JPH07287498A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07287498A
JPH07287498A JP6104756A JP10475694A JPH07287498A JP H07287498 A JPH07287498 A JP H07287498A JP 6104756 A JP6104756 A JP 6104756A JP 10475694 A JP10475694 A JP 10475694A JP H07287498 A JPH07287498 A JP H07287498A
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JP
Japan
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cleaning
roller
image forming
web
forming apparatus
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JP6104756A
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Inventor
Masahiro Inoue
雅博 井上
Nobuhiko Takekoshi
信彦 竹腰
Takeshi Fujita
岳 藤田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送ベルト等の被クリーニング体をウエブ状
クリーニング部材で良好にクリーニングでき、且つクリ
ーニング部材の寿命を向上することである。 【構成】 搬送ベルト8にクリーニングウエブ20を押
圧、接触させる押圧ローラ22に高圧電源50を設置し
て、ローラ22に定電圧のバイアスを印加し、ローラ2
2に供給される電流を検出器51で検出し、処理装置6
0で処理して、トナー汚れのない初期状態の電流値の7
0%以下の電流値になったことにより、ウエブ20のト
ナー汚れを判断し、巻取りローラ25のモータ26を回
転させてウエブ20を巻取り、ウエブ20の搬送ベルト
8に接触する面を更新させた。 【効果】 搬送ベルト8を良好にクリーニングでき、ウ
エブ20の表面にクリーニング能力が十分あるのにその
面を無理に更新させずに済み、ウエブ20の寿命を大幅
に向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やLBP、ファ
クシミリ等の画像形成装置に関し、特にそれに用いるク
リーニング部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の画像形成部を備え、各画像
形成部においてそれぞれ色の異なったトナー像を形成
し、該トナー像を同一記録材上に順次重ねて転写して、
カラー画像を得るカラー画像形成装置が種々提案されて
いるが、その中で多用されているのが多色電子写真方式
によるカラー複写装置である。
【0003】このようなカラー電子写真複写装置の一例
を図10に基づいて簡単に説明する。図10に示すよう
に、カラー電子写真複写装置は、一対のローラ11、1
1間に懸架され、図示しない駆動源により矢印c方向に
走行される搬送ベルト8を有し、該搬送ベルト8の上方
に4個の画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが配設し
てある。各画像形成部は同様の構成になっているので、
以下、第1色目の画像形成部Paを例に採ってその構成
を概略的に説明する。
【0004】画像形成部Paには、上記の搬送ベルト8
に近接して矢印A方向に回転する円筒状の像担持体、即
ち感光ドラム1aが配置してあり、その感光ドラム1a
の表面の感光層が一次帯電器15aによって一様に帯電
された後、これに原稿画像のイエロー成分の光像16a
が露光されて、感光ドラム1a上に静電潜像が形成され
る。潜像は感光ドラム1aの回転により移動して現像器
3aの位置に至り、その位置で現像器3aから供給され
るイエロートナーにより現像されて、潜像がイエロート
ナー像として可視化される。
【0005】上記のイエロートナー像は感光ドラム1a
の回転に伴い、導電性ブラシを有するブラシ状転写帯電
器4aを配置した転写部位に至る。これにタイミングを
合わせて搬送路12から図示しない記録材が搬送ベルト
8上に供給され、搬送ベルト8により転写部位に搬送さ
れる。そして転写帯電器4aに転写バイアスが印加され
て、感光ドラム1a上のイエロートナー像が記録材上に
転写される。
【0006】その後、感光ドラム1aは、その上に残っ
た残留トナーをクリーニング装置のクリーニングウエブ
30により除去され、次の画像形成工程に入り得る状態
になる。一方、イエロートナー像が転写された記録材
は、搬送ベルト8による搬送で次の第2色目の画像形成
部Pbに進行する。
【0007】第2色目の画像形成部Pbは、第1色目の
画像形成部Paと同様な構成になっており、上記と同様
にして、感光ドラム1b上への潜像形成、マゼンタトナ
ーによる潜像の現像が行なわれ、得られたマゼンタトナ
ー像がその転写部で記録材上にイエロートナー像に重ね
合わせて転写される。同様に、画像形成部Pc、Pdに
おいて、感光ドラム1c及び1d上にそれぞれシアント
ナー像及びブラックトナー像が形成され、転写帯電器4
c及び4dによって記録材上に順次重ね合わせて転写さ
れて、記録材上に4色のトナー像を重ね合わせたカラー
画像が得られる。
【0008】4色のトナー像が転写された記録材は、分
離除電器61で除電して搬送ベルト8から分離し、一対
の定着ローラ7a及び加圧ローラ7bを備えた定着装置
7に送られ、通常、所定温度に加熱されているローラ7
a、7bのニップ部で加圧及び加熱して定着される。こ
れにより記録材は、各色のトナー像の混色及び記録材へ
の固定が行なわれて、フルカラーの永久像とされた後、
複写装置の機外に排出される。
【0009】上記の定着ローラ7a及び加圧ローラ7b
は、トナー像の定着によりトナーが付着したときは、そ
れらのトナーをそれぞれのクリーニングウエブ40によ
って拭い取るようにしている。一方、搬送ベルト8は記
録材の分離後、内側除電器13及び外側除電器14によ
り転写時に受けた帯電電荷を除電し、更に進行方向下流
側に設けられたクリーニングウエブ20とバックアップ
ローラ21とにより、その表面に付着したカブリトナー
や飛散トナー或いは紙粉等のゴミその他が除去され、次
の画像形成に備えて表面が清浄にされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被クリーニ
ング体である搬送ベルト8、定着、加圧ローラ7a、7
b、或いは感光ドラム1a等をクリーニングするそれぞ
れのウエブは、被クリーニング体に想定される最大の汚
れが続いても十分なクリーニング効果が発揮できるよう
にするために、一定時間或いは一定コピー枚数毎に所定
量ずつ巻取って、新しいウエブ面が被クリーニング体に
向けられるようにされている。
【0011】従って従来は、被クリーニング体の汚れ具
合が少ない、即ちクリーニングウエブのウエブ面に未だ
クリーニング能力が十分に残存するにも拘らず、クリー
ニングウエブを巻取ってウエブ面を更新してしまうこと
があり、このためクリーニングウエブの寿命が短いとい
う問題があった。
【0012】本発明の目的は、搬送ベルト或いは感光ド
ラム等の被クリーニング体をウエブ状のクリーニング部
材でクリーニングするに際し、被クリーニング体を良好
にクリーニングできると共に、クリーニング部材の寿命
を向上することを可能とした画像形成装置を提供するこ
とである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば本発明は、被
クリーニング体に押圧により接触してクリーニングする
ウエブ状のクリーニング部材と、クリーニング部材を押
圧して被クリーニング体に接触させる押圧部材と、クリ
ーニング部材を被クリーニング体のクリーニング部を経
て巻取る巻取り手段とを備えた画像形成装置において、
前記押圧部材を導電性にすると共に、押圧部材に定電圧
又は定電流のバイアスを印加するバイアス印加手段と、
バイアスの印加により押圧部材に供給された電流又は電
圧を検出する検出手段と、前記検出手段により得られた
検出値を処理して、巻取り手段によるクリーニング部材
の巻取りを制御する処理装置とを設置したことを特徴と
する画像形成装置である。
【0014】本発明の一態様によれば、被クリーニング
体は、記録材を担持して像担持体と対向した画像転写部
に搬送する搬送ベルトとされる。又押圧部材にバイアス
を印加する代わりに、搬送ベルトの押圧部材と反対側
に、前記クリーニング部材の搬送ベルトへの押圧を補助
する導電性の補助部材を設置して、前記補助部材に定電
圧又は定電流のバイアスを印加することができる。更に
搬送ベルトの押圧部材と反対側で搬送ベルトに除電部材
を接触して、除電部材に除電バイアスを印加して搬送ベ
ルトの帯電を除去している場合には、その除電部材及び
除電バイアス印加手段を前記の補助部材及びバイアス印
加手段として利用することができる。
【0015】
【実施例】
実施例1 図1は、本発明の特徴を説明するための図で、本発明の
画像形成装置の一実施例における搬送ベルトのクリーニ
ング部を示す。図2は、図1のクリーニング部を備えた
画像形成装置の全体を示す概略構成図である。本実施例
の画像形成装置の基本構成は、搬送ベルトのクリーニン
グ法を除き、図10に示した従来の画像形成装置と同じ
であるので、図2において図10に示した部材と同一の
部材は同一の符号を付してその説明は省略する。
【0016】本実施例において、搬送ベルト8は誘電体
であるポリカーボネート樹脂フィルムの無端状シートを
用いた。搬送ベルト8に用いる材料としては、ポリカー
ボネート樹脂をシリコーン樹脂で変性したもの、カーボ
ンなどの導電粒子を分散して抵抗を例えば1012〜10
15Ω・cmとなるように低下したものを用いることがで
き、これらはより好ましい。更にはポリウレタン樹脂や
ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂、ポリフッ化ビニリデ
ン(PVdF)樹脂等を用いることもできる。
【0017】搬送ベルト8の矢印で示す記録材搬送方向
下流端の下方には一対のローラ24、25が配設され、
この一方のローラ24は不織布のクリーニングウエブ2
0が巻回され、他方のローラ25はその軸にモータ26
が連結されてウエブ20の巻取りローラとなっている。
ローラ24、25の間には、クリーニングウエブ20を
搬送ベルト8の表面に押付ける押圧ローラ22が搬送ベ
ルト8に対して進退自在に配設され、搬送ベルト8の裏
面側(内側)には、クリーニングウエブ20の搬送ベル
ト8への押付けを補助するバックアップローラを兼ねた
除電ローラ(内側除電ローラ)21が配設されている。
【0018】上記のクリーニングウエブ20は、少なく
ともその搬送ベルト8と当接する表面(クリーニング
面)が、太さ10μm以下が70%以上で平均太さが1
0μm以下の繊維によって、密度が0.05〜0.80
g/cm3 、好ましくは0.10〜0.50g/cm3
に形成されている。このクリーニングウエブを形成して
いる繊維個々の間の平均の間隔は、画像形成に用いるト
ナー粒子の平均粒径以下であることが好ましい。クリー
ニングウエブ20の繊維としては、ポリプロピレン、レ
ーヨン、アクリル、ナイロン、ポリエステル、ビニロン
等の繊維、及びこれらの繊維を混合したものが好まし
い。
【0019】押圧ローラ22は、SUS等の芯金上に、
導電粒子を分散して抵抗値を105Ω以下程度に調整し
た非発泡又は発泡性の導電性ゴム層を形成したゴムロー
ラとなっている。この押圧ローラ22は、高圧電源50
による内側除電ローラ21へのバイアス印加のための対
極とするために接地されている。
【0020】内側除電ローラ21は、SUS等の芯金上
に、同様な導電性ゴム層を抵抗値108 Ω程度に形成し
たゴムローラからなっており、これに高圧電源50を接
続して、除電ローラ21にバイアスとしてブラシ状転写
帯電器4a〜4dと逆極性の直流電圧を印加するように
なっている。このバイアスは搬送ベルト8が回動してい
る間、常に除電ローラ21が印加されているようにする
ために、搬送ベルト8の回動開始と同時に印加される。
【0021】高圧電源50と内側除電ローラ21の間に
電流検出器51が設けられ、バイアスの印加により除電
ローラ21に供給された電流が検出器51によって検出
される。検出器51で検出された電流値は、処理装置6
0に送って電気的にデータ処理され、これに基づき装置
60により巻取りローラ25のモータ26を制御するよ
うに構成してある。
【0022】本実施例では、高圧電源50の出力を−5
kV一定の直流定電圧に制御しており、バイアスとして
−5kVの直流定電圧を除電ローラ21に印加した。ク
リーニングウエブ20の表面がトナーにより汚染されて
いない状態、つまり初期状態にある場合には、ウエブ2
0の電気抵抗の増加がないので、除電ローラ21へのバ
イアスの印加によって電源50から除電ローラ21に供
給される、即ち流れる電流の減少はない。このとき検出
器51は略−50μAの電流値を検出した。
【0023】上記の検出器51による除電ローラ21に
流れる電流値の検出を、画像形成時に所定の画像形成頻
度で検出する。搬送ベルト8のクリーニングによりウエ
ブ20の表面がトナーで汚染されると、ウエブ20の電
気抵抗の増加が起こるので、バイアスの印加によって除
電ローラ21に流れる電流が減少し、それからウエブ2
0の表面のトナー汚れが分かる。
【0024】クリーニングウエブ20の新しい面への更
新は、ウエブ20による搬送ベルト8のクリーニングの
確実を期すと共にウエブ20の無駄を省くようにするた
めに、ウエブ20の表面に若干のクリーニング能力を残
した状態で行なうことがよい。そこで本発明では、初期
状態の電流値からの約30%低下、つまり初期電流値の
約70%に低下した時点で、ウエブ20の面がトナーで
汚れたと判断して更新するようにした。
【0025】即ち検出器51により初期状態の電流値−
50μAの70%の−35μA以下の電流値を検出した
ら、処理装置60がそれを認識してクリーニングウエブ
20の表面がトナーで汚れた判断する。そして処理装置
60からモータ26に制御信号を出力して、モータ26
により巻取りローラ25を回転してウエブ20を巻取
り、ウエブ20の新しい面を引き出して搬送ベルト8に
接する面を更新させた。このクリーニングウエブ20の
1回の巻取り量は、本例では約5mmにした。以下、同
様に検出器51による検出を続けて、ウエブ20の搬送
ベルト8に接する面の更新を繰り返し、搬送ベルト8を
クリーニングする。
【0026】本実施例の画像形成装置は、以上のように
構成され、不織布からなるクリーニングウエブ20を用
いて搬送ベルト8をクリーニングするに際し、搬送ベル
ト8へのウエブ20の押付けを反対側から補助するバッ
クアップローラを兼ねた内側除電ローラ21にバイアス
として直流電圧を印加し、その除電ローラ21に供給さ
れる電流値を検出して、この電流値が初期状態時の電流
値の所定割合以下(本実施例では初期値の70%以下)
になった時点で、ウエブ20を巻取って搬送ベルト8に
接する面を更新するようにした。従って搬送ベルト8を
常に良好にクリーニングできるばかりでなく、ウエブ2
0の表面にクリーニング能力が十分あるのにその面を無
理に更新させずに済み、ウエブ20の寿命を大幅に向上
することが可能になった。又クリーニングウエブ20を
適切に更新するので、内側除電ローラ21による除電不
良の発生防止もできるようになった。
【0027】又搬送ベルト8に対し導電ゴムローラから
なる内側除電ローラ21を設けたが、外側除電器を設け
ることをしなかったので、クリーニングに先立って搬送
ベルト8を除電しても、搬送ベルト8からのトナーの落
下による外側除電器のトナー汚れという問題自体がなく
なり、外側除電器の汚れによる搬送ベルト8の部分的な
除電不良に伴うクリーニング不良や転写不良がない。従
ってこれによる画像不良も防止できる。
【0028】更に搬送ベルト8の除電及びその際の良好
な多重転写を確保するための転写とは逆極性の帯電も、
内側除電ローラ21及び押圧ローラ22により搬送ベル
ト8を挟持して行なうので、搬送ベルト8の上下方向の
振動による除電ローラ21との距離の変動がなく、この
ため搬送ベルト8を良好に除電し又逆極性帯電すること
ができる。従って距離の変動による部分的なクリーニン
グ不良や転写不良がなく、これに起因する画像不良も防
止できる。
【0029】本実施例では、内側除電ローラ21に印加
するバイアスは、直流のみの定電圧としたが、直流に交
流を重畳して用いてもよく、その交流を重畳したバイア
スの直流成分を電流検出器51で検出して同様の制御を
行なうことにより、同様の効果が得られる。又電流検出
器51は内側除電ローラ21側に設ける構成としたが、
図3に示すように、検出器51を押圧ローラ22側に設
けてもよい。
【0030】又図4に示すように、内側除電ローラ21
はバイアスを印加せずに接地し、その代わりに押圧ロー
ラ22に除電ローラ21に印加したのと逆極性のバイア
スを印加するようにしてもよい。その場合、電流検出器
51は押圧ローラ22側に設けても、図5に示すよう
に、除電ローラ21側に設けてもよい。更には内側除電
ローラ21、押圧ローラ22の両方にバイアスを印加す
るようにしてもよい。いずれも、同様な制御により同様
な効果が得られる。
【0031】又内側除電器として除電ローラ21を使用
したが、除電器は接触型であればローラ状でなくともよ
く、ブラシ状、ブレード状にすることもできる。
【0032】本実施例においては、高圧電源50により
内側除電ローラ21や押圧ローラ22に印加するバイア
スを定電圧とし、その印加時に供給された電流値を検出
するようにしたが、高圧電源50を定電流制御して定電
流のバイアスを印加し、そのバイアス印加時の電圧を検
出して、検出した電圧値が所定の値以上になったとき
に、クリーニングウエブ20表面のトナー汚れが生じた
と判断して、ウエブ20の搬送ベルト8と接する面を更
新するようにしてもよい。同様の効果が得られることは
いうまでもない。
【0033】実施例2 図6は、本発明の画像形成装置の他の実施例における感
光ドラムのクリーニング部を示す図、図7は、クリーニ
ング部を備えた画像形成装置の全体構成図である。本実
施例は、本発明のクリーニング法を感光ドラムに適用し
たことに特徴があり、画像形成装置自体の構成は図10
の従来の画像形成装置と基本的に同じなので、図7にお
いて図10に示した部材と同一の部材は同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0034】図6において、その基層が接地された感光
ドラム1aに左方に一対のローラ34、35が配設さ
れ、ローラ34に不織布のクリーニングウエブ30を巻
回し、これをモータ36により他方のローラ(巻取りロ
ーラ)35に巻取るようになっている。ローラ34、3
5の間には、クリーニングウエブ30を感光ドラム1a
の表面に押付ける押圧ローラ32が配設されている。こ
の押圧ローラ32は、実施例1のときと同様、SUS等
の芯金上に導電粒子を分散して抵抗値を105 Ω程度以
下に調整した非発泡性又は発泡性の導電性ゴム層を形成
したゴムローラとなっており、これに接続した高圧電源
50により直流バイアスを印加可能に構成されている。
【0035】バイアスは感光ドラム1a上に画像形成を
行なわない回転中、所謂前回転中或いは後回転中に印加
するようになっている。更に高圧電源50と押圧ローラ
32の間には電流検出器51が設けられ、この検出器5
1によって得られた電流値のデータが処理装置60によ
り電気的に処理され、クリーニングウエブ30表面のト
ナー汚れが判断されて、それにより巻取りローラ35の
モータ36が制御される。
【0036】このような構成により、実施例1のときと
同様、押圧ローラ32に流入、供給される電流値を検出
し、この電流値が所定値以下、例えば初期値の70%以
下になると、クリーニングウエブ30の面を更新するよ
うにした。従って感光ドラム1aを常に良好にクリーニ
ングできるばかりでなく、ウエブ30の表面にクリーニ
ング能力が十分あるのにその面を無理に更新させずに済
み、ウエブ30の寿命を大幅に向上させることが可能に
なった。
【0037】以上では、押圧ローラ32に印加するバイ
アスを定電圧として、押圧ローラ32に供給される電流
を検出するようにしたが、押圧ローラ32に定電流のバ
イアスを印加し、そのとき押圧ローラ32に供給される
電圧を検出して、その検出値が所定の値以上になったと
きに、クリーニングウエブ30の面を更新するようにし
てもよい。同様な効果が得られる。
【0038】実施例3 図8は、本発明の画像形成装置の他の実施例における定
着ローラのクリーニング部を示す図、図9は、クリーニ
ング部を備えた画像形成装置の全体構成図である。本実
施例は、定着装置のローラに本発明のクリーニング法を
適用したことに特徴があり、画像形成装置自体の基本構
成は、図10の従来の画像形成装置と同じである。図9
において図10に付した符号と同一の符号は同一の部材
を示す。
【0039】図8において、定着装置7の一方の定着ロ
ーラ7aの上方には一対のローラ44a、45aが配置
され、ローラ44aには同様に不織布のクリーニングウ
エブ40を巻回し、これを巻取りローラである他方のロ
ーラ45aにそのモータ46aで巻取るようになってい
る。ローラ44a、45aの間にはクリーニングウエブ
40を定着ローラ7aの表面に押付ける押圧ローラ42
aが配設されている。この押圧ローラ42aは、同様
に、SUS等の芯金上に導電粒子を分散して抵抗値を1
5 Ω程度以下に調整した非発泡性又は発泡性の導電性
ゴム層を形成したゴムローラとなっており、これに接続
した高圧電源45aにより直流バイアスが印加可能であ
る。
【0040】定着装置7の他方の加圧ローラ7bの下方
にも一対のローラ44b、45bが配置され、ローラ4
4bには同様に不織布のクリーニングウエブ40を巻回
し、これを他方の巻取りローラ45bにモータ46bで
巻取るようになっている。ローラ44b、45bの間に
はクリーニングウエブ40を定着ローラ7bの表面に押
付ける押圧ローラ42bが配設される。この押圧ローラ
42bは、押圧ローラ42aと同様の構成とされ、これ
に接続した高圧電源46bにより直流バイアスが印加可
能になっている。
【0041】上記の高圧電源45bと押圧ローラ42b
の間には電流検出器51bが、高圧電源46bと押圧ロ
ーラ42bの間には電流検出器51bが設けられ、この
検出器51b、51bによって得られた電流値のデータ
を処理装置60が電気的に処理して、それに基づき巻取
りローラ45a、45bのモータ46a、46bを制御
するように構成されている。
【0042】このような構成により、実施例1、2のと
きと同様、押圧ローラ42a、42bにそれぞれ供給さ
れる電流値を検出し、それらの電流値が例えば初期値の
70%以下というように、所定値以下になったら、それ
ぞれのクリーニングウエブ40の表面がトナーで汚れた
と判断して、ウエブ40を巻取ることにより新たな面に
更新するようにした。
【0043】従って本実施例においても、定着ローラ7
a及び加圧ローラ7bを常に良好にクリーニングできる
ばかりでなく、それぞれのウエブ40にクリーニング能
力に余力が十分あるのに無理に更新させずに済み、ウエ
ブ40の寿命を大幅に向上することができる。
【0044】以上では、押圧ローラ42a、42bに印
加するバイアスは定電圧として、供給される電流を検出
するようにしたが、定電流のバイアスを印加し、そのと
きの電圧を検出して所定の値以上になったときに、クリ
ーニングウエブ40の面を更新するようにしてもよい。
同様な効果が得られる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、搬送
ベルト或いは感光ドラム等の被クリーニング体をウエブ
状のクリーニング部材でクリーニングするに際し、クリ
ーニング部材を押圧して被クリーニング体に接触させる
押圧部材に定電圧又は定電流のバイアスを印加して、押
圧部材に供給される電流又は電圧を検出し、その検出値
によりクリーニング部材のトナー汚れを判断し、トナー
が汚れが生じていたときに巻取り手段によるクリーニン
グ部材の巻取りを行なうようにしたので、被クリーニン
グ体を常に良好にクリーニングできるばかりでなく、ク
リーニング部材の表面にクリーニング能力が十分あるの
にその面を無理に更新させずに済み、クリーニング部材
の寿命を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例における搬送
ベルトのクリーニング部を示す説明図である。
【図2】図1のクリーニング部を備えた画像形成装置の
全体を示す概略構成図である。
【図3】搬送ベルトクリーニング部の他の構成例を示す
説明図である。
【図4】搬送ベルトクリーニング部の更に他の構成例を
示す説明図である。
【図5】搬送ベルトクリーニング部の更に他の構成例を
示す説明図である。
【図6】本発明の他の実施例における感光ドラムのクリ
ーニング部を示す説明図である。
【図7】図6のクリーニング部を備えた画像形成装置の
全体を示す概略構成図である。
【図8】本発明の他の実施例における定着装置のローラ
のクリーニング部を示す説明図である。
【図9】図8のクリーニング部を備えた画像形成装置の
全体を示す概略構成図である。
【図10】従来の画像形成装置の全体を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d 感光ドラム 7a 定着ローラ 7b 加圧ローラ 8 搬送ベルト 20、30、40 クリーニングウエブ 21 内側除電ローラ 22、32、42a、42b 押圧ローラ 26、36、46 モータ 25、35、45 巻取りローラ 50、50a、50b 高圧電源 51、51a、51b 電流検出器 60 処理装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被クリーニング体に押圧により接触して
    クリーニングするウエブ状のクリーニング部材と、クリ
    ーニング部材を押圧して被クリーニング体に接触させる
    押圧部材と、クリーニング部材を被クリーニング体のク
    リーニング部を経て巻取る巻取り手段とを備えた画像形
    成装置において、前記押圧部材を導電性にすると共に、
    押圧部材に定電圧又は定電流のバイアスを印加するバイ
    アス印加手段と、バイアスの印加により押圧部材に供給
    された電流又は電圧を検出する検出手段と、前記検出手
    段により得られた検出値を処理して、巻取り手段による
    クリーニング部材の巻取りを制御する処理装置とを設置
    したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧部材は導電性のローラである請
    求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記被クリーニング体は、記録材を担持
    して像担持体と対向した画像転写部に搬送する搬送ベル
    トである請求項1又は2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記被クリーニング体は、像担持体であ
    る請求項1又は2の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記被クリーニング体は、定着装置の定
    着ローラ及び/又は加圧ローラである請求項1又は2の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 記録材を担持して像担持体と対向した画
    像転写部に搬送する搬送ベルトに、押圧により接触して
    クリーニングするウエブ状のクリーニング部材と、クリ
    ーニング部材を押圧して被クリーニング体に接触させる
    押圧部材と、クリーニング部材を被クリーニング体のク
    リーニング部を経て巻取る巻取り手段とを備えた画像形
    成装置において、前記搬送ベルトの押圧部材と反対側
    に、前記クリーニング部材の搬送ベルトへの押圧を補助
    する導電性の補助部材を設置し、前記補助部材に定電圧
    又は定電流のバイアスを印加するバイアス印加手段と、
    バイアスの印加により補助部材に供給された電流又は電
    圧を検出する検出手段と、前記検出手段により得られた
    検出値を処理して、巻取り手段によるクリーニング部材
    の巻取りを制御する処理装置とを設置したことを特徴と
    する画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記補助部材が導電性のローラである請
    求項6の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送ベルトの押圧部材と反対側で搬
    送ベルトに接触する除電部材と、その除電部材に除電バ
    イアスを印加して搬送ベルトの帯電を除去する除電バイ
    アス印加手段とを有し、これら除電部材及び除電バイア
    ス印加手段を前記補助部材及びバイアス印加手段として
    利用する請求項6の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記除電部材が導電性のローラである請
    求項8の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012118254A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2017149534A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 セイコーエプソン株式会社 記録装置

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