JPH07286Y2 - 軽量成形天井材 - Google Patents

軽量成形天井材

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JPH07286Y2
JPH07286Y2 JP1991087576U JP8757691U JPH07286Y2 JP H07286 Y2 JPH07286 Y2 JP H07286Y2 JP 1991087576 U JP1991087576 U JP 1991087576U JP 8757691 U JP8757691 U JP 8757691U JP H07286 Y2 JPH07286 Y2 JP H07286Y2
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JP
Japan
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resin
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foamed
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秀夫 藤井
輝雄 松下
芳彦 安井
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Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軽量成形天井材に関
し、詳細には天井材自体の重量を軽減し、更に激しい凹
凸にも追従し得る、深絞り成形性にも優れた軽量成形天
井材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、自動車用の天井材と
しては、フェルトを単独でもしくは不織布表皮材と一体
化して加圧成形した成形天井材が使用されている。また
近時、ハニカム板1’を接着層3を介してフェルト5に
よって挾置し、不織布表皮材6と一体化して加熱加圧成
形してなる成形天井材が製造されている。
【0003】しかしながら、フェルト単独の成形天井材
では、深絞り成形性こそ優れるが、吸音性、剛性共に満
足な性能は得られなかった。また、ハニカム板1’を接
着層3を介してフェルト5によって挾置し、不織布表皮
材6と一体化した成形天井材は、優れた吸音性と剛性を
有するものの防音材自体の重量が増加するという欠点が
あった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、自動
車重量の一層の軽量化を顕現すべく、天井材重量を軽量
化しつつ、吸音性、剛性にも優れ、更には優れた天井材
の深絞り成形性を実現する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決せんと
して、本考案者らは鋭意研究の結果、ハニカム板等のコ
ア層1を挾置するフェルト5に代えて発泡樹脂コーティ
ング基材2を使用したものであり、しかして本考案の要
旨は、以下の諸項目に存する。
【0006】コア層1の少なくとも片側を発泡樹脂コー
ティング基材2と積層一体化し、該基材はポリエステル
樹脂繊維を芯材として周りにナイロン系樹脂繊維で覆わ
れている2層構造の合成樹脂繊維を主成分とする不織布
であり、基材にコーティングした樹脂を加熱発泡せしめ
てなることを特徴とする軽量成形天井材。
【0007】コア層1の一方の面を発泡樹脂コーティン
グ基材2と積層一体化し、他方の面を接着層3、吸音層
4を介して発泡樹脂コーティング基材2と積層一体化
し、該基材はポリエステル樹脂繊維を芯材として周りに
ナイロン系樹脂繊維で覆われている2層構造の合成樹脂
繊維を主成分とする不織布であり、基材にコーティング
した樹脂を加熱発泡せしめてなることを特徴とする軽量
成形天井材。
【0008】コア層1の一方の面を発泡樹脂コーティン
グ基材2と積層一体化し、他方の面を発泡樹脂コーティ
ング基材2を介して吸音層4と積層一体化し、該基材は
ポリエステル樹脂繊維を芯材として周りにナイロン系樹
脂繊維で覆われている2層構造の合成樹脂繊維を主成分
とする不織布であり、基材にコーティングした樹脂を加
熱発泡せしめてなることを特徴とする軽量成形天井材。
【0009】発泡樹脂コーティング基材2とは、ポリエ
ステル樹脂を原料とする繊維を芯材とし該芯材を覆う様
にナイロン系樹脂、好ましくは6−ナイロン樹脂による
スキン層を有する2層構造の合成繊維による不織布に、
フェノール樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、パラフ
ィン樹脂等の発泡樹脂をフローコート、スプレー、刷毛
等によりコーティングしてなるものである。基材は、形
状保持性、表面補強の機能を併せて有するものが好まし
い。基材にコーティングされた発泡樹脂はハニカム等の
コア層等との加熱加圧一体化に際してハニカムコア中へ
発泡し、強力に接着するものである。
【0010】コア層1は、ハニカム板、ロールコア、フ
ェザーコア等の使用が好ましく、例えばハニカム板1の
場合、クラフト紙、Kライナー紙、ボール紙等の紙質材
やプラスチックをハニカム構造にしたものが成形性の点
で好ましい。
【0011】コア層の一方の面に一体化する吸音層4
は、嵩高性不織布、薄葉状不織布、ガラスマット、ガラ
スペーパー、フォーム材等でよく、例えば嵩高性不織布
の場合、動物性、植物性、合成樹脂性の不連続繊維材料
の一種もしくは二種以上と熱硬化性樹脂等の結合剤を主
体としてなるものであり、フォーム材の場合、ポリスチ
レン、ポリプロピレン、ポリウレタン等が好ましい。
【0012】接着層3は、コア層と吸音層の一体化のた
めに使用し、ホットメルト又は塗布型接着剤を用いる。
例えば、コア層のセルに予めホットメルトを用いる。
【0013】表皮層として不織布製の表皮材を使用する
場合、上記嵩高性不織布と同様の材料からなる薄葉状の
不織布の使用が好ましい。
【0014】かかる各構成材料を一体成形、同時発泡の
方法としては、例えば、ハニカム板の一方の面に発泡樹
脂コーティング基材を設け、他方の面には接着層、吸音
層を介して発泡樹脂コーティング基材を設けることによ
りハニカム板を挾置した場合、140〜250℃で15
秒〜2分間、1〜200kg/cm2 の条件が好まし
い。
【0015】
【実施例】以下に実施例を挙げ本考案のより詳細な理解
に供する。当然のことながら本考案は以下の実施例のみ
に限定されるものではない。
【0016】
【実施例1】紙製のロールコアの両面にポリエステル樹
脂繊維を芯材として周りにナイロン系樹脂繊維で覆われ
ている2層構造の合成樹脂繊維を主成分とする不織布に
ウレタン樹脂をスプレーにてコーティングした発泡樹脂
コーティング基材を設け、一体化した。かかる一体化物
を200℃で50秒、5kg/cm2 の条件で加熱加圧
成形せしめて天井材1を得た。
【0017】
【実施例2】紙製のハニカム板の一方の面にポリエステ
ル樹脂繊維を芯材として周りにナイロン系樹脂繊維で覆
われている2層構造の合成樹脂繊維を主成分とする不織
布にウレタン樹脂をスプレーにてコーティングした発泡
樹脂コーティング基材を設け、他方の面をホットメルト
接着剤およびウレタンフォーム材を介して上記と同様の
発泡樹脂コーティング基材を設け一体化した。かかる一
体化物を210℃で1分、5kg/cm2 の条件で加熱
加圧成形せしめて天井材2を得た。
【0018】
【実施例3】紙製のロールコアの一方の面にポリエステ
ル樹脂繊維を芯材として周りにナイロン系樹脂繊維で覆
われている2層構造の合成樹脂繊維を主成分とする不織
布にポリエステル樹脂をスプレーにてコーティングした
発泡樹脂コーティング基材を設け、他方の面を上記と同
様の発泡樹脂コーティング基材を介してガラスマットを
設け一体化した。かかる一体化物を200℃で50秒、
5kg/cm2 の条件で加熱加圧成形せしめて天井材3
を得た。
【0019】
【比較例】セルに接着剤を塗布したボール紙製のハニカ
ム板の両面に嵩高性のフェルトを200℃で1分、5k
g/cm2 の条件で加圧成形し、一体化せしめて天井材
4を得た。
【0020】
【試験方法】天井材1〜天井材4の1m2 当たりの重量
を測定し、吸音率を残響室法により測定した。
【0021】
【結果】天井材1の重量は、550g/m2 で、吸音率
は、0.5 (250Hz)であった。天井材2の重量
は、800g/m2 で、吸音率は、0.5 (250H
z)であった。天井材3の重量は、600g/m2 で、
吸音率は、0.5 (250Hz)であった。天井材4の
重量は、1100g/m2 で、吸音率は、0.5 (25
0Hz)であった。
【0022】
【考案の効果】本考案になる天井材は、満足な防音効果
を維持しつつ、軽量化をなし得たものである。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる天井材の断面図である。
【図2】本考案になる天井材の断面図である。
【図3】従来の天井材の断面図である。
【符号の説明】
1 コア層 1’ハニカム板 2 発泡樹脂コーティング基材 3 接着層 4 吸音層 5 フェルト 6 不織布表皮材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:04 B29L 31:58

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア層1の少なくとも片側を発泡樹脂コ
    ーティング基材2と積層一体化し、該基材はポリエステ
    ル樹脂繊維を芯材として周りにナイロン系樹脂繊維で覆
    われている2層構造の合成樹脂繊維を主成分とする不織
    布であり、基材にコーティングした樹脂を加熱発泡せし
    めてなることを特徴とする軽量成形天井材。
  2. 【請求項2】 コア層1の一方の面を発泡樹脂コーティ
    ング基材2と積層一体化し、他方の面を接着層3、吸音
    層4を介して発泡樹脂コーティング基材2と積層一体化
    し、該基材はポリエステル樹脂繊維を芯材として周りに
    ナイロン系樹脂繊維で覆われている2層構造の合成樹脂
    繊維を主成分とする不織布であり、基材にコーティング
    した樹脂を加熱発泡せしめてなることを特徴とする軽量
    成形天井材。
  3. 【請求項3】 コア層1の一方の面を発泡樹脂コーティ
    ング基材2と積層一体化し、他方の面を発泡樹脂コーテ
    ィング基材2を介して吸音層4と積層一体化し、該基材
    はポリエステル樹脂繊維を芯材として周りにナイロン系
    樹脂繊維で覆われている2層構造の合成樹脂繊維を主成
    分とする不織布であり、基材にコーティングした樹脂を
    加熱発泡せしめてなることを特徴とする軽量成形天井
    材。
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