JPH07290446A - 高分子化合物の造粒方法 - Google Patents

高分子化合物の造粒方法

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JPH07290446A
JPH07290446A JP12084894A JP12084894A JPH07290446A JP H07290446 A JPH07290446 A JP H07290446A JP 12084894 A JP12084894 A JP 12084894A JP 12084894 A JP12084894 A JP 12084894A JP H07290446 A JPH07290446 A JP H07290446A
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JP
Japan
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product
compression
molded
bulk specific
particles
Prior art date
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Pending
Application number
JP12084894A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenji Yamano
善次 山野
Toshinari Tanaka
俊成 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosokawa Micron Corp
Original Assignee
Hosokawa Micron Corp
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Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】発泡質の高分子化合物粉末を取り単いが容易
で、環境の向上、輸送費を軽減させる粒の揃った造粒製
品の製造方法を提供する。 【構成】高分子化合物溶液を噴霧乾燥して得られた発泡
質の高分子化合物を2本の圧縮ロールで圧縮成型した
後、解砕機により適当な大きさに解砕し嵩比重を増大し
取り扱いを容易にする方法および、圧縮成型したものも
しくは解砕したものを篩機により篩分けして整粒する方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高分子化合物粉末の造粒
物の製法に関するものである。
【0002】
【従来技術】高分子化合物溶液を乾燥室内に噴霧し瞬時
に乾燥して得られる発泡質の高分子粒子粉末は嵩比重が
小さく、時としては流動性に富みホッパーから噴流した
り、あるいは付着性が強くホッパー内で架橋し排出出来
なかったり、発塵し易いため作業環境の劣化を招く、な
かんずく作業者の健康に害を及ぼすなどの問題が生じる
ことがあった。更には、この様に嵩比重の小さな製品を
搬送する場合は重量に比し大きな袋や容器を必要とし、
取り扱いが不便なばかりでなく、輸送費の高騰を招く結
果ともなっていた。しかし、これに対する有効な対策は
なく、例えば、嵩高い高分子化合物の乾燥粉末をそのま
まコンテナーもしくは袋に入れたものを静置し、粉末中
に含まれている空気が自然に脱気されて多少嵩が小さく
なるのを待ってから次工程に搬送する。あるいは表面が
多孔質でその内部が真空ポンプなどの吸引源に連通され
ている脱気棒を粉末を充填した袋に挿入し、粉末中に含
まれている空気を抜き出して嵩を減らすなどの方法がと
られていた。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来
の方法においては、嵩の減少割合は期待されたほどでな
く、せいぜい30〜40%程度嵩が減少するだけであっ
た。本発明は、高分子化合物粉末を比較的粒の揃った造
粒製品とし、かつ嵩比重を充分大きくする。この様にし
て得られた造粒品は貯槽ホッパー内での架橋を造ること
もなく、また噴流を起こすことも無くなり、排出を容易
にし、かつ取り扱い時の発塵も無くなり工場環境の向上
に寄与する。更に、容器は同じ大きさでも2倍ないし3
倍以上の重量の品物を充填することが出来るので、輸送
費の軽減に寄与するところが大きい。このような高分子
化合物粉末の造粒方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本第1の発明は、高分子
化合物溶液を噴霧し乾燥して得られた発泡質の高分子化
合物粒子を二本の圧縮ロールにより圧縮成型したものを
解砕機によりに解砕し、整粒化することにある。
【0005】本第2の発明は本第1の発明で圧縮成型し
た高分子化合物もしくはそれを解砕して得られた成型品
を篩機により篩分け整粒して粒のサイズが揃った製品と
することにある。
【0006】
【作用】本発明は、原料溶液をスプレードライヤー、あ
るいはクラックスシステム((株)ホソカワミクロン製
の特殊乾燥装置)などを用いて高分子化合物を乾燥する
と、発泡質で嵩比重の小さな微粉末が得られる。このよ
うにして得られた微粉末を互いに内側に回転する2本の
ロールを有する圧縮成型機例えばファーマパクタ
((株)ホソカワミクロン製の圧縮成型機)にかけ板状
に圧縮成型する。此の時、ロールを加熱し高分子化合物
を若干溶融した状態として圧縮製品の硬さを増大させる
こともある。また、反対にロールを冷却し高分子化合物
が圧縮熱で溶融することを防止して単なる凝集体とする
こともある。この圧縮成型品を製品粒径を調節するスク
リーンを備えた解砕機、例えばフレーククラッシャ
((株)ホソカワミクロン製の解砕機)で適当なサイズ
に解砕し嵩比重の充分大きな高分子化合物の造粒を得る
ことが出来る。
【0007】本第2の発明は、本第1の発明と同じ要領
で圧縮成型した高分子化合物を解砕機で解砕した場合原
料の性状により製品の粒度分布の幅が広いことがあり最
終製品としてそのまま用いることが出来ないことがあ
る。また、圧縮成型した製品が比較的もろく解砕機で解
砕するまでもなくわずかの衝撃で解砕される場合があ
る。その様な場合に通常は希望するサイズの網目の2段
の篩機で篩い分け希望するサイズの製品だけを取り出し
製品とする。なお、粗大粒は再度解砕機で解砕し、微粉
末は乾燥原料と共に再度圧縮成型して製品とする。
【0008】
【実施例】分子量が100000であるポリエステルの
メチレンクロライドの15%溶液をクラックスシステム
を用い乾燥させたところ発泡質の微粒子が得られ、そ
の嵩比重は0.13gr/ccであった。なお、クラッ
クスシステムは原料スラリを定量ポンプにより口径
に対し充分な長さを有し、他端を蒸発した溶剤を回収す
るコンデンサーおよび真空ポンプにより減圧に保た
せた粉体捕集装置と製品捕集タンクからなる分離装
置に開口させた長管状の加熱管を有するクラックスドラ
イヤーにより構成されている。この製品を表面に0.
3mmの凹凸のある直径200mm、幅50mm、回転
数が12RPMの2本ロールを有するロール式圧縮成型
機(ファーマバクタ、形式L200/50P)により
圧縮力15KNをかけて板状の圧縮成型品を造った。こ
の圧縮成型品を5本の固定歯を有する直径150mm、
長さ200mm、70RPMで回転する回転ローターに
より原料を周囲の2.5mmの目開きのあるスクリーン
に押し付けて解砕する解砕機(フレーククラッシャ、
形式FC200) で解砕した結果、嵩比重0.6gr
/ccの造粒製品を得ることが出来た。この様にして得
られた造粒製品を袋詰めすると、従来10kgしか充填
出来なかった袋に30kg(まだ袋には余裕が有るが、
これ以上重量が重くなるとかえって持ち運びが困難にな
る)充填出来、充填時の発塵も全く見られなかった。更
に、この造粒製品を混合し樹脂成型品を造り、造粒して
いない乾燥品を用いた場合と比較したが全く違いの無い
製品を得ることが出来、造粒することにより物性的にも
変化する事なく問題のないことが分かった。
【0009】
【別の実施例】有機染料のメチル−エチル−ケトン溶液
をクラックスシステムを用い乾燥したところ嵩比重
0.15gr/ccで非常に発塵し易い状態であった。
そこで、上記実施例と同様のロール式圧縮成型機(フ
ァーマパクタ)で5KNの圧縮力で圧縮し成型し解砕機
(フレーククラッシャ)で1mmのスクリーンを用い
て解砕した追粒を16Meshと48Meshの2段の
網目を備えた円型振動フルイ▲10▼((株)徳寿工作
所製振動篩、形式TM−40−2S)で篩分けたところ
16Meshよりあらい粗大粒が11.5%網の上に残
り、16Meshを通過した製品の14%が48Mes
hの網目を通過し微粉末となり処理した原科の約75%
が0.3mm〜1mmの粒の揃ったサラサラした砂状と
なった。この造粒製品を湯温45℃の温水に投入してそ
の溶解時間を、粉末の場合と比較したが粉末にダマがあ
る場合はむしろ造粒の方が早く溶けることが判り取り扱
いが非常に容易になった。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、高分子化合物粉末をそ
の物性を変える事なく比較的粒の揃った造粒製品とし嵩
比重を充分大きくすることが出来、得られた造粒品は貯
槽ホッパー内で架橋を造ることもなく、また排出を困難
にしたりあるいは噴流を起こすことも無くなり、更に、
取り扱い時の発塵も無くなり、工場環境の向上に寄与す
ることが出来た。また、容器は同じ大きさでも2倍ない
し3倍以上の重量の品物を充填することが出来るので、
輸送費を大きく軽減することが出来る。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のフローシートである。
【0012】
【符号の説明】
1 クラックスシステム 2 定量ポンプ 3 クラックスドライヤー 4 粉体捕集装置 5 製品捕集タンク 6 コンデンサー 7 真空ポンプ 8 ロール式圧縮成型機 9 解砕機 10 円型振動フルイ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高分子化合物溶液を噴霧し乾燥して得られ
    た発泡質の高分子粒子を二本の圧縮ロールにより圧縮成
    型した後、解砕機により解砕し整粒化することを特徴と
    する高分子化合物の造粒方法。
  2. 【請求項2】前記、圧縮成型した高分子化合物をそのま
    ま、もしくは解砕機により解砕し篩機により篩分け整粒
    化する請求項1記載の高分子化合物の造粒方法。
JP12084894A 1994-04-20 1994-04-20 高分子化合物の造粒方法 Pending JPH07290446A (ja)

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