JPH07286141A - 接着装置及び接着方法 - Google Patents

接着装置及び接着方法

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JPH07286141A
JPH07286141A JP10595494A JP10595494A JPH07286141A JP H07286141 A JPH07286141 A JP H07286141A JP 10595494 A JP10595494 A JP 10595494A JP 10595494 A JP10595494 A JP 10595494A JP H07286141 A JPH07286141 A JP H07286141A
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JP
Japan
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ink layer
ink
bonding
printing
adhesive
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JP10595494A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Miyata
義廣 宮田
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MARUMIYA KK
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MARUMIYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙材等のシート状部材同士の所定領域を介し
て該シート部材同士を接着させる場合に、接着処理を高
速に行うことができ、また、設備コストが掛からない接
着装置と接着方法を提供することを目的とする。 【構成】 接着装置はインク層形成部10と熱加圧部2
0を有し、インク層形成部10にてインク層32を形成
し、紙材シート30上に紙材シート40を重ねて熱加圧
部20にて熱加圧することにより、インク層32を介し
て両紙材シート30、40の接着を行う。ここで、イン
ク層形成部10は、既存の印刷装置を使用することが可
能で、インク層32には加熱により接着効果を発揮する
メジューム系インクを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着装置と接着方法に
関するもので、特に、紙、合成樹脂シート等接着インク
を刷ることができる部材同士を接着させる装置とその方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、合成樹脂シート等の平板状部
材を接着させる装置としては、専用の接着装置を使用
し、接着用の糊を使用して接着を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の接着装
置によれば、紙製等のシート同士の全面を接着する装置
は存在したが、一方のシートの所定部分に糊を貼着して
シート同士を接着させることができなかった。また、従
来の接着装置では、処理スピードが遅く、例えば、紙製
のシート材に印刷を施し、該印刷を施したシート材同士
を接着させようとした場合に、接着用の接着装置が別途
必要になり、コストが高くなるという問題があった。ま
た、従来の接着装置によれば、差し込み部分を一部残し
て物を差し込んだりするため等に、一部分のみを接着し
ないように形成するのは困難であった。そこで、本発明
は、紙材等のシート状部材同士の所定領域を介して該シ
ート状部材同士を接着させる場合に、接着処理を高速に
行うことができるともに、設備コストが掛からず、所望
部分に容易に接着面を形成することができる接着装置及
び接着方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、第1には、接着装置において、接着用イ
ンクを接着対象物の一方の所望部分に印刷を施してイン
ク層を形成するインク層形成部と、上記インク層が形成
された接着対象物に他方の接着対象物を重ねた状態で熱
加圧し、上記インク層を介して双方の接着対象物を接着
させる熱加圧部とを有することを特徴とするものであ
る。また、第2には、上記第1の構成において、接着用
インクが、ロジンを含むメジューム系の熱可塑性インク
であることを特徴とするものである。さらに、第3に
は、上記第1の構成において、接着用インクが、シルク
印刷用の熱可塑性インクであることを特徴とするもので
ある。さらに、第4には、接着方法であって、メジュー
ム系インクが使用可能な印刷機械により接着対象物の一
方の所望部分にインク層を形成する工程と、インク層を
形成した一方の接着対象物に他方の接着対象物を重ね
て、双方の接着対象物を熱加圧する工程とを有すること
を特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明の接着装置においては、インク層形成部
が、紙等の接着対象物の一方の所望部分、すなわち、糊
代となる部分に接着用インクにより印刷して、インク層
を形成する。このインク層を形成した部分が接着面とな
る。次に、熱加圧部が、上記インク層が形成された接着
対象物と他の接着対象物とを重ねた状態で熱加圧して、
両接着対象物を接着する。インク層を形成するのは、両
接着対象物の一方でよい。また、本発明の接着装置に使
用するインクとしては、ロジンを含むメジューム系の熱
可塑性インク又はシルク印刷用の熱可塑性インクを使用
する。
【0006】また、本発明に基づく接着方法において
は、メジューム系インクが使用可能な印刷機械により、
接着対象物の一方の所望部分、すなわち糊代となる部分
にインク層を形成し、インク層を形成した一方の接着対
象物に他方の接着対象物を重ねて、双方の接着対象物を
熱加圧する。メジューム系インクは、熱を与えることに
より接着効果を発揮するので、この接着効果により両接
着対象物を接着させることができる。
【0007】本発明における接着装置によれば、インク
層形成部が印刷によりインク層を形成するので、単位時
間に極めて多くの接着対象物にインク層形成処理を行な
うことができ、よって、単位時間当たりに極めて多くの
接着処理を行なうことができる。また、本発明における
接着方法によれば、印刷機械によりインク層を形成する
ので、単位時間当たりに極めて多くの接着処理を行うこ
とができる。また、本発明の接着装置では既存の印刷装
置の他に熱加圧部を設ければよく、また、本発明の接着
方法では、インク層を形成する工程の他に熱加圧する工
程を設けるのみでよいので、設備コストを低減すること
ができる。
【0008】さらに、本発明の接着装置及び接着方法に
よれば、共に印刷によりインク層を形成するので、所望
の部分のみに接着面を形成するのが非常に容易となる。
【0009】
【実施例】以下、引き続き本発明の要旨をさらに明確に
するため、図面を利用して本発明の一実施例を説明す
る。本実施例に係る接着装置Aは、図1に示すように、
インク層形成部10と熱加圧部20とを有している。こ
こで、上記インク層形成部10は紙材シート等の糊代と
なる部分に糊代わりのメジューム系インクのインク層を
オフセット印刷等の印刷により形成するものであり、従
来からの印刷装置、印刷機械、印刷ユニット等が使用可
能であり、インク層形成部10には従来からの印刷装
置、印刷機械、印刷ユニットを使用して、インク層の形
成工程と加圧工程とを別工程で行うのが現実的である。
【0010】次に、上記熱加圧部20は、図2に示すよ
うに、例えば、一対のローラ22、24を有し、該一対
のローラ22、24は、加圧対象物に熱を与えるためヒ
ータ機能も有している。また、上記一対のローラ22、
24は、接着対象物の厚みに合わせて両ローラ22、2
4間の寸法を調整できるように調整可能に構成されてい
る。なお、本実施例では熱加圧部20は、一対のローラ
で構成されるが、これ以外に、熱加圧の工程を行なうも
のであればよく、例えば、図3に示すように、平板状で
ヒータ機能を有するプレス平板26、28を有するプレ
ス装置を使用してもよい。この場合は、例えば、一度に
多くのシート材を接着する場合等に効果的と考えられ
る。
【0011】また、図4に示すように、ヒータ機能を有
するプレス平板26のプレス面に凹状部26aが形成さ
れ、また、プレス平板28のプレス面に凸状部28aが
形成されるようにすると、接着部分に凹凸形状を表わす
ことができて、接着する紙材シートに変化を付けること
ができ、また、接着をより強固に行なうことができる。
【0012】上記構成に基づく接着装置Aの使用状態に
ついて説明する。説明を容易にするため、例えば、2枚
の紙材シート30及び40を接着する場合を例にとって
説明する。紙材シート30の端部より所定幅を糊代とし
て接着する場合について説明すると、インク層形成部1
0により、図5に示すように、紙材シート30の端部に
所定幅に渡って印刷を施し、インク層32を形成する。
このインク層32の形成に使用されるインクとしては、
熱を与えることにより接着効果を発揮するインクを使用
する。例えば、ロジンを多く含む超硬メジューム等のメ
ジューム系の熱可塑性インクを使用するのが望ましい。
なぜなら、このメジューム系インクは、紙材シート等の
中にインクが沈まず、熱を与えることによる接着効果が
高いからである。また、シルク印刷用の熱可塑性インク
のインクも乗りがよいので、好適である。
【0013】次に、図5に示すように、接着の対象とな
る他の紙材シート40を上記インク層32を形成した紙
材シート30に重ねて熱加圧部20に送る。熱加圧部2
0では、重ねられた2枚の紙材シート30及び40が図
2に示すようにローラ22、24間に送られ、インク層
32形成部分に対して、加熱するとともに、圧力が加え
られる。すると、インク層32のメジューム系インクが
接着効果を発揮し、両シートを接着させる。なお、図
3、図4に示すような平板状のプレス平板26、28を
使用する場合には上下から圧着させる。
【0014】他の使用状態について説明すると、図6に
示すように、2つ折りの紙材シート31にインク層形成
部10により枠状にインク層32を形成し、その後、折
れ線を折り返した後に熱加圧部20により圧着する。そ
して、切り取り用ミシン目を設けることにより、支払い
明細書タイプの紙材を形成する。本実施例によれば、印
刷機械等によりインク層32を印刷して形成するので、
枠状のインク層32の形成も非常に容易に行うことがで
きる。
【0015】さらに、他の使用状態について説明する
と、図7に示すように、2つ折りの紙材シートであっ
て、一方の紙材に四隅に押え部を残した形で窓が形成さ
れている紙材シート33に、図5の場合と同様に枠状に
インク層32を形成する。その後、熱加圧部20により
圧着することにより、上記押え部に写真等を差し込むこ
とができる写真立てタイプの紙材を形成する。本実施例
においても、印刷機械等によりインク層32を印刷して
形成するので、枠状のインク層32の形成も非常に容易
に行うことができる。
【0016】上記各実施例においては、従来糊等で形成
されていた接着層を従来からの印刷機械等を使用してメ
ジューム系インクを使用してインク層を印刷することに
より形成するので、単位時間当たりの処理量を非常に多
くすることができる。また、上記インク層形成部10
は、従来からの印刷装置等を使用してメジューム系イン
ク等でインク層を印刷により形成するのみでよく、ま
た、他に熱加圧部20を備えるのみでよいので、非常に
安価に接着装置を得ることができる。また、この実施例
に使用される方法も、印刷機械でインク層を形成し、そ
の後、インク層形成部分に対して熱加圧するのみの構成
であるので、非常に安価に接着方法を提供することがで
きる。
【0017】また、本実施例では印刷機械を使用するの
で、例えば、印刷装置で4色の多色刷りをしてカラー印
刷を施した後に、上記のようにインク層を形成させて上
記カラー印刷を施した紙材シート同士を接着させること
もできる。以上のように本実施例の接着装置を使用すれ
ば、本の印刷と製本とを同一の装置で行うことができ、
非常に経済的である。なお、上記のようにカラー印刷を
施した紙材シート同士を接着する場合には、既にカラー
印刷を施した部分が接着するのを防ぐため、熱加圧部2
0における加熱及び加圧は接着用のインク層を形成した
部分にのみ行うのが望ましい。
【0018】また、上記実施例においては、印刷装置等
を使用してインク層を形成するので、インク層の形成に
おいて所望の形状に印刷すればよく、よって、インク層
の形成が極めて容易で、かつ、非常に小さなインク層の
形成も細かく印刷すればよいので、微細な幅の接着部を
形成するのにも効果的である。また、本発明の接着装置
及び接着方法に使用する接着対象物も紙材シートには限
られず、合成樹脂シート等印刷が可能な部材であれば任
意の部材を接着の対象とすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る接着装置によれば、印刷によりインク層を形成し、ま
た、接着方法においても既存の印刷装置を使用してイン
ク層を形成するので、単位時間当たりに極めて多くの接
着処理を行うことができる。また、既存の印刷装置の他
には熱加圧部を設けるのみでよいので、設備コストを低
減することができる。また、インク層の形成に印刷装置
を使用することにより、極めて微細な接着部の形成にも
使用できる。また、印刷を施した紙材シート同士を接着
する場合には、インク層形成部に印刷装置を使用するこ
とにより、印刷工程と接着工程の一部を該印刷装置にて
行うことができ、設備コストを非常に低減させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例における接着装置を示す構
成図である。
【図2】本発明に係る実施例における熱加圧部の構成を
示す説明図である。
【図3】本発明に係る実施例における熱加圧部の他の構
成を示す説明図である。
【図4】本発明に係る実施例における熱加圧部の他の構
成を示す説明図である。
【図5】本発明に係る実施例における接着装置の接着工
程を示す説明図である。
【図6】本発明に係る実施例における接着装置の他の接
着工程を示す説明図である。
【図7】本発明に係る実施例における接着装置の他の接
着工程を示す説明図である。
【符号の説明】
A 接着装置 10 インク層形成部 20 熱加圧部 22、24 ローラ 26、28 プレス平板 30、40 紙材シート 32 インク層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着用インクを接着対象物の一方の所望
    部分に印刷を施してインク層を形成するインク層形成部
    と、上記インク層が形成された接着対象物に他方の接着
    対象物を重ねた状態で熱加圧し、上記インク層を介して
    双方の接着対象物を接着させる熱加圧部とを有すること
    を特徴とする接着装置。
  2. 【請求項2】 接着用インクが、ロジンを含むメジュー
    ム系の熱可塑性インクであることを特徴とする請求項1
    に記載の接着装置。
  3. 【請求項3】 接着用インクが、シルク印刷用の熱可塑
    性インクであることを特徴とする請求項1に記載の接着
    装置。
  4. 【請求項4】 メジューム系インクが使用可能な印刷機
    械により接着対象物の一方の所望部分にインク層を形成
    する工程と、インク層を形成した一方の接着対象物に他
    方のインク層未形成の接着対象物を重ねて、双方の接着
    対象物を熱加圧する工程とを有することを特徴とする接
    着方法。
JP10595494A 1994-04-20 1994-04-20 接着装置及び接着方法 Pending JPH07286141A (ja)

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