JPH07287284A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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Publication number
JPH07287284A
JPH07287284A JP7757194A JP7757194A JPH07287284A JP H07287284 A JPH07287284 A JP H07287284A JP 7757194 A JP7757194 A JP 7757194A JP 7757194 A JP7757194 A JP 7757194A JP H07287284 A JPH07287284 A JP H07287284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
lens
unit
photographing
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP7757194A
Other languages
English (en)
Inventor
Fuminori Kawamura
文詔 河村
Yoji Katsura
洋史 桂
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Priority to US08/251,426 priority patent/US5628039A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リユース適性の向上を図ったレンズ付きフイ
ルムユニットを提供する。 【構成】 パトローネ30bを収納するためのパトロー
ネ収納室33と、未露光の写真フイルム30aのロール
30dを収納するためのフイルム収納室34とを一体に
形成した本体基部26に、撮影レンズ14の望遠撮影光
学系を構成する暗箱41とシャッタ機構とをユニット化
した露光ユニット28を着脱自在に取り付けた。 【効果】 リユースする露光ユニットとリサイクルする
本体基部とを簡単に分離できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部構造をユニット化
した望遠撮影用のレンズ付きフイルムユニットに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】誰でも簡単に撮影を楽しめるように、簡
単な撮影機構を備え、そして国際標準規格ISOの10
07−1979年で規定された135タイプのパトロー
ネ付き写真フイルムを予め装填したレンズ付きフイルム
ユニット(以下、「フイルムユニット」と称す。)が良
く知られている。
【0003】このようなフイルムユニットとしては、望
遠タイプが実開平2−104340号公報に同出願人か
ら提案されている。このタイプは、焦点距離が70〜8
0mm程度、Fナンバーが12〜14の撮影レンズがフ
イルムユニットの輪郭内に配置され、ユニットを厚くし
なくても長い光路長が得られるように2枚のミラーを内
蔵して、撮影レンズ以降の光路をZ形にしている。
【0004】このようなレンズ付きフイルムユニットの
本体部は、露光用の開口を挟んで、パトローネを収納す
るパトローネ収納室と、パトローネから引き出した未露
光の写真フイルムをロール状に収納するフイルム収納室
とを一体に形成した本体基部に、暗箱が一体に形成され
ている。この暗箱の上部前面には、シャッタボードが取
り付けられ、この後方に迷光防止用の絞り筒が落とし込
まれている。この後方の斜め開口部には第1のミラーが
載せられ、ミラー押さえが一体成形されたカバーによっ
て暗箱の上部が閉じられる。そして、暗箱の横には、シ
ャッタチャージ機構及びフイルム巻上げ機構が組み込ま
れている。シャッタボードには、シャッタ羽根が取り付
けられ、暗箱の前面下部に形成された斜め開口部には第
2のミラーが載せられる。シャッタボードの上には、ミ
ラー押さえが一体成形されたレンズ受け兼用のカバーが
被せられる。このカバーは、ビスや接着剤を使用するこ
となく、フックや切欠等により暗箱の前部に固定され
る。この後、撮影レンズがレンズ受けに載せられてから
前カバーが本体部に取り付けられ、暗室に搬入される。
暗室にてフイルム装填が行われた後、本体部の背面側に
後カバーが取り付けられる。
【0005】一方、最近、環境保全や産業廃棄物の削減
等の問題により、レンズ付きフイルムユニットのユニッ
ト本体を回収して再使用するリユースやプラスチックで
成型された部品を樹脂ペレット等原料に戻して再生使用
するリサイクルが実施されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前後のカバーは、使用
中や回収後の分解時に損傷する可能性が高いので、リサ
イクルされる。写真フイルムが直接接触するフイルム収
納室と露光用開口とが形成された本体部は、埃や塵が付
着していると、写真フイルムにキズを付ける等の悪影響
があるため、リユースせずにリサイクルされる。ところ
が、これに組み込まれている2枚のミラーは、カバーで
保護されていることもあり、そのままリユース可能であ
る。また、フイルム巻上げ機構,シャッタチャージ機構
及びシャッタ羽根は、動作を確認した後は、殆どの場合
リユース可能である。したがって、これらのリユース可
能な部品を本体部から取り外してから、この本体部をリ
サイクルすることになる。しかしながら、フイルム巻上
げ機構,シャッタチャージ機構等は比較的簡単に取り外
すことができるが、2枚のミラーは破損しやすいため、
取外し作業に手間がかかり、リユースするためのコスト
が高くなるという問題点があった。また、暗箱は直接に
写真フイルムと接触することもなく殆どの場合無傷でリ
ユース可能であるにも係わらず、本体基部と一体成形さ
れているからリユースできないという不都合があった。
【0007】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、リユース適性の向上を図ったレン
ズ付きフイルムユニットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットは、未
露光の写真フイルムをロール状に収納したフイルム収納
室と露光済みの写真フイルムを巻き込むフイルム巻取室
とを一体に形成した本体基部に、前記撮影レンズの焦点
距離が撮影画面の対角線長より長い望遠撮影光学系とシ
ャッタ機構とをユニット化した露光ユニットを着脱自在
に取り付けたものである。
【0009】
【作用】撮影済みの写真フイルムが取り出されたレンズ
付きフイルムユニットは、本体基部から露光ユニットが
取り外される。この露光ユニットは、シャッタ機構の動
作確認が行われた後、異常がなければ、そのまま新しい
レンズ付きフイルムユニット組立用の部品としてリユー
スされる。また、本体基部はリサイクルされる。したが
って、リユース可能な部品を本体基部から簡単に分離す
ることができ、リユース適性が向上する。
【0010】請求項2記載のレンズ付きフイルムユニッ
トは、未露光の写真フイルムをロール状に収納したフイ
ルム収納室と露光済みの写真フイルムを巻き込むフイル
ム巻取室とを一体に形成した本体基部に、標準の撮影開
口より口径が小さい絞り開口が形成された絞り部材を撮
影光路内に挿脱する撮影絞り変更手段と、前記絞り部材
の挿脱動作に連動してファインダ光路内に挿脱され、絞
りが変更されたことをファインダ視野内に表示する表示
手段とをユニット化した露光ユニットを着脱自在に取り
付けたものである。したがって、本体基部から露光ユニ
ットを簡単に取り外すことができるとともに、撮影絞り
変更手段と表示手段との動作確認を簡単に行うことがで
きるから、リユース適性が向上する。
【0011】請求項3記載のレンズ付きフイルムユニッ
トは、撮影用の開口を有し、この開口を挟む一方側に未
露光の写真フイルムを収納したフイルム収納室と、前記
開口の他方側に露光済みの写真フイルムを巻き込むフイ
ルム巻取室とを一体に形成した本体基部に、前記撮影レ
ンズの後方に2枚の反射手段によってZ字形の望遠撮影
光路が構成された暗箱部を備えた露光ユニットを着脱自
在に取り付けたものである。したがって、本体基部から
露光ユニットを簡単に取り外すことができるとともに、
暗箱のリユースが容易になり、リユース適性が向上す
る。
【0012】請求項4記載のレンズ付きフイルムユニッ
トは、請求項2記載のレンズ付きフイルムユニットにお
いて、撮影レンズの光軸とファインダ光路の光軸との高
さをほぼ同一にしたから、パララックスがなくなり、撮
影範囲の確認を正確に行うことができるようになる。
【0013】請求項5記載のレンズ付きフイルムユニッ
トは、請求項1ないし3記載のレンズ付きフイルムユニ
ットにおいて、露光ユニットの下部に脚部を設けたか
ら、露光ユニットを自立させることができ、組立適性が
向上する。
【0014】請求項6記載のレンズ付きフイルムユニッ
トは、望遠撮影光路を妨げない範囲で撮影レンズから離
れた位置に有効画角外からの斜入光をカットする斜入光
防止用の遮光部材を取り付けたから、フレアのないクリ
アな画像を得ることができる。
【0015】
【実施例】図2において、レンズ付きフイルムユニット
11は、ユニット本体12と、これを収納した外ケース
13とからなる。外ケース13には、綺麗なカラー印刷
が施され、また撮影時の注意事項等が印刷されている。
【0016】ユニット本体12には、外ケース13の開
口から露呈している撮影レンズ14、ファインダ対物窓
15、シャッタボタン16、フイルム残数表示窓17、
巻き上げノブ18、及び撮影モード切替え摘み19とが
設けられている。撮影レンズ14は、前面上方にフイル
ムユニット11の輪郭形状から前方に突出して配置され
ており、焦点距離が、例えば100mmのものが用いら
れている。ファインダは、2個のファインダレンズによ
って構成されており、これらのファインダレンズの間に
NDフィルタ又はカラーフィルタ等のフィルタが出入り
自在に配置されている。
【0017】撮影モード切替え摘み19は、日中撮影モ
ードと夜景撮影モードのいずれか1つを選択するための
ものであり、図2に示す位置で日中撮影モードが選択さ
れ、これからスロット20の左端にスライド操作した場
合には夜景撮影モードが選択される。日中撮影モードの
際には、フィルタがファインダ内に入り込み、また撮影
レンズ14の光軸上に小口径の絞り開口が位置する。さ
らに夜景撮影モードの際には、ファインダ内からフィル
タが退避し、このフィルタの退避移動に連動して撮影レ
ンズ14の光軸上に大口径の絞り開口が位置する。
【0018】ユニット本体12は、図1に示すように、
本体基部26,後カバー27,露光ユニット28,及び
前カバー29とからなる。本体基部26には、国際標準
規格(ISO:1007−1979年版)で規定された
135タイプの写真フイルムパトローネ30が装填され
る。この写真フイルムパトローネ30には、例えばIS
O800の高感度写真フイルム30aが用いられてい
る。
【0019】本体基部26の前面には、露光ユニット2
8がフック31,32と切欠の組合せによる係止手段に
よって着脱自在に取り付けられる。露光ユニット28
は、撮影レンズ14を備えた露光付与機構,フイルムカ
ウンタ機構,絞り切替え機構,フィルタ出入り機構,及
びフイルム巻き止め機構等が組み込まれており、これら
は一体化されている。後カバー27は、本体基部26の
背後に着脱自在に取り付けられ、本体基部26との間で
写真フイルム30aを光密にする。前カバー29は、本
体基部26の前面に着脱自在に取り付けられる。
【0020】写真フイルムパトローネ30は、写真フイ
ルム30aと、この写真フイルム30aを光密に収納す
るパトローネ30bとからなる。このパトローネ30b
は、写真フイルム30aの末端が固定されたスプール3
0cを備え、スプール30cが回転されたときに、その
外周に露光済みの写真フイルム30aを巻き取る。
【0021】本体基部26には、パトローネ30bを収
納するためのパトローネ収納室33と、パトローネ30
bから引き出した未露光の写真フイルム30aのロール
30dを収納するためのフイルム収納室34とが一体成
形されている。これらの底は開口となっており、後カバ
ー27に設けたプルトップ式の底蓋35,36によって
それぞれ塞がれる。底蓋36は写真フイルム30aをロ
ール状に巻き取るための治具等を挿入するための蓋であ
り、また、底蓋35は全コマ撮影終了後に撮影済みの写
真フイルム30aが収納されたパトローネ30bを取り
出す時の蓋となる。
【0022】巻き上げノブ18は、パトローネ収納室3
3の上面に回動自在に配置され、外部から操作が可能な
ように一部が後カバー27の開口37から露呈してい
る。そして、パトローネ30bが装填された際には巻き
上げノブ18の軸がパトローネ30bのスプール30c
に係合する。
【0023】パトローネ収納室33とフイルム収納室3
4との間には、露光枠38が位置しており、これには、
24×36mmのサイズの露光開口39が形成されてい
る。この露光開口39には、露光ユニット28の撮影レ
ンズ14を透過した被写体光が導かれる。また、露光枠
38の露光ユニット28側には、遮光リブ40が露光開
口39の周囲を囲むように突設されている。この遮光リ
ブ40のフイルム収納室34側の側部40aは、フイル
ム収納室34の側壁を兼ねるように平板状に突出して形
成されており、本体基部26の幅方向のコンパクト化に
寄与している。また、これに対応して、図3に示すよう
に、露光ユニット28の暗箱41には、遮光リブ40が
入り込む溝42が形成されている。
【0024】なお、後カバー27の上部中央部には、上
板27aが舌状に形成されているが、これは、前カバー
29のレンズカバー部43が上面29aから盛り上がっ
た形状になっており、この部分の型抜きを可能とするた
め、レンズカバー43の後部を後カバー27側に分担さ
せたのである。また、スロット20の縁に突条が形成さ
れているため、これも後カバー27と前カバー29とで
スロット20a,20bに分割してある。また、後カバ
ー27の右上端には、ファインダ接眼窓44が一体に設
けられている。また、前カバー29には、右上端に設け
たファインダ対物窓15の他に、上面にシャッタボタン
16が一体に設けられている。
【0025】図4に露光ユニット28を示す。露光ユニ
ット28には、暗箱41にシャッタ機構、フイルム巻き
上げ機構、フイルムカウンタ機構、レンズユニット、絞
り切替え機構、及びフィルタ出入り機構とが組み込まれ
ている。
【0026】暗箱41は、撮影レンズ14の光軸45を
Z形にするために、正面上方に設けた正面上開口枠41
a,背面上方に設けた背面上開口枠41b(図3参
照),正面下方に設けた正面下開口枠41c,及び背面
下方に設けた背面下開口枠41d(図3参照)とがそれ
ぞれ一体に形成された形状となっている。正面上開口枠
41aの前面には、カバー板47を介してシャッタユニ
ット48,絞り切替えレバー49,及びレンズユニット
50とが順に組み込まれる。
【0027】背面上開口枠41bには、図3に示すよう
に、増反射ミラー52がミラー押さえ53によって取り
付けられ、さらに正面下開口枠41cには増反射ミラー
54が取り付けられる。この増反射ミラー54は、長い
光路長を得るために、撮影レンズ14の下方にフイルム
ユニット11の輪郭形状から前方に突出して設けられて
いる。
【0028】図5に示すように、撮影レンズ14の光軸
45は、増反射ミラー52,54によりZ形に折り畳ま
れた後、露光開口39の背後に位置決めされた写真フイ
ルム30bに達する。撮影レンズ14を通った被写体光
束は、広がりながら写真フイルム30bに達するから、
増反射ミラー52は増反射ミラー54よりも小サイズで
よい。また、これらのミラー52,54を同じ傾斜角で
傾けることによって、撮影レンズ14に水平に入射した
光軸45を写真フイルム30bに水平に入射させること
ができる。
【0029】前述したように、夜景撮影モードの際に
は、ファインダ内のフィルタ退避移動に連動して撮影レ
ンズ14の光軸上に大口径の絞り開口が位置するように
なっており、絞り開口の大口径化に伴って撮影レンズ1
4を通った被写体光束の広がり度合も大きくなる。した
がって、有効画角外からの斜入光も増加するため、これ
をカットする斜入光防止用の絞り筒47aがカバー板4
7と一体に形成されている。この絞り筒47aは、斜入
光防止の効果を高めるため、有効光束の通過を妨げない
範囲で増反射ミラー52側に寄せてある。そして、増反
射ミラー52から増反射ミラー54に向かう有効光束を
妨げないように、絞り筒47aの下側の角55は斜めに
カットした形状にしてある。また、有効光束を通過させ
る開口56は、露光範囲に相似の矩形形状に形成してあ
る。
【0030】前記増反射ミラー52,54は、ガラス基
板の上にアルミニウム層,酸化セリウム層,及び酸化チ
タン層を順に層設し、700nmでの反射率が85%以
上とした反射ミラーである。したがって、この増反射層
を施した面が反射面となるべき表面であるが、取付時に
判別しにくいため、裏面であるガラス基板側に写真フイ
ルム30aに影響を与えない黒色か青色のマジックイン
キ(製法特許第242494号)で表裏の区別を表す
印,例えば縦棒状の線57,58をつけておくようにし
ている。これによって、確実に増反射層を施した表面を
反射面として組み込むことができる。
【0031】なお、このフイルムユニット11では、2
枚のミラー52,54を露光ユニット28の暗箱41に
組み込んでから、本体基部26に取り付けるようにした
から、ミラー52の下端52aの位置を本体基部の上端
26aより下げることができ、フイルムユニット11の
背の高さを低くすることができた。
【0032】また、図3において、暗箱41の低部に
は、リブ形状の脚部61が暗箱41と一体に形成されて
いる。これによって、斜線で示した部分41e,61a
で暗箱41が安定して接地して自立可能になり、増反射
ミラー52,54を暗箱41に組み込む作業が容易に行
えるようになる。
【0033】暗箱41の右上には、ファインダ光学系を
構成する対物レンズ65と接眼レンズ66とを所定間隔
で保持する保持枠67が一体に形成されている。この保
持枠67の上面は開口68となっている。この開口68
の上には、この内部を光密に塞ぎ、対物レンズ65,接
眼レンズ66を押さえるための天板69が着脱自在に取
り付けられる。
【0034】対物レンズ65,接眼レンズ66は、露光
ユニット28が本体基部26に取り付けられた際に、フ
ァインダ対物窓15とファインダ接眼窓44との間に配
置され、ファインダ光学系を構成するが、このファイン
ダ光軸70は、図6に示すように、撮影レンズ14の光
軸45と同じ高さになる。これによって、近距離にある
被写体に対してもパララックスがほとんど生じることが
ない。
【0035】天板69の上には、光軸45に対して直交
する方向に移動自在な撮影モード切替えレバー72が取
り付けられている。この撮影モード切替えレバー72に
は、上面に撮影モード切替え摘み19が一体に形成さ
れ、また下面にフィルタ73が一体に形成されており、
これらでフィルタ出入り機構を構成している。
【0036】フィルタ73は、撮影モード切替え摘み1
9を日中撮影モードの位置に操作した際に、対物レンズ
65,接眼レンズ66の間に挿入され、また、夜景撮影
モードの位置に操作した際に、対物レンズ65,接眼レ
ンズ66の間から退避する。この撮影モード切替えレバ
ー72は、トグルバネ74により日中撮影モード又は夜
景撮影モードのどちらか一方の位置に向けて付勢されて
いる。
【0037】フィルタ73は、前述したようにNDフィ
ルタやカラーフィルタ等が用いられ、ファインダ対物窓
15からファインダ接眼窓44に入射してくる被写体光
を減光し、減光された被写体光を撮影者が見ることが可
能な場合には、撮影者にそのままシャッタレリーズが可
能であることを把握させる。また、減光された被写体光
を撮影者が見ることができない場合には、撮影者に夜景
撮影モードに切替えることを把握させる。
【0038】フィルタ出入り機構には、絞り切替え機構
が連動している。絞り切替え機構は、連動板75及び絞
り切替えレバー49とから構成されている。連動板75
は、開口68と天板69との間に光軸45に対して直交
する方向に向けて移動自在に取り付けられており、撮影
モード切替えレバー72の移動量よりも絞り切替えレバ
ー49の移動量を少なくするために、連動板75の上面
に植設されたピン75aが遊びを持った状態で天板69
の長孔69aを介して撮影モード切替えレバー72に連
結されている。また、連動板75の一端75bは、絞り
切替えレバー49の一端49aに係合している。
【0039】絞り切替えレバー49は、その軸49bが
シャッタユニット48のシャッタカバー78に設けられ
た軸受け孔78aに遊嵌してこれを中心に回動自在に配
置されており、軸49bを挟んだ他端に小口径、例えば
直径2〜3mmの絞り開口49cが形成されている。こ
の小口径の絞り開口49cは、撮影モード切替え摘み1
9が日中撮影モードの位置の際に光軸45上のシャッタ
ユニット48とレンズユニット50との間に挿入され、
また夜景撮影モードの位置の際に光軸45の上から退避
する。
【0040】暗箱41の左上には、周知のシャッタ機
構,フイルム巻き上げ機構,及びフイルムカウンタ機構
を構成する従動スプロケット81,カム部材82,係止
レバー83,バネ84,蹴飛ばしレバー85及び枚数表
示板86が取り付けられている。また、蹴飛ばしレバー
85及び枚数表示板86は軸88に挿通されているが、
この抜け止め防止を兼ねて、凸レンズ状のカウンタ窓8
7aを一体成形した透明樹脂製のカバー板87が軸88
の先端に係合して取り付けられている。なお、このカバ
ー板87の上面には、後カバー27を前カバー29に取
り付ける際に、使用されるガイドレール87bが一体に
形成されている。
【0041】カム部材82の軸には従動スプロケット8
1が係合しており、これらはフイルム1コマ送りに従動
して1回転する。カム部材82の回転によって蹴飛ばし
レバー85が軸88を中心に時計方向に回転するととも
に、係止レバー83が軸89を中心として反時計方向に
回転する。カム部材82が一回転すると、係止レバー8
3がカム部材82の回転をロックしてフイルム巻き止め
を行うとともに、蹴飛ばしレバー85をチャージ位置に
保持する。バネ84は、捩じりバネとなっており、係止
レバー83を時計方向に、また蹴飛ばしレバー85を反
時計方向に向けてそれぞれ付勢している。カム部材82
が一回転した際には、枚数表示板86が1目盛分だけ回
転する。
【0042】シャッタボタン16の押下によって係止レ
バー83が反時計方向に押圧される。これによりフイル
ム巻き止めが解除されるとともに、蹴飛ばしレバー85
がバネ84の付勢によってチャージ位置から初期位置に
向けて回転する。このシャッタ駆動レバー85の立ち下
がり片85aには、蹴飛ばしアーム85bが一体に形成
されている。蹴飛ばしアーム85bの移動路には、回動
レバー91の爪部91aが位置している。
【0043】蹴飛ばしレバー85の蹴飛ばし力は、回動
レバー91,シャッタ駆動レバー92及びシャッタユニ
ット48に順に伝達される。回動レバー91は、光軸4
5と平行に設けられた軸93に回動自在に取り付けられ
ており、軸93の上方に設けられた爪部91aの他に、
軸83を挟んだ両側にセクター片91bと突出片91c
とがそれぞれ一体に形成されている。セクター片91b
は、シャッタ駆動レバー92の回転振れを防止するため
に扇形状となっており、前面側が前方に向けて一段突出
している。このセクター片91bの突出した面には、連
結ピン91dが植設されている。この連結ピン91d
は、シャッタ駆動レバー92に連結され、回動レバー9
1の回転力をシャッタ駆動レバー92に伝達する。
【0044】バネ94は、一端のフック94aが突出片
91cに形成したピン91eに、また他端のフック94
bが暗箱41に一体に形成したピン95にそれぞれ引っ
かけられ、回動レバー91を反時計方向に付勢してい
る。そして、暗箱41には、突出片91cに当接し、バ
ネ94の付勢に抗して回動レバー91の回動を阻止する
ストッパー96が一体に形成されている。
【0045】シャッタ駆動レバー92は、光軸45と平
行な軸98を中心として回動自在に取り付けられてお
り、軸98に嵌め込まれる軸受部92a、軸受部92a
を挟んだ両端側にレバー92b,92cがそれぞれ一体
に形成されている。レバー92bには、前方に向けて突
出した連結ピン92dが一体に形成され、またセクター
片91bに摺動するレバー92cには、カム孔92eが
形成されている。連結ピン92dは、シャッタユニット
48のシャッタ羽根101,102に係合される。カム
孔92eには、前記連結ピン91dが挿通される。
【0046】このシャッタ駆動レバー92は、前方に突
出した撮影レンズ14の直後で開閉するシャッタ羽根1
01,102に、これから光軸45に沿って凹んだ位置
に配置された回動レバー76の回転力を伝達するため
に、断面がクランク状に折り曲げて形成されている。
【0047】シャッタユニット48は、シャッタベース
105,同形状をなす一対のシャッタ羽根101,10
2及びシャッタカバー78とから構成されている。シャ
ッタベース105には、光軸45の上に設けられたシャ
ッタ開口105aが形成されている。また、シャッタカ
バー78には、光軸45の上に、絞り切替えレバー49
の絞り開口49bよりも大きい大口径、例えば直径約5
〜6mmの絞り開口78bが形成されているとともに、
増反射ミラー54の非ミラー面54aを覆う保護板78
cとが一体に形成されている。また、開口78bの周囲
には、前方に突出して円筒状のレンズユニット受け78
dが形成されている。
【0048】レンズユニット受け78dの内側には、レ
ンズユニット50が収納され、レンズユニット押さえ1
06によって固定される。レンズユニット受け78dの
内周面の3方に螺旋状の凹条が形成されており、これに
レンズユニット50のレンズベース107の外周面に形
成された3つの凸条がそれぞれ係合するようになってい
る。この凸条には階段状に多数の段差が形成されてお
り、これにレンズユニット押さえ106の3個の爪部が
係合するようになっている。これによって、レンズユニ
ット50を光軸45方向に段階的に進退させることがで
き、撮影レンズ14のピントを微調整することができ
る。
【0049】レンズユニット50は、撮影レンズ14を
構成する2枚のプラスチックレンズ14a,14bが、
スペーサ107を間に挟んだ状態でレンズ枠108の中
に収納され、レンズ押さえ109によって固定されてい
る。
【0050】このように構成された露光ユニット28
は、前述したように、本体基部26に取り付けられた
後、本体基部26は、本体基部26のフック111,1
12と前カバー29のフック113(他方のフックは図
示せず)との係合により、前カバー29に着脱自在に取
り付けられる。このとき、図5に示すように、露光ユニ
ット28は、前カバー29の内壁と、シャッタカバー7
8の下部の左右縁部78e,78fの端面が接触するの
みで、レンズユニット押さえ106等の撮影レンズ14
に近い部分は、接触しないようになっている。これによ
って、レンズカバー部43が強い外力を受けても、その
衝撃力が撮影レンズ14の光軸45に影響を与えないよ
うになっている。
【0051】前カバー29に本体基部26が取り付けら
れた後、これに後カバー27が取り付けられる。図7及
び図8に示すように、上板27aが光軸45と平行に前
カバー29の切欠29bに挿入される。このとき、前記
ガイドレール87bと撮影モード切替えレバー72の上
面とがガイドとなって上板27aがスムーズに前カバー
29の切欠29bに挿入される。このため、撮影モード
切替えレバー72の上面後部には、テーパー部72aが
形成されるとともに、撮影モード切替えレバー72はシ
リコンが混入されて形成されている。さらに、撮影モー
ド切替えレバー72の上面を梨子地仕上げにしてもよ
い。なお、後カバー27の取付時には、撮影モード切替
えレバー72が上板27aの挿入路に突出されるよう
に、図のように、撮影モード切替え摘み19を夜景撮影
モード側にセットしておく。
【0052】フイルムユニット11は、撮影モード切替
え摘み19が日中撮影モードにセットされた状態で防湿
防温のガゼット袋に収納されている。購入後、ガゼット
袋を破いて、フイルムユニット11を取り出す。この取
り出したときには、外ケース13のスロット20の両端
の部分に、図2に示すように、太陽マーク13aと月マ
ーク13bとが施されているので、写真知識を有するユ
ーザーでは日中撮影と夜景撮影とが随時切替えできるタ
イプであることが確実に理解できる。
【0053】日中撮影モードの状態では、光軸45の上
に小口径の絞り開口49cが位置しており、また、対物
レンズ65,接眼レンズ66の間にフィルタ73が挿入
された状態となっている。
【0054】撮影を行う場合には、先ず、巻き上げノブ
18を回してフイルム巻き上げを行う。このフイルム巻
き上げによって、写真フイルム30aがパトローネ30
bのスプール30cに巻かれる。写真フイルム30aが
パトローネ30bに巻き戻されると、従動スプロケット
81を介してカム部材82が僅かに回転し、係止レバー
83によって蹴飛ばしレバー85がチャージ位置で保持
される。このとき、フイルム巻き止め機構が作動して従
動スプロケット81の回転が阻止される。
【0055】シャッタチャージ後、ユーザーは、ファイ
ンダ接眼窓44から、撮影すべきシーンを観察する。こ
のとき、対物レンズ65,接眼レンズ66の間にフィル
タ73が挿入された状態となっている。そこで、このフ
ァインダを覗いたときに、フィルタ73によって減光さ
れた被写体光を観察することになるので違和感を持つ。
この時点で外ケース13の印刷を読むことによって、こ
のフイルムユニット11が、日中撮影/夜景撮影の両方
ができるタイプであることに気がつく。したがって、初
心者であっても、日中撮影もしくは夜景撮影を適宜選択
して、撮影を行うことが可能となる。
【0056】ファインダ接眼窓44を覗いてフレーミン
グを行って、シャッタボタン16を押下すると、係止レ
バー83が反時計方向に付勢される。これにより、蹴飛
ばしレバー85がバネ84の付勢によって軸88を中心
に時計方向に回転し、このとき、フイルム巻き止め機構
のロックが解除される。
【0057】蹴飛ばしレバー85がチャージ位置から初
期位置に向けて回転すると、蹴飛ばしアーム85bが回
動レバー91の爪部91aを蹴飛ばし、回動レバー91
がバネ94の付勢に抗して軸93を中心に時計方向に回
転する。これにより連結ピン91dは、カム孔92eの
最下部に向けて移動してシャッタ駆動レバー92を軸9
8を中心に反時計方向に回転させる。このシャッタ駆動
レバー92の回転により、シャッタ羽根101,102
がそれぞれ反時計方向,時計方向に回転され、シャッタ
羽根101,102が開き位置の状態となる。この間の
シャッタ羽根101,102の移動は、2枚のシャッタ
羽根101,102によって行われるため、また、回動
レバー91の僅かな回転によって瞬時に行われるため、
露光ムラの防止が図れる。
【0058】蹴飛ばしアーム85bの蹴飛ばしが継続さ
れてゆくと、回動レバー91の連結ピン91dは、カム
孔92eの最下部の位置まで移動する。このカム孔92
eの最下部は軸93を中心とする同一半径上に形成され
ているため、回動レバー91の回動がシャッタ駆動レバ
ー92に伝達されず、シャッタ羽根101,102を開
き位置の状態で保持する。
【0059】蹴飛ばしアーム85bが爪部91aを乗り
越えた時点で回動レバー91がバネ94の付勢によって
初期位置に引き戻され、連結ピン91dがカム孔92e
の最上部の位置に戻る。この間もカム孔92eが回動レ
バー91の回動をシャッタ駆動レバー92に伝達しない
ため、シャッタ羽根101,102を開き位置の状態で
保持する。そして、連結ピン91dがカム孔92eの最
上部に入り込むこにより、シャッタ駆動レバー92が軸
98を中心に時計方向に回転され、シャッタ羽根10
1,102が閉じ位置に向けて回転する。その後、回動
レバー91が初期位置に戻った時点で、シャッタ羽根1
01,102が閉じ位置の状態となる。このとき、回動
レバー91の突出片91cがストッパー96に当接し、
回動レバー91のバウンドが防止される。
【0060】シャッタ羽根101,102が開閉中に
は、撮影レンズ14を透過した被写体光が小口径の絞り
開口49cを通過してシャッタ開口105aから入射す
る。この被写体光は、絞り筒47aを通って増反射ミラ
ー52で増反射ミラー54に向けて反射され、さらに増
反射ミラー54で露光開口39に向けて反射され、写真
フイルム30aに照射される。写真フイルム30aへの
露光は、絞り開口49cが小口径となっているから、高
輝度被写体に適した露出で行われる。
【0061】ファインダを覗いたときに、フィルタ73
によって減光された被写体光を観察することができにく
い場合には、撮影モード切替え摘み19を夜景撮影モー
ドの位置に切替える。これにより、撮影モード切替えレ
バー72が光軸45に対して直交する方向にスライド移
動し、対物レンズ65,接眼レンズ66の間からフィル
タ73が退避する。さらに、撮影モード切替えレバー7
2の移動によって絞り切替えレバー49が軸49bを中
心として反時計方向に回転し、絞り開口49cが光軸4
5の上から退避する。
【0062】フィルタ73が退避すると、ファインダに
入射する被写体光をそのまま観察することができるの
で、フレーミングを行ってからシャッタボタン16を押
下する。これにより、前述したと同じにシャッタ羽根1
01,102が開閉し、撮影レンズ14を通過した被写
体光が大口径の絞り開口78bを通過して、写真フイル
ム30aに入射する。この露光は、絞り開口78bが大
口径となっているから、低輝度被写体に適した露出で行
われる。
【0063】以下、フイルム巻き上げの前又は後に、撮
影モード切替え摘み19を操作して日中撮影と夜景撮影
とのいずれか一方を選択しながら撮影を行う。そして、
全てのコマの撮影が終了した後に、フイルムユニット1
1は、写真フイルムパトローネ30を入れたままの状態
で現像所に提出される。現像所では、フイルムユニット
11から、写真フイルムパトローネ30を取り出し、パ
トローネ30bから写真フイルム30aを引き出して周
知の現像及びプリント処理を行う。そして、ユーザーに
プリント写真と現像済みの写真フイルム30aとを返却
する。空となったフイルムユニット11は、ユーザーに
返却されることなく、工場に回収される。
【0064】工場では、本体基部26から後カバー2
7,前カバー29が取り外された後、本体基部26から
露光ユニット28が取り外される。この露光ユニット2
8は、動作テストされた後、異常がなければ、そのまま
新しいレンズ付きフイルムユニット組立用ラインに搬送
され、リユースされる。また、後カバー27,前カバー
29と本体基部26はリサイクルされる。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載の発明によれば、未露光の写真フイルムを収納したフ
イルム収納室と露光済みの写真フイルムを巻き込むフイ
ルム巻取室とを一体に形成した本体基部に、望遠撮影光
学系とシャッタ機構とをユニット化した露光ユニットを
着脱自在に取り付けたので、本体基部から露光ユニット
を容易に取り外すことができる。露光ユニットは、シャ
ッタ機構の動作を確認した後、異常がなければ、そのま
まリユースできる。また、本体基部はリサイクルでき
る。したがって、リユース適性が向上する。
【0066】請求項2記載の発明によれば、本体基部
に、絞り部材を撮影光路内に挿脱する撮影絞り変更手段
と、絞り部材の挿脱動作に連動してファインダ光路内に
挿脱される表示手段とをユニット化した露光ユニットを
着脱自在に取り付けたので、本体基部から露光ユニット
を簡単に取り外すことができるとともに、撮影絞り変更
手段と表示手段との動作確認を簡単に行うことができる
から、リユース適性が向上する。
【0067】請求項3記載の発明によれば、撮影用の開
口,フイルム収納室及びイルム巻取室を一体に形成した
本体基部に、2枚の反射手段によってZ字形の望遠撮影
光路が構成された暗箱部を備えた露光ユニットを着脱自
在に取り付けたので、本体基部から露光ユニットを簡単
に取り外すことができるとともに、暗箱のリユースが容
易になり、リユース適性が向上する。また、反射手段を
露光ユニットの暗箱部に組み込んでから、本体基部に取
り付けるようにしたから、上方にある一方の反射手段の
下端位置を本体基部の上端より下げることができ、レン
ズ付きフイルムユニットの背の高さを抑えることができ
る。
【0068】請求項4記載の発明によれば、撮影レンズ
の光軸とファインダ光路の光軸との高さをほぼ同一にし
たから、パララックスがなくなり、撮影範囲の確認を正
確に行うことができるようになる。請求項5記載の発明
によれば、露光ユニットの下部に脚部を設けたから、露
光ユニットを自立させることができ、組立適性が向上す
る。請求項6記載の発明によれば、望遠撮影光路を妨げ
ない範囲で撮影レンズから離れた位置に有効画角外から
の斜入光をカットする斜入光防止用の遮光部材を取り付
けたから、フレアのないクリアな画像を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフイルムユニットのユニット本体を
示す分解斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図3】暗箱を後カバー側から見た斜視図である。
【図4】露光ユニットの分解斜視図である。
【図5】レンズ付きフイルムユニットの断面図である。
【図6】レンズ付きフイルムユニットの正面図である。
【図7】後カバーを前カバー及び露光ユニットに取り付
ける様子を示す概略斜視図である。
【図8】後カバーを前カバー及び露光ユニットに取り付
ける様子を上方から示す平面図である。
【符号の説明】
11 レンズ付きフイルムユニット 12 ユニット本体 13 外ケース 14 撮影レンズ 26 本体基部 27 後カバー 28 露光ユニット 29 前カバー 41 暗箱 45,70 光軸 52,54 増反射ミラー 72 撮影モード切替えレバー 87b ガイドレール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズやシャッタ機構等の撮影装置
    を備えるとともに、予め写真フイルムを内蔵したレンズ
    付きフイルムユニットにおいて、 未露光の写真フイルムをロール状に収納したフイルム収
    納室と露光済みの写真フイルムを巻き込むフイルム巻取
    室とを一体に形成した本体基部に、前記撮影レンズの焦
    点距離が撮影画面の対角線長より長い望遠撮影光学系と
    シャッタ機構とをユニット化した露光ユニットを着脱自
    在に取り付けたことを特徴とするレンズ付きフイルムユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 撮影レンズやシャッタ機構等の撮影装置
    を備えるとともに、予め写真フイルムを内蔵したレンズ
    付きフイルムユニットにおいて、 未露光の写真フイルムをロール状に収納したフイルム収
    納室と露光済みの写真フイルムを巻き込むフイルム巻取
    室とを一体に形成した本体基部に、標準の撮影開口より
    口径が小さい絞り開口が形成された絞り部材を撮影光路
    内に挿脱する撮影絞り変更手段と、前記絞り部材の挿脱
    動作に連動してファインダ光路内に挿脱され、絞りが変
    更されたことをファインダ視野内に表示する表示手段と
    をユニット化した露光ユニットを着脱自在に取り付けた
    ことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 撮影レンズやシャッタ機構等の撮影装置
    を備えるとともに、予め写真フイルムを内蔵したレンズ
    付きフイルムユニットにおいて、 撮影用の開口を有し、この開口を挟む一方側に未露光の
    写真フイルムを収納したフイルム収納室と、前記開口の
    他方側に露光済みの写真フイルムを巻き込むフイルム巻
    取室とを一体に形成した本体基部に、前記撮影レンズの
    後方に2枚の反射手段によってZ字形の望遠撮影光路が
    構成された暗箱部を備えた露光ユニットを着脱自在に取
    り付けたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記撮影レンズの光軸とファインダ光路
    の光軸との高さをほぼ同一にしたことを特徴とする請求
    項2記載のレンズ付きフイルムユニット。
  5. 【請求項5】 前記露光ユニットの下部に脚部を設け、
    露光ユニットを自立可能にしたことを特徴とする請求項
    1ないし3記載のレンズ付きフイルムユニット。
  6. 【請求項6】 前記望遠撮影光路を妨げない範囲で撮影
    レンズから離れた位置に有効画角外からの斜入光をカッ
    トする斜入光防止用の遮光部材を取り付けたことを特徴
    とする請求項3記載のレンズ付きフイルムユニット。
JP7757194A 1993-05-28 1994-04-15 レンズ付きフイルムユニット Pending JPH07287284A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7757194A JPH07287284A (ja) 1994-04-15 1994-04-15 レンズ付きフイルムユニット
US08/251,426 US5628039A (en) 1993-05-28 1994-05-31 Lens-fitted photographic film unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7757194A JPH07287284A (ja) 1994-04-15 1994-04-15 レンズ付きフイルムユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07287284A true JPH07287284A (ja) 1995-10-31

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ID=13637703

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JP7757194A Pending JPH07287284A (ja) 1993-05-28 1994-04-15 レンズ付きフイルムユニット

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