JPH0728681Y2 - 直流型プラズマディスプレイパネル - Google Patents

直流型プラズマディスプレイパネル

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JPH0728681Y2
JPH0728681Y2 JP1988036320U JP3632088U JPH0728681Y2 JP H0728681 Y2 JPH0728681 Y2 JP H0728681Y2 JP 1988036320 U JP1988036320 U JP 1988036320U JP 3632088 U JP3632088 U JP 3632088U JP H0728681 Y2 JPH0728681 Y2 JP H0728681Y2
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JP
Japan
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electrode
envelope
plasma display
display panel
silver
Prior art date
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JP1988036320U
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English (en)
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JPH01140747U (ja
Inventor
俊夫 東倉
憲二 松野
宏美 柏倉
良一 増田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、プラズマディスプレイパネルに係り、特にプ
ラズマディスプレイパネルの電圧印加のための電極構造
に関する。
(従来の技術) 従来、このような分野の技術としては、例えば、実公昭
62−20864号に記載されるものがあった。
以下、その構成を図を用いて説明する。
第3図は係る従来のAC型プラズマディスプレイパネルの
部分断面図である。
図中、1,2はガラス等からなる絶縁板、3は銀ペースト
焼付電極、4は誘電体層、5はニッケルペースト焼付電
極、6は封着部であり、外囲器内部の電極3群が銀ペー
ストの焼成により形成され、この電極3群に電圧を印加
する電極5群がニッケルペーストの焼成により形成さ
れ、前記電極3群の一端と前記電極5群の一端とが、前
記外囲器のシール部分からはみださないように、シール
部分内にて電気的接触を行うように構成されていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来の装置では、例えば、外囲
器内部の電極として銀ペーストを用いている。そして、
その銀電極の大部分の箇所は誘電体層4で覆われている
が、外囲器内部の周辺部においては、銀電極が外囲器内
部に露出しているので、前記外囲器に充填している水銀
ガスと反応して、アマルガムを形成し、断線或いはシュ
ート等の原因となる等、信頼性に欠ける問題があった。
この問題を解決するために、価格が安く、水銀に対して
安定なニッケルペーストを用いて電極をスクリーン印刷
で形成することが考えられる。しかしながら、この方法
においては、ニケッル電極を通して外囲器内へ空気がリ
ークするという問題があった。この原因は電極材に使わ
れているニッケル粒とバインダーとして入っているガラ
スフリットとの密着性が悪く、ニッケル粒とガラスフリ
ットの粒界を通して外囲器内へ空気がリークするものと
考えられる。
本考案は、以上述べた外囲器内でのアマルガムの形成
と、シール上の問題点を除去し、安定した信頼性の高い
直流型プラズマディスプレイを提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記問題点を解決するために、ベース部材と
ウインド部材間に互いに直交する形に配置された複数の
アノード電極とカソード電極を有し、周囲を外囲器によ
り高真空にシールされ、内部を希水銀ガスに置換し、前
記カソード電極とアノード電極とを選択することにより
情報を表示する直流型プラズマディスプレイパネルにお
いて、ベース部材としての絶縁板と、該絶縁板の端部に
実装される素子から前記外囲器へと配線され、電圧を印
加するシール性のよい銀電極と、前記外囲器内部に封入
された希水銀ガス空間に露出して形成される水銀に対し
て安定なニッケル電極とを設け、前記銀電極の端部上に
前記ニッケル電極の端部が重なる接続部を前記外囲器の
シールを行う封着部内に設けるとともに、前記外囲器外
に配線される銀電極に樹脂コートするようにしたもので
ある。
(作用) 本考案によれば、直流型プラズマディスプレイパネルに
おいて、外囲器内は水銀に対し安定なニッケルからなる
電極で形成し、更に、該絶縁板の端部に実装される素子
から前記外囲器へと配線され、電圧を印加するシール性
のよい外囲器外の電極は、シール材との密着性のよい銀
からなる電極で形成し、前記銀電極の端部上に、前記ニ
ッケル電極の端部が重なる接続部を、前記外囲器のシー
ルを行う封着部内に設けるとともに、前記外囲器外に配
線される銀電極に樹脂コートする。
従って、安価な電極材料を用いて、しかもシール性もよ
く安定な動作を行うことができるとともに、外囲器外か
らの外囲器内への熱ストレスの低減を図ることができ、
しかも、製造が容易になる。更に、外囲器外に配線され
る銀電極は樹脂コートされることにより、湿気に対して
強くなり、マイグレーションを防止することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
プラズマディスプレイパネル(PDP)は、冷陰極ガス放
電管の一種で、周囲が完全に密封されたガラス内に希ガ
スを封入すると共に、カソード(陰極)とアノード(陽
極)を、該希ガス空間に露出させて作られる。
第1図は本考案の実施例を示すDC型プラズマディスプレ
イパネルの要部断面図である。
図中、11はガラス、セラミック等からなるウインド部材
としての絶縁板、12はガラス,セラミック等からなるベ
ース部材としての絶縁板、13は銀電極であり、銀ペース
トを焼成して形成する。14はカソード電極としてのニッ
ケル電極であり、ニッケルペーストを焼成して形成す
る。15は封着部、16はアノード電極としての透明電極、
17は隔壁、18は放電空間、19は接続部である。
図において、このDC型プラズマディスプレイパネルは、
ベース部材である絶縁板12と、ウインド部材である絶縁
板11間に互いに直交する形に配置された複数のアノード
電極(透明電極)16と、カソード電極(ニッケル電極)
14を有し、周囲を外囲器により高真空にシールされ、内
部を希水銀ガスに置換し、前記カソード電極14とアノー
ド電極16とを選択することにより、情報を表示するよう
に構成されている。
そこで、本考案においては、このプラズマディスプレイ
パネルの外囲器内に配線されるニッケル電極(カソード
電極)14と、このプラズマディスプレイパネルの外囲器
外に延びて配線される銀電極13とを、封着部15において
接続する。つまり、ニッケル電極(カソード電極)14と
銀電極13との接続部19は、封着部15に形成する。この構
造であれば、安価で、かつ、ガラスフリットと密着性の
よい銀電極13が封着部15内に存在するので、外囲器内へ
空気がリークしない利点を有し、しかも、前記外囲器内
の電極は水銀に対して安定な金属電極であるので、アマ
ルガムの形成による断線或いはショート等の問題も起こ
らない。
また、本実施例においては、プラズマディスプレイパネ
ルの絶縁板12の端部に、高温度により焼成される素子を
実装した後に、引き続き、銀ペーストを焼成して、外囲
器外に延びて配線される銀電極13を形成する。その後
に、外囲器内にニッケルペーストを焼成して、その先端
部が前記銀電極13の内端部に重なるようにニッケル電極
(カソード電極)14を形成するようにしたので、外囲器
外から外囲器内への熱ストレスの低減を図ることができ
ると共に、製造が容易であるといった利点がある。
更に、銀ペーストは湿度に弱く、マイグレーションを起
こす懸念がある(実公昭62−20864号に記載されてい
る)が、これに対しては、例えば、銀電極と配線(フレ
キシブル印刷配線板)を接続後、樹脂コートすることに
より、その問題を解決することができる。つまり、マイ
グレーションは防止することができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
本考案の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本考案の範囲から排除するものではない。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案によれば、プラズ
マディスプレイパネルにおいて、外囲器内はニッケルか
らなる水銀に対し安定な電極で形成し、更に、外囲器外
の電極はシール材との密着性のよい銀からなる電極で形
成し、ニッケルからなる電極と銀からなる電極との接続
は、銀電極の端部上にニッケル電極の端部が重なるよう
にし、水銀に触れることのないよう外囲器のシールを行
う封着部内で接続するようにしたので、安価な電極材料
を用いて、しかもシール性もよく安定な動作を行うこと
ができるとともに、外囲器外からの外囲器内への熱スト
レスの低減を図ることができ、しかも製造が容易にな
る。更に、外囲器外に配線される銀電極は樹脂コートさ
れることにより、湿気に対して強くなり、マイグレーシ
ョンを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すDC型プラズマディスプレ
イパネルの要部断面図、第2図はそのプラズマディスプ
レイパネルの要部平面図、第3図は従来のAC型プラズマ
ディスプレイパネルの部分断面図である。 11…絶縁板(ウインド部材)、12…絶縁板(ベース部
材)、13…銀電極、14…ニッケル電極(カソード電
極)、15…封着部、16…透明電極(アノード)、17…隔
壁、18…放電空間、19…接続部。
フロントページの続き (72)考案者 増田 良一 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−87958(JP,A) 実公 昭62−20864(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース部材とウインド部材間に互いに直交
    する形に配置された複数のアノード電極とカソード電極
    を有し、周囲を外囲器により高真空にシールされ、内部
    を希水銀ガスに置換し、前記カソード電極とアノード電
    極とを選択することにより情報を表示する直流型プラズ
    マディスプレイパネルにおいて、 (a)ベース部材としての絶縁板と、 (b)該絶縁板の端部に実装される素子から前記外囲器
    へと配線され、電圧を印加するシール性のよい銀電極
    と、 (c)前記外囲器内部に封入された希水銀ガス空間に露
    出して形成される水銀に対して安定なニッケル電極とを
    設け、 (d)前記銀電極の端部上に前記ニッケル電極の端部が
    重なる接続部を前記外囲器のシールを行う封着部内に設
    けるとともに、前記外囲器外に配線される銀電極に樹脂
    コートしてなる直流型プラズマディスプレイパネル。
JP1988036320U 1988-03-22 1988-03-22 直流型プラズマディスプレイパネル Expired - Lifetime JPH0728681Y2 (ja)

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JPH01140747U JPH01140747U (ja) 1989-09-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007125747A1 (ja) * 2006-04-28 2007-11-08 Panasonic Corporation プラズマディスプレイパネル

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KR980005187A (ko) * 1996-06-27 1998-03-30 엄길용 평판표시소자의 측벽형성방법

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JPS5187958A (ja) * 1975-01-31 1976-07-31 Hitachi Ltd
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