JPH07287876A - Cd制作方法 - Google Patents
Cd制作方法Info
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- JPH07287876A JPH07287876A JP10192894A JP10192894A JPH07287876A JP H07287876 A JPH07287876 A JP H07287876A JP 10192894 A JP10192894 A JP 10192894A JP 10192894 A JP10192894 A JP 10192894A JP H07287876 A JPH07287876 A JP H07287876A
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- JP
- Japan
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- data
- recording medium
- cds
- recorded
- audio
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 CD制作過程でオーディオやデータ、たとえ
ばプログラムや画像データ等をともに包含して扱うこと
ができる方法を得て、CD制作方法を簡略化する 【構成】 製作工程中に中間記録媒体を用いて複数種の
データを含むCDを制作するCD制作方法において、こ
の中間記録媒体が少なくとも、データの形式、容量をイ
ンデックスごとに記録したTOC情報テーブル、デー
タ、およびCDエミュレータ用ファイル管理情報を備え
ているようにした。記録媒体のヘッダの内容はファイル
単位でなくCDイメージに近い形式であり、マスタリン
グに必要な情報を記録し、CD−ROMのデータフォー
マットに準じて媒体に記録される。データのなかにはオ
ーディオデータ、CD−ROMデータのモード0、1、
2などCDに記録されるデータがすべて混在できる。
ばプログラムや画像データ等をともに包含して扱うこと
ができる方法を得て、CD制作方法を簡略化する 【構成】 製作工程中に中間記録媒体を用いて複数種の
データを含むCDを制作するCD制作方法において、こ
の中間記録媒体が少なくとも、データの形式、容量をイ
ンデックスごとに記録したTOC情報テーブル、デー
タ、およびCDエミュレータ用ファイル管理情報を備え
ているようにした。記録媒体のヘッダの内容はファイル
単位でなくCDイメージに近い形式であり、マスタリン
グに必要な情報を記録し、CD−ROMのデータフォー
マットに準じて媒体に記録される。データのなかにはオ
ーディオデータ、CD−ROMデータのモード0、1、
2などCDに記録されるデータがすべて混在できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数種のデータを含むC
D制作の方法に関する。
D制作の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CDは音声をデジタルで録音再生するこ
とが可能な媒体として開発され、忠実な音の再現と長時
間連続再生が可能なオーディオディスクとして開発され
た。その後、大容量と高速アクセス性能に着目されて、
コンピュータの記録媒体としての利用もなされている。
コンピュータ記録媒体としてのデータ構造の規格はCD
オーディオの規格に基づいて定められている。以下、C
Dオーディオディスクのデータ構造について説明する。
とが可能な媒体として開発され、忠実な音の再現と長時
間連続再生が可能なオーディオディスクとして開発され
た。その後、大容量と高速アクセス性能に着目されて、
コンピュータの記録媒体としての利用もなされている。
コンピュータ記録媒体としてのデータ構造の規格はCD
オーディオの規格に基づいて定められている。以下、C
Dオーディオディスクのデータ構造について説明する。
【0003】L/Rの音声信号をPCM変調して、16
ビット×2チャンネルのデジタルデータを得る。6標本
区間のデジタルデータ24バイトが1フレーム単位とな
る。エラーの抑制を目的として、L/R12バイト単位
でデータ変換し、誤り訂正符号が入り、インターリーブ
されると、それぞれ8ビット×12のデータと8ビット
×4のパリティになる。1フレームに1バイトのサブコ
ードを加え、変調して得られたデジタル信号をCDに記
録する。
ビット×2チャンネルのデジタルデータを得る。6標本
区間のデジタルデータ24バイトが1フレーム単位とな
る。エラーの抑制を目的として、L/R12バイト単位
でデータ変換し、誤り訂正符号が入り、インターリーブ
されると、それぞれ8ビット×12のデータと8ビット
×4のパリティになる。1フレームに1バイトのサブコ
ードを加え、変調して得られたデジタル信号をCDに記
録する。
【0004】98フレームが1つのサブコードブロック
を構成している。先頭の2バイトはサブコードヘッダ、
残り96バイトがサブコード8チャンネルとなる。サブ
コードのうち、24バイトは、読み出し制御に使われ、
ユーザデータの種別と絶対時間やサブコードフレーム番
号等、探索のためのアドレス情報が記録されている。1
つのサブコードブロックに付帯するデータは、2352
バイトの情報量に匹敵する。
を構成している。先頭の2バイトはサブコードヘッダ、
残り96バイトがサブコード8チャンネルとなる。サブ
コードのうち、24バイトは、読み出し制御に使われ、
ユーザデータの種別と絶対時間やサブコードフレーム番
号等、探索のためのアドレス情報が記録されている。1
つのサブコードブロックに付帯するデータは、2352
バイトの情報量に匹敵する。
【0005】CDオーディオディスク再生装置で特定の
曲を再生するには、ディスク最内周にあるインデックス
を手がかりにサブコードを探して復調し、サブコードの
絶対時間により目的のブロックを探索する。読み出した
デジタル信号を復調し、デインターリーブ、誤り訂正符
号によりエラー訂正し、デジタル信号処理を行い、デジ
タルデータを得る。デジタルデータはD/Aコンバータ
で処理され、音声信号として出力される。
曲を再生するには、ディスク最内周にあるインデックス
を手がかりにサブコードを探して復調し、サブコードの
絶対時間により目的のブロックを探索する。読み出した
デジタル信号を復調し、デインターリーブ、誤り訂正符
号によりエラー訂正し、デジタル信号処理を行い、デジ
タルデータを得る。デジタルデータはD/Aコンバータ
で処理され、音声信号として出力される。
【0006】CDをコンピュータ記録媒体として用いる
際の統一規格となったCD−ROMの物理フォーマット
の規格を図1に示す。物理フォーマットはモード0、モ
ード1、モード2の3種類のモードが定められている。
CD−ROMの1セクタは、CDオーディオディスクの
サブコードブロックに等しい2352バイトのデータで
構成され、各ブロックの先頭にはブロック間の分離のた
めに12バイトのブロック同期信号(シンク)が置かれ
ている。
際の統一規格となったCD−ROMの物理フォーマット
の規格を図1に示す。物理フォーマットはモード0、モ
ード1、モード2の3種類のモードが定められている。
CD−ROMの1セクタは、CDオーディオディスクの
サブコードブロックに等しい2352バイトのデータで
構成され、各ブロックの先頭にはブロック間の分離のた
めに12バイトのブロック同期信号(シンク)が置かれ
ている。
【0007】ブロック同期信号に続いて、ヘッダ4バイ
トが配され、ブロックアドレス3バイトとデータ記録モ
ードを示す1バイトからなる。モード0とモード2の場
合は残りの2336バイトがデータ領域となる。モード
0ではこのデータが全部0である。
トが配され、ブロックアドレス3バイトとデータ記録モ
ードを示す1バイトからなる。モード0とモード2の場
合は残りの2336バイトがデータ領域となる。モード
0ではこのデータが全部0である。
【0008】モード1はより正確な誤り訂正が要求され
るコンピュータデータに用いられる。プログラムデータ
や高圧縮率の画像データ等は、1ビットのエラーでも正
常な動作が得られなくなる。このようなデータは補間処
理できる画像データあるいは音響データとは異なり、エ
ラーが許されない。
るコンピュータデータに用いられる。プログラムデータ
や高圧縮率の画像データ等は、1ビットのエラーでも正
常な動作が得られなくなる。このようなデータは補間処
理できる画像データあるいは音響データとは異なり、エ
ラーが許されない。
【0009】CD−ROMのデータの信頼性を高めるた
め、2336バイトのデータ構造に補助データの領域を
設定し、ユーザデータ2048バイトと補助データ28
8バイトに分けている。補助データの設定は、データ記
録モードをモード1に設定することによって定義され
る。補助データ288バイトは、エラー検出4バイト、
スペース8バイト、Pパリティ172バイトおよびQパ
リティ104バイトからなるエラー訂正276バイトと
なっている。
め、2336バイトのデータ構造に補助データの領域を
設定し、ユーザデータ2048バイトと補助データ28
8バイトに分けている。補助データの設定は、データ記
録モードをモード1に設定することによって定義され
る。補助データ288バイトは、エラー検出4バイト、
スペース8バイト、Pパリティ172バイトおよびQパ
リティ104バイトからなるエラー訂正276バイトと
なっている。
【0010】モード2は2336バイトがすべてユーザ
データとなるデータ構造を有し、補間処理でエラー訂正
が可能な画像・音響データ等を記録できる。ただし、一
般には、モード2のユーザデータ内に構造を定義して、
物理フォーマットを拡張し、各種データの時分割処理を
行う際などにモード2のデータ構造を利用している。
データとなるデータ構造を有し、補間処理でエラー訂正
が可能な画像・音響データ等を記録できる。ただし、一
般には、モード2のユーザデータ内に構造を定義して、
物理フォーマットを拡張し、各種データの時分割処理を
行う際などにモード2のデータ構造を利用している。
【0011】プログラムデータ等は、同じ符号の連続す
る冗長コードが大変多く、読み取りエラーを生じやす
い。そこで、ユーザデータにシンク、ヘッダ、さらに補
助データを加えた2352バイトのブロック中、シンク
を残してスクランブル処理をかけ、冗長コードを解消す
る。
る冗長コードが大変多く、読み取りエラーを生じやす
い。そこで、ユーザデータにシンク、ヘッダ、さらに補
助データを加えた2352バイトのブロック中、シンク
を残してスクランブル処理をかけ、冗長コードを解消す
る。
【0012】スクランブル処理後は、CDオーディオデ
ィスクと同様に、誤り訂正符号を入れてインターリーブ
した後、サブコードを追加し、変調して得られたデジタ
ル信号をCD−ROMに記録する。
ィスクと同様に、誤り訂正符号を入れてインターリーブ
した後、サブコードを追加し、変調して得られたデジタ
ル信号をCD−ROMに記録する。
【0013】サブコードは、CDオーディオディスクの
構造と一致し、8チャンネル×12バイトの大きさのも
のが1ブロックに1つ付加されている。そのうち2チャ
ンネルが読み出し制御に使われ、ユーザデータの種別と
絶対時間やサブコードフレーム番号等、探索のためのア
ドレス情報が記録されている。
構造と一致し、8チャンネル×12バイトの大きさのも
のが1ブロックに1つ付加されている。そのうち2チャ
ンネルが読み出し制御に使われ、ユーザデータの種別と
絶対時間やサブコードフレーム番号等、探索のためのア
ドレス情報が記録されている。
【0014】得られたデジタルデータはスクランブルが
掛かっているため、データブロック中のシンクを検出し
てスクランブルを解除し、ヘッダアドレスを検出したの
ち、目的のブロックにアクセスする。ヘッダにあるデー
タ構造モードに応じて、補助データを利用したエラーの
検出と訂正が施された後、ユーザデータはコンピュータ
に読み込まれる。このような2段階のエラー訂正機能に
よりデータの信頼性を高めている。
掛かっているため、データブロック中のシンクを検出し
てスクランブルを解除し、ヘッダアドレスを検出したの
ち、目的のブロックにアクセスする。ヘッダにあるデー
タ構造モードに応じて、補助データを利用したエラーの
検出と訂正が施された後、ユーザデータはコンピュータ
に読み込まれる。このような2段階のエラー訂正機能に
よりデータの信頼性を高めている。
【0015】以上の説明からわかるように、CDにはコ
ンピュータプログラムやコンピュータデータ、そしてデ
ジタルオーディオデータなど各種のデータを記録するこ
とができる。そこでCDはプログラムや音声データが混
在する記録媒体が要求されるマルチメディア機器、とく
にコンピュータゲームなどの記録媒体として用いられて
いる。
ンピュータプログラムやコンピュータデータ、そしてデ
ジタルオーディオデータなど各種のデータを記録するこ
とができる。そこでCDはプログラムや音声データが混
在する記録媒体が要求されるマルチメディア機器、とく
にコンピュータゲームなどの記録媒体として用いられて
いる。
【0016】しかし、実際に各種データの混在するCD
を作成することは容易ではない。CD−DA(オーディ
オ用)とCD−ROMデータを含むCDをCD製造メー
カーに依頼して作成する場合、従来の方法ではいくつか
のステップを踏む必要があった。図2は従来のCD製造
手順を示したものである。
を作成することは容易ではない。CD−DA(オーディ
オ用)とCD−ROMデータを含むCDをCD製造メー
カーに依頼して作成する場合、従来の方法ではいくつか
のステップを踏む必要があった。図2は従来のCD製造
手順を示したものである。
【0017】ソフトウエアを開発する側は、音楽データ
のCD−DAマスターデータをオーディオテープあるい
はDATのかたちでCD製造メーカーに渡す。CD製造
メーカーでは指定されたトラック以降に音楽データを書
き込んだCDを作成する。
のCD−DAマスターデータをオーディオテープあるい
はDATのかたちでCD製造メーカーに渡す。CD製造
メーカーでは指定されたトラック以降に音楽データを書
き込んだCDを作成する。
【0018】ソフト開発側は音楽データのみが入ったC
Dを受け取って、コンピュータ装置にCD再生装置を接
続して音楽データを利用したソフトウエアを開発する。
できあがったプログラム、およびすでにCDに入ってい
るCD−DA以外の各種データをハードディスクあるい
はフロッピーディスクに統合して、それを再びCD製造
メーカーに渡す。
Dを受け取って、コンピュータ装置にCD再生装置を接
続して音楽データを利用したソフトウエアを開発する。
できあがったプログラム、およびすでにCDに入ってい
るCD−DA以外の各種データをハードディスクあるい
はフロッピーディスクに統合して、それを再びCD製造
メーカーに渡す。
【0019】CD製造メーカーは受け取ったデータと先
に受け取っているCD−DAデータを統合してCDに記
録してソフト開発側に返す。ソフト開発側はデータとオ
ーディオの入ったCDを実機(製品用マシン)にかけて
統合テストを行って、合格すればCDを量産することに
なる。
に受け取っているCD−DAデータを統合してCDに記
録してソフト開発側に返す。ソフト開発側はデータとオ
ーディオの入ったCDを実機(製品用マシン)にかけて
統合テストを行って、合格すればCDを量産することに
なる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来方
法では最終の実機テストでエラーが発生したときには、
再度同じ手順を踏んでCDの再製造を行わなければなら
ない。このときに問題になるのは、製造のどの過程でエ
ラーが発生したかの判定が難しく、エラーの責任がソフ
ト開発側かCD製造メーカー側にあるのかという特定が
困難であることである。
法では最終の実機テストでエラーが発生したときには、
再度同じ手順を踏んでCDの再製造を行わなければなら
ない。このときに問題になるのは、製造のどの過程でエ
ラーが発生したかの判定が難しく、エラーの責任がソフ
ト開発側かCD製造メーカー側にあるのかという特定が
困難であることである。
【0021】またこの従来方法では、オーディオデータ
はCD製造メーカー任せで、依頼者側がCDの内容を加
工したり、音の位置(ATIME)を指定したりするこ
とができない。さらに、CD−ROMデータは別個の媒
体で手渡すことになるために、FD、ハードディスク、
1/2MTのどれを使っても数個のメディアが必要とな
り、マスターの受け渡しや管理が複雑になるなどの問題
点がある。
はCD製造メーカー任せで、依頼者側がCDの内容を加
工したり、音の位置(ATIME)を指定したりするこ
とができない。さらに、CD−ROMデータは別個の媒
体で手渡すことになるために、FD、ハードディスク、
1/2MTのどれを使っても数個のメディアが必要とな
り、マスターの受け渡しや管理が複雑になるなどの問題
点がある。
【0022】このような問題を避けるため図3に示すよ
うなCDライター(CDW)を使ってユーザーが直接C
D−Rを作成する方法もある。しかし、CDWは完全な
形式のCDを作るわけではないので、それを製品化する
となるとスタンパー会社に依頼して正式な形式のCDを
大量生産してもらうことになる。
うなCDライター(CDW)を使ってユーザーが直接C
D−Rを作成する方法もある。しかし、CDWは完全な
形式のCDを作るわけではないので、それを製品化する
となるとスタンパー会社に依頼して正式な形式のCDを
大量生産してもらうことになる。
【0023】しかもCDWの性能もそれほどよくないの
で、エラーが含まれることもしばしばある。CD−Rの
エラーもテスト時にエラーとして発生するものならよい
が、CD装置自体がエラー補正をしていることから、1
ビット、2ビットといった小さなエラーではエラーとし
て発生しないことがある。
で、エラーが含まれることもしばしばある。CD−Rの
エラーもテスト時にエラーとして発生するものならよい
が、CD装置自体がエラー補正をしていることから、1
ビット、2ビットといった小さなエラーではエラーとし
て発生しないことがある。
【0024】したがって、このCD−Rを基にスタンパ
ー会社でCDを作成してもらうと、CD−Rに含まれた
エラーレイト(エラー発生率)もCDに含まれてしま
う。ところがスタンパー会社で作成したCDには、CD
−Rのエラーとスタンパー会社で発生するエラーとがと
もに含まれ、エラーが発生することがある。
ー会社でCDを作成してもらうと、CD−Rに含まれた
エラーレイト(エラー発生率)もCDに含まれてしま
う。ところがスタンパー会社で作成したCDには、CD
−Rのエラーとスタンパー会社で発生するエラーとがと
もに含まれ、エラーが発生することがある。
【0025】その際、複合的に発生したエラーであるか
ら、この場合も責任の所在が曖昧になる。現在、CD−
Rを利用したCD作成依頼をしていないのはこの点に問
題があるからである。
ら、この場合も責任の所在が曖昧になる。現在、CD−
Rを利用したCD作成依頼をしていないのはこの点に問
題があるからである。
【0026】このようにマルチメディアのためのCDを
製造する際の問題点は、CDがもともとはオーディオ利
用を中心とした考え方で作られたために、新しいCD利
用メディアとしてのCD−ROMに対する対応が十分に
は取れていないことに起因している。
製造する際の問題点は、CDがもともとはオーディオ利
用を中心とした考え方で作られたために、新しいCD利
用メディアとしてのCD−ROMに対する対応が十分に
は取れていないことに起因している。
【0027】本発明は、CD制作過程でオーディオやデ
ータ、たとえばプログラムや画像データ等をともに包含
して扱うことができる方法を得て、CD制作方法を簡略
化することを目的とする。
ータ、たとえばプログラムや画像データ等をともに包含
して扱うことができる方法を得て、CD制作方法を簡略
化することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は製作工程中に中間記録媒体を用いて複数種
のデータを含むCDを制作するCD制作方法において、
この中間記録媒体が少なくとも、データの形式、容量を
ファイルごとに記録したCDエミュレータ用ファイル管
理情報およびCDデータを備えているようにしたもので
ある。
に、本発明は製作工程中に中間記録媒体を用いて複数種
のデータを含むCDを制作するCD制作方法において、
この中間記録媒体が少なくとも、データの形式、容量を
ファイルごとに記録したCDエミュレータ用ファイル管
理情報およびCDデータを備えているようにしたもので
ある。
【0029】中間記録媒体の管理情報及びCDデータは
ファイル単位であり、それぞれがオーディオデータなの
かCD−ROMデータのモード1なのかの情報とともに
CDイメージの順に記録されている。
ファイル単位であり、それぞれがオーディオデータなの
かCD−ROMデータのモード1なのかの情報とともに
CDイメージの順に記録されている。
【0030】本発明の制作方法によるCD作成の概略を
図4に示す。本発明の方法では依頼者とCD製造メーカ
ーとのデータのやり取りはワンステップで行える。なお
図4ではソフト開発側からCD製造メーカーへ渡す記録
媒体は8mmテープとしたが、これに限るものでなく記
録媒体はフロッピーディスクやハードディスクなどでも
よい。
図4に示す。本発明の方法では依頼者とCD製造メーカ
ーとのデータのやり取りはワンステップで行える。なお
図4ではソフト開発側からCD製造メーカーへ渡す記録
媒体は8mmテープとしたが、これに限るものでなく記
録媒体はフロッピーディスクやハードディスクなどでも
よい。
【0031】本発明の方法では統合されたデータが入っ
たテープをCD製造メーカーに渡す前にあらかじめテス
トを行う。大容量ハードディスクに統合データの入った
テープの内容をコピーしてから、CDエミュレータシス
テムにより統合データをテストする。
たテープをCD製造メーカーに渡す前にあらかじめテス
トを行う。大容量ハードディスクに統合データの入った
テープの内容をコピーしてから、CDエミュレータシス
テムにより統合データをテストする。
【0032】テスト済みの統合データはCD製造メーカ
ーに渡り、CDが作成される。このマスターテープには
CD−DAとCD−ROMデータが統合されて記録され
ているから、CD製造メーカーは一度に目的の統合デー
タが入ったCDが作成できることになる。
ーに渡り、CDが作成される。このマスターテープには
CD−DAとCD−ROMデータが統合されて記録され
ているから、CD製造メーカーは一度に目的の統合デー
タが入ったCDが作成できることになる。
【0033】できあがったCDを実機でテストをしてエ
ラーが発生した場合には、CD製造メーカーに渡すマス
ターテープはあらかじめエミュレータでデバッグしてあ
るので、そのエラーがCD製造メーカーによるものと判
断できる。
ラーが発生した場合には、CD製造メーカーに渡すマス
ターテープはあらかじめエミュレータでデバッグしてあ
るので、そのエラーがCD製造メーカーによるものと判
断できる。
【0034】
【実施例】本発明について、中間記録媒体として8mm
テープを用いた実施例を説明する。図5に示すように、
テープ先頭にテープヘッダを設け、続いて32バイトの
管理ファイルヘッダとファイルのデータがファイル数分
繰り返され、最後にテープのファイルマークを設ける。
テープを用いた実施例を説明する。図5に示すように、
テープ先頭にテープヘッダを設け、続いて32バイトの
管理ファイルヘッダとファイルのデータがファイル数分
繰り返され、最後にテープのファイルマークを設ける。
【0035】テープヘッダはASCII文字半角で25
6バイトで、このなかには作成年月日や注釈文字列を記
録する。
6バイトで、このなかには作成年月日や注釈文字列を記
録する。
【0036】32バイトの管理ヘッダの構造を図6に示
す。00hから1Fhにファイルの属性、例えば80h
でデータ、C0hでオーディオ、00hが無意味、その
他がエラーのように設定する。この例では01hに先頭
からのレコード番号:LOWを、02hに先頭からのレ
コード番号:MIDを、03hに先頭からのレコード番
号:HIGHを設定している。以下、図6に示すように
ファイルのレコード数、ファイルのグループ名、ファイ
ル名、ファイルの拡張子、ファイルのバイト数、ファイ
ルの作成時間、作成日などの内容が記録される。
す。00hから1Fhにファイルの属性、例えば80h
でデータ、C0hでオーディオ、00hが無意味、その
他がエラーのように設定する。この例では01hに先頭
からのレコード番号:LOWを、02hに先頭からのレ
コード番号:MIDを、03hに先頭からのレコード番
号:HIGHを設定している。以下、図6に示すように
ファイルのレコード数、ファイルのグループ名、ファイ
ル名、ファイルの拡張子、ファイルのバイト数、ファイ
ルの作成時間、作成日などの内容が記録される。
【0037】図7はファイル単位のデータ記録ブロック
の説明図である。2048バイトの1レコードを8レコ
ードまとめて1ブロックとする。8レコードに満たない
場合は、図7の右端のブロックに示すように、7レコー
ド以下で1ブロックを形成させる。図中の「a」は1〜
7の整数値をとる。
の説明図である。2048バイトの1レコードを8レコ
ードまとめて1ブロックとする。8レコードに満たない
場合は、図7の右端のブロックに示すように、7レコー
ド以下で1ブロックを形成させる。図中の「a」は1〜
7の整数値をとる。
【0038】
【発明の効果】本発明により、CDのマスターとしてオ
ーディオ、CD−ROMデータ等をひとつの記録媒体に
記録でき、複雑なステップを踏むこともなく、マスター
管理が楽に行える。しかもエミュレータであらかじめ最
終製品と同じ形式でテストでき、CD製造メーカーは提
出されたマスター通りのCD製造となるから、エラー発
生時の責任の所在が明確になる。
ーディオ、CD−ROMデータ等をひとつの記録媒体に
記録でき、複雑なステップを踏むこともなく、マスター
管理が楽に行える。しかもエミュレータであらかじめ最
終製品と同じ形式でテストでき、CD製造メーカーは提
出されたマスター通りのCD製造となるから、エラー発
生時の責任の所在が明確になる。
【0039】本発明の構成をもつ記録媒体はすべてのデ
ータを包含できるから、現在オーディオデータに対して
はCDメーカー任せであったものが、ソフト開発者側で
あらかじめ自分の意図するように加工することができ
る。
ータを包含できるから、現在オーディオデータに対して
はCDメーカー任せであったものが、ソフト開発者側で
あらかじめ自分の意図するように加工することができ
る。
【0040】本発明ではデータ中心の編成になっている
から、従来技術ではファイル単位のみのハンドリングし
か行えなかったのにたいして、直接データハンドリング
が行える。また、このことはとくにゲーム用のソフトウ
エアを作成する場合、曲の途中出しや、特定の画像デー
タのアクセスが容易に行える利点になる。
から、従来技術ではファイル単位のみのハンドリングし
か行えなかったのにたいして、直接データハンドリング
が行える。また、このことはとくにゲーム用のソフトウ
エアを作成する場合、曲の途中出しや、特定の画像デー
タのアクセスが容易に行える利点になる。
【0041】本発明のCD制作方法は、CD−DAおよ
びCD−ROMのモード1に対応しており、ISO96
60フォーマットの通常データファイル、各種パソコン
用のCDメディアにも利用できる。
びCD−ROMのモード1に対応しており、ISO96
60フォーマットの通常データファイル、各種パソコン
用のCDメディアにも利用できる。
【図1】CD−ROMのフォーマット規格の説明図であ
る。
る。
【図2】従来の、CD−DAおよびCD−ROMデータ
を含むCDの作成方法の説明図である。
を含むCDの作成方法の説明図である。
【図3】従来のCDライターを使ってCD−DAおよび
CD−ROMデータを含むCDの作成方法の説明図であ
る。
CD−ROMデータを含むCDの作成方法の説明図であ
る。
【図4】本発明の製造方法によるCD作成手順の説明図
である。
である。
【図5】本発明の製造方法において用いられる記録媒体
のデータ構造の一例の説明図である。
のデータ構造の一例の説明図である。
【図6】本発明の製造方法において用いられる記録媒体
のデータ構造のなかのファイルヘッダ構造の一例の説明
図である。
のデータ構造のなかのファイルヘッダ構造の一例の説明
図である。
【図7】本発明の製造方法において用いられる記録媒体
のデータ構造のなかのファイル単位のデータ記録ブロッ
クの説明図である。
のデータ構造のなかのファイル単位のデータ記録ブロッ
クの説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 製作工程中に中間記録媒体を用いて複数
種のデータを含むCDを制作するCD制作方法におい
て、前記中間記録媒体として少なくとも、データの形
式、容量をファイルごとに記録したCDエミュレータ用
ファイル管理情報およびCDデータを備えているものを
用いることを特徴とするCD制作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10192894A JPH07287876A (ja) | 1994-04-16 | 1994-04-16 | Cd制作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10192894A JPH07287876A (ja) | 1994-04-16 | 1994-04-16 | Cd制作方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07287876A true JPH07287876A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=14313581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10192894A Pending JPH07287876A (ja) | 1994-04-16 | 1994-04-16 | Cd制作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07287876A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0777230A1 (de) * | 1995-12-04 | 1997-06-04 | Markus Zwickl | CDs enthaltend zusätzliche Textinformation |
KR20040013314A (ko) * | 2002-08-05 | 2004-02-14 | 삼성전자주식회사 | 멀티 포맷 기록 및 재생 장치와 방법, 및 저장 매체 |
-
1994
- 1994-04-16 JP JP10192894A patent/JPH07287876A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0777230A1 (de) * | 1995-12-04 | 1997-06-04 | Markus Zwickl | CDs enthaltend zusätzliche Textinformation |
KR20040013314A (ko) * | 2002-08-05 | 2004-02-14 | 삼성전자주식회사 | 멀티 포맷 기록 및 재생 장치와 방법, 및 저장 매체 |
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