JPH07288163A - 非常コンセントボックスとそれを用いた消火栓箱 - Google Patents
非常コンセントボックスとそれを用いた消火栓箱Info
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- JPH07288163A JPH07288163A JP8007494A JP8007494A JPH07288163A JP H07288163 A JPH07288163 A JP H07288163A JP 8007494 A JP8007494 A JP 8007494A JP 8007494 A JP8007494 A JP 8007494A JP H07288163 A JPH07288163 A JP H07288163A
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Abstract
簡便に非常コンセントを併設することのできる消火栓用
の非常コンセントボックスとそれを用いた消火栓箱を提
供することを目的とする。 【構成】箱体の前面に電気接続口や配線用遮断器を設け
たコンセントボックスと、一方向を開放した箱体の内周
面に耐火パネルを設けるとともに、耐火パネルによって
囲まれた空間内に前記コンセントボックスを着脱自在に
嵌入可能とした外箱とよりなる非常コンセントボックス
と、それを筐体内に収容した消火栓箱を特徴的構成とし
ている。
Description
常コンセントボックスとそれを用いた消火栓箱に関する
ものである。
火栓箱には、一般に金属板を加工した箱体が用いられて
いる。そして火災発生時の非常電源を得るため、通常は
ホース収納空間の上部位置に非常コンセントが併設され
ている。図2には、このような非常コンセントを併設し
た消火栓箱を、(イ)の正面図、(ロ)の側断面図とし
て示している。(ロ)の要部側断面図は、非常コンセン
ト部位の構造として、同図(イ)のA−A断面を表して
いる。このような従来の非常コンセント併設タイプの消
火栓箱においては、図に示すように、箱体の前面に電気
接続口(コンセント)50や配線用遮断器52を設けた
コンセントボックス54を、適当な取り付け具56を用
いて消火栓箱58を構成している筐体60内に収容固定
し、このコンセントボックス54を取り囲む形で耐火材
62を筐体60の内側に取り付けていた。また64は開
閉扉である。このような耐火材62による処理は、火災
時の熱的影響を避けて安定的に電源を得るためのもので
ある。なおここでは説明上、コンセントボックス54の
内部構造は省略してある。
な従来の消火栓箱では、コンセントボックス部分の耐火
処理の為には、消火栓筐体側に耐火材を取り付けなけれ
ばならない為、設計や組み立て時の煩雑さが問題となっ
ている。このコンセントボックス54を収容する部分の
大きさは、消火栓箱の種類によって異なるとともにコン
セントボックス54の大きさよりも通常かなり大きく、
消火栓箱の種類によってその都度適合サイズの耐火材6
2を加工したり、コンセントボックス54の大きさに対
して必要以上の大きさの耐火材62を準備する必要があ
った。従って、種々サイズの耐火材62を扱わなければ
ならないことからくる、設計や組み立て作業の煩雑さ
や、必要以上の大きさの耐火材62を用いることによる
重量増からくる、組み立て作業の煩雑さを招く結果とな
っていた。また、消火栓箱を壁面等に埋め込み設置する
場合には、コンセントボックス54の収容空間は特に耐
火処理する必要はなく、従って消火栓箱の設置状態の違
いによって、耐火材62の有無による2種類の消火栓箱
をその都度準備しなければならなかった。
解決し、従来のように設計や組み立て作業の煩雑さを解
消し、極めて簡便に非常コンセント併設型の消火栓箱を
実現することのできる非常コンセントボックスと、それ
を用いた消火栓箱を提供するものである。そして上記課
題は、箱体の前面に電気接続口や配線用遮断器を設けた
コンセントボックスと、一方向を開放した箱体の内周面
に耐火パネルを設けるとともに、耐火パネルによって囲
まれた空間内に前記コンセントボックスを着脱自在に嵌
入可能とした外箱とよりなる非常コンセントボックスを
用いることで解決でき、また箱体の前面に電気接続口や
配線用遮断器を設けたコンセントボックスと、一方向を
開放した箱体の内周面に耐火パネルを設けるとともに、
耐火パネルによって囲まれた空間内に前記コンセントボ
ックスを着脱自在に嵌入可能とした外箱とよりなる非常
コンセントボックスを、筐体内に収容した消火栓箱を構
成することによって解決できる。
断器を設けたコンセントボックスと、一方向を開放した
箱体の内周面に耐火パネルを設けるとともに、耐火パネ
ルによって囲まれた空間内に前記コンセントボックスを
着脱自在に嵌入可能とした外箱とよりなる非常コンセン
トボックスを、従来と同様の方法、構造で製造した消火
栓箱のコンセント収容部位に収容固定することで実現で
きる。従って、消火栓箱側に耐火材を設けておかなくて
も、コンセントボックス自体に耐火性能を持たせること
になり、従来と遜色のない耐火性能を有する非常コンセ
ント併設型の消火栓箱となる。また消火栓箱を壁面に埋
め込み設置する等、非常コンセントボックスの収容空間
を特に耐火処理する必要のない場合は、外箱を取り外し
た状態でコンセントボックスのみを直接収容、設置すれ
ば良い。
例に基づき説明する。図1には、本発明の非常コンセン
トボックスの分解斜視図を、また図2には、本発明の非
常コンセントボックスを設置した消火栓箱の要部断面構
造を表している。図例のものは、金属製の箱体1の前面
3に、電気接続口として接地型2極コンセント5、5
と、遮断器7、差し込みプラグ離脱防止用フック9、9
を設けたコンセントボックス10と、一方向を開放した
箱体27の内周面に耐火パネル11・・を設けるととも
に、耐火パネル11・・によって囲まれた空間内に、コ
ンセントボックス10を着脱自在に嵌入可能とした外箱
25とよりなる非常コンセントボックス13を構成した
ものである。そして続く図2には、本発明の消火栓箱の
構造として、消火栓箱15の筐体17内における収容部
位19への、非常コンセントボックス13の収容形態を
表している。図から明らかなように、開閉扉21を除い
て消火栓箱15側には、一切耐火パネル11は用いてい
ない。そして本例においては、非常コンセント収容部位
19を消火栓箱15の上部、すなわちホース収納スペー
ス23の上部に設けた例として示している。なお、非常
コンセントボックス13の内部には、周知のコンセント
(電気接続口)と遮断器が収容されているだけであるの
で、ここでは内部構造の特別な説明は省略している。
適当な塑性加工が容易な金属板が適しており、また耐火
パネル11としては、パーライト板、ケイ酸カルシウム
板、石膏ボード等が具体例として挙げられる。
ス13の組み立てや取扱いを容易とするため、コンセン
トボックス10と外箱25との固定は、ネジ29・・に
よって螺着する構造をとっている。しかしながら、コン
セントボックス10と耐火パネル11によって囲まれた
空間の寸法を適当に設定しておき、コンセントボックス
10を外箱25に強圧入させたり、コンセントボックス
10と耐火パネル11・・間を接着剤で固定しても良
い。
17への取り付けは、下部側面の適所に設けた適当な形
状の取り付け具31を介して、ネジ止めやリベット止め
等によって行えば良い。
は上記のような構成よりなり、非常コンセントボックス
として、従来と同様の方法、構造で製造した消火栓箱の
コンセント収容部位に収容固定できるので、消火栓箱側
に耐火材を設けておかなくても、非常コンセントボック
ス自体に耐火性能を持たせることになり、従来と遜色の
ない耐火性能を有する非常コンセント併設型の消火栓箱
となる。また埋め込み設置等、特に耐火処理の必要のな
い消火栓箱においては、非常コンセントボックスとして
外箱を外した状態で使用することが可能となるので、消
火栓箱の耐火処理の有無に係わらず、1種類の非常コン
セントボックスを準備するだけで事足りることになる。
従って、従来のように種々サイズの耐火材を扱わなけれ
ばならないことからくる、設計や組み立て作業の煩雑さ
や、必要以上の大きさの耐火材を用いることによる重量
増からくる、組み立て作業の煩雑さを招くことがなくな
るとともに、消火栓箱内における非常コンセントボック
ス収容部分の大きさが変わっても、それに対応して特別
に耐火パネルを加工する必要がなくなり、極めて簡便に
非常コンセント付の消火栓箱を構成することが可能とな
る。そしてさらには、消火栓箱の耐火処理の有無に係わ
らず、非常コンセントボックスを共通部品化できる。
説明図斜視図
は全体正面図、(ロ)はコンセントボックスの消火栓箱
への取り付け状態を表す断面図
Claims (2)
- 【請求項1】箱体の前面に電気接続口や配線用遮断器を
設けたコンセントボックスと、 一方向を開放した箱体の内周面に耐火パネルを設けると
ともに、耐火パネルによって囲まれた空間内に前記コン
セントボックスを着脱自在に嵌入可能とした外箱と、よ
りなる非常コンセントボックス。 - 【請求項2】箱体の前面に電気接続口や配線用遮断器を
設けたコンセントボックスと、 一方向を開放した箱体の内周面に耐火パネルを設けると
ともに、耐火パネルによって囲まれた空間内に前記コン
セントボックスを着脱自在に嵌入可能とした外箱と、よ
りなる非常コンセントボックスを、 筐体内に収容した消火栓箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8007494A JP2830736B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 非常コンセントボックスとそれを用いた消火栓箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8007494A JP2830736B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 非常コンセントボックスとそれを用いた消火栓箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07288163A true JPH07288163A (ja) | 1995-10-31 |
JP2830736B2 JP2830736B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=13708074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8007494A Expired - Lifetime JP2830736B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 非常コンセントボックスとそれを用いた消火栓箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2830736B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103825139A (zh) * | 2014-03-20 | 2014-05-28 | 湖州职业技术学院 | 一种自动灭火插线板 |
CN104505654A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-04-08 | 常州市武进信威电子元件厂 | 带灭火沙斗沙袋的插座盒 |
-
1994
- 1994-04-19 JP JP8007494A patent/JP2830736B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103825139A (zh) * | 2014-03-20 | 2014-05-28 | 湖州职业技术学院 | 一种自动灭火插线板 |
CN103825139B (zh) * | 2014-03-20 | 2015-10-28 | 湖州职业技术学院 | 一种自动灭火插线板 |
CN104505654A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-04-08 | 常州市武进信威电子元件厂 | 带灭火沙斗沙袋的插座盒 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2830736B2 (ja) | 1998-12-02 |
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