JPH07287897A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH07287897A
JPH07287897A JP6081482A JP8148294A JPH07287897A JP H07287897 A JPH07287897 A JP H07287897A JP 6081482 A JP6081482 A JP 6081482A JP 8148294 A JP8148294 A JP 8148294A JP H07287897 A JPH07287897 A JP H07287897A
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JP
Japan
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magnetic tape
recording
start marker
circuit
magnetic
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Application number
JP6081482A
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English (en)
Inventor
Eiji Watanabe
栄児 渡▲辺▼
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気記録再生装置において、磁気テープに記
録された曲の頭出しを正確かつ短時間の内に行えるよう
にする。 【構成】 磁気テープ5の各記録データの間に形成され
ている無音部分を検出する無音検出回路13を設けると
ともに、頭出しのシーケンスを実行する制御回路15を
備え、この制御回路15によって、頭出しモードの選択
に応じて、所望の録音データの頭位置にあるスタートマ
ーカを見付けて、磁気テープ5を一旦スタートマーカの
前の位置まで巻き戻し、無音検出回路13で録音データ
間の無音部分が検出されれば、直ちにその位置からミュ
ート回路12をオフにして再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルオーディオテ
ープレコーダ(DAT)や、デジタルコンパクトカセット
レコーダ(DCC)等の磁気記録再生装置に係り、特に
は、磁気テープの再生時に、記録データの頭出し動作を
迅速かつ確実に行うための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、たとえば、DCCにおいては、磁
気テープ上に記録された記録データの頭出しを行えるよ
うにした装置が提供されている。
【0003】ここでは、記録データが音楽などの曲を録
音した音声データとした場合に、各々の曲の頭出しを行
う従来の磁気記録再生装置について説明する。
【0004】図3は従来のこの種の磁気記録再生装置の
ブロック図、図4は図3の装置の曲の頭出し動作の説明
に供するタイムチャートである。
【0005】なお、図4(イ)はスタートマーカの検出信
号波形を、同図(ロ)は磁気ヘッドに対する磁気テープの
特定位置の動作軌跡(モード移行遷移)を、同図(ハ)は磁
気テープから再生されてアナログ化された信号波形をそ
れぞれ示している。
【0006】図3において、符号5は磁気テープであっ
て、この磁気テープ5には、図4に示すように各曲P
i-1,Pi,…の音声データが記録され、また、各曲P
i-1,Pi,…の区切り部分には所定時間幅の無音部分L
が形成されている。
【0007】また、各曲Pi-1,Pi,…に対しては、各
曲Pi-1,Pi,…の頭位置を示すスタートマーカMが付
されている。このスタートマーカMは、たとえば、DC
Cにおいては、各曲Pi-1,Pi,…を構成する音声デー
タのビットレートよりも十分に長い周期をもつハイレベ
ルの信号を、音声データのトラックとは別のトラック上
に記録することにより形成されており、しかも、このス
タートマーカMの形成位置は、各曲Pi-1,Piの間の無
音部分Lに対応する箇所ではなく、各曲Pi-1,Piの先
頭位置に相当する箇所に付加されている。
【0008】1,2は磁気テープ5の送り出しと巻き取
り用のリール台、3,4はキャプスタン、6は磁気ヘッ
ド、7,8は磁気テープ5の走行経路を形成するための
ポスト、9,10はピンチローラであり、所定速度で回
転するキャプスタン3,4にピンチローラ9,10が押
し付けられることにより、磁気テープ5が一定速度で走
行される。
【0009】11は磁気ヘッド6によって再生された信
号を増幅するための増幅回路、12は後述の制御回路1
5'によって制御されるミュート回路、14はリール台
1,2やピンチローラ9,10などの機械的駆動系を制
御する駆動装置である。
【0010】また、16は磁気ヘッド6で再生された信
号を包絡線検波してスタートマーカMを検出するスター
トマーカ検出回路、15'はスタートマーカ検出回路1
6からの検出出力に基づいてミュート回路12を制御す
るとともに、駆動装置14を制御する制御回路である。
【0011】次に、上記構成の磁気記録再生装置の磁気
テープの頭出し動作について、図4に示すタイムチャー
トを参照して説明する。
【0012】いま、図示しない操作ボタン等からの入力
信号によって頭出しモードが選択されると、これに応答
して、制御回路15'は、ミュート回路12をオンにす
るとともに、スタートマーカ検出回路16を起動する。
【0013】さらに、制御回路15'は、駆動装置14
に対して指令を与え、リール台2を磁気テープ5の再生
方向(ここでは反時計方向)に駆動するとともに、ピンチ
ローラ9をキャプスタン3から離間させる。すると、巻
取側のリール台2の回転トルクが上昇してこのリール台
2の回転速度が上がり、その結果、磁気テープ5が高速
で走行される。
【0014】この状態で、磁気ヘッド6によって再生さ
れた磁気テープ5上の信号は、スタートマーカ検出回路
16に送出されるので、スタートマーカ検出回路16
は、この再生信号を包絡線検波して曲の頭を示すスター
トマーカMを検出し、この検出信号を制御回路15'に
出力する。
【0015】制御回路15'は、このスタートマーカ検
出回路16からの検出信号出力をカウントする。そし
て、現在の曲の位置から、頭出しが必要な所望の曲の位
置まで移行するのに必要な曲の数だけカウント値が変化
した場合には、所望の曲に該当するスタートマーカの位
置まで磁気テープ5が走行されてきたと判断できる。
【0016】たとえば、現在、符号Pi-1で示す曲の音
声データが再生されている途中で、符号Piで示す曲の
頭出しをしたい場合には、スタートマーカ検出回路16
からの検出出力をカウントしたカウント値が“i−1”
から“i”に1つ増加すれば、これが所望の曲Piの位置
と判断できる。
【0017】このスタートマーカMを検出した時点で直
ちにミュート回路12を解除すると、曲Piの途中から
再生が開始されることになって都合が悪いので、磁気テ
ープ5を曲Piの開始前(したがってスタートマーカMの
形成位置よりも前)の位置まで一旦巻き戻す必要があ
る。(なお、この磁気テープ5の巻き戻し開始時点(図4
のの時点)では、磁気テープ5がそれまで高速走行さ
れていたこともあって、磁気テープ5は、曲Piの頭よ
りも再生方向にスタートマーカMの位置を越えてオーバ
ランしている。) そこで、制御回路15'は、駆動装置14に対して指令
を与え、リール台1を再生方向とは逆方向(ここでは時
計方向)に回転させるとともに、ピンチローラ9をキャ
プスタン3に押し付ける一方、他方のピンチローラ10
をキャプスタン4から離間させる。すると、リール台1
の回転トルクが上昇してこのリール台1の回転速度が上
がり、その結果、磁気テープ5が再生方向とは逆方向に
高速で巻き戻し走行される。
【0018】そして、磁気テープ5が逆方向に走行され
て、スタートマーカ検出回路16によって、再度スター
トマーカMが検出されると、制御回路15'は、曲Pi
頭が途切れない正確な頭出しを行うために、磁気テープ
5を再生方向に低速走行させてスタートマーカMの立ち
上りエッジを検出する制御に移る。(なお、磁気テープ
5の低速走行開始時点(図4のの時点)では、磁気テー
プ5がそれまで高速走行されていたこともあって、磁気
テープ5は、無音部分Lを越えて前の曲Pi-1にかかる
位置までオーバランしている。) すなわち、制御回路15'は、駆動装置14に対して指
令を与え、リール台2を磁気テープ5の再生方向(ここ
では反時計方向)に駆動するとともに、両ピンチローラ
9,10をそれぞれキャプスタン3,4に押し付ける。
これにより、磁気テープ5は、再生モードと同じ低速で
走行される。そして、制御回路15'は、スタートマー
カ検出回路16による検出信号出力に基づくスタートマ
ーカMの立ち上りエッジが検出されると、これに応じ
て、直ちに駆動装置14に対して指令を与え、リール台
1を磁気テープ5の再生方向とは逆方向(ここでは時計
方向)に駆動する。これにより、磁気テープ5は、再生
方向とは逆方向に低速で巻き戻し走行されるようにな
る。(なお、この磁気テープ5の走行が再生方向から逆
方向に切り換わる時点(図4のの時点)では、それまで
低速走行されていたこともあって、磁気テープ5のオー
バラン量は、高速走行の場合よりも小さくなってい
る。) そして、制御回路15'は、磁気テープ5の曲Pi-1,P
iの間の無音部分Lに磁気ヘッド6が位置するように、
所定時間分だけ磁気テープ5を巻き戻し、この時点(図
4のの時点)で、ミュート回路12をオフにして、ミ
ューティングを解除する。これにより、所望の曲Pi
頭出し動作が終了する。
【0019】こうして、頭出し動作が終了した後は、制
御回路15'は、再生モードに移行し、頭出しされた曲
iの再生を開始する。すなわち、駆動装置14に対し
て指令を与え、リール台2を磁気テープ5の再生方向に
(ここでは反時計方向)に駆動するので、磁気ヘッド6で
再生された信号が増幅回路11およびミュート回路12
を介して出力されるようになる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記の頭出しの制御は、磁気テープ5の正確な頭出しが
可能であるものの、頭出しのために時間がかかり、迅速
な頭出し動作を行えないという問題がある。
【0021】すなわち、従来は、頭出しのために、図4
(ロ)の動作軌跡で示したように、磁気テープ5を高速走
行させてスタートマーカを見付け(〜まで)、次に、磁
気テープ5を高速で巻き戻し(〜)、磁気テープ5を
低速走行させてスタートマーカの立ち上がりエッジを見
付けた後(〜)、曲の頭が途切れないように、再度、
磁気テープ5を低速走行で巻き戻す(〜)というよう
に、磁気テープ5の走行方向および走行速度を幾度も切
り換えて動作を繰り返す必要があり、そのために、頭出
しに時間がかかっている。
【0022】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、磁気テープに記録された各曲などの記
録データの頭出しを正確かつ短時間の内に行えるように
することを課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、各々の記録データの区切りにはそれ
ぞれ無音部分が形成されるとともに、各々の記録データ
に対しては、記録データの頭位置を示すスタートマーカ
が付されて記録されている磁気テープについて、当該磁
気テープの所望の記録データの頭出しを行うものであっ
て、磁気テープを駆動する駆動装置と、磁気テープから
再生された信号に対してミューティングを行うミュート
回路と、磁気テープに記録されている前記スタートマー
カを検出するスタートマーカ検出回路とを含む磁気記録
再生装置において、次の構成を採る。
【0024】すなわち、本発明に係る磁気記録再生装置
は、磁気テープに形成されている前記無記録部分を検出
する無記録検出回路を設けるとともに、頭出しモードの
選択に応じて、前記ミュート回路をオンにするととも
に、前記駆動装置を制御して、所望の記録データの頭位
置にあるスタートマーカがスタートマーカ検出回路で検
出されるまで磁気テープを走行してから、磁気テープを
先の走行方向と逆方向に走行させて、磁気テープの再生
位置が当該スタートマーカの記録位置よりも前になるま
で巻き戻した後、前記無記録検出回路で無記録部分が検
出されると、これに応答してミュート回路をオフにして
再生モードに移行させるシーケンスを実行する制御回路
を備える。
【0025】
【作用】上記構成において、頭出しモードが選択される
と、所望の記録データの頭位置にあるスタートマーカを
見付けて、磁気テープを一旦スタートマーカの前の位置
まで巻き戻した後、無記録検出回路で記録データ間の無
記録部分が検出されれば、その磁気テープの位置からミ
ュート回路をオフにして再生を行うので、従来に比べて
頭出しのための磁気テープの走行方向および走行速度の
切り換え頻度が少なくなり、短時間の内に正確な頭出し
を行える。
【0026】
【実施例】ここでは、磁気テープに記録されている記録
データが音楽などの曲を録音した音声データとし、この
場合に、各々の曲の頭出しを行うことができる磁気記録
再生装置について説明する。
【0027】図1は、本発明の実施例に係る磁気記録再
生装置の構成図、図2は図1の装置の曲の頭出し動作の
説明に供するタイムチャートであり、図3,4に示した
従来例に対応する部分には、同一の符号を付す。
【0028】図2(イ)はスタートマーカの検出信号波形
を、同図(ロ)は磁気ヘッドに対する磁気テープの特定位
置の動作軌跡(モード移行遷移)を、同図(ハ)は磁気テー
プから再生されてアナログ化された信号波形をそれぞれ
示している。
【0029】図1において、符号5は磁気テープであっ
て、この磁気テープ5には、図2に示すように各曲P
i-1,Pi,…の音声データが記録され、また、各曲P
i-1,P,…の区切り部分には所定時間幅の無音部分
Lが形成されている。
【0030】また、各曲Pi−1,Pi,…に対して
は、各曲Pi-1,Pi,…の頭位置を示すスタートマーカ
Mが付されている。このスタートマーカMは、たとえ
ば、DCCにおいては、各曲Pi-1,Pi,…を構成する
音声データのビットレートよりも十分に長い周期をもつ
ハイレベルの信号を、音声データのトラックとは別のト
ラック上に記録することにより形成されており、しか
も、このスタートマーカMの形成位置は、各曲Pi-1
iの間の無音部分Lに対応する箇所ではなく、各曲P
i-1,Piの先頭位置に相当する箇所に付加されている。
【0031】1,2は磁気テープ5の送り出しと巻き取
り用の各リール台、3,4はキャプスタン、6は磁気ヘ
ッド、7,8は磁気テープ5の走行経路を形成するため
のポスト、9,10はピンチローラである。
【0032】また、11は磁気ヘッド6によって再生さ
れた信号を増幅するための増幅回路、12はミュート回
路、14はリール台1,2やピンチローラ9,10など
の機械的駆動系を制御する駆動装置、16は磁気ヘッド
6で再生された信号を包絡線検波してスタートマーカM
を検出するスタートマーカ検出回路であり、これらの構
成は、図3に示した従来例の場合と同様である。
【0033】この実施例の特徴は、磁気テープ5に形成
されている各曲Pi-1,Pi,…間の無音部分Lを検出す
る無音検出回路(特許請求の範囲における無記録検出回
路に相当)13を設けるとともに、頭出しモードの選択
に応じて、ミュート回路12をオンにするとともに、駆
動装置14を制御して、所望の曲の頭位置にあるスター
トマーカMがスタートマーカ検出回路16で検出される
まで磁気テープ5を走行してから、磁気テープ5を先の
走行方向と逆方向に走行させて、磁気テープ5の再生位
置がスタートマーカMの記録位置よりも前になるまで巻
き戻した後、無音検出回路13で無音部分Lが検出され
ると、これに応答してミュート回路12をオフにして再
生モードに移行させるシーケンスを実行する制御回路1
5を備えることである。
【0034】次に、上記構成の磁気記録再生装置の磁気
テープの頭出し動作について、図2に示すタイムチャー
トを参照して説明する。
【0035】いま、図示しない操作ボタン等からの入力
信号によって頭出しモードが選択されると、これに応答
して、制御回路15は、ミュート回路12をオンにする
とともに、スタートマーカ検出回路16を起動する。
【0036】さらに、制御回路15は、駆動装置14に
対して指令を与え、リール台2を磁気テープ5の再生方
向(ここでは反時計方向)に駆動するとともに、ピンチロ
ーラ9をキャプスタン3から離間させる。すると、巻取
側のリール台2の回転トルクが上昇してこのリール台2
の回転速度が上がり、その結果、磁気テープ5が高速で
走行される。
【0037】この状態で、磁気ヘッド6によって再生さ
れた磁気テープ5上の信号は、スタートマーカ検出回路
16に送出されるので、スタートマーカ検出回路16
は、この再生信号を包絡線検波して曲の頭を示すスター
トマーカMを検出し、この検出信号を制御回路15に出
力する。
【0038】制御回路15は、このスタートマーカ検出
回路16からの検出信号出力をカウントする。そして、
現在の曲の位置から、頭出しが必要な所望の曲の位置ま
で移行するのに必要な曲の数だけカウント値が変化した
場合には、所望の曲に該当するスタートマーカの位置ま
で磁気テープ5が走行されてきたと判断できる。
【0039】たとえば、現在、符号Pi-1で示す曲の音
声データが再生されている途中で、符号Piで示す曲の
頭出しをしたい場合には、スタートマーカ検出回路16
からの検出出力をカウントしたカウント値が“i−1”
から“i”に1つ増加すれば、これが所望の曲Piの位置
と判断できる。
【0040】このスタートマーカMを検出した時点で直
ちにミュート回路12を解除すると、曲Piの途中から
再生が開始されることになって都合が悪いので、磁気テ
ープ5を曲Piの開始前(したがってスタートマーカMの
形成位置よりも前)の位置まで一旦巻き戻す必要があ
る。(なお、この磁気テープ5の巻き戻し開始時点(図2
のの時点)では、磁気テープ5がそれまで高速走行さ
れていたこともあって、磁気テープ5は、曲Piの頭よ
りも再生方向にスタートマーカMの位置を越えてオーバ
ランしている。) そこで、制御回路15は、駆動装置14に対して指令を
与え、リール台1を再生方向とは逆方向(ここでは時計
方向)に回転させるとともに、ピンチローラ9をキャプ
スタン3に押し付ける一方、他方のピンチローラ10を
キャプスタン4から離間させる。すると、リール台1の
回転トルクが上昇してこのリール台1の回転速度が上が
り、その結果、磁気テープ5が再生方向とは逆方向に高
速で巻き戻し走行される。
【0041】そして、磁気テープ5が逆方向に高速走行
されて、スタートマーカ検出回路16によって、スター
トマーカMが検出されると、制御回路15は、頭出しモ
ードを終了して、再生モードに移行する。(なお、この
再生モードへの移行時点(図4のの時点)では、磁気テ
ープ5がそれまで高速走行されていたこともあって、磁
気テープ5は、無音部分Lを越えて前の曲Pi-1にかか
る位置までオーバランしている。) すなわち、制御回路15は、駆動装置14に対して指令
を与え、リール台2を磁気テープ5の再生方向(ここで
は反時計方向)に駆動するとともに、両ピンチローラ
9,10をそれぞれキャプスタン3,4に押し付ける。
これにより、磁気テープ5は、低速で走行されるように
なる。
【0042】そこで、制御回路15は、無音検出回路1
3の検出出力を取り込み、その立ち上りエッジが検出さ
れると(図2のの時点)、これに応じて、ミュート回路
12をオフにしてミューティングを解除する。
【0043】これにより、所望の曲Piの頭が途切れる
ことなく、磁気ヘッド6で再生された信号が増幅回路1
1およびミュート回路12を介して出力されるようにな
る。
【0044】なお、本例では、磁気テープ5に音楽など
の曲の音声データが記録されている場合について説明し
たが、各種の情報を区切って記録している場合に、各情
報ごとの頭出しを行う場合にも本発明を適用することが
できる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、頭出しモードが選択さ
れると、所望の記録データの頭位置にあるスタートマー
カを見付けて、磁気テープを一旦スタートマーカの前の
位置まで巻き戻した後、無記録検出回路で録音データ間
の無音部分が検出されれば、その磁気テープの位置から
ミュート回路をオフにして再生を行うので、従来に比べ
て頭出しのための磁気テープの走行方向および走行速度
の切り換え頻度が少なくなり、短時間の内に正確な頭出
しを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る磁気記録再生装置の構成
図である。
【図2】図2の装置による曲の頭出し動作の説明に供す
るタイムチャートである。
【図3】従来の磁気記録再生装置の構成図である。
【図4】図3の装置による曲の頭出し動作の説明に供す
るタイムチャートである。
【符号の説明】
1,2…リール台、5…磁気テープ、6…磁気ヘッド、
12…ミュート回路、13…無音検出回路(無記録検出
回路)、14…駆動装置、15…制御回路、16…スタ
ートマーカ検出回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々の記録データの区切りにはそれぞれ
    無記録部分が形成されるとともに、各々の記録データに
    対しては、記録データの頭位置を示すスタートマーカが
    付されている磁気テープについて、当該磁気テープの所
    望の記録データの頭出しを行うものであって、磁気テー
    プを駆動する駆動装置と、磁気テープから再生された信
    号に対してミューティングを行うミュート回路と、磁気
    テープに記録されている前記スタートマーカを検出する
    スタートマーカ検出回路とを含む磁気記録再生装置にお
    いて、 磁気テープに形成されている前記無記録部分を検出する
    無記録検出回路を設けるとともに、 頭出しモードの選択に応じて、前記ミュート回路をオン
    にするとともに、前記駆動装置を制御して、所望の記録
    データの頭位置にあるスタートマーカがスタートマーカ
    検出回路で検出されるまで磁気テープを走行してから、
    磁気テープを先の走行方向と逆方向に走行させて、磁気
    テープの再生位置が当該スタートマーカの記録位置より
    も前になるまで巻き戻した後、前記無記録検出回路で無
    記録部分が検出されると、これに応答してミュート回路
    をオフにして再生モードに移行させるシーケンスを実行
    する制御回路を備えることを特徴とする磁気記録再生装
    置。
JP6081482A 1994-04-20 1994-04-20 磁気記録再生装置 Pending JPH07287897A (ja)

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