JPH07285529A - ステンレス製ビヤ樽 - Google Patents

ステンレス製ビヤ樽

Info

Publication number
JPH07285529A
JPH07285529A JP6102067A JP10206794A JPH07285529A JP H07285529 A JPH07285529 A JP H07285529A JP 6102067 A JP6102067 A JP 6102067A JP 10206794 A JP10206794 A JP 10206794A JP H07285529 A JPH07285529 A JP H07285529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beer barrel
end plate
stainless steel
rubber stack
butted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6102067A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Suzuki
鈴木  茂
Masaharu Nakayama
正治 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
Original Assignee
Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiji Rubber and Chemical Co Ltd filed Critical Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
Priority to JP6102067A priority Critical patent/JPH07285529A/ja
Publication of JPH07285529A publication Critical patent/JPH07285529A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 だるま型ビヤ樽の上鏡板及び下鏡板の周縁部
に突起部を形成し、衝撃による永久変形を防止するもの
である。 【構成】 筒形胴部に上鏡板と下鏡板とを溶接し、上鏡
板と下鏡板の周縁部にゴム製スタック部を設けてなるス
テンレス製ビヤ樽において、リング状突出部を形成した
筒形胴部の上下部を内側に湾曲させて上鏡板と下鏡板と
を胴部周面より内側において突き合わせてなり、前記胴
部側と鏡板側の少なくともいずれか一方の突き合わせ面
から突起部を形成する。前記突起部は、先端方向を胴部
の外側に向けて傾斜せしめるとともに、ゴム製スタック
部に埋設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、10〜30リットル
入りの業務用ステンレス製ビヤ樽に係り、詳しくは上下
鏡板の周縁部にゴム製スタック部を設けたステンレス製
ビヤ樽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている10〜30リットル
入りの業務用ステンレス製ビヤ樽には、いわゆる円筒型
ビヤ樽とだるま型ビヤ樽がある。円筒型ビヤ樽は、上下
端に内向きのカールを形成した円筒体の上下部内側に底
部と蓋部を前記カールよりも内方に位置するように溶接
するとともに、蓋部には口金を設けてなるものである。
一方、だるま型ビヤ樽は、図4に示すように、周面に突
出部1をリング状に加工した筒形胴部2に上鏡板3と下
鏡板4とを一体に溶接し、上鏡板3には口金5を設けて
なるものである。
【0003】前記だるま型ビヤ樽の上鏡板3及び下鏡板
4は外方に湾曲しているためにそれ自体では起立しない
から、安定した状態で運搬、保管することができない。
そこで、上鏡板3と下鏡板4に嵌合用のゴム製スタック
部6、7を設けて起立できるようにするとともに、運
搬、保管するときには下鏡板4のゴム製スタック部7を
下段の上鏡板3のゴム製スタック部6に嵌合させること
によって順次数段に積み重ねられるように形成されてい
る。また、ゴム製スタック部6には提手孔8が、ゴム製
スタック部7には水抜き孔9がそれぞれ形成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ゴム製スタック部
6、7は、上鏡板3及び下鏡板4の周縁部にそれぞれ加
硫接着により強固に固着されている。従って、ビヤ樽を
運搬中に誤って落下させても容易に剥離することはない
が、上鏡板3及び下鏡板4の肉厚は薄いからゴム製スタ
ック部6、7に強い衝撃を受けると、ゴム製スタック部
との接着部分に永久変形を起こすことがある。上鏡板3
及び/または下鏡板4に永久変形を起こすと一体に固着
されているゴム製スタック部も変形することになる。こ
のゴム製スタック部の変形が甚だしい場合には相互に積
み重ねることができなくなり、ビヤ樽として使用するこ
とができなくなる。一方、永久変形を防止するために、
上鏡板3と下鏡板4の肉厚を厚くすることはビヤ樽自体
の重量を重くし、またコストアップとなるばかりでな
く、肉厚を厚くするにも限度があり落下時の変形を完全
に防止することはできないという問題がある。
【0005】
【発明の目的】この発明はかかる現況に鑑みてなされた
もので、その目的はだるま型ビヤ樽の上鏡板及び下鏡板
の周縁部に突起部を形成し、衝撃による永久変形を防止
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために次のような構成とした。即ち、この発明に
係るステンレス製ビヤ樽は、筒形胴部に上鏡板と下鏡板
とを溶接し、上鏡板と下鏡板の周縁部にゴム製スタック
部を設けてなるステンレス製ビヤ樽において、周面にリ
ング状突出部を形成した筒形胴部の上下部を内側に湾曲
させて上鏡板と下鏡板とを胴部周面より内側において突
き合わせ、前記胴部側と鏡板側の少なくともいずれか一
方の突き合わせ面から突起部を形成し、前記突起部は先
端方向を胴部の外側に向けて傾斜せしめたことを特徴と
する。前記突起部は、ゴム製スタック部の提手孔及び水
抜き孔を形成する部分を切り欠いて間欠的に形成するこ
とが好ましい。また、前記突起部は、胴部側と鏡板側の
両方に形成してもよいが、いずれか一方側にのみ形成し
てもよい。
【0007】
【作用】前記突起部は補強リブとして作用するととも
に、ゴム製スタック部から受けた衝撃を吸収し、上鏡板
及び下鏡板における周縁部の永久変形を防止するように
働く。また、突起部はゴム製スタック部に埋設されるか
ら、ゴム製スタック部の取付をより強固にすることがで
きる。
【0008】
【実施例】この発明を図示する実施例に基づき詳細に説
明する。ステンレス製ビヤ樽はビヤ樽本体10とゴム製
スタック部11とゴム製スタック部13とからなる。前
記ビヤ樽本体10は筒形胴部15の上下に上鏡板17及
び下鏡板19を溶接して一体に形成されている。さら
に、前記胴部15の周面にはリング状突出部20を形成
するとともに、上下端部をつぼめるように内側に湾曲さ
せ、続いて折り曲げて突起部21、23が形成されてい
る。前記突起部21、23はゴム製スタック部11の提
手孔25及びゴム製スタック部13の水抜き孔27とな
る部分に切欠29、30を形成し、ゴム製スタック部と
の固着部分にのみ形成されている。前記突起部21、2
3は、実施例では約90度に折り曲げることによって先
端方向を外側に向けた傾斜面に形成されている。
【0009】一方、上鏡板17及び下鏡板19の周縁部
にも前記突起部21、23と対向する位置に同じく突起
部33、35が形成されている。前記突起部33、35
は、ゴム製スタック部11の提手孔25及びゴム製スタ
ック部13の水抜き孔27となる部分に切欠37、39
を形成し、ゴム製スタック部との固着部分にのみ形成さ
れている。実施例では約90度に折り曲げることによっ
て先端方向を外側に向けた傾斜面に形成されている。
【0010】上記構成において、ビヤ樽本体10を組み
立てるには筒形胴部15の上下部に上鏡板17、下鏡板
19を嵌合させて溶接すればよい。即ち、胴部15の突
起部21に上鏡板17の突起部33を突き合わせ、一
方、胴部15の突起部23に下鏡板19の突起部35を
突き合わせるとともに、それぞれ胴部15と上鏡板17
及び下鏡板19の当接部分を内側から溶接40、41す
ればよい。
【0011】上記ゴム製スタック部11は、従来の構造
と同様に、内周面を傾斜させることによって下方に向か
って次第に肉厚とし、切欠29、37に位置する下面を
切り欠くことによって複数の提手孔25を形成し、前記
突起部21及び33を埋設することによって加硫接着さ
れている。また、上記ゴム製スタック部13は、下端外
周にスタック用切欠43を設け、切欠30、39に位置
する上面を切り欠くことによって複数の水抜き27を形
成し、前記突起部23及び35を埋設することによって
加硫接着されている。この実施例のように胴部15と上
鏡板17及び下鏡板19の両方に突起部を形成した場合
には、両者の突き合わせによって強度を増大させること
ができる。
【0012】図3はこの発明の他の実施例を示す一部拡
大断面図であって、筒形胴部側にのみ補強用の突起部を
形成した場合である。即ち、上記実施例と同様に、筒形
胴部15に突起部21、23を形成し、上鏡板17の突
起部33及び下鏡板19の突起部35を省略した場合で
ある。尚、この実施例の場合にも、胴部15と上鏡板1
7及び下鏡板19の当接部分は内側から溶接される。
【0013】この発明が前記実施例に限定されるもので
ないことは当然であり、筒形胴部15の突起部21、2
3を省略し、上鏡板17の突起部33及び下鏡板19の
突起部35を形成してもよい。また、ゴム製スタック部
11側では、胴部15、上鏡板17のいずれか一方に突
起部を形成し、ゴム製スタック部13側では胴部15、
下鏡板19の両方に突起部を形成してもよい。この場合
には、運搬中の落下によって変形し易い下鏡板側の強度
を向上させることができる。また、前記突起部は同一高
さに形成するのが好ましいが、のこ歯状にギザギザに形
成し、あるいは波形に形成してもよい。さらに、胴部1
5は、図1に一点鎖線で示すように、二分割した中央部
を溶接したものであってもよい。このように、4部品か
らなる場合には、まず、上鏡板及び下鏡板側において溶
接した後、胴部中央部において溶接することにより一体
に組み立てることができる。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、だるま型ビヤ樽の上
鏡板及び下鏡板の周縁部において、落下等によって衝撃
を受けてもゴム製スタック部の固着部分における永久変
形を防止することができる。従って、上鏡板及び/また
は下鏡板における永久変形によるゴム製スタック部の変
形も防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるステンレス製ビヤ樽の断面
図である。
【図2】同じくビヤ樽本体を示す分解断面斜視図であ
る。
【図3】第2実施例を示す一部拡大図断面である。
【図4】ステンレス製ビヤ樽の上面斜視図である。
【符号の説明】
10 ビヤ樽本体 11 ゴム製スタック部 12 ゴム製スタック部 15 筒形胴部 17 上鏡板 19 下鏡板 20 リング状突出部 21 突起部 23 突起部 25 提手孔 27 水抜き孔 29 切欠 30 切欠 33 突起部 35 突起部 37 切欠 39 切欠 43 スタック用切欠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形胴部に上鏡板と下鏡板とを溶接し、
    上鏡板と下鏡板の周縁部にゴム製スタック部を設けてな
    るステンレス製ビヤ樽において、周面にリング状突出部
    を形成した筒形胴部の上下部を内側に湾曲させて上鏡板
    と下鏡板とを胴部周面より内側において突き合わせ、前
    記胴部側と鏡板側の少なくともいずれか一方の突き合わ
    せ面から突起部を形成し、前記突起部は先端方向を胴部
    の外側に向けて傾斜せしめるとともに、ゴム製スタック
    部に埋設したことを特徴とするステンレス製ビヤ樽。
  2. 【請求項2】 前記突起部は、ゴム製スタック部の提手
    孔及び水抜き孔を形成する部分を切り欠いて間欠的に形
    成したことを特徴とする請求項1記載のステンレス製ビ
    ヤ樽。
  3. 【請求項3】 前記突起部は、胴部側と鏡板側の両方に
    形成したことを特徴とする請求項1または2記載のステ
    ンレス製ビヤ樽。
JP6102067A 1994-04-14 1994-04-14 ステンレス製ビヤ樽 Pending JPH07285529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6102067A JPH07285529A (ja) 1994-04-14 1994-04-14 ステンレス製ビヤ樽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6102067A JPH07285529A (ja) 1994-04-14 1994-04-14 ステンレス製ビヤ樽

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07285529A true JPH07285529A (ja) 1995-10-31

Family

ID=14317426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6102067A Pending JPH07285529A (ja) 1994-04-14 1994-04-14 ステンレス製ビヤ樽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07285529A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6502722B1 (en) Synthetic resin tube container
MXPA03004955A (es) Recipiente de plastico para pintura.
US7740149B2 (en) Container sidewall strengthening apparatus and methods
EP0614817B1 (en) Metal container
JP2000095247A (ja) 容 器
JP2001135282A (ja) 密閉型電池
JPH10218213A (ja) 嵌合容器
JP2013542896A (ja) 頂部突出縁付き積み重ね可能な容器
JP2005517596A (ja) コンテナの蓋並びに蓋とボウルとの組合せ
JPH07285529A (ja) ステンレス製ビヤ樽
JPH03176368A (ja) 着脱自在の容器蓋
KR102442767B1 (ko) 복합재질 용기의 바닥구조
JPH11301676A (ja) 清涼飲料水用容器
JP2007176547A (ja) 缶蓋及び缶
KR200490926Y1 (ko) 용접봉 포장통
JPH086752Y2 (ja) 生ビール樽
JPH0789553A (ja) 生ビール樽
JPH07285530A (ja) ゴム製スタック部を着脱可能としたステンレス製ビヤ樽
JP2003136168A (ja) 缶 蓋
JPH07205981A (ja) 生ビール樽
JP4042859B2 (ja) 飲料用缶蓋および飲料用缶
JPH10250726A (ja) 清涼飲料水用容器
JP2024127784A (ja) 保持材
JP3363596B2 (ja) プロテクタ付ステンレス容器及びその製造方法
JP2003144289A (ja) ピッチャー