることで、皮膚に対して、グリセロールと対応するヒド
ロキシ酸と、少なくとも同様の効果を得ることが可能に
なり、同時に、いずれの種類のゲル化剤および乳化剤の
使用をも可能にし、したがって、ヒドロキシ酸の存在下
において従来では安定化させることが不可能であった、
水性ゲルおよび流動性のエマルションのような新規の調
剤形態を得ることが可能になることを見い出した。
【0012】グリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシラ
ート)は化粧品用および/または皮膚病用の組成物中に
含有させることがたやすく、同量のグリセロールを含有
する組成物よりも粘着性が低いという利点をも有する。
特に、グリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシラート)
類はヒドロキシ酸程は親水性でなく、それらを含有する
組成物の成分とあまり反応しない。
ート)は化粧品用および/または皮膚病用の組成物中に
含有させることがたやすく、同量のグリセロールを含有
する組成物よりも粘着性が低いという利点をも有する。
特に、グリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシラート)
類はヒドロキシ酸程は親水性でなく、それらを含有する
組成物の成分とあまり反応しない。
【0013】したがって、本発明は、皮膚に潤いを与
え、皮膚を柔軟にするために、酵素反応を経て、皮膚上
にグリセロールおよびヒドロキシ酸を放出することので
きるグリセロールとヒドロキシ酸の唯一の先駆物質とし
て、グリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシラート)を
使用した化粧品用および/または皮膚病用の組成物を提
供する。
え、皮膚を柔軟にするために、酵素反応を経て、皮膚上
にグリセロールおよびヒドロキシ酸を放出することので
きるグリセロールとヒドロキシ酸の唯一の先駆物質とし
て、グリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシラート)を
使用した化粧品用および/または皮膚病用の組成物を提
供する。
【0014】活性先駆物質なる語句は、角質層に接触す
ると特定の酵素の作用によって加水分解され、遊離の活
性成分を放出する化合物を意味する。一般に先駆物質
は、遊離の活性成分よりも効果が劣るという欠点を有す
る。しかしながら、驚いたことに、グリセリル=トリラ
クタートの場合、保湿効果は放出された活性成分と同等
かあるいはそれより大きい。
ると特定の酵素の作用によって加水分解され、遊離の活
性成分を放出する化合物を意味する。一般に先駆物質
は、遊離の活性成分よりも効果が劣るという欠点を有す
る。しかしながら、驚いたことに、グリセリル=トリラ
クタートの場合、保湿効果は放出された活性成分と同等
かあるいはそれより大きい。
【0015】本発明の特徴としては、1つの先駆物質の
みが使用されることである。しかしながら、先駆物質
は、皮膚上において、生物変換先駆物質の形態で見い出
されない他の活性成分と結合することが可能である。
みが使用されることである。しかしながら、先駆物質
は、皮膚上において、生物変換先駆物質の形態で見い出
されない他の活性成分と結合することが可能である。
【0016】特に、グリセリル=トリ(α−ヒドロキシ
アシラート)は、式(I):
アシラート)は、式(I):
【化4】 (式中、R1、R2およびR3は、同じかまたは異なって
おり、それぞれ基CnH2n +1を表し、nは、0から12
までの整数である)の化合物である。
おり、それぞれ基CnH2n +1を表し、nは、0から12
までの整数である)の化合物である。
【0017】特に、グリセリル=トリ(α−ヒドロキシ
アシラート)は、グリセリル=トリラクタート、また
は、グリセリル=トリグリコラート、グリセリル=トリ
マンデラート、グリセリル=トリタータラートまたはグ
リセリル=トリシトラートから選ばれる。
アシラート)は、グリセリル=トリラクタート、また
は、グリセリル=トリグリコラート、グリセリル=トリ
マンデラート、グリセリル=トリタータラートまたはグ
リセリル=トリシトラートから選ばれる。
【0018】グリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシラ
ート)を含有する本発明の組成物は、皮膚の脱水および
乾燥に抗し、したがって、老化に抗することを可能にさ
せる。
ート)を含有する本発明の組成物は、皮膚の脱水および
乾燥に抗し、したがって、老化に抗することを可能にさ
せる。
【0019】また、本発明は、グリセリル=トリ(α−
ヒドロキシアシラート)を含有する組成物を皮膚に適用
することからなる、皮膚を保湿し、および/または柔軟
にするための美容方法を提供するものである。
ヒドロキシアシラート)を含有する組成物を皮膚に適用
することからなる、皮膚を保湿し、および/または柔軟
にするための美容方法を提供するものである。
【0020】さらに、本発明は、乾燥肌の治療用の皮膚
病用組成物の製造に使用するグリセリル=トリ(α−ヒ
ドロキシアシラート)の使用方法を提供するものであ
る。本発明の組成物は、グリセリル=トリ(α−ヒドロ
キシアシラート)を、組成物の全重量に対して、例え
ば、0.01重量%から20重量%、好ましくは0.5
重量%から10重量%含有してもよい。
病用組成物の製造に使用するグリセリル=トリ(α−ヒ
ドロキシアシラート)の使用方法を提供するものであ
る。本発明の組成物は、グリセリル=トリ(α−ヒドロ
キシアシラート)を、組成物の全重量に対して、例え
ば、0.01重量%から20重量%、好ましくは0.5
重量%から10重量%含有してもよい。
【0021】本発明の組成物は、局所適用に対して通常
用いられる全ての調剤の形態、例えば、水性または水性
−アルコールローションの形態、水性ゲルの形態、漿液
の形態、あるいは水中油形(O/W)または油中水形
(W/O)エマルションの形態であってもよい。また、
イオン性(リポソーム)または非イオン性の脂質小胞
体、ナノカプセルおよびナノ球体のような小球体の形態
であってもよい。
用いられる全ての調剤の形態、例えば、水性または水性
−アルコールローションの形態、水性ゲルの形態、漿液
の形態、あるいは水中油形(O/W)または油中水形
(W/O)エマルションの形態であってもよい。また、
イオン性(リポソーム)または非イオン性の脂質小胞
体、ナノカプセルおよびナノ球体のような小球体の形態
であってもよい。
【0022】特に、エマルションは、流動性のエマルシ
ョン類であるミルク類の形態であってもよい。実際には
流動性のエマルションは、Contraves MTV粘度計の測定
で8ポアズ(0.8Pa.s)より低い粘度を有してお
り、この粘度は、自重で流れるものである。
ョン類であるミルク類の形態であってもよい。実際には
流動性のエマルションは、Contraves MTV粘度計の測定
で8ポアズ(0.8Pa.s)より低い粘度を有してお
り、この粘度は、自重で流れるものである。
【0023】また、油をほとんどまたは全く含有しない
水性ゲルを得ることができるということも特に有利な点
である。どのような種類のゲル化剤もこのために使用す
ることができ、ゲル化剤としては、例えば、カルボキシ
ビニルポリマー(カーボマー、carbomer)、アクリラー
ト/アルキルアクリラートコポリマー類のようなアクリ
ルコポリマー、ポリアクリルアミド、または多糖類が挙
げられる。
水性ゲルを得ることができるということも特に有利な点
である。どのような種類のゲル化剤もこのために使用す
ることができ、ゲル化剤としては、例えば、カルボキシ
ビニルポリマー(カーボマー、carbomer)、アクリラー
ト/アルキルアクリラートコポリマー類のようなアクリ
ルコポリマー、ポリアクリルアミド、または多糖類が挙
げられる。
【0024】組成物がエマルションである場合、脂肪相
は、組成物の全重量に対して、5重量%から80重量
%、好ましくは5重量%から50重量%の範囲内であっ
てもよい。エマルション形態の組成物に使用される油
類、乳化剤、および共乳化剤は、従来より化粧品の分野
で使用されているものから選ばれる。乳化剤と共乳化剤
が組成物中に存在するとき、その割合は、組成物の全重
量に対して0.3重量%から30重量%、好ましくは
0.5重量%から30重量%の範囲内である。そのう
え、エマルションは、脂質小胞体を含有していてもよ
い。
は、組成物の全重量に対して、5重量%から80重量
%、好ましくは5重量%から50重量%の範囲内であっ
てもよい。エマルション形態の組成物に使用される油
類、乳化剤、および共乳化剤は、従来より化粧品の分野
で使用されているものから選ばれる。乳化剤と共乳化剤
が組成物中に存在するとき、その割合は、組成物の全重
量に対して0.3重量%から30重量%、好ましくは
0.5重量%から30重量%の範囲内である。そのう
え、エマルションは、脂質小胞体を含有していてもよ
い。
【0025】また、知られているように、本発明の化粧
品用および/または皮膚病用の組成物は、親水性のゲル
化剤または親油性のゲル化剤、親水性の活性剤または親
油性の活性剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、フィラー、
遮蔽剤および染料のような化粧品および/または皮膚科
学の分野に普通のアジュバントを含有してもよい。これ
らの様々なアジュバントの量は、従来より化粧品および
/または皮膚科学の分野で使用されている量、例えば、
組成物の全重量に対して0.01%から10%である。
なお、性質によっては、これらのアジュバントは、脂肪
相、水相および/または脂質小球体の中に導入されても
よい。
品用および/または皮膚病用の組成物は、親水性のゲル
化剤または親油性のゲル化剤、親水性の活性剤または親
油性の活性剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、フィラー、
遮蔽剤および染料のような化粧品および/または皮膚科
学の分野に普通のアジュバントを含有してもよい。これ
らの様々なアジュバントの量は、従来より化粧品および
/または皮膚科学の分野で使用されている量、例えば、
組成物の全重量に対して0.01%から10%である。
なお、性質によっては、これらのアジュバントは、脂肪
相、水相および/または脂質小球体の中に導入されても
よい。
【0026】本発明に使用できる油類としては、鉱物性
油類(流動ワセリン)、植物性油類(ヒマワリ油)、合
成油類(ミリスチン酸イソプロピル、ペルヒドロキシス
クワレン、ラノリンまたはプルセリン油)、シリコーン
含有油類(シクロメチコーン)およびフッ素含有油類
(ペルフルオロ=ポリエーテル類)が挙げられる。ま
た、これらの油類に、脂肪アルコール類および脂肪酸類
(セチルアルコール、ステアリン酸およびラノリンアル
コール)を添加してもよい。
油類(流動ワセリン)、植物性油類(ヒマワリ油)、合
成油類(ミリスチン酸イソプロピル、ペルヒドロキシス
クワレン、ラノリンまたはプルセリン油)、シリコーン
含有油類(シクロメチコーン)およびフッ素含有油類
(ペルフルオロ=ポリエーテル類)が挙げられる。ま
た、これらの油類に、脂肪アルコール類および脂肪酸類
(セチルアルコール、ステアリン酸およびラノリンアル
コール)を添加してもよい。
【0027】本発明に使用できるW/O形の乳化剤とし
ては、例えば、ゴールドシュミット(Goldschmidt)社
からABIL WE 09の名称で販売されているポリグリセリル
−4=イソステアラート/セチルジメチコーン=コポリ
オール/ラウリン酸ヘキシルの混合物、ゴールドシュミ
ット社からPROTEGIN Xの名称で販売されている鉱物性油
/ワセリン/オゾケライト/オレイン酸グリセリル/ラ
ノリンアルコールの混合物が挙げられる。
ては、例えば、ゴールドシュミット(Goldschmidt)社
からABIL WE 09の名称で販売されているポリグリセリル
−4=イソステアラート/セチルジメチコーン=コポリ
オール/ラウリン酸ヘキシルの混合物、ゴールドシュミ
ット社からPROTEGIN Xの名称で販売されている鉱物性油
/ワセリン/オゾケライト/オレイン酸グリセリル/ラ
ノリンアルコールの混合物が挙げられる。
【0028】本発明に使用できるO/W形の乳化剤とし
ては、例えば、ICI社からARLACEL 165の名称で販売され
ているステアリン酸グリセリル/PEG−100ステアラート
の混合物、ICI社からTWEEN 60の名称で販売されている
ポリソルベート−60、PEG−400、ステアリン酸グリセ
リル、Gattefosse社からTEFOSE 63の名称で販売されて
いるPEG−6/PEG−32/ステアリン酸グリコールの混合
物、Seppic社からSIMULSOL 165の名称で販売されている
PEG−100ステアラート/ステアリン酸グリセリルの混合
物が挙げられる。
ては、例えば、ICI社からARLACEL 165の名称で販売され
ているステアリン酸グリセリル/PEG−100ステアラート
の混合物、ICI社からTWEEN 60の名称で販売されている
ポリソルベート−60、PEG−400、ステアリン酸グリセ
リル、Gattefosse社からTEFOSE 63の名称で販売されて
いるPEG−6/PEG−32/ステアリン酸グリコールの混合
物、Seppic社からSIMULSOL 165の名称で販売されている
PEG−100ステアラート/ステアリン酸グリセリルの混合
物が挙げられる。
【0029】親水性のゲル化剤としては、上述したもの
と同様、天然ゴムおよびクレイ類が挙げられ、親油性の
ゲル化剤としては、ベントン類のような変性クレイ類、
ステアリン酸アルミニウムのような脂肪酸の金属塩、お
よび疎水性シリカが挙げられる。
と同様、天然ゴムおよびクレイ類が挙げられ、親油性の
ゲル化剤としては、ベントン類のような変性クレイ類、
ステアリン酸アルミニウムのような脂肪酸の金属塩、お
よび疎水性シリカが挙げられる。
【0030】使用可能な親水性の活性剤としては、タン
パク質、タンパク質の加水分解塩、アミノ酸、多価アル
コール類、尿素、アラントイン、糖類および糖類誘導
体、ビタミン類、ヒドロキシ酸類が挙げられる。
パク質、タンパク質の加水分解塩、アミノ酸、多価アル
コール類、尿素、アラントイン、糖類および糖類誘導
体、ビタミン類、ヒドロキシ酸類が挙げられる。
【0031】使用可能な親油性の活性剤としては、レチ
ノール(ビタミンA)およびその誘導体、トコフェロー
ル(ビタミンE)およびその誘導体、必須脂肪酸、セラ
ミド類、精油、サリチル酸およびその誘導体が挙げられ
る。
ノール(ビタミンA)およびその誘導体、トコフェロー
ル(ビタミンE)およびその誘導体、必須脂肪酸、セラ
ミド類、精油、サリチル酸およびその誘導体が挙げられ
る。
【0032】また、酸化チタン、酸化亜鉛のような親油
性または親水性の特性を有する紫外線遮蔽剤を、本発明
の組成物に使用してもよい。
性または親水性の特性を有する紫外線遮蔽剤を、本発明
の組成物に使用してもよい。
【0033】
【実施例】グリセリル=トリラクタートの保湿性を、グ
リセロールおよび乳酸ナトリウムと比較したテストで、
得られた結果を次に示す。
リセロールおよび乳酸ナトリウムと比較したテストで、
得られた結果を次に示す。
【0034】保湿性を、一つにはインヴィヴォで皮膚の
静電容量を測定する角質計(corneometer)で、他に
は、インヴィヴォで皮膚のコンダクタンスを測定する皮
膚計(dermodiag)で測定した。この2つの測定値は、
物質の保湿性を反映し、互いに補足しあっている。
静電容量を測定する角質計(corneometer)で、他に
は、インヴィヴォで皮膚のコンダクタンスを測定する皮
膚計(dermodiag)で測定した。この2つの測定値は、
物質の保湿性を反映し、互いに補足しあっている。
【0035】結果を次の表に示した。表中、パーセント
は、何もつけていない皮膚に対する値に対する静電容量
またはコンダクタンスの増加を表す。5%のグリセリル
=トリラクタートは、1.25%のグリセロールと3.
75%の乳酸に相当し、3%の乳酸ナトリウムは約2.
7%の乳酸に相当する。
は、何もつけていない皮膚に対する値に対する静電容量
またはコンダクタンスの増加を表す。5%のグリセリル
=トリラクタートは、1.25%のグリセロールと3.
75%の乳酸に相当し、3%の乳酸ナトリウムは約2.
7%の乳酸に相当する。
【0036】
【表1】
【0037】この表に示された結果から、グリセリル=
トリラクタートはグリセロールの4倍の量と同等の保湿
性を与え、同量の乳酸よりもより効果的であった。
トリラクタートはグリセロールの4倍の量と同等の保湿
性を与え、同量の乳酸よりもより効果的であった。
【0038】実施例1 :O/W形エマルション A相: −シクロメチコーン 10g −ペルヒドロスクワレン 18g −流動ワセリン 5g −液状ラノリン 4g −ステアリン酸グリセリル/PEG−100ステアラート 6g (ICI社からのArlacel(登録商標)165) −ポリソルベート−60(ICI社からのTween(登録商標)60) 2g −セチルアルコール 1.2g −ステアリン酸 2.5g B相: −トリエタノールアミン 0.1g −防腐剤 0.3g −酸化防止剤 0.3g −グリセリル=トリラクタート 5g −脱塩水 全体を100gとする量
【0039】手順:A相を75℃に加熱した。B相を同
様に加熱し、攪拌しつつ、A相をB相に注いだ。混合物
を室温まで冷却した。ディクリームとしてもっぱら使用
される、滑らかな保湿ケアクリームが得られた。
様に加熱し、攪拌しつつ、A相をB相に注いだ。混合物
を室温まで冷却した。ディクリームとしてもっぱら使用
される、滑らかな保湿ケアクリームが得られた。
【0040】実施例2 :O/W形エマルション A相: −香料 0.5g −カーボマー(Carbomer) 0.2g −ミリスチン酸イソプロピル 1g −セチルアルコール 3g −ステアリン酸 3g −ステアリン酸グリセリル 3g −コーン油 2g B相: −グリセリル=トリラクタート 5g −プロピレン=グリコール 2g −PEG−400 3g −防腐剤 0.3g −脱塩水 全体を100gとする量
【0041】実施例1と同様の方法で行った。実施例1
と同様の保湿ケアクリームが得られた。
と同様の保湿ケアクリームが得られた。
【0042】実施例3 :W/O形エマルション A相: −鉱物性油/ワセリン/オゾケライト/オレイン酸グリセリル/ ラノリンアルコール(ゴールドシュミット(Goldschmidt)社 20g からのProtegin X) −流動ワセリン 10g −香料 1g −ヒマワリ油 15g B相: −防腐剤 0.3g −グリセロール 5g −硫酸マグネシウム 0.5g −グリセリル=トリラクタート 5g −脱塩水 全体を100gとする量
【0043】手順:A相とB相とを別々に75℃まで加
熱した。ついで、B相をA相に注いだ。ナイトクリーム
としてもっぱら使用できる、良好な保湿特性を有する栄
養クリームが得られた。
熱した。ついで、B相をA相に注いだ。ナイトクリーム
としてもっぱら使用できる、良好な保湿特性を有する栄
養クリームが得られた。
【0044】実施例4 :W/O形エマルション A相: −ポリグリセリル−4=イソステアラート/ 5g セチルジメチコーン=コポリオール/ラウリン酸ヘキシル (ゴールドシュミット(Goldschmidt)社からのAbil WE 09) −ミリスチン酸イソプロピル 5g −シクロメチコーン 8g −流動ワセリン 5g −シリカ(Degussa社からのAerosil(登録商標)200) 0.4g −プルセリン油(Societe Stearineries Dubois社によって販売 14g されている) B相: −塩化ナトリウム 0.5g −防腐剤 0.3g −グリセリル=トリラクタート 5g −脱塩水 全体を100gとする量
【0045】上述の実施例と同様の方法で行い、保湿ナ
イトクリームを得た。
イトクリームを得た。
【0046】実施例5 :水性アルコールゲル −カーボマー(Carbomer) 0.9g −エチルアルコール 10g −トリエタノールアミン 0.3g −香料 0.3g −防腐剤 0.3g −グリセリル=トリラクタート 5g −脱塩水 全体を100gとする量
【0047】皮膚を清浄にするために用いられる保湿ト
ニックが得られた。
ニックが得られた。
【0048】実施例6 :O/W形乳化ゲル A相: −シクロメチコーン 3g −プルセリン油(Dragocco社によって販売されている) 7g −PEG−6/PEG−32/ステアリン酸グリコール 0.3g (Gattefosse社からのTefose(登録商標)63) −防腐剤 0.3g −香料 0.4g B相: −カーボマー(Carbomer) 0.6g −エチルアルコール 10g −トリエタノールアミン 0.2g −グリセリル=トリラクタート 5g −脱塩水 全体を100gとする量
【0049】調製に際しては、A相とB相を、それぞれ
60℃と40℃に加熱する以外は、実施例1と同様の方
法で行った。皮膚に潤いを与え、皮膚を清浄にするため
に用いることができるゲルが得られた。
60℃と40℃に加熱する以外は、実施例1と同様の方
法で行った。皮膚に潤いを与え、皮膚を清浄にするため
に用いることができるゲルが得られた。
【0050】実施例7 :ゲル −カーボマー(Carbomer) 0.6g −トリエタノールアミン 0.3g −防腐剤 0.3g −プロピレン=グリコール 3g −グリセリル=トリラクタート 5g −脱塩水 全体を100gとする量
【0051】敏感肌に適した保湿ゲルが得られた。
【0052】実施例8 :非イオン性小胞体を含有するクリーム A相: −ポリグリセリル−3=セチルエーテル 3.8g −β−シトステロール 3.8g −ジセチル=ホスファート 0.4g B相: −防腐剤 0.3g −ヒマワリ油 35g −香料 0.6g C相: −カーボマー(Carbomer) 0.2g −トリエタノールアミン 0.2g −グリセリル=トリラクタート 5g −脱塩水 全体を100gとする量
【0053】手順:A相の成分を100℃で溶解し、攪
拌しながら、そこに水を添加し、小胞体を形成するため
に、混合物を高圧で2回ホモジェナイザーに通した。
拌しながら、そこに水を添加し、小胞体を形成するため
に、混合物を高圧で2回ホモジェナイザーに通した。
【0054】B相の成分を、完全に溶解するまで70℃
で加熱した。混合物を冷却し、B相をA相に添加した。
で加熱した。混合物を冷却し、B相をA相に添加した。
【0055】混合物を高圧で2回ホモジェナイザーに通
した後、冷却し、攪拌しながらC相を添加した。
した後、冷却し、攪拌しながらC相を添加した。
【0056】栄養保湿クリームを得た。
【0057】実施例9 :O/W形エマルション A相: −シクロメチコーン 5g −ラノリンアルコール 1.5g −流動ワセリン 10g −PEG-100ステアラート/ステアリン酸グリセリル 2.1g (Seppic社からのSimulsol(登録商標)165) −ポリソルベート−60(ICI社からのTween(登録商標)60) 0.9g −セチルアルコール 0.5g −ステアリン酸 0.72g B相: −カーボマー(Carbomer) 0.2g −キサンタンガム 0.1g −トリエタノールアミン 0.45g −防腐剤 1.16g −グリセリル=トリラクタート 5g −脱塩水 全体を100gとする量
【0058】実施例1と同様の方法で行い、実施例1に
匹敵するクリームを得た。
匹敵するクリームを得た。
【0059】実施例10 :O/W形エマルション A相: −シクロメチコーン 10g −ラノリンアルコール 1.5g −流動ワセリン 5g −PEG-100ステアラート/ステアリン酸グリセリル 2.1g (Seppic社からのSimulsol(登録商標)165) −ポリソルベート−60(ICI社からのTween(登録商標)60) 0.9g −セチルアルコール 0.5g −ステアリン酸 0.72g B相: −カーボマー(Carbomer) 0.2g −キサンタンガム 0.1g −トリエタノールアミン 0.45g −グリセリン 3g −防腐剤 1.1g −グリセリル=トリラクタート 2g −脱塩水 全体を100gとする量
【0060】実施例1と同様の手順で同様のクリームが
得られた。
得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 9/107 S 31/22 ADA 9455−4C
Claims (17)
- 【請求項1】 皮膚に潤いを与え、皮膚を柔軟にするた
めに、酵素反応を経て、皮膚上にグリセロールおよびヒ
ドロキシ酸を放出することのできるグリセロールとヒド
ロキシ酸の唯一の先駆物質として、グリセリル=トリ
(α−ヒドロキシアシラート)を使用したことを特徴と
する化粧品用および/または皮膚病用の組成物。 - 【請求項2】 次の式(I): 【化1】 (式中、R1、R2およびR3は、同じかまたは異なって
おり、それぞれ基CnH2n +1を表し、nは、0から12
までの整数)で表されるグリセリル=トリ(α−ヒドロ
キシアシラート)を使用したことを特徴とする請求項1
に記載の組成物。 - 【請求項3】 グリセリル=トリラクタート、グリセリ
ル=トリグリコラート、グリセリル=トリマンデラー
ト、グリセリル=トリタータラートおよびグリセリル=
トリシトラートから選ばれたグリセリル=トリ(α−ヒ
ドロキシアシラート)を使用したことを特徴とする請求
項1または2に記載の組成物。 - 【請求項4】 グリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシ
ラート)としてグリセリル=トリラクタートを使用した
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記
載の組成物。 - 【請求項5】 組成物の全重量に対して、グリセリル=
トリ(α−ヒドロキシアシラート)を0.01重量%か
ら20重量%含有してなることを特徴とする請求項1な
いし4のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項6】 組成物の全重量に対して、グリセリル=
トリ(α−ヒドロキシアシラート)を0.5重量%から
10重量%含有してなることを特徴とする請求項1ない
し5のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項7】 水性ゲルの形態であることを特徴とする
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項8】 流動性のエマルションの形態であること
を特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の
組成物。 - 【請求項9】 グリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシ
ラート)を含有する組成物を皮膚に適用することからな
る、皮膚を保湿し柔軟にする方法。 - 【請求項10】 グリセリル=トリ(α−ヒドロキシア
シラート)が次の式(I)の化合物: 【化2】 (式中、R1、R2およびR3は、同じかまたは異なって
おり、それぞれ基CnH2n +1を表し、nは、0から12
までの整数)であることを特徴とする請求項9に記載の
方法。 - 【請求項11】 グリセリル=トリ(α−ヒドロキシア
シラート)が、グリセリル=トリラクタート、グリセリ
ル=トリグリコラート、グリセリル=トリマンデラー
ト、グリセリル=トリタータラートおよびグリセリル=
トリシトラートから選ばれることを特徴とする請求項9
または10に記載の方法。 - 【請求項12】 グリセリル=トリラクタートを含有す
る組成物を皮膚に適用することからなる、皮膚を保湿し
柔軟にする方法。 - 【請求項13】 乾燥肌を治療するための皮膚用組成物
の製造に用いることからなる、グリセリル=トリ(α−
ヒドロキシアシラート)の使用方法。 - 【請求項14】 次の式(I): 【化3】 (式中、R1、R2およびR3は、同じかまたは異なって
おり、それぞれ基CnH2n +1を表し、nは、0から12
までの整数)で表されるグリセリル=トリ(α−ヒドロ
キシアシラート)を使用することを特徴とする請求項1
3に記載の使用方法。 - 【請求項15】 グリセリル=トリラクタート、グリセ
リル=トリグリコラート、グリセリル=トリマンデラー
ト、グリセリル=トリタータラートおよびグリセリル=
トリシトラートから選ばれたグリセリル=トリ(α−ヒ
ドロキシアシラート)を使用することを特徴とする請求
項13または14に記載の使用方法。 - 【請求項16】 組成物が、組成物の全重量に対して、
グリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシラート)を0.
01重量%から20重量%含有してなることを特徴とす
る請求項13ないし15のいずれか1項に記載の使用方
法。 - 【請求項17】 組成物が、組成物の全重量に対して、
グリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシラート)を0.
5重量%から10重量%含有してなることを特徴とする
請求項13ないし16のいずれか1項に記載の使用方
法。
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