JPH0728789B2 - マグネット付き吊り下げフックの二重成形方法 - Google Patents

マグネット付き吊り下げフックの二重成形方法

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JPH0728789B2
JPH0728789B2 JP1317826A JP31782689A JPH0728789B2 JP H0728789 B2 JPH0728789 B2 JP H0728789B2 JP 1317826 A JP1317826 A JP 1317826A JP 31782689 A JP31782689 A JP 31782689A JP H0728789 B2 JPH0728789 B2 JP H0728789B2
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勝 篠原
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は金属製家具等の金属壁面に吊り下げフックを
設ける際に用いるマグネット付き吊り下げフックの二重
成形方法に関する。
〔従来の技術〕
従来この種のマグネットケースは第10図及び第11図に示
すように、合成樹脂製本体51の背面に設けた凹部52に、
断面コ字形のヨーク53により磁石54を抱持したマグネッ
ト体を接着等により固定している。また、本体51の下部
には金属製フック55の端部を本体51と一体にモールドす
るか、あるいは本体51と同一材料でフックを形成するこ
とが行なわれていた。その使用に際しては、金属壁面56
に対してヨーク端部が吸着するとともに、本体51の下部
裏面に両面接着テープ57を接着する等によってマグネッ
トフックのずり落ちを防止していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような従来のマグネットフックにおいては、フッ
ク55に重い物を掛けると、マグネットの吸着力と両面接
着テープ57の粘着力にもかかわらず、次第にずり落ちを
生ずる。その際に両面接着テープ57の下端が金属壁に粘
着したままずり落ちることにより、両面接着テープがめ
くれながら落ちることが多く、その結果両面接着テープ
は再使用不能となる欠点があった。また本体51は硬質の
合成樹脂製であるので、その光沢により質感に乏しく、
かつフックに各種の物を掛ける際に衝撃によって掛ける
物が破損することもあった。
上記の事情に鑑み、本発明は、金属製家具等の金属壁面
に吊り下げフックを設ける際に、本体がずり落ちないよ
うにするために自己粘着性と弾性を有し表面摩擦が大き
い合成樹脂を、第1工程で射出成形した熱可塑性合成樹
脂に被覆し接着することにより二重成形された、本体と
一体になり強固なマグネット付き吊り下げフックの二重
成形方法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は従来のものの上記欠点を解消するため、上金型
と下金型間にフックを挟み両金型間に形成される本体の
形状を有する空間に対し、熱可塑性合成樹脂を射出する
ことによりフックがインサート成形された本体を成形す
る第1工程と、前記成形された本体を更に別設の上金型
と下金型間に挟み、両金型間に形成される本体の下縁部
の空間に対し、自己粘着性と弾性を有し表面摩擦が大き
い合成樹脂を射出する第2工程からなるものであり、そ
れによりマグネットフックの下縁部裏面における壁面と
の付着部としての弾性体が外れないようにし、かつフッ
クに物を掛ける際の衝撃を少なくしたものである。
〔作用〕
本発明は以上のように構成したので、弾性体は本体との
二重成形により強固に固定され、本体の下縁部の表裏両
面が弾性体に被覆される。そして吊り下げフックに重量
物を吊り下げてもマグネットフックが摺り落ちない。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図乃至第3図に基づいて説明す
る。
合成樹脂製本体1の背面に設けた凹部2に、断面コ字形
のヨーク3内にマグネット4を抱持したマグネット体を
固定する。この固定手段として、図中実施例においては
凹部2を形成する上壁5及び下壁6に突起7を設け、マ
グネット4から上下に突出するヨーク3の縁部によって
突起7を押し下げながら凹部2内にマグネット4を押し
込むことにより、突起7を通過した時に突起7の弾性復
元力でマグネット4が係止される。そのほかの固定手段
として、従来のように接着剤あるいは両面接着テープに
より固定することも可能である。更にヨーク保持部の側
壁等にアンダーカット部を設け、ヨーク3に設けた突起
と係合させることも可能である。本体1の下縁部8には
フック9がインサート成形により固定されており、かつ
下縁部8の外周には弾性体10が被覆されている。この弾
性体10はこのようにして構成されるマグネットフックが
第2図に示すように金属壁に吸着する時、下縁部8がこ
の弾性体被覆10を介して金属壁11と密着する厚さに設定
される。
このようなマグネットフックの製造に際しては、第4図
(イ)に示すように下型13と上型14間にフック9を挟
み、両金型間に形成される本体1の形状を有する空間に
対し、射出口15から樹脂を射出することにより第4図
(ロ)に示すようにフック9がインサート成形された本
体1が形成される。この本体1を形成する合成樹脂とし
ては、ABS樹脂、スチロール樹脂等の熱可塑性樹脂を使
用する。第4図(ハ)に示すように、このようにして形
成された本体1を更に別の下型16と上型17間に挟み、両
型間に形成される本体1の下縁部7の周囲の空間18に、
射出口19からポリオレフィン樹脂等成形後の表面が自己
粘着性で表面摩擦が大きく吸着性の大きな弾性体を形成
する樹脂を射出する。このように二重成形された弾性体
10は本体1と一部溶融して強固に一体化するか、更に接
着強度を考慮して、本体1の下縁部8に多数の溝20を形
成しておき、この溝20内に弾性体が注入されるようにし
ても良い。
このようにして本体1と弾性体10が二重成形され、弾性
体10は本体1と強固に固定されるので、従来の両面接着
テープのようにフックがずり落ちる時にめくられ再使用
不能となることがない。また弾性体10が本体の表側にも
一体的に設けられているので弾性体10と本体1との接着
力が強固であるばかりでなく、弾性体のもつ特有の質感
がえられるとともに、フックに種々の物を掛ける時の衝
撃をやわらげ、掛ける物の損傷を防ぐことができる。
第5図及び第6図には、本体の表面形状を湾曲面23と
し、その下縁部8も湾曲面とした実施例を示す。この実
施例においては前記実施例のものの効果のほかに、フッ
ク9に各種の物を掛ける際に、本体1の上縁が湾曲面の
端部として壁面に近接しており、かつ角部がないので引
掛かりを生じることがなくなる。また湾曲面はガイド面
となり、指あるいは物をこの面に沿ってすべらせること
によりフックに掛けることができる。更に本体表面にシ
ールを貼る際には、シールは湾曲面に沿って滑らかに貼
ることができ、平面に貼る時のようなシール内の空気溜
りを生じることがなくなる。しかもシールは湾曲面に貼
られるのでその表示が立体的となり視覚効果が向上する
ばかりでなく、フックを固定する高さに合わせて、湾曲
表面の上方あるいは下方と見易い位置に貼ることができ
る。また、本体裏面のマグネット保持用側壁を湾曲部側
縁より内側に配置する時には、湾曲した側面に指をか
け、本体を引っ張ることによって容易に外すことができ
るという効果を有する。
インサートにより固定されるフック9は、インサートさ
れる側の端部を第7図のように扁平なかしめ部24を形成
するとフック9は回転しないように固定される。それに
対し第8図に示すように、円筒状切欠き25を形成してイ
ンサート成形すると、フック9は抜け止めされつつ回転
可能となる。
また、このフック9は金属製であるが、本体1に弾性体
10を被覆する際に、このフック9の外周に対しても同じ
弾性体を被覆することも可能である。その際にはフック
9に掛ける物あるいは周囲の物に対して衝撃防止効果を
生ずる。このようにフック9に弾性体被覆を施す時に
は、金属製フックの端部に球形部26を形成することな
く、金属線材の切断面をそのまま残しておいても、その
部分も弾性体被覆が施されるのでフックの成形工程は簡
略化される。
前記実施例においては扁平なマグネット体を1個用いた
例を示したが、第9図に示すように磁石31、32を2個用
い、その磁石を各々ヨーク33、34及び35、36で挟んで第
1マグネット体37、第2マグネット体38の2個のマグネ
ット体を縦長に用い、本体40裏面の保持枠41、42中に挿
入して保持させる。次いで両側に係止爪43を備えたマグ
ネットカバー44を保持枠体45に嵌合させ、保持枠体45に
設けた係止孔46に係止爪43をその弾性力により係止させ
る。そしてマグネットカバー44の表面には保護フィルム
47を貼っても良い。このようにマグネットを2個用いる
ことにより、金属壁面に対して強固に吸着し、かつ金属
壁面の形状に順応することができる。なお、このような
マグネットは縦長に用いることなく横長に用いると、フ
ックに物を掛けた時のマグネット体に作用するモーメン
トによって、マグネットが引き離される力に対抗する能
力が大きくなる。
第9図に示すように弾性体10が壁面に圧接する部分に対
して各種形状の溝48を設けても良い。この溝48を形成す
ることにより圧接面の空気を外部に逃し、確実な圧接力
を保持することが可能となる。また、この圧接面には吸
盤を設けることも可能であり、その吸盤は弾性体とは別
体の部材として固定するほか、弾性体を本体に被覆する
際その弾性体により一体的に形成することもできる。こ
のような吸盤を設ける際には金属壁面への使用時におけ
るずり落ちの確実な防止のほか、マグネットが作用しな
いガラス等表面の滑らかな面への吸着取り付けも可能と
なる。更にこの圧接面にピンを突設させておくことによ
り、金属壁面にクロス張りを施した壁面に対しても確実
なずり落ち防止作用をなすばかりでなく、ピンの大き
さ、突出方向を任意に設定することにより布材自体に対
してもフックが固定可能となる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成したので、本体と弾性体が二
重成形されるので弾性体は本体と強固に固定され、従来
の粘着テープのようにフックがずり落ちる時にめくられ
再使用不能となることがない。また弾性体が表側にも一
体的に設けられているので弾性体と本体との接着力が強
固であるばかりでなく、弾性体のもつ特有の質感が得ら
れるとともに、フックに種々の物を掛ける時の衝撃をや
わらげ、掛ける物の損傷を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の第1実施例を示し、第1図は
その表側の斜視図、第2図は取り付け状態の断面図、第
3図はマグネット体の分解状態の裏側の斜視図、第4図
はその製造行程図、第5図及び第6図は第2実施例を示
し、第5図はその表側の斜視図、第6図は取り付け状態
の断面図、第7図はフックの拡大斜視図、第8図はフッ
クの他の実施例を示す拡大斜視図、第9図は本発明の第
3実施例を示す分解斜視図、第10図及び第11図は従来例
を示し、第10図はその表側の斜視図、第11図はその取り
付け状態の断面図である。 1…本体、2…凹部 3…ヨーク、4…マグネット 6…突起、7…下縁部 8…フック、9…弾性体 10…金属壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上金型と下金型間にフックを挟み両金型間
    に形成される本体の形状を有する空間に対し、熱可塑性
    合成樹脂を射出することによりフックがインサート成形
    された本体を成形する第1工程と、前記成形された本体
    を更に別設の上金型と下金型間に挟み、両金型間に形成
    される本体の下縁部の空間に対し、自己粘着性と弾性を
    有し表面摩擦が大きい合成樹脂を射出する第2工程から
    なることを特徴とするマグネット付き吊り下げフックの
    二重成形方法。
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