JP2962670B2 - 少なくとも1つのセラミド6を含有する化粧品または皮膚病学的組成物 - Google Patents

少なくとも1つのセラミド6を含有する化粧品または皮膚病学的組成物

Info

Publication number
JP2962670B2
JP2962670B2 JP7341296A JP34129695A JP2962670B2 JP 2962670 B2 JP2962670 B2 JP 2962670B2 JP 7341296 A JP7341296 A JP 7341296A JP 34129695 A JP34129695 A JP 34129695A JP 2962670 B2 JP2962670 B2 JP 2962670B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramide
composition
present
composition according
skin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7341296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08231338A (ja
Inventor
ジャン−リュック・レヴェック
ディディエ・サン−レジェ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=9474862&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2962670(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JPH08231338A publication Critical patent/JPH08231338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2962670B2 publication Critical patent/JP2962670B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/007Preparations for dry skin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/68Sphingolipids, e.g. ceramides, cerebrosides, gangliosides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/005Preparations for sensitive skin

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚および/また
はケラチン繊維からの水分損失を減少させるための主薬
剤として、少なくとも1つのセラミド6を含有する、化
粧品または皮膚病学的組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】皮膚
および髪を、冷気、太陽光線、または比較的湿度の低い
環境にさらしたり、洗浄組成物で繰り返し処理したり、
または有機溶媒と接触させることは、種々の度合で、明
らかな乾燥を誘因するファクターとなる。皮膚はより乾
燥し、柔軟性を失うと、皮膚剥離がより著しくなる。さ
らに、しばしばある種のヘアートリートメントを施され
た髪は、その輝きを失い、粗く脆くなる可能性がある。
本出願人は、明らかな乾燥に伴う上記現象を防止するこ
とが可能で、皮膚に柔軟性を与え、髪に輝きと柔軟性を
付与する組成物を形成することを研究してきた。
【0003】上記問題点を解消するために、既に、セラ
ミド類を使用することが提案されている。実際、該化合
物は、角質層の角質細胞間脂質の主な構成要素であり、
皮膚バリアの保全を保つ際に含有されているものである
ことが知られている。該化合物が天然抽出物に由来する
場合、化粧品に使用されたセラミド類は、常に、種々の
タイプのセラミド類の混合物であり、その内容および性
質は、特にその由来および抽出方法に依存する。
【0004】本発明は、セラミドの中でも、水分損失を
減少させる現象を非常に示し、皮膚のバリア機能を保持
または再生可能にするのは、セラミド6であるという発
見に基づくものである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
本発明の主題はしたがって、皮膚および/またはケラチ
ン繊維からの水分損失を減少させるための主薬剤とし
て、少なくとも1つのセラミド6を含有し、前記セラミ
ド6の含有率が、天然セラミド混合物中のセラミド6の
含有率よりも高いことを特徴とする、化粧品または皮膚
病学的組成物である。本発明のさらなる主題は、皮膚お
よび/またはケラチン繊維からの水分損失を減少させる
ための主薬剤としての、化粧品または皮膚病学的組成物
における、セラミド6の使用である。本発明のさらなる
主題は、皮膚および/またはケラチン繊維からの水分損
失を減少させるための皮膚病学的組成物の調製におけ
る、セラミド6の使用である。
【0006】また、本発明のさらなる主題は、本発明に
よる組成物を、皮膚またはケラチン繊維(毛髪または体
毛)に適用することからなることを特徴とする、皮膚ま
たはケラチン繊維の美容処理方法である。本発明は好ま
しくは、皮膚に適用される。タイプ1から6のセラミド
は、文献(Downing in Arch.Dermatol,Vol.123,1
381−1384,1987)に記載されている。タイプ1から6
のセラミドは、以下のような構造を有している:
【0007】
【化1】
【0008】上記のように、セラミド6は、2つのタイ
プのフィトスフィンゴシン、すなわち、6Iまたは6II
である。本発明で使用されるセラミド6は、天然由来の
セラミドであってもよい。本発明において、セラミド6
Iまたは6IIは、単独で、または、混合物として使用さ
れ、セラミド6の混合物は一般的には、角質層に存在す
るセラミドの混合物から抽出することによって得られる
ものである。
【0009】本発明で使用されるセラミド6は、それ自
体知られた常法にしたがって、哺乳類の皮膚の角質層か
ら抽出し、次いで、特に適当な溶媒を用いて、漸次的か
つ選択的な脱脂質をおこなうことによって得られる。哺
乳類の皮膚とは、ヒト、ブタ、ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤ
ギ、マウス、ラット、ウサギ、イヌ、モルモット、ネ
コ、またはサルの皮膚等である。角質層は、通常の物理
化学方法にしたがって、皮膚から単離される。このよう
にして除去された皮膚は、60℃の温度に加熱され、次
いでトリプシンと処理することが可能である。
【0010】セラミド6を単離可能とする漸次的かつ選
択的な脱脂質は、一般的には、角質層を1以上の溶媒、
たとえば、特に、ヘキサン、アセトン、メタノール、エ
タノール、クロロホルム、およびエチルエーテルに浸す
ことによって行われる。角質層をヘキサンに約30分間
浸し、次いでアセトンに約60分間浸し、最後にクロロ
ホルム/メタノール混合物に約120分間浸すのが好ま
しい。本発明によれば、水分損失を減少させるための主
薬剤とは、セラミド6の含有率が、天然セラミド混合物
中のセラミド6の含有率よりも高いセラミド混合物を意
味する。wertz、Miethke、Longらによ
る、薄層クロマトグラフィーによる定量分析によれば、
表皮に存在するセラミドの重量%分布は、以下のような
ものである(文献:J.Invest.Dermato
l.,1985,84,410−412)。
【0011】
【表1】
【0012】該分析によれば、絶対値を決めるために、
(組成物における水分損失を減少させるための薬剤とし
て存在するセラミドの全重量に対して)本発明による組
成物に存在するセラミド6Iの最低重量%は9.8%で
あり、および/または、本発明による組成物に存在する
セラミド6IIの最低重量%は13.6%である。本発明
による組成物に存在するセラミド6の最低重量%は、好
ましくは、23.4%よりも多く、より好ましくは35
%よりも多い。無論、該%がより高くなり、100%に
近づくと、組成物に存在する水分損失を減少させるため
の薬剤は、セラミド6である。本発明による組成物は、
エマルション(ミルクまたはクリーム)、水−アルコー
ル性、油性またはオレオ−アルコールローション、ゲ
ル、分散物または固形スティック、スプレー、またはエ
アゾールフォームの形態であってもよい。
【0013】本発明によれば、セラミド6は一般的に
は、組成物の全重量の0.01%から20%、好ましく
は0.05%から10%である。組成物は、たとえば、
エモリエントローション類、ミルク類またはクリーム
類、スキンケアまたはヘアケアミルク類またはクリーム
類、メークアップ落としクリーム類、ローション類また
はミルク類、ファンデーションベース類、耐太陽光線ロ
ーション類、ミルク類またはクリーム類、人工的日焼け
ローション類、ミルク類またはクリーム類、シェービン
グクリーム類またはフォーム類、アフターシェーブロー
ション類、シャンプー類またはマスカラ類である。
【0014】該組成物はまた、唇に色をつけるためのま
たは唇を保護するためのリップスティック類、目用メー
クアップ製品類、および顔用パウダー類およびファンデ
ーション類の形態であってもよい。本発明による組成物
が、油中水形または水中油形エマルションの形態である
場合、脂肪相は、セラミド6の混合物と少なくとも1つ
のオイルまたは脂肪物質を主成分とする。エマルション
の脂肪相は、エマルションの全重量の5から60%であ
ってもよい。エマルションの水相は、エマルションの全
重量の30から85%であることが好ましい。
【0015】乳化剤の比率は、エマルションの全重量の
0.1%から20%までの間、好ましくは1%から12
%までの間であってもよい。本発明の組成物が、水−ア
ルコール性、油性またはオレオ−アルコールローション
である場合には、たとえば、紫外線吸収の遮蔽剤を含有
する耐太陽光線ローション、または皮膚柔軟剤ローショ
ンを構成してもよい。該油性ローションはまた、オレオ
溶解性界面活性剤、バスオイルなどを含有するフォーミ
ングオイルであってもよい。
【0016】本発明による組成物に存在可能な主な添加
剤としては、脂肪物質類、たとえば、鉱油類、動物油
類、植物油類、またはろう類、脂肪酸類、脂肪酸エステ
ル類、たとえば、炭素数6から18の脂肪酸トリグリセ
リド類、および脂肪アルコール類;乳化剤類、たとえ
ば、オキシエチレン化脂肪アルコール類またはポリグリ
セロールアシルエーテル類;溶媒類、たとえば炭素数1
から6のポリアルコール類または低級モノアルコール
類、または水が挙げられる。特に好ましいモノ−または
ポリアルコール類は、エタノール、イソプロパノール、
プロピレングリコール、グリセロールおよびソルビトー
ルから選択される。
【0017】脂肪物質としての、鉱油類としては、流動
ワセリンが挙げられ、動物油類としては、クジラ油、ア
ザラシ油、メンヘイデン油、ハリバレバー油、タラ油、
ツナ油、カメ油、ウシの足油、ウマの足油、ヒツジの足
油、ミンク油、カワウソ油、マーモット油などが挙げら
れる。植物油類としては、アーモンド油、小麦胚芽油、
オリーブ油、コーン油、ホホバ油、ゴマ油、ヒマワリ
油、ヤシ油、ウオールナッツ油、カライト油、ショレア
(shorea)油、マカデミア油、ブラックカラント油など
が挙げられる。使用可能な脂肪酸エステル類としては、
飽和または不飽和C12〜C22脂肪酸エステル類および
低級アルコール類、たとえば、イソプロパノールまたは
グリセロールまたは直鎖または分岐の、飽和または不飽
和C8〜C22脂肪酸またはC10〜C22の1,2−アル
カンジオール類が挙げられる。
【0018】脂肪物質類としては、ワセリン、パラフィ
ン、ラノリン、水素化ラノリン、獣脂、アセチル化ラノ
リンおよびシリコーン油類が挙げられる。ろう類として
は、サイポール(Sipol)ろう、ラノリンろう、みつろ
う、カンデリラろう、カルナウバろう、クジラろう、コ
コアバター、カライトバター、シリコーンろう、25℃
で固体の水素化油、スクログリセリド類、カルシウム、
マグネシウム、およびアルミニウム=オレアート、ミリ
スタート、リノレアート、およびステアラートが挙げら
れる。脂肪アルコール類としては、ラウリルアルコー
ル、セチルアルコール、ミリスチルアルコール、ステア
リルアルコール、パルミチルアルコール、オレイルアル
コール、およびゲルベ(Guerbet)アルコール、たとえ
ば2−オクチルドデカノール、2−デシルテトラデカノ
ール、および2−ヘキシルデカノールが挙げられる。
【0019】乳化剤類としての、ポリオキシエチレン化
脂肪アルコール類としては、2から20モルのエチレン
オキシドを含有するオレイルアルコール、ラウリルアル
コール、セチルアルコール、およびステアリルアルコー
ルが挙げられ、グリセロールアルキルエーテル類として
は、2から10モルのグリセロールを含有するC12〜C
18アルコール類が挙げられる。さらに、増粘剤類、た
とえばセルロース誘導体、ポリアクリル酸誘導体、グア
ガム、カロブガム、またはキサンタンガムを使用するこ
とが有用である。本発明による組成物はまた、通常、化
粧品または皮膚薬剤に使用される添加剤類、特に保湿
剤、柔軟剤、皮膚障害治療用製品、サンスクリーン剤、
殺菌剤、染料、防腐剤、香料、および推進剤などを含有
可能である。
【0020】本発明による組成物が分散物である場合に
は、界面活性剤または脂質球体の分散水の存在下、水に
おけるセラミド6の分散物であってもよく、カプセル化
された水相を包含する有機分子相からなり、該相は、少
なくとも1つの他の脂質化合物をともなった少なくとも
1つのセラミド6からなる。脂質化合物としては、長鎖
アルコール類およびジオール類、ステロール類、たとえ
ばコレステロール、リン脂質類、コレステリル=サルフ
ァートおよびホスファート、長鎖アミン類およびその4
級アンモニウム誘導体、長鎖アミノアルコールエステル
類およびその塩および4級アンモニウム誘導体、脂肪ア
ルコールリン酸エステル類、たとえばハイドロゲン=ジ
セチル=ホスファートまたはそのナトリウム塩、アルキ
ル=サルファート類、たとえばセチル硫酸ナトリウム、
仏国特許2,315,991、1,477,048、お
よび2,091,516または国際特許出願WO83/0
1571に記載のタイプの脂質または塩の形態の脂肪酸
が挙げられる。
【0021】使用可能な他の脂質類としては、炭素数1
2〜30で、長鎖の、飽和または不飽和の、直鎖または
分岐の親油性鎖、たとえば、オレイン鎖、ラノリン鎖、
テトラデシル鎖、ヘキサデシル鎖、イソステアリル鎖、
ラウリン鎖、またはアルキルフェニル鎖を含有する脂質
である。該脂質類の親水性基は、イオン性または非イオ
ン性基であってもよい。非イオイン性基としては、ポリ
エチレングリコールから誘導された基が挙げられる。仏
国特許1,477,048、2,091,516、2,
465,780および2,482,128に記載された
ようなポリグリセロールエーテル類がまた、薄相を形成
する脂質類として優位に使用可能である。イオン性基と
しては、両性、アニオン性またはカチオン性化合物から
誘導された基が優位には使用可能である。
【0022】国際特許出願WO83/01571に小胞体
の形成に使用可能であるとして記載されている他の脂質
類は、グリコ脂質類、たとえば、ラクトシルセラミド、
ガラクトセレブロシド、ガングリオシド類およびトリヘ
キソシルセラミド、および、リン脂質類、たとえばホス
ファチジルグリセロールおよびホスファチジルイノシト
ールである。小球体を包囲する分散物の連続相は、水相
である。分散された小球体は、一般的には0.05μm
から5μmまでの間の直径を有する。
【0023】小球体にカプセル化された水相は、水また
は活性物質の水溶液であり、この場合、分散物の連続相
に対して等張であるのが好ましい。小球体は、本出願人
による仏国特許2,315,991に記載されている方
法にしたがって得ることが可能であり、これによれば、
分散物は小球体から調製され、カプセル化されるべき水
相を含有する有機化分子層からなり、一方で上記1以上
の脂質を伴うセラミド6と、他方で小球体にカプセル化
されるべき水相を共に入れ、混合して薄相を得るために
攪拌し、次いで得られた薄相の量よりも多い量の分散液
体を添加し、約15分から3時間の範囲で激しく震とう
することにより調製される。
【0024】薄相を形成する脂質を伴うセラミド6に対
する、カプセル化されるべき水相の重量比率は、好まし
くは0.1から20の間である。分散された薄相に対す
る、添加された分散水相の比率は、好ましくは2から1
00の間であり、分散相とカプセル化されるべき水相は
好ましくは等張である。攪拌は、シェーカー−スターラ
ーを用いて行われる。該方法は、好ましくは30℃から
120℃までの間の温度で行われる。他の調製方法は、
文献(Szoka and Papahadjopoulos,Proc.Natl.Aca
d.Sci.USA,Vol.75,No.9,Pages 4194−4198(197
8))に記載のREV(reverse−phase evaporation vesi
cle)法として知られている方法を用いるものである。
【0025】少なくとも1つの非水混和性有機溶媒中
に、少なくとも1つの脂質を溶解し、得られた有機相を
水相に添加し、激しく攪拌しながら2相の分散物を形成
して、混合中に攪拌速度を変化させることによって、小
胞体のサイズを制御することが可能となり、激しく攪拌
することによって溶媒を蒸発させ、必要に応じて分散物
を濃縮することからなる方法を行ってもよい。活性物質
は、美容活性を有する物質でも薬剤学的または食品関連
物質でもよい。該活性物質が水溶性である場合には、該
物質は、小胞体中にカプセル化された水相にある。
【0026】美容および/または薬剤学的活性を有する
水溶性物質は、スキンケアおよびヘアケアまたはトリー
トメント用製品であってもよく、たとえば、湿潤剤類、
たとえばグリセロール、ソルビトール、ペンタエリスリ
トール、およびピロリドンカルボン酸およびその塩;人
工日焼け剤、たとえばジヒドロキシアセトン、エリスル
ロース、グリセルアルデヒド、および、γ−ジアルデヒ
ド類、たとえば酒石酸アルデヒドが挙げられ、該化合物
は任意に染料と組み合わされてもよく;さらに、水溶性
サンスクリーン類;耐汗剤類、デオドラント剤類、しゅ
うれん剤類、スキンフレシュナー類、トニック類、はん
こん形成性製品(cicatrizing product)、角質溶解剤
類、脱毛剤類、および香水類;植物組織の抽出物類、た
とえば多糖類;水溶性染料類;抗ふけ剤類;抗皮脂剤類
および酸化剤類、たとえば、漂白剤類、たとえば過酸化
水素水溶液;還元剤類、たとえばチオグリコール酸およ
びその塩が挙げられる。また、ビタミン類、ホルモン
類、酵素類たとえばスーパーオキシドジスムターゼ、ワ
クチン類、抗炎症剤類、たとえばヒドロコーチゾン、抗
生物質類、抗バクテリア剤類、細胞毒性剤類、および抗
腫瘍剤類が挙げられる。
【0027】活性物質が脂溶性である場合には、該活性
物質は小胞薄相中に組み入れられ、脂溶性サンスクリー
ン剤類、乾燥皮膚または高齢皮膚の状態を改善するため
の物質、トコフェロール類、ビタミンE、F、またはA、
およびそのエステル、レチノイン酸、酸化防止剤類、必
須脂肪酸類、グリシレチン酸、角質溶解剤類、およびカ
ルテノイド類から選択可能である。非水混和性液相Lは
また、小球体分散物の水相に添加可能である。特に、本
発明による組成物は、組成物の全重量に対して、2重量
%から70重量%の非水混和性液相Lを含有可能であ
り、非水混和性液相Lに対する小胞体構成脂質の重量比
率は、0.02/1から10/1までの間である。
【0028】水相D中に分散された液相Lの成分は、油
類、たとえば、ポリオール類の脂肪酸エステル類および
式R7−COOR8(式中、R7は、7から19の炭素数を有す
る高級脂肪酸基を示し、R8は、3から20の炭素数を有
する分岐炭化水素基を示す)で表わされる分岐アルコー
ル類の脂肪酸エステル類、炭化水素類、たとえばヘキサ
デカン、流動パラフィン、およびパーヒドロスクアレ
ン;水素化炭化水素類、たとえばパーフルオロデカヒド
ロナフタレン;パーフルオロトリブチルアミン;ポリシ
ロキサン;有機酸エステル類、エーテル類およびポリエ
ーテル類から選択可能である。液相Lは、少なくとも1
つの香料および/または少なくとも1つの脂溶性活性物
質を含有可能である。該脂溶性物質は、脂溶性サンスク
リーン剤類、乾燥皮膚または高齢皮膚の状態を改善する
ための物質、トコフェロール類、ビタミンE、F、または
A、およびそのエステル、レチノイン酸、酸化防止剤
類、必須脂肪酸類、グリシレチン酸、角質溶解剤類、お
よびカルテノイド類から選択可能である。乳白剤類、ゲ
ル化剤類、芳香剤類、香料類、または染料類などの種々
の添加剤もまた、球体分散物に添加可能である。
【0029】液状球体分散物は、種々の有害な薬剤:酸
化剤類およびカプセル化された活性物質に対して反応性
のあるより一般的な化合物に対して保護された活性物質
を移送する優位性を有する。活性物質の浸透および結合
は、小球体のサイズと電荷を変化させることによって変
化させることが可能である。該活性物質類の作用はま
た、延滞可能である。セラミド6と活性物質とを組み合
わせて用いることにより、使用された活性物質の特異的
で有効な作用を得ると同時に、皮膚を治療する際、特に
優位である柔軟作用を付与することが可能である。本発
明の主題は、上記組成物を、皮膚またはケラチン繊維に
適用することからなることを特徴とする、皮膚またはケ
ラチン繊維の美容処理方法である。本発明による組成物
は、皮膚を保湿するのに非常に優れているため、皮膚の
美容処理方法はまた、特に皮膚を保湿するものである。
【0030】しかしながら、本発明の組成物はまた、乾
燥症の治療に使用可能であり、皮膚を保護するのに必要
な皮膚治療においても使用可能である。本発明の他の主
題は、乾燥肌の治療用軟膏を調製するための、上記組成
物の使用である。以下に、実施例を示すが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるわけではない。なお、実施例
における%は、重量%の意味である。
【0031】
【実施例】
実施例1 角質層を皮膚から以下の方法で単離する。58℃に加熱
し、次いでトリプシンを用いて処理する。得られたサン
プルを、中空パンチ(10mmディスク)で裁断し、水分
損失キュベットに載せる前に、同定し、重量測定する。
認知できない水分損失(IWL)を、蒸発計を用いて測定
する。該蒸発計は、水の蒸発を定量的に定める機械であ
り、いわゆる大気と接触する表面から拡散された水分を
定量的に定める機械である。表面近く(1cmよりも近
い)の拡散水分移動をFickの法則により定める。 1/A dm/dt=−D dp/dx (式中、A=表面積(m2) m=移動水分重量(g) t=時間 D=0.0877gm-1h-1(mmHg)-1 拡散係数に関する定数 p=空気中における水蒸気の分圧(mmHg) X=表面からの距離(m) 上記式は、蒸発率dm/dtが分圧勾配dp/dxに比例し、該
勾配を測定することにより定められるものである。
【0032】使用される蒸発計は、2つのセンサーの組
み合わせである。皮膚の小部分は、円柱形テフロンカプ
セルにより範囲を定める。該カプセルは、空気の流れか
ら測定表面を保護する役割をする。1対のトランスデュ
ーサ(1つは相対湿度を測定するためのコンデンサ、も
う1つは温度を測定するためのサーミスタ)が、2点、
すなわち異なった距離にあるA点およびB点に設置され
る。該トランスデューサによりピックアップされたシグ
ナルを用いて、該機器はまず、2点、すなわちA点およ
びB点における水蒸気の分圧を測定し、次いで、分圧勾
配を測定し、最後に蒸発率を測定する(IWL)。
【0033】該測定方法(”Servomed”機を用いた測
定)によれば、除去された角質層のIWLは、脱脂の異な
った段階において定められる。セラミド6を単離するこ
との可能な選択的脱脂は、角質層をヘキサンに約30分
間浸し、次いで約60分間アセトンに浸し、最後にクロ
ロホルム/メタノール混合物に約120分間浸すことに
よって行われる。抽出された脂質は、薄層クロマトグラ
フィーによって分析される。得られた結果を表にまとめ
る。
【0034】
【表2】
【0035】上記結果は、特記しない限り、重量%で示
される。初期IWL、すなわち脱脂段階前のIWLは、
1.14プラスマイナス0.3g/m2.H.である。
上記結果から、最大のIWL変化は、セラミド6の割合
が最大である場合、すなわちクロロホルム/メタノール
混合物を用いた120分間の抽出後におこることがわか
る。この120分間の処理の前で、アセトンでの処理の
後には、最大量:92%のセラミド6が残存する。この
ようにして抽出されたセラミド6を多く含有するセラミ
ド混合物(以下の実施例では”セラミド6”と称する)
は、以下の実施例に記載されているように製剤化可能で
ある。
【0036】実施例2:保湿水中油形エマルション −”Union Carbide”社の挿発性シリコーン7158 10.0 −パーヒドロスクアレン 18.0 −流動ワセリン 5.0 −流動ラノリン 4.0 −”Atlas”社の”Arlacel 165” (グリセリル=ステアラ ート) 6.0 −”Atlas”社の”Tween 60”(ポリソルバート60) 2.0 −セラミド6 0.88 −セチルアルコール 1.2 −ステアリルアルコール 2.5 −水酸化ナトリウム 0.008 −プロピレングリコール 5.0 −トリエタノールアミン 0.1 −防腐剤 0.3 −酸化防止剤 0.3 −脱イオン水 合計100 該エマルションは、皮膚を再生し保湿するための夜に適
用するホワイトクリームの形状である。該エマルション
は、全てのタイプの皮膚に適用される。
【0037】実施例3:保湿水中油形エマルション −コーン油 2.0 −グリセリル=モノステアラート 3.0 −PEG400(ポリエチレングリコール(400)) 3.0 −カルボポール941 0.2 −イソプロピル=ミリスタート 1.0 −セラミド6 0.3 −セチルアルコール 3.0 −ステアリルアルコール 3.0 −水酸化ナトリウム 0.008 −プロピレングリコール 5.0 −防腐剤 0.3 −香料 0.5 −脱イオン水 合計100 該エマルションは、全てのタイプの皮膚に適用される、
保湿ホワイトデイクリームの形状である。
【0038】実施例4:保湿油中水形エマルション −流動ワセリン 10.0 −”Goldschmidt”社の”Protegin X”(鉱油、ワセリ ン、オゾケライト、グリセリル=オレアート、及びラノリンアルコール) 20.0 −ひまわり油 15.0 −芳香性組成物 1.0 −セラミド6 0.1 −硫酸マグネシウム 0.5 −グリセロール 5.0 −”Henkel”社の”cetiol HE”(ポリエチレングリコール− 7=グリセリルココアート) 4.0 −防腐剤 0.3 −脱イオン水 合計100 該クリームは、乾燥して敏感な皮膚のナイトトリートメ
ントに特に適する。
【0039】実施例5:保湿油中水形エマルション −”Goldschmidt”社の”Abil We 09”(ポリグリセリ ル−4−イソステアラート、セチルジメチコーンコポリオール、およびヘキシル =ラウラート) 5.0 −イソプロピル=ミリスタート 5.0 −”Union Carbide”社の揮発性シリコーン7158 8.0 −”Degussa”社の”Aerosil R 812”(シリカシリラー ト) 0.4 −”Dragoco”社のプルセリン油 14.0 −塩化ナトリウム 0.5 −”Gattefosse”社の”Transcutol”(エトキシジグリ コール) 3.0 −セラミド6 2.9 −水酸化ナトリウム 0.008 −流動ワセリン 5.0 −防腐剤 0.3 −脱イオン水 合計100 該クリームは、乾燥皮膚のナイトトリートメントに特に
適する。
【0040】 実施例6:水−アルコール性ゲル −カルボポール940 0.9 −セラミド6 0.3 −エチルアルコール 20.0 −トリエタノールアミン 0.3 −プロピレングリコール 5.0 −”Gattefosse”社の”Transcutol” 5.0 −防腐剤 0.3 −香料 0.3 −脱イオン水 合計100 該ゲルは、乾燥皮膚を保湿し、再生するのに適用され
る。
【0041】実施例7:水中油形乳化ゲル −カルボポール940 0.6 −”Union Carbide”社の揮発性シリコーン7158 3.0 −”Dragoco”社のプルセリン油 7.0 −セラミド6 0.1 −エチルアルコール 10.0 −トリエタノールアミン 0.2 −”Gattefosse”社の”Tefose 63”(ポリエチレングリ コール−6−32=ステアラート、グリコール=ステアラート) 3.0 −セチオール HE 2.0 −カフェイン 1.0 −防腐剤 0.3 −香料 0.4 −脱イオン水 合計100 該ゲルは、全てのタイプの皮膚用で体を保湿するのに適
用される。
【0042】 実施例8:水性ゲル −カルボポール940 0.6 −”Gattefosse”社の”Transcutol” 5.0 −トリエタノールアミン 0.3 −防腐剤 0.3 −プロピレングリコール 3.0 −水酸化ナトリウム 0.007 −セラミド6 0.1 該ゲルは、全てのタイプの皮膚用で、体を保湿するのに
適用される。
【0043】 実施例9:非イオン性リポソームを用いたクリーム −カルボポール940 0.2 −”Gattefosse”社の”Transcutol” 3.0 −トリエタノールアミン 0.2 −防腐剤 0.3 −ポリグリセリル−3セチルエーテル 3.8 −β−シトステロール 3.8 −ジセチル=ホスファート 0.4 −水酸化ナトリウム 0.007 −セラミド6 0.55 −ひまわり油 35.0 −香料 0.6 −脱イオン水 合計100 該ゲルは、乾燥皮膚を保湿し、再生するのに特に夜に適
用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 7/00 A61K 7/00 R S 7/06 7/06 7/48 7/48 9/06 9/06 G 31/00 617 31/00 617 31/16 31/16 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 A61K 7/06 A61K 7/48 A61K 9/06 A61K 31/16

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚および/またはケラチン繊維からの
    水分損失を減少させるための主薬剤として、少なくとも
    1つのセラミド6を含有し、前記セラミド6の含有率
    が、天然セラミド混合物中のセラミド6の含有率よりも
    高いことを特徴とする、化粧品組成物。
  2. 【請求項2】 使用されたセラミド6が、天然由来のも
    のであることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 存在するセラミド6Iの重量%が、組成
    物の水分損失を減少させるための薬剤として存在するセ
    ラミド類に対して、9.8%よりも多いことを特徴とす
    る、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 存在するセラミド6IIの重量%が、組
    成物の水分損失を減少させるための薬剤として存在する
    セラミド類に対して、13.6%よりも多いことを特徴
    とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 存在するセラミド6の重量%が、組成物
    の水分損失を減少させるための薬剤として存在するセラ
    ミド類に対して、23.4%よりも多いことを特徴とす
    る、請求項1または2に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 存在するセラミド6の重量%が、組成物
    の水分損失を減少させるための薬剤として存在するセラ
    ミド類に対して、35%よりも多いことを特徴とする、
    請求項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記組成物が、エマルション、水−アル
    コール性、油性またはオレオアルコールローション、ゲ
    ル、分散物、または固形スティック、スプレーまたはエ
    アゾールフォームの形態であることを特徴とする、請求
    項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 セラミド6が、組成物の全重量の0.0
    1%から20%で存在することを特徴とする、請求項1
    ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 セラミド6が、組成物の全重量の0.0
    5%から10%で存在することを特徴とする、請求項1
    ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 皮膚および/またはケラチン繊維から
    の水分損失を減少させるための主薬剤として、少なくと
    も1つのセラミド6を含有し、前記セラミド6の含有率
    が、天然セラミド混合物中のセラミド6の含有率よりも
    高いことを特徴とする、皮膚病学的組成物。
  11. 【請求項11】 使用されたセラミド6が、天然由来の
    ものであることを特徴とする、請求項10に記載の組成
    物。
  12. 【請求項12】 存在するセラミド6Iの重量%が、組
    成物の水分損失を減少させるための薬剤として存在する
    セラミド類に対して、9.8%よりも多いことを特徴と
    する、請求項10または11に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 存在するセラミド6IIの重量%が、
    組成物の水分損失を減少させるための薬剤として存在す
    るセラミド類に対して、13.6%よりも多いことを特
    徴とする、請求項10ないし12のいずれか1項に記載
    の組成物。
  14. 【請求項14】 存在するセラミド6の重量%が、組成
    物の水分損失を減少させるための薬剤として存在するセ
    ラミド類に対して、23.4%よりも多いことを特徴と
    する、請求項10または11に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 存在するセラミド6の重量%が、組成
    物の水分損失を減少させるための薬剤として存在するセ
    ラミド類に対して、35%よりも多いことを特徴とす
    る、請求項14に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 前記組成物が、エマルション、水−ア
    ルコール性、油性またはオレオアルコールローション、
    ゲル、分散物、または固形ステイック、スプレーまたは
    エアゾールフォームの形態であることを特徴とする、請
    求項10ないし15のいずれか1項に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 セラミド6が、組成物の全重量の0.
    01%から20%で存在することを特徴とする、請求項
    10ないし16のいずれか1項に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 セラミド6が、組成物の全重量の0.
    05%から10%で存在することを特徴とする、請求項
    10ないし17のいずれか1項に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし9のいずれか1項に記
    載の組成物を、皮膚またはケラチン繊維に適用すること
    からなることを特徴とする、皮膚またはケラチン繊維の
    美容処理方法。
  20. 【請求項20】 乾燥肌の治療用軟膏を調製するため
    の、請求項10ないし18のいずれか1項に記載の組成
    物の使用。
  21. 【請求項21】 皮膚および/またはケラチン繊維から
    の水分損失を減少させるための主薬剤としての、化粧品
    組成物における、セラミド6の使用。
  22. 【請求項22】 皮膚および/またはケラチン繊維から
    の水分損失を減少させるための皮膚病学的組成物の調製
    における、セラミド6の使用。
JP7341296A 1995-01-04 1995-12-27 少なくとも1つのセラミド6を含有する化粧品または皮膚病学的組成物 Expired - Fee Related JP2962670B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9500045 1995-01-04
FR9500045A FR2728792A1 (fr) 1995-01-04 1995-01-04 Composition cosmetique ou dermatologique comprenant au moins un ceramide 6

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08231338A JPH08231338A (ja) 1996-09-10
JP2962670B2 true JP2962670B2 (ja) 1999-10-12

Family

ID=9474862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7341296A Expired - Fee Related JP2962670B2 (ja) 1995-01-04 1995-12-27 少なくとも1つのセラミド6を含有する化粧品または皮膚病学的組成物

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP0720847B1 (ja)
JP (1) JP2962670B2 (ja)
AT (1) ATE157863T1 (ja)
CA (1) CA2166517C (ja)
DE (1) DE69500695T2 (ja)
DK (1) DK0720847T3 (ja)
ES (1) ES2109793T3 (ja)
FR (1) FR2728792A1 (ja)
GR (1) GR3025136T3 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2750046B1 (fr) * 1996-06-19 1998-09-04 Oreal Compositions sous forme d'un gel aqueux comprenant un ceramide ou un compose de type ceramide
US5882661A (en) * 1997-03-12 1999-03-16 Elizabeth Arden Co., Division Of Conopco, Inc. Composition and method for topical application to skin, hair and nails
US6063387A (en) * 1997-04-17 2000-05-16 Elizabeth Arden Co., Division Of Conopco, Inc. Anhydrous cosmetic composition with ceramides for firming skin
EP1036556B1 (de) * 1998-11-24 2004-09-29 KPSS-Kao Professional Salon Services GmbH Verwendung von Ceramiden zur Haarpflege
JP5247127B2 (ja) * 2006-11-29 2013-07-24 第一三共ヘルスケア株式会社 セラミド類を含有する油中水型乳化物
JP7128113B2 (ja) * 2016-10-14 2022-08-30 株式会社ダイセル 化粧料組成物

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0657651B2 (ja) * 1985-05-15 1994-08-03 サンスタ−株式会社 化粧料組成物
FR2676936B1 (fr) * 1991-05-27 1993-11-05 Inocosm Laboratoires Procede de separation d'un compose riche en glycolipides lysophospholipides shingolipides et ceramides d'origine vegetale, ainsi que produits cosmetiques obtenus par la mise en óoeuvre de ce procede.
FR2679770A1 (fr) * 1991-08-01 1993-02-05 Oreal Dispersions cationiques pour le traitement des cheveux ou de la peau a base de ceramides et/ou de glycoceramides, compositions cosmetiques les renfermant et leurs applications cosmetiques.
CA2131184A1 (en) 1992-04-03 1993-10-14 Jan Willem Hubert Smeets Selective n-acylation of amino alcohols
GB9220268D0 (en) * 1992-09-25 1992-11-11 Unilever Plc Cosmetic composition
FR2700953B1 (fr) * 1993-01-29 1995-03-03 Sederma Sa Utilisation de certaines souches de microorganismes comme nouvelle source de céramides et de sphingolipides pour usage cosmétique.
US5368857A (en) * 1993-11-15 1994-11-29 Elizabeth Arden Company, Division Of Conopco, Inc. Ceramide cosmetic compositions
AU2408995A (en) * 1994-04-27 1995-11-16 Gist-Brocades B.V. Short chain 2-hydroxycarboxylic acid-based derivatives of ceramides
FR2719216B1 (fr) * 1994-05-02 1996-05-31 Oreal Composition pour le traitement et la protection des cheveux à base de céramides et de polymères de Vinylpyrrolidone.
WO1996016635A1 (en) * 1994-11-28 1996-06-06 Gist-Brocades B.V. Topical application of ceramides

Also Published As

Publication number Publication date
FR2728792B1 (ja) 1997-02-14
CA2166517A1 (fr) 1996-07-05
EP0720847B1 (fr) 1997-09-10
CA2166517C (fr) 2001-12-25
ES2109793T3 (es) 1998-01-16
DE69500695T2 (de) 1998-01-15
EP0720847A1 (fr) 1996-07-10
FR2728792A1 (fr) 1996-07-05
DE69500695D1 (de) 1997-10-16
ATE157863T1 (de) 1997-09-15
JPH08231338A (ja) 1996-09-10
DK0720847T3 (da) 1998-02-23
GR3025136T3 (en) 1998-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3280408B2 (ja) セラミド、その製造方法および化粧品組成物
JP2674961B2 (ja) 皮膚の表層と深層との同時治療のための保護、滋養、引き締めの組成物と皮膚の保護、滋養、引き締め方法
US5149860A (en) Lipid compounds derived from sphingosines, process for preparing these and their applications, in particular in cosmetics and in the pharmacy of skin conditions
US5665778A (en) Ceramides, process for their preparation and their applications in cosmetics and in dermopharmacy
JP3053765B2 (ja) セラミドタイプの化合物及びその製法並びにその使用
JP2736312B2 (ja) 美容用または皮膚科学用組成物におけるスピントラップの用途とその組成物ならびにこれを用いた美容処置方法
US4839164A (en) Trehalose containing cosmetic composition and method of using it
US5198470A (en) Lipid compounds derived from sphingosines, process for preparing these and their applications, in particular in cosmetics and in the pharmacy of skin conditions
JP2625400B2 (ja) グリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシラート)を含有する化粧品用および/または皮膚病用の組成物
JP2740148B2 (ja) セラミドの混合物を含む化粧用もしくは皮膚科用組成物及び皮膚に潤いを与えるその使用
GB2079179A (en) Cosmetic Composition Based On an Aqueous Dispersion of Small Lipid Spheres
US20040005282A1 (en) Novel ceramides, compositions thereof and methods of use thereof
JP3222845B2 (ja) セラミド型化合物とその製造方法並びにその用途
US5766613A (en) Use of benzoic acid derivatives to stimulate the process of epidermal renewal
JP2962670B2 (ja) 少なくとも1つのセラミド6を含有する化粧品または皮膚病学的組成物
JP2001114702A (ja) 皮膚及び/又はケラチン繊維への、化粧的及び/又は薬学的活性剤の浸透を制限する方法
EP1342471B1 (fr) Nanocapsules a base de polyester polyol, et compositions cosmetiques ou dermatologiques les contenant
ES2301614T3 (es) Ceramidas, composiciones que las comprenden y su utilizacion.
JP3115282B2 (ja) スフィンゴイド塩基から誘導された脂質化合物とその調製方法並びに化粧品及び皮膚製薬品におけるその用途

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990629

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees