JPH07290594A - 定着用ベルト及びその製造方法 - Google Patents
定着用ベルト及びその製造方法Info
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- JPH07290594A JPH07290594A JP11428994A JP11428994A JPH07290594A JP H07290594 A JPH07290594 A JP H07290594A JP 11428994 A JP11428994 A JP 11428994A JP 11428994 A JP11428994 A JP 11428994A JP H07290594 A JPH07290594 A JP H07290594A
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- belt
- resistant resin
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 無機フィラーを含有する耐熱樹脂から形成さ
れたシームレスの管状エンドレスベルトの耐久性を大幅
に向上させる。 【構成】 無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)から
形成されたシームレスの管状エンドレスベルトの端部の
外周面及び/または内周面に、無機フィラーを含有する
耐熱樹脂(B)から形成された補強層が一体的に設けら
れている定着用ベルト。前記管状エンドレスベルトの片
端または両端に、無機フィラーを含有しない耐熱樹脂
(B)から形成された環状部分が一体的に設けられてい
るか、片端または両端の断面に無機フィラーを含有しな
い耐熱樹脂(B)のコーティング層が設けられている
か、片端または両端の断面が研磨により平滑化されてい
る定着用ベルト。
れたシームレスの管状エンドレスベルトの耐久性を大幅
に向上させる。 【構成】 無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)から
形成されたシームレスの管状エンドレスベルトの端部の
外周面及び/または内周面に、無機フィラーを含有する
耐熱樹脂(B)から形成された補強層が一体的に設けら
れている定着用ベルト。前記管状エンドレスベルトの片
端または両端に、無機フィラーを含有しない耐熱樹脂
(B)から形成された環状部分が一体的に設けられてい
るか、片端または両端の断面に無機フィラーを含有しな
い耐熱樹脂(B)のコーティング層が設けられている
か、片端または両端の断面が研磨により平滑化されてい
る定着用ベルト。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定着用ベルトに関し、
さらに詳しくは、電子写真複写機、ファクシミリ、プリ
ンター等に用いられ、被転写物に転写された画像を加熱
により定着する定着部に用いられる定着用ベルト及びそ
の製造方法に関する。
さらに詳しくは、電子写真複写機、ファクシミリ、プリ
ンター等に用いられ、被転写物に転写された画像を加熱
により定着する定着部に用いられる定着用ベルト及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機、ファクシミリ、プリン
ター等において、印刷・複写の最終段階では、一般に、
記録紙上のトナーを加熱溶融して、記録紙上にトナー画
像を定着させる。定着方法としては、一般に、図1に示
す熱ローラ定着法が用いられてきた。熱ローラ定着法で
は、内部に電熱ヒーター(2)を内蔵し、外周を離型性
の良いゴムまたは樹脂で被覆したヒートローラ(1)と
ゴムローラ(5)とからなる一対のローラを圧接させ、
両ローラ間をトナー(3)画像が形成された記録紙
(4)を通過させてトナーを加熱溶融し、トナー画像を
記録紙上に定着させる。この熱ローラ定着法は、ヒート
ローラ全体が所定温度に保持されるため、高速化に適し
ているが、その反面、装置の運転開始時にヒートローラ
を所定温度にまで加熱する必要があるため、電源投入か
ら運転可能となるまでの間の待ち時間が長いという欠点
を有している。また、ヒートローラ全体を加熱するた
め、消費電力が大きいという欠点もある。
ター等において、印刷・複写の最終段階では、一般に、
記録紙上のトナーを加熱溶融して、記録紙上にトナー画
像を定着させる。定着方法としては、一般に、図1に示
す熱ローラ定着法が用いられてきた。熱ローラ定着法で
は、内部に電熱ヒーター(2)を内蔵し、外周を離型性
の良いゴムまたは樹脂で被覆したヒートローラ(1)と
ゴムローラ(5)とからなる一対のローラを圧接させ、
両ローラ間をトナー(3)画像が形成された記録紙
(4)を通過させてトナーを加熱溶融し、トナー画像を
記録紙上に定着させる。この熱ローラ定着法は、ヒート
ローラ全体が所定温度に保持されるため、高速化に適し
ているが、その反面、装置の運転開始時にヒートローラ
を所定温度にまで加熱する必要があるため、電源投入か
ら運転可能となるまでの間の待ち時間が長いという欠点
を有している。また、ヒートローラ全体を加熱するた
め、消費電力が大きいという欠点もある。
【0003】そこで、近年、図2に示すようなフィルム
状のエンドレスベルト(6)を介して、ヒーター(7)
により被転写物上のトナーを直接的に加熱する定着方法
が採用されている。この定着方法では、定着用エンドレ
スベルト(6)とゴムローラ(10)との間に、トナー
(8)画像が形成された記録紙(9)を通過させ、定着
用エンドレスベルト(6)を介してヒーター(7)によ
りトナーを加熱溶融させ、記録紙上にトナー画像を定着
させる。この定着方法では、エンドレスベルトが薄いフ
ィルム状であるため、実質的にヒーター(7)によりト
ナー画像を直接的に加熱することになり、したがって、
加熱部が短時間で所定の温度に達し、電源投入時の待ち
時間がほぼゼロとなる。さらに、必要部分のみ加熱する
ため、消費電力も少ないという利点がある。
状のエンドレスベルト(6)を介して、ヒーター(7)
により被転写物上のトナーを直接的に加熱する定着方法
が採用されている。この定着方法では、定着用エンドレ
スベルト(6)とゴムローラ(10)との間に、トナー
(8)画像が形成された記録紙(9)を通過させ、定着
用エンドレスベルト(6)を介してヒーター(7)によ
りトナーを加熱溶融させ、記録紙上にトナー画像を定着
させる。この定着方法では、エンドレスベルトが薄いフ
ィルム状であるため、実質的にヒーター(7)によりト
ナー画像を直接的に加熱することになり、したがって、
加熱部が短時間で所定の温度に達し、電源投入時の待ち
時間がほぼゼロとなる。さらに、必要部分のみ加熱する
ため、消費電力も少ないという利点がある。
【0004】このような定着用ベルトとヒーターを組み
合わせた定着方法に用いられるエンドレスベルトには、
耐熱性、ヤング率、強度、ベルト内面の電気絶縁性、ベ
ルト外面の離型性などに優れていることが要求される。
そのため、従来からこれらの特性に優れたポリイミドな
どの耐熱樹脂から形成されたエンドレスベルトが定着用
ベルトとして使用されており、離型性を高めるために、
ベルト表面に弗素樹脂をコーティングすることも行われ
ている。
合わせた定着方法に用いられるエンドレスベルトには、
耐熱性、ヤング率、強度、ベルト内面の電気絶縁性、ベ
ルト外面の離型性などに優れていることが要求される。
そのため、従来からこれらの特性に優れたポリイミドな
どの耐熱樹脂から形成されたエンドレスベルトが定着用
ベルトとして使用されており、離型性を高めるために、
ベルト表面に弗素樹脂をコーティングすることも行われ
ている。
【0005】図2に示すような定着方法で用いられる定
着用ベルトには、前記のような特性と共に、熱効率と定
着速度を高めるために、熱伝導性に優れていることが要
求される。耐熱樹脂のみから形成されたエンドレスベル
トは、熱伝導率が低いため、高熱伝導率タイプのものと
して、無機フィラーを含有する耐熱樹脂から形成された
エンドレスベルトを定着用ベルトとして使用することが
検討されている。しかし、無機フィラーを含有する耐熱
樹脂から形成されたベルトは、樹脂単体のベルトに比べ
て、引裂き強度が低いため、ベルト端面が非回転部との
接触等により、比較的短時間で破れるという問題があっ
た。
着用ベルトには、前記のような特性と共に、熱効率と定
着速度を高めるために、熱伝導性に優れていることが要
求される。耐熱樹脂のみから形成されたエンドレスベル
トは、熱伝導率が低いため、高熱伝導率タイプのものと
して、無機フィラーを含有する耐熱樹脂から形成された
エンドレスベルトを定着用ベルトとして使用することが
検討されている。しかし、無機フィラーを含有する耐熱
樹脂から形成されたベルトは、樹脂単体のベルトに比べ
て、引裂き強度が低いため、ベルト端面が非回転部との
接触等により、比較的短時間で破れるという問題があっ
た。
【0006】この問題点を解決するために、ベルトの両
端周縁部の外表面及び/または内表面に耐熱性コート層
を設けるか、あるいは耐熱性補強テープをラミネートす
る方法が提案されている(特開平5−345369
号)。しかし、無機フィラーを含有する耐熱樹脂から形
成されたエンドレスベルトに、耐熱樹脂のみからなる補
強層を設けた場合、成形時に、ベルト本体と補強層との
間に収縮率の差異が生じ、その結果、しわを生じる場合
があった。また、ベルト本体に耐熱性補強テープを貼付
すると、補強部の外周面に外テープの継ぎ目が生じ、剥
れの原因になる場合があった。
端周縁部の外表面及び/または内表面に耐熱性コート層
を設けるか、あるいは耐熱性補強テープをラミネートす
る方法が提案されている(特開平5−345369
号)。しかし、無機フィラーを含有する耐熱樹脂から形
成されたエンドレスベルトに、耐熱樹脂のみからなる補
強層を設けた場合、成形時に、ベルト本体と補強層との
間に収縮率の差異が生じ、その結果、しわを生じる場合
があった。また、ベルト本体に耐熱性補強テープを貼付
すると、補強部の外周面に外テープの継ぎ目が生じ、剥
れの原因になる場合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、無機
フィラーを含有する耐熱樹脂から形成されたシームレス
の管状エンドレスベルトの端部での破れを防止し、耐久
性を大幅に向上させた定着用ベルトを提供することにあ
る。
フィラーを含有する耐熱樹脂から形成されたシームレス
の管状エンドレスベルトの端部での破れを防止し、耐久
性を大幅に向上させた定着用ベルトを提供することにあ
る。
【0008】本発明者らは、前記従来技術の有する問題
点を克服するために鋭意研究した結果、管状エンドレス
ベルトの端部に、無機フィラーを含有する耐熱樹脂から
なる補強層を設けること、無機フィラーを含有しない耐
熱樹脂のみからなる部分を設けること、管状エンドレス
ベルトの端部の断面(切断面)に、無機フィラーを含有
しない耐熱樹脂のコーティング層を設けること、あるい
は当該断面を研磨して平滑化すること、等の手段を採用
することにより、端面の破れを防ぎ、ベルトの耐久性を
大幅に向上させ得ることを見いだした。
点を克服するために鋭意研究した結果、管状エンドレス
ベルトの端部に、無機フィラーを含有する耐熱樹脂から
なる補強層を設けること、無機フィラーを含有しない耐
熱樹脂のみからなる部分を設けること、管状エンドレス
ベルトの端部の断面(切断面)に、無機フィラーを含有
しない耐熱樹脂のコーティング層を設けること、あるい
は当該断面を研磨して平滑化すること、等の手段を採用
することにより、端面の破れを防ぎ、ベルトの耐久性を
大幅に向上させ得ることを見いだした。
【0009】また、管状エンドレスベルト端部の補強層
として、耐熱樹脂から形成されたシームレスの環状ベル
ト状物を用いることにより、成形が容易で、補強層の継
ぎ目がなく、耐久性に優れた定着用ベルトの得られるこ
とを見いだした。本発明は、これらの知見に基づいて完
成するに至ったものである。
として、耐熱樹脂から形成されたシームレスの環状ベル
ト状物を用いることにより、成形が容易で、補強層の継
ぎ目がなく、耐久性に優れた定着用ベルトの得られるこ
とを見いだした。本発明は、これらの知見に基づいて完
成するに至ったものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、下記1〜6の発明が提供される。 1.無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)から形成さ
れたシームレスの管状エンドレスベルトの片端部または
両端部の外周面、内周面または内外両周面に、無機フィ
ラーを含有する耐熱樹脂(B)から形成された補強層が
一体的に設けられていることを特徴とする定着用ベル
ト。 2.無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)から形成さ
れたシームレスの管状エンドレスベルトの片端部または
両端部の内周面に、無機フィラーを含有するかあるいは
含有しない耐熱樹脂(B)から形成されたシームレスの
環状ベルト状物からなる補強層が一体的に設けられてい
ることを特徴とする定着用ベルト。
ば、下記1〜6の発明が提供される。 1.無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)から形成さ
れたシームレスの管状エンドレスベルトの片端部または
両端部の外周面、内周面または内外両周面に、無機フィ
ラーを含有する耐熱樹脂(B)から形成された補強層が
一体的に設けられていることを特徴とする定着用ベル
ト。 2.無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)から形成さ
れたシームレスの管状エンドレスベルトの片端部または
両端部の内周面に、無機フィラーを含有するかあるいは
含有しない耐熱樹脂(B)から形成されたシームレスの
環状ベルト状物からなる補強層が一体的に設けられてい
ることを特徴とする定着用ベルト。
【0011】3.無機フィラーを含有する耐熱樹脂
(A)から形成されたシームレスの管状エンドレスベル
トの片端または両端に、無機フィラーを含有しない耐熱
樹脂(B)から形成された環状部分が一体的に設けられ
ていることを特徴とする定着用ベルト。 4.無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)から形成さ
れたシームレスの管状エンドレスベルトの片端または両
端の断面に、無機フィラーを含有しない耐熱樹脂(B)
のコーティング層が設けられていることを特徴とする定
着用ベルト。 5.無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)から形成さ
れたシームレスの管状エンドレスベルトの片端または両
端の断面が、研磨により平滑化されていることを特徴と
する定着用ベルト。
(A)から形成されたシームレスの管状エンドレスベル
トの片端または両端に、無機フィラーを含有しない耐熱
樹脂(B)から形成された環状部分が一体的に設けられ
ていることを特徴とする定着用ベルト。 4.無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)から形成さ
れたシームレスの管状エンドレスベルトの片端または両
端の断面に、無機フィラーを含有しない耐熱樹脂(B)
のコーティング層が設けられていることを特徴とする定
着用ベルト。 5.無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)から形成さ
れたシームレスの管状エンドレスベルトの片端または両
端の断面が、研磨により平滑化されていることを特徴と
する定着用ベルト。
【0012】6.〔1〕管状エンドレスベルト成形用金
型である芯体の片端部または両端部の所定位置の外周面
に、無機フィラーを含有するかあるいは含有しない耐熱
樹脂(B)から形成されたシームレスの環状ベルト状物
を被せ、〔2〕該芯体と環状ベルト状物の外周面に、無
機フィラーを含有する液状の耐熱樹脂(A)を塗布し、
〔3〕塗布層を加熱して、乾燥及び/または硬化させて
被膜を形成し、次いで、〔4〕該被膜からなるシームレ
スの管状エンドレスベルトを、端部内周面に配置された
環状ベルト状物と共に、芯体より取り外すことを特徴と
する定着用ベルトの製造方法。
型である芯体の片端部または両端部の所定位置の外周面
に、無機フィラーを含有するかあるいは含有しない耐熱
樹脂(B)から形成されたシームレスの環状ベルト状物
を被せ、〔2〕該芯体と環状ベルト状物の外周面に、無
機フィラーを含有する液状の耐熱樹脂(A)を塗布し、
〔3〕塗布層を加熱して、乾燥及び/または硬化させて
被膜を形成し、次いで、〔4〕該被膜からなるシームレ
スの管状エンドレスベルトを、端部内周面に配置された
環状ベルト状物と共に、芯体より取り外すことを特徴と
する定着用ベルトの製造方法。
【0013】以下、本発明について詳述する。耐熱樹脂(A) 本発明で管状エンドレスベルト本体を形成するのに使用
する耐熱樹脂(A)としては、該樹脂からベルトを作製
した場合、150℃以上での連続使用に耐える樹脂であ
れば特に限定されないが、具体例としては、例えば、ポ
リイミド、ポリアミドイミド、ポリベンズイミダゾー
ル、ポリベンズオキサゾール、ポリフェニレンスルフィ
ド、ポリサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポ
リエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリアリレ
ート、液晶ポリマー類、エポキシ樹脂等が挙げられる。
する耐熱樹脂(A)としては、該樹脂からベルトを作製
した場合、150℃以上での連続使用に耐える樹脂であ
れば特に限定されないが、具体例としては、例えば、ポ
リイミド、ポリアミドイミド、ポリベンズイミダゾー
ル、ポリベンズオキサゾール、ポリフェニレンスルフィ
ド、ポリサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポ
リエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリアリレ
ート、液晶ポリマー類、エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0014】これらの中でも、耐熱性、強度、成形性な
どの観点から、特に、ポリイミドが好ましい。ポリイミ
ドは、一般に、ポリイミド前駆体溶液として使用し、所
定の円柱状金型(芯体)の表面にディッピング法等によ
り塗布して被膜を形成し、該被膜を加熱硬化(イミド
化)することにより、強固な薄いフィルム状のエンドレ
スベルトを得ることができる。
どの観点から、特に、ポリイミドが好ましい。ポリイミ
ドは、一般に、ポリイミド前駆体溶液として使用し、所
定の円柱状金型(芯体)の表面にディッピング法等によ
り塗布して被膜を形成し、該被膜を加熱硬化(イミド
化)することにより、強固な薄いフィルム状のエンドレ
スベルトを得ることができる。
【0015】他の、耐熱樹脂は、例えば、その有機溶剤
溶液を使用したり、低粘度の液状樹脂を用い、前記と同
様に円柱状金型の表面に被膜を形成させ、加熱乾燥する
か、硬化させることにより、エンドレスベルトを得るこ
とができる。円筒状金型の内周面に耐熱樹脂の被膜を形
成させてもよい。
溶液を使用したり、低粘度の液状樹脂を用い、前記と同
様に円柱状金型の表面に被膜を形成させ、加熱乾燥する
か、硬化させることにより、エンドレスベルトを得るこ
とができる。円筒状金型の内周面に耐熱樹脂の被膜を形
成させてもよい。
【0016】無機フィラー 無機フィラーとしては、熱伝導性に優れたものを使用す
ることが好ましく、具体的には、例えば、ボロンナイト
ライド、アルミナ、炭化ケイ素、チタン酸カリウム、窒
化アルミ、マイカ、シリカ、酸化チタン、タルク、炭酸
カルシウム等を挙げることができる。これらは、それぞ
れ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いること
ができる。無機フィラーの含有割合は、通常、5〜50
容量%、好ましくは10〜40容量%、より好ましくは
20〜30容量%である。この含有割合の範囲であれ
ば、耐熱樹脂の可撓性を確保した上で、熱伝導率を大幅
に向上させることができる。
ることが好ましく、具体的には、例えば、ボロンナイト
ライド、アルミナ、炭化ケイ素、チタン酸カリウム、窒
化アルミ、マイカ、シリカ、酸化チタン、タルク、炭酸
カルシウム等を挙げることができる。これらは、それぞ
れ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いること
ができる。無機フィラーの含有割合は、通常、5〜50
容量%、好ましくは10〜40容量%、より好ましくは
20〜30容量%である。この含有割合の範囲であれ
ば、耐熱樹脂の可撓性を確保した上で、熱伝導率を大幅
に向上させることができる。
【0017】耐熱樹脂(B) 補強層に用いる耐熱樹脂(B)としては、前記耐熱樹脂
(A)に用いたのと同様の樹脂が使用できる。これらの
中でも、特に、ポリイミドが好ましい。また、エンドレ
スベルトの切断面に塗布する耐熱樹脂としては、ポリイ
ミド以外に、弗素樹脂が好ましいものとして挙げること
ができる。
(A)に用いたのと同様の樹脂が使用できる。これらの
中でも、特に、ポリイミドが好ましい。また、エンドレ
スベルトの切断面に塗布する耐熱樹脂としては、ポリイ
ミド以外に、弗素樹脂が好ましいものとして挙げること
ができる。
【0018】本発明の各態様 本発明は、熱伝導性が高く、かつ、ベルト端面の破れを
生じない定着用ベルトを提供するものである。無機フィ
ラーを含有する耐熱樹脂から形成されたシームレスの管
状エンドレスベルトは、熱伝導性に優れているが、端部
から破れやすいという欠点を持っている。これに対し
て、本発明では、端部を補強するか、断面の面粗さを改
善して、破れを防止する点に特徴を有する。
生じない定着用ベルトを提供するものである。無機フィ
ラーを含有する耐熱樹脂から形成されたシームレスの管
状エンドレスベルトは、熱伝導性に優れているが、端部
から破れやすいという欠点を持っている。これに対し
て、本発明では、端部を補強するか、断面の面粗さを改
善して、破れを防止する点に特徴を有する。
【0019】その具体的な態様としては、以下のような
方法が挙げられる。第一の方法は、無機フィラーを含有
する耐熱樹脂(A)から形成されたシームレスの管状エ
ンドレスベルトの片端部または両端部の外周面、内周面
または内外両周面に、無機フィラーを含有する耐熱樹脂
(B)から形成された補強層を一体的に設ける方法であ
る。図3に示すように、管状エンドレスベルト本体(1
1)の両端部または片端部の外周面及び/または内周面
に、補強層(12)及び/または補強層(13)を設け
ることにより、端部の強度を著しく増大させ、端面の破
れを防止することができる。
方法が挙げられる。第一の方法は、無機フィラーを含有
する耐熱樹脂(A)から形成されたシームレスの管状エ
ンドレスベルトの片端部または両端部の外周面、内周面
または内外両周面に、無機フィラーを含有する耐熱樹脂
(B)から形成された補強層を一体的に設ける方法であ
る。図3に示すように、管状エンドレスベルト本体(1
1)の両端部または片端部の外周面及び/または内周面
に、補強層(12)及び/または補強層(13)を設け
ることにより、端部の強度を著しく増大させ、端面の破
れを防止することができる。
【0020】補強層を形成する耐熱樹脂(B)が、無機
フィラーを含有しない場合には、ベルト本体と補強層と
の間に、成形時において、収縮率の差異に起因するしわ
が生じやすい。例えば、無機フィラーを含有するポリイ
ミド前駆体溶液を円柱状金型表面に塗布し、乾燥させて
被膜を形成し、さらに、その片端部または両端部の外周
面上及び/または内周面上に、無機フィラーを含有しな
いポリイミド前駆体溶液を塗布して補強用の被膜を積層
させ、次いで、加熱して硬化(イミド化)させると、ベ
ルト本体を形成するポリイミド被膜と補強層のポリイミ
ド被膜との間に収縮率の差があるため、しわが寄ってし
まう。
フィラーを含有しない場合には、ベルト本体と補強層と
の間に、成形時において、収縮率の差異に起因するしわ
が生じやすい。例えば、無機フィラーを含有するポリイ
ミド前駆体溶液を円柱状金型表面に塗布し、乾燥させて
被膜を形成し、さらに、その片端部または両端部の外周
面上及び/または内周面上に、無機フィラーを含有しな
いポリイミド前駆体溶液を塗布して補強用の被膜を積層
させ、次いで、加熱して硬化(イミド化)させると、ベ
ルト本体を形成するポリイミド被膜と補強層のポリイミ
ド被膜との間に収縮率の差があるため、しわが寄ってし
まう。
【0021】これに対して、補強層にも無機フィラーを
含有する耐熱樹脂を使用することにより、ベルト本体と
補強層との間における成形時の収縮率の差異をなくし、
しわの発生を防止する。ここで、エンドレスベルト本体
部分の厚み(y)に対する補強層の合計厚み(x)の比
(x/y)は、0.1〜3.0の範囲内にすることが好
ましい。この比率が0.1未満であると補強効果が小さ
く、逆に、3.0を越えるとベルトの柔軟性が損なわ
れ、ヒーターとの密着性にかけるおそれがある。この比
率は、さらに好ましくは0.5〜1.5である。補強層
の幅は、特に限定されないが、通常、1.0〜20mm
の範囲とすることが好ましい。補強層の幅が1.0mm
未満では、補強効果が十分でない場合があり、20mm
を越えると定着に使用する部分が短くなるので好ましく
ない。
含有する耐熱樹脂を使用することにより、ベルト本体と
補強層との間における成形時の収縮率の差異をなくし、
しわの発生を防止する。ここで、エンドレスベルト本体
部分の厚み(y)に対する補強層の合計厚み(x)の比
(x/y)は、0.1〜3.0の範囲内にすることが好
ましい。この比率が0.1未満であると補強効果が小さ
く、逆に、3.0を越えるとベルトの柔軟性が損なわ
れ、ヒーターとの密着性にかけるおそれがある。この比
率は、さらに好ましくは0.5〜1.5である。補強層
の幅は、特に限定されないが、通常、1.0〜20mm
の範囲とすることが好ましい。補強層の幅が1.0mm
未満では、補強効果が十分でない場合があり、20mm
を越えると定着に使用する部分が短くなるので好ましく
ない。
【0022】第二の方法としては、図4に示すように、
無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)から形成された
シームレスの管状エンドレスベルト(14)の片端また
は両端に、無機フィラーを含有しない耐熱樹脂(B)か
ら形成された環状部分(15)を一体的に設ける方法で
ある。無機フィラーを含有する耐熱樹脂から形成された
エンドレスベルトは、端部から破れやすいが、その端部
に、無機フィラーを含有しない耐熱樹脂のみからなる部
分を設けることにより、破れを防ぐことができる。この
方法では、例えば、無機フィラーを含有するポリイミド
前駆体溶液を円柱状金型表面に塗布し、乾燥させて被膜
を形成し、さらに、その片端または両端部に、無機フィ
ラーを含有しない耐熱樹脂を塗布し、全体を加熱硬化さ
せて、端部に無機フィラーを含有しない耐熱樹脂のみか
らなる部分を設ける。一旦、ベルト本体を作成し、両端
部を切断して所定の幅と形状のエンドレスベルトを形成
し、さらにその片端部または両端部に、ディッピング法
などにより、無機フィラーを含有しない耐熱樹脂のみか
らなる部分を形成してもよい。
無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)から形成された
シームレスの管状エンドレスベルト(14)の片端また
は両端に、無機フィラーを含有しない耐熱樹脂(B)か
ら形成された環状部分(15)を一体的に設ける方法で
ある。無機フィラーを含有する耐熱樹脂から形成された
エンドレスベルトは、端部から破れやすいが、その端部
に、無機フィラーを含有しない耐熱樹脂のみからなる部
分を設けることにより、破れを防ぐことができる。この
方法では、例えば、無機フィラーを含有するポリイミド
前駆体溶液を円柱状金型表面に塗布し、乾燥させて被膜
を形成し、さらに、その片端または両端部に、無機フィ
ラーを含有しない耐熱樹脂を塗布し、全体を加熱硬化さ
せて、端部に無機フィラーを含有しない耐熱樹脂のみか
らなる部分を設ける。一旦、ベルト本体を作成し、両端
部を切断して所定の幅と形状のエンドレスベルトを形成
し、さらにその片端部または両端部に、ディッピング法
などにより、無機フィラーを含有しない耐熱樹脂のみか
らなる部分を形成してもよい。
【0023】無機フィラーを含有しない耐熱樹脂は、図
2に示す定着装置でのベルトの端面のこすれに対し十分
な強度を有しているため、補強層を設けず、ベルト両端
部を耐熱樹脂のみから形成することにより、端部の強度
を増大させ、端面の破れを防止することができる。ここ
で、耐熱樹脂のみからなる部分の幅は2〜20mmが好
ましい。幅が2mm未満では補強効果が十分でない場合
があり、20mm超過では定着に使用するフィラー入り
の高熱伝導部が短くなるので好ましくない。
2に示す定着装置でのベルトの端面のこすれに対し十分
な強度を有しているため、補強層を設けず、ベルト両端
部を耐熱樹脂のみから形成することにより、端部の強度
を増大させ、端面の破れを防止することができる。ここ
で、耐熱樹脂のみからなる部分の幅は2〜20mmが好
ましい。幅が2mm未満では補強効果が十分でない場合
があり、20mm超過では定着に使用するフィラー入り
の高熱伝導部が短くなるので好ましくない。
【0024】第三の方法としては、一旦、ベルト本体を
作成し、両端部を切断して所定の幅と形状のエンドレス
ベルトを形成し、その切断面(断面または端面)に、無
機フィラーを含有しない耐熱樹脂(B)のコーティング
層を設ける方法がある。端面コーティングに使用する樹
脂としては、前記耐熱樹脂を挙げることができるが、弗
素樹脂を使用すると、端面平滑化とともに、ベルト端面
と非回転部との摩擦が低減されるので好ましい。無機フ
ィラーを含有する耐熱樹脂は、脆いため、ベルト本体の
両端部をカッターで切断すると微細な欠けを生じ、ベル
ト端面が粗くなり、端面破れの原因となる。上記のよう
に端面に、耐熱樹脂をコーティングすることにより、耐
熱樹脂で端面の凹凸を埋め、平滑面を得ることができ
る。
作成し、両端部を切断して所定の幅と形状のエンドレス
ベルトを形成し、その切断面(断面または端面)に、無
機フィラーを含有しない耐熱樹脂(B)のコーティング
層を設ける方法がある。端面コーティングに使用する樹
脂としては、前記耐熱樹脂を挙げることができるが、弗
素樹脂を使用すると、端面平滑化とともに、ベルト端面
と非回転部との摩擦が低減されるので好ましい。無機フ
ィラーを含有する耐熱樹脂は、脆いため、ベルト本体の
両端部をカッターで切断すると微細な欠けを生じ、ベル
ト端面が粗くなり、端面破れの原因となる。上記のよう
に端面に、耐熱樹脂をコーティングすることにより、耐
熱樹脂で端面の凹凸を埋め、平滑面を得ることができ
る。
【0025】第四の方法としては、一旦、ベルト本体を
作成し、両端部を切断して所定の幅と形状のエンドレス
ベルトを形成し、その切断面を研磨して平滑化させる方
法がある。具体的には、管状エンドレスベルトの端部を
カッターで切断後、切断面をサンドペーパー等により研
磨して平滑化する。この時、端面の凹凸が1μm以下と
なるまで研磨することが好ましい。断面の平滑化によ
り、面粗さに起因するベルト断面と非回転部との摩擦が
低減され、破れが防止される。
作成し、両端部を切断して所定の幅と形状のエンドレス
ベルトを形成し、その切断面を研磨して平滑化させる方
法がある。具体的には、管状エンドレスベルトの端部を
カッターで切断後、切断面をサンドペーパー等により研
磨して平滑化する。この時、端面の凹凸が1μm以下と
なるまで研磨することが好ましい。断面の平滑化によ
り、面粗さに起因するベルト断面と非回転部との摩擦が
低減され、破れが防止される。
【0026】本発明のシームレスの管状エンドレスベル
トは、成形用金型である芯体の外周面上に、液状の耐熱
樹脂を塗布し、加熱硬化(固化)させる方法により作成
することができる。芯体は、通常、円柱状金型を使用す
るが、用途に応じて溝付きの円柱状金型を用いて、管状
エンドレスベルトにリブを設けてもよい。また、円筒状
金型の内周面に耐熱樹脂の被膜を形成させる方法もあ
る。耐熱樹脂の塗布方法は、特に限定されないが、ディ
ッピングやロールコート、スプレー等の方法を例示でき
る。
トは、成形用金型である芯体の外周面上に、液状の耐熱
樹脂を塗布し、加熱硬化(固化)させる方法により作成
することができる。芯体は、通常、円柱状金型を使用す
るが、用途に応じて溝付きの円柱状金型を用いて、管状
エンドレスベルトにリブを設けてもよい。また、円筒状
金型の内周面に耐熱樹脂の被膜を形成させる方法もあ
る。耐熱樹脂の塗布方法は、特に限定されないが、ディ
ッピングやロールコート、スプレー等の方法を例示でき
る。
【0027】無機フィラーを含有するかあるいは含有し
ない耐熱樹脂(B)から形成された補強層をベルト本体
と一体的に設けるには、同様に、ディッピングやロール
コート、スプレー等の方法により、ベルト本体の所定箇
所に液状の耐熱樹脂を塗布・硬化させればよい。しか
し、このような塗布方法では、液状樹脂の厚みを均一に
し、塗布領域の境界部を乱れなく仕上げるのが難しい。
塗布後のふきとりにより境界部を修正することも可能だ
が、工程数が増え、生産性が悪い。
ない耐熱樹脂(B)から形成された補強層をベルト本体
と一体的に設けるには、同様に、ディッピングやロール
コート、スプレー等の方法により、ベルト本体の所定箇
所に液状の耐熱樹脂を塗布・硬化させればよい。しか
し、このような塗布方法では、液状樹脂の厚みを均一に
し、塗布領域の境界部を乱れなく仕上げるのが難しい。
塗布後のふきとりにより境界部を修正することも可能だ
が、工程数が増え、生産性が悪い。
【0028】そこで、予め、耐熱樹脂から形成されたシ
ームレスの補強用ベルト(環状ベルト状物)を作製して
おき、所定幅の該環状ベルト状物を成形金型である芯体
の片端または両端の所定位置に被せて、該芯体及び環状
ベルト状物の外周面に、無機フィラーを含有する液状の
耐熱樹脂(A)を塗布し、加熱硬化させれば、補強層の
厚みが均一で、補強領域と非補強領域の境界部の乱れが
ない補強層つき定着用ベルトを生産性よく容易に製造す
ることが可能となる。芯体の形状は、特に限定されない
が、円柱形状のものが好ましく使用できる。この製造方
法による補強層つきベルトの構造を図5に示す。図5に
おいて、ベルト本体(16)の端部の内周面に補強用の
環状ベルト状物からなる補強層(17)が一体的に配置
されている。
ームレスの補強用ベルト(環状ベルト状物)を作製して
おき、所定幅の該環状ベルト状物を成形金型である芯体
の片端または両端の所定位置に被せて、該芯体及び環状
ベルト状物の外周面に、無機フィラーを含有する液状の
耐熱樹脂(A)を塗布し、加熱硬化させれば、補強層の
厚みが均一で、補強領域と非補強領域の境界部の乱れが
ない補強層つき定着用ベルトを生産性よく容易に製造す
ることが可能となる。芯体の形状は、特に限定されない
が、円柱形状のものが好ましく使用できる。この製造方
法による補強層つきベルトの構造を図5に示す。図5に
おいて、ベルト本体(16)の端部の内周面に補強用の
環状ベルト状物からなる補強層(17)が一体的に配置
されている。
【0029】耐熱樹脂(A)としてポリイミドを使用す
る場合を例にとると、芯体(金型)の片端部または両端
部の所定の位置に、別途作成した無機フィラーを含有す
るかあるいは含有しない耐熱樹脂(B)から成る補強用
環状ベルト状物を被せ、その上に無機フィラーを含有す
るかあるいは含有しないポリイミド前駆体溶液を塗布す
る。次いで、管状エンドレスベルト本体と補強用環状ベ
ルト状物が一体化され、塗布した無機フィラーを含有す
るポリイミド前駆体溶液が少なくとも管状物として強度
を保持できるまで加熱した後、芯体より管状エンドレス
ベルトを補強用環状ベルト状物と共に取り出すことによ
り、片端部または両端部に補強層を有する定着用ベルト
を得ることができる。
る場合を例にとると、芯体(金型)の片端部または両端
部の所定の位置に、別途作成した無機フィラーを含有す
るかあるいは含有しない耐熱樹脂(B)から成る補強用
環状ベルト状物を被せ、その上に無機フィラーを含有す
るかあるいは含有しないポリイミド前駆体溶液を塗布す
る。次いで、管状エンドレスベルト本体と補強用環状ベ
ルト状物が一体化され、塗布した無機フィラーを含有す
るポリイミド前駆体溶液が少なくとも管状物として強度
を保持できるまで加熱した後、芯体より管状エンドレス
ベルトを補強用環状ベルト状物と共に取り出すことによ
り、片端部または両端部に補強層を有する定着用ベルト
を得ることができる。
【0030】補強層の幅は、特に限定されないが、通
常、1.0〜20mmの範囲とすることが好ましい。補
強層の幅が1.0mm未満では、補強効果が十分でない
場合があり、20mm超過では、定着に使用する部分が
短くなるので好ましくない。補強層の厚みは、特に限定
されないが、補強用環状ベルト状物が無機フィラーを含
有する場合、エンドレスベルト本体部分の厚み(y)に
対する補強層の厚み(x)の比(x/y)は、0.1〜
3.0の範囲とすることが好ましい。この比率が0.1
未満であると補強効果が小さく、逆に、3.0を越える
とベルトの柔軟性が損なわれ、ヒーターとの密着性にか
けるおそれがある。
常、1.0〜20mmの範囲とすることが好ましい。補
強層の幅が1.0mm未満では、補強効果が十分でない
場合があり、20mm超過では、定着に使用する部分が
短くなるので好ましくない。補強層の厚みは、特に限定
されないが、補強用環状ベルト状物が無機フィラーを含
有する場合、エンドレスベルト本体部分の厚み(y)に
対する補強層の厚み(x)の比(x/y)は、0.1〜
3.0の範囲とすることが好ましい。この比率が0.1
未満であると補強効果が小さく、逆に、3.0を越える
とベルトの柔軟性が損なわれ、ヒーターとの密着性にか
けるおそれがある。
【0031】補強用環状ベルト状物が無機フィラーを含
有しない場合は、上記比率(x/y)を0.1〜1.0
の範囲とすることが好ましい。この比率が0.1未満で
あると補強効果が小さく、逆に、1.0を越えるとベル
ト本体部分と補強層の成形時の収縮率の差により、しわ
が発生しやすい。上記比率を1.0以下とすることによ
り成形時のしわを防ぐことができる。
有しない場合は、上記比率(x/y)を0.1〜1.0
の範囲とすることが好ましい。この比率が0.1未満で
あると補強効果が小さく、逆に、1.0を越えるとベル
ト本体部分と補強層の成形時の収縮率の差により、しわ
が発生しやすい。上記比率を1.0以下とすることによ
り成形時のしわを防ぐことができる。
【0032】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明に
ついてより具体的に説明する。
ついてより具体的に説明する。
【0033】[実施例1]宇部興産製ポリイミドワニス
に、平均粒子径1.5μmの昭和電工製ボロンナイトラ
イドを加え、撹拌機で30分間撹拌後、真空脱泡を行
い、無機フィラーとしてボロンナイトライドを含有する
ワニスを得た。ボロンナイトライドの添加量は、ワニス
硬化後に22容量%となるように調整した。このように
して得られたボロンナイトライド入りワニスを、芯体で
ある円柱金型上にディッピング法により、硬化後の厚み
が50μmとなる厚みで均一に塗布した。次いで、15
0℃から450℃まで段階的に加熱して、溶媒除去とと
もにイミド化(硬化)を行い、最後に金型を引き抜くこ
とにより、厚み50μmのシームレスのエンドレスベル
トを得た。
に、平均粒子径1.5μmの昭和電工製ボロンナイトラ
イドを加え、撹拌機で30分間撹拌後、真空脱泡を行
い、無機フィラーとしてボロンナイトライドを含有する
ワニスを得た。ボロンナイトライドの添加量は、ワニス
硬化後に22容量%となるように調整した。このように
して得られたボロンナイトライド入りワニスを、芯体で
ある円柱金型上にディッピング法により、硬化後の厚み
が50μmとなる厚みで均一に塗布した。次いで、15
0℃から450℃まで段階的に加熱して、溶媒除去とと
もにイミド化(硬化)を行い、最後に金型を引き抜くこ
とにより、厚み50μmのシームレスのエンドレスベル
トを得た。
【0034】得られたベルトの両端部の外面に、ベルト
本体を形成するのに使用したボロンナイトライド含有ポ
リイミドワニスを用いて、ディッピング法により、厚み
が100μmで幅が5mmの補強層を形成した。得られ
たベルトは、成形時の収縮率の差によるしわがなく、両
端部の合計厚みがベルト本体部の厚みの3.0倍となっ
て、著しく破れにくくなった。このベルトの実機装着運
転時の耐久時間は、2000時間以上であり、非常に耐
久性の高いものであった。
本体を形成するのに使用したボロンナイトライド含有ポ
リイミドワニスを用いて、ディッピング法により、厚み
が100μmで幅が5mmの補強層を形成した。得られ
たベルトは、成形時の収縮率の差によるしわがなく、両
端部の合計厚みがベルト本体部の厚みの3.0倍となっ
て、著しく破れにくくなった。このベルトの実機装着運
転時の耐久時間は、2000時間以上であり、非常に耐
久性の高いものであった。
【0035】[実施例2]宇部興産製ポリイミドワニス
を、本体ベルト用金型と同一外径の芯体である円柱金型
に、ディッピング法により硬化後の厚みが40μmとな
る厚みで均一に塗布し、200℃までの段階的加熱を行
った後、金型を引き抜いて補強用環状ベルト状物を得
た。一方、実施例1と同一材料及び製造法により、硬化
後のボロンナイトライド含有量が22容量%となる無機
フィラー入りワニスを得た。
を、本体ベルト用金型と同一外径の芯体である円柱金型
に、ディッピング法により硬化後の厚みが40μmとな
る厚みで均一に塗布し、200℃までの段階的加熱を行
った後、金型を引き抜いて補強用環状ベルト状物を得
た。一方、実施例1と同一材料及び製造法により、硬化
後のボロンナイトライド含有量が22容量%となる無機
フィラー入りワニスを得た。
【0036】次に、補強用環状ベルト状物を幅30mm
に切断して、芯体である円柱金型の両端部に被せ、その
上から無機フィラー入りワニスを補強用ベルトの有無に
かかわらず芯体表面からの距離が400μmとなる厚み
で均一に塗布した。次いで、150℃から450℃まで
段階的に加熱して、溶媒除去とともにイミド化を行い、
最後に金型を引き抜いてシームレスのエンドレスベルト
を得た。得られたベルトの両端部を所定の位置で切断
し、ベルト本体部の厚み50μm、両端部の合計厚み8
5μm、両端の補強部の幅が10mmの補強層付きベル
トを得た。
に切断して、芯体である円柱金型の両端部に被せ、その
上から無機フィラー入りワニスを補強用ベルトの有無に
かかわらず芯体表面からの距離が400μmとなる厚み
で均一に塗布した。次いで、150℃から450℃まで
段階的に加熱して、溶媒除去とともにイミド化を行い、
最後に金型を引き抜いてシームレスのエンドレスベルト
を得た。得られたベルトの両端部を所定の位置で切断
し、ベルト本体部の厚み50μm、両端部の合計厚み8
5μm、両端の補強部の幅が10mmの補強層付きベル
トを得た。
【0037】得られたベルトは、両端部の引裂き強度が
28kg/mmで、両端部の合計厚みがベルト本体部の
1.7倍となって、著しく破れにくくなった。このベル
トの実機装着運転時の耐久時間は、2000時間以上で
あり、非常に耐久性の高いものであった。
28kg/mmで、両端部の合計厚みがベルト本体部の
1.7倍となって、著しく破れにくくなった。このベル
トの実機装着運転時の耐久時間は、2000時間以上で
あり、非常に耐久性の高いものであった。
【0038】[実施例3]ベルト本体を形成するのに使
用したのと同じボロンナイトライド含有ポリイミドワニ
スを用いて補強用環状ベルト状物を作成し、それを補強
層に使用したこと以外は、実施例2と同様にして補強層
付き定着用ベルトを得た。この定着用ベルトの耐久時間
は、1500時間以上であり、耐久性の高いものであっ
た。
用したのと同じボロンナイトライド含有ポリイミドワニ
スを用いて補強用環状ベルト状物を作成し、それを補強
層に使用したこと以外は、実施例2と同様にして補強層
付き定着用ベルトを得た。この定着用ベルトの耐久時間
は、1500時間以上であり、耐久性の高いものであっ
た。
【0039】[実施例4]実施例1と同一材料及び製造
法により、硬化後のボロンナイトライド含有量が22容
量%となる無機フィラー入りワニスを得た。このワニス
を円柱金型上にディッピング法により、一定厚に付着さ
せた。次いで、150℃から200℃まで段階的加熱を
行った後、ベルトの幅が所定長さになるようにカッター
で切断し、切断した端面に宇部興産製ポリイミドワニス
を塗布した。その後、さらに200℃から450℃まで
の段階的加熱によりイミド化を完了させ、端面がコーテ
ィングされたシームレスのエンドレスベルトを得た。こ
のベルトの実機装着運転時の耐久時間は、1700時間
であり、耐久性の高いものであった。
法により、硬化後のボロンナイトライド含有量が22容
量%となる無機フィラー入りワニスを得た。このワニス
を円柱金型上にディッピング法により、一定厚に付着さ
せた。次いで、150℃から200℃まで段階的加熱を
行った後、ベルトの幅が所定長さになるようにカッター
で切断し、切断した端面に宇部興産製ポリイミドワニス
を塗布した。その後、さらに200℃から450℃まで
の段階的加熱によりイミド化を完了させ、端面がコーテ
ィングされたシームレスのエンドレスベルトを得た。こ
のベルトの実機装着運転時の耐久時間は、1700時間
であり、耐久性の高いものであった。
【0040】[実施例5]実施例4と同様にして、両端
部が切断されたベルトを作成し、該切断面に隣接して、
無機フィラーを含有しないポリイミドワニスを塗布し、
次いで、加熱してイミド化し、両端部にポリイミドのみ
からなる部分(幅5mm)を設けた。この定着用ベルト
の耐久時間は、2000時間以上であり、非常に耐久性
の高いものであった。
部が切断されたベルトを作成し、該切断面に隣接して、
無機フィラーを含有しないポリイミドワニスを塗布し、
次いで、加熱してイミド化し、両端部にポリイミドのみ
からなる部分(幅5mm)を設けた。この定着用ベルト
の耐久時間は、2000時間以上であり、非常に耐久性
の高いものであった。
【0041】[実施例6]実施例1と同一材料及び製造
法により、ボロンナイトライドを22容量%含有するポ
リイミド製のエンドレスベルトを作成した。このベルト
の幅が所定長さになるようにカッターで切断後、切断し
た端面を#1500のサンドペーパーで研磨した。端面
をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察したところ、欠け
等はなく、表面の凹凸は1μm以下であった。このベル
トの実機装着運転時の耐久時間は、1000時間であ
り、実用可能なものであった。
法により、ボロンナイトライドを22容量%含有するポ
リイミド製のエンドレスベルトを作成した。このベルト
の幅が所定長さになるようにカッターで切断後、切断し
た端面を#1500のサンドペーパーで研磨した。端面
をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察したところ、欠け
等はなく、表面の凹凸は1μm以下であった。このベル
トの実機装着運転時の耐久時間は、1000時間であ
り、実用可能なものであった。
【0042】[比較例1]実施例1と同一材料及び製造
法により、ボロンナイトライドを22容量%含有したポ
リイミド製のエンドレスベルトを得た。このベルトの幅
が所定長さになるようにカッターで切断した。このベル
トは、その両端部が破れやすく、引裂き強度が15kg
/mmであった。切断した端面をSEMで観察したとこ
ろ、欠け等の欠陥が数多見られ、表面の凹凸は5μm以
上であった。このベルトの実機装着運転時の耐久時間
は、300時間であり、耐久性が低く実用に耐えないも
のであった。
法により、ボロンナイトライドを22容量%含有したポ
リイミド製のエンドレスベルトを得た。このベルトの幅
が所定長さになるようにカッターで切断した。このベル
トは、その両端部が破れやすく、引裂き強度が15kg
/mmであった。切断した端面をSEMで観察したとこ
ろ、欠け等の欠陥が数多見られ、表面の凹凸は5μm以
上であった。このベルトの実機装着運転時の耐久時間
は、300時間であり、耐久性が低く実用に耐えないも
のであった。
【0043】
【発明の効果】本発明による定着用ベルトは、ファクシ
ミリ、プリンター等に使用される定着用ベルト、特に高
速印刷機用として必要な熱伝導性を確保した上で、端部
の破れが防止され、耐久性が大幅に向上している。
ミリ、プリンター等に使用される定着用ベルト、特に高
速印刷機用として必要な熱伝導性を確保した上で、端部
の破れが防止され、耐久性が大幅に向上している。
【図1】図1は、ヒートロールを用いた従来の定着方法
の説明図である。
の説明図である。
【図2】図2は、エンドレスベルトを用いた定着方法の
説明図である。
説明図である。
【図3】図3は、補強層を設けた定着用ベルトの説明図
である。
である。
【図4】図4は、環状の補強部分を設けた定着用ベルト
の説明図である。
の説明図である。
【図5】図5は、補強層を設けた定着用ベルトの説明図
である。
である。
1:ヒートローラ 2:ヒーター 3:トナー 4:記録紙 5:ゴムローラ 6:エンドレスベルト 7:ヒーター 8:トナー 9:記録紙 10:ゴムローラ 11:定着用ベルト本体 12:補強層(外面) 13:補強層(内面) 14:定着用ベルト本体 15:無機フィラーを含有しない耐熱樹脂からなる環状
の補強部分 16:定着用ベルト本体 17:補強層(補強用環状ベルト状物)
の補強部分 16:定着用ベルト本体 17:補強層(補強用環状ベルト状物)
Claims (8)
- 【請求項1】 無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)
から形成されたシームレスの管状エンドレスベルトの片
端部または両端部の外周面、内周面または内外両周面
に、無機フィラーを含有する耐熱樹脂(B)から形成さ
れた補強層が一体的に設けられていることを特徴とする
定着用ベルト。 - 【請求項2】 無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)
から形成されたシームレスの管状エンドレスベルトの片
端部または両端部の内周面に、無機フィラーを含有する
かあるいは含有しない耐熱樹脂(B)から形成されたシ
ームレスの環状ベルト状物からなる補強層が一体的に設
けられていることを特徴とする定着用ベルト。 - 【請求項3】 無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)
から形成されたシームレスの管状エンドレスベルトの片
端または両端に、無機フィラーを含有しない耐熱樹脂
(B)から形成された環状部分が一体的に設けられてい
ることを特徴とする定着用ベルト。 - 【請求項4】 無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)
から形成されたシームレスの管状エンドレスベルトの片
端または両端の断面に、無機フィラーを含有しない耐熱
樹脂(B)のコーティング層が設けられていることを特
徴とする定着用ベルト。 - 【請求項5】 無機フィラーを含有する耐熱樹脂(A)
から形成されたシームレスの管状エンドレスベルトの片
端または両端の断面が、研磨により平滑化されているこ
とを特徴とする定着用ベルト。 - 【請求項6】 耐熱樹脂(A)がポリイミドであり、耐
熱樹脂(B)がポリイミドまたは弗素樹脂である請求項
1ないし5のいずれか1項に記載の定着用ベルト。 - 【請求項7】 〔1〕管状エンドレスベルト成形用金型
である芯体の片端部または両端部の所定位置の外周面
に、無機フィラーを含有するかあるいは含有しない耐熱
樹脂(B)から形成されたシームレスの環状ベルト状物
を被せ、〔2〕該芯体と環状ベルト状物の外周面に、無
機フィラーを含有する液状の耐熱樹脂(A)を塗布し、
〔3〕塗布層を加熱して、乾燥及び/または硬化させて
被膜を形成し、次いで、〔4〕該被膜からなるシームレ
スの管状エンドレスベルトを、端部内周面に配置された
環状ベルト状物と共に、芯体より取り外すことを特徴と
する定着用ベルトの製造方法。 - 【請求項8】 液状の耐熱樹脂(A)がポリイミド前駆
体溶液であって、前記〔3〕の工程において、塗布層を
加熱して、乾燥被膜を形成させると共に、ポリイミド前
駆体のイミド化を行う請求項7記載の定着ベルトの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11428994A JPH07290594A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 定着用ベルト及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11428994A JPH07290594A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 定着用ベルト及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07290594A true JPH07290594A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14634130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11428994A Pending JPH07290594A (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 定着用ベルト及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07290594A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005266519A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着ベルトおよび画像形成装置 |
JP2008003459A (ja) * | 2006-06-26 | 2008-01-10 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 無端ベルト及び画像形成装置 |
JP2008209658A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Ricoh Co Ltd | ポリイミド製エンドレスシームレスベルト、その製造方法および画像形成装置 |
JP2009052617A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 無端ベルト及びその製造方法、並びに、画像形成装置 |
JP2018054694A (ja) * | 2016-09-26 | 2018-04-05 | 富士ゼロックス株式会社 | 無端ベルト、無端ベルトユニット、及び画像形成装置 |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP11428994A patent/JPH07290594A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005266519A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着ベルトおよび画像形成装置 |
JP4492164B2 (ja) * | 2004-03-19 | 2010-06-30 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着ベルトおよび画像形成装置 |
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