JPH0729032Y2 - ハンドル用グリップ - Google Patents

ハンドル用グリップ

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JPH0729032Y2
JPH0729032Y2 JP9770991U JP9770991U JPH0729032Y2 JP H0729032 Y2 JPH0729032 Y2 JP H0729032Y2 JP 9770991 U JP9770991 U JP 9770991U JP 9770991 U JP9770991 U JP 9770991U JP H0729032 Y2 JPH0729032 Y2 JP H0729032Y2
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JP
Japan
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grip
shape
handle
triangular
palm
Prior art date
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JP9770991U
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JPH0687186U (ja
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進 島崎
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進 島崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ハンドル用グリップを
把持した状態において、従来のグリップより密着性、感
触性、操作性等の優れた疲労度の少ない自動二輪車、自
転車等のハンドル用グリップの提供に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のハンドル用グリップは、円筒状の
ものが主として使用されており、他には、グリップの下
部の手指の当たる部分を凹凸状にしたもの等があった。
これら従来のグリップには、手指のように形状の変化に
対して対応能力を有していない手掌部の形状を考慮し
て、これに合致させた構造のものがなかった。このた
め、従来の円筒状グリップは、略上辺部の円筒凸面が、
三角形状の手掌扁平部(A)及び、短母指隆起部(B)
と異形同士で接触していたことから、当然の結果とし
て、把持密着性、感触性、操作性等が悪かった。又、こ
れにより自動二輪車等の振動や路面衝撃を多く受けるハ
ンドル用グリップは、手掌部が疲労しやすい等の欠点が
あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ハンドル用グリップを
把持した状態における手掌部は、三角形状の手掌扁平部
(A)及び、短母指隆起部(B)のような形状になって
おり、これらの部分は、手指のように把持対象の形状に
合わせて自由に手指関節を動かして対応し得る能力を有
していないため、グリップの接触面における形状の影響
を最も受けやすいのに、従来、これら手掌部の形状に合
致させた構造のグリップはなかった。このため、従来の
円筒状グリップは、略上辺部の円筒凸面が、三角形状の
手掌扁平部(A)及び、短母指隆起部(B)とそれぞれ
異形同士で接触していたことから形状が合致せず、把持
状態における密着性、感触性、操作性等が悪く、自動二
輪車等の振動や路面衝撃を多く受けるハンドル用グリッ
プは、手掌部が疲労しやすい等の欠点があった。本考案
は、以上の理由から、把持状態における手掌部の各形状
に、グリップの接触面を合致させる構造のものに改良
し、これらの欠点を除き、把持密着性、感触性、操作性
等の優れた、疲労度の少ないハンドル用グリップを提供
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】グリップの前端にハンド
ルの嵌挿開口部(4)を設け、前端フランジ(2)後端
フランジ(3)を有する中空の略円筒状グリップ本体
(1)において、グリップを把持した状態における手掌
部が、三角形状の手掌扁平部(A)及び、短母指隆起部
(B)のような形状面を有していることから、これらの
形状面に、グリップの接触面の形状を合致させるため、
グリップ本体(1)の略後端上辺部(5)を三角形状の
底辺とし、グリップ本体(1)の略上辺部所要位置基点
(6)を手掌の三角形状頂点部(C)の位置に合わせ三
角形状の頂点とした、略三角平面形状(7)を成形し、
三角形状の手掌扁平部(A)と形状面を合致させ、さら
に、短母指隆起部(B)との接触面のグリップ形状を合
致させるため、略三角平面形状(7)の短母指側の三角
形稜線の所要範囲を、弓状稜線(8)とし、これを楕円
の一辺とした、略楕円凹面形状(9)を連設成形し、手
掌の各形状面に接触するグリップの形状面を一致させる
よう構成したことを特徴とする一対対称のハンドル用グ
リップとした。
【0005】
【作用】本案構成のハンドル用グリップを把持使用する
と、グリップの接触面形状の影響を最も受けやすい手掌
部は、三角形状の手掌扁平部(A)及び、短母指隆起部
(B)が、グリップの略三角平面形状(7)及び、略楕
円凹面形状(9)に、それぞれ、接触面の形状が良好に
合致するため、従来の円筒状グリップ使用のように、全
く形状の合致しない異形同士の接触と比べ、格段の差の
ある優れた把持密着性、感触性、操作性等を生じ得る、
この結果、自動二輪車等の振動や路面衝撃を多く受ける
ハンドル用グリップの使用に際しても手掌部の疲労を軽
減せしめ得る。又、本案の構成形状によって、把持位置
が明確となるため、自動二輪車等のアクセル操作を行な
う右側グリップのハンドルへの装着位置を適正な角度位
置に定めておけば、乗車時におけるグリップの把持位置
を特定する目安となり、把持位置の確認が容易となり得
る。
【0006】
【実施例】以下、本案の実施例を図面に基づいて説明す
る。グリップの前端にハンドルの嵌挿開口部(4)を設
け、前端フランジ(2)後端フランジ(3)を有する中
空の略円筒状グリップ本体(1)において、グリップを
把持した状態における手掌部が、三角形状の手掌扁平部
(A)及び、短母指隆起部(B)のような形状面を有し
ていることから、これらの形状面に、グリップの接触面
の形状を合致させるため、グリップ本体(1)の略後端
上辺部(5)を三角形状の底辺とし、グリップ本体
(1)の略上辺部所要位置基点(6)を手掌の三角形状
頂点部(C)の位置に合わせて三角形状の頂点とした、
略三角平面形状(7)を成形し、三角形状の手掌扁平部
(A)と形状面を合致させ、さらに、短母指隆起部
(B)との接触面のグリップ形状を合致させるため、略
三角平面形状(7)の短母指側の三角形稜線の所要範囲
を、弓状稜線(8)とし、これを楕円の一辺とした、略
楕円凹面形状(9)を連設成形し、手掌の各形状面に接
触するグリップの形状面を一致させるよう構成したこと
を特徴とする一対対称のハンドル用グリップとする。ハ
ンドルへの装着は、グリップ前端のハンドルの嵌挿開口
部(4)からハンドルのパイプへ把持位置の角度を手掌
部に合わせて適正にして行ない固着して使用する、な
お、自動二輪車等アクセル操作を行なう右側のグリップ
は、アクセル操作に必要な回転角度を考慮して適正な位
置に固定すれば、以後装着されたグリップは、本案構成
の形状により把持位置が明確となり把持位置の確認が容
易となる。グリップの構成素材は、従来のゴム系及び、
合成樹脂系等の素材を用いて成形すればよい、本案構成
の各形状面の表面加工は、梨目、あや目、布目等各種の
スベリ止めを施してもよい。本案にかかわる他の実施例
としては、略三角平面形状(7)及び、略楕円凹面形状
(9)等の大小位置関係等については、手掌の大小等形
状の変化に合わせて成形実施する、又、略三角平面形状
(7)の底辺の形状を半円形や波形等の模様を入れても
よいほか同端部を開け、又は、平面上にマ−ク、会社名
等を入れてもよい。本案の例では、グリップの両端にフ
ランジを設けているが、フランジのないものであっても
よい、又、グリップの前端、後端に貫通孔を有するもの
にも実施できる。グリップ本体の形状にあっては、円筒
状以外の形状であってもよいほかグリップの下面に指型
の凹凸形状を有するものであっても実施できる。
【0007】
【考案の効果】手掌部は、手指のように形状の変化に対
応能力をもたないため、グリップの把持接触面における
形状の影響を最も受けやすいのに、従来の円筒状グリッ
プは、手掌部と異形同士の接触であったが、本考案の構
成によるグリップによって、手掌部とグリップが形状面
で良好に接触面を合致させることにより、従来のグリッ
プとの比較では、格段の差をもって把持密着性、感触
性、操作性等が良くなり、この結果、自動二輪車等の振
動や路面衝撃を多く受けるハンドル用グリップの使用に
際しても手掌部の疲労を軽減できる。又、本考案の構成
形状によって、グリップの把持位置が明確となるため、
自動二輪車等アクセル操作を行なう右側グリップのハン
ドルへの装着位置を適正な角度に固定すれば、以後グリ
ップの把持位置を特定する目安となり把持位置の確認が
容易となる等顕著な効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の左側ハンドル用グリップの実施例を示
す斜視図である。
【図2】本考案の右側ハンドル用クリップの実施例を示
す斜視図である。
【図3】本考案に係わる把持状態における手掌部の形状
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 グリップ本体 2 前端フランジ 3 後端フランジ 4 ハンドルの嵌挿開口部 5 略後端上辺部 6 略上辺部所要位置基点 7 略三角平面形状 8 弓状稜線 9 略楕円凹面形状 A 三角形状の手掌扁平部 B 短母指隆起部 C 手掌の三角形状頂点部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリップの前端にハンドルの嵌挿開口部
    (4)を設け、前端フランジ(2)後端フランジ(3)
    を有する中空の略円筒状グリップ本体(1)において、
    該、グリップ本体(1)の略後端上辺部(5)を三角形
    状の底辺とし、グリップ本体(1)の略上辺部所要位置
    基点(6)を三角形状の頂点とした略三角平面形状
    (7)を成形し、該、略三角平面形状(7)の短母指側
    稜線の所要範囲を弓状稜線(8)とし、楕円の一辺とし
    た略楕円凹面形状(9)を連設成形する。以上の如く構
    成した一対対称のハンドル用グリップ。
JP9770991U 1990-11-30 1991-11-01 ハンドル用グリップ Expired - Lifetime JPH0729032Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9770991U JPH0729032Y2 (ja) 1990-11-30 1991-11-01 ハンドル用グリップ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12675990U JPH0483991U (ja) 1990-11-30 1990-11-30
JP2-126759 1990-11-30
JP9770991U JPH0729032Y2 (ja) 1990-11-30 1991-11-01 ハンドル用グリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0687186U JPH0687186U (ja) 1994-12-20
JPH0729032Y2 true JPH0729032Y2 (ja) 1995-07-05

Family

ID=26438863

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JP9770991U Expired - Lifetime JPH0729032Y2 (ja) 1990-11-30 1991-11-01 ハンドル用グリップ

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JP4546386B2 (ja) * 2005-11-16 2010-09-15 本田技研工業株式会社 小型電動車両の操縦装置

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JPH0687186U (ja) 1994-12-20

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