JPH07285335A - 自動車用サンバイザ - Google Patents

自動車用サンバイザ

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JPH07285335A
JPH07285335A JP7840394A JP7840394A JPH07285335A JP H07285335 A JPH07285335 A JP H07285335A JP 7840394 A JP7840394 A JP 7840394A JP 7840394 A JP7840394 A JP 7840394A JP H07285335 A JPH07285335 A JP H07285335A
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JP
Japan
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holder
sun visor
auxiliary knob
plunger
bearing portion
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JP7840394A
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Inventor
Kazuharu Ura
一春 浦
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回動用シャフトと補助ノブを嵌合するホルダ
とによりサンバイザ本体を2点支持する自動車用サンバ
イザにおいて、補助ノブをホルダに着脱操作する際の操
作性を高めるとともに、ホルダと天井との間のスキ発生
を防止することを目的とする。 【構成】 サンバイザ本体20のシャフト30の反対他
端に設けられる補助ノブ40を着脱可能、かつ回動可能
に支持するホルダ60の構成として、樹脂成形体からな
り、補助ノブ40を軸受する軸受部71を備えたホルダ
本体70と、軸受部71内に補助ノブ40を着脱する
際、進退動作するプランジャ80と、コイルバネ82、
弾性部84等、プランジャ付勢手段とからなる進退部材
を設け、進退部材の進退動作により、ホルダ本体70の
軸受部71に加わる外力を軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フロントウインドウ
上方に設置される自動車用サンバイザに関するもので、
特に、サンバイザに設けた補助補助ノブを車体側のホル
ダから着脱する際の円滑な操作を可能にした自動車用サ
ンバイザに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、フロントウインドウの上方には、
運転手側および補助席側にそれぞれ自動車用サンバイザ
が設置され、太陽光線や夜間対向車のヘッドライトを遮
蔽して、走行視界を有効に確保するようにしている。
【0003】例えば、図9を用いて、運転席側のサンバ
イザの構成ならびに作用について説明すると、図面にお
いて、サンバイザ1は、太陽光線等を遮蔽するサンバイ
ザ本体2の一方端に回動用シャフト3が回動自在に挿通
され、この回動用シャフト3は車体側のブラケット3a
に回動自在に挿通されている。
【0004】一方、サンバイザ本体2の他方端には補助
ノブ4が設置され、この補助ノブ4を車体側に固定され
ているホルダ5内に着脱可能に装着されるようになって
いる。
【0005】したがって、サンバイザ本体2は、回動用
シャフト3ならびに補助ノブ4を嵌着するホルダ5によ
り、2点支持されており、天井面に格納した状態からフ
ロントウインドウと平行に前方からの太陽光線を遮蔽す
る際は、ホルダ5内に補助ノブ4を嵌合した状態で、シ
ャフト3回りにサンバイザ本体2を下方向に回動操作す
る一方、サイドウインドウからの太陽光線等を遮蔽する
には、ホルダ5から補助ノブ4を外し、回動用シャフト
3をブラケット3a回りに回動操作して、サイドウイン
ドウ側にサンバイザ本体2を位置決めして、側方からの
太陽光線等を遮蔽するようにしている。
【0006】次いで、図10において、サンバイザ本体
2に設けた補助ノブ4とホルダ5との関係について示す
と、ホルダ5はポリアセタール樹脂等の射出成形体等か
ら構成されており、補助ノブ4を軸受する軸受部5a
と、天井6側にビス止め固定する取付孔5bが開設さ
れ、補助ノブ4は、サンバイザ本体2の形状を保形する
ワイヤフレーム2aに対して、半円筒状の半割り体4
a,4bが超音波溶着等により接合固定されており、ホ
ルダ5の軸受部5aの開口寸法aは、補助ノブ4の径b
より若干小さめに設定されているため、ホルダ5の樹脂
弾性を利用して、補助ノブ4をホルダ5の軸受部5a内
に着脱可能に嵌合するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のサ
ンバイザ1においては、天井6側に設けたホルダ5の軸
受部5a内にサンバイザ本体2の補助ノブ4を着脱可能
に嵌着する構成であるが、補助ノブ4の着脱操作時、並
びにサンバイザ1の重量により、ホルダ5の軸受部5a
に下向きの外力が加わり、開口寸法aが大きくなり、サ
ンバイザ本体2を格納状態とフロントウインドウ側の使
用状態との間で、上下方向に回動操作する際、補助ノブ
4がホルダ5の軸受部5aから不用意に外れ、円滑な操
作性が期待できないという不具合が指摘されている。
【0008】さらに、ホルダ5の開口寸法aは補助ノブ
4の径寸法bより小さく設定されているため、補助ノブ
4の着脱操作の度毎に、ホルダ5の軸受部5aに下向き
の外力が加わり、天井6とホルダ5との間にスキ(図1
0中Aで示す部位)が発生しやすく、このスキは、サン
バイザ本体2をフロントウインドウならびにサイドウイ
ンドウ等に位置決めする際、顕著に目立つため、室内美
観を低下させるという不具合も指摘されている。
【0009】また、補助ノブ4の組付け時、半割り体4
a,4b同士を超音波溶着により接合するが、その際、
補助ノブ4の外周面にバリ4cが形成され、このバリ4
cにより、補助ノブ4の径が若干大きくなり、補助ノブ
4の操作性を悪化させる要因となっている。
【0010】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、サンバイザ本体を回動用シャフトと補助ノ
ブを嵌合するホルダとにより2点支持した自動車用サン
バイザにおいて、車体側のホルダに補助ノブを着脱操作
する際の操作性に優れ、しかも、ホルダと天井との間に
スキが生じるのを抑え、室内美観の低下を防止できる自
動車用サンバイザを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、サンバイザ本体の一方端部を回動用シャ
フトにより回動可能に支承するとともに、サンバイザ本
体の他方端部に設けた補助ノブを、車体側のホルダに着
脱可能に軸受し、回動用シャフトとホルダとにより支持
した自動車用サンバイザにおいて、前記ホルダは、補助
ノブを着脱可能に軸受する軸受部を備えた樹脂成形体か
らなるホルダ本体と、ホルダ本体の軸受部内にその先端
が臨む進退部材とから構成され、ホルダ内に補助ノブを
着脱する際、上記進退部材が軸受部内に進退動作するよ
うにしたことを特徴とする。
【0012】進退部材としては、プランジャと、このプ
ランジャを付勢する付勢手段とからなることを特徴とす
る。
【0013】さらに、付勢手段として、コイルバネ、ゴ
ム、樹脂発泡体等の使用も可能である。
【0014】また、プランジャと付勢手段とを弾性を有
するポリプロピレン樹脂等で一体成形することも可能で
ある。
【0015】加えて、ホルダ本体と進退部材とを樹脂の
弾性を利用して、一体化することもできる。
【0016】
【作用】以上の構成から明らかなように、補助ノブをホ
ルダ内に着脱する際、ホルダの軸受部内にその先端が臨
む進退部材を進退動作させて行なうため、ホルダ本体の
軸受部に下向きの外力が加わることがなく、軸受部開口
寸法を常時一定に保つことができ、サンバイザの回動操
作時、補助ノブがホルダから不用意に脱落することがな
い。
【0017】さらに、補助ノブの径にバラツキが生じた
場合でも、補助ノブのホルダへの着脱操作は、進退部材
の進退動作によるため、脱着力に大きな変化はない。
【0018】加えて、補助ノブをホルダ本体の軸受部内
への着脱操作する際、進退部材の進退動作によるため、
軸受部に下方向の外力が加わることは極力抑えられるた
め、ホルダと天井との間にスキが発生することがない。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る自動車用サンバイザの各
実施例ついて、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0020】図1ないし図4は本発明に係る自動車用サ
ンバイザの第1実施例を示し、図1は自動車用サンバイ
ザの全体構成を示す一部切欠斜視図、図2はホルダの構
成を示す全体斜視図、図3はホルダの構成を示す断面
図、図4はホルダに補助ノブを着脱する状態を示す断面
図である。
【0021】また、図5,図6は本発明に係る自動車用
サンバイザの第2実施例を示すもので、図5はホルダの
構成を示す斜視図、図6はホルダと補助ノブとの関係を
示す断面図である。
【0022】同様に、図7,図8は本発明に係る自動車
用サンバイザの第3実施例を示すもので、図7はホルダ
の構成を示す斜視図、図8はホルダと補助ノブとの関係
を示す断面図である。
【0023】まず、図1ないし図4に基づいて、本発明
に係る自動車用サンバイザの第1実施例について説明す
る。
【0024】図1において、本発明に係る自動車用サン
バイザ10は、所望の遮光面積を有するサンバイザ本体
20と、サンバイザ本体20の一方端に設けられ、サン
バイザ本体20を回動可能に支承する略L字状の回動用
シャフト30と、サンバイザ本体20の他方端部に設置
される補助ノブ40とから構成されており、回動用シャ
フト30は、ブラケット31を介して天井50に取付け
られているとともに、補助ノブ40を着脱自在に嵌着す
る樹脂成形体からなるホルダ60が天井50に固定され
ている。
【0025】さらに詳しくは、上記サンバイザ本体20
は、ループ状に曲成されたワイヤフレーム21と、段ボ
ール22とで芯部を構成するとともに、ワイヤフレーム
21と段ボール22の両側面をポリウレタンフォーム等
からなるパッド材23でサンドイッチ状に挟み込んだの
ち、PVCシート,クロス等の表皮材24により外表面
を被包して構成されており、回動用シャフト30を軸受
する軸受ホルダ25がワイヤフレーム21に固定されて
おり、サンバイザ本体20は、回動用シャフト30の軸
回りに回動可能であり、かつ、ブラケット31を基に回
動用シャフト30は、軸回りに回動可能であり、サンバ
イザ本体20は、上下ならびに左右方向に回動可能な構
成となっている。
【0026】次に、サンバイザ本体20に設置された補
助ノブ40を着脱可能、かつ回動可能に軸受するホルダ
60の構成について、図2,図3を基に説明する。
【0027】ホルダ60は、合成樹脂の射出成形体から
なるホルダ本体70と、ホルダ60への補助ノブ40の
着脱時、有効に機能する進退部材(本実施例の場合、プ
ランジャ80,コイルバネ82等の弾性部材から構成さ
れる)とから大略構成されている。
【0028】さらに詳しくは、ホルダ本体70は、補助
ノブ40を軸受する軸受部71を備えるとともに、天井
50にビス止め固定するための取付孔72が形成されて
いるとともに、プランジャ80等を収容する空間部73
が形成され、空間部73の下側は軸受部71内にプラン
ジャ80を臨ませる開口74が開設されている。
【0029】そして、進退部材としてのプランジャ80
とホルダ本体70に取付けられる支持プレート81との
間にコイルバネ82が介挿される。
【0030】すなわち、ホルダ本体70の空間部73内
にプランジャ80の矢尻状の先端部分80aが軸受部7
1内に臨むように挿入したのち、コイルバネ82をセッ
トして、その上から支持プレート81をビス83により
ホルダ本体70に取付けることにより、プランジャ80
が常時下方向にバネ付勢されている。
【0031】このときの、ホルダ本体70の軸受部71
および補助ノブ40の寸法関係は、図3に示すように、
軸受部71の開口71aの開口寸法aは補助ノブ40の
径bとほぼ等しいか、若干大きめに設定してあり、プラ
ンジャ80の先端80aと軸受部71の先端71bとの
寸法cは、補助ノブ40の径bより小さく設定されてい
る。
【0032】したがって、本発明のホルダ60の作用に
ついては、図4に示すように、サンバイザ本体20の補
助ノブ40をホルダ60に着脱する際、プランジャ80
は図中矢印で示すように、コイルバネ82のバネ力に抗
して上方向に押圧され、補助ノブ40をホルダ本体70
の軸受部71内に簡単に装着でき、かつ逆に取外しも円
滑に行なうことができる。
【0033】このように、本実施例では、コイルバネ8
2によりプランジャ80をホルダ本体70の軸受部71
内に侵入するようにバネ付勢されており、補助ノブ40
の着脱時、プランジャ80を進退動作させることによ
り、簡単に着脱操作が行なえるとともに、ホルダ本体7
0が変形したり、かつ天井50とホルダ本体70との間
にスキが発生するような従来不具合は有効に解決され
る。
【0034】なお、図3中51はルーフパネル、52は
ルーフトリム、53はホルダ本体70をルーフトリム5
2、ルーフパネル51に固定するためのビスを示す。
【0035】なお、本発明の第1実施例では、プランジ
ャ80の付勢手段としてコイルバネ82を使用したが、
合成ゴム,天然ゴムあるいはポリウレタンフォーム,発
泡ポリオレフィン樹脂等に代替してもよい。
【0036】次いで、図5,図6に基づいて、本発明の
第2実施例について説明するが、第1実施例と重複する
部分の説明は省略する。
【0037】この第2実施例においては、プランジャ8
0と付勢手段としての弾性部84とをポリプロピレン樹
脂で一体成形した進退部材が使用されている。
【0038】すなわち、ホルダ本体70の空間部73内
に、弾性部84を上側、プランジャ80を下側に向けて
収容して、ホルダ本体70をルーフ側に固定すれば、図
6に示すように、プランジャ80が弾性部84により下
側に付勢されることになり、補助ノブ40のホルダ60
への着脱時、弾性部84が収縮して、プランジャ80が
ホルダ本体70の軸受部71から空間部73内に逃げる
ことにより、補助ノブ40の脱着操作を簡単に行なえ、
ホルダ本体70の変形や、ルーフトリム52とホルダ本
体70との間にスキが発生することがない。
【0039】加えて、第2実施例においては、プランジ
ャ80と弾性部84とをポリプロピレン樹脂により一体
成形するため、第1実施例のように、進退部材の組付け
工数が大幅に削減でき、部品点数の削減、組付け工数の
低減等から、第1実施例のものに比べ、廉価に実施でき
る利点がある。
【0040】また、第1実施例,第2実施例に共通して
いる利点として、ホルダ本体70をポリプロピレン樹脂
のように、廉価な汎用樹脂で成形できることが挙げられ
る。
【0041】すなわち、従来では、耐熱変形等を考慮し
て、ポリアセタール樹脂のように、高価な耐熱樹脂の使
用を余儀なくされていたが、本発明のように、進退部材
をホルダ本体70に設置することにより、ホルダ本体7
0に補助ノブ40着脱時の外力が加わらないため、廉価
な汎用樹脂の使用が可能となり、このこともコストダウ
ンを招来する要因となる。
【0042】次に、本発明の第3実施例について、図
7,図8を基に説明する。
【0043】この第3実施例は、ホルダ本体70として
廉価なポリプロピレン樹脂を使用することを前提として
おり、ホルダ本体70と進退部材とを一体成形すること
により、さらに製作コストの低減、管理工数の削減を図
ったものである。
【0044】すなわち、図7に示すように、ホルダ本体
70の空間部73の縁部に薄肉ヒンジ部75を介して、
弾性片76を一体成形し、この弾性片76を薄肉ヒンジ
部75を基に空間部73内に収容できる構成とした。
【0045】そして、第3実施例におけるホルダ60を
天井50側に取付けて、補助ノブ40との相関関係を図
8に基づいて説明すると、サンバイザ本体20の補助ノ
ブ40をホルダ本体70の軸受部71内に着脱する際、
弾性片76の先端76aが矢印方向に、また、弾性片7
6の先端76bが図中左方向に可動して、補助ノブ40
の着脱スペースを有効に確保でき、補助ノブ40の着脱
操作性を良好なものとし、第1実施例,第2実施例同様
の作用効果が期待できる。
【0046】そして、第3実施例においては、プランジ
ャ80や付勢手段としてのコイルバネ82、弾性部84
を利用する代わりに、樹脂の弾性を利用した弾性片76
を設置することにより、ポリプロピレン樹脂の一体成形
が可能となり、かつ薄肉ヒンジ部75を設定すれば、型
抜き上も問題なく製作できる。
【0047】したがって、第3実施例では、第1実施
例,第2実施例と同様の作用効果が得られるとともに、
ホルダ本体70に進退部材を一体成形できるため、さら
なるコストダウンが見込めるという利点がある。
【0048】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別の作用効果を有する。
【0049】(1)サンバイザ本体の補助ノブを着脱す
るホルダの構成として、ホルダ本体と、補助ノブの着脱
時、進退動作して、補助ノブの着脱を容易にさせる進退
部材とから構成することにより、補助ノブの着脱操作
時、ホルダ本体に下向きの過度な外力が加わることがな
く、ホルダ本体の軸受部付近の変形が可及的に防止で
き、ホルダから補助ノブが不用意に脱落するという従来
不具合が有効に解決でき、補助ノブのホルダへの着脱操
作性を著しく向上させることができるという効果を有す
る。
【0050】(2)サンバイザ本体の補助ノブの径がバ
ラついた場合でも、補助ノブのホルダへの着脱は進退部
材の進退動作により行なうため、ほぼ均一な補助ノブの
脱着力が期待でき、このことも操作性を向上させる要因
となる。
【0051】(3)ホルダの構成として、軸受部を有す
るホルダ本体と、ホルダへの補助ノブの着脱時、機能す
る進退部材とから構成されているため、ホルダ本体の軸
受部に下方向に向く外力が加わることがなく、ホルダと
天井との間にスキが発生するのを可及的に防止でき、室
内美観の向上に貢献することができるという効果を有す
る。
【0052】(4)ホルダの構成として、軸受部を有す
るホルダ本体と、補助ノブのホルダへの着脱時、機能す
る進退部材とから構成することにより、ホルダ本体の材
質を、従来の高価なポリアセタール樹脂から、廉価なポ
リプロピレン樹脂等に代替することができ、ホルダ本体
の材料自由度を向上させるとともに、コストダウンを招
来することができるという効果を有する。
【0053】(5)請求項5記載の発明によれば、ホル
ダ本体と進退部材とをポリプロピレン樹脂により一体成
形するという構成であるため、部品点数の削減、組付け
工数の低減等から、さらに大幅なコストダウンを招来で
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用サンバイザの第1実施例
を示す一部切欠き斜視図。
【図2】図1に示す自動車用サンバイザにおけるホルダ
の構成を示す斜視図。
【図3】図2に示すホルダをルーフ側に固定した状態を
示す断面図。
【図4】図2に示すホルダに補助ノブを着脱する状態を
説明する断面図。
【図5】本発明に使用するホルダの第2実施例を示す斜
視図。
【図6】図5に示すホルダを天井側に取付けた状態を示
す断面図。
【図7】本発明に使用するホルダの第3実施例を示す斜
視図。
【図8】図7に示すホルダを天井側に取付けた状態を示
す断面図。
【図9】従来の自動車用サンバイザを示す全体図。
【図10】従来のホルダと補助ノブとの関係を示す断面
図。
【符号の説明】
10 自動車用サンバイザ 20 サンバイザ本体 30 回動用シャフト 40 補助ノブ 50 天井 60 ホルダ 70 ホルダ本体 71 軸受部 73 空間部 74 開口 75 薄肉ヒンジ部 76 弾性片 80 プランジャ 82 コイルバネ 84 弾性部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンバイザ本体(20)の一方端部を回
    動用シャフト(30)により回動可能に支承するととも
    に、サンバイザ本体(20)の他方端部に設けた補助ノ
    ブ(40)を、車体側のホルダ(60)に着脱可能に軸
    受し、回動用シャフト(30)とホルダ(60)とによ
    り支持した自動車用サンバイザにおいて、 前記ホルダ(60)は、補助ノブ(40)を着脱可能に
    軸受する軸受部(71)を備えた樹脂成形体からなるホ
    ルダ本体(70)と、ホルダ本体(70)の軸受部(7
    1)内にその先端が臨む進退部材とから構成され、ホル
    ダ(60)内に補助ノブ(40)を着脱する際、上記進
    退部材が軸受部(71)内に進退動作するようにしたこ
    とを特徴とする自動車用サンバイザ。
  2. 【請求項2】 進退部材は、ホルダ本体(70)の軸受
    部(71)内にその先端が臨むプランジャ(80)と、
    上記プランジャ(80)を常時ホルダ本体(70)の軸
    受部(71)内にその先端が突き出す方向に付勢する付
    勢手段(82,84)とから構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の自動車用サンバイザ。
  3. 【請求項3】 付勢手段は、ホルダ本体(70)に取付
    けられる支持プレート(81)とプランジャ(80)と
    の間に介挿されるコイルバネ(82)であることを特徴
    とする請求項2記載の自動車用サンバイザ。
  4. 【請求項4】 プランジャ(80)と付勢手段となる弾
    性部(84)とがポリプロピレン樹脂の一体成形品で構
    成されていることを特徴とする請求項2記載の自動車用
    サンバイザ。
  5. 【請求項5】 進退部材が、ホルダ本体(70)に薄肉
    ヒンジ部(75)を介して一体成形された弾性片(7
    6)により構成され、薄肉ヒンジ部(75)を基に弾性
    片(76)を開口(74)上部の空間部(73)内に収
    容し、補助ノブ(40)のホルダ(60)への着脱時、
    弾性片(76)が軸受部(71)内に進退動作すること
    を特徴とする請求項1記載の自動車用サンバイザ。
JP7840394A 1994-04-18 1994-04-18 自動車用サンバイザ Pending JPH07285335A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100437200B1 (ko) * 2002-01-04 2004-06-23 김보연 오피스장치를 포함하는 선바이저
KR100472652B1 (ko) * 2002-05-20 2005-03-08 현대자동차주식회사 자동차의 선 바이저
JP2019143974A (ja) * 2018-02-15 2019-08-29 原度器株式会社 巻尺用ホルダ

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JP2019143974A (ja) * 2018-02-15 2019-08-29 原度器株式会社 巻尺用ホルダ

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