JPH05427U - 軽量成形天井材 - Google Patents

軽量成形天井材

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JPH05427U
JPH05427U JP5632491U JP5632491U JPH05427U JP H05427 U JPH05427 U JP H05427U JP 5632491 U JP5632491 U JP 5632491U JP 5632491 U JP5632491 U JP 5632491U JP H05427 U JPH05427 U JP H05427U
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JP
Japan
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resin
ceiling material
integrated
layer
foamed
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Withdrawn
Application number
JP5632491U
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English (en)
Inventor
輝雄 松下
芳彦 安井
正夫 川岸
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Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nihon Tokushu Toryo Co Ltd filed Critical Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
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Publication of JPH05427U publication Critical patent/JPH05427U/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 天井材の重量自体を軽量化しつつ、吸音性、
剛性にも優れ、更には優れた深絞り成形性実現する天井
材を提供するものである。 【構成】 ポリエステル系繊維からなる樹脂綿とガラス
ペーパー製の表皮層を一体化し、フェノール樹脂中に含
浸後、乾燥せしめ、一体化物となした。紙製のロールコ
アの一方の面に薄葉状不織布にポリエステル樹脂をスプ
レーにてコーティングした発泡樹脂コーティング基材を
設け、他方の面をホットメルト接着剤を介して不織布製
吸音層および上記一体化物を設けた一体化物を200℃
で1分、5kg/cm2 の条件で加熱加圧成形せしめて
天井材を得た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、軽量成形天井材に関し、詳細には天井材自体の重量を軽減し、更に 激しい凹凸にも追従し得る、深絞り成形性にも優れた軽量成形天井材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、自動車用の天井材としては、フェルトを単独でもしくは不 織布表皮材と一体化して加圧成形した成形天井材が使用されている。また近時、 ハニカム板1’を接着層3を介してフェルト7によって挾置し、不織布表皮材6 ’と一体化して加熱加圧成形してなる成形天井材が製造されている。
【0003】 しかしながら、フェルト単独の成形天井材では、深絞り成形性こそ優れるが、 吸音性、剛性共に満足な性能は得られなかった。また、ハニカム板1’を接着層 3を介してフェルト7によって挾置し、不織布表皮材6’と一体化した成形天井 材は、優れた吸音性と剛性を有するものの防音材自体の重量が増加するという欠 点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、自動車重量の一層の軽量化を顕現すべく、天井材重量を軽量 化しつつ、吸音性、剛性にも優れ、更には優れた天井材の深絞り成形性を実現す る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決せんとして、本考案者らは鋭意研究の結果、ハニカム板等の コア層1を挾置するフェルト5に代えて、片面を発泡樹脂コーティング基材2と し、他面を吸音層4もしくは接着層3を介した吸音層4としたものであり、しか して本考案の要旨は、以下の諸項目に存する。
【0006】 コア層1の一方の面を発泡樹脂コーティング基材2と一体化し、他方の面は、 接着層3を介して吸音層4と一体化し、要すれば更に樹脂綿5、表皮層6を設け た後、基材にコーティングした樹脂を発泡せしめてなることを特徴とする軽量成 形天井材。
【0007】 コア層1の一方の面を発泡樹脂コーティング基材2と一体化し、他方の面は、 吸音層4と一体化し、要すれば更に樹脂綿5、表皮層6を設けた後、基材にコー ティングした樹脂を発泡せしめてなることを特徴とする軽量成形天井材。
【0008】 発泡樹脂コーティング基材2とは、ガラスマット、薄葉状不織布、ガラスペー パー、紙等の基材の片面若しくは両面にフェノール樹脂、ポリエステル樹脂、ウ レタン樹脂、メラミン樹脂、パラフィン樹脂等の発泡樹脂をフローコート、スプ レー、刷毛等によりコーティングしてなるものである。基材は、形状保持性、表 面補強の機能を併せて有するものが好ましい。 基材にコーティングされた発泡樹脂はハニカム等のコア層等との加熱加圧一体 化に際してハニカムコア中へ発泡し、強力に接着するものである。
【0009】 コア層1は、ハニカム板、ロールコア、フェザーコア等の使用が好ましく、例 えばハニカム板1の場合、クラフト紙、Kライナー紙、ボール紙等の紙質材やプ ラスチックをハニカム構造にしたものが成形性の点で好ましい。
【0010】 コア層の一方の面に一体化する吸音層4は、嵩高性不織布、薄葉状不織布、ガ ラスマット、ガラスペーパー、フォーム材等でよく、例えば嵩高性不織布の場合 、動物性、植物性、合成樹脂性の不連続繊維材料の一種もしくは二種以上と熱硬 化性樹脂等の結合剤を主体としてなるものであり、フォーム材の場合、ポリスチ レン、ポリプロピレン、ポリウレタン等が好ましい。
【0011】 接着層3は、コア層と吸音層の一体化のために使用し、ホットメルト又は塗布 型接着剤を用いる。例えば、コア層のセルに予めホットメルトを用いる。
【0012】 樹脂綿5を使用する場合、樹脂製繊維を軽く圧縮成形したもので、ポリエステ ル系、ポリアミド系、ポリビニルアルコール系、ポリ塩化ビニル系繊維が例示で きる。
【0013】 表皮層6としては、フェルトの使用時に比べて重量の軽減ができることを必須 とし、形状保持性、表面補強の機能を併せて有するものが良く、ガラスペーパー 、ガラスマット、紙、薄葉状不織布等が例示できる。
【0014】 樹脂綿5と表皮層6は、予め熱硬化性樹脂を含浸していることが好ましい。熱 硬化性樹脂は、フェノール樹脂、ポリエルテル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹 脂、パラフィン樹脂等であり、含浸方法としては、浸漬または塗布が好ましい。 樹脂綿の熱硬化性樹脂含浸量は、ハニカム板との接着を確実なものとするだけの 量を必要とし、樹脂綿重量の1〜100%程度が好ましく、ハニカム板のセルへ の接着剤塗布の有無により含浸量を選択すれば良い。
【0015】 かかる各構成材料を一体成形、同時発泡の方法としては、例えば、ハニカム板 の一方の面に発泡樹脂コーティング基材を設け、他方の面には接着層、吸音層を 介して樹脂綿及び表皮層を設けることによりハニカム板を挾置した場合、140 〜250℃で30秒〜2分間、1〜200kg/cm2 の条件が好ましい。
【0016】
【実施例】
以下に実施例を挙げ本考案のより詳細な理解に供する。当然のことながら本考 案は以下の実施例のみに限定されるものではない。
【0017】
【実施例1】 ポリエステル系繊維からなる樹脂綿とガラスペーパー製の表皮層を一体化し、 フェノール樹脂中に含浸後、乾燥せしめ、一体化物Aとなした。 紙製のロールコアの一方の面に薄葉状不織布にポリエステル樹脂をスプレーに てコーティングした発泡樹脂コーティング基材を設け、他方の面をホットメルト 接着剤を介して不織布製吸音層および上記一体化物Aを設け一体化した。 かかる一体化物を200℃で1分、5kg/cm2 の条件で加熱加圧成形せし めて天井材1を得た。
【0021】
【実施例2】 ポリ塩化ビニル系繊維からなる樹脂綿とガラスマット製の表皮層を一体化し、 メラミン樹脂中に含浸後、乾燥せしめ、一体化物Bとなした。 紙製のハニカム板の一方の面にガラスペーパーにウレタン樹脂をスプレーにて コーティングした発泡樹脂コーティング基材を設け、他方の面をウレタンフォー ム材を介して上記一体化物Bを設け一体化した。 かかる一体化物を200℃で50秒、5kg/cm2 の条件で加熱加圧成形せ しめて天井材2を得た。
【0022】
【比較例】
ボール紙製のハニカム板の両面に嵩高性のフェルトを200℃で1分、5kg /cm2 の条件で加圧成形し、一体化せしめて天井材3を得た。
【0023】
【試験方法】
天井材1〜天井材3の1m2 当たりの重量を測定し、吸音率を残響室法により 測定した。
【0024】
【結果】
天井材1の重量は、850g/m2 で、吸音率は、0.5 (250Hz)であ った。 天井材2の重量は、730g/m2 で、吸音率は、0.5 (250Hz)であ った。 天井材3の重量は、1100g/m2 で、吸音率は、0.5 (250Hz)で あった。
【0025】
【考案の効果】
本考案になる天井材は、満足な防音効果を維持しつつ、軽量化をなし得たもの である。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる天井材の断面図である。
【図2】本考案になる天井材の断面図である。
【図3】従来の天井材の断面図である。
【符号の説明】
1 コア層 1’ハニカム板 2 発泡樹脂コーティング基材 3 接着層 4 吸音層 5 樹脂綿 6 表皮層 6’不織布表皮材 7 フェルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:04 B29L 31:58 4F

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア層1の一方の面を発泡樹脂コーティ
    ング基材2と一体化し、他方の面は、接着層3を介して
    吸音層4と一体化し、要すれば更に樹脂綿5、表皮層6
    を設けた後、基材にコーティングした樹脂を発泡せしめ
    てなることを特徴とする軽量成形天井材。
  2. 【請求項2】 コア層1の一方の面を発泡樹脂コーティ
    ング基材2と一体化し、他方の面は、吸音層4と一体化
    し、要すれば更に樹脂綿5、表皮層6を設けた後、基材
    にコーティングした樹脂を発泡せしめてなることを特徴
    とする軽量成形天井材。
JP5632491U 1991-06-25 1991-06-25 軽量成形天井材 Withdrawn JPH05427U (ja)

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JP5632491U JPH05427U (ja) 1991-06-25 1991-06-25 軽量成形天井材

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