JP4461292B2 - 物品固定用台紙 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品等として供給する物品の包装形態に関するもので、薄手の物品を台紙に固定させる手段として、それぞれの物品の固定箇所サイズに合わせて行う台紙に切り込みを設けての物品固定用台紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、1mm程度、もしくはそれ以下の厚みによる薄手物品を台紙上に固定させる手段として、台紙に切り込みを設けての固定方法は被固定体の形状により制約を受け、被固定体の中間部における周囲より狭隘な箇所への固定を必要とした場合は不可能であった。
【0003】
従って、この場合は塩ビ被覆の針金、コの字形の綴じ金具、ゴム紐等を固定用台紙に通して用いる他、透明粘着テープなどによって被固定体を固定させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の台紙に切り込みを設けての固定方法は、被固定体の形状において必要固定箇所の例えば上下側、両横側等が該固定箇所のサイズより大きい時、該固定箇所への誘導が不可能であった。従って、この場合においては切り込みによる固定方法を用いる事ができないという課題があった。
【0005】
又、塩ビ被覆の針金、その他の手段によっての台紙上の固定方法は、供給する商品の美観を損ない、物品固定の際の作業に余分な手間がかかり、製造コストも高くつく等の課題があった。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、被固定体の形状の制約を受けずに、必要固定箇所を極めて簡単、迅速、適確に固定できるようにしたものであり、すっきり美しく固定箇所を収めることによって、供給商品の見栄えをよくし、しかも安価に得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明に係る物品固定用台紙は、可撓性を有し、かつ適当な厚みを備えた素材シートより成り、適宜な間隔、かつ適宜な長さを以って、直線、曲線、又はそれらの組み合わせによる二箇所の切り込みによって形成される固定帯を設け、固定帯を形成するそれぞれ二箇所の切り込みの先端の一方に連接する誘導溝を直線、曲線、又はそれらの組み合わせによる適宜な長さの切り込みによって形成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、実施の一形態について説明する。
実施の形態1.
図1、4、5、6、7、及び9から18図の各図に示すように、可撓性を有し、かつ適当な厚みを備えた素材シートより成り、適宜な間隔、かつ適宜な長さを以て、直線、曲線、又はそれらの組み合わせによる、二箇所の固定帯切り込み3によって形成される固定帯1を設け、固定帯1を形成するそれぞれ二箇所の固定帯切り込み3の先端の一方に連接する誘導溝2を直線、曲線、又はそれらの組み合わせによる、適宜な長さの切り込みによって形成する。以下、各図について順に説明する。
【0009】
図1は、直線によって固定帯1を設け、曲線によって誘導溝2を設けたものである。図4は、直線によって固定帯1を設け、直線の組み合わせによって誘導溝2を設けたものである。図5は、直線によって固定帯1を設け、曲線と直線の組み合わせによって誘導溝2を設けたものである。図6は、曲線によって固定帯1を設け、直線によって誘導溝2を設けたものである。図7は、直線によって固定帯1を設け、直線の組み合わせによって誘導溝2を設けたものである。図9は、図7と同じにつき省略する。図10は、図5と同じにつき省略する。図11は、図1と同じにつき省略する。図12は、曲線によって固定帯1を設け、曲線によって誘導溝2を設けたものである。図13は、直線の組み合わせによって固定帯1を設け、曲線と直線の組み合わせによって誘導溝2を設けたものである。図14は、曲線の組み合わせによって固定帯1を設け、直線によって誘導溝2を設けたものである。図15は、曲線によって一方の固定帯切り込み3を形成し、直線によって他方の固定帯切り込み3を形成し、直線によって誘導溝2を設けたものである。図16は、曲線と直線の組み合わせによって固定帯1を設け、曲線と直線の組み合わせによって誘導溝2を設けたものである。図17は、直線によって固定帯1を設け、曲線の組み合わせに更に直線を組み合わせて誘導溝2を設けたものである。図18は直線によって固定帯1を設け、直線の組み合わせによって誘導溝2を設けたものである。
【0010】
図2は、被固定体4を示すものであり、同固定体を図1に示す固定用台紙6によって固定した場合の固定完了状態は、図3によって示される。
【0011】
図19に示すように、各切り込みの先端に連接した小孔を設けることによって、各切り込み先端箇所からの裂け目を防ぎ易くし、又、固定操作時において各切り込み線を広げ易くするなどの効果が得られる。
【0012】
次に上記構成の物品固定用台紙の使用方法を説明する。被固定体4を親指、人差し指等によって摘み、他方の手の親指、人差し指等によって台紙を保持する。被固定体の先端方向を一方の誘導溝2に差し込む、台紙裏面側に挿入された部分の同固定体を同裏面側に位置する人差し指等によって、もう一方の誘導溝2の裏側から表側に向けて差し込む、表側に出た部分を一方の親指、人差し指で摘み、被固定体4の固定箇所5を固定帯1にセットし完了する。
【0013】
そして、上述する操作は、次に述べるように簡単な操作で済む様になる。固定用台紙6の表側をやゝ凹状に撓ませる事によって、誘導溝2の切り込みが、連接する固定帯切り込み3と一体となって、両者の切り込み線を大きく開けるので、被固定体4を誘導溝2の二箇所目への差し込み誘導が、固定帯1の真下を経由してできるので、操作方法が一層簡略になり、上述の操作は一瞬に完了させられる。
【0014】
実施の形態2.
図9から図18に示すように、固定帯1を形成する二箇所の固定帯切り込み3の誘導溝2に連接する側の先端それぞれ二点を結ぶ延長上に、ほぼ沿う形で誘導溝2を設け、又は同延長上より固定帯1内側方向に、直線、曲線、又はそれらの組み合わせによる、適宜な長さの切り込みによって誘導溝2を形成する。
【0015】
図8は固定帯1を形成する二箇所の固定帯切り込み3の誘導溝2に連接する側の先端7それぞれ二点を結ぶ延長線を示している。
【0016】
上述するように、本実施の形態にあっては、上記延長線を基準に誘導溝の形成範囲を設けたものである。
【0017】
上記実施例においては、被固定体4の形状における横幅、すなわち上記延長上に直交する側の幅が充分でない時、図1、4、5、6、7、の実施例に示されるように、誘導溝の一部が固定帯1の外側方向に形成されている事によって、同誘導溝切り込みの一部が被固定体4で覆われきれず、露出するので、見た目がすっきりせず、供給商品の美観を損なう虞が生ずる。
【0018】
従って、被固定体の形状に左右されずに、固定商品の見栄えをよくするよう、誘導溝を形成する範囲を設けたものである。
【0019】
図9から図18に示す構成の固定用台紙6による被固定体の固定操作は、図1、4、5、6、7、及び9から18図に示す実施の形態1の固定用台紙6と同じ仕方であるから重複説明は省略する。
【0020】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、固定帯に連接する誘導溝の形成によって、もたらされる特異な効果によって、被固定帯の狭隘箇所が内側にあり、なおかつ同箇所の固定を必要とした時、なんら問題なく誘導することができるので、容易に固定が可能となる上、固定の安定性をも飛躍的に向上させることが出来た。このように、被固定体の形状による制約を受けないので、台紙に切り込みを以ってする固定手段としての適用範囲が大幅に拡大した。
【0021】
固定用台紙に被固定体を固定した際の、同固定体によって覆われる位置に、誘導溝の切り込みを形成できるので、正面からは固定帯箇所のみが目に入り、すっきりとして、見た目が美しく、供給商品を引き立てる効果がある。又、保持性能に優れるが故に、薄手物品を複数枚まとめて固定する事も可能で、その際個々の物品を若干づつ、ずらすなどによりカラーバリエーションを演出し易く商品価値を一段と高める効果がある。
【0022】
誘導溝切り込みと固定帯切り込みが、直交するように、連なって形成されているため、被固定体を固定させる操作において、両者の切り込み線が一体となって大きく空間を広げるので、素早く、簡単、適確にでき、作業能率を一段と向上させる事ができた。又、台紙の表側をやや凹状に撓ませると、上記切り込み線が更に開き、被固定体の誘導溝二箇所目への差し込み誘導が、固定帯の真下を経由して出来るなど、操作が一層簡略化され、一瞬に完了する程スピーディーに出来る。
【0023】
固定帯箇所に固定された、被固定体の働きによって、誘導溝切り込み線を挟む両側付近の台紙が引き寄せられ、同切り込み線を挟んでの両側が、水平状を保つように作用するので、たとえ誘導溝の切り込みによる、切れ目の入った箇所ではあっても、被固定体を裏側で安定して支える機能を担う部分としての役割に、何等不都合な点はなく充分にその機能を果たしている。
【0024】
固定帯形成の切り込みと、誘導溝形成の切り込みが繋がって一体化しており、かつ単純な形状であるので、低廉価格によって切り込み手段の裁断刃が取得出来、台紙上に物品の固定箇所を複数設ける事も容易である。又、製造方法もごく単純であり、低コストで多数枚の本発明品を得る事が出来るので、例えば量産が求められる販売促進用商品、その他の広範囲な用途が見込める。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す正面図である。
【図2】被固定体の一例を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態1による、使用状態を示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態1を示す正面図である。
【図5】本発明の実施の形態1を示す正面図である。
【図6】本発明の実施の形態1を示す正面図である。
【図7】本発明の実施の形態1を示す正面図である。
【図8】固定帯形成切り込みの、誘導溝連接側先端を結んだ延長線を示す正面図である。
【図9】本発明の実施の形態1及び2を示す正面図である。
【図10】本発明の実施の形態1及び2を示す正面図である。
【図11】本発明の実施の形態1及び2を示す正面図である。
【図12】本発明の実施の形態1及び2を示す正面図である。
【図13】本発明の実施の形態1及び2を示す正面図である。
【図14】本発明の実施の形態1及び2を示す正面図である。
【図15】本発明の実施の形態1及び2を示す正面図である。
【図16】本発明の実施の形態1及び2を示す正面図である。
【図17】本発明の実施の形態1及び2を示す正面図である。
【図18】本発明の実施の形態1及び2を示す正面図である。
【図19】本発明の実施の形態1及び2による応用例を示す正面図である。
【図20】従来の例を示す正面図である。
【符号の簡単な説明】
1…固定帯、2…誘導溝、3…固定帯切り込み、4…被固定体、5…被固定体狭隘箇所、6…固定用台紙、7…固定帯形成切り込みの誘導溝連接側先端、8…延長線、9…各切り込みの先端に連接した小孔。
Claims (1)
- 可撓性を有し、かつ適当な厚みを備えた素材シートより成り、被固定体は両サイドに太くなっており、中間部に狭隘箇所を有する形状のものであって、直線、曲線、又はそれらの組み合わせによって形成した誘導溝(2)をシートに二箇所設け、該二箇所それぞれが間隔を以て向かい合う先端箇所に、被固定体狭隘箇所(5)を固定するに足る幅の切り込みを直線、曲線、又はそれらの組み合わせによって形成した固定帯切り込み(3)の二箇所の先端をそれぞれ連接させ、被固定体の片側太い部分より誘導溝(2)に挿入、迂回させ、被固定体狭隘箇所(5)を固定帯(1)に導き入れることを特徴とする物品固定用台紙の構造。
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