JPH07286082A - 改善された機械的特性及び生分解性を有する樹脂組成物 - Google Patents

改善された機械的特性及び生分解性を有する樹脂組成物

Info

Publication number
JPH07286082A
JPH07286082A JP28962393A JP28962393A JPH07286082A JP H07286082 A JPH07286082 A JP H07286082A JP 28962393 A JP28962393 A JP 28962393A JP 28962393 A JP28962393 A JP 28962393A JP H07286082 A JPH07286082 A JP H07286082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
resin composition
saturated polyester
polyester resin
hydroxyl group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28962393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2694801B2 (ja
Inventor
Takuro Ito
卓郎 伊藤
Kichiji Maruhashi
吉次 丸橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP28962393A priority Critical patent/JP2694801B2/ja
Publication of JPH07286082A publication Critical patent/JPH07286082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2694801B2 publication Critical patent/JP2694801B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の生分解性ポリエステル組成物における
欠点を解消し、成形物の機械的強度の異方性や熱的性質
の異方性が解消され、生分解性も顕著に向上した飽和ポ
リエステル樹脂組成物を提供する。 【構成】 種々の充填剤の内でも、アルカリ土類金属炭
酸塩を選択し、これをヒドロキシアルカノエート単位を
主体とする飽和ポリエステル樹脂、ビニルアルコール単
位を有する熱成形可能な水酸基含有樹脂との系にブレン
ドした改善された機械的特性及び生分解性を有する樹脂
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改善された生分解性及
び機械的特性を有し、特に機械的強度や熱収縮性の異方
性が改善され、生分解性も向上した脂肪族ポリエステル
系の樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市が排出する固形廃棄物は、そ
の量が段々膨大なものとなり、廃棄処理能力の限界に近
づきつつある。この固形廃棄物の元凶の一つとして、プ
ラスチックがいつも指摘されている。
【0003】プラスチック廃棄物の理想的解決法とし
て、自然環境で消滅する分解性プラスチックが注目され
ている。分解性プラスチックには、紫外線によってポリ
マーの分子鎖が切断される光分解性プラスチックと、バ
クテリヤや真菌類が体外に放出する酵素の作用で崩壊す
る生分解性プラスチックとがある。
【0004】しかしながら、光分解性プラスチックの場
合、土中埋没処理では効果が期待できなく、また分解生
成物による環境汚染の恐れもあることから、生分解性プ
ラスチックに大きな期待が寄せられている。
【0005】生分解性プラスチックとしては、従来、ポ
リヒドロキシブチレート(PHA)、3−ヒドロキシブ
チレート(3HB)と3−ヒドロキシバリレート(3H
V)とのランダムコポリマー等が知られている。ポリカ
プロラクトン(PCL)のような生分解性プラスチック
を他の樹脂とブレンドした樹脂組成物も既に知られてお
り、例えば特開平4−139248号公報には、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体5乃至99重量%と脂肪
族ポリエステル95乃至1重量%とから成る生分解性樹
脂組成物が記載されている。また、特開平5−8487
6号公報には、生分解性ポリエステル/ポリビニルアル
コール/生分解性ポリエステルから成る生分解性樹脂積
層体が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】公知の生分解性プラ
スチックは、空気中では安定しており、分解するのはバ
クテリヤが活動している土中、水中であり、分解生成物
は炭酸ガスと水であるという利点を有しているが、プラ
スチックの主要な用途である容器等の成形体の諸特性や
製造の点で未だ解決しなければならない問題点を有して
いる。
【0007】即ち、公知の生分解性プラスチックは、分
解温度と成形温度とが、180〜190℃と170〜1
75℃のように近接しているため、クロロホルム等の溶
媒を使用するキャスト法では成形品を製造可能であると
しても、溶融成形が難しいという問題があり、これを可
能にするには、樹脂中に多量の可塑剤を含有させて、溶
融押し出し性能を向上させねばならなく、こうして製造
した容器では、水中(内用品)中に可塑剤が抽出される
という好ましくない影響がある。
【0008】更に上記生分解性プラスチックは、価格が
高価であり、その生分解性を阻害すること無しに、他の
樹脂をブレンドして使用できれば、溶融成形性の点で
も、製造コストの点でも顕著な利点が奏されることが期
待される。従来、他の生分解性ポリマーとしては、水酸
基含有重合体が知られているが、このものは水溶性であ
ったり、耐水性に乏しかったりするほかに、溶融成形性
もないために、この目的には使用できない。
【0009】上記先行技術にみられるエチレン−ビニル
アルコール共重合体は、溶融成形性を有しており、水酸
基含有重合体の中では比較的耐水性に優れているという
利点を有するが、他の水酸基含有重合体と同様に、脂肪
族ポリエステルとの相溶性が必ずしも十分ではなく、成
形物としたとき、相分離を生じ、機械的に割れを生じた
り、期待通りの耐気体透過性が得られないという欠点が
ある。
【0010】即ち、従来の生分解性飽和ポリエステル樹
脂と水酸基含有樹脂とのブレンド物は、成形物の機械方
向(MD)の強度に比して、横方向(TD)の機械的強
度が低いという異方性を有し、このため、MD方向に割
れを生じ易いという欠点があるが、この欠陥は未だ解消
されるに至っていない。
【0011】同様な欠点は、上記ブレンド物からなる成
形品の耐熱性においても生じる。即ち、この成形品を、
温水中に浸漬すると、成形物の横方向(TD)の熱収縮
は比較的小さいが、機械方向(MD)の熱収縮が著しく
大きく、異方性のある熱変形を生じる。この欠陥も未だ
解消されるに至っていない。
【0012】従って、本発明の目的は、従来の生分解性
ポリエステル組成物における上記欠点を解消し、成形物
の機械的強度の異方性や熱的性質の異方性が解消され、
生分解性も顕著に向上した飽和ポリエステル樹脂組成物
を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ヒドロ
キシアルカノエート単位を主体とする飽和ポリエステル
樹脂、ビニルアルコール単位を有する熱成形可能な水酸
基含有樹脂及びアルカリ土類金属炭酸塩を含有すること
を特徴とする改善された機械的特性及び生分解性を有す
る樹脂組成物が提供される。本発明の組成物において
は、3成分基準で、飽和ポリエステル樹脂が25乃至8
5.5重量%、水酸基含有樹脂が2.5乃至45重量%
及びアルカリ土類金属炭酸塩が10乃至50重量%の量
で含有されることが望ましい。
【0014】
【作用】本発明では、種々の充填剤の内でも、アルカリ
土類金属炭酸塩を選択し、これを、ヒドロキシアルカノ
エート単位を主体とする飽和ポリエステル樹脂と、ビニ
ルアルコール単位を有する水酸基含有樹脂との系にブレ
ンドする。これにより、成形物の機械的強度の異方性や
熱的性質の異方性を解消し、生分解性も顕著に向上させ
ることができる。
【0015】「図1」は、本発明に従い、上記飽和ポリ
エステル樹脂及び水酸基含有樹脂のブレンドに、炭酸カ
ルシウムを配合した組成物の成形品について、炭酸カル
シウムの配合部数と、機械方向(MD)及び横断方向
(TD)の降伏点伸び%との関係をプロットしたグラフ
である。
【0016】この結果によると、従来のブレンド物で
は、横断方向(TD)の降伏点伸びが、機械方向(M
D)の降伏点伸びに比して著しく小さく、これが割れを
生じ易い原因であることが了解される。これに対して、
本発明に従い、このブレンド物中に炭酸カルシウムを配
合すると、機械方向(MD)の降伏点伸びを低下させる
ことなく、横断方向(TD)の降伏点伸びを顕著に向上
させることが可能となり、機械方向(MD)及び横断方
向(TD)の降伏点伸びを高い値でバランスさせ得るの
である。
【0017】本発明による上記改善は、アルカリ土類金
属炭酸塩充填剤と上記ブレンド物との組み合わせに特有
のものである。例えば、充填剤として典型的なタルクを
40重量部配合した組成物では、機械方向(MD)及び
横断方向(TD)の降伏点伸びが夫々8%及び5%と低
いレベルである。また充填剤の中で高い降伏点伸びを示
した長石系の充填剤の40重量部の配合でも、機械方向
(MD)及び横断方向(TD)の降伏点伸が14%及び
9%であり、これらは何れも、後述する実施例に示すと
おり、180度屈曲試験において割れを生じている。よ
って本発明の予想外の効果が明らかである。
【0018】また、飽和ポリエステル樹脂及び水酸基含
有樹脂のブレンド物から成る成形品を70℃の温水中に
60分間浸漬したときの機械方向(MD)の熱収縮率は
25%及び横断方向(TD)の熱収縮率は0.4%であ
り、横断方向(TD)に比して機械方向(MD)の熱収
縮率が著しく大きく、異方性があるのに対して、本発明
に従い、樹脂ブレンド物中に炭酸カルシウムを40重量
部配合すると、機械的方向(TD)の熱収縮率を4.8
%と小さい値に抑制して、機械方向(MD)と横断方向
(TD)の熱収縮率をバランスさせて、熱的な異方性を
も解消することができる。
【0019】「図2」は、高密度ポリエチレン(HDP
E)を対象標準として、生分解性飽和ポリエステル樹脂
(PCL)、炭酸カルシウムを配合した生分解性飽和ポ
リエステル樹脂(PCL/CaCO3 )及び炭酸カルシ
ウムを配合した生分解性飽和ポリエステル樹脂/水酸基
含有樹脂(PCL/PVA/CaCO3 )について、温
度と貯蔵弾性率との関係をプロットしたグラフである。
【0020】この結果によると、本発明の樹脂組成物の
貯蔵弾性率は、室温付近において、生分解性飽和ポリエ
ステル樹脂(PCL)や、炭酸カルシウムを配合した生
分解性飽和ポリエステル樹脂(PCL/CaCO3 )の
それよりも高く、高密度ポリエチレン(HDPE)にほ
ぼ匹敵する弾性率を保持し、実用的な温度範囲におい
て、優れた弾性率を保持していることが分かる。
【0021】「図3」は、高密度ポリエチレン(HDP
E)を対象標準として、生分解性飽和ポリエステル樹脂
(PCL)、生分解性飽和ポリエステル樹脂と水酸基含
有樹脂とのブレンド物(PCL/PVA)及び炭酸カル
シウムを配合した生分解性飽和ポリエステル樹脂/水酸
基含有樹脂(PCL/PVA/CaCO3 )について、
土中に埋めた場合の経時日数と重量残留率との関係をプ
ロットしたものであり、傾斜が生分解性を示している。
【0022】この結果によると、本発明の樹脂組成物
は、生分解性飽和ポリエステル樹脂(PCL)や、生分
解性飽和ポリエステル樹脂との水酸基含有樹脂とのブレ
ンド物(PCL/PVA)に比して、大きな生分解性を
示すことが分かる。
【0023】本発明において、成形物の機械的強度の異
方性や熱的性質の異方性が解消され、生分解性も顕著に
向上しているという効果は、飽和ポリエステル樹脂、水
酸基含有樹脂及びアルカリ土類金属炭酸塩の三者の組み
合わせによるものであり、何れか一方の成分が欠如され
ても達成されないものである。この改善に対する説明
は、必ずしもこれに拘束されるものではないが、ブレン
ド物からなる成形品において、異方性が現れるという事
実は、各樹脂成分の流動配向に関連すると思われるが、
本発明の樹脂組成物では、配合されたアルカリ土類金属
炭酸塩がこの流動配向を緩和乃至均一化すると共に、三
次元的に安定で均質化した分散構造を形成していると思
われる。飽和ポリエステル樹脂と水酸基含有樹脂とのブ
レンド物は、生分解性に優れたものであるが、本発明で
はこれにアルカリ土類金属炭酸塩を分散させたことによ
り、このアルカリ土類金属炭酸塩の表面が吸水性であっ
て、生分解のための活性サイトを提供しているものと思
われる。
【0024】本発明の樹脂組成物では、勿論公知の充填
剤配合樹脂組成物と同様に、アルカリ土類金属炭酸塩充
填剤の配合により、増量による成形品のコストの低減、
成形品の剛性の向上、成形品の寸法安定性の向上等の効
果も当然達成される。
【0025】
【発明の好適態様】
(飽和ポリエステル樹脂)飽和ポリエステル樹脂として
は、ヒドロキシアルカノエート単位を主体とする生分解
性の飽和ポリエステル樹脂の任意のものが使用される。
この飽和ポリエステル樹脂は、少なくともフィルムを形
成し得る分子量を有するべきであり、一般にその数平均
分子量は、5×104 乃至16×104 、特に6×10
4 乃至15×104 の範囲にあるのがよい。好適な飽和
ポリエステル樹脂の例は、ポリ−β−ヒドロキシアルカ
ノエート、或いは脂肪族ポリラクトン乃至ポリ−ω−ヒ
ドロキシアルカノエート或いはこれらの共重合体であ
る。
【0026】ポリ−β−ヒドロキシアルカノエートとし
ては、下記一般式(1)
【化1】 式中、Rは直鎖或いは分岐鎖のアルキル基である、で表
される反復単位、例えば、3−ヒドロキシブチレート
[R=−CH3 、3HB]、3−ヒドロキシバリレート
[R=−CH2 CH3 、3HV]、3−ヒドロキシカプ
ロエート[R=−(CH22 CH3 ]、3−ヒドロキ
シヘプタノエート[R=−(CH23 CH3 ]、3−
ヒドロキシオクタノエート[R=−(CH24 CH
3 ]、3−ヒドロキシノナノエート[R=−(CH2
5 CH3 ]、3−ヒドロキシデカノエート[R=−(C
26 CH3 ]、等の1種或いは2種以上からなる重
合体が挙げられる。
【0027】このタイプの好適な樹脂は、3−ヒドロキ
シブチレートと、他の3−ヒドロキシアルカノエート、
特に特に3−ヒドロキシバリレートとを共重合させた共
重合体であり、これらを95:5乃至85:15、特に
92:8乃至88:12の重量比で含む共重合体であ
る。
【0028】脂肪族ポリラクトン乃至ポリ−ω−ヒドロ
キシアルカノエートとしては、下記一般式(2)
【化2】 式中、Rは直鎖或いは分岐鎖のアルキレン基である、で
表される反復単位、例えば、γ−ブチロラクトン、δ−
バレロラクトン、ε−カプロラクトン等の反復単位の1
種或いは2種以上からなる重合体が挙げられる。このタ
イプの樹脂の適当な例は、ポリカプロラクトン、或いは
カプロラクトンと他のラクトン類の共重合体である。
【0029】本発明では、「化1」の反復単位と「化
2」の反復単位とから成る共重合体を用いることもでき
る。この共重合体の適当な例は、3−ヒドロキシブチレ
ートとγ−ブチロラクトン或いはε−カプロラクトンと
の共重合体である。また上述した2種以上のブレンド物
をも使用することができる。
【0030】(水酸基含有樹脂)本発明に用いる水酸基
含有樹脂は、分子鎖中にビニルアルコール単位、即ち下
記一般式(3)
【化3】 で表される単位を含有し、熱成形可能なものである。
【0031】上記ビニルアルコール単位のみからなる樹
脂は、熱成形が困難であるが、分子鎖中に、上記単位以
外にエチレン単位、即ち下記一般式(4)
【化4】 −[−CH2 −CH2 −]− ‥‥(4) で表される単位や、酢酸ビニル単位、即ち下記一般式
(5)
【化5】 で表される単位を含有することにより熱成形可能とな
る。
【0032】水酸基含有樹脂の適当な例は、部分ケン化
ビニルアルコール重合体であり、特にケン化度40〜8
0%のポリビニルアルコールである。このビニルアルコ
ール重合体の重合度は、フィルム形成範囲にあるべきで
あり、一般に重合度が300乃至800の範囲にある。
【0033】水酸基含有樹脂の他の適当な例は、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体である。溶融成形性やガ
スバリヤー性の点で好適なエチレン−ビニルアルコール
共重合体は、エチレン含有量5乃至60モル%、特に1
0乃至50モル%で且つケン化度90%以上、特に98
%以上のものである。用いるエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体は、フィルムを形成するにたる分子量を有す
るべきである。
【0034】(アルカリ土類金属炭酸塩)本発明におい
てあは、種々の充填剤の内でも、アルカリ土類金属炭酸
塩を使用する。アルカリ土類金属炭酸塩としては、カル
シウム、マグネシウム、バリウム、ストロンチウム等の
炭酸塩を挙げることができる。これらの内でも、炭酸カ
ルシウム及び炭酸マグネシウムが好適である。
【0035】炭酸カルシウムには、天然産で比重の大き
い重質の炭酸カルシウムと合成で比重の比較的小さい軽
質炭酸カルシウムとがあるが、本発明の目的には、前者
が特に好適であるが、後者も勿論使用できる。同様に炭
酸マグネシウムにも、天然産で粒径の比較的大きい炭酸
マグネシウムと、合成で粒度の比較的小さくて、均質な
合成炭酸マグネシウムとがあるが、本発明の目的には、
前者が特に好適であるが、後者も勿論使用できる。
【0036】用いるアルカリ土類金属炭酸塩の粒度は、
分散が良好である限り制限を受けないが、一般にメジア
ン径が0.5乃至10.0μm、特に1.0乃至2.0
μmの範囲にあることが、異方性の解消に有効である。
アルカリ土類金属炭酸塩系充填剤は、未処理の普通のも
のであってもよいが、例えば、界面活性剤、脂肪酸、金
属石鹸、或いはその他の分散剤等で処理したものであっ
てもよい。
【0037】(組成物)本発明の組成物において、飽和
ポリエステル樹脂は、20乃至85.5重量%、特に2
5乃至60重量%の量で、水酸基含有樹脂は2.5乃至
45重量%、特に5乃至40重量%の量で用いるのよ
い。飽和ポリエステル樹脂の量が上記範囲よりも少ない
場合、或いは水酸基含有樹脂の量が上記範囲よりも多い
場合には、相溶性の点で問題を生じたり、生分解性が低
下する傾向がある。逆に、飽和ポリエステル樹脂の量が
上記範囲よりも多い場合、或いはビニルアルコール系重
合体の量が上記範囲よりも少ない場合には、容器の耐気
体透過性や溶融成形性の点で不満足なものとなる。
【0038】一方、アルカリ土類金属炭酸塩は、5乃至
50重量%、特に10乃至40重量%の量で用いるのが
よい。アルカリ土類金属炭酸塩の量が上記範囲よりも少
ない場合には、機械的特性の異方性や熱的性質の異方性
を解消するのに有効でなく、また生分解性も低下する傾
向がある。一方上記範囲よりも多くなると、溶融性形成
が低下したり、形成される成形物が脆くなる傾向がる。
【0039】本発明の樹脂組成物には、その用途に応じ
て、各種着色剤、充填剤、無機系或いは有機系の補強
剤、滑剤、可塑剤、レベリング剤、界面活性剤、増粘
剤、減粘剤、安定剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、防錆剤
等を配合することができる。また、樹脂相互の分散性を
向上させるために、エチレン酢酸ビニル共重合体を配合
することもできる。
【0040】本発明の樹脂組成物において、飽和ポリエ
ステル樹脂、水酸基含有樹脂及びアルカリ土類金属炭酸
塩の配合の仕方には特に制限はないが、飽和ポリエステ
ル樹脂及び水酸基含有樹脂にアルカリ土類金属炭酸塩を
ブレンドしたマスターバッチを調製し、このマスターバ
ッチを、飽和ポリエステル樹脂及び水酸基含有樹脂にブ
レンドするのが好都合である。
【0041】本発明によれば、(A)飽和ポリエステル
樹脂或いは(B)ビニルアルコール系重合体と、(C)
アルカリ土類金属炭酸塩とを含むマスターバッチを、上
記のように、溶融、混練し、これを残りの樹脂成分とブ
レンドし、これを混練し、押出乃至射出することによ
り、包装材料等の成形品を製造する。
【0042】包装材料等の製造に際し、一方の樹脂成分
にエチレン−酢酸ビニル共重合体をブレンドした物と、
他方の樹脂成分との混合物の形で押出機或いは射出機の
ホッパーに供給することもできる。この混合物は、両者
のドライブレンドでもよいし、メルトブレンドでもよ
い。ドライブレンドは、例えばリボンフレンダー、コニ
カルブレンダー、ヘンシェルミキサーのような各種混合
機を用いて行うことができ、一方メルトブレンドは単軸
または二軸押出機、ニーダー、バンバリーミキサー、ロ
ール等を用いて行うことが出来る。
【0043】押出機としては、任意のスクリュウを備え
た押出機が好適に使用される。ダイスとしては、フラッ
トダイやリングダイを使用することができ、例えばフィ
ルムの成形には、Tダイ法やインフレーション製膜法が
使用される。また、押し出されたパリソンを中空成形す
ることにより、ボトル、チュウブ、タンク等の中空成形
容器が成形される。
【0044】射出機としては、射出プランジャまたはス
クリューを備えたそれ自体公知のものが使用され、ノズ
ル、スプルー、ゲートを通して前記混合物を射出型中に
射出する。これにより、樹脂が射出型キャビティ内に流
入し、冷却固化されて包装材料等の成形品が得られる。
【0045】(用途)本発明の組成物は、各種プラスチ
ック包装容器、例えばボトル、カップ、チューブ、プラ
スチック缶、パウチ、キャップ等として、またフィル
ム、トレイ等の包装材料として、更にコンテナー、タン
ク、籠等の流通用容器として、更にパイプ、ケース等の
構造物として有用である。
【0046】
【実施例】次に本発明を実施例をあげて説明する。
【0047】1) 試料 ポリ−ω−ヒドロキシアルカノエート単位を主体とする
飽和ポリエステルとして(株)ダイセル化学工業社製ポ
リカプロラクトンH7Sを使用し、ビニルアルコール単
位を有する熱成形可能な水酸基含有樹脂として(株)ク
ラレ社製部分ケン化ポリビニルアルコールHMO5を用
いた。又アルカリ土類金属炭酸塩として(株)白石カル
シウム社製ソフトン1200(ホワイトンSB(赤))
を使用した。又、比較の為、他無機充填剤として(株)
FUJI−TALC社製PKP−80と(株)白石工業
社製MINEX10を用いた。更に上記無機充填剤の分
散剤としてステアリン酸金属塩の分散剤も用いた。
【0048】2) 成形方法 2−1) マスターバッチの製法 (株)神戸製鋼社製バンバリーミキサーMIXTRON
BB−120と、カラーメタル社製ニーデックスCM
S−300−2250(オープンロール押出機)を用い
た。バンバリーミキサーの回転数は30rpmとした。
バンバリーミキサーの回転電動機の負荷が安定状態にな
る160℃の温度範囲まで混練した後、ニーデックスを
用い空冷下100℃にてホットカットし、過冷却処理す
る事でペレット状マスターバッチを得た。
【0049】2−2) シート成形 上記マスターバッチにポリカプロラクトンと部分ケン化
ポリビニルアルコールの適量組成物をドライブレンド
し、(株)東洋精機製作所社製ラボプラストミルC型成
形機(D−20−20)及びシート巻き取り機を用い、
成形温度170℃、スクリュー回転100rpmにて厚
さ1mm、幅120mmのシートを作成した。
【0050】2−3) ボトル成形 (株)池貝社製ES65型押し出し機(40φ)を用
い、成形温度170℃、スクリュー回転40rpm、金
型温度16℃、ブローエアー圧6kg/cm2 にて円柱
状ボトルをダイレクトブロー成形した。
【0051】3) 測定方法 3−1) 機械的特性の評価 75時間減圧乾燥したシート片及び25℃RH60%で
75時間放置したシート片を180°屈曲させその割れ
性を観察した。又(株)ORIENTEC社製、UCT
−5T型テンシロンを用い100kgロードセル、チャ
ック間距離30mm、引っ張り速度500mm/min
にて応力−ひずみ曲線を得た。得られた応力−ひずみ曲
線結果から降伏点伸び(%)を求めた。測定試料の形状
はASTMD−1822型を用いた。
【0052】3−2) 分解及び劣化の評価 シ−ト成形物の30mm×50mm小片を土中に埋立て
た。埋立後30日、60日後にシート片を取り出し、水
洗後75時間減圧乾燥し、化学天秤を用い精秤した。得
られた結果は初期重量ω0 、埋立後重量ω1 から(ω1
/ω0 )×100にて重量残留率(%)として示した。
【0053】実施例1 数平均分子量13万のポリカプロラクトン(A)と重合
度500の60%部分ケン化ポリビニルアルコール
(B)及び平均粒径1.8μmの炭酸カルシウム(C)
の3成分を (A):(B):(C)=12:8:80 の重量比物1kg当りにステアリン酸カリウム主体の分
散剤3g相当を添加し、バンバリーミキサーにて混練し
た。バンバリーミキサーで混練後、ニーデックスにてペ
レット状マスターバッチを連続成形した。次に、上記マ
スターバッチにポリカプロラクトン(A)と部分ケン化
ポリビニルアルコール(B)の2成分重量比(A):
(B)=60:40物を適量加え、ラボプラストミルシ
ート成形機にてシート成形した。
【0054】1)機械的特性 上記シート成形物の機械的特性を表1及び図1に示し
た。表1は180゜屈曲時の割れ観察結果であり、図1
は応力−ひずみ曲線より求めた降伏点伸び(%)であ
る。表1からポリカプロラクトン(A)と部分ケン化ポ
リビニルアルコール(B)2成分重量比が、(A):
(B)=60:40のシート成形物には割れが見られ
た。しかし、同樹脂組成物に炭酸カルシウム(C)を混
合した3成分系ではそのシート成形物に割れは観察され
なかった。表1及び図1では、ポリカプロラクトン
(A)と部分ケン化ポリビニルアルコール(B)重量比
が(A):(B)=60:40の2成分系から成るシー
ト成形物では、MD、TDに降伏点伸びの異方性が観測
されたが、同樹脂組成物に炭酸カルシウム(C)を混合
すると降伏点伸びの異方性は改善された。更に、この改
善された降伏点伸びは炭酸カルシウム含量が増加しても
特徴的に一定の値を示していた。
【0055】2) 分解及び劣化の評価 上記3成分組成物のシート成形物に加え、ポリカプロラ
クトン(A)と部分ケン化ポリビニルアルコール(B)
及び炭酸カルシウム(C)3成分重量比が (A):(B):(C)=13:7:80及び (A):(B):(C)=20 :0:80 のマスターバッチを作成し、このマスターバッチにポリ
カプロラクトン(A)と部分ケン化ポリビニルアルコー
ル(B)の異なる混合組成物を適量加え、3成分組成比
がそれぞれ異なるシート成形物を作成した。これらのシ
ート成形物を埋立試験に用いた。埋立試験に用いたシー
ト成形物の3成分重量組成比と埋立後の重量残留率
(%)を表2に示した。
【0056】表2よりこれらのシート片の重量減少量
は、 ポリカプロラクトン(A)と部分ケン化ポリビニルアル
コール(B)及び炭酸カルシウム(C)から成る3成分
系>ポリカプロラクトン(A)と炭酸カルシウム(C)
から成る2成分系>ポリカプロラクトン(A)と部分ケ
ン化ポリビニルアルコール(B)から成る2成分系>ポ
リカプロラクトン単体(A) の順に大きい。特に、ポリカプロラクトン(A)と炭酸
カルシウム(C)から成る2成分系物は炭酸カルシウム
濃度に依在しない重量減少を示したのに対し、ポリカプ
ロラクトン(A)と炭酸カルシウム(C)及び部分ケン
化ポリビニルアルコール(B)から成る3成分系物は炭
酸カルシウム濃度が増加するに伴い重量減少は著しく大
きくなると言う特徴的な重量減少傾向を示した。
【0057】実施例2 数平均分子量13万のポリカプロラクトン(A)と重合
度500の60%部分ケン化ポリビニルアルコール
(B)及び平均粒子1.8μmの炭酸カルシウム(C)
の3成分重量比が (A):(B):(C)=13:7:80 物1kg当りにステアリン酸カリウム主体の分散剤を3
g相当添加し、バンバリーミキサーにて混練した。バン
バリーミキサーでの混練後、ニーデックスにてペレット
状マスターバッチに成形した。
【0058】このマスターバッチにポリカプロラクトン
(A)と部分ケン化ポリビニルアルコール(B)の2成
分重量比が(A):(B)=65:35物を加え、3成
分重量比が(A):(B):(C)=39:21:40
組成分比になる100ml容中空ボトルのダイレクトブ
ロー成形を行った。強度的特性は実施例1と同等の性質
である。因みに、白砂を充填後、密栓し、1.2mの高
さより10本落下させたが、破損する物はなかった。
【0059】比較例1 無機充填剤を平均粒径5.0μm〜6.0μmのタルク
((株)FUJI TALC社製PKP−80)にした
他は全て実施例1と同じである。
【0060】比較例2 無機充填剤を平均粒径2.3μmのMINEX((株)
白石工業社製MINEX10)にした他は全て実施例1
と同じである。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、種々の充填剤の内で
も、アルカリ土類金属炭酸塩を選択し、これを、ヒドロ
キシアルカノエート単位を主体とする飽和ポリエステル
樹脂と、ビニルアルコール単位を有する水酸基含有樹脂
との系にブレンドすることにより、成形物の機械的強度
の異方性や熱的性質の異方性を解消して、機械的特性や
熱的特性を顕著に向上させ、生分解性も顕著に向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従い、飽和ポリエステル樹脂及び水酸
基含有樹脂のブレンドに、炭酸カルシウムを配合した組
成物の成形品について、炭酸カルシウムの配合部数と、
機械方向(MD)及び横断方向(TD)の降伏点伸び%
との関係をプロットしたグラフである。
【図2】高密度ポリエチレン(HDPE)を対象標準と
して、生分解性飽和ポリエステル樹脂(PCL)、炭酸
カルシウムを配合した生分解性飽和ポリエステル樹脂
(PCL/CaCO3 )及び炭酸カルシウムを配合した
生分解性飽和ポリエステル樹脂/水酸基含有樹脂(PC
L/PVA/CaCO3 )について、温度と貯蔵弾性率
との関係をプロットしたグラフである。
【図3】高密度ポリエチレン(HDPE)を対象標準と
して、生分解性飽和ポリエステル樹脂(PCL)、生分
解性飽和ポリエステル樹脂と水酸基含有樹脂とのブレン
ド物(PCL/PVA)及び炭酸カルシウムを配合した
生分解性飽和ポリエステル樹脂/水酸基含有樹脂(PC
L/PVA/CaCO3 )について、土中埋立時の経時
日数と重量残留率との関係をプロットしたグラフであ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】実施例1 数平均分子量13万のポリカプロラクトン(A)と重合
度500の60%部分ケン化ポリビニルアルコール
(B)及び平均粒径1.8μmの炭酸カルシウム(C)
の3成分を (A):(B):(C)=12:8:80 の重量比物1kg当りにステアリン酸カルシウム主体の
分散剤3g相当を添加し、バンバリーミキサーにて混練
した。バンバリーミキサーで混練後、ニーデックスにて
ペレット状マスターバッチを連続成形した。次に、上記
マスターバッチにポリカプロラクトン(A)と部分ケン
化ポリビニルアルコール(B)の2成分重量比(A):
(B)=60:40物を適量加え、ラボプラストミルシ
ート成形機にてシート成形した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】実施例2 数平均分子量13万のポリカプロラクトン(A)と重合
度500の60%部分ケン化ポリビニルアルコール
(B)及び平均粒子1.8μmの炭酸カルシウム(C)
の3成分重量比が (A):(B):(C)=13:7:80 物1kg当りにステアリン酸カルシウム主体の分散剤を
3g相当添加し、バンバリーミキサーにて混練した。バ
ンバリーミキサーでの混練後、ニーデックスにてペレッ
ト状マスターバッチに成形した。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒドロキシアルカノエート単位を主体と
    する飽和ポリエステル樹脂、ビニルアルコール単位を有
    する熱成形可能な水酸基含有樹脂及びアルカリ土類金属
    炭酸塩を含有することを特徴とする改善された機械的特
    性及び生分解性を有する樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 3成分基準で、飽和ポリエステル樹脂が
    20乃至85.5重量%、水酸基含有樹脂が2.5乃至
    45重量%及びアルカリ土類金属炭酸塩が10乃至50
    重量%の量で含有されることを特徴とする請求項1記載
    の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 飽和ポリエステル樹脂が脂肪族ポリラク
    トン乃至ポリ−ω−ヒドロキシアルカノエートである請
    求項1記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 水酸基含有樹脂がケン化度40〜80%
    のポリビニルアルコールである請求項1記載の樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】 水酸基含有樹脂がエチレン含有量5〜5
    0モル%及びケン化度90%以上のエチレン−ビニルア
    ルコール共重合体である請求項1記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 アルカリ土類金属炭酸塩が炭酸カルシウ
    ムである請求項1記載の樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 アルカリ土類金属炭酸塩が炭酸マグネシ
    ウムである請求項1記載の樹脂組成物。
JP28962393A 1993-11-18 1993-11-18 改善された機械的特性及び生分解性を有する樹脂組成物 Expired - Fee Related JP2694801B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28962393A JP2694801B2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 改善された機械的特性及び生分解性を有する樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28962393A JP2694801B2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 改善された機械的特性及び生分解性を有する樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07286082A true JPH07286082A (ja) 1995-10-31
JP2694801B2 JP2694801B2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=17745635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28962393A Expired - Fee Related JP2694801B2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 改善された機械的特性及び生分解性を有する樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2694801B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002371201A (ja) * 2001-04-13 2002-12-26 Mitsui Chemicals Inc 生分解性樹脂組成物
JP2003535154A (ja) * 2000-01-20 2003-11-25 ソルヴェイ ε−カプロラクトンポリマーベースの充填組成物、その製造方法、およびそれらの組成物をベースとする物品
JP2012077246A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Toyo Seikan Kaisha Ltd 生分解性樹脂組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535154A (ja) * 2000-01-20 2003-11-25 ソルヴェイ ε−カプロラクトンポリマーベースの充填組成物、その製造方法、およびそれらの組成物をベースとする物品
JP2002371201A (ja) * 2001-04-13 2002-12-26 Mitsui Chemicals Inc 生分解性樹脂組成物
JP2012077246A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Toyo Seikan Kaisha Ltd 生分解性樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2694801B2 (ja) 1997-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5747633A (en) Resin composition having improved mechanical properties and bio-disintegrating property and containers comprising thereof
JP3410075B2 (ja) 結晶性ポリ乳酸樹脂組成物、これを用いたフィルムおよびシート
US5225490A (en) Biodisintegrable thermoplastic resin moldings and a process for producing same
JP2004506773A (ja) 生分解可能なポリマーブレンド
EP1553139A1 (en) Biodegradable sheet, molded object obtained from the sheet, and process for producing the molded object
KR20210111185A (ko) 생분해성 수지 조성물, 이를 이용한 생분해성 성형품 및 이의 제조 방법
JP2014156539A (ja) ポリエステル樹脂組成物、該樹脂組成物を成形してなるフィルム、及び該フィルムを成形してなる袋
KR20230032979A (ko) 생분해성 수지 조성물, 생분해성 용기 및 이의 제조방법
JP5332552B2 (ja) ポリ乳酸系樹脂組成物からなるチップ状物
JP2570551B2 (ja) 樹脂組成物及びその製法
JP6102315B2 (ja) ポリエステル樹脂組成物及び該ポリエステル樹脂組成物を成形してなるフィルム
JP2694801B2 (ja) 改善された機械的特性及び生分解性を有する樹脂組成物
KR20220035142A (ko) 증가된 강도 및 기타 특성을 위해 소립자의 전분 및 전분계 물질을 합성 폴리머와 혼합
JPH0517590A (ja) 樹脂成形構造物及びその製法
JP2671698B2 (ja) 樹脂組成物及びそれを用いた容器
US20120259028A1 (en) Reactive polymeric mixture
US20220388217A1 (en) Manufacturing method for thermoplastic resin composition, manufacturing method for shaped body, and film
JP2007069965A (ja) ガスバリア性を有する生分解性樹脂容器
US20230365806A1 (en) Resin composition for injection molding and injection-molded article
US20090054602A1 (en) Thermoformed articles and compositions of poly (hydroxyalkanoic acid) and polyoxymethylene
JP2002012674A (ja) マスターバッチ用脂肪族ポリエステル組成物及び該組成物を用いる脂肪族ポリエステルフィルムの製造方法
US8182734B1 (en) Thermoformed articles and compositions of poly(hydroxyalkanoic acid) and polyoxymethylene
JP2008080546A (ja) 二重容器
JP3404986B2 (ja) 樹脂組成物及びその製法
JP2005200600A (ja) 乳酸系ポリマー組成物

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070912

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 15

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 15

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 16

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees