JPH07290434A - 離型油の塗布装置 - Google Patents

離型油の塗布装置

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JPH07290434A
JPH07290434A JP10751794A JP10751794A JPH07290434A JP H07290434 A JPH07290434 A JP H07290434A JP 10751794 A JP10751794 A JP 10751794A JP 10751794 A JP10751794 A JP 10751794A JP H07290434 A JPH07290434 A JP H07290434A
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JP
Japan
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release oil
mold
coating
mold release
spray
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Withdrawn
Application number
JP10751794A
Other languages
English (en)
Inventor
Masumi Kanematsu
真純 兼松
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Kanemitsu KK
Original Assignee
Kanemitsu KK
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Publication date
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  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はライン化されたコンクリート成形物の
製造工程において、コンクリート型枠内へ離型油を塗布
するに際してスペースを設けることなくそしてラインを
変更することなく離型油の周囲への飛散を防止すること
を目的とする。 【構成】左右一対の遮蔽壁10,11によって離型油の
周囲への飛散を防止したスプレー装置18を遮蔽壁1
0,11と共にラインに沿って移動可能とし、塗布終了
した型枠49に対する次の作業に該スプレー装置18が
干渉しないように、該型枠49上から該スプレー装置1
8を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はライン化されたコンクリ
ート成形物を製造する工程において、コンクリート型枠
に離型剤を塗布する場合に用いられる塗布装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近のライン化されたコンクリート成形
物の製造工程においては、図4に示すように型枠に離型
剤を塗布する工程1、型枠を組付ける工程2、型枠に生
コンクリートを投入して締固めを行なう工程3、型枠に
投入した生コンクリートを養生硬化せしめる工程4、得
られた成形物を型枠から脱型し型枠を掃除する工程5と
言う5つの工程が存在する。上記成形物を脱型した後は
再び型枠は工程1に戻されて離型剤を塗布し型枠の組付
けが行なわれる。工程1においては型枠に離型剤がスプ
レーガン等によって自動的に塗布されるが、離型剤が周
囲に飛散して環境を汚染するので、塗装室を設置し、該
塗装室内で離型剤を塗布する方法が推奨されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら離型剤飛
散防止のための塗装室を設けるにはスペースを確保する
必要があり、また塗装室を新設するためには操業を一時
停止しなければならないと言う問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、ライン上を移動するコン
クリート型枠(49)に離型油を塗布する装置であって、該
ラインに沿って移動可能に設けられている離型油のスプ
レー装置(18)と、該スプレー装置(18)の両側を遮蔽して
該スプレー装置(18)と同期して移動する左右一対の遮蔽
壁(10,11) とからなる離型油の塗布装置(46)を提供する
ものである。
【0005】
【作用】本発明ではライン上のコンクリート型枠(49)が
塗布装置(46)内に導入されると、該型枠(49)は左右一対
の遮蔽壁(10,11) によって囲まれた状態となり、その間
でスプレー装置(18)によって離型油が塗布されるから、
塗布材料の周囲への飛散は該遮蔽壁(10,11) によって阻
止される。塗装後は該スプレー装置(18)を該遮蔽壁(10,
11) と共にラインに沿って該塗布位置から移動させれ
ば、その場で次の工程、例えば型枠の組付け等を行なう
ことが出来る。
【0006】
【実施例】本発明を図1〜図3に示す一実施例によって
説明すれば、(1) はラインに沿って設けられている枠体
であり、該枠体(1) は前後の門枠(2,3) と、該門枠(2,
3)の上部に差渡されている左右の梁(4,5) とからなる。
(6) は基台であり、該基台(6) の下面四隅にはベアリン
グボックス(7) が取付けられており、該ベアリングボッ
クス(7) はベアリング(8,9) を介して該枠体(1) の梁
(4,5) に接しており、このようにして該基台(6) は安定
して該梁(4,5) に沿って前後移動するようにされてい
る。該基台(6) の左右側縁からは遮蔽壁(10,11) が垂設
されており、更に該基台(6) 上には該基台(6) を前後移
動させるモーター(12)が設置されており、該モーター(1
2)にはギア(13)が取付けられ、該ギア(13)は該基台(6)
に軸支され該基台(6) から下方に臨出しているギア(14)
に噛合し、該ギア(14)は枠体(1) の前後の門枠(2,3) に
差渡されているラック(15)に噛合している。このように
して該基台(6) は該モーター(12)の正逆回転により、ギ
ア(13,14) を介して前後に移動するようになっている。
更に該基台(6) には巻上げ機(16)が設置され、該巻上げ
機(16)の巻上げローラー(17)にはスプレー装置(18)をロ
ーラー(19)を介して吊上げているチェイン(20)が巻取ら
れる。
【0007】該スプレー装置(18)は、基枠(21)と、摺動
枠(22)と、ノズル支持枠(23)とからなり、該基枠(21)の
下面にはエアシリンダー(24)が取付けられており、該摺
動枠(22)は該エアシリンダー(24)のピストン杆(25)の両
側から側枠(26,26) を介して垂下されており、そして該
基枠(21)の内側に取付けられている復数個のローラーベ
アリング(27)上に受止されており、このようにして該摺
動枠(22)は該エアシリンダー(24)によって左右に摺動せ
しめられるようになっており、該摺動枠(22)の下端には
ノズル支持枠(23)が支持されており、該ノズル支持枠(2
3)と前縁部と後縁部とには復数個のスプレーノズル(28,
29) が所定角度をもって取付けられ、更に型枠(49)の前
後を遮蔽する遮蔽壁(10A,11A) が型枠(49)上端まで垂設
されている。該摺動枠(22)の摺動手段はエアシリンダー
(24)以外クランク機構等が適用されてもよい。上記スプ
レー装置(18)は上記したようにチェイン(20)を介して巻
上げ機(16)によって上下移動せしめられるが、該上下移
動を安定させるために該スプレー装置(18)の基枠(21)か
らは上方にガイドパイプ(30,31) を左右一対立設し、該
ガイドパイプ(30,31) を該基台(6) に取付けたガイド筒
(32,33) に摺動自在に貫通させている。
【0008】上記スプレー装置(18)において、該スプレ
ーノズル(28,29) には離型油タンク(34)から差出されて
いる供給ホース(35,36) が逆止弁(37,38) および電磁弁
(39,40) を介して夫々連絡しているが、該供給ホース(3
5,36) はガイドパイプ(30,31) 内に送通されている。な
お本実施例では離型油と水とをスプレーノズル(28,29)
に供給し、該スプレーノズル(28,29) によって該離型油
と水とを混合してスプレーするために該逆止弁(37,38)
を取付けたが、離型油のみをスプレーする場合には該逆
止弁は必要ではない。更に該ガイドパイプ(30,31) 内に
はモーターや電磁弁に電気を供給する電気配線コード(4
1)およびエアシリンダー(24)に圧力空気を供給するエア
ホース(42)が送通されているが、該供給ホース(35,36)
、電気配線コード(41)、エアホース(42)は該ガイドパ
イプ(30,31) の上端から外出し、ガイド(43)、支柱(44)
に通され夫々離型油タンク(34)、図示しない電源、圧力
空気源に連絡する。なお該離型油タンク(34)内の離型油
はポンプ(45)によってスプレーノズル(28,29) に圧送さ
れる。
【0009】上記構成の塗布装置(46)は枠体(1) を介し
てラインの基礎G上に敷設されるパレット(47)のレール
(48)上に設置され、スプレー装置(18)は最初は図1点線
に示す待機位置に置かれている。そして例えば各々二個
のコンクリート型枠(49)を乗せたパレット(47)は、図1
矢印Bに示すようにレール(48)上を摺動して該塗布装置
(46)の枠体(1) 内に逐次導入される。先頭の型枠(49)を
載せたパレット(47)が図1矢印Aに示す塗布および型枠
組付位置まで来て停止した時、該塗布装置(46)のモータ
ー(12)が作動して、基台(6)を介して上記待機位置より
図1実線に示す塗布位置までスプレー装置(18)が移動す
る。次いで基台(6) の巻上げ機(16)が作動してスプレー
装置(18)を下降させ、スプレー装置(18)に取付けてある
光電センサー(50,51) によって該スプレー装置(18)を所
定の高さに調節し、そして先ず離型油供給ホース(35)の
電磁弁(39)が開いて離型油タンク(34)から前側のスプレ
ーノズル(28)に離型油と水とが供給され型枠(49)の内部
の後半部に離型油が塗布される。この場合該スプレー装
置(18)はまずパレット(47)導入方向(正方向)へ移動
し、また該スプレー装置(18)の摺動枠(22)はエアシリン
ダー(24)の作動によって左右に往復移動し、離型油と水
とはスプレーノズル(28)で均一に混合されつつ型枠(49)
内部の後半部に塗布される。スプレーノズル(28)からス
プレーされる離型油と水との混合物は、該スプレー装置
(18)に同期して移動する左右両側の遮蔽壁(10,11) によ
って周囲への飛散を防止される。上記塗布位置にあるパ
レット(47)に載っている二個の型枠(49)の後半部に離型
油と水との混合物が塗布されたら、次いで該供給ホース
(35)の電磁弁(39)が閉じ、供給ホース(36)の電磁弁(40)
が開いてスプレーノズル(29)から離型油と水との混合物
がスプレーされ、同時に該塗布装置(46)のモーター(12)
が作動して、基台(6) を介して該スプレー装置(18)は逆
方向に移動し、該塗布位置にあるパレット(47)に載って
いる二個の型枠(49)の前半部に離型油と水との混合物の
塗布が行なわれる。このようにして該塗布位置にあるパ
レット(47)に載っている二個の型枠(49)の内部全体に離
型油が塗布されることになる。
【0010】上記したように本実施例ではスプレー装置
(18)を塗布位置にあるパレット(47)についての所定のス
トロークで正逆方向に移動させ、前側のスプレーノズル
(28)と後側のスプレーノズル(29)から交番に離型油と水
との混合物をスプレーしたが、スプレー装置(18)は停止
状態におき、パレット(47)を移動させて前側のスプレー
ノズル(28)と後側のスプレーノズル(29)とから同時にス
プレーを行なって、該パレット(47)上の型枠(49)の内部
全体に離型油を塗布してもよい。
【0011】塗布終了後は再び該塗布装置(46)のモータ
ー(12)が作動してスプレー装置(18)を図1点線に示す待
機位置まで移動させ、次工程である型枠(49)への鉄筋(5
2)の挿入および該型枠(49)の組付けを行なう。この場
合、スプレー装置(18)は待機位置にあるから、型枠(49)
の組付け作業は該スプレー装置(18)によっては干渉され
ない。しかし本発明においては、該スプレー装置(18)は
型枠(49)の組付け作業に干渉しない位置であれば待機位
置以外の位置におかれてもよい。このようにして組付け
の終わった型枠(49)内には図1に示すように生コンクリ
ート投入器(53)の供給口(54)から生コンクリートCが投
入される。生コンクリートCが投入された型枠(49)を載
置したパレット(47)はその後養生室へ導入され、型枠(4
9)内の生コンクリートCは該養生室での養生によって硬
化して成形物が得られる。この成形物は型枠(49)から脱
型され、成形物が脱型された型枠(49)は再び離型剤塗布
工程に戻される。
【0012】
【発明の効果】したがって本発明では従来技術における
塗装室を設ける必要がなくしてスプレー装置と共に移動
する左右一対の遮蔽壁によって塗布材料の周囲への飛散
が防止されるから、製造ライン上に新たに塗装室を設け
るためのスペースを確保する必要がなくなり、製造ライ
ン上にスペースのない工場でも本発明の塗布装置ならば
製造ラインを改造することなくまた操業を停止すること
なく簡単に設置することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図1〜図3は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】側面図
【図2】一部切欠き正面図
【図3】スプレー装置一部切欠き説明図
【図4】コンクリート成形物製造工程図
【符号の説明】
10,11 遮蔽壁 18 スプレー装置 46 塗布装置 49 コンクリート型枠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライン上を移動するコンクリート型枠に離
    型油を塗布する装置であって、該ラインに沿って移動可
    能に設けられている離型油のスプレー装置と、該スプレ
    ー装置の両側を遮蔽して該スプレー装置と同期して移動
    する左右一対の遮蔽壁とからなることを特徴とする離型
    油の塗布装置
JP10751794A 1994-04-21 1994-04-21 離型油の塗布装置 Withdrawn JPH07290434A (ja)

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JP10751794A JPH07290434A (ja) 1994-04-21 1994-04-21 離型油の塗布装置

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JPH07290434A true JPH07290434A (ja) 1995-11-07

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ID=14461212

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998041373A1 (de) * 1997-03-19 1998-09-24 Dahmit Betonwerke Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum aufbringen von trennmitteln auf schalungsteile
CN102303365A (zh) * 2011-08-22 2012-01-04 中山建华墙体材料有限公司 一种用于立模机的涂抹脱模剂设备
JP2012066229A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Chugoku Kogyo Kk 型枠離型剤噴霧方法
CN105643778A (zh) * 2016-01-20 2016-06-08 广东科达洁能股份有限公司 一种用于自动生产菱镁砖的除渣喷涂一体机
PL423462A1 (pl) * 2017-11-14 2019-05-20 Solbet Spolka Z Ograniczona Odpowiedzialnoscia Urządzenie do smarowania form w produkcji autoklawizowanego betonu komórkowego

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