JPH07288394A - 基板の支持方法とこれに用いる支持部材、この支持部材の製造方法およびこの支持部材を用いる作業装置 - Google Patents
基板の支持方法とこれに用いる支持部材、この支持部材の製造方法およびこの支持部材を用いる作業装置Info
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- JPH07288394A JPH07288394A JP6080698A JP8069894A JPH07288394A JP H07288394 A JPH07288394 A JP H07288394A JP 6080698 A JP6080698 A JP 6080698A JP 8069894 A JP8069894 A JP 8069894A JP H07288394 A JPH07288394 A JP H07288394A
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
Landscapes
- Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 位置決め誤差を吸収しながら基板を適正に支
持できるようにする。 【構成】 基板1の各種部品2が実装された凹凸面3に
フィルム4を密着させた上に、型取り材料5を当てがっ
て型取りすることにより、フィルム4の厚み分およびフ
ィルム4が凹凸面3に密着し切れない分の遊びSを持っ
て、前記凹凸面3に倣わせた支持面6を持つ支持部材7
を予め形成し、この支持部材7の上向きとした支持面6
に基板1をこの基板1の前記凹凸面3を嵌め合わせた状
態で支持し、この支持した基板1の上面を各種作業に供
するようにする。
持できるようにする。 【構成】 基板1の各種部品2が実装された凹凸面3に
フィルム4を密着させた上に、型取り材料5を当てがっ
て型取りすることにより、フィルム4の厚み分およびフ
ィルム4が凹凸面3に密着し切れない分の遊びSを持っ
て、前記凹凸面3に倣わせた支持面6を持つ支持部材7
を予め形成し、この支持部材7の上向きとした支持面6
に基板1をこの基板1の前記凹凸面3を嵌め合わせた状
態で支持し、この支持した基板1の上面を各種作業に供
するようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板、例えば電子回路
基板等の各種部品が実装された凹凸面を有し、この凹凸
面を下方から支持されて、凹凸面とは反対の上面に、他
の部品の実装と云った各種の作業を受けるような基板の
支持方法と、これに用いる支持部材、この支持部材の製
造方法およびこの支持部材を用いる作業装置に関するも
のである。
基板等の各種部品が実装された凹凸面を有し、この凹凸
面を下方から支持されて、凹凸面とは反対の上面に、他
の部品の実装と云った各種の作業を受けるような基板の
支持方法と、これに用いる支持部材、この支持部材の製
造方法およびこの支持部材を用いる作業装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電子回路基板は、小型化等のために表裏
の両面に電子部品が実装されることが多々ある。この場
合、電子回路基板の第1の面に部品を実装し終えた後、
第2の面に部品を実装することになる。第2の面に部品
を実装する場合、電子回路基板の各種部品が実装されて
凹凸面となっている第1面を支持する必要がある。
の両面に電子部品が実装されることが多々ある。この場
合、電子回路基板の第1の面に部品を実装し終えた後、
第2の面に部品を実装することになる。第2の面に部品
を実装する場合、電子回路基板の各種部品が実装されて
凹凸面となっている第1面を支持する必要がある。
【0003】元来この凹凸面の支持は、部品の実装を行
う作業装置の基板保持プレートに植設した多数のピンに
よって、電子回路基板の電子部品が実装されていない各
部分を選択して支持するようにしている。
う作業装置の基板保持プレートに植設した多数のピンに
よって、電子回路基板の電子部品が実装されていない各
部分を選択して支持するようにしている。
【0004】ところで、近時では、電子回路基板の電子
回路は益々微細化しファインパターン化している。この
ため、電子回路基板における電子部品の実装密度が高く
なっているし、実装される電子部品も比較的大きなもの
から極く微細なものまで種々雑多であり、前記ピンによ
る支持は困難になってきている。
回路は益々微細化しファインパターン化している。この
ため、電子回路基板における電子部品の実装密度が高く
なっているし、実装される電子部品も比較的大きなもの
から極く微細なものまで種々雑多であり、前記ピンによ
る支持は困難になってきている。
【0005】特開平2−10900号公報は、これに対
応する第1、第2の支持方法を開示している。
応する第1、第2の支持方法を開示している。
【0006】第1の支持方法は、ハウジングに充填した
発泡スチロールに、加熱した電子回路基板の部品実装に
よって凹凸面となった側を直接押し当てることにより、
発泡スチロールが前記凹凸面によって軟化溶融されて凹
凸面に倣うように型取りされた支持面を有する支持部材
を予め形成しておき、電子回路基板の前記凹凸面の全体
をこれに倣う形状をした前記支持部材の支持面によっ
て、前記凹凸の邪魔なく支持し、電子回路基板の凹凸面
とは反対の側の面を、部品の実装等の各種の作業に供す
るようにしている。
発泡スチロールに、加熱した電子回路基板の部品実装に
よって凹凸面となった側を直接押し当てることにより、
発泡スチロールが前記凹凸面によって軟化溶融されて凹
凸面に倣うように型取りされた支持面を有する支持部材
を予め形成しておき、電子回路基板の前記凹凸面の全体
をこれに倣う形状をした前記支持部材の支持面によっ
て、前記凹凸の邪魔なく支持し、電子回路基板の凹凸面
とは反対の側の面を、部品の実装等の各種の作業に供す
るようにしている。
【0007】第2の支持方法は、支持部材に多数のピン
を摺動できるように保持しておき、これらピンを下向き
でかつ最下動位置にある状態で、電子回路基板の部品の
実装によって凹凸面となっている側に当接させたときの
ピンの凹凸面との干渉度合いに応じた支持部材に対する
後退動作によって、各ピンの先端位置を前記凹凸面に倣
わせた後、これら各ピンを粘着材の固化により固定して
おき、この固定した各ピンの電子回路基板の凹凸面に倣
って並ぶ先端部で前記凹凸面を支持し、電子回路基板の
この凹凸面とは反対の面を各種作業に供するようにして
いる。
を摺動できるように保持しておき、これらピンを下向き
でかつ最下動位置にある状態で、電子回路基板の部品の
実装によって凹凸面となっている側に当接させたときの
ピンの凹凸面との干渉度合いに応じた支持部材に対する
後退動作によって、各ピンの先端位置を前記凹凸面に倣
わせた後、これら各ピンを粘着材の固化により固定して
おき、この固定した各ピンの電子回路基板の凹凸面に倣
って並ぶ先端部で前記凹凸面を支持し、電子回路基板の
この凹凸面とは反対の面を各種作業に供するようにして
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の第
1、第2の各支持方法は、電子回路基板に実装された部
品群に、発泡スチロールやピンが直接接触するので、部
品やプリント配線が汚損したり損傷したりする嫌いがあ
り、支持部材を作成するのに用いた電子回路基板を不良
品化してしまう不利がある。
1、第2の各支持方法は、電子回路基板に実装された部
品群に、発泡スチロールやピンが直接接触するので、部
品やプリント配線が汚損したり損傷したりする嫌いがあ
り、支持部材を作成するのに用いた電子回路基板を不良
品化してしまう不利がある。
【0009】また、第1の支持方法の場合、発泡スチロ
ールは、電子回路基板の各種部品が実装された凹凸面と
直接接触して軟化溶融される。このため軟化溶融される
発泡スチロール材料は、電子回路基板とこれに実装され
ている電子部品との間の隙間、多数のリードを持ったチ
ップ部品の各リードの間やリードとチップ部品本体との
間等の細部に入り込んでしまうことが多々ある。この細
部に入り込む発泡スチロール材料部分は、電子回路基板
と発泡スチロールとを分離する時に前記細部と引っ掛か
り合うので、前記損傷の問題がある。また、前記発泡ス
チロール材料の細部への入り込み部は、型取りされた支
持面に複雑な形状の飛び出し部として残り、この支持面
で電子回路基板の前記凹凸面を支持するとき、この飛び
出し部が電子回路基板の凹凸面と干渉して凹凸面を比較
的大きく浮かせるので、電子回路基板の支持が不安定に
なり、位置決め精度が低下する。しかも、電子回路基板
の凹凸面と、これに直接接触した倣い状態にて型取りし
た支持面との間には遊びがないので、支持部材の支持面
に電子回路基板の凹凸面を自動的に嵌め合わせて適正に
落ち着かせるのは困難である。このため、嵌め合い状態
を人手により監視し、頻繁な調整作業が必要となる。そ
の上、各種部品の実装位置に型取りした基板のそれと違
った誤差があると、これに対応できずに片当たりして支
持状態に浮きが生じ問題となることがときとして生じ
る。
ールは、電子回路基板の各種部品が実装された凹凸面と
直接接触して軟化溶融される。このため軟化溶融される
発泡スチロール材料は、電子回路基板とこれに実装され
ている電子部品との間の隙間、多数のリードを持ったチ
ップ部品の各リードの間やリードとチップ部品本体との
間等の細部に入り込んでしまうことが多々ある。この細
部に入り込む発泡スチロール材料部分は、電子回路基板
と発泡スチロールとを分離する時に前記細部と引っ掛か
り合うので、前記損傷の問題がある。また、前記発泡ス
チロール材料の細部への入り込み部は、型取りされた支
持面に複雑な形状の飛び出し部として残り、この支持面
で電子回路基板の前記凹凸面を支持するとき、この飛び
出し部が電子回路基板の凹凸面と干渉して凹凸面を比較
的大きく浮かせるので、電子回路基板の支持が不安定に
なり、位置決め精度が低下する。しかも、電子回路基板
の凹凸面と、これに直接接触した倣い状態にて型取りし
た支持面との間には遊びがないので、支持部材の支持面
に電子回路基板の凹凸面を自動的に嵌め合わせて適正に
落ち着かせるのは困難である。このため、嵌め合い状態
を人手により監視し、頻繁な調整作業が必要となる。そ
の上、各種部品の実装位置に型取りした基板のそれと違
った誤差があると、これに対応できずに片当たりして支
持状態に浮きが生じ問題となることがときとして生じ
る。
【0010】第2の支持方法では、多数のピンを支持部
材に摺動自在に保持しておき、これらの先端を電子回路
基板の凹凸面に倣わせた状態を保ちながら、各ピンを粘
着材の固化によって倣い状態に固定する作業が必要であ
るので、構造および作業が複雑で時間も掛かり、コスト
の高いものとなる。また、固定されたピンによる凹凸面
の支持に弾性が働かないので、電子回路基板に反りがあ
ったりすると、例えば部品を実装するために電子部品を
吸着した状態で接近してくる部品実装用の部品吸着ノズ
ルが過剰に干渉して電子部品に欠けやひびを発生させる
原因になったりする。また、支持部材の各ピンの先端に
よる電子回路基板の支持位置に少しのずれが生じて、あ
るいは各種部品の実装位置がピンの先端を倣わせた基板
のそれと違った誤差があるとき、ピンが電子部品と干渉
しこれを損傷させることもある。
材に摺動自在に保持しておき、これらの先端を電子回路
基板の凹凸面に倣わせた状態を保ちながら、各ピンを粘
着材の固化によって倣い状態に固定する作業が必要であ
るので、構造および作業が複雑で時間も掛かり、コスト
の高いものとなる。また、固定されたピンによる凹凸面
の支持に弾性が働かないので、電子回路基板に反りがあ
ったりすると、例えば部品を実装するために電子部品を
吸着した状態で接近してくる部品実装用の部品吸着ノズ
ルが過剰に干渉して電子部品に欠けやひびを発生させる
原因になったりする。また、支持部材の各ピンの先端に
よる電子回路基板の支持位置に少しのずれが生じて、あ
るいは各種部品の実装位置がピンの先端を倣わせた基板
のそれと違った誤差があるとき、ピンが電子部品と干渉
しこれを損傷させることもある。
【0011】本発明は、このような従来の問題を解消す
ることを課題とし、作業装置での位置決め誤差を吸収し
ながら基板を問題なく支持できるような、基板の支持方
法と、これに用いる支持部材、この支持部材の製造方法
およびこの支持部材を用いる作業装置を提供することを
目的とするものである。
ることを課題とし、作業装置での位置決め誤差を吸収し
ながら基板を問題なく支持できるような、基板の支持方
法と、これに用いる支持部材、この支持部材の製造方法
およびこの支持部材を用いる作業装置を提供することを
目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の基板の支持方法
は、上記の目的を達成するために、基板の各種部品が実
装された凹凸面にフィルムを密着させた上に、型取り材
料を当てがって型取りすることにより、フィルムの厚み
分およびフィルムが凹凸面に密着し切れない分の遊びを
持って、前記凹凸面に倣わせた支持面を持つ支持部材を
予め形成し、この支持部材の上向きとした支持面に基板
をこの基板の前記凹凸面を嵌め合わせた状態で支持し、
この支持した基板の上面を各種作業に供するようにした
ことを特徴とし、型取り材料は支持部材を弾性体とする
ものを用いるのが好適である。
は、上記の目的を達成するために、基板の各種部品が実
装された凹凸面にフィルムを密着させた上に、型取り材
料を当てがって型取りすることにより、フィルムの厚み
分およびフィルムが凹凸面に密着し切れない分の遊びを
持って、前記凹凸面に倣わせた支持面を持つ支持部材を
予め形成し、この支持部材の上向きとした支持面に基板
をこの基板の前記凹凸面を嵌め合わせた状態で支持し、
この支持した基板の上面を各種作業に供するようにした
ことを特徴とし、型取り材料は支持部材を弾性体とする
ものを用いるのが好適である。
【0013】本発明の基板の各種部品が実装された凹凸
面を支持するのに用いる支持部材は、上記の目的を達成
するために、前記凹凸面との間に所定の遊びを持って倣
った支持面を有することを特徴とし、支持部材が弾性材
料よりなるのがよく、支持面と反対の側の面に位置決め
部が設けられているのが好適である。
面を支持するのに用いる支持部材は、上記の目的を達成
するために、前記凹凸面との間に所定の遊びを持って倣
った支持面を有することを特徴とし、支持部材が弾性材
料よりなるのがよく、支持面と反対の側の面に位置決め
部が設けられているのが好適である。
【0014】本発明の基板の各種部品が実装された凹凸
面を支持するのに用いる支持部材の製造方法は、上記の
目的を達成するために、前記基板に袋状ないしはチュー
ブ状のフィルムを被せて、内部空気の吸引ないしは熱収
縮による強制密着操作を行い、これらフィルムを前記凹
凸面に密着させ、この凹凸面に密着したフィルムの上か
ら型取り材料を当てがって型取りすることにより、フィ
ルムの厚み分およびフィルムが凹凸面に密着し切れない
分の遊びを持って、前記凹凸面に倣わせた支持面を持つ
支持部材を形成することを特徴とするものであり、型取
り材料は支持部材を弾性体とするものを用いるのが好適
である。
面を支持するのに用いる支持部材の製造方法は、上記の
目的を達成するために、前記基板に袋状ないしはチュー
ブ状のフィルムを被せて、内部空気の吸引ないしは熱収
縮による強制密着操作を行い、これらフィルムを前記凹
凸面に密着させ、この凹凸面に密着したフィルムの上か
ら型取り材料を当てがって型取りすることにより、フィ
ルムの厚み分およびフィルムが凹凸面に密着し切れない
分の遊びを持って、前記凹凸面に倣わせた支持面を持つ
支持部材を形成することを特徴とするものであり、型取
り材料は支持部材を弾性体とするものを用いるのが好適
である。
【0015】また、フィルムは、支持部材が用いられる
各種作業装置の位置決め精度に応じた厚みのものを用い
るのが好適である。
各種作業装置の位置決め精度に応じた厚みのものを用い
るのが好適である。
【0016】さらに、型取り時、基板の位置決めと共通
した位置決め部材により位置決めされる当て板を、型取
り材料の上に当てがい、この当て板の下面に設けた突起
や凹部よりなる位置決め部形成部によって、支持面の型
取りと同時に、支持部材の支持面と反対の側の面に位置
決め部を型取りして形成するのが好適である。
した位置決め部材により位置決めされる当て板を、型取
り材料の上に当てがい、この当て板の下面に設けた突起
や凹部よりなる位置決め部形成部によって、支持面の型
取りと同時に、支持部材の支持面と反対の側の面に位置
決め部を型取りして形成するのが好適である。
【0017】本発明の基板の凹凸面を支持する支持部材
を用いる作業装置は、上記の目的を達成するために、基
板を作業位置に保持する基板保持台と、この基板保持台
に保持される基板に各種の作業を行う作業手段とを有し
た作業装置であって、基板の各種部品が実装された凹凸
面に所定の遊びを持って倣った支持面を有する支持部材
を、作業対象となる基板の種類に応じて組み合わせ備
え、前記基板保持台に、各支持部材を前記支持面を上に
向けて着脱できるように保持し、各支持部材を位置決め
する位置決め部を設けたことを特徴とし、支持部材は弾
性材料よりなるのがよい。
を用いる作業装置は、上記の目的を達成するために、基
板を作業位置に保持する基板保持台と、この基板保持台
に保持される基板に各種の作業を行う作業手段とを有し
た作業装置であって、基板の各種部品が実装された凹凸
面に所定の遊びを持って倣った支持面を有する支持部材
を、作業対象となる基板の種類に応じて組み合わせ備
え、前記基板保持台に、各支持部材を前記支持面を上に
向けて着脱できるように保持し、各支持部材を位置決め
する位置決め部を設けたことを特徴とし、支持部材は弾
性材料よりなるのがよい。
【0018】また、複数の支持部材をストックしておく
ストッカー部と、ストッカー部と作業位置にある基板保
持台との間でストッカー部にストックされている複数の
支持部材を1つずつ持ち運びする持ち運び手段と、作業
対象となる基板の種類情報に基づいて、ストッカー部に
ストックされた支持部材のうちの対応するものを選択
し、基板保持台に保持させるように持ち運び手段を制御
する制御手段とをさらに備えたものとするのがよく、さ
らに、作業対象である基板を作業位置に搬入し、作業後
は作業位置から搬出する搬送手段と、搬送手段によって
作業位置に搬入される基板の種類を判別し制御手段に種
類情報を入力する入力手段とを備えたものとするのが好
適である。
ストッカー部と、ストッカー部と作業位置にある基板保
持台との間でストッカー部にストックされている複数の
支持部材を1つずつ持ち運びする持ち運び手段と、作業
対象となる基板の種類情報に基づいて、ストッカー部に
ストックされた支持部材のうちの対応するものを選択
し、基板保持台に保持させるように持ち運び手段を制御
する制御手段とをさらに備えたものとするのがよく、さ
らに、作業対象である基板を作業位置に搬入し、作業後
は作業位置から搬出する搬送手段と、搬送手段によって
作業位置に搬入される基板の種類を判別し制御手段に種
類情報を入力する入力手段とを備えたものとするのが好
適である。
【0019】
【作用】本発明の基板の支持方法の上記構成では、基板
の各種部品が実装された凹凸面に対応する支持面を持っ
た支持部材を予め形成しておき、この支持部材の支持面
により基板の前記凹凸面を支持して、基板の凹凸面と反
対側の面を各種の作業に供するのに、支持部材の支持面
は、基板の凹凸面にフィルムを密着させた上に、型取り
材料を当てがって型取りすることにより、フィルムの厚
み分およびフィルムが凹凸面に密着し切れない分の遊び
を持って、前記凹凸面に倣った支持面が簡易に短時間で
得られ、しかもこの遊びは基板の凸部に対応する凹部が
逆テーパー状に開口側へ拡がり、底部ではフィルムの厚
み分だけの余裕を残した基板の凸部の天面部と相似な形
状および大きさになるので、基板の凹凸面をこれに倣っ
て型取りした前記支持面に受入れて支持するのに、支持
部材とこれに支持しようとする基板との位置決めに誤差
があったり、あるいは各種部品の実装位置に前記型取り
した基板のそれと違った誤差があっても、基板の突部を
これに対応する凹部の大きな開口内に確実に受入れ、こ
れを逆テーパー状の内周面によって前記凸部の天面部と
相似形で少し大きなだけの底部に滑り込ませて、適正な
位置範囲に落ち着かせるので、作業装置の位置決め誤差
を吸収しながら容易にかつ適正位置に基板を支持し安定
させることができる。しかも、前記支持部材を型取りす
るのに、型取り材料が基板に実装された電子部品等に直
接接触しないし、基板と電子部品との間の隙間、電子部
品のリードの間やリードと電子部品本体との間等の細部
に入り込むことがないので、型取りするのに用いた基板
上の電子部品等を損傷してしまって不良品化させるよう
なことを回避することができる。また、細部への入り込
み部が残って前記支持面による基板の凹凸面の支持に不
都合となることも解消される。
の各種部品が実装された凹凸面に対応する支持面を持っ
た支持部材を予め形成しておき、この支持部材の支持面
により基板の前記凹凸面を支持して、基板の凹凸面と反
対側の面を各種の作業に供するのに、支持部材の支持面
は、基板の凹凸面にフィルムを密着させた上に、型取り
材料を当てがって型取りすることにより、フィルムの厚
み分およびフィルムが凹凸面に密着し切れない分の遊び
を持って、前記凹凸面に倣った支持面が簡易に短時間で
得られ、しかもこの遊びは基板の凸部に対応する凹部が
逆テーパー状に開口側へ拡がり、底部ではフィルムの厚
み分だけの余裕を残した基板の凸部の天面部と相似な形
状および大きさになるので、基板の凹凸面をこれに倣っ
て型取りした前記支持面に受入れて支持するのに、支持
部材とこれに支持しようとする基板との位置決めに誤差
があったり、あるいは各種部品の実装位置に前記型取り
した基板のそれと違った誤差があっても、基板の突部を
これに対応する凹部の大きな開口内に確実に受入れ、こ
れを逆テーパー状の内周面によって前記凸部の天面部と
相似形で少し大きなだけの底部に滑り込ませて、適正な
位置範囲に落ち着かせるので、作業装置の位置決め誤差
を吸収しながら容易にかつ適正位置に基板を支持し安定
させることができる。しかも、前記支持部材を型取りす
るのに、型取り材料が基板に実装された電子部品等に直
接接触しないし、基板と電子部品との間の隙間、電子部
品のリードの間やリードと電子部品本体との間等の細部
に入り込むことがないので、型取りするのに用いた基板
上の電子部品等を損傷してしまって不良品化させるよう
なことを回避することができる。また、細部への入り込
み部が残って前記支持面による基板の凹凸面の支持に不
都合となることも解消される。
【0020】この場合、型取り材料に支持部材を弾性体
とするものを用いると、基板の支持に支持部材の弾性が
働き、基板の反り等によりこれの一部に作業具が干渉す
るようなことがあっても、これを支持部材の弾性変形に
よって吸収し、基板上の部品や作業具が損傷するような
ことを回避することができる。
とするものを用いると、基板の支持に支持部材の弾性が
働き、基板の反り等によりこれの一部に作業具が干渉す
るようなことがあっても、これを支持部材の弾性変形に
よって吸収し、基板上の部品や作業具が損傷するような
ことを回避することができる。
【0021】本発明の基板の各種部品が実装された凹凸
面を支持するのに用いる支持部材の上記構成では、弾性
材料よりなり、基板の凹凸面との間に所定の遊びを持っ
て倣った支持面を有しているので、前記支持方法で述べ
たとほぼ同様の、弾性および遊びによる基板支持上の作
用的特徴を発揮することができる。
面を支持するのに用いる支持部材の上記構成では、弾性
材料よりなり、基板の凹凸面との間に所定の遊びを持っ
て倣った支持面を有しているので、前記支持方法で述べ
たとほぼ同様の、弾性および遊びによる基板支持上の作
用的特徴を発揮することができる。
【0022】支持部材の前記支持面と反対の側の面に位
置決め部が設けられていると、支持部材により基板を支
持するのに、支持部材を所定の位置に位置決めして、基
板を支持できるようにするので、基板の前記特徴ある支
持を適正な位置にて達成することができる。
置決め部が設けられていると、支持部材により基板を支
持するのに、支持部材を所定の位置に位置決めして、基
板を支持できるようにするので、基板の前記特徴ある支
持を適正な位置にて達成することができる。
【0023】本発明の基板の各種部品が実装された凹凸
面を支持するのに用いる支持部材の製造方法の上記構成
では、基板の凹凸面に密着したフィルムの上に型取り材
料を当てがって型取りすることにより、フィルムの厚み
分およびフィルムが凹凸面に密着し切れない分の遊びを
持って、前記凹凸面に倣わせた支持面を持つ支持部材を
得るのに、袋状ないしはチューブ状のフィルムを被せ
て、内部空気の吸引ないしは熱収縮による密着操作を行
い、これらフィルムを前記凹凸面に密着させるので、単
純な作業で適度な密着状態がむらなく得られ、前記特徴
ある支持部材の形成およびこれを用いた支持方法を容易
かつ安価に、的確に実現することができる。
面を支持するのに用いる支持部材の製造方法の上記構成
では、基板の凹凸面に密着したフィルムの上に型取り材
料を当てがって型取りすることにより、フィルムの厚み
分およびフィルムが凹凸面に密着し切れない分の遊びを
持って、前記凹凸面に倣わせた支持面を持つ支持部材を
得るのに、袋状ないしはチューブ状のフィルムを被せ
て、内部空気の吸引ないしは熱収縮による密着操作を行
い、これらフィルムを前記凹凸面に密着させるので、単
純な作業で適度な密着状態がむらなく得られ、前記特徴
ある支持部材の形成およびこれを用いた支持方法を容易
かつ安価に、的確に実現することができる。
【0024】この場合も、型取り材料は支持部材を弾性
体とするものを用いて、支持部材による基板の支持に、
前記した弾性体による特徴ある作用を発揮させることが
できる。
体とするものを用いて、支持部材による基板の支持に、
前記した弾性体による特徴ある作用を発揮させることが
できる。
【0025】また、フィルムは、支持部材が用いられる
各種作業装置の位置決め精度に応じた厚みのものを用い
ると、基板の各種部品が実装された凹凸面とこれにフィ
ルムを介し倣って型取りした支持部材の支持面との遊び
を、支持部材が用いられる作業装置の位置決め精度に見
合った大きさに設定することができる。
各種作業装置の位置決め精度に応じた厚みのものを用い
ると、基板の各種部品が実装された凹凸面とこれにフィ
ルムを介し倣って型取りした支持部材の支持面との遊び
を、支持部材が用いられる作業装置の位置決め精度に見
合った大きさに設定することができる。
【0026】また、前記型取り時に、基板の位置決めと
共通した位置決め部材により位置決めされる当て板を、
型取りのために当てがった型取り材料の上に当てがい、
この当て板の下面に設けた位置決め部成形部にて、支持
面の型取りと同時に、支持部材の支持面と反対の側の面
に位置決め部を型取りすることにより、支持部材の支持
面と、この支持面と反対側で作業装置側の位置決め部と
嵌まり合う位置決め部との双方が、基板を基準にした位
置決めにより互いの間の位置に誤差なく型取りされるの
で、支持部材を作業装置の適正位置に実装して基板を適
正な位置に支持して各種作業に供し、高い位置精度で作
業が達成されるようにすることができる。
共通した位置決め部材により位置決めされる当て板を、
型取りのために当てがった型取り材料の上に当てがい、
この当て板の下面に設けた位置決め部成形部にて、支持
面の型取りと同時に、支持部材の支持面と反対の側の面
に位置決め部を型取りすることにより、支持部材の支持
面と、この支持面と反対側で作業装置側の位置決め部と
嵌まり合う位置決め部との双方が、基板を基準にした位
置決めにより互いの間の位置に誤差なく型取りされるの
で、支持部材を作業装置の適正位置に実装して基板を適
正な位置に支持して各種作業に供し、高い位置精度で作
業が達成されるようにすることができる。
【0027】本発明の基板の各種部品を実装した凹凸面
を支持する支持部材を用いる作業装置の上記構成では、
基板の各種部品が実装された凹凸面に所定の遊びを持っ
て倣って型取りした支持面を有する支持部材が、作業対
象となる基板の種類に対応して組み合わせ備えているの
で、支持部材を作業対象となる基板の種類に応じて選択
して用いることにより、どのような種類の基板でも、前
記支持方法で述べたとほぼ同様の、前記遊びによる基板
支持上の作用的特徴を発揮することができる。
を支持する支持部材を用いる作業装置の上記構成では、
基板の各種部品が実装された凹凸面に所定の遊びを持っ
て倣って型取りした支持面を有する支持部材が、作業対
象となる基板の種類に対応して組み合わせ備えているの
で、支持部材を作業対象となる基板の種類に応じて選択
して用いることにより、どのような種類の基板でも、前
記支持方法で述べたとほぼ同様の、前記遊びによる基板
支持上の作用的特徴を発揮することができる。
【0028】支持部材が弾性材料よりなると、前記支持
方法で述べたとほぼ同様の、弾性による基板支持上の作
用的特徴をも発揮することができる。また、この支持部
材は基板を作業位置に支持する基板保持台に、各支持部
材との位置決め部の嵌まり合いを伴って着脱できるよう
に保持するので、現に作業対象となる基板に対応する支
持部材を保持することにより、同一装置で各種の基板を
前記特徴ある支持状態として、これに作業手段による必
要な各種の作業を高い位置精度で施すことができる。
方法で述べたとほぼ同様の、弾性による基板支持上の作
用的特徴をも発揮することができる。また、この支持部
材は基板を作業位置に支持する基板保持台に、各支持部
材との位置決め部の嵌まり合いを伴って着脱できるよう
に保持するので、現に作業対象となる基板に対応する支
持部材を保持することにより、同一装置で各種の基板を
前記特徴ある支持状態として、これに作業手段による必
要な各種の作業を高い位置精度で施すことができる。
【0029】この場合、作業対象となる基板の種類情報
に応じて、制御手段がストッカー部にストックしてある
複数の支持部材のうちの対応するものを選択し、ストッ
カー部と作業位置にある基板保持台との間でストッカー
部にストックされている複数の支持部材を1つずつ持ち
運びする持ち運び手段が、前記選択された支持部材を作
業位置にある基板保持台に保持させるように、前記制御
手段によって制御することにより、複数の支持部材を使
い分けて各種の基板を支持し各種の作業を行うことが、
自動的に誤りなく達成することができる。
に応じて、制御手段がストッカー部にストックしてある
複数の支持部材のうちの対応するものを選択し、ストッ
カー部と作業位置にある基板保持台との間でストッカー
部にストックされている複数の支持部材を1つずつ持ち
運びする持ち運び手段が、前記選択された支持部材を作
業位置にある基板保持台に保持させるように、前記制御
手段によって制御することにより、複数の支持部材を使
い分けて各種の基板を支持し各種の作業を行うことが、
自動的に誤りなく達成することができる。
【0030】さらに、作業対象である基板を搬送手段に
よって作業位置に搬入し、作業後は作業位置から搬出す
るのに、入力手段が作業位置に搬入される基板の種類を
判別し前記制御手段に種類情報を入力するようにするこ
とにより、搬送手段により自動的に連続して供給される
基板の種類が途中で変わっても、これに自動的に対応し
て、適正な支持部材を選択使用することができる。
よって作業位置に搬入し、作業後は作業位置から搬出す
るのに、入力手段が作業位置に搬入される基板の種類を
判別し前記制御手段に種類情報を入力するようにするこ
とにより、搬送手段により自動的に連続して供給される
基板の種類が途中で変わっても、これに自動的に対応し
て、適正な支持部材を選択使用することができる。
【0031】
【実施例】以下本発明の基板の支持方法とこれに用いる
支持部材、この支持部材の製造方法およびこの支持部材
を利用した作業装置につき実施例を示しながら具体的に
説明する。
支持部材、この支持部材の製造方法およびこの支持部材
を利用した作業装置につき実施例を示しながら具体的に
説明する。
【0032】図1〜図7は本発明の基板の支持方法の一
実施例を、これに用いる支持部材とともに示している。
実施例を、これに用いる支持部材とともに示している。
【0033】本実施例での基板の支持方法では、まず例
えば図1に示すような状態から、図2、図3、図5に示
すように、基板1の各種部品2が実装された凹凸面3に
フィルム4を密着させた上に、型取り材料5を当てがっ
て型取りすることにより、フィルム4の厚み分およびフ
ィルムが凹凸面3に密着し切れない分の図2、図3に示
すような各種の遊びSを持って、前記凹凸面3に倣わせ
た図2〜図4に示すような支持面6を持つ支持部材7を
予め形成しておく。
えば図1に示すような状態から、図2、図3、図5に示
すように、基板1の各種部品2が実装された凹凸面3に
フィルム4を密着させた上に、型取り材料5を当てがっ
て型取りすることにより、フィルム4の厚み分およびフ
ィルムが凹凸面3に密着し切れない分の図2、図3に示
すような各種の遊びSを持って、前記凹凸面3に倣わせ
た図2〜図4に示すような支持面6を持つ支持部材7を
予め形成しておく。
【0034】次に、この支持部材7の上向きとした支持
面6に基板1をこの基板1の前記凹凸面3を嵌め合わせ
た図6に示すような状態で支持し、この支持した基板の
上面8を各種作業に供するようにする。
面6に基板1をこの基板1の前記凹凸面3を嵌め合わせ
た図6に示すような状態で支持し、この支持した基板の
上面8を各種作業に供するようにする。
【0035】要するに、基板1の各種部品2が実装され
た凹凸面3に対応する支持面6を持った支持部材7を予
め形成しておき、この支持部材7の支持面6により基板
1の前記凹凸面3を支持して、基板1の凹凸面3と反対
側の面8を各種の作業に供するのに、支持部材7の支持
面6は、基板1の凹凸面3にフィルム4を密着させた上
に、型取り材料5を当てがって型取りしていることによ
り、フィルム4の厚み分およびフィルムが凹凸面3に密
着し切れない分の遊びSを持って、前記凹凸面3に倣っ
た支持面6が簡易に短時間で得られ、しかもこの遊びS
は図5〜図7に示すように基板1の凸部2aに対応する
凹部6aが逆テーパー状に開口6b側へ拡がり、底部6
cではフィルム4の厚み分だけの余裕を残した基板1の
凸部の天面部2bと相似な形状および大きさになるの
で、基板1の凹凸面3をこれに倣って型取りした前記支
持面6に図6に示すように受入れて支持するのに、支持
部材7とこれに支持しようとする基板1との位置決め、
および各種部品2の実装位置に少々の誤差があっても、
基板1の凸部2aをこれに対応する凹部6aの大きな開
口6b内に図6に示すような両側での水平方向の比較的
大きな遊びS2を持って確実に受入れ、これを逆テーパ
ー状の内周面によって前記凸部2aの天面部2bと相似
形で少し大きなだけの底部6cに滑り込ませて、両側の
フィルム4の図7に示すような曲がりによる小さなアー
ル面6dをなした遊びS2の余裕を持った適正な位置範
囲に落ち着かせるので、図8に示すような電子部品実装
装置等である作業装置Aでの位置決め誤差を吸収しなが
ら容易にかつ適正位置に基板1を支持し安定させること
ができる。また、基板1上の電子部品2の実装位置が、
図6に仮想線で示すように位置ずれしていたとしても、
支持面6における前記位置ずれした電子部品2に対応す
る凹部6aのテーパー状の内周面によって支持するの
で、支持が確実であり基板1に逃げが生じないようにす
ることができる。しかも、前記支持部材7を型取りする
のに、型取り材料5が基板1に実装された電子部品2等
に直接接触しないし、図4に示すような基板1と電子部
品2との間の隙間、電子部品2のリード2dの間やリー
ド2dと電子部品本体2eとの間等の細部に入り込むこ
とがないので、型取りするのに用いた基板1上の電子部
品2等を損傷してしまって不良品化させるようなことを
回避することができる。また、細部への入り込み部が残
って前記支持面6による基板1の凹凸面3の支持に不都
合となることも解消される。
た凹凸面3に対応する支持面6を持った支持部材7を予
め形成しておき、この支持部材7の支持面6により基板
1の前記凹凸面3を支持して、基板1の凹凸面3と反対
側の面8を各種の作業に供するのに、支持部材7の支持
面6は、基板1の凹凸面3にフィルム4を密着させた上
に、型取り材料5を当てがって型取りしていることによ
り、フィルム4の厚み分およびフィルムが凹凸面3に密
着し切れない分の遊びSを持って、前記凹凸面3に倣っ
た支持面6が簡易に短時間で得られ、しかもこの遊びS
は図5〜図7に示すように基板1の凸部2aに対応する
凹部6aが逆テーパー状に開口6b側へ拡がり、底部6
cではフィルム4の厚み分だけの余裕を残した基板1の
凸部の天面部2bと相似な形状および大きさになるの
で、基板1の凹凸面3をこれに倣って型取りした前記支
持面6に図6に示すように受入れて支持するのに、支持
部材7とこれに支持しようとする基板1との位置決め、
および各種部品2の実装位置に少々の誤差があっても、
基板1の凸部2aをこれに対応する凹部6aの大きな開
口6b内に図6に示すような両側での水平方向の比較的
大きな遊びS2を持って確実に受入れ、これを逆テーパ
ー状の内周面によって前記凸部2aの天面部2bと相似
形で少し大きなだけの底部6cに滑り込ませて、両側の
フィルム4の図7に示すような曲がりによる小さなアー
ル面6dをなした遊びS2の余裕を持った適正な位置範
囲に落ち着かせるので、図8に示すような電子部品実装
装置等である作業装置Aでの位置決め誤差を吸収しなが
ら容易にかつ適正位置に基板1を支持し安定させること
ができる。また、基板1上の電子部品2の実装位置が、
図6に仮想線で示すように位置ずれしていたとしても、
支持面6における前記位置ずれした電子部品2に対応す
る凹部6aのテーパー状の内周面によって支持するの
で、支持が確実であり基板1に逃げが生じないようにす
ることができる。しかも、前記支持部材7を型取りする
のに、型取り材料5が基板1に実装された電子部品2等
に直接接触しないし、図4に示すような基板1と電子部
品2との間の隙間、電子部品2のリード2dの間やリー
ド2dと電子部品本体2eとの間等の細部に入り込むこ
とがないので、型取りするのに用いた基板1上の電子部
品2等を損傷してしまって不良品化させるようなことを
回避することができる。また、細部への入り込み部が残
って前記支持面6による基板1の凹凸面3の支持に不都
合となることも解消される。
【0036】電子部品2の実装装置はこれの製作時期の
違い等によって、位置決め精度が異なる。部品を実装す
るマウント位置精度は0.2mm〜0.1mm程度であ
る。
違い等によって、位置決め精度が異なる。部品を実装す
るマウント位置精度は0.2mm〜0.1mm程度であ
る。
【0037】従来これを吸収することはできず、基板の
反りや電子部品の実装位置のずれ等によって、まだ不良
品の発生がときとしてある。例えば、1日に1250枚
の電子回路基板のそれぞれに800点位の電子部品を実
装すると、100万点の電子部品を実装することになる
が、従来1日に数点の不良品が発生しており、不良品率
は3PPM程度から、電子部品が1.0×0.5mm程
度に小さくかつ欠けやすいセラミック製の電子部品では
30PPM程度と高くなる。
反りや電子部品の実装位置のずれ等によって、まだ不良
品の発生がときとしてある。例えば、1日に1250枚
の電子回路基板のそれぞれに800点位の電子部品を実
装すると、100万点の電子部品を実装することになる
が、従来1日に数点の不良品が発生しており、不良品率
は3PPM程度から、電子部品が1.0×0.5mm程
度に小さくかつ欠けやすいセラミック製の電子部品では
30PPM程度と高くなる。
【0038】これに対し本実施例では、前記遊びS1が
0.4〜0.2mm程度あればよく、フィルム4の厚み
をこの範囲に設定して好結果を得、不良率が格段に低下
した。
0.4〜0.2mm程度あればよく、フィルム4の厚み
をこの範囲に設定して好結果を得、不良率が格段に低下
した。
【0039】この場合、型取り材料5に支持部材7を弾
性体とするものを用いると、基板1の支持に支持部材7
の弾性が働き、基板1の反り等によりこれの一部に作業
手段としての例えば図8に示すような部品吸着ノズル1
1等が干渉するようなことがあっても、このときの作業
手段である部品吸着ノズル11等のオーバーストローク
分を支持部材7の弾性変形によって吸収し、基板1上の
電子部品2や部品吸着ノズル11が損傷するようなこと
を回避することができる。また、前記位置ずれした電子
部品2を凹部6aの内周面で支持する場合の干渉をなく
して、干渉による電子部品2の損傷や基板1の支持高さ
に誤差が生じるようなことを回避するのに有利である。
したがって、不良品率がさらに低下する。
性体とするものを用いると、基板1の支持に支持部材7
の弾性が働き、基板1の反り等によりこれの一部に作業
手段としての例えば図8に示すような部品吸着ノズル1
1等が干渉するようなことがあっても、このときの作業
手段である部品吸着ノズル11等のオーバーストローク
分を支持部材7の弾性変形によって吸収し、基板1上の
電子部品2や部品吸着ノズル11が損傷するようなこと
を回避することができる。また、前記位置ずれした電子
部品2を凹部6aの内周面で支持する場合の干渉をなく
して、干渉による電子部品2の損傷や基板1の支持高さ
に誤差が生じるようなことを回避するのに有利である。
したがって、不良品率がさらに低下する。
【0040】支持部材7を形成する弾性材料はシリコン
ゴム等のゴム系のものが好適であるが、基板1の反り具
合や剛性の程度によっては、軟弾性材料や硬弾性材料を
適宜に選択して用いることができ、合成樹脂材料を用い
ると種類が多く便利である。
ゴム等のゴム系のものが好適であるが、基板1の反り具
合や剛性の程度によっては、軟弾性材料や硬弾性材料を
適宜に選択して用いることができ、合成樹脂材料を用い
ると種類が多く便利である。
【0041】軟弾性材料とするのに発泡操作や発泡材料
を利用することもできる。もっとも、支持面6を形成す
る支持部材7の厚みを小さくし、これの裏面に貼り合わ
せる補助パッドの材料や厚みによって弾性の強弱を調整
することもできる。軟弾性化するにはスポンジゴム製の
補助パッドを用いるのが対応し易く適当である。
を利用することもできる。もっとも、支持面6を形成す
る支持部材7の厚みを小さくし、これの裏面に貼り合わ
せる補助パッドの材料や厚みによって弾性の強弱を調整
することもできる。軟弾性化するにはスポンジゴム製の
補助パッドを用いるのが対応し易く適当である。
【0042】フィルム4は例えばビニール製のものを用
いるが、基板1の凹凸面3に前記のように密着し、凹凸
面3と型取り材料5との間を仕切り、双方が直接接触し
合わず、また型取り材料5が基板1の凹凸面3の前記の
ような細部に入り込むのを防止できれば、どのような材
料のものでもよく、必要に応じてシート状のものを採用
することもできる。
いるが、基板1の凹凸面3に前記のように密着し、凹凸
面3と型取り材料5との間を仕切り、双方が直接接触し
合わず、また型取り材料5が基板1の凹凸面3の前記の
ような細部に入り込むのを防止できれば、どのような材
料のものでもよく、必要に応じてシート状のものを採用
することもできる。
【0043】型取り材料5は、前記のように凹凸面3に
フィルム4を介して倣うように型取りできるものであれ
ば種々のものを採用することができる。型取りは流動性
材料や可塑性材料を用いて、凹凸面3にフィルム4を介
し倣った状態とし、これを硬化や固化によって安定化さ
せることにより行える。可塑性材料を凹凸面3にフィル
ム4を介し倣った状態にするには、流動性材料として凹
凸面3に密着したフィルム4上に流し込むか、軟化した
状態で、あるいは凹凸面3側の熱によって軟化ないし溶
融させながら凹凸面3にフィルム4を介し押し当ててい
くことによって行える。この押し当て操作ではフィルム
4を押し当て操作の進行とともに凹凸面3に前記のよう
に密着させることができ、特別な密着操作を省略するこ
とができる。もっとも、フィルム4は前記熱に影響され
ないものでなければならないと言う制限を受ける。流動
性材料を流し込む場合でもこれの背面から適度に加圧し
てフィルム4を凹凸面3に密着させることもできる。
フィルム4を介して倣うように型取りできるものであれ
ば種々のものを採用することができる。型取りは流動性
材料や可塑性材料を用いて、凹凸面3にフィルム4を介
し倣った状態とし、これを硬化や固化によって安定化さ
せることにより行える。可塑性材料を凹凸面3にフィル
ム4を介し倣った状態にするには、流動性材料として凹
凸面3に密着したフィルム4上に流し込むか、軟化した
状態で、あるいは凹凸面3側の熱によって軟化ないし溶
融させながら凹凸面3にフィルム4を介し押し当ててい
くことによって行える。この押し当て操作ではフィルム
4を押し当て操作の進行とともに凹凸面3に前記のよう
に密着させることができ、特別な密着操作を省略するこ
とができる。もっとも、フィルム4は前記熱に影響され
ないものでなければならないと言う制限を受ける。流動
性材料を流し込む場合でもこれの背面から適度に加圧し
てフィルム4を凹凸面3に密着させることもできる。
【0044】また、型取りに際し、基板1に反りがある
ようなとき、これを矯正した後に、あるいは矯正した状
態にしながら、型取りを行うと、反りのない基板1を基
に型取りした支持部材7が得られる。
ようなとき、これを矯正した後に、あるいは矯正した状
態にしながら、型取りを行うと、反りのない基板1を基
に型取りした支持部材7が得られる。
【0045】本発明において、基板1の各種部品2が実
装された凹凸面3を支持するのに用いる支持部材7とし
ては、前記凹凸面3との間に所定の遊びSを持って倣っ
た支持面6を有するものであればよく、これだけでも前
記した不良品率の低下を達成することができ、支持部材
を弾性材料とすることにより、さらに不良品率を下げる
ことができる。
装された凹凸面3を支持するのに用いる支持部材7とし
ては、前記凹凸面3との間に所定の遊びSを持って倣っ
た支持面6を有するものであればよく、これだけでも前
記した不良品率の低下を達成することができ、支持部材
を弾性材料とすることにより、さらに不良品率を下げる
ことができる。
【0046】図8に示すように、支持部材7の前記支持
面6と反対の側の面21に位置決め部22が設けられて
いると、支持部材7により基板1を支持する際、支持部
材7を、例えば図8に示す作業装置Aの基板保持台23
等の上の所定位置に位置決めして、基板1を支持できる
ようにするので、基板1の前記特徴ある支持を適正な位
置にて達成することができる。本実施例では前記位置決
め部22は凹部であり、前記の位置決めのために基板保
持台23の上面に、前記位置決め部22と嵌まり合う突
起状の位置決め部24を設けてある。これら位置決め部
22、24のどちらを突起にし、どちらを凹部にするか
は自由である。しかし、支持部材7が弾性体である場合
はこれの位置決め部22の側を凹部にしておくのが、支
持部材側の位置決め部の保形性、耐久性が十分なものと
なるので有利となる。
面6と反対の側の面21に位置決め部22が設けられて
いると、支持部材7により基板1を支持する際、支持部
材7を、例えば図8に示す作業装置Aの基板保持台23
等の上の所定位置に位置決めして、基板1を支持できる
ようにするので、基板1の前記特徴ある支持を適正な位
置にて達成することができる。本実施例では前記位置決
め部22は凹部であり、前記の位置決めのために基板保
持台23の上面に、前記位置決め部22と嵌まり合う突
起状の位置決め部24を設けてある。これら位置決め部
22、24のどちらを突起にし、どちらを凹部にするか
は自由である。しかし、支持部材7が弾性体である場合
はこれの位置決め部22の側を凹部にしておくのが、支
持部材側の位置決め部の保形性、耐久性が十分なものと
なるので有利となる。
【0047】このような支持部材7を製造するのに、前
記基板1に図1に示すように袋状のフィルム4を被せ
て、内部空気を掃除機の吸引口31を利用する等して吸
引すると言った強制密着操作を行うことによって、フィ
ルム4を図2、図3に示すように凹凸面3に密着させる
ようにする。これにより、フィルム4は基板1の各種の
電子部品2が実装された凹凸面3に前記したように良く
密着するとともに、電子部品2の回りのものよりも突出
度の高いもの、および高くなくても、まわりに電子部品
2がないか、あるいはあっても自身よりも高くないもの
の、天面部2bに密着し、これら電子部品2の基板1へ
の基部側に向かって前記密着部からまわりへテーパ状に
拡がって凹凸面3への密着限界にまで近づき、電子部品
2が近接した部分の隙間には余り入り込めないことによ
り、図2、図3、図5に示すような密着状態となる。し
たがって、型取り材料5が基板1の表面や電子部品2に
直接接触するのを防止するとともに、型取り材料5が前
記凹凸面3の支持に不要な部分や不利な細部への入り込
みを防止できる好適な密着状態が簡単かつ迅速に得ら
れ、この凹凸面3に密着したフィルム4の上から型取り
材料5を当てがって型取りすることにより、前記所定の
支持部材7を得ることができる。
記基板1に図1に示すように袋状のフィルム4を被せ
て、内部空気を掃除機の吸引口31を利用する等して吸
引すると言った強制密着操作を行うことによって、フィ
ルム4を図2、図3に示すように凹凸面3に密着させる
ようにする。これにより、フィルム4は基板1の各種の
電子部品2が実装された凹凸面3に前記したように良く
密着するとともに、電子部品2の回りのものよりも突出
度の高いもの、および高くなくても、まわりに電子部品
2がないか、あるいはあっても自身よりも高くないもの
の、天面部2bに密着し、これら電子部品2の基板1へ
の基部側に向かって前記密着部からまわりへテーパ状に
拡がって凹凸面3への密着限界にまで近づき、電子部品
2が近接した部分の隙間には余り入り込めないことによ
り、図2、図3、図5に示すような密着状態となる。し
たがって、型取り材料5が基板1の表面や電子部品2に
直接接触するのを防止するとともに、型取り材料5が前
記凹凸面3の支持に不要な部分や不利な細部への入り込
みを防止できる好適な密着状態が簡単かつ迅速に得ら
れ、この凹凸面3に密着したフィルム4の上から型取り
材料5を当てがって型取りすることにより、前記所定の
支持部材7を得ることができる。
【0048】また、袋状のフィルムに代えて、チューブ
状のフィルム4を被せて、熱収縮による密着操作を行っ
ても、前記袋状のフィルム4を被せて吸引による強制密
着操作を行った場合と同様の作用効果が得られる。この
場合のフィルム4は塩化ビニル等の熱収縮性のものが用
いられるが、他の熱収縮性のものでもよい。熱収縮によ
る強制密着操作を採用すると、熱収縮によりフィルム4
が厚みを増すので、厚みの大きなフィルム4を用いる場
合に有利となる。
状のフィルム4を被せて、熱収縮による密着操作を行っ
ても、前記袋状のフィルム4を被せて吸引による強制密
着操作を行った場合と同様の作用効果が得られる。この
場合のフィルム4は塩化ビニル等の熱収縮性のものが用
いられるが、他の熱収縮性のものでもよい。熱収縮によ
る強制密着操作を採用すると、熱収縮によりフィルム4
が厚みを増すので、厚みの大きなフィルム4を用いる場
合に有利となる。
【0049】さらに、図2に示すような型取り時、基板
1の位置決めと共通した位置決め部材、本実施例では基
板1を所定位置で囲い、型取り材料5を流し込む枠材3
2を利用し、この枠材32に仮想線のように嵌め合わせ
ることにより位置決めした当て板33を、型取り材料5
の上に当てがい、この当て板33の下面に設けた突起や
凹部よりなる位置決め部形成部33aによって、支持面
6の型取りと同時に、支持部材7の支持面6と反対の側
の面21に位置決め部22を型取りして形成すようにす
ることができる。
1の位置決めと共通した位置決め部材、本実施例では基
板1を所定位置で囲い、型取り材料5を流し込む枠材3
2を利用し、この枠材32に仮想線のように嵌め合わせ
ることにより位置決めした当て板33を、型取り材料5
の上に当てがい、この当て板33の下面に設けた突起や
凹部よりなる位置決め部形成部33aによって、支持面
6の型取りと同時に、支持部材7の支持面6と反対の側
の面21に位置決め部22を型取りして形成すようにす
ることができる。
【0050】本実施例での前記支持部材7を用いる作業
装置Aは、図8に示すように基板1を作業位置に保持す
る基板保持台23の他に、この基板保持台23に保持さ
れる基板1に各種の作業を行う作業手段としての部品吸
着ノズル11を持った作業ヘッド41を有し、基板1の
各種部品2が実装された凹凸面3に所定の遊びSを持っ
て倣った支持面6を有する支持部材7を、作業対象とな
る基板1の種類に応じて組み合わせ備え、前記基板保持
台23に、各支持部材7を前記支持面6を上に向けて着
脱できるように保持するようにしてある。
装置Aは、図8に示すように基板1を作業位置に保持す
る基板保持台23の他に、この基板保持台23に保持さ
れる基板1に各種の作業を行う作業手段としての部品吸
着ノズル11を持った作業ヘッド41を有し、基板1の
各種部品2が実装された凹凸面3に所定の遊びSを持っ
て倣った支持面6を有する支持部材7を、作業対象とな
る基板1の種類に応じて組み合わせ備え、前記基板保持
台23に、各支持部材7を前記支持面6を上に向けて着
脱できるように保持するようにしてある。
【0051】これにより、基板1の各種部品2が実装さ
れた凹凸面3に所定の遊びSを持って倣って型取りした
支持面6を有する支持部材7が、作業対象となる基板1
の種類に対応して組み合わせ備えているので、支持部材
7を作業対象となる基板1の種類に応じて選択して用い
ることにより、どのような種類の基板1でも、前記支持
方法で述べたとほぼ同様の、前記遊びSによる基板1支
持上の作用的特徴を発揮することができる。
れた凹凸面3に所定の遊びSを持って倣って型取りした
支持面6を有する支持部材7が、作業対象となる基板1
の種類に対応して組み合わせ備えているので、支持部材
7を作業対象となる基板1の種類に応じて選択して用い
ることにより、どのような種類の基板1でも、前記支持
方法で述べたとほぼ同様の、前記遊びSによる基板1支
持上の作用的特徴を発揮することができる。
【0052】また、この支持部材7は基板1を作業位置
に支持する基板保持台23に、各支持部材7との位置決
め部22、24の嵌まり合いを伴って着脱できるように
保持するので、現に作業対象となる基板1に対応する支
持部材7を保持することにより、同一装置で各種の基板
1を前記特徴ある支持状態として、これに作業ヘッド4
1による必要な各種の作業を高い位置精度で施すことが
できる。
に支持する基板保持台23に、各支持部材7との位置決
め部22、24の嵌まり合いを伴って着脱できるように
保持するので、現に作業対象となる基板1に対応する支
持部材7を保持することにより、同一装置で各種の基板
1を前記特徴ある支持状態として、これに作業ヘッド4
1による必要な各種の作業を高い位置精度で施すことが
できる。
【0053】また、複数の支持部材7をストックしてお
くストッカー部42と、ストッカー部42と作業位置に
ある基板保持台23との間でストッカー部42にストッ
クされている複数の支持部材7を1つずつ持ち運びする
持ち運び手段としてのチャック44aを持ったロボット
アーム44と、作業対象となる基板1の種類情報に基づ
いて、ストッカー部42にストックされた支持部材7の
うちの対応するものを選択し、基板保持台23に保持さ
せるようにロボットアーム44を制御する制御手段とし
てのマイクロコンピュータ45(図9)とをさらに備え
たものとしてある。ロボットアーム44にてストッカー
部42にある複数の支持部材7を選択使用するのに、ス
トッカー部42に各種の支持部材7を予め定まった位置
にストックしておくための位置決め部56を有し、支持
部材7の位置決め部22と嵌まり合うようにしてある。
これによって、ロボットアーム44はどの種類の支持部
材7がどの位置にあるかの位置情報をもとに、支持部材
7をストッカー部42から取り出して使用し、また交換
のために使用済の支持部材7をストッカー部42に戻す
各場合の位置指定が混乱なく行える。
くストッカー部42と、ストッカー部42と作業位置に
ある基板保持台23との間でストッカー部42にストッ
クされている複数の支持部材7を1つずつ持ち運びする
持ち運び手段としてのチャック44aを持ったロボット
アーム44と、作業対象となる基板1の種類情報に基づ
いて、ストッカー部42にストックされた支持部材7の
うちの対応するものを選択し、基板保持台23に保持さ
せるようにロボットアーム44を制御する制御手段とし
てのマイクロコンピュータ45(図9)とをさらに備え
たものとしてある。ロボットアーム44にてストッカー
部42にある複数の支持部材7を選択使用するのに、ス
トッカー部42に各種の支持部材7を予め定まった位置
にストックしておくための位置決め部56を有し、支持
部材7の位置決め部22と嵌まり合うようにしてある。
これによって、ロボットアーム44はどの種類の支持部
材7がどの位置にあるかの位置情報をもとに、支持部材
7をストッカー部42から取り出して使用し、また交換
のために使用済の支持部材7をストッカー部42に戻す
各場合の位置指定が混乱なく行える。
【0054】この場合、作業対象となる基板1の種類情
報に応じて、マイクロコンピュータ45がストッカー部
42にストックしてある複数の支持部材7のうちの対応
するものを選択し、ストッカー部42と作業位置にある
基板保持台23との間でストッカー部42にストックさ
れている複数の支持部材7をロボットアーム44が、前
記選択された支持部材7を作業位置にある基板保持台2
3に保持させるように、前記マイクロコンピュータ45
によって制御することにより、複数の支持部材7を使い
分けて各種の基板1を支持し各種の作業を行うことが、
自動的に誤りなく達成することができる。この場合のマ
イクロコンピュータ45は、作業装置Aの動作を制御す
るものを採用するのが便利である。もっとも、どのよう
な制御手段を採用することもできる。
報に応じて、マイクロコンピュータ45がストッカー部
42にストックしてある複数の支持部材7のうちの対応
するものを選択し、ストッカー部42と作業位置にある
基板保持台23との間でストッカー部42にストックさ
れている複数の支持部材7をロボットアーム44が、前
記選択された支持部材7を作業位置にある基板保持台2
3に保持させるように、前記マイクロコンピュータ45
によって制御することにより、複数の支持部材7を使い
分けて各種の基板1を支持し各種の作業を行うことが、
自動的に誤りなく達成することができる。この場合のマ
イクロコンピュータ45は、作業装置Aの動作を制御す
るものを採用するのが便利である。もっとも、どのよう
な制御手段を採用することもできる。
【0055】さらに、作業対象である基板1を作業位置
に搬入し、作業後は作業位置から搬出する搬送コンベア
51と、搬送コンベア51よって作業位置に搬入される
基板1の種類を、搬送コンベア51上にて、基板1に施
したバーコード53等の情報源から光学的に判別しマイ
クロコンピュータ45に種類情報を入力する入力手段と
してのセンサ52とを備えている。センサ52は搬送コ
ンベア51の充分に手前、あるいはそれ以前の搬送部分
に設けると、センサ52による種類情報に基づいて、支
持部材7を交換するのに時間的な余裕を得やすく、支持
部材7を交換するための遊び時間が短くなる。センサ5
2は他の読取方式のものでもよく、例えば機械的に、あ
るいは電気的に情報を読みとるものでも採用することが
でき、既に知られる種々のものを採用することができ
る。
に搬入し、作業後は作業位置から搬出する搬送コンベア
51と、搬送コンベア51よって作業位置に搬入される
基板1の種類を、搬送コンベア51上にて、基板1に施
したバーコード53等の情報源から光学的に判別しマイ
クロコンピュータ45に種類情報を入力する入力手段と
してのセンサ52とを備えている。センサ52は搬送コ
ンベア51の充分に手前、あるいはそれ以前の搬送部分
に設けると、センサ52による種類情報に基づいて、支
持部材7を交換するのに時間的な余裕を得やすく、支持
部材7を交換するための遊び時間が短くなる。センサ5
2は他の読取方式のものでもよく、例えば機械的に、あ
るいは電気的に情報を読みとるものでも採用することが
でき、既に知られる種々のものを採用することができ
る。
【0056】これにより、作業対象である基板1を搬送
コンベア51によって作業位置に搬入し、作業後は作業
位置から搬出するのに、センサ52が作業位置に搬入さ
れる基板1の種類を自動的に判別し前記マイクロコンピ
ュータ45に種類情報を入力するようにすることによ
り、搬送コンベア51により自動的に連続して供給され
る基板1の種類が途中で頻繁に変わっても、これに自動
的に対応して、適正な支持部材7を選択使用することが
できる。もっとも、特定の品種を多量に生産する場合は
作業者により種類情報を入力するようにしても差し支え
ない。
コンベア51によって作業位置に搬入し、作業後は作業
位置から搬出するのに、センサ52が作業位置に搬入さ
れる基板1の種類を自動的に判別し前記マイクロコンピ
ュータ45に種類情報を入力するようにすることによ
り、搬送コンベア51により自動的に連続して供給され
る基板1の種類が途中で頻繁に変わっても、これに自動
的に対応して、適正な支持部材7を選択使用することが
できる。もっとも、特定の品種を多量に生産する場合は
作業者により種類情報を入力するようにしても差し支え
ない。
【0057】図9に示す制御回路では、マイクロコンピ
ュータ45での代表的な信号の入出力のみを示してあ
り、入力としては、電子部品の実装を開始するスタート
信号、作業装置Aの動作をトラブルや、作業終了等によ
り一時、あるいは次のスタート信号まで停止させる停止
信号、センサ52からの種類情報としての入力信号、お
よびその他の入力がある。また出力としては、作業ヘッ
ド41の互いに直角なXY2方向への動作制御、および
垂直方向への部品吸着ノズル11の上下動を制御する動
作信号、搬送コンベア51の動作信号、基板保持台23
を基板1が作業位置に到達する都度基板支持位置まで持
ち上げて、支持部材7上に基板1をはめ込ませ、また作
業後に基板支持位置から下方へ退避させて作業後の基板
1の搬出と、次の基板1の搬入とを行わせるための、昇
降シリンダ55の動作信号、ロボットアーム44の動作
信号、およびその他の出力信号がある。
ュータ45での代表的な信号の入出力のみを示してあ
り、入力としては、電子部品の実装を開始するスタート
信号、作業装置Aの動作をトラブルや、作業終了等によ
り一時、あるいは次のスタート信号まで停止させる停止
信号、センサ52からの種類情報としての入力信号、お
よびその他の入力がある。また出力としては、作業ヘッ
ド41の互いに直角なXY2方向への動作制御、および
垂直方向への部品吸着ノズル11の上下動を制御する動
作信号、搬送コンベア51の動作信号、基板保持台23
を基板1が作業位置に到達する都度基板支持位置まで持
ち上げて、支持部材7上に基板1をはめ込ませ、また作
業後に基板支持位置から下方へ退避させて作業後の基板
1の搬出と、次の基板1の搬入とを行わせるための、昇
降シリンダ55の動作信号、ロボットアーム44の動作
信号、およびその他の出力信号がある。
【0058】
【発明の効果】本発明の基板の支持方法によれば、上記
構成および作用から、基板の凹凸面をこれに倣って型取
りした容易かつ短時間に得られる安価な支持面に受入れ
て支持するのに、支持部材とこれに支持しようとする基
板との位置決めに少々の誤差があっても、また各種部品
の実装位置が前記型取りした基板と違った誤差があって
も、基板の突部をこれに対応する凹部の大きな開口内に
確実に受入れ、これを逆テーパー状の内周面によって前
記凸部の天面部と相似形で少し大きなだけの底部に滑り
込ませて、適正な位置範囲に落ち着かせるので、作業装
置の位置決め誤差を吸収しながら容易にかつ適正位置に
基板を支持し安定させることができ、不良品率を低減す
ることができる。しかも、前記支持部材を型取りするの
に、型取り材料が基板に実装された電子部品等に直接接
触しないし、基板と電子部品との間の隙間、電子部品の
リードの間やリードと電子部品本体との間等の細部に入
り込むことがないので、型取りするのに用いた基板上の
電子部品等を損傷してしまって不良品化させるようなこ
とが回避されるし、細部への入り込み部が残って前記支
持面による基板の凹凸面の支持に不都合となることも解
消されるので、これらの面でも不良品率がさらに低減す
る。
構成および作用から、基板の凹凸面をこれに倣って型取
りした容易かつ短時間に得られる安価な支持面に受入れ
て支持するのに、支持部材とこれに支持しようとする基
板との位置決めに少々の誤差があっても、また各種部品
の実装位置が前記型取りした基板と違った誤差があって
も、基板の突部をこれに対応する凹部の大きな開口内に
確実に受入れ、これを逆テーパー状の内周面によって前
記凸部の天面部と相似形で少し大きなだけの底部に滑り
込ませて、適正な位置範囲に落ち着かせるので、作業装
置の位置決め誤差を吸収しながら容易にかつ適正位置に
基板を支持し安定させることができ、不良品率を低減す
ることができる。しかも、前記支持部材を型取りするの
に、型取り材料が基板に実装された電子部品等に直接接
触しないし、基板と電子部品との間の隙間、電子部品の
リードの間やリードと電子部品本体との間等の細部に入
り込むことがないので、型取りするのに用いた基板上の
電子部品等を損傷してしまって不良品化させるようなこ
とが回避されるし、細部への入り込み部が残って前記支
持面による基板の凹凸面の支持に不都合となることも解
消されるので、これらの面でも不良品率がさらに低減す
る。
【0059】この場合、型取り材料に支持部材を弾性体
とするものを用いることにより、基板の反り等によりこ
れの一部に作業具が干渉するようなことがあっても、こ
れを支持部材の弾性変形によって吸収し、基板上の部品
や作業具が損傷するようなことを回避することができ、
不良品率の低減に一層有利となる。
とするものを用いることにより、基板の反り等によりこ
れの一部に作業具が干渉するようなことがあっても、こ
れを支持部材の弾性変形によって吸収し、基板上の部品
や作業具が損傷するようなことを回避することができ、
不良品率の低減に一層有利となる。
【0060】本発明の基板の各種部品が実装された凹凸
面を支持するのに用いる支持部材によれば、弾性材料よ
りなり、基板の凹凸面との間に所定の遊びを持って倣っ
た支持面を有しており、前記支持方法で述べたとほぼ同
様の、弾性および遊びによる基板支持上の作用的特徴を
発揮することができる。
面を支持するのに用いる支持部材によれば、弾性材料よ
りなり、基板の凹凸面との間に所定の遊びを持って倣っ
た支持面を有しており、前記支持方法で述べたとほぼ同
様の、弾性および遊びによる基板支持上の作用的特徴を
発揮することができる。
【0061】支持部材の前記支持面と反対の側の面に位
置決め部が設けた構成のものは、支持部材を所定の位置
に位置決めして、基板を支持でき、基板の前記特徴ある
支持を適正な位置にて達成することができる。
置決め部が設けた構成のものは、支持部材を所定の位置
に位置決めして、基板を支持でき、基板の前記特徴ある
支持を適正な位置にて達成することができる。
【0062】本発明の基板の各種部品が実装された凹凸
面を支持するのに用いる支持部材の製造方法によれば、
上記の構成および作用から、フィルムの厚み分およびフ
ィルムが凹凸面に密着し切れない分の遊びを持って、前
記凹凸面に倣わせた支持面を持つ支持部材を得るのに、
単純な作業で適度な密着状態がむらなく得られ、前記特
徴ある支持部材の形成およびこれを用いた支持方法をさ
らに容易かつ安価に、的確に実現することができ、支持
部材を弾性体とすることもできる。
面を支持するのに用いる支持部材の製造方法によれば、
上記の構成および作用から、フィルムの厚み分およびフ
ィルムが凹凸面に密着し切れない分の遊びを持って、前
記凹凸面に倣わせた支持面を持つ支持部材を得るのに、
単純な作業で適度な密着状態がむらなく得られ、前記特
徴ある支持部材の形成およびこれを用いた支持方法をさ
らに容易かつ安価に、的確に実現することができ、支持
部材を弾性体とすることもできる。
【0063】また、フィルムを、支持部材が用いられる
各種作業装置の位置決め精度に応じた厚みのものを用い
ることによって、基板の各種部品が実装された凹凸面と
支持部材の支持面との遊びを、支持部材が用いられる作
業装置の位置決め精度に見合った大きさとして、どのよ
うな作業装置にも適正に対応することができる。
各種作業装置の位置決め精度に応じた厚みのものを用い
ることによって、基板の各種部品が実装された凹凸面と
支持部材の支持面との遊びを、支持部材が用いられる作
業装置の位置決め精度に見合った大きさとして、どのよ
うな作業装置にも適正に対応することができる。
【0064】また、前記型取り時に、基板の位置決めと
共通した位置決め部材により支持面の型取りと同時に、
支持部材の支持面と反対の側の面に位置決め部を型取り
する構成では、支持部材の支持面と、この支持面と反対
側で作業装置側の位置決め部と嵌まり合う位置決め部と
の双方が、基板を基準にした位置決めにより互いの間の
位置に誤差なく型取りされるので、支持部材を作業装置
の適正位置に実装して基板を適正な位置に支持して各種
作業に供し、高い位置精度で作業が達成されるようにす
ることができる。
共通した位置決め部材により支持面の型取りと同時に、
支持部材の支持面と反対の側の面に位置決め部を型取り
する構成では、支持部材の支持面と、この支持面と反対
側で作業装置側の位置決め部と嵌まり合う位置決め部と
の双方が、基板を基準にした位置決めにより互いの間の
位置に誤差なく型取りされるので、支持部材を作業装置
の適正位置に実装して基板を適正な位置に支持して各種
作業に供し、高い位置精度で作業が達成されるようにす
ることができる。
【0065】本発明の基板の各種部品を実装した凹凸面
を支持する支持部材を用いる作業装置の上記構成では、
基板の各種部品が実装された凹凸面に所定の遊びを持っ
て倣って型取りした支持面を有する支持部材が、作業対
象となる基板の種類に対応して組み合わせ備えているの
で、支持部材を作業対象となる基板の種類に応じて選択
して用いることにより、どのような種類の基板でも、前
記支持方法で述べたとほぼ同様の、前記遊びによる基板
支持上の作用的特徴を発揮することができる。
を支持する支持部材を用いる作業装置の上記構成では、
基板の各種部品が実装された凹凸面に所定の遊びを持っ
て倣って型取りした支持面を有する支持部材が、作業対
象となる基板の種類に対応して組み合わせ備えているの
で、支持部材を作業対象となる基板の種類に応じて選択
して用いることにより、どのような種類の基板でも、前
記支持方法で述べたとほぼ同様の、前記遊びによる基板
支持上の作用的特徴を発揮することができる。
【0066】支持部材が弾性材料よりなると、前記支持
方法で述べたとほぼ同様の、弾性による基板支持上の作
用的特徴をも発揮することができる。また、この支持部
材は基板を作業位置に支持する基板保持台に、各支持部
材との位置決め部の嵌まり合いを伴って着脱できるよう
に保持するので、現に作業対象となる基板に対応する支
持部材を保持することにより、同一装置で各種の基板を
前記特徴ある支持状態として、これに作業手段による必
要な各種の作業を高い位置精度で施すことができる。
方法で述べたとほぼ同様の、弾性による基板支持上の作
用的特徴をも発揮することができる。また、この支持部
材は基板を作業位置に支持する基板保持台に、各支持部
材との位置決め部の嵌まり合いを伴って着脱できるよう
に保持するので、現に作業対象となる基板に対応する支
持部材を保持することにより、同一装置で各種の基板を
前記特徴ある支持状態として、これに作業手段による必
要な各種の作業を高い位置精度で施すことができる。
【0067】この場合、作業対象となる基板の種類情報
に応じて、制御手段がストッカー部にストックしてある
複数の支持部材のうちの対応するものを選択し、ストッ
カー部と作業位置にある基板保持台との間でストッカー
部にストックされている複数の支持部材を1つずつ持ち
運びする持ち運び手段が、前記選択された支持部材を作
業位置にある基板保持台に保持させるように、前記制御
手段によって制御することにより、複数の支持部材を使
い分けて各種の基板を支持し各種の作業を行うことが、
自動的に誤りなく達成することができる。
に応じて、制御手段がストッカー部にストックしてある
複数の支持部材のうちの対応するものを選択し、ストッ
カー部と作業位置にある基板保持台との間でストッカー
部にストックされている複数の支持部材を1つずつ持ち
運びする持ち運び手段が、前記選択された支持部材を作
業位置にある基板保持台に保持させるように、前記制御
手段によって制御することにより、複数の支持部材を使
い分けて各種の基板を支持し各種の作業を行うことが、
自動的に誤りなく達成することができる。
【0068】さらに、作業対象である基板を搬送手段に
よって作業位置に搬入し、作業後は作業位置から搬出す
るのに、入力手段が作業位置に搬入される基板の種類を
判別し前記制御手段に種類情報を入力するようにするこ
とにより、搬送手段により自動的に連続して供給される
基板の種類が途中で変わっても、これに自動的に対応し
て、適正な支持部材を選択使用することができる。
よって作業位置に搬入し、作業後は作業位置から搬出す
るのに、入力手段が作業位置に搬入される基板の種類を
判別し前記制御手段に種類情報を入力するようにするこ
とにより、搬送手段により自動的に連続して供給される
基板の種類が途中で変わっても、これに自動的に対応し
て、適正な支持部材を選択使用することができる。
【図1】本発明の一実施例としての基板の支持方法にお
ける基板の凹凸面にフィルムを密着させる強制密着操作
での初期状態を示す説明図である。
ける基板の凹凸面にフィルムを密着させる強制密着操作
での初期状態を示す説明図である。
【図2】図1の強制密着操作後の基板の凹凸面に密着さ
れたフィルムを介し倣った支持面を型取りする型取り工
程を示す位置部の断面図である。
れたフィルムを介し倣った支持面を型取りする型取り工
程を示す位置部の断面図である。
【図3】図2の状態の一部を拡大して見た断面図であ
る。
る。
【図4】図2の型取り工程を経て製造された支持部材
と、これを製造するのに用いた基板とを対応させて示す
斜視図である。
と、これを製造するのに用いた基板とを対応させて示す
斜視図である。
【図5】図3の位置部をさらに拡大して見た断面図であ
る。
る。
【図6】支持部材の図5の型取り工程段階で示す部分で
基板の凹凸面を支持した状態を示す断面図である。
基板の凹凸面を支持した状態を示す断面図である。
【図7】支持部材と凹凸面の電子部品との間にフィルム
が介在した型取りによって遊びが形成される状態を示す
説明図である。
が介在した型取りによって遊びが形成される状態を示す
説明図である。
【図8】図4の支持部材を用いる作業装置の斜視図であ
る。
る。
【図9】図8に示す作業装置の制御回路のブロック図で
ある。
ある。
1 基板 2 電子部品 3 凹凸面 4 フィルム 5 型取り材料 6 支持面 7 支持部材 22、24 位置決め部 23 基板保持台 32 枠材 33 当て板 33a 位置決め部成形部 41 作業ヘッド 42 ストッカー部 44 ロボットアーム 45 マイクロコンピュータ 51 搬送コンベア 52 センサ A 作業装置 S 遊び
Claims (12)
- 【請求項1】 基板の各種部品が実装された凹凸面にフ
ィルムを密着させた上に、型取り材料を当てがって型取
りすることにより、フィルムの厚み分およびフィルムが
凹凸面に密着し切れない分の遊びを持って、前記凹凸面
に倣わせた支持面を持つ支持部材を予め形成し、この支
持部材の上向きとした支持面に基板をこの基板の前記凹
凸面を嵌め合わせた状態で支持し、この支持した基板の
上面を各種作業に供するようにしたことを特徴とする基
板の支持方法。 - 【請求項2】 型取り材料は支持部材を弾性体とするも
のを用いる請求項1に記載の基板の支持方法。 - 【請求項3】 基板の各種部品が実装された凹凸面を支
持するのに用いる支持部材であって、弾性材料よりな
り、前記凹凸面との間に所定の遊びを持って倣った支持
面を有することを特徴とする支持部材。 - 【請求項4】 支持面と反対の側の面に位置決め部が設
けられている請求項3に記載の支持部材。 - 【請求項5】 基板の各種部品が実装された凹凸面を支
持するのに用いる支持部材の製造方法であって、前記基
板に袋状ないしはチューブ状のフィルムを被せて、内部
空気の吸引ないしは熱収縮による強制密着操作を行い、
これらフィルムを前記凹凸面に密着させ、この凹凸面に
密着したフィルムの上から型取り材料を当てがって型取
りすることにより、フィルムの厚み分およびフィルムが
凹凸面に密着し切れない分の遊びを持って、前記凹凸面
に倣わせた支持面を持つ支持部材を形成することを特徴
とする支持部材の製造方法。 - 【請求項6】 型取り材料は支持部材を弾性体とするも
のを用いる請求項5に記載の支持部材の製造方法。 - 【請求項7】 フィルムは、支持部材が用いられる各種
作業装置の位置決め精度に応じた厚みのものを用いる請
求項5、6のいずれかに記載の支持部材の製造方法。 - 【請求項8】 型取り時、基板の位置決めと共通した位
置決め部材により位置決めされる当て板を、型取り材料
の上に当てがい、この当て板の下面に設けた突起や凹部
よりなる位置決め部形成部によって、支持面の型取りと
同時に、支持部材の支持面と反対の側の面に位置決め部
を型取りして形成する請求項5〜6のいずれかに記載の
支持部材の製造方法。 - 【請求項9】 基板を作業位置に保持する基板保持台
と、この基板保持台に保持される基板に各種の作業を行
う作業手段とを有した作業装置であって、 基板の各種部品が実装された凹凸面に所定の遊びを持っ
て倣った支持面を有する支持部材を、作業対象となる基
板の種類に対応して組み合わせ備え、前記基板保持台
に、各支持部材を前記支持面を上に向けて着脱できるよ
うに保持し、各支持部材を位置決めする位置決め部を設
けたことを特徴とした基板の凹凸面を支持する支持部材
を用いる作業装置。 - 【請求項10】 支持部材は弾性材料よりなる請求項9
に記載の基板の凹凸面を支持する支持部材を用いる作業
装置。 - 【請求項11】 複数の支持部材をストックしておくス
トッカー部と、ストッカー部と作業位置にある基板保持
台との間でストッカー部にストックされている複数の支
持部材を1つずつ持ち運びする持ち運び手段と、作業対
象となる基板の種類情報に基づいて、ストッカー部にス
トックされた支持部材のうちの対応するものを選択し、
基板保持台に保持させるように持ち運び手段を制御する
制御手段とを備えた請求項9、10のいずれかに記載の
基板の凹凸面を支持する支持部材を用いる作業装置。 - 【請求項12】 作業対象である基板を作業位置に搬入
し、作業後は作業位置から搬出する搬送手段と、搬送手
段によって作業位置に搬入される基板の種類を判別し制
御手段に種類情報を入力する入力手段とを備えた請求項
9〜11のいずれかに記載の基板の凹凸面を支持する支
持部材を用いる作業装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6080698A JPH07288394A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 基板の支持方法とこれに用いる支持部材、この支持部材の製造方法およびこの支持部材を用いる作業装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6080698A JPH07288394A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 基板の支持方法とこれに用いる支持部材、この支持部材の製造方法およびこの支持部材を用いる作業装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07288394A true JPH07288394A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13725555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6080698A Pending JPH07288394A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 基板の支持方法とこれに用いる支持部材、この支持部材の製造方法およびこの支持部材を用いる作業装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07288394A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19907295C1 (de) * | 1999-02-22 | 2001-02-08 | Univ Dresden Tech | Verfahren zur Montage elektronischer und/oder optischer Bauelemente und Baugruppen auf der Rückseite einseitig bestückter flexibler Leiterplatten |
JP2012138605A (ja) * | 2012-03-12 | 2012-07-19 | Sony Corp | 実装基板の製造方法及び基板支持治具の製造方法 |
JP2017143155A (ja) * | 2016-02-09 | 2017-08-17 | 株式会社ナノマテックス | 受け治具及び受け治具の製造方法 |
-
1994
- 1994-04-19 JP JP6080698A patent/JPH07288394A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19907295C1 (de) * | 1999-02-22 | 2001-02-08 | Univ Dresden Tech | Verfahren zur Montage elektronischer und/oder optischer Bauelemente und Baugruppen auf der Rückseite einseitig bestückter flexibler Leiterplatten |
JP2012138605A (ja) * | 2012-03-12 | 2012-07-19 | Sony Corp | 実装基板の製造方法及び基板支持治具の製造方法 |
JP2017143155A (ja) * | 2016-02-09 | 2017-08-17 | 株式会社ナノマテックス | 受け治具及び受け治具の製造方法 |
WO2017138266A1 (ja) * | 2016-02-09 | 2017-08-17 | 株式会社ナノマテックス | 受け治具、受け治具の製造方法及び樹脂 |
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