JPH07284884A - 通電加熱フラットノズルの構造 - Google Patents
通電加熱フラットノズルの構造Info
- Publication number
- JPH07284884A JPH07284884A JP7758894A JP7758894A JPH07284884A JP H07284884 A JPH07284884 A JP H07284884A JP 7758894 A JP7758894 A JP 7758894A JP 7758894 A JP7758894 A JP 7758894A JP H07284884 A JPH07284884 A JP H07284884A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- electrode
- spring
- electric heating
- bus bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Continuous Casting (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 通電加熱フラットノズルの電極荷重を支える
構造を提供する。 【構成】 通電加熱フラットノズルを保持するノズルホ
ルダーに電極荷重を支持するバネを取付け、垂直電極の
上部で接続させた銅水平ブスバーをこのバネに接続して
ブスバーを上方向に押し付けることにより電極とノズル
との接続部に荷重を掛けない構造とする。 【効果】 電極、ケーブル等の荷重をノズルと電極との
接続部に掛けない構造を提供し、接続部で亀裂等の発生
が無く、安定した通電加熱が可能となる。
構造を提供する。 【構成】 通電加熱フラットノズルを保持するノズルホ
ルダーに電極荷重を支持するバネを取付け、垂直電極の
上部で接続させた銅水平ブスバーをこのバネに接続して
ブスバーを上方向に押し付けることにより電極とノズル
との接続部に荷重を掛けない構造とする。 【効果】 電極、ケーブル等の荷重をノズルと電極との
接続部に掛けない構造を提供し、接続部で亀裂等の発生
が無く、安定した通電加熱が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双ベルト式連続鋳造法
等に用いるフラットノズルの先端を通電加熱によって加
熱する通電加熱ノズルに関するものである。
等に用いるフラットノズルの先端を通電加熱によって加
熱する通電加熱ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】双ベルト式連続鋳造法等に用いるフラッ
トノズルの通電加熱については、例えば、特開平1−2
89544号公報に記載されている。この場合、電極と
ノズルとの接続はシリンダーによる押し付け構造を採用
している。
トノズルの通電加熱については、例えば、特開平1−2
89544号公報に記載されている。この場合、電極と
ノズルとの接続はシリンダーによる押し付け構造を採用
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の公開公
報に述べられている従来の通電加熱方法では、ノズル内
を溶鋼が通湯した場合に、ノズルの温度が上昇し、熱膨
張によって、ノズルが伸びるため、電極との接続部でズ
レが生じやすい。その結果、接続部が不安定となり、通
電時にスパーク等が発生してノズルを損傷させることに
なる。
報に述べられている従来の通電加熱方法では、ノズル内
を溶鋼が通湯した場合に、ノズルの温度が上昇し、熱膨
張によって、ノズルが伸びるため、電極との接続部でズ
レが生じやすい。その結果、接続部が不安定となり、通
電時にスパーク等が発生してノズルを損傷させることに
なる。
【0004】本発明は、電極とノズルとの接続部を安定
な構造とし、かつ、通電時に電極の自己発熱による熱膨
張によって、電極の重量や、電極上部に取り付けられて
いるケーブルの重量が接続部に掛からない通電加熱フラ
ットノズル構造を提供することを目的とする。
な構造とし、かつ、通電時に電極の自己発熱による熱膨
張によって、電極の重量や、電極上部に取り付けられて
いるケーブルの重量が接続部に掛からない通電加熱フラ
ットノズル構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、特に双
ベルト式連続鋳造法等に用いる通電加熱フラットノズル
において、ノズルと電極とを導電性セラミックボルトで
締結し、上端については電源ケーブルに接続された銅水
平ブスバーを介して電極に取り付けるとともに電極の荷
重を支持するバネを、下端に対しては絶縁板を介してノ
ズルを保持するノズルホルダーに取付けて、該バネによ
り銅水平ブスバーを上方向に押し付け、電極とノズルと
の接合部に荷重を掛けない構造としたことを特徴とする
通電加熱フラットノズルの構造である。
ベルト式連続鋳造法等に用いる通電加熱フラットノズル
において、ノズルと電極とを導電性セラミックボルトで
締結し、上端については電源ケーブルに接続された銅水
平ブスバーを介して電極に取り付けるとともに電極の荷
重を支持するバネを、下端に対しては絶縁板を介してノ
ズルを保持するノズルホルダーに取付けて、該バネによ
り銅水平ブスバーを上方向に押し付け、電極とノズルと
の接合部に荷重を掛けない構造としたことを特徴とする
通電加熱フラットノズルの構造である。
【0006】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明の通電加熱フラットノズルの概念図で
ある。黒鉛電極3はセラミックのSiCボルト4により
黒鉛ペーパー10を介してフラットノズル1の先端に締
結されている。
る。図1は本発明の通電加熱フラットノズルの概念図で
ある。黒鉛電極3はセラミックのSiCボルト4により
黒鉛ペーパー10を介してフラットノズル1の先端に締
結されている。
【0007】フラットノズル本体1は、ノズルホルダー
2に挿入されていて、これにより、ノズル開閉装置(図
示していない)に装着される。黒鉛電極3とケーブル9
との接続は、黒鉛電極3の上部に取り付けられた銅水平
ブスバー5を介して行われる。銅水平ブスバー5の両端
はノズルホルダー2に溶接されたバネ保持用プレート
6、Al2 O3 絶縁板7を介してバネ8で押し上げられ
ている。
2に挿入されていて、これにより、ノズル開閉装置(図
示していない)に装着される。黒鉛電極3とケーブル9
との接続は、黒鉛電極3の上部に取り付けられた銅水平
ブスバー5を介して行われる。銅水平ブスバー5の両端
はノズルホルダー2に溶接されたバネ保持用プレート
6、Al2 O3 絶縁板7を介してバネ8で押し上げられ
ている。
【0008】バネ8の反力は、通電時の電極膨張による
力及び電極に作用するケーブルの垂直荷重を支える程度
に50Kgに設定される。このバネ8の反力によって、ノ
ズル予熱時や通電時の黒鉛電極の膨張による力やケーブ
ル重量をノズルと電極との接合部に負荷することなく、
安定した通電が可能となる。また、ノズルと電極との接
続部はボルトで機械的に接続しているため、ノズルのズ
レ発生も無く安定している。
力及び電極に作用するケーブルの垂直荷重を支える程度
に50Kgに設定される。このバネ8の反力によって、ノ
ズル予熱時や通電時の黒鉛電極の膨張による力やケーブ
ル重量をノズルと電極との接合部に負荷することなく、
安定した通電が可能となる。また、ノズルと電極との接
続部はボルトで機械的に接続しているため、ノズルのズ
レ発生も無く安定している。
【0009】次に、図1に示す本発明のフラットノズル
を用いた双ベルト式連続鋳造法を、図2に従って説明す
る。すなわち、タンディシュ21の底部に設けられたタ
ンディシュノズル22にスライディングゲート23が接
続されている。タンディシュ21は取鍋(図示しない)
から溶鋼Mが供給される。本発明のフラットノズルがス
ライディングゲート23から短片移動ブロック25と長
片ベルト(図示しない)で構成される鋳型26内まで延
びている。
を用いた双ベルト式連続鋳造法を、図2に従って説明す
る。すなわち、タンディシュ21の底部に設けられたタ
ンディシュノズル22にスライディングゲート23が接
続されている。タンディシュ21は取鍋(図示しない)
から溶鋼Mが供給される。本発明のフラットノズルがス
ライディングゲート23から短片移動ブロック25と長
片ベルト(図示しない)で構成される鋳型26内まで延
びている。
【0010】上記のように構成された双ベルト式連続鋳
造機において、鋳造開始に先立ち、注入フラットノズル
1をガスバーナーにより予熱ボックス内(図示しない)
で1300℃に予熱する。予熱終了後、直ちに、電源2
4より2000Aの電流をフラットノズル1の先端に通
電して昇温する。
造機において、鋳造開始に先立ち、注入フラットノズル
1をガスバーナーにより予熱ボックス内(図示しない)
で1300℃に予熱する。予熱終了後、直ちに、電源2
4より2000Aの電流をフラットノズル1の先端に通
電して昇温する。
【0011】ノズル1の先端のメニスカスmの近傍が1
500℃に加熱されると、移動短片25及び長片ベルト
を回動させながら、タンディシュ21からスライディン
グゲート23及びノズル1を介して、溶鋼Mを鋳型26
内に供給する。
500℃に加熱されると、移動短片25及び長片ベルト
を回動させながら、タンディシュ21からスライディン
グゲート23及びノズル1を介して、溶鋼Mを鋳型26
内に供給する。
【0012】この実施例では、フラットノズル1と黒鉛
電極3とを0.4mmの黒鉛ペーパー10を介して8mm径
のSiCボルト4で締結した。バネの押し上げ力は50
Kgとなるように設定した。ノズル1に供給した加熱電流
は上述のように2000Aである。約2分後に電極3の
下方のメニスカスmの近傍が1500℃に到達した。
電極3とを0.4mmの黒鉛ペーパー10を介して8mm径
のSiCボルト4で締結した。バネの押し上げ力は50
Kgとなるように設定した。ノズル1に供給した加熱電流
は上述のように2000Aである。約2分後に電極3の
下方のメニスカスmの近傍が1500℃に到達した。
【0013】このような条件下で鋳造した結果、ノズル
の損傷も無く、ノズル1のメニスカスmの接する部分へ
の地金の付着も全く見られなかった。
の損傷も無く、ノズル1のメニスカスmの接する部分へ
の地金の付着も全く見られなかった。
【0014】
【発明の効果】本発明の構造を有する通電加熱フラット
ノズルを用いれば、ノズルの予熱時や鋳造中もノズルと
電極との接続部には過度の荷重が掛からず、構造的に安
定しており、安定した通電加熱が可能となる。
ノズルを用いれば、ノズルの予熱時や鋳造中もノズルと
電極との接続部には過度の荷重が掛からず、構造的に安
定しており、安定した通電加熱が可能となる。
【図1】本発明の双ベルト式通電加熱フラットノズルの
概念図である。
概念図である。
【図2】本発明の通電加熱ノズルを用いた双ベルト式連
続鋳造の概念図である。
続鋳造の概念図である。
1 フラットノズル 2 フラット
ノズルホルダー 3 黒鉛電極 4 SiCボ
ルト 5 銅水平ブスバー 6 バネ保持
用プレート 7 Al2 O3 絶縁板 8 バネ 9 ケーブル 10 黒鉛ペー
パー 21 タンディシュ 22 タンデ
ィシュノズル 23 スライディングゲート 24 電源 25 短片移動ブロック 26 鋳型 m メニスカス M 溶鋼
ノズルホルダー 3 黒鉛電極 4 SiCボ
ルト 5 銅水平ブスバー 6 バネ保持
用プレート 7 Al2 O3 絶縁板 8 バネ 9 ケーブル 10 黒鉛ペー
パー 21 タンディシュ 22 タンデ
ィシュノズル 23 スライディングゲート 24 電源 25 短片移動ブロック 26 鋳型 m メニスカス M 溶鋼
Claims (1)
- 【請求項1】 ノズルと電極とを導電性セラミックボル
トで締結し、上端については電源ケーブルに接続された
銅水平ブスバーを介して電極に取り付けるとともに電極
の荷重を支持するバネを、下端に対しては絶縁板を介し
てノズルを保持するノズルホルダーに取付けて、該バネ
により銅水平ブスバーを上方向に押し付け、電極とノズ
ルとの接合部に荷重を掛けない構造としたことを特徴と
する通電加熱フラットノズルの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7758894A JPH07284884A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 通電加熱フラットノズルの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7758894A JPH07284884A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 通電加熱フラットノズルの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07284884A true JPH07284884A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13638136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7758894A Withdrawn JPH07284884A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 通電加熱フラットノズルの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07284884A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114659820A (zh) * | 2022-05-24 | 2022-06-24 | 中国飞机强度研究所 | 空天飞机测试中加热装置的耐高温复合式电极系统 |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP7758894A patent/JPH07284884A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114659820A (zh) * | 2022-05-24 | 2022-06-24 | 中国飞机强度研究所 | 空天飞机测试中加热装置的耐高温复合式电极系统 |
CN114659820B (zh) * | 2022-05-24 | 2022-08-02 | 中国飞机强度研究所 | 空天飞机测试中加热装置的耐高温复合式电极系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010703 |