JPH07289752A - 刃板出没式カッターにおける包装材切断時商品損傷防止構造 - Google Patents

刃板出没式カッターにおける包装材切断時商品損傷防止構造

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JPH07289752A
JPH07289752A JP8198994A JP8198994A JPH07289752A JP H07289752 A JPH07289752 A JP H07289752A JP 8198994 A JP8198994 A JP 8198994A JP 8198994 A JP8198994 A JP 8198994A JP H07289752 A JPH07289752 A JP H07289752A
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JP
Japan
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edge
blade
tip
holder
cutting
Prior art date
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Pending
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JP8198994A
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English (en)
Inventor
Akira Sugiyama
丹 杉山
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Kaijirushi Hamono Center KK
Original Assignee
Kaijirushi Hamono Center KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ホルダ1に収納された刃板4がホルダ1の先
端口部7から突出し得るようになっている。ホルダ1か
ら突出する刃板4の先端側で、腹側の刃先8の尖端8a
と、この刃先8の対辺側による背縁9の端部9aとの間
に先端縁10が形成されている。この先端縁10には刃
先8の尖端8aから連続する商品当接縁12がこの尖端
8aよりも刃板突出向きDP側に設けられている。梱包
品の包装材を切断する場合、刃板4の当接縁12が梱包
品の商品に当たって刃先8の尖端8aが商品から離れ、
包装材のみが切断される。 【効果】 梱包品内の商品を傷付けずに包装材のみを確
実に切断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホルダに収納した刃
板をホルダの先端口部から突出させ得るようようにした
カッターにおいて、特にダンボール梱包品の切断時に有
効に働く商品損傷防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような刃板出没式カッターと
しては、例えば実開昭58−112280号公報に示す
ものがある。このカッターの刃板においては、腹側で直
線状に延びる刃先と、これの対辺側で刃先に対し平行に
延びる背縁と、この刃先の尖端と背縁の端部とを結ぶ先
端縁とを有し、この先端縁の全体が刃先や背縁の延設方
向に対し刃先の尖端から刃板没入向き側へ傾斜してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなカッターに
より梱包品外周のダンボールを切断する場合に、ホルダ
の先端口部から刃板をわずかに突出させて梱包品の外側
からダンボールに差し込み、ダンボールの外面に沿って
カッターを滑らせると、ダンボールが切断されることは
もちろんであるが、よほど注意しない限り、刃先の尖端
が梱包品内の商品に接触するため、商品を傷付ける恐れ
があった。そこで、ホルダの先端口部をダンボールの外
面に当てがいながら、カッターを滑らせれば、刃板が必
要以上に梱包品内に差し込まれないため、商品を傷付け
る恐れは少なくなる。しかし、梱包品内の商品の状態が
全く分からないため、ホルダの先端口部に対する刃板の
突出長さを決めることは大変難しく、その突出長さが小
さ過ぎればダンボールを完全に切断することができず、
大き過ぎれば商品を傷付ける恐れがある。しかも、ホル
ダの先端口部をダンボールに当てがいながら切断するた
めの特別なガイド面が何ら形成されていないため、前述
した刃板の差し込み規制機能は十分に働かない。いずれ
にしても、ここに示す従来のカッターでは、梱包品切断
用カッターとしての機能を果たすことは難しい。
【0004】本発明は、梱包品内の商品を傷付けずにダ
ンボール等の包装材のみを確実に切断するカッターを提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】後記する実施例の図面に
示すように、本発明にかかるカッターにおいては、ホル
ダ1に収納された刃板4がホルダ1の先端口部7から突
出し得るようになっている。ホルダ1から突出する刃板
4の先端側で、腹側の刃先8の尖端8aと、この刃先8
の対辺側にある背縁9の端部9aとの間に先端縁10が
形成されている。この先端縁10には刃先8の尖端8a
から連続する商品当接縁12がこの尖端8aよりも刃板
突出向きDP側に設けられている。
【0006】
【作用】このようなカッターにより梱包品の包装材Wを
切断する場合、刃板4の当接縁12が梱包品内の商品G
に当たって刃先8の尖端8aが商品Gから離れ、包装材
Wのみが切断される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例にかかる包装材切断
用カッターを図面を参照して説明する。
【0008】図1(a)に示すように、ホルダ1にはそ
の長手方向に沿ってスライド溝2が形成され、このスラ
イド溝2にスライダ3が嵌め込まれている。このホルダ
1に刃板4が収納され、この刃板4の基端部がスライダ
3に連結されている。スライド溝2の一側縁に多数の係
止凹凸部5が形成され、スライダ3内にある板ばね6が
この係止凹凸部5に係止されている。そして、スライダ
3をスライド溝2に沿って移動させると、板ばね6が係
止凹凸部5に係脱されながら刃板4がスライダ3ととも
に移動してホルダ1の先端口部7から突出し得るように
なっている。
【0009】図1(b)に示す前記刃板4においては、
腹側で刃板出没方向Dに沿って延設された直線状の刃先
8と、この刃先8の対辺側で刃先8と平行に延設された
背縁9と、この刃先8の尖端8aと背縁9の端部9aと
を結ぶ先端縁10とを有している。この先端縁10には
刃先8の尖端8a側から背縁9の端部9a側へ向かうほ
ど刃板没入向きDS側へ傾斜する傾斜縁11が形成され
ている。
【0010】特に本実施例では、刃先8の延長線Aと傾
斜縁11の延長線Bとによりできる鋭角度範囲θ内でか
つ刃先8の尖端8aよりも刃板突出向きDP側で、刃先
8の尖端8aから傾斜縁11に連続する商品当接縁12
が尖端縁10の一部として形成されている。この当接縁
12は刃先8の尖端8aから連続する凹状縁12aと、
この凹状縁12aから傾斜縁11に連続する凸状縁12
bとからなる。刃先8の延長線Aに対し平行な凸状縁1
2bの接線を想定した場合、この延長線Aと接線との間
に隙間Lを持たせている。ちなみに、この当接縁12に
は物を切断し得る刃先は何ら形成されていない。
【0011】刃板4の一側面には複数の切断溝13が前
記背縁9から傾斜縁11に対し平行に刃先8まで延設さ
れて複数の刃板片4aが区画されている。この切断溝1
3と刃先8の尖端8aとの間には前記当接縁12と同様
な当接縁12が形成されている。従って、この切断溝1
3で刃板4を折ると、この切断溝13の切断縁が傾斜縁
11になる。
【0012】ホルダ1にはその先端口部7付近で包装材
ガイド面14が前端部14aから後端部14bにわたり
形成され、その前後両端部14a,14b間で刃先8の
延長線Aに対し交差して鋭角度αだけ傾斜している。
【0013】次に、このように構成されたカッターによ
り、梱包品(図2〜5に示すように商品Gをダンボール
Wにより包装したもの)を切断する場合について、下記
の4種類の切断方法に分けて述べる。
【0014】図2に示す第1の切断方法においては、ホ
ルダ1の先端口部7から適当に突出させた刃板4により
ダンボールW(包装材)の隅部を切込み、この刃板4の
当接縁12の凸状縁12bを商品G上に当てがうととも
に、この刃板4に対しホルダ1を動かしてホルダ1のガ
イド面14の前後両端部14a,14b間全体をダンボ
ールW上に当てがう。そして、ホルダ1をそのガイド面
14でダンボールWに対し滑らせながら移動させると、
凸状縁12bが商品G上を滑りながら刃先8によりダン
ボールWのみが切断される。
【0015】このような切断操作時、前述したようにガ
イド面14の全体がダンボールW上に載るとは限らず、
図3に示す第2の切断方法のようにガイド面14のうち
後端部14bのみをダンボールW上で支えたり、図4に
示す第3の切断方法のようにガイド面14のうち前端部
14aのみをダンボールW上に支えた状態で、前述した
ように切断操作が行われる場合もある。
【0016】図5に示す第4の切断方法においては、ガ
イド面14の全体をダンボールW上から離した状態で前
述した切断操作を行なう。本実施例は下記の特徴を有す
る。 (イ) 前述したいずれの切断方法においても、刃板4
の当接縁12の凸状縁12bが商品Gに当たって刃先8
の尖端8aが商品Gから離れるため、商品Gに傷が付か
ない。 (ロ) ガイド面14の全体又は一部をダンボールW上
に支えた場合、切断操作を安定して行なうことができる
とともに、刃板4の当接縁12を商品Gに対し必要以上
に押さえ付けることがなくなるため、商品Gの損傷を防
止する。 (ハ) ホルダ1に対し刃板4が出没するため、ダンボ
ールWの厚さに合わせて刃板4の刃先8の突出長さを変
えることができ、刃板4の当接縁12を商品Gに当てが
った状態で刃先8によりダンボールWが確実に切断され
る。又、刃板4の当接縁12を商品G上に当てがった状
態でホルダ1のガイド面14をダンボールW上で支える
ためにも、刃板4の突出長さの調整は必要である。 (ニ) 刃板4においてその当接縁12の凸状縁12b
は刃先8の延長線Aに対し隙間Lだけ離れているため、
刃先8の尖端8a付近でダンボールWを切断し始める
時、当接縁12の凸状縁12bに邪魔されることなく刃
先8の尖端8aをダンボールWに当てがい易くなり、ダ
ンボールWを確実に切断することができる。 (ホ) 刃板4に切断溝13があるため、最も先端側に
ある使用済の刃板片4aをこの切断溝13で折って次の
刃板片4aを同様に使用でき、大変便利である。
【0017】前記実施例以外にも下記のように構成して
もよい。 (イ) 前述した実施例では刃板4の当接縁12が凹状
縁12aと凸状縁12bとからなる形状になっている
が、図1(c)に示すようにこの凹状縁12aをなくし
て当接縁12の全体を凸状縁12bだけにする。 (ロ) 前述した実施例では、ホルダ1に対する刃板4
の位置決めがスライダ3内の板ばね6とホルダ1側の係
止凹凸部5との間の係止により行われている。このよう
な位置決め手段に代え、例えば、雄ねじを利用してホル
ダ1と刃板4とを互いに締め付ける。
【0018】前記各実施例から考慮すると下記のような
概念としても把握できる。 (イ) ホルダ1の尖端口部7には包装材ガイド面14
が刃先8の延長線Aに対し交差するように形成されてい
る。 (ロ) ホルダ1に対する刃板4の位置決め手段(スラ
イド溝2の係止凹凸部5とスライダ3の板ばね6との係
止)が設けられている。従って、ホルダ1に対し刃板4
が不用意に移動せず、切断操作を安定かつ確実に行うこ
とができる。
【0019】
【発明の効果】本発明にかかるカッターによれば、刃板
4にある特定の商品当接縁12の機能により、梱包品内
の商品Gを傷付けずに包装材Wのみを確実に切断するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本実施例にかかるカッターにおいてホ
ルダから刃板を突出させた状態を示す正面図であり、
(b)はこのカッターの刃板のみを示す正面図であり、
(c)はこの刃板の他の実施例を示す部分正面図であ
る。
【図2】図1で示したカッターを利用して梱包品を切断
する場合にあって第1の切断方法を示す使用状態図であ
る。
【図3】同じく第2の切断方法を示す使用状態図であ
る。
【図4】同じく第3の切断方法を示す使用状態図であ
る。
【図5】同じく第4の切断方法を示す使用状態図であ
る。
【符号の説明】
1…ホルダ、4…刃板、7…先端口部、8…刃先、8a
…尖端、9…背縁、10…先端縁、12…商品当接縁、
14…包装材ガイド面、G…商品、W…包装材としての
ダンボール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダ(1)に収納した刃板(4)をホ
    ルダ(1)の先端口部(7)から突出させ得るようにし
    たカッターにおいて、 ホルダ(1)から突出する刃板(4)の先端側で、腹側
    の刃先(8)の尖端(8a)とこの刃先(8)の対辺側
    にある背縁(9)の端部(9a)とを結ぶ先端縁(1
    0)には、刃先(8)の尖端(8a)から連続する商品
    当接縁(12)をこの尖端(8a)よりも刃板突出向き
    (DP)側に設けたことを特徴とする刃板出没式カッタ
    ーにおける包装材切断時商品損傷防止構造。
JP8198994A 1994-04-20 1994-04-20 刃板出没式カッターにおける包装材切断時商品損傷防止構造 Pending JPH07289752A (ja)

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JP8198994A JPH07289752A (ja) 1994-04-20 1994-04-20 刃板出没式カッターにおける包装材切断時商品損傷防止構造

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JP (1) JPH07289752A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2012002559A1 (ja) * 2010-06-30 2013-08-29 味の素株式会社 ノンフライ食品の製造方法
JP2014033803A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Dainippon Printing Co Ltd カッター刃およびカッターナイフ
JP2017086449A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 株式会社協和ブレード製作所 カッター刃
JP2019129593A (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 東芝三菱電機産業システム株式会社 予防保全装置

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JP2017086449A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 株式会社協和ブレード製作所 カッター刃
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