JPH07288270A - プロービング方法およびプローブ装置 - Google Patents

プロービング方法およびプローブ装置

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JPH07288270A
JPH07288270A JP10333194A JP10333194A JPH07288270A JP H07288270 A JPH07288270 A JP H07288270A JP 10333194 A JP10333194 A JP 10333194A JP 10333194 A JP10333194 A JP 10333194A JP H07288270 A JPH07288270 A JP H07288270A
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probe needle
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 素子の形式変更に限らず、プローブカードの
交換時においても、プローブカード側のプローブ針と素
子の電極パッドとの位置合わせが自動的に行えるプロー
ビング方法を提供すること。 【構成】 素子の特定パッドおよびこれに対応するプロ
ーブ針を用いて針跡の形成状態をサンプリングし、両者
の位置合せを判定するトレーニング工程を経て連続的な
プロービングを行なうようにする。これにより、連続的
に検査する際に一々位置合せを行なう必要がなく自動的
な検査工程を実行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロービング方法およ
びプローブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えば、半導体ウエハ等
の製造処理工程においては、製造された半導体ウエハの
電気的特性をウエハ上にて検査するためのプローブ検査
工程が実施される。
【0003】そして、このプローブ検査工程に用いられ
る装置は、一例として、半導体ウエハ上の多数素子の電
極パッドにプローブ針を接触させ、このプローブ針をテ
スタに接続することにより上記特性を測定する構造を備
えたものがある。
【0004】このため、半導体ウエハは、真空チャック
等の載置台に保持されたままであり、この載置台が、
X、Y方向およびZ軸の周方向であるθ方向に位置調整
されることで、電極パッドとプローブ針との位置合せ、
所謂、セットアップが行なわれるようになっている。
【0005】また、実際に測定が行なわれる場合には、
載置台を上昇させて接触させるとともに、その後に行な
われるさらなる上昇によって素子表面の酸化膜を除去す
るオーバードライブによって、電極パッドとプローブ針
との接触を確実なものとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した半
導体ウエハにおける素子の電極パッドとプローブ針との
位置合せは、測定対象である素子の型式が変更された場
合あるいはこの型式の変更に伴うプローブ針の変更等が
行なわれた際に実行される。
【0007】しかし、このような位置合せは精度誤差が
きわめて小さくなければならない。従来では、位置調整
がオペレータの手動操作に負うところが多かった。つま
り、オペレータが素子側の電極パッドに対するプローブ
針の接触状態を顕微鏡等を用いて観察しながら位置合せ
を行なっている。従って、このような作業には、当然の
ことであるが、かなりの熟練が必要となる。
【0008】このように、位置合せに熟練が必要となる
理由としては、プローブ針を装備したプローブカードに
回転方向の傾き、所謂、θ補正を必要とする位置の狂い
があること、プローブカードの中心位置に対してアライ
メントされた素子の電極パッドの中心位置がずれている
こと、さらには、素子が多ピン化および大ピッチ化して
きていることにより、一度に全部の電極パッドを位置合
せすることが難しい等があるといわれている。
【0009】そこで、このような位置合せを自動化する
ことが要望されている。
【0010】しかし、このような自動化処理を実行する
あたっては、次のような点が要望されている。
【0011】すなわち、プローブ針は、経時的変化によ
る接触不良が起ることがある。具体的には、針先の摩耗
あるいは変形、さらには折損等によって電極パッドに対
する対向距離が変化し、これが適正な接触状態を維持で
きなくなる原因となっていた。
【0012】このため、プローブ針を装備しているプロ
ーブカードは、素子の型式変更の場合だけでなく、同型
式の素子を対象とした場合においても、電極パットとプ
ローブ針との位置関係を維持されることが必要である。
当然のことではあるが、プローブ針の摩耗等による寿命
を考慮して、所定サイクル毎にプローブ針の交換が行な
われることが好ましい。
【0013】そこで、このようなプローブカードの交換
時を含めてすべての場合での位置合わせを自動的に行え
ることが自動化本来の意味からいって好ましいとされて
いる。
【0014】本発明の目的は、このような要望に鑑み、
素子の形式変更に限らず、プローブカードの交換時にお
いても、プローブカード側のプローブ針と素子の電極パ
ッドとの位置合わせが自動的に行えるプロービング方法
およびこれを用いたプローブ装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、半導体ウエハ等の素子の電
気的特性を連続して検査するプロービング方法におい
て、特定プローブ針の実際に測定された第1の位置情報
を登録する第1の登録工程と、前記第1の位置情報と、
予め設定された素子のパッド側の位置情報とに基づい
て、互いに両者を仮想的に接触させて上記パッドにおい
て仮想的に形成される針跡を検出する第1の検出工程
と、前記針跡の位置ずれ情報を検出する第2の検出工程
と、前記位置ずれ情報に基づいて、パッドとプローブ針
とを接触させる位置条件を補正する第1の補正工程と、
を含むことを特徴としている。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の各
工程と並行してまたはそれらの工程に続いて、上記特定
プローブ針以外の任意のプローブ針について実際に測定
された第2の位置情報を登録する第2の登録工程と、上
記第2の位置情報と予め設定された素子のパッド側の位
置情報に基づいてプローブ針をパッドに仮想的に接触さ
せて上記パッドにおいて仮想的に形成される針跡を検出
する第3の検出工程と、針跡の画像認識により、上記任
意のプローブ針と対応パッドとの位置ずれ情報を検出す
る第4の検出工程と、上記位置ずれ情報に基づいて、プ
ローブ針とパッドとを接触させるための位置条件を補正
する第2の補正工程と、を含むことを特徴としている。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1または2
において、第1または第2の補正工程の後に、素子のパ
ッドとプローブ針とを接触させて実際の針跡を形成する
工程と、素子のパッドに形成された実際のプローブ針と
の針跡を検出する第5の検出工程と、実際の針跡の位置
ずれ情報を検出する第6の検出工程と、上記位置ずれ情
報に基づいて、パッドとプローブ針とを接触させる位置
条件を補正する第3の補正工程と、を含むことを特徴と
している。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1または2
において、上記第1または第2の補正工程は、画像認識
によりパッドの輪郭を基にしてパッドの仮想中心を算出
する工程を含み、この仮想中心および上記針跡の位置情
報から上記位置ずれ情報を検出する工程を含むことを特
徴としている。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1または2
において、上記第1または第2の登録工程は、オートフ
ォーカスによって上記プローブ針の先端に焦点を合せる
ことにより位置情報を求めることを特徴としている。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項5におい
て、オートフォーカス不良によりプローブ針の位置情報
を得られない時には、プローブ針を装備しているプロー
ブカードの自動交換を行なう工程が実行されることを特
徴としている。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれか一つにおいて、上記第1、第3または第5の検出
工程において、針跡が所定範囲外の場合にプローブ針を
装備しているプローブカードの自動交換が実行される工
程を含むことを特徴としている。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項1または2
において、第1乃至第3の補正工程は、プローブ針を装
備しているプローブカードを固定して、素子側を回転さ
せてパッドの位置をθ補正することを特徴としている。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項8におい
て、上記第1乃至第3の補正工程は、上記各針跡の位置
ずれ量の二乗和が最小となるようにプローブ針に対する
パッドの位置を補正することを特徴としている。
【0024】請求項10記載の発明は、半導体ウエハ等
の素子の電気的特性を連続して検査するプロービング装
置において、特定プローブ針の実際に測定された第1の
位置情報を登録する第1の登録手段と、前記第1の位置
情報と、予め設定された素子のパッド側の位置情報とに
基づいて、互いに両者を仮想的に接触させて上記パッド
において仮想的に形成される針跡を検出する第1の検出
手段と、前記針跡の位置ずれ情報を検出する第2の検出
手段と、前記位置ずれ情報に基づいて、パッドを有する
素子を載置している載置台側をX、Yおよびθ方向で変
位させることによりパッドとプローブ針とを接触させる
位置条件を補正する第1の補正手段と、を含むことを特
徴としている、
【作用】請求項1および2記載の発明によれば、仮想的
なパッドとプローブ針との接触状態により位置ずれ情報
を得ることができるので、実際のパッドとプローブ針と
の接触状態を予め、仮想的にモニタリングするだけでな
く、その接触状態で得られた結果を基に、最適な接触状
態に補正することができる。このため、実際にパッドと
プローブ針との接触状態が、所謂、不良状態になってし
まうのを未然に防止することができる。
【0025】請求項3記載の発明によれば、仮想的に判
断したパッドとプローブ針との接触状態の補正結果に基
づいて、実際の接触状態を設定し、この接触による結果
に基づいて適正な接触状態に補正することができる。
【0026】請求項4記載の発明によれば、パッドの仮
想中心を自動的に算出することができ、この仮想中心を
もとにして針跡の形成状態を判別することができる。
【0027】請求項5乃至7記載の発明によれば、パッ
ドに接触するプローブ針を装備しているプローブカード
側での接触条件に応じて、常に、接触条件を最適化する
ために自動的にプローブカードの交換が行なえるので、
素子の電気的特性を常に最適な条件下において実施する
ことができる。
【0028】請求項8記載の発明によれば、プローブカ
ードが固定してあっても、このプローブカードの各プロ
ーブ針に対するパッドの接触位置を最適化することがで
きる。
【0029】請求項9記載の発明によれば、針跡の位置
をパッドの略中心位置に変位させることができ、各プロ
ーブ針に対するパッドの接触位置を最適化することがで
きる。
【0030】請求項10記載の発明によれば、仮想的な
パッドとプローブ針との接触状態により位置ずれ情報を
得ることができるので、実際のパッドとプローブ針との
接触状態を予め、仮想的にモニタリングするだけでな
く、その接触状態で得られた結果を基に、最適な接触状
態に補正することができる。このため、実際にパッドと
プローブ針との接触状態が、所謂、不良状態になってし
まうのを未然に防止することができる装置を得ることが
できる。
【0031】
【実施例】以下、図に示す実施例を参考に本発明の詳細
を説明する。
【0032】図1は、本発明によるプロービング方法が
適用されるプローブ装置の概要を示している。
【0033】本実施例では、連続的な検査において実行
されるセットアップを行なう前に予め仮想的な接触を行
なうことによる結果を基にして位置ずれ条件を補正する
ことができることを特徴としている。
【0034】まず、プローブ装置10について説明する
と、プローブ装置10は、周知のように素子の電気的特
性を検査するために設けられているものであって、この
検査に供される半導体ウエハWを載置する載置台12、
半導体ウエハ内の素子の電極パッドに接触可能なプロー
ブ針14Aを有するプローブカード14を備えている。
【0035】載置台12は、載置台上の直交座標軸を
X、Yとし、上下方向をZ軸にそして、このZ軸の周方
向をθ方向とした場合に、X、Y、Zおよびθ方向に移
動自在に構成されている。
【0036】また、上記載置台12は、載置された半導
体ウエハWを真空吸着するための機構が設けられてお
り、半導体ウエハWを吸着保持しながら上記した方向へ
の移動が行なえるようになっている。
【0037】一方、プローブカード14は、素子が有す
る電極パッドの数に対応した数のプローブ針14Aを備
え、リングインサート16によって支持されている。
【0038】さらにプローブカード14の上方で、素子
およびプローブ針14Aを望むことのできる位置には、
例えばCCD等のカメラからなる認識手段18(以下、
便宜上、第1のカメラ18という)が配置されている。
【0039】この第1のカメラ18は、素子の電極パッ
ドの位置を撮影するとともに、プローブ針と電極パッド
との接触状態を確認するために用いられるばかりでな
く、プローブ針の押圧接触により形成されるプローブ針
の針跡の位置および大きさを画像信号として後述する判
定制御処理部26に出力するようになっている。
【0040】また、上記第1のカメラ18とは別に、半
導体ウエハの電極パッドとプローブ針との接触状態を確
認するためのカメラ20が上記接触位置の側方近傍に配
置されている。
【0041】上述したプローブカード14は、図1中、
実線で示す素子の電気的特性を検査するための位置と、
二点鎖線で示すプローブ針14Aの位置を検出される読
み取り位置とに移動可能とされている。
【0042】そして読み取り位置には、プローブ針14
Aの針先の位置を検出するためのカメラ等の認識手段2
2(以下、便宜上、第2のカメラ22という)がプロー
ブカード14の下方に対面するように配置されており、
この第2のカメラ22は、入射部をプローブカード14
の針先に対向させている。
【0043】この第2のカメラ22は、プローブカード
14に装備されているプローブ針14Aの位置情報(以
下、第1の位置情報という)を得るために設置されてい
るものである。このため、図1において二点鎖線で示し
た読み取り位置に移動したプローブカード14は、モニ
タ24上でのマス目を基準にして特定の針、例えば、図
2において、符号P1〜P4で示すように、素子自体の
4隅近傍に位置するパッドに対応する位置のプローブ針
14Aが特定針として選択され、X、Y方向での座標位
置を読み込むようになっている。そして、この読み取っ
た情報は、後述する判定制御処理部26に向け出力され
て、適正な対向関係を設定される。
【0044】一方、判定制御処理部26は、一例とし
て、演算処理部をなすマイクロコンピュータを主要部と
して備えている。そして、判定制御処理部26の入力側
には、プロービング処理を実行するための基礎プログラ
ムや演算処理に必要な基礎データを格納しているROM
26Aと、各種演算結果を格納しておくRAM26Bと
が接続されている。また、判定制御処理部26の入力側
には、図示しないインターフェースを介して、第1、第
2のカメラ18、22、操作パネルに位置する設定部2
8および載置台12の駆動部に位置するポテンションメ
ータ30がそれぞれ接続されている。
【0045】また、判定制御処理部26の出力側には、
モニタ24、載置台12の駆動部32およびプローブカ
ード交換駆動部34がそれぞれ接続されている。
【0046】上記操作パネルに有する設定部28は、プ
ロービングが実施される素子の型式を手動操作により選
択する際に必要なデータをインプットするためのもので
あり、図示しないインターフェースの入力側に接続され
ている。この設定部28において選択される素子のパッ
ド位置に関する情報は、予めROM26Aに登録された
もののなかから選択されるようになっている。また、こ
のような素子のパッドに関する位置情報は、例えば、製
造工程全般を管理している中央管理制御部(図示され
ず)によって選択される場合もある。
【0047】また、判定制御処理部26の出力側に接続
されている載置台12の駆動部32は、X、Y、Zおよ
びθ方向への移動を司どるものであり、判定制御処理部
26からの駆動信号に応じた量および方向を設定される
ようになっている。
【0048】上記判定制御処理部26では、載置台12
上に置かれている半導体ウエハWの各素子における電極
パッドの位置とプローブカード14側のプローブ針14
Aとの位置を対応させるための処理が行われる。
【0049】そして、位置合せのための手順として、予
め選択された特定パッドに対してプローブ針14Aを位
置決めするためのトレーニング工程、そして、特定パッ
ド以外のパッドに対するプローブ針14Aのセットアッ
プ工程、さらに、これら各工程によってパッドとプロー
ブ針14Aとの全ての対応関係が、連続して実行される
検査工程での素子のパッドに対して適性な位置合せが実
行できるようにするためのセットアップチェック工程が
それぞれ実行される。
【0050】次に本発明によるプロービング方法で実行
されるセットアップ動作について説明する。
【0051】すなわち、本実施例によるプロービング方
法においては、半導体ウエハ上の各素子の全パッドに対
して全てのプローブ針14Aをセットアップする前に、
予め特定した素子の電極パッドとプローブ針との位置関
係の初期設定を実行するトレーニング工程が設定されて
いる。
【0052】このようなトレーニング工程は、例えば、
図2において符号P1〜P4で示す箇所に位置する特定
パッドに対応するプローブ針14Aの位置を検索し、両
者の位置関係を整合させるために実行される。
【0053】すなわち、トレーニング工程は、プローブ
針14Aの特定針の位置検索とこの位置検索されたプロ
ーブ針14Aと素子の特定パッドとの実際的な位置関係
の判定およびこの判定による位置補正をそれぞれ行うよ
うになっている。
【0054】以下、図3以降の図面により、トレーニン
グ工程の詳細を説明する。
【0055】このトレーニング処理は、例えば、素子の
型式変更あるいはプローブカードの交換直後において実
行される処理である。
【0056】そして、この処理では、ステップ101に
おいて、素子の型式に応じた特定パッドの座標位置情報
が入力されたかどうかが判別される。この際に入力され
る座標位置情報は、素子を設計する段階で設定されてい
るパッドの座標位置情報が用いられる。
【0057】この判別において、特定パッドの座標位置
情報が入力されていない場合には、手動による座標位置
情報の登録が行なわれる(ステップ102)。この手動
登録とは、図6に示すように、素子Wの仮想中心aを基
にして、特定パッドのうちの特定したパッドまでのX、
Y方向での距離を求めるために行われる。つまり、素子
表面に有する保護膜の縁、所謂、パッシベーションエッ
ジにかかるまでの境界位置間でX、Y方向の距離を計測
し、この距離から仮想中心aを求め、この仮想中心から
基準となる特定パッドの位置に至るまでのX、Y方向で
の座標位置を割出す。また、これとは別に、例えば、素
子側でのパッドのうち、基準とするパッド、本実施例で
は、図6において符号P1で示すパッドに関する座標位
置が判明していれば、このパッドP1を基準として、
X、Y方向にそれぞれカメラを水平方向および垂直方向
に操作することで残りのパットについての座標位置が割
出され、それぞれのパッドの位置情報が登録される。
【0058】一方、トレーニング工程時には、プローブ
カード14が、図1において二点鎖線で示す読み取り位
置に位置決めされる。
【0059】読み取り位置に配置されたプローブカード
14は、素子側の特定パッドとの位置関係を整合させる
際の準備として、第1のカメラ22のZ方向での位置決
めが行なわれる(ステップ103)。この位置決めは、
素子側の特定パッドのうち、基準となるパッド(図2
中、符号P1で示すパッド)に対応する位置のプローブ
針14Aの針先に焦点を合せることで行なわれる(ステ
ップ104)。
【0060】このような焦点合せは、周知構造のオート
フォーカス機構を用いて行なわれ、オートフォーカス処
理が終了したかどうか、換言すれば、焦点が合わされた
かどうかが判別される(ステップ105)。
【0061】オートフォーカス処理が行えない場合に
は、オペレータによる手動操作によって、基準パッドに
対応するプローブ針14Aの針先に対するカメラの焦点
合せが行なわれる(ステップ106)。なお、オートフ
ォーカスが終了したと判別された場合においても、オペ
レータによる視認されることが好ましい。これにより、
焦点が上記プローブ針14Aの針先ではなく、他の箇所
に対して焦点が合うという誤操作をなくすことができ
る。また、手動操作による焦点合せが行なえない場合に
は、プローブ針側の異常と判断してエラー表示を行なう
(ステップ106B)。なお、この場合に、プローブカ
ードを自動交換するようにしてもよい。
【0062】そして、焦点合せが終了した場合には、特
定プローブ針のX、Y方向での座標位置が判定制御処理
部26のRAM26Bにより記憶される登録工程が実施
される(ステップ107)。これによって、素子側の基
準となる特定パッドに対するプローブ針側での基準針に
ついての三次元の位置情報が得られることになる。
【0063】このようにして基準となる特定プローブ針
14Aの座標位置が登録されると、基準となるパッド以
外の素子の特定パッドに対応するプローブカード14側
の特定プローブ針14Aの残り全てについて座標位置情
報の登録が行われたかどうかが判別され、登録作業を完
了する(ステップ108)。
【0064】この登録作業が終了すると、各位置情報を
基にして登録されたプローブ針14Aのなかから基準と
なるプローブ針14Aを選択し、このプローブ針14A
を用いて素子の特定パッドに対する仮想的な針跡形成、
所謂、仮想的なピンインスペクションが実施される(ス
テップ109)。
【0065】仮想的なピンインスペクションによって形
成された針跡は、プローブ針14Aとパッドとの接触状
態の適否を判定するためのサンプリングもしくはモニタ
リングに用いられるものである。そして、ステップ10
9において仮想的に実施される針跡を用いた判定は、例
えば、パッドの面積に対する仮想的な針跡が完全にパッ
ド内に入っているかあるいはパッドの保護膜としてパッ
ド周縁にはみ出しているパッシベーションエッジに針跡
がかかっているかどうか、あるいは、図7に示すよう
に、針跡のずれ量が所定範囲内に位置しているかどうか
を判定条件として、ずれ量が所定範囲内であるかどうか
が判別される。(ステップ110)。
【0066】上記した仮想的なピンインスペクションお
よびこれから得られる針跡に関する判定は、素子側の特
定パッドの全てについて実行される。
【0067】そして、ステップ110の判別結果とし
て、特定のプローブ針14Aが特定パッドに対していず
れも所定範囲内で形成されていないことが判定された場
合には、オペレータに対してパッドに対するプローブ針
の接触状態が異常であることを警告する(ステップ11
1)。オペレータは、この警告にしたがって、例えばプ
ローブカードの交換等の対策を実行する。
【0068】そして、改めて、交換されたプローブカー
ド14を用いて上記各ステップでの処理が再開される。
【0069】一方、ステップ110において、特定パッ
ドP1〜P4に対する特定プローブ針の仮想的な接触に
よる針跡の位置が許容範囲内であると判定された場合に
は、特定のプローブ針以外の他のプローブ針14A、つ
まり上記した特定プローブ針P1〜P4以外のプローブ
針の座標位置の登録の指定があるかどうかを判別し(ス
テップ112)、指定されている場合には登録工程を実
施し(ステップ113)、この登録工程が指定されたプ
ローブ針全てについて実施されたかどうかを判別する
(ステップ114)。
【0070】この工程においては、先に実行した特定プ
ローブ針14Aの位置合せから一歩踏出して特定プロー
ブ針全体を対象として、実際のプロービング時に近づけ
たモニタリングが実行される。
【0071】全てのプローブ針の座標位置に関するデー
タが入力されている場合には、そのプローブ針14Aに
よる仮想的な針跡形成が実行され(ステップ115)、
仮想針跡の形成状態が全数サンプリングされてその針跡
が所定範囲内に形成されているかどうか、つまり、ステ
ップ110の場合と同様な判別処理が実行される(ステ
ップ116)。
【0072】ステップ116において、仮想的な針跡の
ずれ量が所定量以上の場合には、オペレータ呼出のため
のアラーム処理を実行する(ステップ117)。この場
合には、単にオペレータコールするのでなく、自動的に
プローブカードの交換処理を実行することも可能であ
り、これら処理は、プログラムの作成に依存する。
【0073】また、上記判定処理(ステップ116)に
おいて、仮想的な針跡のずれ量が所定量以内である場合
には、そのずれ量のうちの最大値、つまり、最もずれ量
が大きい最悪値を抽出する(ステップ118)。この場
合の抽出は、例えば、各プローブ針とこれに対応するパ
ッドのそれぞれのずれ量として、X、Y、θの各値を求
め、その中における最大値を抽出することにより実行さ
れる。
【0074】次いで、上記ステップ118において得ら
れたプローブ針の座標位置を基準にしてθ補正を含む位
置条件の補正を行なう第1補正工程が実施される(ステ
ップ119)。
【0075】このθ補正は、例えば、不動状態に設置さ
れているプローブカードの向きに素子の向きを合せるこ
とが行なわれる。このため、載置台12が、図8に示す
ように、単にθ方向に回転変位させるだけでなく、ずれ
角に対して演算しながらX、Y方向の同時駆動を行なう
ことで、ずれ角の補正が段階的に行なわれる。
【0076】このように載置台12の段階的な送り動作
を行なうことによりプローブカードの向きに素子の向き
が徐々に整合していくとともに、X、Y座標も修正され
て、プローブ針が移動する方向がX、Y方向に正確に移
動することができるようにされる。
【0077】このような処理によって、素子側の各パッ
ドとプローブ針14Aとの間で一応の位置合せが行なわ
れたことになるので、素子側のパッドの一つ、この場合
には、上記した特定パッドに対応する特定プローブ針を
指定する(ステップ120)。
【0078】これにより、全てのパッドとプローブ針と
が対応する状態が設定され(ステップ121)、通常の
プロービング動作と同様に載置台12をZ方向に移動さ
せてオーバードライブにより、実際の針跡形成が行なわ
れる(ステップ122)。
【0079】そして、パッドに対するプローブ針14A
の実際の針跡形成状態についてその針跡が所定範囲内に
位置しているかどうか判別される(ステップ123)。
【0080】プローブ針14Aがパッドに対して適正な
範囲内でないときには、この結果が1回目の針跡形成後
のものであるかどうかが判別される(ステップ12
4)。実際の針跡の形成に関する判別が1回目であれ
ば、プローブ針14Aがパッドに対する実際の接触する
ための位置条件が補正される(ステップ125)。この
場合の補正は、プローブ針14Aの向き(X、Y、θ)
の少なくとも一つが自動的に補正される(ステップ12
5)。
【0081】プローブ針14Aの位置補正に際しては、
例えば、図9に示すように、画像認識によりパッドの仮
想中心を算出し、この値が最小となる位置、つまり、略
パッド中心に対して最も位置ずれが小さくなるように針
跡の位置を補正する。換言すれば、実際の針跡位置が上
記パッドの中心位置に変位するように、不動状態にある
プローブ針に対してパッド側の位置が補正される。この
ような仮想中心を求める方法としては、例えば、最小2
乗法等の算出方法が用いられる。
【0082】なお、上記判定処理において、所定範囲内
にプローブ針14Aが位置していないことが1回目以外
である場合には、アラーム処理を実行する(ステップ1
26)。
【0083】また、ステップ123で実行される判別結
果において、パッドに対するプローブ針14Aの針跡が
所定範囲内にある場合には、実際にプローブ針をパッド
に接触させる通常のプロービング工程に移行する(ステ
ップ127)。
【0084】このようにして、基準パッドを含む特定パ
ッド(あるいは必要があればそれ以外のパッドも含む)
と、これらに対応するプローブ針との位置ずれを求めて
素子側のX、Y、θの各条件を補正する。
【0085】その後に、プローブ針とパッドとの実際の
接触を実行することにより針跡形成を行ない、この針跡
形成から実際の位置ずれ量を求めて、上述した素子側で
のX、Y、θ補正を再度実行する。
【0086】一方、上記トレーニング工程を終了した後
に実行される素子のプロービング検査時には、図10以
降に示すオートセットアップ処理が実行される。このオ
ートセットアップ処理は、先にモニタリングしたプロー
ブ針とパッドとの位置調整を用いて実際のプロービング
を行なうことを前提としたモニタリングであり、実際の
プロービングで行なわれると同じように、全パッドに対
応するプローブ針の接触状態を検査する処理である。
【0087】そして、オートセットアップ処理は、一例
として、電源を投入した時点あるいはプローブカードの
交換が行なわれた時点で実行される。
【0088】すなわち、オートセットアップ処理は、ま
ず、素子の型式入力が行なわれる(ステップ130)。
【0089】次に、この入力された素子の型式に対応す
るトレーニングデータを読み込むか否かが判定される
(ステップ131)。例えば、対応するデータが存在す
るが、再度、トレーニングをやり直したいような場合に
は、再度、前述したトレーニング工程に移行する(ステ
ップ132)。
【0090】一方、対応するデータをそのまま使用する
場合には、そのデータを読み込んだ後に、特定プローブ
針、本実施例では、図2中、符号P1で示すパッドに対
応する特定プローブ針のオートフォーカスが実行される
(ステップ133)。
【0091】オートフォーカスが行なえたか否かを判別
し(ステップ134)、フォーカシングが不能な場合に
は、マニュアル操作による焦点合せが実行される(ステ
ップ135)。マニュアル操作による焦点合せが行なえ
たか否かを判別し(ステップ136)、マニュアル操作
においてもフォーカシングができなかった場合には、プ
ローブ針が異常であるとしてプローブカードの自動交換
処理が実行される(ステップ137)。
【0092】このようなプローブカードの自動交換が行
なわれる場合、判定制御処理部26は、プローブカード
交換駆動部34に対して動作指令を出力し、新たなプロ
ーブカードを読み取り位置においてセットする。この場
合、プローブカード交換駆動部34は、図示されないハ
ンドラを用いてリングインサート16にセットされてい
るプローブカードを取り出し、格納部から新たなプロー
ブカードをリングインサート16に装着する。
【0093】また、プローブ針のオートフォーカスが行
なえた場合には、トレーニング工程の場合と同様に特定
プローブ針の位置情報が特定プローブ針のX、Y方向で
の座標位置が登録され、登録工程が実施される(ステッ
プ138)。これによって、素子側の基準となる特定パ
ッドに対するプローブ針側での三次元の位置情報が得ら
れることになる。
【0094】上記ステップ138において座標位置情報
の登録処理が終了したか否かが判別され(ステップ13
9)、終了していない場合には、プローブ針が異常であ
るとして、プローブカードの自動交換が実行される(ス
テップ140)。
【0095】この登録作業が終了すると、プローブ針1
4Aと素子の特定パッドとを仮想的に接触させて仮想的
な針跡を形成する(ステップ141)。
【0096】そして、上記ステップにおいて針跡が所定
範囲内にあるか否か、あるいは、位置ずれ量が適性範囲
内にあるか等の基準を満足しているか否かが判別される
(ステップ142)。
【0097】また、ステップ139において、登録工程
が不能である場合には、プローブ針が異常であるとし
て、プローブカードの自動交換が実行される(ステップ
140)。
【0098】そして、図11に示すように、ステップ3
8において登録された特定プローブ針14A以外の残り
のものについての位置情報が登録されたか否かが判別さ
れ(ステップ143)、登録が完了すると、登録された
全てのパッドとプローブ針とを仮想的に接触させて仮想
的な針跡を形成する(ステップ144)。
【0099】仮想的に得られた針跡は、その位置ずれ量
が適性範囲内にあるか否か、所定範囲内に形成されてい
るか否かを基準として判別される(ステップ145)。
【0100】そして、仮想的に形成された針跡のうち、
位置ずれが最も大きいものを自動的に抽出したうえで
(ステップ146)、パッドに対してプローブ針を自動
的に接触させる(ステップ147)。この場合の接触
は、通常実施される接触とおなじように、オーバードラ
イブさせて針跡が形成される(ステップ148)。
【0101】そして実際の針跡が所定位置に形成されて
いるか否か、あるいは位置ずれ量が所定範囲内にあるか
否かが判別され(ステップ149)、この結果を基に、
この針跡形成が1回目であるか否かが判断される(ステ
ップ150)。これ以降の処理については、トレーニン
グ工程において、ステップ123乃至125で示した処
理が実行される。
【0102】上記した実施例では、プローブ針の状態が
異常である場合を自動的に判断し、そしてこの結果に応
じて自動的にプローブカードを交換することができるよ
うになっているので、プロービング処理を自動化するこ
とができる。
【0103】また、本実施例によるプローブ装置では、
θアライメントの補正を、プローブカード側を固定とし
て、素子側において実施するので、アライメント補正に
対する手順を簡略化することができる。つまり、カード
プローブ側の移動量調整と素子側の移動量調整をともに
行なう場合に比べて、構造および操作が容易になる。
【0104】
【発明の効果】以上のように、請求項1および2記載の
発明によれば、仮想的なパッドとプローブ針との接触状
態により位置ずれ情報を得ることができるので、実際の
パッドとプローブ針との接触状態を予め、仮想的にモニ
タリングするだけでなく、その接触状態で得られた結果
を基に、最適な接触状態に補正することができる。この
ため、実際にパッドとプローブ針との接触状態が、所
謂、不良状態になってしまうのを未然に防止することが
可能になる。
【0105】請求項3記載の発明によれば、仮想的に判
断したパッドとプローブ針との接触状態の補正結果に基
づいて、実際の接触状態を設定し、この接触による結果
に基づいて適正な接触状態に補正することが可能にな
る。
【0106】請求項4記載の発明によれば、パッドの仮
想中心を自動的に算出することができ、この仮想中心を
もとにして針跡の形成状態を判別することができるの
で、補正に要する手間を簡略化することが可能になる。
【0107】請求項5乃至7記載の発明によれば、パッ
ドに接触するプローブ針を装備しているプローブカード
側での接触条件に応じて、常に、接触条件を最適化する
ために自動的にプローブカードの交換が行なえるので、
常に、素子の電気的特性を常に最適な条件下において実
施することが可能になる。
【0108】請求項8記載の発明によれば、プローブカ
ードが固定してあっても、このプローブカードの各プロ
ーブ針に対するパッドの接触位置を最適化することが可
能になる。
【0109】請求項9記載の発明によれば、針跡の位置
をパッドの略中心位置に変位させることができ、各プロ
ーブ針に対するパッドの接触位置を最適化することが可
能になる。
【0110】請求項10記載の発明によれば、仮想的な
パッドとプローブ針との接触状態により位置ずれ情報を
得ることができるので、実際のパッドとプローブ針との
接触状態を予め、仮想的にモニタリングするだけでな
く、その接触状態で得られた結果を基に、最適な接触状
態に補正することができる。このため、実際にパッドと
プローブ針との接触状態が、所謂、不良状態になってし
まうのを未然に防止することができる装置を得ることが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプロービング方法に用いられる装
置の概略を説明する模式図である。
【図2】本発明によるプロービング方法に用いられる素
子の特定パッドを説明するための模式図である。
【図3】図1に示した装置における制御部の作用を説明
するためのフローチャートである。
【図4】図1に示した装置における制御部での他の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1に示した制御部でのさらに他の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図6】本発明による特定パッドを求める際の仮想中心
を設定する方法の一例を説明する模式図である。
【図7】本発明によるプロービング方法において、針跡
検出方式の一例を説明するための模式図である。
【図8】本発明によるプロービング方法によるθアライ
メントの補正原理を説明するための模式図である。
【図9】本発明によるプロービング方法によるX、Y方
向およびθ方向の補正原理の一例を説明するための模式
図である。
【図10】図1に示した装置における制御部でのオート
セットアップのための手順を説明するためのフローチャ
ートである。
【図11】図1に示した装置における制御部でのオート
セットアップのための他の手順を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の簡単な説明】
10 プローブ装置 12 載置台 14 プローブカード 14A プローブ針 18 認識手段の一つである第1のカメラ 22 認識手段の他の一つである第2のカメラ 24 モニタ 26 判定制御処理部 28 操作部 34 プローブカード交換駆動部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハ等の素子の電気的特性を連
    続して検査するプロービング方法において、 特定プローブ針の実際に測定された第1の位置情報を登
    録する第1の登録工程と、 前記第1の位置情報と、予め設定された素子のパッド側
    の位置情報とに基づいて、互いに両者を仮想的に接触さ
    せて上記パッドにおいて仮想的に形成される針跡を検出
    する第1の検出工程と、 前記針跡の位置ずれ情報を検出する第2の検出工程と、 前記位置ずれ情報に基づいて、パッドとプローブ針とを
    接触させる位置条件を補正する第1の補正工程と、 を含むことを特徴とするプロービング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の各工程と並行してまたは
    それらの工程に続いて、上記特定プローブ針以外の任意
    のプローブ針について実際に測定された第2の位置情報
    を登録する第2の登録工程と、 上記第2の位置情報と予め設定された素子のパッド側の
    位置情報に基づいてプローブ針をパッドに仮想的に接触
    させて上記パッドにおいて仮想的に形成される針跡を検
    出する第3の検出工程と、 針跡の画像認識により、上記任意のプローブ針と対応パ
    ッドとの位置ずれ情報を検出する第4の検出工程と、 上記位置ずれ情報に基づいて、プローブ針とパッドとを
    接触させるための位置条件を補正する第2の補正工程
    と、 を含むことを特徴とするプロービング方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 第1または第2の補正工程の後に、素子のパッドとプロ
    ーブ針とを接触させて実際の針跡を形成する工程と、 素子のパッドに形成された実際のプローブ針との針跡を
    検出する第5の検出工程と、 実際の針跡の位置ずれ情報を検出する第6の検出工程
    と、 上記位置ずれ情報に基づいて、パッドとプローブ針とを
    接触させる位置条件を補正する第3の補正工程と、 を含むプロービング方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 上記第1または第2の補正工程は、画像認識によりパッ
    ドの輪郭を基にしてパッドの仮想中心を算出する工程を
    含み、この仮想中心および上記針跡の位置情報から上記
    位置ずれ情報を検出する工程を含むことを特徴とするプ
    ロービング方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、 上記第1または第2の登録工程は、オートフォーカスに
    よって上記プローブ針の先端に焦点を合せることにより
    位置情報を求めることを特徴とするプロービング方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 オートフォーカス不良によりプローブ針の位置情報を得
    られない時には、マニュアル操作によるフォーカス処理
    が実施され、このマニュアル操作によるフォーカス処理
    が不能な場合には、プローブ針を装備しているプローブ
    カードの自動交換を行なう工程が実行されることを特徴
    とするプロービング方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか一つにおいて、 上記第1、第3または第5の検出工程において、針跡が
    所定範囲外の場合にプローブ針を装備しているプローブ
    カードの自動交換が実行される工程を含むことを特徴と
    するプロービング方法。
  8. 【請求項8】 請求項1または2において、 第1乃至第3の補正工程は、プローブ針を装備している
    プローブカードを固定して、素子側を回転させてパッド
    の位置をθ補正することを特徴とするプロービング方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 上記第1乃至第3の補正工程は、上記各針跡の位置ずれ
    量の二乗和が最小となるようにプローブ針に対するパッ
    ドの位置を補正することを特徴とするプロービング方
    法。
  10. 【請求項10】 半導体ウエハ等の素子の電気的特性を
    連続して検査するプロービング装置において、 特定プローブ針の実際に測定された第1の位置情報を登
    録する第1の登録手段と、 前記第1の位置情報と、予め設定された素子のパッド側
    の位置情報とに基づいて、互いに両者を仮想的に接触さ
    せて上記パッドにおいて仮想的に形成される針跡を検出
    する第1の検出手段と、 前記針跡の位置ずれ情報を検出する第2の検出手段と、 前記位置ずれ情報に基づいて、パッドを有する素子を載
    置している載置台側をX、Yおよびθ方向で変位させる
    ことによりパッドとプローブ針とを接触させる位置条件
    を補正する第1の補正手段と、 を含むことを特徴とするプローブ装置。
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