JPS606463Y2 - 編針等を収納するケ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は編針等を収納するケース、詳しくは、板紙又は
これと同程度の硬さを有するシート材を素材として形成
され、前面板と後面板間に編針等を収納する空間を有す
るケースに関する。

本考案は編針等をケースに挿脱することが容易で、且つ
編針等の上端部を外部から透孔を通して容易に見ること
ができる収納ケースを提供することを目的とする。

以下本考案を図面に示す実施例に基き具体的に説明する
。

図面に示す実施例は、編針ａ、 ａを収納するための板
紙製収納ケースを示し、従来のケースと同様、板紙を所
定の寸法に切断し、これを折曲げ、重合部を貼着して形
成されたものであり、前面板１と後面板２間に編針ａｔ
ａを収納するための空間を形成している。

前面板１の上部には編針ａ、 ａを挿脱しうるための透
孔４を設けているが、この透孔４は図示する如く略楕円
形に形成できる外、四角形、円形等にも形成できる。

又この透孔４は図示する如く編針ａ、 ａをケース内に
収納したときその上端部が該透孔４を通して外部より容
易に見られる位置に配される。

後面板２の前記透孔４の背後部分には、中央部５が前方
に突出する折返用細帯部６を横設する。

図示する例では折返用細帯部の断面形状を半円形として
いるが、これをＵ形、■形、コ形等とすることも可能で
ある。

又この折返用細帯部６はプレス作業により容易に押圧形
成できる。

又図面に示す実施例においては、前面板１の透孔４両側
部にも、前記折返用細帯部６に連続し且つ中央部が後方
に突出する折返用細帯部７，７を設けているが、この細
帯部７，７は本考案必須のものではない。

本考案の収納ケースは上記実施例に示す外、板紙と同程
度の硬さを有する合成樹脂シートなどのシート材を素材
として形成することができ、又編針以外の商品、例えば
定規、へら、ループ返し等の商品を収納するためにも用
いることができる。

尚、図中８は掛止用孔である。

本考案は上記の如く構成されるので、編針ａ。

ａ等をケース内に挿入したり、これを取出す作業は、第
３図に示す如く、ケース上端部を前記折返用細帯部６に
沿って矢印方向に若干角度折曲げることにより容易に行
うことができる。

しかも前記折返用細帯部６は中央部５が前方に突出する
ように形成されているため、前記矢印方向の折曲げ作業
を前記細帯部６に沿って正確且つスムースに行うことが
できると共に、ケースの破損を防止することができる。

又本考案によれば、編針ａ、 ａ等の上端部を透孔４を
通して外部より容易に見ることができるので、陳列効果
にすぐれている。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は一部切欠正面図
、第２図は縦断側面図、第３図は使用方法を示す縦断側
面図である。 １・・・・・・前面板、２・・・・・・後面板、３・・
・・・・収納空間、４・・・・・・透孔、５・・・・・
・折返用細帯部の中央部、６・・・・・・折返用細帯部
、７・・・・・・折返用細帯部。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）板紙又はこれと同程度の硬さを有するシート材を
   素材として形成され、前面板と後面板間に編針等を収納
   する空間を有するケースにおいて、前記編針等の挿脱用
   透孔を前面板に設けると共に、後面板の前記透孔の背後
   部分に中央部が前方に突出する折返用細帯部を横設した
   ことを特徴とする編針等を収納するケース。
2. （２） 前面板の透孔両側部に前記折返用細帯部に連
   続し、且つ中央部が後方に突出する折返用細帯部を設け
   たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載
   の編針等を収納するケース。